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JP6731382B2 - エレベーター監視システム - Google Patents

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本発明はエレベーター監視システムに関し、例えばエレベーターの保守作業の際に監視センターへの故障発報を禁止するための設定が行われるエレベーター監視システムに適用して好適なものである。
従来、エレベーター異常監視通報システムにおいては、監視装置がエレベーターの状態を監視し、異常を検知した場合、通信回線を介して監視センターに対して発報するものが知られている。例えば、エレベーターのドアの開状態が所定時間継続(ドア開放置)した場合などにも、異常として発報される。
このようなエレベーター異常監視通報システムでは、エレベーターの保守作業の際に、保守作業により発生するドア開放置などの発報を行わないように、監視装置本体、監視装置にアクセス可能な保守コンソール等により、発報禁止の設定をしたり発報禁止の設定を解除したりすることで、発報をコントロールできる構成としている。
例えば、発報禁止の設定を解除する操作を忘れた場合でも、所定時間の経過後に通報手段が作動して放置状態の通報が行われる異常監視通報装置が開示されている(特許文献1参照)。また、例えば、エレベーター内外に設置した遠隔操作パネルを操作して、発報禁止の設定、その解除を行うエレベーター異常監視通報システムが開示されている(特許文献2参照)。
特開平3−97100号公報 特開2003−40545号公報
上述した特許文献1に記載の技術では、保守員が発報禁止の設定を解除し忘れた場合、所定時間の経過後に通報手段が作動して放置状態の通報が行われるが、その後、発報禁止の設定を手動で解除する必要があり、解除されるまでにタイムラグが生じ得る。また、特許文献2に記載の技術では、遠隔操作により発報禁止の設定を解除することができるが、発報禁止の設定を手動で解除する必要があり、解除されるまでにタイムラグが生じ得る。そのため、発報禁止の設定が解除されるまでの間、利用者がエレベーターに閉じ込められた場合等においても、発報が行われなくなってしまうという問題が生じる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、発報禁止の設定を適切に管理する信頼性の高いエレベーター監視システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、エレベーターの保守作業の際に監視センターへの故障発報を禁止するための設定が行われるエレベーター監視装置であって、前記エレベーターの保守作業に係る保守コンソールと無線通信を行う無線通信アダプタと、前記エレベーターの運転モードが前記エレベーターの平常運転中を示す平常運転モードであるか否かを判定する第1判定部と、前記無線通信アダプタからの指令に応じて前記保守コンソールが送信した応答データを所定時間内に前記無線通信アダプタが受信したか否かを判定する第2判定部と、前記第1判定部の判定結果と前記第2判定部の判定結果とに基づいて、前記設定を切り替える切替部と、を備え、前記切替部は、前記設定が行われているときに、前記エレベーターの運転モードが前記平常運転モードであると前記第1判定部により判定され、前記無線通信アダプタからの指令に応じて前記保守コンソールが送信した応答データを前記所定時間内に前記無線通信アダプタが受信しなかったと前記第2判定部により判定された場合、前記設定を解除するようにした。
上記構成によれば、例えば、エレベーターの運転モードと、保守コンソールおよび無線通信アダプタ間の接続状況とを把握することで、エレベーターの保守作業が終了したか否かを判断し、発報禁止の設定を自動で解除することができる。
本発明によれば、信頼性の高いエレベーター監視システムを実現することができる。
第1の実施の形態によるエレベーター監視システムの実施態様例を示すである。 第1の実施の形態によるエレベーター監視システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーター監視システムの動作に係る処理手順の一例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として第1の実施の形態によるエレベーター監視システムを示す。図1においてエレベーター監視システム1のエレベーターは、昇降路10、エレベーター利用者が乗車する乗りかご20、釣合い錘30、任意の位置に設置されるモーター40、モーター40に巻きかけられ、乗りかご20と釣合い錘30とを懸架する主ロープ50、エレベーターの運行を制御する手段を備えた制御盤100等を含んで構成される。
昇降路10は、4階床用であり、1階から4階までの各乗り場には、乗り場ドア60が設置される。モーター40を正逆転させることで、乗りかご20は、昇降駆動され、行き先階に応じて各階の停止位置を示す着床レベル70で停止し、乗りかごドア80と着床した階の乗り場ドア60とが開かれる。乗りかご20の昇降駆動は、乗りかご20内の図示しないかご呼びで行き先階を登録する、または各階の乗り場に設けられた図示しない乗り場呼びで乗りかご20を呼び寄せることで行われる。
制御盤100は、エレベーターの運行を制御するためのエレベーター制御装置110とエレベーターの運行を監視するためのエレベーター監視装置120とを備え、エレベーターの運行を制御すると共に、エレベーターの運行を監視する。
また、乗り場には、無線通信アダプタ200が設置され、制御盤100内のエレベーター監視装置120と図示しない通信ケーブルで接続されている。また、無線通信アダプタ200は、エレベーターの保守作業(保守点検作業)を行う保守作業員が操作する保守コンソール300と無線通信可能に接続される。
図2は、エレベーター監視システム1の構成の一例を示す図である。エレベーター監視システム1は、制御盤100、無線通信アダプタ200、および保守コンソール300を備える。
制御盤100は、エレベーター制御装置110とエレベーター監視装置120とを有する。エレベーター制御装置110は、運転モード切替部111、運転制御部112、およびエレベーター制御装置通信部113を備える。なお、運転モード切替部111、運転制御部112、およびエレベーター制御装置通信部113における各種の機能は、回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、コントローラー(図示せず。)がプログラムをメモリ(図示せず。)に読み出して実行等するソフトウェアにより実現されてもよいし、これらが組み合わされて実現されてもよい。
ここで、エレベーター監視システム1のエレベーターには、運転モードとして、エレベーターが平常運転していることを示す平常運転モードと保守作業中であることを示す保守運転モード(例えば、乗り場のかご呼びを受け付けなくなる。)とがある。運転モード切替部111は、運転モードの切り替えを行う。運転制御部112は、エレベーターの運転を制御すると共に、エレベーターの運転情報(運転モードを示す情報など)をエレベーター制御装置通信部113に通知する。エレベーター制御装置通信部113は、エレベーターの運転情報等をエレベーター監視装置120に送信する。
エレベーター監視装置120は、エレベーター監視装置制御部121、故障検出部122、故障発報部123、発報禁止モード切替部124、およびエレベーター監視装置通信部125を備える。なお、これらにおける各種の機能は、回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、コントローラー(図示せず。)がプログラムをメモリ(図示せず。)に読み出して実行等するソフトウェアにより実現されてもよいし、これらが組み合わされて実現されてもよい。
エレベーター監視装置制御部121は、受信した運転情報を故障検出部122に送信したり、無線通信アダプタ200に電波強度(電界強度)を問い合わせたりする等してエレベーター監視装置120を制御する。
エレベーター監視装置120の制御において、エレベーター監視装置制御部121は、エレベーターの運転モードがエレベーターの平常運転中を示す平常運転モードであるか否かを判定する第1判定部として機能し得る。また、エレベーター監視装置制御部121は、無線通信アダプタ200からの指令に応じて保守コンソール300が送信した応答データを所定時間内に無線通信アダプタ200が受信したか否かを判定する第2判定部として機能し得る。また、エレベーター監視装置制御部121は、無線通信アダプタ200が保守コンソール300から受信する電波の電波強度がしきい値を超えるか否かを判定する第3判定部として機能し得る。
上述の機能は、組み合わせて用いることができる。例えば、エレベーター監視装置制御部121は、受信した運転情報と電波強度とに基づいて電波強度を増幅するか否かを判定する。より具体的には、エレベーター監視装置制御部121は、運転モードが平常運転モードであり、かつ、電波強度が一定値(しきい値)未満(減衰状態)であると判定した場合、保守コンソール300が無いかを探索するために、電波強度を増幅すると判定する。エレベーター監視装置制御部121は、電波強度を増幅すると判定した場合、エレベーター監視装置通信部125を介して無線通信アダプタ200に電波強度の増幅指令を送信する。また、例えば、エレベーター監視装置制御部121は、エレベーターの運転モードが保守運転モード、または電波強度が一定値以上(通常状態)であると判定した場合、電波強度の増幅は行わず現状のままと判定する。
故障検出部122は、受信した運転情報からエレベーターが故障状態にあるか否かを判定する。故障発報部123は、故障検出部122が故障状態であると判定した場合、通信回線を介して当該エレベーターが故障状態であることを監視センター400に送信する。ここで、エレベーター監視装置120における制御モードとして、故障検出部122が故障を検出しても故障発報部123が故障発報を行わない発報禁止モードが設けられる。発報禁止モード切替部124は、発報禁止モードの設定(エレベーターの保守作業の際に監視センター400への故障発報を禁止するための設定。例えば、オンおよびオフ)を切り替える。エレベーター監視装置通信部125は、電波強度の問い合わせ、電波強度の増幅指令などを無線通信アダプタ200に送信する。
無線通信アダプタ200は、有線通信部201、無線通信アダプタ近距離無線通信部202、および無線通信アダプタ制御部203を備える。なお、これらにおける各種の機能は、回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、コントローラー(図示せず。)がプログラムをメモリ(図示せず。)に読み出して実行等するソフトウェアにより実現されてもよいし、これらが組み合わされて実現されてもよい。
有線通信部201は、エレベーター監視装置120との通信を制御し、例えば、エレベーター監視装置120から電波強度の増幅指令を受信したり、電波強度の増幅指令に基づいて保守コンソール300から送信される応答データの受信状況をエレベーター監視装置120に送信(回答)したりする。無線通信アダプタ近距離無線通信部202は、電波強度の増幅指令に基づいて電波強度を増幅し、通常よりも出力を上げて(例えば出力最大で)保守コンソール300に電波強度の増幅指令を送信する。無線通信アダプタ制御部203は、無線通信アダプタ200および保守コンソール300間における電波強度(保守コンソール300が送信した電波の電波強度)を検出する等して無線通信アダプタ200を制御する。
保守コンソール300は、発報禁止モード切替指令送信部301、保守コンソール近距離無線通信部302、および保守コンソール制御部303を備える。なお、これらにおける各種の機能は、回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、コントローラー(図示せず。)がプログラムをメモリ(図示せず。)に読み出して実行等するソフトウェアにより実現されてもよいし、これらが組み合わされて実現されてもよい。
保守コンソール300は、保守作業員が携帯するエレベーター保守用のコンソール(ノートパソコン、スマートフォン等)である。かかる保守コンソール300は、保守コンソール近距離無線通信部302によって無線通信アダプタ近距離無線通信部202と無線通信を行い、運転制御部112、故障検出部122等にアクセスしてエレベーターの運転情報、故障検出状況などの確認を行う。
発報禁止モード切替指令送信部301は、保守作業員のユーザ操作に基づいて、保守作業時には作業による不要な故障発報を防止するために、保守コンソール近距離無線通信部302を介して発報禁止モードへの切替指令をエレベーター監視装置120に送信する。
保守コンソール近距離無線通信部302は、発報禁止モードへの切替指令を無線通信アダプタ200を介してエレベーター監視装置120に送信したり、電波強度を増幅し、出力最大で応答データを無線通信アダプタ200に送信したりする。なお、無線通信アダプタ200が電波強度の増幅指令を送信後、一定時間内に保守コンソール300からの応答データを受信しなかった場合、近辺に保守コンソール300が存在しない、即ち保守作業員は作業を終了して点検区域から退出したとエレベーター監視装置制御部121により判定され、発報禁止モード切替部124は、この判定結果に従って発報禁止モードの自動解除を行う。
保守コンソール制御部303は、保守コンソール近距離無線通信部302が電波強度の増幅指令を受信した場合、保守コンソール300の画面上に電波強度が弱くなっている旨(メッセージ)を表示し、保守作業員に注意を促すなど、保守コンソール300を制御する。
図3は、エレベーター監視システム1の動作に係る処理手順の一例を示す図である。
(エレベーター監視装置120が実行する処理)
エレベーター監視装置120は、発報禁止設定中であるか否か(発報禁止モードがオンであるか否か)を判定する(ステップS10)。エレベーター監視装置120は、発報禁止設定中であると判定した場合、ステップS11に処理を移し、発報禁止設定中でないと判定した場合、ステップS10に処理を移す。
ステップS11では、エレベーター監視装置120は、無線通信アダプタ200に電波強度を問い合わせる。この際、無線通信アダプタ200は、電波強度の問い合わせを受信した場合、最新の電波強度をエレベーター監視装置120に回答する。
続いて、エレベーター監視装置120は、電波強度が減衰しているか否か(電波強度が一定値未満であるか否か)を判定する(ステップS12)。エレベーター監視装置120は、電波強度が減衰していると判定した場合、ステップS13に処理を移し、電波強度が減衰していないと判定した場合、ステップS18に処理を移す。
ステップS13では、エレベーター監視装置120は、エレベーターの運転モードをエレベーター制御装置110に問い合わせる。この際、エレベーター制御装置110は、現在の運転モードをエレベーター監視装置120に送信する。
続いて、エレベーター監視装置120は、エレベーターが平常運転中であるか否か(運転モードが平常運転モードであるか否か)を判定する(ステップS14)。エレベーター監視装置120は、平常運転中であると判定した場合、ステップS15に処理を移し、平常運転中でないと判定した場合、ステップS18に処理を移す。
ステップS15では、エレベーター監視装置120は、保守コンソール300を探索するため、電波強度の増幅指令を無線通信アダプタ200に送信する。
ここで、エレベーター監視装置120は、無線通信アダプタ200が所定時間内に保守コンソール300からの応答データを受信した場合、電波強度の増幅指令に対応する受信状況(回答)を無線通信アダプタ200から受信する(ステップS16)。
続いて、エレベーター監視装置120は、所定時間の経過後に、無線通信アダプタ200からの回答があったか否か(無線通信アダプタ200が保守コンソール300からの応答データを所定時間内に受信したか否か)を判定する(ステップS17)。エレベーター監視装置120は、回答があったと判定した場合、近辺に保守コンソール300が存在すると判定し、ステップS18に処理を移す。他方、エレベーター監視装置120は、回答がなかったと判定した場合、近辺に保守コンソール300が存在しない、即ち保守作業員は作業を終了して点検区域から退出したと判定し、ステップS19に処理を移す。
ステップS18では、エレベーター監視装置120は、発報禁止モードを継続し、ステップS11に処理を移す。
ステップS19では、エレベーター監視装置120は、発報禁止モードの設定を解除(発報禁止モードをオフにセット)し、ステップS10に処理を移す。
(無線通信アダプタ200が実行する処理)
無線通信アダプタ200は、保守コンソール300とデータ送受信を行う(ステップS20)。この際、無線通信アダプタ200は、データ受信時の電波強度(例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)値)を算出してメモリ(図示せず。)に記憶する。なお、データ送受信は、適宜に行われるものであってもよいし、定期的に行われるものであってもよいし、適宜かつ定期的に行わるものであってもよいし、その他のタイミングで行われるものであってもよい。
ここで、無線通信アダプタ200は、電波強度の問い合わせをエレベーター監視装置120より受信すると、最新のデータ送受信における電波強度を読み出し、エレベーター監視装置120に送信(回答)する(ステップS21)。
続いて、無線通信アダプタ200は、エレベーター監視装置120より電波強度の増幅指令を受信したか否かを判定する(ステップS22)。無線通信アダプタ200は、電波強度の増幅指令を受信したと判定した場合、ステップS23に処理を移し、電波強度の増幅指令を受信していないと判定した場合、ステップS20に処理を移す。
ステップS23では、無線通信アダプタ200は、通常時よりも電波強度を増幅して保守コンソール300とデータ送受信するための設定(例えば、通常の出力である第1出力よりも高い出力の第2出力の設定であってもよいし、電波の出力を最大にする設定であってもよい。)を行う。
続いて、無線通信アダプタ200は、電波の出力を増大(例えば、出力を最大に)して保守コンソール300に電波強度の増幅指令を送信する(ステップS24)。
続いて、無線通信アダプタ200は、所定時間内に、保守コンソール300から応答データを受信したか否かを判定する(ステップS25)。無線通信アダプタ200は、応答データを受信したと判定した場合、ステップS26に処理を移し、応答データを受信しなかった判定した場合、ステップS27に処理を移す。
ステップS26では、無線通信アダプタ200は、保守コンソール300から応答データを受信したことを示す受信状況をエレベーター監視装置120に回答(送信)する。
ステップS27では、無線通信アダプタ200は、保守コンソール300と通常の出力でデータ送受信するための設定を行い、ステップS20に処理を移す。
(保守コンソール300が実行する処理)
保守コンソール300は、無線通信アダプタ200とデータ送受信を行う(ステップS30)。
ここで、保守コンソール300は、無線通信アダプタ200から電波強度の増幅指令を受信したか否かを判定する(ステップS31)。保守コンソール300は、電波強度の増幅指令を受信したと判定した場合、ステップS32に処理を移し、電波強度の増幅指令を受信しなかったと判定した場合、ステップS30に処理を移す。
ステップS32では、保守コンソール300は、通常時よりも電波強度を増幅して無線通信アダプタ200とデータ送受信するための設定(例えば、通常の出力である第1出力よりも高い出力の第2出力の設定であってもよいし、電波の出力を最大にする設定であってもよい。)を行う。
続いて、保守コンソール300は、電波の出力を増大(例えば、出力を最大に)して無線通信アダプタ200に応答データを送信する(ステップS33)。
このように、無線通信アダプタ200および保守コンソール300での電波の出力を増大することで、通常の電波強度ではデータ送受信が困難な位置、データ送受信ができない位置などに保守作業員が移動して作業していたとしても、保守コンソール300を適切に探索できるようになる。
続いて、保守コンソール300は、無線通信アダプタ200と通常の出力でデータ送受信するための設定を行う(ステップS34)。
続いて、保守コンソール300は、表示装置(図示せず。)にメッセージを表示し(ステップS35)、ステップS30に処理を移す。例えば、保守コンソール300の画面上に電波強度が弱くなっている旨が表示されることにより、保守作業員に注意を促すことができる。
上述した構成によれば、保守作業員が発報禁止の設定を解除し忘れた場合でも、保守作業員が点検区域から退出したことを確実に検知することで、エレベーターの保守作業を終了したかを判断し、発報禁止の設定を自動で解除することができるので、信頼性の高いエレベーター監視システムを提供することができる。
(2)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をエレベーター監視システム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数の号機を監視するエレベーター監視システムなど、この他種々のエレベーター監視システムに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、無線通信アダプタ200がエレベーターの乗り場に設けられる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信アダプタ200がその他の場所に設けられるようにしてもよい。例えば、無線通信アダプタ200は、制御盤100内に設けられてもよいし、昇降路10内に設けられてもよいし、その他の場所に設けられてもよい。
また上述の実施の形態においては、無線通信アダプタ200が1つ設けられる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信アダプタ200が複数設けられるようにしてもよい。例えば、無線通信アダプタ200は、各乗り場に設けられてもよいし、所定の階床に設けられてもよいし、昇降路10内の所定の位置に設けられてもよい。この場合、例えば、全ての無線通信アダプタ200において応答データを所定時間内に受信しなかったときに、発報禁止の設定を解除するようにする。
また上述の実施の形態においては、エレベーター監視装置120は、電波強度が減衰し、平常運転中であり、保守コンソール300からの回答がなかったと判定した場合、発報禁止の設定を解除する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、エレベーター監視装置120は、平常運転中であり、保守コンソール300からの回答がなかったと判定した場合、発報禁止の設定を解除するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、エレベーター監視装置120が行う処理の順序は図3に示すものに限らず、例えば、エレベーターの運転モードの問い合わせ(ステップS13)および平常運転中か否かの判定(ステップS14)を回答の判定(ステップS17)の後に実施する等、他の順序としてもよい。
また上述の実施の形態においては、無線通信アダプタ200は、データ送受信時に電波強度を算出して記憶する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信アダプタ200は、データ送受信時に電波強度に係る情報(電圧など)を記憶し、電波強度の問い合わせ時に電波強度を算出するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、電波強度の問い合わせに応答して最新のデータ送受信時の電波強度を回答する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電波強度の問い合わせに応答して代表値(例えば、直近の数件分の平均値、中央値、最頻値など)を回答するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、ステップS21では無線通信アダプタ200が最新のデータ送受信時の電波強度を回答するように構成した場合について述べたが、本発明はこれに限られず、ステップS21において無線通信アダプタ200が電波強度の問い合わせを受信したことを契機に保守コンソール300と所定のデータ送受信を行い、当該データ送受信時の電波強度を回答するように構成してもよい。
また、本発明は、上述した内容に限られるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜に変更することができる。例えば、一の装置が他の装置の処理を行ってもよいし(例えば、制御盤100の処理を無線通信アダプタ200が行ってもよいし、無線通信アダプタ200の処理を制御盤100が行ってもよい。)、一の装置が他の装置を含んで構成されてもよいし、一の装置が複数の装置により構成されてもよい。また、例えば、上述した内容については、適宜に組み合わせることができる。
1……エレベーター監視システム、100……制御盤、110……エレベーター制御装置、120……エレベーター監視装置、200……無線通信アダプタ、300……保守コンソール。

Claims (4)

  1. エレベーターの保守作業の際に監視センターへの故障発報を禁止するための設定が行われるエレベーター監視装置であって、
    前記エレベーターの保守作業に係る保守コンソールと無線通信を行う無線通信アダプタと、
    前記エレベーターの運転モードが前記エレベーターの平常運転中を示す平常運転モードであるか否かを判定する第1判定部と、
    前記無線通信アダプタからの指令に応じて前記保守コンソールが送信した応答データを所定時間内に前記無線通信アダプタが受信したか否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部の判定結果と前記第2判定部の判定結果とに基づいて、前記設定を切り替える切替部と、
    を備え、
    前記切替部は、前記設定が行われているときに、前記エレベーターの運転モードが前記平常運転モードであると前記第1判定部により判定され、前記無線通信アダプタからの指令に応じて前記保守コンソールが送信した応答データを前記所定時間内に前記無線通信アダプタが受信しなかったと前記第2判定部により判定された場合、前記設定を解除する、
    ことを特徴とするエレベーター監視システム。
  2. 前記無線通信アダプタは、電波の出力を上げて前記保守コンソールに前記指令を送信し、
    前記保守コンソールは、電波の出力を上げて前記無線通信アダプタに前記応答データを送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター監視システム。
  3. 前記無線通信アダプタが前記保守コンソールから受信する電波の電波強度がしきい値を超えるか否かを判定する第3判定部を備え、
    前記無線通信アダプタは、前記無線通信アダプタが前記保守コンソールから受信する電波の電波強度が前記しきい値未満であると前記第3判定部により判定された場合、前記保守コンソールに前記指令を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター監視システム。
  4. 前記保守コンソールは、前記指令を受信した場合、電波強度が弱くなっている旨を表示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベーター監視システム。
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