JP6716089B2 - 排出装置、この排出装置を備えたタンク装置、及び、このタンク装置を備えた水洗大便器 - Google Patents
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Description
まず、図1〜図3により本発明の一実施形態による排出装置の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態による排出装置が設けられたタンクの内部を示す断面図であり、図2は本発明の一実施形態による排出装置の一部を示す分解図であり、図3は図2の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る排出装置1は、タンク10の内部に貯溜された水を、タンク10の底部に設けられた排水口20より排出させるものであり、排水口20を開閉するフラッパ弁22を備える。また、タンク10内部には排水口20に連通したオーバーフロー管24が立設され、タンク10内に延びる略L字状のレバーアーム92(操作手段)が設けられる。
タンク10内の洗浄水の排出に伴って、タンク内の水位は低下していき、フロート84の上端から所定距離だけ下側の位置にまで下がったところで、フロート84に作用する浮力とフロート84自体の重力とが釣り合った状態となり、フロート84は水位の降下に従って小洗浄用の玉鎖70に沿って下向きに移動して行く。このとき、空気チャンバ48の内部の空気室50は空気で満たされた状態にあり、空気チャンバ48に対し浮力が作用しているため、フラッパ弁22は依然として開弁状態に保持されたままである。
フロート84は、ストッパ90から離れて小洗浄用の玉鎖70に沿って下方向へ移動し、カバー部材59に当接することで、フロート84がカバー部材59を下向きに押す力が増大していき、この力が空気チャンバ48に対する浮力に打ち勝つことで、フラッパ弁22が閉弁していき、排水口20からの洗浄水の放出が停止する。
タンク10内の洗浄水の排出に伴って、タンク内の水位は低下していき、フロート84に対する浮力とフロート84に対して下向きに加わる力とが釣り合った状態となり、水位の低下とともにフロート84が降下即ち下向きに移動し、これに伴ってフラッパ弁22は徐々に下降し閉弁状態となる。なお、空気チャンバ48に対して浮力は働いていないため、フロート84はストッパ90に当たった状態を維持したまま、即ちカバー部材59との間に一定距離を開けた状態を維持したまま、水位の低下とともに下方向に移動していく。そのため、この小洗浄時においては、フラッパ弁22が開弁してから閉弁開始するまでの時間が大洗浄時に較べて短い。
図2及び図3に示すように、カバー部材59は、その外周壁に、側方へ向けて突出する突出部59aを有する。また、筒壁56は、その内周壁に、開口55から下方に延びた第1スリット56aと、第1スリット56aの下端から周方向に延びた第2スリット56bとを有する。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係る水洗大便器200は、サイホン作用により汚物を押し流す、いわゆる、サイホン式の水洗大便器であり、床面Fに載置される陶器製の便器本体2を備え、この便器本体2の上部の前方側にはボウル部4が形成され、便器本体2の中央後方側の下方にはボウル部4と連通する排水トラップ管路8が形成されている。また、ボウル部4の上部にはボウル部4内部に向けて洗浄水を吐水して、ボウル部4の表面を洗浄する吐水部11が設けられている。さらに、排水トラップ管路8の下流端には、排水トラップ管路8の下流端と建物躯体に設けられた床下排水配管12とを連通する排水ソケット9が設けられている。
なお、本実施形態においては、洗浄ハンドル94への操作により排水口20から吐水部11に洗浄水が供給されるが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、リモコンのスイッチへの操作や、人体検知センサによる使用者の検知等の他の使用者の洗浄動作により吐水部へ洗浄水が供給されてもよい。
さらに、2つの突出部59aは、カバー部材59の長手方向の中心軸を挟んで対称な位置になるよう配置されているが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、カバー部材59の長手方向の中心軸を挟んで対称でない位置に2つの突出部を設けてもよいし、3つ以上の突出部を、カバー部材の周方向に沿って所定のピッチをもって配置してもよい。
図6に示すように、この変形例においては、2つの突出部256aを筒壁256の内表面に設け、第1スリット259a及び第2スリット259bをカバー部材259の外表面に設けている。
上述した本発明の一実施形態の変形例によれば、カバー部材259に多大な変形を生じることなく容易に取り外すことができ、容易に空気抜き弁58のシール部材62等のメンテナンスや交換を行うことができる。
2 便器本体
4 ボウル部
5 給水弁
8 排水トラップ管路
9 排水ソケット
10 タンク
11 吐水部
12 床下排水配管
20 排水口
22 フラッパ弁
24 オーバーフロー管
26 シール部材
28 弁部
30 アーム
36 大洗浄用の玉鎖(引き上げ材)
48 空気チャンバ
50 空気室
55 開口
56 筒壁(筒部)
56a 第1スリット
56b 第2スリット
57 開口
58 空気抜き弁
59 カバー部材(カバー)
59a 突出部
60 コイルばね
62 シール部材
64 弁部
70 小洗浄用の玉鎖(引き上げ材)
72 水流入口
84 フロート
90 ストッパ
92 レバーアーム(操作手段)
94 洗浄ハンドル
100 タンク装置
200 水洗大便器
256 筒壁
256a 突出部
259 カバー部材
259a 第1スリット
259b 第2スリット
Claims (6)
- タンクの内部に貯溜された水を、前記タンクの底部に設けられた排水口より便器に向けて排出させる排出装置であって、
前記排水口を開閉するフラッパ弁と、
前記フラッパ弁に設けられ、内部に空気を保持する空気室と、
上側への引上げ力で開弁し、前記空気室の空気を抜いて前記タンク内の水を流入させる空気抜き弁と、
前記タンクの内部に設けられた操作手段と、
前記操作手段に取り付けられ、前記操作手段の一方向の回転により、前記空気抜き弁を閉弁した状態で前記フラッパ弁を引き上げて開弁させ、他方向の回転により前記空気抜き弁を開弁させるとともに前記空気抜き弁を介して前記フラッパ弁を引き上げて開弁させる引上げ材と、
前記引上げ材に取り付けられたフロートと、
を備え、
前記フラッパ弁は、上方に突出するとともに前記空気抜き弁を収容する筒部を有し、
前記筒部には、前記引上げ材が挿通された状態で前記筒部の上端部に設けられた開口を覆うカバーが着脱可能に取り付けられ、
前記カバーは、側方へ向けて突出する突出部を有し、
前記筒部は、上端部の前記開口から下方に延び前記突出部を挿入可能な上下方向の第1スリットと、前記第1スリットと接続され周方向に延びた第2スリットと、を有し、前記第2スリットに前記突出部が挿入された排出装置。 - 前記突出部、前記第1スリット及び前記第2スリットは、複数設けられた請求項1に記載の排出装置。
- 前記複数の突出部は、前記カバーの周方向に沿って所定のピッチをもって配置された請求項2に記載の排出装置。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の排出装置と、前記タンクと、を備えたタンク装置。
- 請求項4に記載のタンク装置を備えた水洗大便器。
- タンクの内部に貯溜された水を、前記タンクの底部に設けられた排水口より便器に向けて排出させる排出装置であって、
前記排水口を開閉するフラッパ弁と、
前記フラッパ弁に設けられ、内部に空気を保持する空気室と、
上側への引上げ力で開弁し、前記空気室の空気を抜いて前記タンク内の水を流入させる空気抜き弁と、
前記タンクの内部に設けられた操作手段と、
前記操作手段に取り付けられ、前記操作手段の一方向の回転により、前記空気抜き弁を閉弁した状態で前記フラッパ弁を引き上げて開弁させ、他方向の回転により前記空気抜き弁を開弁させるとともに前記空気抜き弁を介して前記フラッパ弁を引き上げて開弁させる引上げ材と、
前記引上げ材に取り付けられたフロートと、
を備え、
前記フラッパ弁は、上方に突出するとともに前記空気抜き弁を収容する筒部を有し、
前記筒部には、前記引上げ材が挿通された状態で前記筒部の上端部に設けられた開口を覆うカバーが着脱可能に取り付けられ、
前記筒部は、側方へ向けて突出する突出部を有し、
前記カバーは、下端部の開口から上方に延び前記突出部を挿入可能な上下方向の第1スリットと、前記第1スリットと接続され周方向に延びた第2スリットと、を有し、前記第2スリットに前記突出部が挿入された排出装置。
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JP2016034053A Active JP6716089B2 (ja) | 2015-09-30 | 2016-02-25 | 排出装置、この排出装置を備えたタンク装置、及び、このタンク装置を備えた水洗大便器 |
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WO2021056429A1 (zh) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 厦门立业卫浴工业有限公司 | 一种双排水阀 |
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2016
- 2016-02-25 JP JP2016034053A patent/JP6716089B2/ja active Active
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