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JP6727102B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、電動モータおよび当該電動モータの回転運動を直線運動に変換する変換機構を備えるモータギアユニットと、モータギアユニットの駆動力をパーキングブレーキレバーに伝える伝達部材と、電動モータの回転負荷に応じて電動モータを制御するモータ制御手段とを有する車両用ブレーキ装置に関する。
特許文献1の第3実施形態は、付勢部材とストッパとによって構成される負荷付与機構を開示する。この負荷付与機構は、パーキングブレーキレバーを戻す際、パーキングブレーキレバーが作動位置から戻し位置に移動した後に負荷がかかるようになっている。したがって、パーキングブレーキレバーが戻し位置に戻った状態でさらに逆回転方向に出力ギアを回転させる必要があり、余分に電動モータを駆動しなければならない。
特許文献2は他の電動パーキングブレーキの例を開示する。この電動パーキングブレーキではスピンドル装置の背後にケーブルをストロークするスペースが存在する。
特開2015−4430号公報 特開2014−504711号公報
特許文献2に開示されるような電動パーキングブレーキでは、電動モータによってパーキングブレーキレバーを戻す際、電動モータの回転負荷が小さくなり、パーキングブレーキレバーが戻し位置に達しても電動モータの回転負荷に変化が生じないため、パーキングブレーキレバーを戻し位置で停止させることが難しい。
本発明は、電動モータによってパーキングブレーキレバーを戻す際の戻し位置を一定にすることができる車両用ブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、電動モータおよび当該電動モータの回転運動を直線運動に変換する変換機構を備えるモータギアユニットと、前記モータギアユニットの駆動力をパーキングブレーキレバーに伝える伝達部材と、前記電動モータの回転負荷に応じて前記電動モータを制御するモータ制御手段とを有する車両用ブレーキ装置において、変位自在に前記伝達部材を支持する支持部材と、前記パーキングブレーキレバーが戻し位置付近にある場合に、前記伝達部材に対して戻し駆動力に対する負荷を付与するものであって、前記パーキングブレーキレバーを戻す際に、前記パーキングブレーキレバーが前記戻し位置に近づくに伴い、前記伝達部材に対する負荷を徐々に増加し、前記戻し位置に到達した時点で所定の負荷を付与するように構成される負荷付与機構とを備え、前記負荷付与機構は、前記支持部材の前記モータギアユニット側に配置され、前記負荷の付与にあたって前記伝達部材に対して前記パーキングブレーキレバーの牽引力と反対方向に付勢力を加える弾性部材を含み、前記負荷付与機構は、前記伝達部材を通じて前記電動モータ回転負荷をかけ、前記モータ制御手段は、前記所定の回転負荷を検出すると前記電動モータを停止させる車両用ブレーキ装置である。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記伝達部材はロッドおよびワイヤから構成され、前記ロッドは、一端で前記モータギアユニットに、他端で前記ワイヤにそれぞれ接続され、前記ワイヤは前記パーキングブレーキレバーに接続される。
側面によれば、第1または第2側面の構成に加えて、前記車両用ブレーキ装置は、前後1対のブレーキシューを拡張してブレーキドラムに押し当てて制動するドラムブレーキである。
第1側面によれば、電動モータによってパーキングブレーキレバーを戻す際に、伝達部材が戻し位置付近に達すると、負荷付与機構の働きに応じて電動モータの回転負荷は徐々に増加して、戻し位置に到達すると所定の負荷がかかるようになっている。そして、所定の回転負荷を検出した時点で電動モータの駆動を停止させることで、パーキングブレーキレバーの戻し位置を一定にすることができる。しかも負荷付与機構は、支持部材のモータギアユニット側に配置され、負荷の付与にあたって伝達部材に対してパーキングブレーキレバーの牽引力と反対方向に付勢力を加える弾性部材を含み、伝達部材を通じて電動モータに回転負荷をかけるので、好適な負荷を付与することができる。
第2側面によれば、電動モータをドラムブレーキなどの内部に設ける必要がなくなり、レイアウト性が向上する。
側面によれば、車両用ブレーキ装置は、ドラムブレーキのパーキング機構として用いられることが好ましい。
後輪用ドラムブレーキの要部を車幅方向外方側から見た斜視図である。 図1の2−2線に沿った水平断面図である。 図2に対応し、負荷付与機構の動作を簡単に説明する水平断面図である。 駆動電流の電流値の変化を概略的に示すグラフである。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1に示されるように、ドラムブレーキ15は、前後1対である第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23を備える。第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23は、バックプレート16の下部に固着されるアンカブロック24を支点に拡張・収縮する。第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の外周には摩擦ライニング25、26がそれぞれ接合される。個々の摩擦ライニング25、26は、第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の収縮時に、予め決められた間隔でブレーキドラム27に向き合わせられる。ブレーキドラム27は左後輪に固定されて左後輪とともに回転する。摩擦ライニング25、26は、第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の拡張時にブレーキドラム27に押し当てられてブレーキドラム27に摩擦接触することができる。
ドラムブレーキ15は、バックプレート16の上部に固定されて、第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23を拡張作動する力を発揮するホイールシリンダ28を備える。ホイールシリンダ28には同軸に中心軸線を有する1対のピストン29が組み込まれる。個々のピストン29の外端は第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の上端にそれぞれ向き合わせられる。ホイールシリンダ28には液圧を出力するマスタシリンダ(図示されず)が接続される。運転席のブレーキペダルが操作されると、マスタシリンダの出力液圧によってホイールシリンダ28が作動し、第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23を拡張方向に駆動する。
第1ブレーキシュー22の下端および第2ブレーキシュー23の下端はコイルスプリング32で相互に連結される。コイルスプリング32は第1ブレーキシュー22の下端および第2ブレーキシュー23の下端をアンカブロック24側に付勢する。一方で、第1ブレーキシュー22の上端および第2ブレーキシュー23の上端はリターンスプリング33で相互に連結される。リターンスプリング33は、第1ブレーキシュー22の上端および第2ブレーキシュー23の上端を収縮方向に付勢する。
制動間隙自動調整手段Bは、第1および第2ブレーキシュー22、23のウエブ22a、23a間に設けられるとともにアジャストギア37の回動によって伸長し得る収縮位置規制ストラット34と、アジャストギア37に係合する送り爪39aを有して第1および第2ブレーキシュー22、23のうち一方のブレーキシューである第2のブレーキシュー23のウエブ23aに回動可能に支持されるアジャストレバー39と、収縮位置規制ストラット34を伸長させる方向にアジャストギア37を回動させる側にアジャストレバー39を回動付勢するアジャストスプリング42とで構成される。
収縮位置規制ストラット34は、第1および第2ブレーキシュー22、23の収縮位置を規制するものであり、第1および第2のブレーキシュー22、23のうち第1のブレーキシュー22が備えるウエブ22aの上部に係合する第1係合部35aを有する第1ロッド35と、第2ブレーキシュー23が備えるウエブ23aの上部に係合する第2係合部31aを有して第1ロッド35と同軸に配置される第2ロッド31と、第1ロッド35に一端部が軸方向相対移動可能に挿入されるとともに第2ロッド31に他端部が同軸に螺合されるアジャストボルト47とを有しており、アジャストギア37は、第1および第2ロッド35、31間に配置されてアジャストボルト47の外周に形成される。
第1ブレーキシュー22におけるウエブ22aの上部には第1係合部35aを係合させる第1係止凹部22bが設けられ、また第2のブレーキシュー23におけるウエブ23aの上部には第2係合部31aを係合させる第2係止凹部23bが設けられる。
アジャストギア37に係合する送り爪39aを有するアジャストレバー39は、第2ブレーキシュー23のウエブ23aに支軸41を介して回動可能に支持され、第2ブレーキシュー23のウエブ23aおよびアジャストレバー39間にアジャストスプリング42が設けられる。しかも、アジャストスプリング42のばね力はリターンスプリング33のばね力よりも小さく設定される。
このような制動間隙自動調整手段Bによれば、第1および第2ブレーキシュー22、23がホイールシリンダ28の作動によって拡張作動する際に摩擦ライニング25、26の摩耗に起因して一定値以上拡張した場合には、アジャストスプリング42のばね力によってアジャストレバー39が支軸41の軸線回りに回動し、それによってアジャストギア37が回動するのに応じて収縮位置規制ストラット34の有効長さが増加補正される。
ところで、ドラムブレーキ15には、第1および第2ブレーキシュー22、23のうち第1ブレーキシュー22におけるウエブ22aに一端部が回動可能に軸支されるとともに収縮位置規制ストラット34の一端部に係合されるパーキングブレーキレバー43が付設される。
パーキングブレーキレバー43は、第1ブレーキシュー22におけるウエブ22aに正面視で一部が重なるようにして上下に延びるものであり、このパーキングブレーキレバー43の上端部は、第1ブレーキシュー22のウエブ22aの上部にピン44を介して連結され、また該パーキングブレーキレバー43の上部には、収縮位置規制ストラット34が有する第1係合部35aが係合される。
車両のパーキングブレーキ作動時に、パーキングブレーキレバー43が図1の反時計回りに回転駆動されると、第2ブレーキシュー23に収縮位置規制ストラット34を介して駆動力が作用し、第2ブレーキシュー23の摩擦ライニング26はブレーキドラム27の内周に押し当てられる。パーキングブレーキレバー43が図1の反時計回りに続けて回転駆動されると、パーキングブレーキレバー43が収縮位置規制ストラット34との係合点を支点として回転し、ピン44を介して第1ブレーキシュー22が拡張作動し、第1ブレーキシュー22の摩擦ライニング25がブレーキドラム27の内周に押し当てられる。こうして第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の摩擦ライニング25、26がブレーキドラム27の内周に押し当てられパーキングブレーキ状態が得られる。このとき、パーキングブレーキレバー43は作動位置に配置される。車両のパーキングブレーキ解除時に、パーキングブレーキレバー43が作動位置から図1の時計回りに回動して戻し位置に復帰するとともに、第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23の摩擦ライニング25、26はブレーキドラム27の内周から離れ、パーキングブレーキは解除される。
パーキングブレーキレバー43の下端に伝達部材45の一端が連結される。伝達部材45の他端はモータギアユニット17に連結される。伝達部材45はモータギアユニット17の駆動力をパーキングブレーキレバー43に伝える。モータギアユニット17が発揮する動力で伝達部材45を牽引することによって、パーキングブレーキレバー43は回転駆動される。伝達部材45は電動モータ19の駆動力を受けて第1位置および第2位置の間で変位する。伝達部材45が第1位置にあるとき、パーキングブレーキレバー43は作動位置に配置され、第2位置にあるとき、パーキングブレーキレバー43は戻し位置に配置される。
ドラムブレーキ15は、電動モータ19に接続される制御部46を備える。制御部46は、電動モータ19の動作を制御するモータ制御手段として機能する。制御部46は電動モータ19に駆動電流を供給する。駆動電流の電流値は電動モータ19の回転負荷に応じて制御される。回転負荷が大きいほど、大きい電流値の駆動電流が電動モータ19に供給される。こうして制御部46は電動モータ19の回転負荷に応じて電動モータ19の動作を制御する。制御部46は、所定の大きさの回転負荷を検出すると、電動モータ19を停止させる。
図2に示されるように、伝達部材45はロッド48およびワイヤ49から構成される。ロッド48は、一端でモータギアユニット17に接続され、他端でワイヤ49に接続される。ロッド48には、モータギアユニット17から軸心に沿って直線運動の駆動力が伝達される。ワイヤ49は、一端でロッド48を受け止め、他端でパーキングブレーキレバー43に接続される。ワイヤ49は例えば金属製の線材または金属細線で撚られた紐体で形成されている。
ドラムブレーキ15は、バックプレート16に固定されて第1位置および第2位置の間で変位自在にワイヤ49を支持するワイヤガイド(支持部材)51を備える。ワイヤガイド51は部分的に屈曲するパイプ部材で形成される。パイプ部材の中空部にワイヤ49は挿入される。ワイヤ49の変位は1軌道上で拘束される。ワイヤ49がモータギアユニット17に向かって(第1位置に向かって)引っ張られると、ロッド48の変位量に応じてパーキングブレーキレバー43は図1の反時計回りに回転する。反対に、ワイヤ49がモータギアユニット17から遠ざかって第2位置に向かって押し出されると、同様にロッド48の変位量に応じてパーキングブレーキレバー43は図1の時計回りに回転する。
ドラムブレーキ15は、パーキングブレーキレバー43が戻し位置付近にある場合に、伝達部材45に対して戻し駆動力に対する負荷を付与し、パーキングブレーキレバー43が戻し位置に近づくに伴い、伝達部材45に対する負荷を徐々に増加し、戻し位置に到達した時点で所定の負荷を付与するように構成される負荷付与機構52を備える。負荷付与機構52は、伝達部材45を通じて電動モータ19の回転負荷をかける。制御部46は、所定の回転負荷を検出すると電動モータ19を停止させる。
ここでは、負荷付与機構52は、ワイヤガイド51のモータギアユニット17側に配置され、負荷の付与にあたって伝達部材45に対してパーキングブレーキレバー43の牽引力と反対方向に付勢力を加える弾性部材53を含む。弾性部材53は、伝達部材45およびワイヤガイド51の間に挿入される弾性体で形成される。弾性体は、ワイヤ49が第1位置および第2位置の中間位置に位置する際にワイヤガイド51とロッド48との間に挟まれる。したがって、負荷付与機構52は、ワイヤ49が第1位置および第2位置の中間位置から第2位置に向かうにつれてロッド48から電動モータ19に作用する負荷を変化させる。
以上、左後輪に取り付けられるドラムブレーキ15について説明したが、右輪に取り付けられるドラムブレーキ15についても左後輪用のドラムブレーキ15と同様に構成される。
次に負荷付与機構52の動作を説明する。運転席でパーキングブレーキのスイッチがオン操作されると、制御部46は電動モータ19に駆動電流を供給する。電動モータ19は第1方向に回転する。図3(a)に示されるように、伝達部材45はモータギアユニット17に向かって引っ張られて第1位置に位置する。ロッド48は弾性部材53から遠ざかる。ロッド48の軌道に沿ってロッド48と弾性部材53との間には決められた間隔が確保される。
パーキングブレーキレバー43が作動位置に位置すると、回転体としてのブレーキドラム27に摩擦ライニング25、26が押し付けられるので、パーキングブレーキレバー43の動作が規制され、伝達部材45の変位が拘束される。電動モータ19の回転負荷が生み出され、回転負荷に応じて電動モータ19の駆動は停止する。
運転席でパーキングブレーキのスイッチがオフ操作されると、制御部46は電動モータ19に駆動電流を供給し第1方向に反対向きの第2方向に電動モータ19を回転させる。電動モータ19の回転に応じてワイヤ49は第1位置から第2位置に向かって押し出される。ワイヤ49の変位に応じてパーキングブレーキレバー43は作動位置から戻し位置に向かって変位し始める。第1ブレーキシュー22および第2ブレーキシュー23はブレーキドラム27から待避する。摩擦ライニング25、26はブレーキドラム27の内周から離れていく。
図3(b)に示されるように、パーキングブレーキレバー43が作動位置から戻し位置に復帰する際に、伝達部材45が第1位置から第2位置に向かう途中で中間位置に達すると、ロッド48は弾性部材53に接触する。さらに図3(c)に示されるように、伝達部材45が第2位置に向かって進んでいくと、弾性部材53の皿ばねは潰れていく。伝達部材45から電動モータ19に作用する負荷は増加していく。こうして負荷付与機構52の働きに応じて電動モータ19の回転負荷は増加する。回転負荷の増加に応じて中間位置および第2位置の間で伝達部材の位置は特定される。制御部46は、予め決められた大きさの回転負荷を検出すると、電動モータ19の動作を停止する。こうしてワイヤ49は第2位置で静止する。パーキングブレーキレバー43は戻し位置に位置決めされる。
このとき、伝達部材45の中間位置は例えば弾性部材53の自然長(無負荷時の長さ)で指定される。したがって、弾性部材53の自然長が維持される限り、伝達部材45の中間位置は定位置に維持されることができる。図4に示されるように、パーキングブレーキレバー43が作動位置から戻し位置に復帰する際に戻し位置に対して負荷は一定の変化を保持する。パーキングブレーキレバー43が一定の戻し位置に達した時点で電動モータの駆動は確実に停止されることができる。このように、パーキングブレーキレバー43が戻し位置に復帰する際に、伝達部材45が戻し位置付近に達すると、負荷付与機構52の働きに応じて電動モータ19の回転負荷は徐々に増加して、戻し位置に達すると所定の負荷がかかるようになっている。そして、所定の回転負荷を検出した時点で電動モータ19の駆動を停止させることで、パーキングブレーキレバー43の戻し位置を一定にすることができる。その他、図2に示されるように、中間位置の指定にあたって弾性部材53の長さは拘束部材54で拘束されてもよい。こうした拘束によれば、回転負荷の初期値は任意に設定されることができる。
ドラムブレーキ15では、電動モータ19をドラムブレーキの内部に設ける必要がなくなり、レイアウト性が向上する。
負荷の付与にあたって伝達部材45に対してパーキングブレーキレバー43の牽引力と反対方向に付勢力を加える弾性部材53を含むことから、負荷付与機構52は好適な負荷を付与することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
15…車両用ブレーキ装置(ドラムブレーキ)、17…モータギアユニット、19…電動モータ、43…パーキングブレーキレバー、45…伝達部材、46…モータ制御手段(制御部)、51…支持部材(ワイヤガイド)、52…負荷付与機構、53…弾性部材。

Claims (3)

  1. 電動モータ(19)および当該電動モータ(19)の回転運動を直線運動に変換する変換機構を備えるモータギアユニット(17)と、
    前記モータギアユニット(17)の駆動力をパーキングブレーキレバー(43)に伝える伝達部材(45)と、
    前記電動モータ(19)の回転負荷に応じて前記電動モータ(19)を制御するモータ制御手段(46)と
    を有する車両用ブレーキ装置(15)において、
    変位自在に前記伝達部材(45)を支持する支持部材(51)と、
    前記パーキングブレーキレバー(43)が戻し位置付近にある場合に、前記伝達部材(45)に対して戻し駆動力に対する負荷を付与するものであって、前記パーキングブレーキレバー(43)を戻す際に、前記パーキングブレーキレバー(43)が前記戻し位置に近づくに伴い、前記伝達部材(45)に対する負荷を徐々に増加し、前記戻し位置に到達した時点で所定の負荷を付与するように構成される負荷付与機構(52)とを備え、
    前記負荷付与機構(52)は、前記支持部材(51)の前記モータギアユニット(17)側に配置され、前記負荷の付与にあたって前記伝達部材(45)に対して前記パーキングブレーキレバー(43)の牽引力と反対方向に付勢力を加える弾性部材(53)を含み、
    前記負荷付与機構(52)は、前記伝達部材(45)を通じて前記電動モータ(19)回転負荷をかけ
    前記モータ制御手段(46)は、前記所定の回転負荷を検出すると前記電動モータ(19)を停止させることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ブレーキ装置において、前記伝達部材(45)はロッド(48)およびワイヤ(49)から構成され、前記ロッド(48)は、一端で前記モータギアユニット(17)に、他端で前記ワイヤ(49)にそれぞれ接続され、前記ワイヤ(49)は前記パーキングブレーキレバー(43)に接続されることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用ブレーキ装置において、前記車両用ブレーキ装置は、前後1対のブレーキシューを拡張してブレーキドラムに押し当てて制動するドラムブレーキであることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
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