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JP6718118B2 - 無線タグ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線タグを利用して搬送対象に関する管理を行う無線タグ管理システムに関するものである。
従来、製品等の搬送対象に付した無線タグ(例えばRFタグ等)を利用して当該搬送対象に関する管理を行う用途では、無線タグが読み取り難い場所に位置している場合や無線タグが損傷等している場合など、一部の無線タグについて読み書きできない場合を想定する必要がある。
このような一部の無線タグについて通信できない場合でも搬送対象の管理を円滑に行うための技術として、例えば、下記特許文献1に開示されるID読取装置が知られている。このID読取装置は、梱包材に添付した梱包用RFIDタグから梱包IDを読み取ると、この梱包IDに対応する物IDを梱包情報記憶手段から取得する。そして、ID読取装置は、梱包情報記憶手段から取得した物IDとRFIDリーダを利用して実際に個別用RFIDタグから読み取った物IDとを予め設定される読取属性を考慮して比較し、その比較結果が所定の補完条件を満たす場合に梱包情報記憶手段から取得した物IDを出力する。一方、ID読取装置は、上記比較結果が所定の補完条件を満たさない場合には、実際に読み取った物IDを出力するか、RFIDリーダの読み取りの再開やエラー表示を行う。
特開2008−297086号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるID読取装置のような構成では、所定の補完条件を満たす場合に梱包情報記憶手段から取得した物IDを出力するため、実際の搬送状態に合わない読取結果が出力されてしまう場合がある。すなわち、搬送予定数がN個であっても何らかの要因のために1個欠品したN−1個で実際に搬送している場合に、その欠品した搬送対象に付される無線タグの読取属性等によっては、N個搬送していると誤って判断(補完)されてしまう問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、搬送対象に付された無線タグを利用して管理する場合でも所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行い得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
複数の搬送対象(20,20a〜20c)のそれぞれに付される無線タグ(21,21a〜21c)と、
前記複数の搬送対象が所定の搬送単位として搬送される際の搬送予定に関する情報を取得する取得部(30)と、
搬送時に前記所定の搬送単位について複数の前記無線タグと通信する第1通信部(40)と、
前記所定の搬送単位についての搬送に関する管理を行う管理部(70)と、
複数の前記無線タグと個別に通信可能な携帯型の第2通信部(50)と、
を備え、
前記管理部は、
前記第1通信部と通信した無線タグから推定される前記所定の搬送単位の搬送状態が前記取得部にて取得された前記搬送予定に一致する予定搬送状態であるか否かについて判定する判定手段(71)と、
前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に所定の指示情報を前記第2通信部に送信する送信手段(75)と、
前記判定手段による前記予定搬送状態であるとの判定時に前記第1通信部と通信した無線タグに基づいて前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行い、前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に前記送信手段による前記所定の指示情報の送信に応じて前記第2通信部から受信した情報を利用して前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行う搬送管理手段(71)と、
を備え、
前記第2通信部は、前記管理部から受信した前記所定の指示情報に基づいて、前記所定の搬送単位を構成する前記複数の搬送対象にそれぞれ付される無線タグと個別に通信した通信結果に関する情報を前記管理部に送信し、
前記取得部は、前記第1通信部に対して搬送経路上流に配置されて、前記搬送予定数を、前記複数の搬送対象を撮像した画像の解析結果を利用して取得することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、管理部において、判定手段は、第1通信部と通信した無線タグから推定される所定の搬送単位の搬送状態が取得部にて取得された搬送予定に一致する予定搬送状態であるか否かについて判定する。そして、搬送管理手段は、予定搬送状態であるとの判定時に第1通信部と通信した無線タグに基づいて所定の搬送単位について搬送に関する管理を行い、予定搬送状態でないとの判定時に送信手段による所定の指示情報の送信に応じて第2通信部から受信した情報を利用して所定の搬送単位について搬送に関する管理を行う。そして、第2通信部は、管理部から受信した所定の指示情報に基づいて、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象にそれぞれ付される無線タグと個別に通信した通信結果に関する情報を管理部に送信する。
これにより、予定搬送状態でないと判定される場合には、搬送管理手段は、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象にそれぞれ付される無線タグと個別に通信した通信結果を第2通信部から取得することができる。第2通信部は、携帯型として構成されるために作業者等により複数の無線タグのそれぞれに近づけた状態で個別に通信でき、第1通信部と比較して、作業者等が行う通信作業を前提に実際の搬送状態に即した通信結果を得ることができる。このため、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。一方、予定搬送状態であると判定される場合には、第1通信部にて実際の搬送状態に即した通信結果を得ていることが推定されるため、第2通信部を利用した通信作業を行う必要もないので、通信作業に関して作業性を向上させることができる。
特に、取得部は、第1通信部に対して搬送経路上流に配置されて、搬送予定数を、複数の搬送対象を撮像した画像の解析結果を利用して取得するため、サーバ等の上位装置に対して搬送予定数等の情報の送信を要求することなく搬送予定数をオフラインにて取得することができる。
請求項2の発明では、搬送対象には、付された無線タグに関連する情報を光学的に読み取り可能に記録した情報コードが付されている。そして、第2通信部は、管理部から受信した所定の指示情報に基づいて、第1通信部にて通信されていない無線タグがある場合に、当該無線タグが損傷等したために通信出来ない状態であっても、当該無線タグに関連する情報が記録された情報コードに対して情報コード読取手段にて読み取った結果を、管理部に送信する事が出来る。
これにより、無線タグが損傷等したために第1通信部にて通信されていない場合でも、その無線タグに関連する情報が第2通信部から管理部に送信されるので、管理部は、通信不能となっている無線タグの交換等を促す情報を報知することができる。
請求項の発明では、所定の指示情報には、少なくとも取得部にて取得された情報と第1通信部と通信した無線タグに関する情報とが含まれ、第2通信部は、管理部から受信した所定の指示情報に基づいて、所定の搬送単位について第1通信部にて通信されていない無線タグがあると推定される場合に、少なくとも当該無線タグとの通信結果を管理部に送信する。
これにより、第2通信部は、管理部にて既に通信結果が取得されている無線タグと第1通信部にて通信されていないと推定される無線タグとを把握できるため、管理部にて既に通信結果が取得されている無線タグとの通信結果を送信することなく、第1通信部にて通信されていないと推定される無線タグとの通信結果を送信することで、第2通信部による管理部への不要な送信処理をなくすことができる。特に、取得部にて取得された情報を利用することで、第1通信部にて通信されていないと推定される無線タグの個数を把握できるので、所定の搬送単位に対して全ての無線タグとの通信を終える前に第1通信部にて通信されていないと推定される全ての無線タグとの通信を終えた場合には、その所定の搬送単位に対する第2通信部を利用した通信作業を省略して全数通信を不要とでき、通信作業に関して作業性をさらに向上させることができる。
請求項の発明では、第2通信部は、管理部から受信した所定の指示情報に基づいて、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象にそれぞれ付される全ての無線タグと個別に通信した通信結果を管理部に送信する。
これにより、管理部は、第1通信部にて通信した無線タグの個数が搬送対象の搬送予定数を超える場合、すなわち、第1通信部にて所定の搬送単位に関係しない無線タグと通信している可能性が有る場合でも、第2通信部から受信した情報に基づいて、どの無線タグが所定の搬送単位に関係しない無線タグであるかを容易に把握することができる。
請求項の発明では、判定手段は、取得部にて取得された搬送予定数と第1通信部を利用して情報が書き込まれた無線タグの個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定する。
このように、第1通信部を利用して情報が書き込まれた無線タグの個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、無線タグへの書き込みが搬送時になされる場合であっても、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。
請求項の発明では、判定手段は、取得部にて取得された搬送予定数と第1通信部を利用して情報が読み取られた無線タグの個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定する。
このように、第1通信部を利用して情報が読み取られた無線タグの個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、搬送時に無線タグに対して書き込みがなされずに読み取りがなされるような場合でも、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。
請求項の発明では、判定手段は、取得部にて取得された搬送予定数と第1通信部を利用して一括して読み取られたタグIDの個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定する。
タグIDは、ユーザが必要に応じて無線タグに対して読み書きする情報と異なり、他の無線タグのタグIDとともに一括して読み取り可能とされるため、第1通信部を利用して一括して読み取られたタグIDの個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、予定搬送状態であるか否かについてより迅速に判定することができる。
第1実施形態に係る無線タグ管理システムの概略構成を示す説明図である。 図1の無線タグ管理システムの概略構成を示すブロック図である。 図1の取得部の電気的構成を例示するブロック図である。 図1のRFタグリーダの電気的構成を例示するブロック図である。 図1のRFタグの電気的構成を例示するブロック図である。 図6(A)は、図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図6(B)は、図6(A)の情報コード読取部を概略的に例示するブロック図である。 図1の管理装置の電気的構成を例示するブロック図である。 第1実施形態において管理装置の制御部で行われる搬送状況管理処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態において予定搬送状態であると判定される場合に、取得部から取得した搬送予定数及びRFタグリーダによる通信成功数の内容を例示する説明図である。 第1実施形態において予定搬送状態でないと判定される場合に、取得部から取得した搬送予定数及びRFタグリーダによる通信成功数と、補完作業指示及び補完作業終了情報の内容を例示する説明図である。 第2実施形態に係る無線タグ管理システムの要部を示す説明図である。 第2実施形態において予定搬送状態でないと判定される場合に、取得部から取得した搬送予定数及びRFタグリーダによる通信成功数と、補完作業指示及び補完作業終了情報の内容を例示する説明図である。 第3実施形態において予定搬送状態でないと判定される場合に、取得部から取得した搬送予定数及びRFタグリーダによる通信成功数と、補完作業指示及び補完作業終了情報の内容を例示する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る無線タグ管理システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す無線タグ管理システム10は、製品等の搬送対象20に付したRFタグ等の無線タグを利用して当該搬送対象に関する管理を行うシステムである。本実施形態では、搬送対象20は、例えば、工場内にて製造されて出荷される製品等であり、それぞれに無線タグとしてRFタグ21が付されている。無線タグ管理システム10は、各RFタグ21を利用して、複数の搬送対象20が所定の搬送単位として搬送される搬送状態を管理する。より具体的には、無線タグ管理システム10は、所定の搬送単位として何個の搬送対象20が搬送されており、予定される各RFタグ21の読み取りや各RFタグ21に対する所定の情報の書き込みがなされている状態であるか否かを考慮して、搬送状態を管理する。なお、図1では、3つの搬送対象20が所定の搬送単位として搬送される搬送状態を示している。
本実施形態に係る無線タグ管理システム10は、図1及び図2に示すように、各搬送対象20が所定の搬送単位として搬送される搬送経路中に配置される取得装置30及びRFタグリーダライタ40と、各RFタグ21と個別に通信可能な携帯端末50と、取得装置30による取得結果及びRFタグリーダライタ40による通信結果等や必要に応じて受信される携帯端末50による通信結果等を利用して所定の搬送単位についての搬送に関する管理を行う管理装置70と、を備えている。
取得装置30は、所定の搬送単位を構成する搬送対象20の搬送予定数を取得するための取得手段であって、図3に示すように、CCDカメラやCMOSカメラ等の公知のカメラによって構成される撮像部32と、管理装置70等の外部機器と通信するための外部インタフェース33と、CPU等を有し全体的制御を司る制御部31とを備えている。
この取得装置30は、所定の搬送単位として搬送される複数の搬送対象20を撮像部32にて撮像可能に配置されており、撮像した画像に対して制御部31により行われる所定の画像解析処理によって、撮像された搬送対象20の個数を上記所定の搬送単位の搬送予定数として取得するように機能する。このように取得された搬送予定数は、外部インタフェース33を介して管理装置70に送信される。
なお、取得装置30は、上記所定の画像解析処理によって撮像した画像から取得した搬送予定数を管理装置70に送信するように構成されることに限らず、撮像部32にて撮像した各搬送対象20の画像データを管理装置70に送信するようにしてもよい。この場合、管理装置70にて受信した画像データについてなされる所定の画像解析処理により搬送予定数を取得することができる。なお、取得装置30は、「取得部」の一例に相当し得る。
RFタグリーダライタ40は、例えば公知のRFタグリーダライタによって構成されるものであり、図1に例示するように搬送経路に設けられるゲートに対して対向するように一対設置されている。このRFタグリーダライタ40は、搬送中の各搬送対象20にそれぞれ付されたRFタグ21と無線通信を行うことで、複数のRFタグ21に記録された固有のタグIDの一括読取や後述するユーザエリアに対する読み書きを可能とされている。このRFタグリーダライタ40は、各RFタグ21との通信結果に関する情報等を管理装置70に出力するように構成されている。なお、RFタグリーダライタ40は、図1に示すようにゲートに対して対向するように一対設置されることに限らず、ゲートに対して1つ設置されてもよいし、3つ以上設置されてもよい。また、RFタグリーダライタ40は、「第1通信部」の一例に相当し得る。
RFタグリーダライタ40のハードウェア構成は、図4のようになっており、制御部41、メモリ42、通信処理部43、アンテナ44および外部インタフェース45等を備えている。制御部41は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、半導体メモリ等からなるメモリ42とともに情報処理装置を構成している。
また、通信処理部43は、図4に示すように、送信回路43b、受信回路43c等を備えている。送信回路43bは、例えば、キャリア発振器、符号化部、変調部及び増幅器等によって構成されている。キャリア発振器は、所定周波数のキャリア(搬送波)を出力しており、符号化部は、制御部41に接続され、制御部41より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)及び符号化部からの送信データが入力されるものであり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。また、増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を設定された増幅率で増幅しており、その増幅信号が送信信号としてアンテナ44に出力されるようになっている。
また、アンテナ44には、受信回路43cの入力端子が接続されており、アンテナ44によって受信された電波信号(受信信号)は、受信回路43cに入力されるようになっている。受信回路43cは、例えば、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部等によって構成されており、アンテナ44によって受信された受信信号を増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調している。更に、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化すると共に、復号化部にて復号化し、その復号化された信号を受信データとして制御部41に出力している。
また、外部インタフェース45は、管理装置70等の外部機器との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部41と協働して通信処理を行う構成をなしている。
ここで、RFタグリーダライタ40の読取対象となるRFタグ21の電気的構成について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、RFタグ21は、アンテナ22,電源回路23,復調回路24,制御回路25,メモリ26,変調回路27などによって構成されている。電源回路23は、アンテナ22を介して受信したRFタグリーダライタ40等からの送信信号(キャリア信号)を整流、平滑して動作用電源を生成するものであり、その動作用電源を、制御回路25をはじめとする各構成要素に供給している。
また、復調回路24は、送信信号(キャリア信号)に重畳されているデータを復調して制御回路25に出力している。メモリ26は、ROM,EEPROM等の各種半導体メモリによって構成されており、タグIDを格納するUII(Unique Item Identifier)やユーザが自由にデータを読み書き可能なユーザエリア等が構築されている。制御回路25は、メモリ26に記憶される所定のプログラムの実行に応じて、メモリ26に対して読み書きを行い、要求に応じた情報をメモリ26から読み出した場合には、それを送信データとして変調回路27に出力するように機能する。変調回路27は、応答信号(キャリア信号)を上記送信データで負荷変調してアンテナ22から反射波として送信するように構成されている。なお、図4および図5では、RFタグリーダライタ40及びRFタグ21の一例を挙げたが、電磁波を媒介として無線通信を行い得る構成であれば公知の他の構成を用いてもよい。
携帯端末50は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の情報端末として構成されており、アンテナ60aを介して送受信される電波を媒介としてRFタグ21に記憶されている情報を読み書きするリーダライタとしての機能に加えて、バーコードや二次元コードなどの情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。なお、携帯端末50は、「第2通信部」の一例に相当し得る。
図6(A)に示すように、携帯端末50の筐体内には、携帯端末50全体を制御する制御部51が設けられている。この制御部51は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ52とともに情報処理装置を構成している。メモリ52には、RFタグ21を読み書きするためのプログラムや情報コードを光学的に読み取るためのプログラム等が制御部51により実行可能に予め格納されている。また、制御部51には、LED53、表示部54、キー操作部55、バイブレータ56、ブザー57、外部インタフェース58などが接続されている。
キー操作部55は、制御部51に対して操作信号を与える構成をなしており、制御部51は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED53、表示部54、バイブレータ56およびブザー57は、制御部51によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部51からの指令を受けて動作する。外部インタフェース58は、管理装置70等の外部機器との間で無線通信又は有線通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部51と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、筐体11内には、電源部59が設けられており、この電源部59やバッテリ59aによって制御部51や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、制御部51には、無線タグ処理部60および情報コード読取部61が接続されている。無線タグ処理部60は、上述したRFタグリーダライタ40と同様にRFタグ21と無線通信を行うことで各RFタグ21に対する読み書きを可能とされており、RFタグリーダライタ40と基本構成が同じであるため、詳細説明を省略する。なお、無線タグ処理部60は、電波の出力を所定値に抑えることで、他のRFタグ21と通信することなく、目的のRFタグ21とのみ個別に通信することができる。
情報コード読取部61は、情報コードを光学的に読み取る情報コード読取手段として機能するもので、図6(B)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ64、結像レンズ63、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部62などを備えた構成をなしており、制御部51と協働してバーコードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取るように機能する。なお、図6(B)では、読取対象Rに付された情報コードCを照明光Lfが照射された状態で撮像する例を概念的に示している。
この情報コード読取部61によって読み取りを行う場合、まず、制御部51によって指令を受けた照明部62から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口を通って情報コードに照射される。そして、照明光Lfが情報コードにて反射した反射光Lrは読取口を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ63を通って受光センサ64に受光される。読取口と受光センサ64との間に配される結像レンズ63は、情報コードの像を受光センサ64上に結像させる構成をなしており、受光センサ64はこの情報コードの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ64から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ52(図6(A))に記憶され、情報コードに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部61には、受光センサ64からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
管理装置70は、取得装置30やRFタグリーダライタ40、携帯端末50等から受信した情報に基づいて所定の搬送単位についての搬送に関する管理を行う装置として機能するものである。この管理装置70は、例えばコンピュータとして構成され、図7に示すように、CPU等からなる制御部71、液晶モニタ等として構成される表示部72、ROM、RAM、HDD等からなる記憶部73、マウスやキーボード等として構成される操作部74、取得装置30やRFタグリーダライタ40、携帯端末50等の外部機器との間でのデータ通信を行うための通信インタフェースとして構成される通信部75などを備えている。なお、管理装置70は、「管理部」の一例に相当し、通信部75は、「送信手段」の一例に相当し得る。
このように構成される無線タグ管理システム10では、搬送予定のタグIDと、このタグIDのRFタグ21のユーザエリアに書き込むべき書き込みデータとが、タグIDごとに関連付けられて記憶部73やメモリ42、メモリ52等に管理データとして記憶されている。なお、書き込みデータは、少なくとも一部が記憶部73やメモリ42、メモリ52等に記憶され、残部として日時情報などの予め設定できない情報を含めるように生成されてもよい。また、管理データには、確認等のため、RFタグ21のユーザエリアから読み取られるべき読み取りデータがタグIDに関連付けられるように含まれてもよい。また、管理データは、予め記憶部73やメモリ42、メモリ52等に予め記憶されていることに限らず、上位装置等から必要に応じて受信するようにしてもよい。
そして、搬送すべき全ての搬送対象20が所定の搬送単位として分割されて順次搬送される際に、取得装置30にて所定の搬送単位を構成する搬送対象20の個数が搬送予定数として取得され、ゲートに設けられるRFタグリーダライタ40にて当該所定の搬送単位の各RFタグ21に対して読み書きがなされる。管理装置70は、取得装置30から受信した搬送予定数とRFタグリーダライタ40から受信した所定の搬送単位との通信結果とに基づいて、当該所定の搬送単位が予定搬送状態であるか否かについて判定する。
ここで、予定搬送状態とは、RFタグリーダライタ40と通信したRFタグ21から推定される所定の搬送単位の搬送個数を含めた搬送状態が取得装置30にて取得された搬送予定数に一致している状態をいう。このため、例えば、取得装置30にて搬送予定数が3個として取得された後に、RFタグリーダライタ40にて一括して読み取られたタグIDが3つであり、それぞれのRFタグ21から読み取りデータが計3つ読み取られ、上述した書き込みデータが上記3つのタグIDにそれぞれ対応するように各RFタグ21に書き込まれることで、予定搬送状態であると判定される。一方、例えば、取得装置30にて搬送予定数が3個として取得された後に、RFタグリーダライタ40にて書き込みデータが2つのRFタグ21にしか書き込まれていない場合には、予定搬送状態でないと判定される。
そして、本実施形態では、各搬送対象20が所定の搬送単位として搬送される際に、管理装置70の制御部71にて行われる搬送状況管理処理により、通信部75を介して取得装置30から受信される搬送予定数やRFタグリーダライタ40から受信される各RFタグ21との通信結果、必要に応じて受信される携帯端末50による通信結果等を利用して所定の搬送単位について上記予定搬送状態であるか否かについての判定を含めた搬送に関する管理が行われる。
この搬送状況管理処理では、上記予定搬送状態でないと判定される場合に限り、所定の指示情報として、補完作業指示が携帯端末50に対して送信される。この補完作業指示を受けた携帯端末50を利用して作業者等によりなされる補完作業(通信作業)は、上述の所定の搬送単位を構成する各搬送対象20に付されたRFタグ21を個別に読み書きすることで、RFタグリーダライタ40を利用した際の読み書き漏れをなくすための作業である。このため、所定の搬送単位の搬送状態が取得装置30にて取得された搬送予定に一致する場合、即ち、上記予定搬送状態であると判定される場合には、予定される各RFタグ21への読み書き作業が完了しており、補完作業を行う必要がないため、上記補完作業指示が通知されることはない。管理装置70は、上記予定搬送状態でないと判定される場合には、上記補完作業指示の通知に応じて携帯端末50から受信した情報に基づいて、上記所定の搬送単位についての搬送に関する管理を補完するように行う。
以下、搬送管理手段として機能する管理装置70の制御部71にて行われる搬送状況管理処理について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明では、図1に例示するように、全ての搬送対象20のうち3つの搬送対象20が所定の搬送単位として搬送されている搬送状態について詳述する。
搬送すべき全ての搬送対象20が所定の搬送単位として分割されて順次搬送される際に、制御部71にて搬送状況管理処理が開始されると、まず、ステップS101に示す搬送予定数取得処理がなされる。この処理では、取得装置30に対して搬送予定数を取得するための指示が送信される。この指示を受けた取得装置30にて撮像された搬送対象20の個数から搬送予定数が取得されると、この搬送予定数が当該取得装置30から受信されて取得される。図1に例示するように、3つの搬送対象20が所定の搬送単位として搬送されている場合、取得装置30は、図9(A)に例示するように、搬送予定数が3個であることを示す情報を管理装置70に送信する。なお、取得装置30は、管理装置70からの指示を待つことなく、所定の搬送単位の搬送を検知して撮像した画像から得られる搬送予定数を管理装置70に送信してもよい。
続いて、ステップS103に示す通信結果取得処理がなされる。この処理では、RFタグリーダライタ40に対して通信結果を取得するための指示が送信される。この指示を受けたRFタグリーダライタ40により、一括して読み取られたタグIDと、タグIDごとの読み取りデータの読み取りの成否及び書き込みデータの書き込みの成否とが、通信結果として受信されて取得される。
具体的には、一括して読み取ったタグID「0001」「0002」「0003」となるRFタグ21の全てに対してRFタグリーダライタ40による読み書きが成功している場合には、上記指示を受けたRFタグリーダライタ40は、図9(B)に例示するように、読取結果及び書込結果の双方が成功していることを示す通信結果を管理装置70に送信する。なお、RFタグリーダライタ40は、管理装置70からの指示を待つことなく、所定の搬送単位の搬送を検知して所定のタイミングにて読み書きした通信結果を管理装置70に送信してもよい。
そして、ステップS105に示す判定処理にて、上記ステップS101,S103での受信結果に基づいて、上述した補完作業が必要であるか否かについて判定される。上述したように、タグIDの読み取りやユーザエリアに対する読み書きが成功しているRFタグ21の個数(以下、通信成功数ともいう)と取得した搬送予定数とが一致する場合には、予定搬送状態であり補完作業が不要であるとして、ステップS105にてNoと判定され、その所定の搬送単位の各RFタグ21について予定通り読み書きがなされていることが認識される。この場合、後述するように携帯端末50から通信結果を受信しておらず(S109でNo)、全ての搬送対象20の搬送が完了していなければ(S113でNo)、上記ステップS101からの処理が繰り返される。なお、ステップS105の判定処理を行う制御部71は、「判定手段」の一例に相当し得る。
一方、通信成功数と取得した搬送予定数とが一致しない場合には、予定搬送状態でなく補完作業が必要であるとして、上記ステップS105にてYesと判定される。上述のように一致しない場合とは、例えば、図10(A)に例示するように、搬送予定数が3個であることを示す情報を取得装置30から受信しており(S101)、図10(B)に例示するように、タグID「0003」のみ書き込みが失敗している通信結果をRFタグリーダライタ40から受信している場合(S103)である。すなわち、この例では、搬送予定数が「3」であり、通信成功数が「2」であることから、補完作業が必要であると判定される(S105でYes)。
この場合には、ステップS107に示す補完作業指示処理がなされ、携帯端末50に対して補完作業指示が通知される。この補完作業指示は、所定の搬送単位を特定可能な1つの指示番号(GrpNo)に対してヘッダ情報及び詳細情報が関連するように生成される。上記ヘッダ情報には、図10(C)に例示するように、搬送予定数及び通信成功数と処理内容とが含まれる。特に、図10(C)の例では、通信成功数(「2」)が搬送予定数(「3」)よりも少ないため、携帯端末50の処理負荷等の軽減を目的に、失敗している部分についてのみ作業を行う処理(以下、差分処理ともいう)が処理内容に関する情報として設定される。また、上記詳細情報には、図10(D)に例示するように、タグIDごとに通信成功した工程を特定するための情報が成功工程に関する情報として含まれる。ここで、読み取り及び書き込みの双方が成功している場合には成功工程として「書込」が設定され、読み取りのみが成功し書き込みが失敗している場合には成功工程として「読取」が設定される。上述したようにタグID「0003」のみ書き込みが失敗している場合には、図10(D)に例示するように、タグID「0001」「0002」に対して成功工程として「書込」が設定され、タグID「0003」に対して成功工程として「読取」が設定される。
このような補完作業指示の送信に応じて後述するような携帯端末50を利用した補完作業がなされることで、携帯端末50から通信結果を受信すると(S109でYes)、ステップS111に示す補完処理がなされる。この処理では、携帯端末50から受信した通信結果に応じて失敗していた工程が補完されると、その所定の搬送単位の各RFタグ21について予定通り読み書きがなされていることが認識される。そして、全ての搬送対象20の搬送が完了していなければ(S113でNo)、上記ステップS101からの処理が再び繰り返される。
ここで、上述のような補完作業指示(図10(C)及び図10(D)参照)を受信した場合における携帯端末50を利用した補完作業について詳述する。
管理装置70から補完作業指示を受けた携帯端末50の表示部54による所定の表示等の報知がなされることで、携帯端末50の作業者等は、補完作業の指示やその補完作業の対象となる所定の搬送単位及びその処理内容等を知る。なお、携帯端末50だけでなく他の外部装置でも補完作業指示を受信して、この外部装置が補完作業指示に応じた報知を行うことで、携帯端末50の作業者等に対して補完作業の指示等を知らせてもよい。
作業者等は、携帯端末50を利用して補完作業の対象となる所定の搬送単位に対して指示された処理内容に応じた補完作業を行う。具体的には、作業者等は、携帯端末50を利用して所定の搬送単位を構成する各搬送対象20に付されたRFタグ21を個別に読み書きする。このとき、携帯端末50は、上述のように受信した補完作業指示に基づいて、差分処理を行い、RFタグリーダライタ40にて書き込みが失敗していたタグID「0003」のRFタグ21に対する書き込みが成功することで、以下のように生成される補完作業終了情報を含めた通信結果を管理装置70に送信する。
ここで、上記補完作業終了情報は、指示番号(GrpNo)に対して補完作業用のヘッダ情報及び詳細情報が関連するように生成される。上記ヘッダ情報には、図10(E)に例示するように、搬送予定数、通信成功数及び処理内容(図10(C)に相当)に加えて、携帯端末50におけるタグID単位での作業数及び通信成功数が含まれる。また、上記詳細情報には、図10(F)に例示するように、タグIDごとにRFタグリーダライタ40での成功工程(図10(D)に相当)に加えて、携帯端末50での補完工程及びその成否が含まれる。なお、差分処理であるため、全てのRFタグ21と通信する前にRFタグリーダライタ40にて失敗していたRFタグ21との通信が携帯端末50にて成功すると、残りのRFタグ21との通信を行うことなく、その成功に応じて生成される補完作業終了情報を含めた通信結果が管理装置70に送信される。
管理装置70では、携帯端末50から上記通信結果を受信すると(S109でYes)、上記補完処理がなされ、携帯端末50から受信した通信結果に応じて失敗していた工程が補完される(S111)。そして、上記ステップS113以降の処理がなされ、全ての搬送対象20の搬送が完了していても(S113でYes)、送信した全ての補完作業指示に対して携帯端末50から通信結果を受信するまでステップS115にてNoと判定されて、上記ステップS109からの処理がなされる。そして、全ての搬送対象20の搬送が完了し(S113でYes)、送信した全ての補完作業指示に対して携帯端末50から通信結果を受信すると(S115でYes)、本搬送状況管理処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る無線タグ管理システム10では、管理装置70において、制御部71にて行われる搬送状況管理処理により、RFタグリーダライタ40と通信したRFタグ21から推定される所定の搬送単位の搬送状態が取得装置30にて取得された搬送予定に一致する予定搬送状態であるか否かについて判定される。そして、搬送状況管理処理では、予定搬送状態であるとの判定時に(S105でNo)、RFタグリーダライタ40と通信したRFタグ21に基づいて所定の搬送単位について搬送に関する管理を行い、予定搬送状態でないとの判定時に(S105でYes)、通信部75を介した補完作業指示(所定の指示情報)の送信に応じて携帯端末50から受信した情報(通信結果)を利用して所定の搬送単位について搬送に関する管理を行う。そして、携帯端末50は、管理装置70から受信した補完作業指示に基づいて、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象20にそれぞれ付されるRFタグ21と個別に通信した通信結果に関する情報を管理装置70に送信する。
これにより、予定搬送状態でないと判定される場合には、管理装置70は、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象20にそれぞれ付されるRFタグ21と個別に通信した通信結果を携帯端末50から取得することができる。携帯端末50は、携帯型として構成されるために作業者等により複数の無線タグのそれぞれに近づけた状態で個別に通信でき、RFタグリーダライタ40と比較して、作業者等が行う補完作業(通信作業)を前提に実際の搬送状態に即した通信結果を得ることができる。このため、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。一方、予定搬送状態であると判定される場合には、RFタグリーダライタ40にて実際の搬送状態に即した通信結果を得ていることが推定されるため、携帯端末50を利用した補完作業を行う必要もないので、補完作業に関して作業性を向上させることができる。
特に、補完作業指示(所定の指示情報)には、少なくとも取得装置30にて取得された情報とRFタグリーダライタ40と通信したRFタグ21に関する情報とが含まれ、携帯端末50は、管理装置70から受信した補完作業指示の差分処理に基づいて、所定の搬送単位についてRFタグリーダライタ40にて通信されていないRFタグ21があると推定される場合に、少なくとも当該RFタグ21との通信結果を管理装置70に送信する。
これにより、携帯端末50は、管理装置70にて既に通信結果が取得されているRFタグ21とRFタグリーダライタ40にて通信されていないと推定されるRFタグ21とを把握できるため、管理装置70にて既に通信結果が取得されているRFタグ21との通信結果を送信することなく、RFタグリーダライタ40にて通信されていないと推定されるRFタグ21との通信結果を送信することで、携帯端末50による不要な補完作業や管理装置70への不要な送信処理をなくすことができる。特に、取得装置30にて取得された情報を利用することで、RFタグリーダライタ40にて通信されていないと推定されるRFタグ21の個数を把握できるので、所定の搬送単位に対して全てのRFタグ21との通信を終える前にRFタグリーダライタ40にて通信されていないと推定される全てのRFタグ21との通信を終えた場合には、その所定の搬送単位に対する携帯端末50を利用した補完作業(通信作業)を省略して全数通信を不要とでき、補完作業に関して作業性をさらに向上させることができる。
さらに、取得装置30は、搬送予定数を、撮像部32にて複数の搬送対象20を撮像した画像の解析結果を利用して取得するため、サーバ等の上位装置に対して搬送予定数等の情報の送信を要求することなく搬送予定数をオフラインにて取得することができる。なお、取得装置30は、搬送予定数を、サーバ等の上位装置からの受信を利用して取得してもよい。この場合には、取得装置30は、搬送予定数を容易に取得することができる。さらに、取得装置30は、搬送予定数を、上位装置からの受信及び複数の搬送対象20を撮像した画像の解析結果の双方を利用して取得する場合には、搬送予定数の正確性を高めることができる。なお、管理装置70は、取得装置30を介すことなく、搬送予定数をサーバ等の上位装置から直接取得してもよい。この場合、サーバ等の上位装置は、「取得部」の一例に相当し得る。
なお、RFタグ21への書き込みを重視して搬送対象に関する管理を行う場合には、搬送状況管理処理では、取得装置30にて取得された搬送予定数とRFタグリーダライタ40を利用して情報が書き込まれたRFタグ21の個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定してもよい。
このように、RFタグリーダライタ40を利用して情報が書き込まれたRFタグ21の個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、RFタグ21への書き込みが搬送時になされる場合であっても、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。
また、個々のRFタグ21に対して書き込みがなされることなく読み取りのみがなされる搬送対象に関する管理を行う場合には、搬送状況管理処理では、取得装置30にて取得された搬送予定数とRFタグリーダライタ40を利用して情報が読み取られたRFタグ21の個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定することができる。
このように、RFタグリーダライタ40を利用して情報が読み取られたRFタグ21の個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、搬送時にRFタグ21に対して書き込みがなされずに読み取りがなされるような場合でも、所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。
また、RFタグ21に対して個々に読み取りや書き込みを行うことなく一括してタグIDを読み取るような搬送対象に関する管理を行う場合には、搬送状況管理処理では、取得装置30にて取得された搬送予定数とRFタグリーダライタ40を利用して一括して読み取られたタグIDの個数とが一致するか否かに基づいて、予定搬送状態であるか否かについて判定することができる。
タグIDは、ユーザが必要に応じてRFタグ21に対して読み書きする情報と異なり、他のRFタグ21のタグIDとともに一括して読み取り可能とされるため、RFタグリーダライタ40を利用して一括して読み取られたタグIDの個数を考慮して予定搬送状態であるか否かについて判定することで、予定搬送状態であるか否かについてより迅速に判定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る無線タグ管理システムについて、図11及び図12を用いて説明する。
本第2実施形態では、搬送対象に対して、付された無線タグに関連する情報を光学的に読み取り可能に記録した情報コードが付されている点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
搬送対象20に付されているRFタグ21が損傷等していると、RFタグリーダライタ40による読み書きだけでなく、携帯端末50を利用した補完作業でも読み書きが失敗してしまう場合がある。
そこで、本実施形態では、各搬送対象20のそれぞれに対して、付されたRFタグ21に関連する情報、具体的には、例えば、タグIDが光学的に読み取り可能に記録された情報コードCを付している。例えば、図11に例示するように、3つの搬送対象20a〜20cが所定の搬送単位となる場合、上段の搬送対象20aに対してRFタグ21a及び情報コードCaが付され、中段の搬送対象20bに対してRFタグ21b及び情報コードCbが付され、下段の搬送対象20cに対してRFタグ21c及び情報コードCcが付される。なお、図11の例では、RFタグ21aにはタグIDが「0001」として記録され、RFタグ21bにはタグIDが「0002」として記録され、RFタグ21cにはタグIDが「0003」として記録されているものとする。また、情報コードCa〜Ccは、例えば、QRコード(登録商標)であり、情報コードCaには、RFタグ21aのタグID「0001」に関する情報が記録され、情報コードCbには、RFタグ21bのタグID「0002」に関する情報が記録され、情報コードCcには、RFタグ21cのタグID「0003」に関する情報が記録される。
そして、携帯端末50による補完作業では、管理装置70から受信した補完作業指示(所定の指示情報)に基づいて、RFタグリーダライタ40にて通信されていないRFタグ21を視認できてもそのRFタグ21に対して読み書きできない場合に、当該RFタグ21と同じ搬送対象20に付された情報コードCを情報コード読取部61にて光学的に読み取る。これにより、携帯端末50は、RFタグリーダライタ40にて通信されていないタグIDに情報コードCを読み取った情報を関連付けるようにして生成した補完作業終了情報を含めた通信結果を管理装置70に送信することができる。
以下、本実施形態において管理装置70の制御部71にて行われる搬送状況管理処理と携帯端末50を用いた補完作業とについて図11及び図12を参照して説明する。
搬送状況管理処理において、図11に例示する所定の搬送単位のうちタグID「0002」のRFタグ21bが損傷等していることから、図12(A)に示すように搬送予定数が3個であることを示す情報を取得装置30から受信しており(S101)、図12(B)に例示するように、本来通信すべきタグID「0002」を除くタグID「0001」「0003」の読み書きが成功している通信結果をRFタグリーダライタ40から受信している場合(S103)を例に詳述する。
この場合、通信成功数(「2」)と取得した搬送予定数(「3」)とが一致しないために、予定搬送状態でなく補完作業が必要であると判定されて(S105でYes)、携帯端末50に対して補完作業指示が通知される(S107)。この場合、補完作業指示には、図12(C)に例示するヘッダ情報と図12(D)に例示する詳細情報とが含まれる。
管理装置70から補完作業指示を受けた携帯端末50の作業者等は、当該携帯端末50を利用して補完作業の対象となる所定の搬送単位を構成する各搬送対象20a〜20cに付されたRFタグ21a〜21cを個別に読み書きする。このとき、作業者等が携帯端末50を利用して上段のRFタグ21aから下方へ順次通信する場合には、タグID「0001」に関して書き込み済であり、次の中段のRFタグ21b(タグID「0002」)と通信ができないことから、このRFタグ21bがRFタグリーダライタ40にて通信されていないRFタグであると判断される。
この場合には、作業者等は、RFタグ21bと同じ搬送対象20bに付された情報コードCbを情報コード読取部61にて光学的に読み取る。これにより、携帯端末50は、RFタグリーダライタ40にて通信されていないタグID「0002」に情報コードCbを読み取った情報を関連付けるようにして補完作業終了情報を生成する。具体的には、図12(E)に例示するヘッダ情報と図12(F)に例示する詳細情報とを含むように補完作業終了情報が生成される。なお、上記詳細情報では、RFタグ21bが読み書きできないため、「成否」には、書き込みができないことを示す情報(図12(F)の例では「書込NG」)が設定される。そして、RFタグ21cを読み取ることなく、上述のように生成された補完作業終了情報を含めた通信結果が携帯端末50により管理装置70に対して送信される。
管理装置70では、携帯端末50から上記通信結果を受信すると(S109でYes)、上記補完処理がなされ、携帯端末50から受信した通信結果に応じて、RFタグ21bが通信不能となっていることを把握して補完を完了する(S111)。この場合、管理装置70は、通信不能となっているRFタグ21bの交換等を促す情報を、携帯端末50の作業者等や本無線タグ管理システム10を利用するユーザ等に報知することができ、この報知に応じてRFタグ21bの交換等がなされることで、正常な搬送状態を維持することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る無線タグ管理システム10では、搬送対象20(20a〜20c)には、付されたRFタグ21(21a〜21c)に関連する情報を光学的に読み取り可能に記録した情報コードC(Ca〜Cc)が付されている。そして、携帯端末50は、管理装置70から受信した補完作業指示(所定の指示情報)に基づいて、RFタグリーダライタ40にて通信されていないRFタグ21がある場合に、当該RFタグ21が損傷等したために通信出来ない状態であっても、当該RFタグ21に関連する情報が記録された情報コードCに対して情報コード読取部61にて光学的に読み取った結果を、管理装置70に送信する事が出来る。
これにより、RFタグ21が損傷等したためにRFタグリーダライタ40にて通信されていない場合でも、そのRFタグ21に関連するタグID等の情報が携帯端末50から管理装置70に送信されるので、管理装置70は、通信不能となっているRFタグ21の交換等を促す情報を報知することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る無線タグ管理システムについて、図13を用いて説明する。
本第3実施形態では、通信成功数が搬送予定数よりも多いことから予定搬送状態でないと判定される場合に携帯端末50に対して送信される補完作業指示が異なる点が主に上記第2実施形態と異なる。このため、第2実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
RFタグリーダライタ40が所定の搬送単位を構成しない他のRFタグ21と通信したことから通信成功数が多く取得されてしまう場合や取得装置30にて誤って搬送予定数が少なく取得されてしまう場合がある。
本実施形態では、上述のように通信成功数が搬送予定数よりも多いことから予定搬送状態でないと判定される場合、携帯端末50に対してなされる補完作業指示では、全数補完作業(通信作業)を行う処理(以下、全数処理ともいう)が処理内容に関する情報として設定される。
以下、本実施形態において管理装置70の制御部71にて行われる搬送状況管理処理と携帯端末50を用いた補完作業とについて図13を参照して説明する。
搬送状況管理処理において、2つの搬送対象20が所定の搬送単位であることから、図13(A)に示すように搬送予定数が2個であることを示す情報を取得装置30から受信しており(S101)、図13(B)に例示するように、タグID「0001」「0002」の読み書きが成功している際に当該所定の搬送単位を構成しない他のRFタグ21のタグID「0003」の読み書きも成功している場合(S103)を例に詳述する。
この場合、通信成功数(「3」)と取得した搬送予定数(「2」)とが一致しないために、予定搬送状態でなく補完作業が必要であると判定されて(S105でYes)、携帯端末50に対して補完作業指示が通知される(S107)。この場合、補完作業指示には、図13(C)に例示するヘッダ情報と図13(D)に例示する詳細情報とが含まれ、特に、ヘッダ情報では、全数処理が処理内容に関する情報として設定される。
管理装置70から補完作業指示を受けた携帯端末50の作業者等は、全数処理が指示されているため、当該携帯端末50を利用して補完作業の対象となる所定の搬送単位を構成する全ての搬送対象20に付されたRFタグ21を個別に読み書きする。このとき、携帯端末50では、タグID「0001」「0002」に関して書き込み済であり、タグID「0003」が所定の搬送単位を構成しない他のRFタグ21から読み取られていると判断することができる。
このため、携帯端末50は、タグID「0003」が所定の搬送単位を構成しない他のRFタグ21から読み取られていることを示す情報を含めるように補完作業終了情報を生成する。具体的には、図13(E)に例示するヘッダ情報と図13(F)に例示する詳細情報とを含むように補完作業終了情報が生成される。なお、上記詳細情報では、タグID「0003」の読み取りができないため、「補完工程」「成否」には、そのタグIDが所定の搬送単位のものでないことを示す情報(図13(F)の例では「−」)が設定される。そして、タグID「0003」を読み取ることなく、上述のように生成された補完作業終了情報を含めた通信結果が携帯端末50により管理装置70に対して送信される。
管理装置70では、携帯端末50から上記通信結果を受信すると(S109でYes)、上記補完処理がなされ、携帯端末50から受信した通信結果に応じて、タグID「0003」が所定の搬送単位のものでないことを把握して補完を完了する(S111)。この場合、管理装置70は、単にタグID「0003」及び関連する情報を削除してもよいし、そのタグID「0003」に応じた対処を実施してもよい。
また、3つの搬送対象20が所定の搬送単位を構成しても取得装置30にて誤って搬送予定数が少なく取得されてしまう場合には、携帯端末50により3つのRFタグ21と通信できることから、携帯端末50は、搬送予定数が間違っていることを示す情報を含めるように補完作業終了情報を生成することができる。この補完作業終了情報を受信した管理装置70では、3つの搬送対象20が所定の搬送単位を構成していることを把握して補完を完了する(S111)。
以上説明したように、本実施形態に係る無線タグ管理システム10では、携帯端末50は、管理装置70から受信した補完作業指示(所定の指示情報)に基づいて、所定の搬送単位を構成する複数の搬送対象20にそれぞれ付される全てのRFタグ21と個別に通信した通信結果を管理装置70に送信する。
これにより、管理装置70は、RFタグリーダライタ40にて通信したRFタグ21の個数(通信成功数)が搬送対象の搬送予定数を超える場合、すなわち、RFタグリーダライタ40にて所定の搬送単位に関係しないRFタグ21と通信している可能性が有る場合でも、携帯端末50から受信した情報に基づいて、どのRFタグ21が所定の搬送単位に関係しないRFタグ21であるかを容易に把握することができる。
なお、管理装置70から携帯端末50に対して通知される補完作業指示(所定の指示情報)は、取得装置30から受信した搬送予定数やRFタグリーダライタ40から受信した所定の搬送単位との通信結果を含めることなく、単に、所定の搬送単位を特定する情報や上記全数処理を含めるように生成されてもよい。この場合には、管理装置70は、取得装置30から受信した搬送予定数やRFタグリーダライタ40から受信した所定の搬送単位との通信結果に加えて、携帯端末50から受信した全数処理の結果を考慮することで、当該所定の搬送単位についてより正確に搬送に関する管理を行うことができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係る無線タグ管理システム10は、工場内にて製造されて出荷される複数の製品等の搬送について上述のように所定の搬送単位で管理することに限らず、他の搬送、例えば、工場内に入荷する複数の部品等の搬送や工程間搬送など、様々な搬送について上述のように所定の搬送単位で管理してもよい。
(2)所定の搬送単位は、3つや2つに設定されることに限らず、その搬送状態に応じて、さらに多くの個数に設定されてもよい。
(3)情報コードCが付されない搬送対象20を管理対象とする場合には、携帯端末50は、情報コード読取部61等を有しないRFタグ21との無線通信専用の携帯型の端末として構成されてもよい。
(4)RFタグリーダライタ40によるタグIDの読み取りやユーザエリアに対する読み書きが成功しているRFタグ21の個数(通信成功数)と取得装置30にて取得した搬送予定数とが一致しない場合に携帯端末50に対して補完作業指示を通知することに限らず、例えば、通信成功数と搬送予定数とが一致していてもRFタグリーダライタ40にて一括して読み取ったタグIDの個数が搬送予定数とが一致しない場合に携帯端末50に対して補完作業指示を通知してもよい。
10…無線タグ管理システム
20,20a〜20c…搬送対象
21,21a〜21c…RFタグ(無線タグ)
30…取得装置(取得部)
40…RFタグリーダ(第1通信部)
50…携帯端末(第2通信部)
61…情報コード読取部(情報コード読取手段)
70…管理装置(管理部)
71…制御部(判定手段,搬送管理手段)
75…通信部(送信手段)
C,Ca〜Cc…情報コード

Claims (7)

  1. 複数の搬送対象のそれぞれに付される無線タグと、
    前記複数の搬送対象が所定の搬送単位として搬送される際の搬送予定に関する情報を取得する取得部と、
    搬送時に前記所定の搬送単位について複数の前記無線タグと通信する第1通信部と、
    前記所定の搬送単位についての搬送に関する管理を行う管理部と、
    複数の前記無線タグと個別に通信可能な携帯型の第2通信部と、
    を備え、
    前記管理部は、
    前記第1通信部と通信した無線タグから推定される前記所定の搬送単位の搬送状態が前記取得部にて取得された前記搬送予定に一致する予定搬送状態であるか否かについて判定する判定手段と、
    前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に所定の指示情報を前記第2通信部に送信する送信手段と、
    前記判定手段による前記予定搬送状態であるとの判定時に前記第1通信部と通信した無線タグに基づいて前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行い、前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に前記送信手段による前記所定の指示情報の送信に応じて前記第2通信部から受信した情報を利用して前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行う搬送管理手段と、
    を備え、
    前記第2通信部は、前記管理部から受信した前記所定の指示情報に基づいて、前記所定の搬送単位を構成する前記複数の搬送対象にそれぞれ付される無線タグと個別に通信した通信結果に関する情報を前記管理部に送信し、
    前記取得部は、前記第1通信部に対して搬送経路上流に配置されて、前記搬送予定数を、前記複数の搬送対象を撮像した画像の解析結果を利用して取得することを特徴とする無線タグ管理システム。
  2. 複数の搬送対象のそれぞれに付される無線タグと、
    前記複数の搬送対象が所定の搬送単位として搬送される際の搬送予定に関する情報を取得する取得部と、
    搬送時に前記所定の搬送単位について複数の前記無線タグと通信する第1通信部と、
    前記所定の搬送単位についての搬送に関する管理を行う管理部と、
    複数の前記無線タグと個別に通信可能な携帯型の第2通信部と、
    を備え、
    前記管理部は、
    前記第1通信部と通信した無線タグから推定される前記所定の搬送単位の搬送状態が前記取得部にて取得された前記搬送予定に一致する予定搬送状態であるか否かについて判定する判定手段と、
    前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に所定の指示情報を前記第2通信部に送信する送信手段と、
    前記判定手段による前記予定搬送状態であるとの判定時に前記第1通信部と通信した無線タグに基づいて前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行い、前記判定手段による前記予定搬送状態でないとの判定時に前記送信手段による前記所定の指示情報の送信に応じて前記第2通信部から受信した情報を利用して前記所定の搬送単位について搬送に関する管理を行う搬送管理手段と、
    を備え、
    前記搬送対象には、付された前記無線タグに関連する情報を光学的に読み取り可能に記録した情報コードが付され、
    前記第2通信部は、
    前記情報コードを光学的に読み取る情報コード読取手段を備え、
    前記管理部から受信した前記所定の指示情報に基づいて、前記所定の搬送単位を構成する前記複数の搬送対象にそれぞれ付される無線タグと個別に通信した通信結果に関する情報を前記管理部に送信し、前記所定の搬送単位について前記第1通信部にて通信されていない無線タグがあると推定される場合に、当該無線タグに関連する情報が記録された前記情報コードを前記情報コード読取手段にて読み取った結果を、前記管理部に送信することを特徴とする無線タグ管理システム。
  3. 前記所定の指示情報には、少なくとも前記取得部にて取得された情報と前記第1通信部と通信した無線タグに関する情報とが含まれ、
    前記第2通信部は、前記管理部から受信した前記所定の指示情報に基づいて、前記所定の搬送単位について前記第1通信部にて通信されていない無線タグがあると推定される場合に、少なくとも当該無線タグとの通信結果を前記管理部に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線タグ管理システム。
  4. 前記第2通信部は、前記管理部から受信した前記所定の指示情報に基づいて、前記所定の搬送単位を構成する前記複数の搬送対象にそれぞれ付される全ての無線タグと個別に通信した通信結果を前記管理部に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線タグ管理システム。
  5. 前記搬送予定に関する情報には、前記所定の搬送単位を構成する搬送対象の搬送予定数が含まれ、
    前記判定手段は、前記取得部にて取得された前記搬送予定数と前記第1通信部を利用して情報が書き込まれた無線タグの個数とが一致するか否かに基づいて、前記予定搬送状態であるか否かについて判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線タグ管理システム。
  6. 前記搬送予定に関する情報には、前記所定の搬送単位を構成する搬送対象の搬送予定数が含まれ、
    前記判定手段は、前記取得部にて取得された前記搬送予定数と前記第1通信部を利用して情報が読み取られた無線タグの個数とが一致するか否かに基づいて、前記予定搬送状態であるか否かについて判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線タグ管理システム。
  7. 前記搬送予定に関する情報には、前記所定の搬送単位を構成する搬送対象の搬送予定数が含まれ、
    前記無線タグには、固有のタグIDが記録され、
    前記判定手段は、前記取得部にて取得された前記搬送予定数と前記第1通信部を利用して一括して読み取られた前記タグIDの個数とが一致するか否かに基づいて、前記予定搬送状態であるか否かについて判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線タグ管理システム。
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