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JP6840957B2 - 画像類似度算出装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体 - Google Patents

画像類似度算出装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像類似度算出装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体に関する。
従来より、画像間の類似度の算出方法として、平均2乗誤差やS/Nなどの基礎的な方法が知られている。さらに、他の算出方法として、画像の正規化相互相関、同じ位置の画素値の2乗の合計であるSSD(Sum of Squared Difference)および同じ位置の画素値の差の絶対値の合計であるSAD(Sum of Absolute Difference)等も知られている(例えば、特許文献1)。これらの方法は、各画像間の対応する位置の画素値を比較することで画像間の類似度を算出している。
また、画像の色情報をヒストグラム化して、ヒストグラム化された画像データ同士を比較し、類似度を算出する方法がある(例えば、非特許文献1)。この方法では、各色が画像中に何ピクセルあるかを数え、画像の色の割合が似ているほど類似度が高く算出される。
しかしながら、特許文献1の算出方法による類似度と、人の直観による類似度との整合性が十分でないという問題があった。すなわち、平均2乗誤差やS/Nは、2枚の画像における対応する位置の画素値の比較に基づいて、同じ絵柄についての表現の違いを測る尺度である。このため絵柄が異なる画像の比較には適さず、特許文献1の算出方法による類似度と、人の直観による類似度との整合性が十分でないという問題があった。
画像の情報を便宜的に絵柄と表現に分けた場合において、絵柄とは、何がどこにどれくらいの大きさで写っているかを意味するものとする。そして、表現とは、絵柄を普通にレタッチして得られるバリエーションを意味するものとする。
さらに、非特許文献1の類似度の算出方法も、絵柄の影響を完全に回避することはできない。ヒストグラムが画素値の分布を一律に簡略化しているためである。例えば、一方の画像の絵柄の割合が大きい場合は、絵柄の画素値が密となるので、算出される類似度に対して絵柄の影響は大きくなる。すなわち、従来の色ヒストグラムによる類似度の算出方法は、絵柄の影響があるので、算出される類似度と、人の直観による類似度との整合性が十分でないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、画像の絵柄の影響を受けにくく、人の直観による類似度と整合する類似度の算出方式を提供することを目的とする。
本発明に係る画像類似度算出装置は、上記目的を達成するため、入力画像と複数の参照画像に基づいて、画像間の類似度を算出する類似度算出手段を含む画像処理装置であって、前記複数の参照画像を蓄積する参照画像蓄積手段と、前記類似度算出手段は、前記入力画像と前記複数の参照画像の色彩に関する特徴量に基づいて、複数のレタッチ画像を生成するレタッチ画像生成部と、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像に基づいて、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像との間の類似度をそれぞれ算出する色彩比較部と、前記参照画像蓄積手段から、前記類似度に基づいて所定の参照画像を選択する制御部と、前記制御部により選択された前記所定の参照画像を前記入力画像に色彩転写することで得られたレタッチ画像を出力する画像出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像の絵柄の影響を受けにくく、人の直観による類似度と整合する類似度の算出方式を提供することができる。
第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置による色彩転写を説明する図である。 第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態に係る記録媒体を適用した計算機の構成例を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置による類似度算出を説明する図である。 第2の実施の形態に係る画像類似度算出装置による類似度算出を説明する図である。 第2の実施の形態に係る画像類似度算出装置による類似度算出を説明する図である。 第2の実施の形態に係る画像類似度算出装置の動作を説明するフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像修整装置の構成を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る画像修整装置の動作を説明するフローチャートである。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像類似度算出装置、画像処理装置、画像類似度算出方法、およびプログラムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10の構成例を示す図である。画像類似度算出装置10は、制御部1と画像取得部2と類似度算出部3と類似度出力部4とを備えている。
制御部1は、CPU、RAM、ROMを備え各種の演算、制御を行う。画像取得部2は、少なくとも第1の画像と第2の画像を含む複数の画像の各画像データを取得する。そして、処理対象となる画像を類似度算出部3に入力する。画像取得部2による画像データの取得は、画像撮影装置から直接取得する形態にしてもよいし、撮影済みのデータを通信機能によって取得する形態にしてもよい。
以下、画像取得部2が取得した画像のうち入力側の画像を画像Iとし、参照側の画像を画像Iとする。画像Iと画像Iとの絵柄は互いに異なっていても同一であってもよい。画像Iと画像Iの大きさが異なる場合には大きさを揃えるようにしてもよい。
類似度算出部3は、画像取得部2が取得した複数の画像のうち少なくとも第1の画像として画像Iと、第2の画像として画像Iに基づいて2つの画像間の類似度を算出する。類似度算出部3は、色彩転写部31と色彩比較部32とを有している。
本実施の形態における類似度の算出は、後述する色彩転写で得られるレタッチ画像Iを画像Iと色彩比較することで行われる。色彩転写部31は、本発明に係るレタッチ画像生成部を構成する。
色彩転写部31は、画像Iと画像Iの画像データの色彩に関する特徴量をそれぞれ算出する。ここでいう特徴量とは、画素値に関する平均値や分散等の統計量を指す。また、画素値は、各ピクセルにおける輝度や色空間におけるRGB値等を指す。色彩転写部31は、算出した画像Iと画像Iの特徴量に基づいて画像の画素値を変換する色彩転写を行うことでレタッチ画像Iを生成する。
以下では、本実施の形態で用いる色彩転写の処理について図2を用いてより詳しく説明する。色彩転写は、入力側の画像Iに参照側の画像Iの色彩情報を転写する処理であり、図2に示すように色彩転写部31が画像Iに画像Iの色彩情報を転写し、レタッチ画像Iを得る。
ここでいう画像Iは色彩転写によって加工される元画像であり転写先に相当する。画像Iは、色彩転写で参照される側の画像であり転写元に相当する。レタッチ画像Iは、画像Iを用いて画像Iを色彩転写することで得られる画像である。色彩情報は、色相、彩度だけでなく明暗も含み、表現形態としては、RGB、CMYK、YCrCb、HSV、Lab、Lαβをはじめ多様性がある。
画像間の類似度を算出するにあたり、色彩転写を用いる理由について説明する。
いま、絵柄の異なる二つの画像である画像Iと画像Iがあるとして、両者の類似度を算出することを考える。両者に同位置の画素値を比較する通常の色彩比較をしても絵柄が異なるので人間の直観による類似の度合いとは合わない指標になることが問題となる。
図2に示すように、画像Iと画像Iとでは絵柄が異なっている。しかし、画像Iを画像Iに色彩転写を行なえば、レタッチ画像Iと画像Iとは絵柄が揃う。
このようにして得られたレタッチ画像Iと画像Iの両者に同位置の画素値を比較する色彩比較をすることで、絵柄の影響を受けず、より人の直観に合う画像間の類似度算出が可能となる。
色彩転写の具体的な処理について、以下では、Lab色空間での色彩転写の処理を例に説明する。
色彩転写部31は、画像I全体のLab値の平均であるE(L)、E(a)、E(b)と分散であるV(L)、V(a)、V(b)を算出する。同様に、色彩転写部31は、画像I全体のLab値の平均であるE(L)、E(a)、E(b)と分散であるV(L)、V(a)、V(b)を算出する。
色彩転写部31は、レタッチ画像Iと画像Iの色分布の統計量である特徴量を近づける処理を行う。
具体的には、色彩転写部31は、上記算出された画像Iと画像IのLab値の平均と分散を用いて、以下の式(1)〜(3)に従いレタッチ画像IのLab値であるL'、a'、b'を各画素毎に算出し、色彩転写されたレタッチ画像Iの画素値を得る。
'=(L−E(L))×V(L)/V(L)+E(L) (1)
'=(a−E(a))×V(a)/V(a)+E(a) (2)
'=(b−E(b))×V(b)/V(b)+E(b) (3)
上記例では、各画像の色分布を近づけるため色分布の統計量として平均と分散を用いた処理を行ったが、平均と標準偏差を用いて同様の処理を行ってもよい。また、各画像の累積ヒストグラムを近づける処理を行ってもよい。また、色空間としてLab色空間を例に説明を行ったが、RGB、LMS、IPT等の他の色空間を用いて同様の処理を行うようにしてもよい。
色彩比較部32は、色彩転写部31で生成されたレタッチ画像Iの画像データと画像Iの画像データとの間で画素値を用いて色彩比較して画像間の類似度を算出する。より、具体的には、画像Iとレタッチ画像Iの対応する同じ位置の画素値の組を取り出し、それらに演算を施し、画像全体で累積するような処理を行なう。
各画像の画素数を(M,N)とし、座標(l,m)における画像Iの画素値をI(l,m)とし、レタッチ画像Iの画素値をI(l,m)とする。画素値に関しては、モノクロ濃淡画像の場合は一つのスカラー量であり、カラー画像の場合はベクトル量である。記号の中黒"・"はベクトルの内積(スカラー量の場合は通常の積)を表わす。
画像の正規化相互相関(相互相関係数)Rは次の式(4)で与えられ、得られた正規化相互相関Rが画像間の類似度を表す。正規化相互相関Rが1に近い値を取る程、画像間の類似度は高くなる。
色彩比較部32における画像間の類似度算出は、上記の正規化相互相関R以外の指標の算出を行ってもよい。また、画像Iと画像Iの対応する位置座標における輝度値等の画素値の差の2乗の合計である式(5)で表されるSSDや、輝度値等の画素値の差の絶対値の合計である式(6)で表されるSADを用いてもよい。あるいはそれらを画素数等で正規化した指標を類似度としてもよい。但し、これらの場合は算出された値が小さいほど類似性が高くなる。
色彩比較部32は、画像Iと画像Iの対応する画素位置の画素値を比較することに基づくものであれば、他の定義式を用いて画像間の類似度を算出するようにしてもよい。たとえば、色信号ごとにモノクロとみなし正規化相互相関{Rr,Rg,Rb}を個別に求めておいて、最後に合成するといった方法も可能である。
色彩比較部32は、全ての色彩情報を均等に扱うのではなく用途に応じて重み付けをするようにしてもよい。例えば、RGBで与えられた画像信号をLabの形式に変換し、これらの明度方向の差異を基に算出したΔLと色度平面での差異を基に算出したΔabとを重み付けをかえて合成することを考える。ΔL、Δabの算出には、前述した方法(R,SSD,SAD)等を用いる。
ΔLは明度成分の違いに相当し、たとえば撮影時の露出の違いが大きいとΔLは大きくなる。また、Δabは色味(色相と彩度)の違いに相当し、たとえば色カブリが大きいとΔabは大きくなる。これらを用いて合成した類似度指標をRwは、たとえば次式(7)で定義できる。ここで、wは[0.0〜1.0]の値をとるスカラー量であって線形結合の重みパラメータある。
式(7)において、重みwを調整することによって、露出の違いを重視するのか、色味の違いを重視するのかを用途に応じて適切に定めることが可能となる。すなわち、重みwを1に近づける程、色味の違いが重視され、重みwを0に近づける程、露出の違いが重視される。
本実施の形態における画像類似度算出装置10の処理の変形例として、画像取得部2で取得した画像の画像データ量を削減するサムネール化を行い、サムネール化された画像を用いて色彩転写、色彩比較の処理を行うようにしてもよい。本処理は、サムネール化の処理以外は、上述の処理と同じである。
このような、画像のデータ量を削減するサムネール化を類似度算出の前に予め行う理由は以下の通りである。画像取得部2に非常に大きなサイズの画像データが入力された場合に、計算量が膨大になるという問題が生じうる。この問題を回避するために、画像取得部2における工夫として、画像データ量を縮小し、サムネール化することで類似度算出における計算処理負荷を減らす。
具体的には、画像の一辺が128画素程度であれば、画素数としては十分であり元の画像の色彩の情報を大きく失うことはない。したがって、短辺を128画素くらいまで小さくすれば、全体として画素数を抑えることができ、色彩転写と色彩比較の処理量を抑制することができる。なお、128画素とは説明のために特定した数であり、全体の計算負荷を考慮したうえで他の値としてもよい。
類似度出力部4は、色彩比較部32が算出した画像間の類似度を値として保持し、必要な時に出力して他のシステム等に提供する。
本実施の形態における画像類似度算出装置は計算機上のソフトウェアとして実現することもできる。
図4は本実施の形態の画像類似度を算出可能なプログラムを適用した計算機49の構成例を示す図である。CD−ROMなどの記録媒体47に記録されたプログラムは、ドライブ46を通じて補助記憶装置44に読み込まれる。計算機49には入力I/Fを介し画像等のデータが入力され、出力I/Fを介してデータが出力される。
計算機49の動作を制御するCPU42が、補助記憶装置44や記憶装置43との間で情報をやり取りしながら、あるいはコントローラ48によりネットワークを介して他の計算機と連携しながら、プログラムの各ステップを実行する。このような構成のもとに、本発明をソフトウェアとして実現することが可能である。
次に図3を用いて画像類似度算出装置10による類似度算出の流れについて説明する。
図3は、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10による画像間の類似度算出の流れを示すフローチャートである。
画像取得部2は外部より複数の画像の各画像データを取得する(ステップS101)。色彩転写部31は、画像取得部2で取得した画像から第1の画像として画像Iと第2の画像として画像Iとを選択し、2つの画像について色彩に関する特徴量を算出する。次いで、色彩転写部31は、入力側の画像Iと参照側の画像Iの特徴量を用いて画像Iの画素値を変換する色彩転写を行うことでレタッチ画像Iを生成する(ステップS102)。
色彩比較部32は、色彩転写部31が生成したレタッチ画像Iと画像Iの画像データとの間で画素値を用いて色彩比較して画像間の類似度を算出する(ステップS103)。類似度出力部4は、色彩比較部32が算出した画像間の類似度を保持し、必要な時に出力して他のシステム等に提供する(ステップS104)。
色彩転写および色彩比較を行う前に画像取得部2で取得した画像データのサムネール化を行う場合のフロー図は図5に示す通りである。
画像取得部2は、外部より複数の画像の各画像データを取得し(ステップS111)取得した画像の画像データ量を削減するサムネール化の処理を行う(ステップS112)。ステップS113以降の処理は図3に示すステップS102以降の処理と同じである。
以上のように本実施の形態に係る画像類似度算出装置10は、複数の画像を取得する画像取得部2と、複数の画像のうちの画像Iと画像Iに基づいて2つの画像間の類似度を算出する類似度算出部3と、制御部1と、類似度を出力する類似度出力部4と、を備えている。
類似度算出部3は、色彩転写部31と色彩比較部32とを有する。色彩転写部31は、2つの画像のうち一方を画像I、他方を画像Iとして選択する。そして、2つの画像について色彩に関する特徴量である平均と分散をそれぞれ算出する。この平均と分散とを用いて画像Iの画素値を変換することにより、レタッチ画像Iを生成する。色彩比較部32は、レタッチ画像Iと画像Iとの間で画素値を用いて色彩比較して2つの画像間の類似度を算出する。
この構成により、画像間の絵柄を揃えたうえで類似度を算出することができる。
したがって、画像間の類似度の算出における絵柄依存性を減らし、算出される類似度と人間の直観による類似の度合いとを近づけ、整合性を高めることができる。
また、類似度算出部3は、類似度を算出するにあたり、色彩比較部32が、レタッチ画像Iの画像の色彩情報を基に算出した類似度を重み付けして合成して合成類似度を算出するようにしてもよい。さらに、レタッチ画像Iの画像と画像I等との彩情報の差異を基に類似度を算出してもよい。色彩情報の差異とは、例えば、Lab空間における明度方向のΔL、色度方向の差異Δab等である。
この構成により、類似度を明度、色相、彩度等で定まる画像の性質に応じて調整することができる。
また、画像取得部2は、取得した画像のデータ量を削減し、類似度算出部3は、データ量が削減された画像の画像データを用いて類似度を算出するようにしてもよい。
この構成により、画像間の類似度算出の処理負荷を減らすことができる。
(第2の実施の形態)
次に、図6〜図9を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態とは、画像間の類似度の算出にあたり色彩転写を行う対象とする画像、色彩転写及び色彩比較を行う回数等が異なるが、他の構成は基本的に同様である。したがって、同一の構成要素については、図1〜図5に示した第1の実施形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
本実施の形態に係る画像類似度算出装置10の構成は第1の実施の形態におけるものと同等であり、図1に示すように画像取得部2と類似度算出部3と類似度出力部4と制御部1とを備えている。
図6、図7、図8を用いて本実施の形態と第1の実施の形態における類似度算出の方式の相違を説明する。
図6は第1の実施の形態における類似度算出の方式を示している。この方式では、色彩転写部31が入力側の画像Iに参照側の画像Iを色彩転写して絵柄をあわせたレタッチ画像Iを生成した後に、色彩比較部32が画像Iとレタッチ画像Iとを色彩比較し類似度を算出している。
図7は本実施の形態における類似度算出の方式を示している。この方式では、まず、第1の実施の形態と同様に、色彩転写部31が入力側の画像Iに参照側の画像Iを色彩転写して絵柄をあわせた第1のレタッチ画像Iを生成する。次いで、色彩比較部32が画像Iと第1のレタッチ画像Iとを色彩比較し類似度を算出する。このようにして得られた類似度を類似度R1とする。
次いで、色彩転写部31は、入力する画像と参照する画像とを逆にして入力画像としての画像Iに参照画像としての画像Iを色彩転写して絵柄をあわせた第2のレタッチ画像Iを得る。次いで、色彩比較部32が第2のレタッチ画像Iと入力画像としての画像Iとを色彩比較し類似度を算出する。このようにして得られた類似度を類似度R2とする。ここで行う色彩転写の方法は第1の実施の形態と同様であり、先述した式(1)〜(3)に従って行う。また、ここで行う色彩比較の方法は第1の実施の形態と同様であり、先述した式(4)または、式(5)、式(6)に従って行う。
色彩比較部32は得られた類似度R1と類似度R2とを合成して画像Iと画像Iとの最終的な類似度である合成類似度を算出する。ここでいう合成とは、例えば、類似度R1と類似度R2との平均をとるようにしてもよいし、他の方法によるものであってもよい。
ここで、図7に示すような逆方向の色彩転写を行い、類似度を合成するようにした理由について説明を行う。
一般に、「画像Iと第1のレタッチ画像Iの比較」により算出される画像間の類似度と、その逆「画像Iと第2のレタッチ画像Iの比較」により算出される画像間の類似度では結果が同一とならない。
したがって、比較する2つの画像のうちいずれを入力側、参照側とし、色彩転写するかにより、2つの画像間の類似度が異なってしまい、色彩転写の順序依存性が残るという問題がある。
図7を例にとると、第1のレタッチ画像Iに比べて、第2のレタッチ画像Iは空の面積が圧倒的に大きいため、最終的な算出結果に空の色の違いの影響が大きく寄与する。
このような問題を解消するため、本実施の形態では、他方の画像から一方の画像への色彩転写もあわせて行い、色彩比較し、類似度を合成して合成類似度を得ている。これにより色彩転写の順序の相違による色彩比較の際の絵柄依存性は緩和されるので、色彩転写の順序依存性の色彩比較に対する影響を排除することができる。
次いで、図7に示した色彩転写を相互に画像と画像とで相互に行う例のバリエーションとして、さらに第3の画像Iを用いる例について図8を用いて説明する。
この類似度算出の方式では、まず、色彩転写部31が入力側の第3の画像Iに参照側の画像Iを色彩転写にて絵柄をあわせた第3のレタッチ画像Iを得る。
次いで、色彩転写部31は、色彩転写部31が第3の画像Iに画像Iを色彩転写にて絵柄をあわせた第4のレタッチ画像Iを得る。ここで行う色彩転写の方法は第1の実施の形態と同様であり、先述した式(1)〜(3)に従って行う。また、ここで行う色彩比較の方法は第1の実施の形態と同様であり、先述した式(4)または、式(5)、式(6)に従って行う。
色彩比較部32は色彩比較部32が第3のレタッチ画像Iと第4のレタッチ画像Iを色彩比較し類似度を算出する。
ここで、図8に示すような第3の画像Iを導入して色彩転写を行い、類似度を合成するようにした理由について説明を行う。
例えば、図8では、第3の画像Iとして背景(地面)の面積が大きいものを用いている。このケースでは、色彩転写が施された第3のレタッチ画像Iと第4のレタッチ画像Iは第3の画像Iと絵柄が揃えられている。第3のレタッチ画像Iと第4のレタッチ画像Iの背景(地面)の面積は、大きいので背景(地面)の違いがより強く反映された類似度を求めることができる。このように第3の画像Iを導入することで、類似度の内容を用途に応じて調整することができる。
さらに、第3の画像Iは必ずしも意味のある絵柄に限定される必要はなく、適切に定めたグラデーション・パターンなどを用いることもできる。そうすることで、特に重視したい色味の画素値の数を多めにすることで、独自の類似度指標を定義することが可能となる。
次に図9を用いて画像類似度算出装置10による類似度算出の流れについて説明する。
図9は、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10による画像間の類似度算出の流れを示すフローチャートである。
まず、図7の類似度算出のパターンの処理の流れを説明する。画像取得部2は外部より複数の画像の各画像データを取得する(ステップS201)。色彩転写部31は、画像取得部2で取得した画像から画像Iと画像Iとを選択し、2つの画像について色彩に関する特徴量(平均、分散等)を算出する。次いで、色彩転写部31は、入力側の画像Iと参照側の画像Iの特徴量を用いて画像Iの画素値を変換する色彩転写を行うことで第1のレタッチ画像Iを生成する(ステップS202)。
色彩比較部32は、色彩転写部31が生成した第1のレタッチ画像Iと画像Iの画像との間で画素値を用いて色彩比較して画像間の類似度R1を算出する(ステップS204)。
次いで、上述の色彩転写と逆方向の色彩転写を行うため、色彩転写部31は、ステップS202で既に計算した画像Iと画像Iの特徴量を用いて画像Iの画素値を変換する色彩転写を行うことで第2のレタッチ画像Iを生成する(ステップS203)。
色彩比較部32は、色彩転写部31が生成した第2のレタッチ画像Iと画像Iの画像データとの間で画素値を用いて色彩比較して画像間の類似度R2を算出する(ステップS204)。色彩比較部32は、算出した2つの類似度R1と類似度R2とを合成し(例えば、平均値をとる)、画像Iと画像Iの間の最終的な類似度である合成類似度を算出する(ステップS204)。
類似度出力部4は、色彩比較部32が算出した画像間の合成類似度を保持し、必要な時に出力して他のシステム等に提供する(ステップS205)。
以上、図7に示す類似度算出のパターンについて図9のフロー図を用いて説明したが、同様に図8に示す類似度算出のパターンについても以下のように説明できる。
画像取得部2は外部より複数の画像の各画像データを取得する(ステップS201)。色彩転写部31は、画像取得部2で取得した画像から第3の画像Iと画像Iとを選択し、2つの画像について色彩に関する特徴量(平均、分散等)を算出する。次いで、色彩転写部31は、入力側の第3の画像Iと参照側の画像Iの特徴量を用いて第3の画像Iの画素値を変換する色彩転写を行うことで第3のレタッチ画像Iを生成する(ステップS202)。
次いで、上述の色彩転写部31は、入力側の第3の画像Iに参照側の画像Iの色彩情報の色彩転写を行うため、2つの画像について色彩に関する特徴量(平均、分散等)を算出する。色彩転写部31は、算出した第3の画像Iと画像Iの特徴量を用いて第3の画像Iの画素値を変換する色彩転写を行うことで第4のレタッチ画像Iを生成する(ステップS203)。
色彩比較部32は、第3のレタッチ画像Iと第4のレタッチ画像Iに基づいて、前記画像間の類似度を算出する(ステップS204)。
類似度出力部4は、色彩比較部32が算出した画像間の合成類似度を保持し、必要な時に出力して他のシステム等に提供する(ステップS205)。
以上のように、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10の類似度算出部3は、類似度の算出を以下のように行う。まず、色彩転写部31が、画像Iに画像Iを色彩転写して絵柄をあわせた第1のレタッチ画像Iを生成する。さらに、画像Iの画像データに画像Iの画像データを色彩転写して第2のレタッチ画像Iの画像データを生成する。次いで、色彩比較部32が、第1のレタッチ画像Iの画像データとこれに対応する画像Iの画像データとを色彩比較して画像間の類似度R1を算出する。また、第2のレタッチ画像Iの画像データとこれに対応する画像Iの画像データとを色彩比較して画像間の類似度R2を算出する。類似度算出部3は、色彩比較部32により得られた2つの類似度R1、R2を合成して画像Iと画像Iの間の合成類似度を算出するようになっている。
この構成により、画像間の類似度算出における絵柄依存性を減らし、直観との整合性を高め、類似度算出の順序依存性を少なくできる。
また、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10の類似度算出部3は、類似度の算出を以下のように行う。まず、色彩転写部31が、画像取得部2により取得した第3の画像Iに対して画像Iの画像データを色彩転写した第4のレタッチ画像Iの画像データを生成する。さらに、第3の画像Iに対して画像Iの画像データを色彩転写した第3のレタッチ画像Iの画像データを生成する。次いで、色彩比較部32が、第3のレタッチ画像Iと第4のレタッチ画像Iに基づいて、画像間の類似度を算出するようになっている。
この構成により、画像間の類似度算出における絵柄依存性を減らし、直観との整合性を高め、類似度算出の順序依存性を少なくできる。
なお、本実施の形態に係る画像類似度算出装置10による類似度を算出するプログラムを計算機(図4参照)と組み合わせ、類似度を算出するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、図10〜図11を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る画像処理装置20は、第1の実施の形態または第2の実施の形態に係る画像類似度算出装置10を用いて、入力された画像に色彩転写を施し、自動的に補正することを目的とするものである。したがって、同一の構成要素については、図1〜図9に示した第1および第2の実施形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
図10は、本実施の形態に係る画像処理装置20の構成例を示す図である。画像処理装置20は、制御部1と画像取得部2と類似度算出部3と類似度出力部4を含んで構成される画像類似度算出装置10と参照画像蓄積部5と画像出力部6を備えている。
画像取得部2は、複数の画像の各画像データを取得して、処理対象となる入力画像Iを入力するようになっている。画像データの取得は、画像撮影装置から直接に取得する形態でもよいし、撮影済みのデータを通信機能によって取得する形態でもよい。あるいは、記憶装置にあらかじめ記憶されている画像をロードしてもよい。
参照画像蓄積部5は、入力画像に対し色彩転写をしてレタッチ画像の画像データを生成する際に参照する参照画像をあらかじめ1枚以上蓄積している。蓄積する枚数が1枚に限定されないのは、入力画像に対する望ましい補正結果が一通りに限定できないことがあるからである。
例えば、ポートレート画像であれば、人種のバリエーションに応じて複数の参照画像をもたせることができる。あるいは、不動産売買のための室内画像であれば、マンションのカラーバリエーション等に応じて複数の参照画像をもたせることができる。
制御部1は、参照画像蓄積部5で蓄積された参照画像を順に取り出す。制御部1は取り出した参照画像を用いて類似度算出部3が算出した入力画像との間の類似度を蓄積する。制御部1は蓄積された類似度の情報を適切にソートし、最も高い類似度を算出するのに用いられた参照画像を選択する。この選択された参照画像を以下では、選択参照画像IRefという。
類似度算出部3による類似度の算出は第1の実施の形態または、第2の実施の形態で述べた方法により行う。また、ここでいう類似度は第2の実施の形態で述べた合成類似度も含む。算出された類似度は類似度出力部4に保持される。
制御部1は、参照画像の数だけ上記の処理、すなわち参照画像を取り出し、類似度を蓄積し、類似度の高い参照画像を選択する処理を反復し、取り出す参照画像がなくなるまで上記の処理の反復を行う。
色彩転写部31は、制御部1により選択参照画像IRefが選択されると入力画像Iに色彩転写を行うことでレタッチ画像IRefを得る。画像出力部6は、得られたレタッチ画像IRefを画像処理装置20の画面に表示する、またはプリンタ等により出力する。なお、ユーザが出力されたレタッチ画像IRefの結果を好まない場合には、ユーザが自ら選択参照画像IRefとして他の参照画像を選択できるようにしてもよい。
次に図11を用いて画像処理装置20による画像レタッチの流れについて説明する。図11は、本実施の形態に係る画像処理装置20による画像レタッチの流れを示すフローチャートである。
画像取得部2は処理対象となる入力画像Iを取得する(ステップS301)。制御部1は、参照画像蓄積部5に蓄積された画像を1枚ずつ順に取り出す(ステップS302)。制御部1は参照画像を取り出すことができた場合は(ステップS303)、類似度算出部3による類似度算出を行わせ、得られた類似度を蓄積し(ステップS304)、再度ステップS302の参照画像の取り出しを行う。
制御部1はステップS302において参照すべき画像がなくなり参照画像を取り出すことができなくなった場合は(ステップS303)、参照画像の取り出し〜類似度算出の反復処理を抜けて、蓄積された類似度をソートし、類似度算出部3により最も高い類似度が算出するのに用いられた選択参照画像IRefを選択する(ステップ305)。
色彩転写部31は、選択された選択参照画像IRefを入力画像Iに色彩転写し(ステップS306)、レタッチ画像IRefを得る。次いで、画像出力部6は、得られたレタッチ画像IRefを画面等を介して出力し(ステップS307)、ユーザに提示する。
以上のように、本実施の形態に係る画像処理装置20は、画像類似度算出装置10と、レタッチ画像を生成する際に参照する参照画像を蓄積する参照画像蓄積部5と、画像出力部6と、を有する。画像出力部6は、参照画像蓄積部5で蓄積された参照画像を用いて類似度算出部3が算出した画像取得部2により取得した入力画像Iとの間の類似度を蓄積し、最も高い類似度を算出するのに用いられた選択参照画像IRefを選択する制御部1と、制御部1により選択された選択参照画像IRefを用いて入力画像Iに色彩転写することで得られたれたレタッチ画像IRefを類似度出力部4に出力するようになっている。
この構成により、画像の自動補正が可能となり、ユーザの負荷を減らすことができる。
なお、本実施の形態に係る画像処理装置20による画像レタッチのプログラムを計算機(図4参照)と組み合わせ、自動画像レタッチを行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明によれば、絵柄の異なり、明暗や色味等の色情報がもたらす2つの画像間の類似度に着目し、絵柄の影響を受けにくく、人の直観と整合する類似度を算出できるという効果を有する。画像類似度算出装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体全般に有用である。
1 制御部
2 画像取得部
3 類似度算出部
4 類似度出力部
5 参照画像蓄積部
6 画像出力部
10 画像類似度算出装置
20 画像処理装置
31 色彩転写部(レタッチ画像生成部)
32 色彩比較部
47 記録媒体
特開2014−222429号公報
M.J. Swain and D.H. Ballard."Color indexing," International Journal of Computer Vision, Vol.7, No.1, pp. 11−32, 1991.

Claims (15)

  1. 入力画像と複数の参照画像に基づいて、画像間の類似度を算出する類似度算出手段を含む画像処理装置であって、
    前記複数の参照画像を蓄積する参照画像蓄積手段と、
    前記類似度算出手段は、前記入力画像と前記複数の参照画像の色彩に関する特徴量に基づいて、複数のレタッチ画像を生成するレタッチ画像生成部と、
    前記入力画像と前記複数のレタッチ画像とに基づいて、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像との間の類似度をそれぞれ算出する色彩比較部と、
    前記参照画像蓄積手段から、前記類似度に基づいて所定の参照画像を選択する制御部と、
    前記制御部により選択された前記所定の参照画像を前記入力画像に色彩転写することで得られたレタッチ画像を出力する画像出力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色彩比較部は、少なくとも前記レタッチ画像の色彩情報に基づいて算出した類似度を重み付けして合成した合成類似度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記レタッチ画像生成部が、前記入力画像に前記参照画像を色彩転写して第1のレタッチ画像を生成し、前記参照画像に前記入力画像を色彩転写して第2のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較部が、前記第1のレタッチ画像と前記入力画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、前記第2のレタッチ画像と前記参照画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、を合成し、画像間の合成類似度を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記レタッチ画像生成部が、第3の画像に前記参照画像を色彩転写して第3のレタッチ画像を生成し、前記第3の画像に前記入力画像を色彩転写して第4のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較部が、第3のレタッチ画像と第4のレタッチ画像に基づいて、前記画像間の類似度を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、複数の画像を取得する画像取得手段をさらに備え、前記取得した画像のデータ量を削減し、
    前記類似度算出手段は、前記データ量が削減された画像に基づいて、類似度を算出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像類似度算出装置が、入力画像と複数の参照画像に基づいて、画像間の類似度を算出する類似度算出ステップを含む画像処理方法であって、
    前記複数の参照画像を蓄積する参照画像蓄積ステップと、
    前記類似度算出ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記入力画像と前記複数の参照画像の色彩に関する特徴量に基づいて、複数のレタッチ画像を生成するレタッチ画像生成ステップと、
    前記画像類似度算出装置が、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像とに基づいて、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像との間の類似度をそれぞれ算出する色彩比較ステップと、
    前記参照画像蓄積ステップから、前記類似度に基づいて所定の参照画像を選択する制御ステップと、
    前記制御ステップにより選択された参照画像を前記入力画像に色彩転写することで得られたレタッチ画像を出力する画像出力ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記色彩比較ステップは、前記画像類似度算出装置が、少なくとも前記レタッチ画像の色彩情報に基づいて算出した類似度を重み付けして合成した合成類似度を算出することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記レタッチ画像生成ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記入力画像に前記参照画像を色彩転写して第1のレタッチ画像を生成し、前記参照画像に前記入力画像を色彩転写して第2のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記第1のレタッチ画像と前記入力画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、前記第2のレタッチ画像と前記参照画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、を合成し、画像間の合成類似度を算出することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記レタッチ画像生成ステップは、前記画像類似度算出装置が、第3の画像に前記参照画像を色彩転写して第3のレタッチ画像を生成し、前記第3の画像に前記入力画像を色彩転写して第4のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較ステップは、前記画像類似度算出装置が、第3のレタッチ画像と第4のレタッチ画像に基づいて、前記画像間の類似度を算出することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理方法。
  10. 前記画像処理方法は、前記画像類似度算出装置が、複数の画像を取得する画像取得ステップをさらに備え、前記取得した画像のデータ量を削減し、
    前記類似度算出ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記データ量が削減された画像に基づいて、類似度を算出することを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 画像類似度算出装置が、入力画像と複数の参照画像に基づいて、画像間の類似度を算出する類似度算出ステップを含む画像類似度算出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータで読取可能な記憶媒体であって、
    前記参照画像を蓄積する参照画像蓄積ステップと、
    前記類似度算出ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記入力画像と前記複数の参照画像の色彩に関する特徴量に基づいて、複数のレタッチ画像を生成するレタッチ画像生成ステップと、前記画像類似度算出装置が、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像と基づいて、前記入力画像と前記複数のレタッチ画像との間の類似度をそれぞれ算出する色彩比較ステップと、
    前記参照画像蓄積ステップから、最も高い前記類似度を算出するのに用いられた参照画像を選択する制御ステップと、
    前記制御ステップにより選択された参照画像を前記入力画像に色彩転写することで得られたレタッチ画像を出力する画像出力ステップと、を有する画像類似度算出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータで読取可能な記憶媒体。
  12. 前記色彩比較ステップは、少なくとも前記レタッチ画像の色彩情報に基づいて算出した類似度を重み付けして合成した合成類似度を算出することを特徴とする請求項11に記載の記憶媒体。
  13. 前記レタッチ画像生成ステップが、前記入力画像に前記参照画像を色彩転写して第1のレタッチ画像を生成し、前記参照画像に前記入力画像を色彩転写して第2のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較ステップが、前記第1のレタッチ画像と前記入力画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、前記第2のレタッチ画像と前記参照画像に基づいて色彩情報を比較した画像間の類似度と、を合成し、画像間の合成類似度を算出することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の記憶媒体。
  14. 前記レタッチ画像生成ステップが、第3の画像に前記参照画像を色彩転写して第3のレタッチ画像を生成し、前記第3の画像に前記入力画像を色彩転写して第4のレタッチ画像を生成し、
    前記色彩比較ステップが、第3のレタッチ画像と第4のレタッチ画像に基づいて、前記画像間の類似度を算出することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の記憶媒体。
  15. 記類似度算出ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータで読取可能な記憶媒体は、前記画像類似度算出装置が、複数の画像を取得する画像取得ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムさらに備え、前記取得した画像のデータ量を削減し、
    前記類似度算出ステップは、前記画像類似度算出装置が、前記データ量が削減された画像に基づいて、類似度を算出することを特徴とする請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載の記憶媒体。
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