JP6713880B2 - Air conditioning system and terminal equipment - Google Patents
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Description
本発明は、空調システム等に関する。 The present invention relates to an air conditioning system and the like.
従来から、家電機器(特に空気調和機)の分野において、ユーザに快適な環境を提供するための様々な技術が提案されている。例えば、ユーザに快適な睡眠環境を提供するために、各種の家電機器の動作を制御する技術が提案されている。 BACKGROUND ART Conventionally, various technologies for providing a comfortable environment to a user have been proposed in the field of home electric appliances (particularly air conditioners). For example, in order to provide the user with a comfortable sleeping environment, a technique for controlling the operation of various home appliances has been proposed.
一例として、特許文献1には、ユーザの睡眠時の快適性向上を目的として、ユーザの睡眠時に温度制御を行う空気調和機が開示されている。 As an example, Patent Document 1 discloses an air conditioner that controls temperature when a user sleeps, for the purpose of improving comfort when the user sleeps.
また、特許文献2には、室内環境の快適性を向上させるために、空気調和機の運転に連携して、照明装置の照度または色調の少なくとも一方を制御する家電制御システムが開示されている。 Further, Patent Literature 2 discloses a home electric appliance control system that controls at least one of illuminance and color tone of a lighting device in cooperation with operation of an air conditioner in order to improve comfort of an indoor environment.
また、特許文献3には、ユーザ(就寝者)の寝床の周囲に設置される就寝用指向性光源および音源供給装置が開示されている。特許文献3の各装置は、ユーザに快適な寝入り、熟睡、目覚めをもたらすことを目的としている。
Further,
また、特許文献4には、時間によって変化するユーザの生体情報に応じて、室内環境制御機器を制御する室内環境制御システムが開示されている。 In addition, Patent Document 4 discloses an indoor environment control system that controls an indoor environment control device in accordance with user biometric information that changes with time.
しかしながら、ユーザにより快適な睡眠環境を提供するための、空気調和機および周辺機器の連携方法には、なお改善の余地が残されている。本発明の目的は、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能な空調システム等を実現することである。 However, there is still room for improvement in the method of linking the air conditioner and the peripheral devices for providing the user with a more comfortable sleeping environment. An object of the present invention is to realize an air conditioning system or the like that can provide a user with a more comfortable sleeping environment than before.
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空調システムは、室内の空調を行う空気調和機と、上記室内に設けられた周辺機器と、端末装置と、通信ネットワークを介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置と、を備えた空調システムであって、上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部を備えており、上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部を備えており、上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部を備えており、上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与える。 In order to solve the above problems, an air conditioning system according to one aspect of the present invention, an air conditioner that performs air conditioning in a room, peripheral devices provided in the room, a terminal device, and via a communication network, An air conditioning system including the air conditioner and a server device connected to the terminal device, wherein the server device includes an air conditioning control unit that controls the air conditioner, and the air conditioner is , A peripheral device control unit for controlling the peripheral device is provided, the terminal device is provided with a mode setting unit for switching the operation mode of the air conditioner, the operation mode is suitable for sleep of the user A sleep preparation mode that is a mode of providing an indoor environment is included, and when the mode setting unit switches the operation mode to the sleep preparation mode, the air conditioning control unit causes the air conditioner to prepare for the sleep. A first command to operate in the mode is given to the air conditioner, and the peripheral device control section gives a second command corresponding to the first command to the peripheral device.
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置が、室内の空調を行う空気調和機に、所定の運転モードに応じた動作を行わせ、上記空気調和機が、上記室内に設けられた周辺機器の動作を制御するように構成された空調システムと連携する端末装置であって、少なくとも画像を表示する表示部と、上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、上記サーバ装置と通信する通信部とを備え、上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタンを表示する。 In order to solve the above problems, in a terminal device according to an aspect of the present invention, a server device causes an air conditioner that performs air conditioning in a room to perform an operation according to a predetermined operation mode, Is a terminal device that cooperates with an air conditioning system configured to control the operation of peripheral equipment provided in the room, and sets at least a display unit that displays an image and the operation mode of the air conditioner. And a communication unit that communicates with the server device. The air conditioner and the peripheral devices are provided in the operation mode of the air conditioner so as to provide an indoor environment suitable for the user to fall asleep. Includes a sleep preparation mode that is a mode for setting each operation of, and the mode setting unit, when displaying a driving mode setting screen for the user to set the driving mode on the display unit, the sleep Displays a button to set the preparation mode.
本発明の一態様に係る空調システムによれば、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となるという効果を奏する。 The air conditioning system according to one aspect of the present invention has the effect of providing the user with a more comfortable sleeping environment than before.
また、本発明の一態様に係る端末装置によっても、同様の効果を奏する。 Further, the terminal device according to one aspect of the present invention also has the same effect.
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態の空調システム100の概要を示す図である。はじめに、図1を参照し、空調システム100の概要について述べる。
[Embodiment 1]
Hereinafter, Embodiment 1 of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 is a diagram showing an outline of an
(空調システム100の概要)
空調システム100は、携帯端末10(端末装置)、クラウドサーバ20(サーバ装置)、空気調和機30、および周辺機器40を備えている。なお、空気調和機30および周辺機器40は、ユーザの家屋の同一の室内に設けられている。以下、空気調和機30および周辺機器40が、寝室に設けられている場合を例示して説明を行う。
(Outline of air conditioning system 100)
The
以下に述べるように、空調システム100では、携帯端末10は、空気調和機30の運転モードを切り替えるモード切替指令を、クラウドサーバ20に与える。そして、当該運転モードが所定の運転モード(例:後述する睡眠準備モードまたは睡眠モード)に切り替えられた場合、(i)クラウドサーバ20は、空気調和機30に第1指令を与えるとともに、(ii)空気調和機30は、当該第1指令に応じた第2指令を、周辺機器40に与える。
As described below, in the
なお、本実施形態の携帯端末10(端末装置の一具体例)は、例えばスマートフォン(携帯電話機)である。但し、本発明の一態様に係る端末装置は、携帯電話機に限定されない。当該端末装置は、ユーザが空気調和機30を遠隔操作するためのリモコンであってもよいし、ノートPC(Personal Computer)またはタブレットPCなどの可搬型の情報処理装置であってもよい。
The mobile terminal 10 (one specific example of the terminal device) of the present embodiment is, for example, a smartphone (mobile phone). However, the terminal device according to one embodiment of the present invention is not limited to a mobile phone. The terminal device may be a remote controller for a user to remotely operate the
クラウドサーバ20は、(i)通信ネットワーク90aを介して携帯端末10と、(ii)通信ネットワーク90bを介して空気調和機30と、それぞれ接続されている。このため、携帯端末10は、クラウドサーバ20を介して、空気調和機30を操作する(より具体的には、空気調和機30の運転モードを変更する)ことが可能である。
The
通信ネットワーク90a・90bは、総称的に通信ネットワーク90と称されてもよい。通信ネットワーク90には、公知の通信技術(例:無線LAN技術)が利用されてよい。
The
なお、携帯端末10には、クラウドサーバ20を介して空気調和機30を操作するためのアプリケーション(以降、「快眠アプリ」と称する)が、あらかじめインストールされている。
An application for operating the
携帯端末10において、モード設定部14(後述)は、空気調和機30の運転モードをユーザに設定(選択)させるための運転モード設定画面(快眠アプリの画面)を、表示部11a(後述)に表示させる。加えて、モード設定部14は、快眠アプリの画面において、ユーザが動作モードを設定するための各種のボタン(入力用画像)を、表示部11aに表示させる。
In the
また、クラウドサーバ20には、携帯端末10からのモード切替指令に応じて、空気調和機30を制御するためのプログラム(以降、「快眠プログラム」と称する)がインストールされている。
In addition, a program for controlling the air conditioner 30 (hereinafter referred to as a “sleep sleep program”) is installed in the
空気調和機30は、室内(例:寝室)の空調を行う装置であり、例えばエアコンである。空気調和機30には、クラウドサーバ20と通信を行うために、家電アダプタ(不図示)があらかじめ取り付けられている。なお、空気調和機30と家電アダプタとが一体化された構成であってもよい。
The
また、空気調和機30は、赤外線センサ35(センサ)を備えている。赤外線センサ35は、空気調和機の筐体の前面に配置されてよい。以下に述べるように、赤外線センサ35は、寝室にユーザが存在していることを検出する人感センサとして機能する。但し、本発明の一態様に係るセンサは、赤外線センサに限定されない。当該センサは、人感センサとしての機能を有するものであればよい。
Further, the
周辺機器40は、寝室(空気調和機30と同じ室内)に設けられた各種の家電機器である。図1では、周辺機器40の一構成要素として、照明装置41が示されている。後述の図2に示されるように、本実施形態では、周辺機器40が、照明装置41、テレビ42(音響装置)、およびアロマ発生器43(匂い発生器)を含む場合を例示して説明を行う。但し、照明装置41〜アロマ発生器43は周辺機器40の一例であり、当該周辺機器40はこれらに限定されず、睡眠環境作りに関わる機器であればよい。
The
周辺機器40には、空気調和機30と通信を行うために、家電アダプタ(不図示)があらかじめ取り付けられていてよい。なお、周辺機器40と家電アダプタとが一体化された構成であってもよい。
A home appliance adapter (not shown) may be attached to the
ところで、一部の家電機器(特に照明装置41およびテレビ42)は、赤外線リモコンによって操作可能であるように構成されてよい。この点を踏まえ、空気調和機30と周辺機器40とは、公知の赤外線通信技術を用いて通信を行うように構成されてもよい。
By the way, some home appliances (particularly the
この場合、周辺機器40は、赤外線通信によって空気調和機30から第2指令を取得できる。それゆえ、周辺機器40において、空気調和機30と通信を行うための家電アダプタが不要となる。このように、周辺機器40が赤外線リモコンによって操作可能な家電機器であれば、当該周辺機器40に家電アダプタを設けなくともよい。
In this case, the
以下に述べるように、周辺機器40は、空気調和機30を介して、クラウドサーバ20によって間接的に制御される。周辺機器40と空気調和機30とは、例えば家屋内の無線LANネットワークを介して通信可能である。
As described below, the
(空調システム100の構成)
図2は、空調システム100の要部の構成を示す機能ブロック図である。以下、空調システム100における各部材の構成についてより詳細に説明する。
(Configuration of air conditioning system 100)
FIG. 2 is a functional block diagram showing a configuration of a main part of the
携帯端末10は、タッチパネル11、制御部12、通信部15、生体センサ16、および記憶部17を備える。タッチパネル11は、(i)少なくとも画像を表示する表示部11aと、(ii)ユーザの入力(操作)を受け付ける入力部11bとが、重畳され一体化された部材である。ユーザは、タッチパネル11(快眠アプリの画面)に表示された各ボタンをタッチすることで、空気調和機30を操作できる(後述の図4を参照)。
The
但し、本発明の一態様に係る携帯端末において、表示部11aと入力部11bとは、別体の部材として設けられてもよい。この場合、入力部11bは、例えばハードキーであってもよい。この場合、ユーザは、入力部11bを操作することで、快眠アプリの画面に表示されたボタンに対する入力を行えばよい。
However, in the mobile terminal according to one aspect of the present invention, the
図3は、携帯端末10において、快眠アプリが立ち上げられる前に、表示部11aに表示された画面の一例を示す図である。図3に示されるように、表示部11aには、携帯端末10にインストールされた各種のアプリを立ち上げるためのボタン(アイコン)が表示されている。図3において、ボタンIは、快眠アプリを立ち上げるためのアイコンである。ユーザは、タッチパネル11上のボタンIをタッチすることにより、快眠アプリを立ち上げることができる。
FIG. 3 is a diagram showing an example of a screen displayed on the
図4は、携帯端末10において、快眠アプリが立ち上げられた後に、表示部11aに表示された画面(快眠アプリの画面)の一例を示す図である。図4に示されるように、快眠アプリの画面には、空気調和機30の運転モードをユーザに設定させるための各種のボタンが表示されている。このように、快眠アプリは、運転モード設定画面(空気調和機30の運転モードをユーザに設定させるための画面)をユーザに提供する。
FIG. 4 is a diagram showing an example of a screen (screen of the sleep app) displayed on the
なお、図4において、ボタンJ1は、後述する「睡眠準備モード」の開始、および当該睡眠準備モードの設定を行うためのボタンである。このボタンJ1は、「おやすみ準備」ボタンとも称される。また、ボタンJ2は、後述する「睡眠モード」の開始、および当該睡眠モードの設定を行うためのボタンである。このボタンJ2は、「おやすみ」ボタンとも称される。 In FIG. 4, the button J1 is a button for starting a “sleep preparation mode” described later and for setting the sleep preparation mode. This button J1 is also called a "good night preparation" button. The button J2 is a button for starting a “sleep mode” described later and setting the sleep mode. This button J2 is also called a "good night" button.
また、ボタンJ3は、目覚ましアラームの設定時刻(起床予定時刻)の設定を行うためのボタンである。また、ボタンJ4は、睡眠準備モードまたは睡眠モードを途中で終了させるためのボタンである。このボタンJ4は、「停止」ボタンとも称される。 Further, the button J3 is a button for setting a set time (scheduled wake-up time) of the alarm clock. The button J4 is a button for ending the sleep preparation mode or the sleep mode on the way. This button J4 is also called a "stop" button.
制御部12は、携帯端末10の各部を統括的に制御する。制御部12の機能は、記憶部17に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することで実現されてよい。記憶部17は、制御部12が実行する各種のプログラム(例:上述の睡眠アプリ)、および当該プログラムによって使用されるデータを格納する。
The
通信部15は、携帯端末10が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。通信部15は、通信ネットワーク90aを介して、クラウドサーバ20の通信部25(後述)と通信を行うことができる。
The
生体センサ16は、ユーザの生体情報を取得(検出)するセンサである。本実施形態では、生体センサ16が加速度センサおよび温度センサを含む場合を例示して説明を行う。なお、生体センサ16は、ユーザに接触せずに生体情報を取得する非接触式センサであってもよいし、当該ユーザに接触して生体情報を取得する接触式センサであってもよい。
The
図5(後述)に示すグラフ(睡眠曲線)のように、一般的に、ユーザの眠りが深い場合(ノンレム睡眠の場合)には、寝返りを打つ可能性が少なくなるため、当該ユーザの加速度の変化(換言すれば、変位の量)が少なくなる。他方、ユーザの眠りが浅い場合(レム睡眠の場合)には、寝返りを打つ可能性が高くなるため、当該ユーザの加速度の変化が大きくなる。 As shown in a graph (sleep curve) shown in FIG. 5 (described later), in general, when the user sleeps deeply (in the case of non-REM sleep), the possibility of hitting the roll is reduced, and thus the acceleration of the user is reduced. The change (in other words, the amount of displacement) is reduced. On the other hand, when the user sleeps lightly (in the case of REM sleep), there is a high possibility that he/she will fall over and the change in acceleration of the user will increase.
従って、加速度センサによって検出されたユーザの加速度は、当該ユーザの眠りの深さを示す生体情報として利用可能である。また、生体センサ16が取得した生体情報は、クラウドサーバ20の制御部21(後述)に与えられる。制御部21は、生体情報(例:ユーザの加速度)に基づいて、ユーザの眠りの深さを判定できる。なお、制御部21は、日ごとに取得した生体情報の履歴に基づいて、ユーザの眠りの深さの時間的な変化を示す上記グラフ(睡眠曲線)を生成することもできる。
Therefore, the acceleration of the user detected by the acceleration sensor can be used as biometric information indicating the sleep depth of the user. The biometric information acquired by the
また、ユーザがノンレム睡眠の状態にある場合、当該ユーザの体温は、レム睡眠の場合に比べて低くなる。従って、温度センサによって検出されたユーザの体温もまた、当該ユーザの眠りの深さを示す生体情報として利用可能である。なお、制御部21は、日ごとに取得したユーザの体温の履歴に基づいて、ユーザの睡眠時における体温の時間的な変化を示すグラフ(体温曲線)を生成することもできる。
Moreover, when the user is in the state of non-REM sleep, the body temperature of the user is lower than that in the case of REM sleep. Therefore, the body temperature of the user detected by the temperature sensor can also be used as biometric information indicating the sleep depth of the user. Note that the
また、ユーザの脈拍、血圧、および発汗量等を、生体情報として用いてもよい。あるいは、ユーザの体液(例:血液または唾液)中の所定の物質(例:メラトニン、成長ホルモン、コルチゾール)の含有率を、生体情報として用いてもよい。つまり、生体センサ16は、所定の態様の生体情報を取得できればよい。従って、生体センサ16に含まれるセンサの種類は特に限定されない。
Further, the user's pulse, blood pressure, sweat rate, and the like may be used as the biometric information. Alternatively, the content rate of a predetermined substance (eg, melatonin, growth hormone, cortisol) in the body fluid (eg, blood or saliva) of the user may be used as the biometric information. That is, the
図5は、携帯端末10における快眠アプリの実行中に、ユーザの選択に応じて、表示部11aに表示された画面の一例を示す図である。図5に示されるように、快眠アプリの一画面には、上述の睡眠曲線および体温曲線を示す画像IMG1が表示されている。ユーザは、画像IMG1の各曲線を確認することによって、自身の日々の睡眠状態を容易に認識できる。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a screen displayed on the
なお、画像IMG1には、例えばユーザの発汗量の時間変化を示すグラフをさらに含めてもよい。また、画像IMG1には、ユーザの体液中の上記所定の物質の含有率の時間変化を示すグラフをさらに含めてもよい。これにより、ユーザに、より多面的な観点から、自身の日々の睡眠状態を認識させることが可能となる。 It should be noted that the image IMG1 may further include, for example, a graph showing a change over time in the amount of perspiration of the user. Further, the image IMG1 may further include a graph showing the change over time in the content rate of the predetermined substance in the body fluid of the user. This allows the user to recognize his/her daily sleep state from a multifaceted viewpoint.
また、快眠アプリの一画面には、(i)空気調和機30の設定温度を示す画像IMG2と、(ii)目覚ましアラームの設定時刻(起床予定時刻)を示す画像IMG3とが表示されている。また、画像IMG2およびIMG3には、設定温度および設定時刻のそれぞれをユーザが変更するためのボタン(上下ボタン)が含まれている。なお、起床予定時刻は、ユーザの事前の操作によって、快眠アプリ上においてあらかじめ設定されている。
Further, (i) an image IMG2 showing a set temperature of the
そして、上述の図2に示されるように、制御部12は、表示制御部13およびモード設定部14を備えている。表示制御部13は、表示部11aに表示される画像の表示制御を行う。なお、モード設定部14に、表示制御部13の機能を併有させてもよい。
Then, as shown in FIG. 2 described above, the
モード設定部14は、空気調和機30の運転モードを切り替える指令(モード切替指令)を、クラウドサーバ20に与える。モード切替指令は、通信部15・25を介して、モード設定部14からクラウドサーバ20の空調制御部24(後述)に与えられる。
The
なお、本実施形態において、空気調和機30の運転モードには、公知の運転モード(例:自動運転モード)に加えて、「睡眠準備モード」および「睡眠モード」の少なくとも2つがさらに含まれている。
In addition, in this embodiment, the operation mode of the
なお、自動運転モードには、各種の環境情報(例:室温、外気温、季節変化、日差しの変化)に基づいて、空気調和機30が自身の動作モード(例:冷房運転、暖房運転)または設定温度等を自動的に設定して運転を行うモードが含まれていてよい。
In the automatic operation mode, the
睡眠準備モードは、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである。また、睡眠モードは、ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである。これら2つのモードにおける空気調和機30の動作の具体例については、後に詳細に述べる。なお、睡眠準備モードおよび睡眠モードとの区別のため、その他の運転モードを、通常運転モードと便宜的に称する。
The sleep preparation mode is a mode for providing an indoor environment suitable for the user to fall asleep. The sleep mode is a mode for providing an indoor environment suitable for the user's sleep. Specific examples of the operation of the
クラウドサーバ20は、制御部21、通信部25、および記憶部26を備えている。制御部21は、クラウドサーバ20の各部を統括的に制御する。制御部21の機能は、記憶部26に記憶されたプログラムを、CPUが実行することで実現されてよい。なお、制御部21はクラウドサーバ20に設けられているため、上述の制御部12および後述のマイコン31に比べて、高性能な情報処理機能を有していることが一般的である。
The
記憶部26は、制御部21が実行する各種のプログラム(例:上述の睡眠プログラム)、および当該プログラムによって使用されるデータを格納する。通信部25は、クラウドサーバ20が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。通信部25は、通信ネットワーク90bを介して、空気調和機30の通信部36(後述)と通信を行うことができる。
The
また、制御部21は、空調制御部24を備えている。空調制御部24は、空気調和機30の動作を制御する。具体的には、空調制御部24は、上述のモード切替指令において指定された空気調和機30の運転モードによって、当該空気調和機30を動作させるように、当該空気調和機30に運転モードを切り替える指令を与える。以降、空調制御部24から空気調和機30への運転モード切替の指令を、第1指令と称する。一例として、第1指令は、空気調和機30を睡眠準備モードまたは睡眠モードで動作させる指令である。
The
空気調和機30は、マイコン(マイクロコンピュータ)31、赤外線センサ35、および通信部36を備えている。マイコン31は、空気調和機30の各部を統括的に制御する。通信部36は、空気調和機30が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。空気調和機30と周辺機器40との通信は、通信部36を介して行われる。
The
また、マイコン31は、周辺機器制御部34を備えている。周辺機器制御部34は、周辺機器40の動作を制御する。具体的には、周辺機器制御部34は、上述の第1指令に応じた指令(以降、第2指令と称する)を周辺機器40へ与える。周辺機器40に第2指令を与えることにより、空気調和機30の運転モード(例;睡眠準備モード)に応じた動作を、当該周辺機器40に行わせることが可能となる。
Further, the
なお、マイコン31は比較的簡単な構成の情報処理装置である。このため、マイコン31の情報処理性能は、上述の制御部21に比べて低いことが一般的である。
The
また、図6は、空気調和機30の気流パネルから室内へ吹き出す風の向きのバリエーションを示す図である。図6に示されるように、空気調和機30は、風向1〜6の6通りの風向きで、室内へと風を送出できる。なお、風向1は最も上方向(床から天井を見た方向)の風向きであり、風向6は最も下方向(天井から床を見た方向)の風向きである。風向1〜6の順に、風向きの方向は下方向となる。
Further, FIG. 6 is a diagram showing variations in the direction of the air blown into the room from the airflow panel of the
そして、上述の図2に示されるように、周辺機器40は、照明装置41、テレビ42、およびアロマ発生器43を含む。周辺機器40は、周辺機器制御部34から第2指令を受けて、空気調和機30の運転モードに応じた動作を行う。
Then, as shown in FIG. 2 described above, the
一例として、照明装置41は、照明光の色および照度を調整可能なシーリングライトである。なお、テレビ42は、ユーザによってあらかじめ指定された音楽、音声、および映像の少なくとも1種を出力するAV(Audio Visual)機器の一例である。当該AV機器としては、テレビ42に替えてラジオまたはノートPCを用いてもよい。
As an example, the
また、アロマ発生器43は、ユーザによってあらかじめ指定された匂い(ユーザが快適と感じる、所定の種類のアロマ)を発生する匂い発生器の一例である。周辺機器40の各部材の動作の具体例については、後述する。
Further, the
(睡眠準備から起床時までの空調システム100の処理の流れ)
空調システム100では、「睡眠準備」、「入眠時」、「睡眠時」、および「起床時」の4つの段階が考慮されている。図7は、睡眠準備から起床時までの、空調システム100の処理の流れを例示するシーケンス図である。上述の睡眠準備モードは、睡眠準備の段階を考慮したモードである。他方、上述の睡眠モードは、入眠時から起床時までの段階を考慮したモードである。
(Processing flow of the
In the
そして、図8は、睡眠モードにおける(つまり、入眠時から起床時までの)、空気調和機30の設定温度(つまり、室内の温度)の時間変化の予定を示すタイムチャートの一例である。なお、睡眠準備モードにおいては、通常運転モード(例:自動運転モード)と概ね同様の温度制御が行われる。このため、睡眠準備モードにおけるタイムチャートについては省略する。睡眠準備モードにおける空調制御は、睡眠モードの開始(後述する入眠制御の開始)に先立ち、ユーザの入眠に適した室内環境を整えるものであればよい。 Then, FIG. 8 is an example of a time chart showing a schedule of time change of the set temperature of the air conditioner 30 (that is, the temperature inside the room) in the sleep mode (that is, from the time of falling asleep to the time of waking up). In the sleep preparation mode, temperature control that is substantially the same as in the normal operation mode (eg, automatic operation mode) is performed. Therefore, the time chart in the sleep preparation mode is omitted. The air conditioning control in the sleep preparation mode may be any one that prepares an indoor environment suitable for the user to fall asleep prior to the start of the sleep mode (start of sleep control described later).
本実施形態において、図8のタイムチャートは、空調制御部24によって作成される。睡眠モードにおいて、空調制御部24がマイコン31に当該タイムチャートを供給することにより、空気調和機30は当該タイムチャートに従って動作する。なお、図8のタイムチャートに示される温度および時間の各数値は、単なる一例であり、これらに限定されない。
In the present embodiment, the time chart of FIG. 8 is created by the air
まず、図8に示される冷房運転の場合について述べる。空気調和機30は、ユーザの入眠に適した空調制御(入眠制御)の開始時には、設定温度を1℃上げる。入眠制御は、ユーザの手足の血流を増加させ、当該ユーザの深部体温を下げることを目的とした空調制御である。なお、入眠制御は、睡眠モードにおける最初の段階の空調制御である。
First, the case of the cooling operation shown in FIG. 8 will be described. The
ここで、携帯端末10において、上述の快眠アプリの画面には、睡眠モードを開始させるための「おやすみ」ボタン(上述のボタンJ2)が表示されているとする。この場合、ユーザがおやすみボタンを押すことで、入眠制御が開始される。この場合、入眠制御の開始時刻は、ユーザがおやすみボタンを押した時刻に一致する。但し、後述の実施形態2において述べるように、携帯端末10は、睡眠モードを自動的に開始させることもできる。
Here, in the
続いて、入眠制御の開始時から0.5H(30分)後に、空気調和機30は、ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するための空調制御(睡眠中制御)に移行する。睡眠中制御は、ユーザが寝苦しくない室温を保つことを目的とした空調制御である。
Then, 0.5 H (30 minutes) after the start of the sleep control, the
睡眠中制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ上げる。そして、空気調和機30は、設定温度が27℃(冷房標準設定温度)まで上昇すると、当該設定温度を27℃に保つ。
In the sleep control, the
続いて、起床予定時刻(目覚ましアラームの設定時刻)の1.5H(1時間半)前になると、空気調和機30は、ユーザの起床に適した空調制御(起床制御)に移行する。
Then, at 1.5 H (1 hour and a half) before the scheduled wake-up time (set time of the alarm clock), the
起床制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ下げる。そして、空気調和機30は、設定温度が25℃まで下降すると、当該設定温度を25℃に保つ。起床制御は、ユーザの深部体温を徐々に上げることを目的とした空調制御である。
In the wake-up control, the
続いて、図8に示される暖房運転の場合について述べる。なお、暖房運転の場合も、入眠制御、睡眠中制御、および起床制御のそれぞれの目的は、上述の冷房運転の場合と同様である。まず、空気調和機30は、入眠制御の開始時には、設定温度を1℃下げる。そして、入眠制御の開始時から0.5H後に、空気調和機30は、睡眠中制御に移行する。
Next, the case of the heating operation shown in FIG. 8 will be described. Also in the heating operation, the purpose of each of the sleep control, the sleep control, and the wake-up control is the same as in the above-described cooling operation. First, the
睡眠中制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ下げる。空気調和機30は、設定温度が18℃(暖房標準設定温度)まで低下すると、当該設定温度を18℃に保つ。そして、起床予定時刻の1.5H前になると、空気調和機30は、起床制御に移行する。起床制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ上げる。そして、空気調和機30は、設定温度が21℃まで上昇すると、当該設定温度を21℃に保つ。
In the sleep control, the
以上のように、図8のタイムチャートは、入眠制御の開始時刻(睡眠モードの開始時刻)と起床予定時刻との両方を考慮して設定されている。つまり、空調制御部24は、入眠制御の開始時刻と起床予定時刻との両方を用いて、当該タイムチャートを生成している。すなわち、空調制御部24は、入眠制御の開始時刻と起床予定時刻とを基準として、室内の温度を経時的に変化させるように、空気調和機30を動作させる。
As described above, the time chart in FIG. 8 is set in consideration of both the sleep onset control start time (sleep mode start time) and the scheduled wakeup time. That is, the air
ところで、従来の空気調和機では、ユーザの入眠開始に相当する時刻(例えば、睡眠モードボタンをユーザが押した時刻、または空気調和機のタイマーオフ時刻をセットした時刻)のみに基づいて、室内の温度を経時的に変化させることが一般的であった。 By the way, in the conventional air conditioner, based on only the time corresponding to the start of sleep of the user (for example, the time when the user presses the sleep mode button or the time when the timer off time of the air conditioner is set), It was common to change the temperature over time.
他方、上述のように、空調システム100では、空調制御部24は、睡眠モードが開始されると、当該睡眠モードの開始時刻のみならず、ユーザの起床予定時刻をさらに考慮して、室内の温度を経時的に変化させることができる。このため、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
On the other hand, as described above, in the
続いて、図7を再び参照し、睡眠準備から起床時までの各段階における、空調システム100の各部の処理の流れについて述べる。図7において、S1〜S8は、睡眠準備時(睡眠準備モード)における処理である。また、S11〜S39は、入眠時から起床時までの各段階(睡眠モード)における処理である。より具体的には、S11〜S17は、入眠時の処理であり、S21〜S23は睡眠時の処理であり、S31〜S39は起床時の処理である。
Next, with reference to FIG. 7 again, the flow of processing of each unit of the
(睡眠準備時の処理)
はじめに、S1〜S8について説明する。一例として、上述の図4に示されるように、携帯端末10における快眠アプリの画面には、睡眠準備モードを開始させるための「おやすみ準備」ボタン(上述のボタンJ1)が表示されているとする。
(Processing during sleep preparation)
First, S1 to S8 will be described. As an example, as illustrated in FIG. 4 described above, it is assumed that a “sleep preparation” button (the above-mentioned button J1) for starting the sleep preparation mode is displayed on the screen of the sleep application on the
まず、携帯端末10において、入力部11bは、ユーザによるおやすみ準備ボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S1)。そして、モード設定部14は、空調制御部24(クラウドサーバ20)に、空気調和機30を睡眠準備モードに切り替えるためのモード切替指令を与える(S2)。
First, in the
なお、睡眠準備モードに切り替えるとは、空気調和機30が睡眠準備モード以外の運転モード(例えば通常運転モード)で既に動作している場合に、動作中の運転モードから睡眠準備モードに切り替えることを意味する。
Note that switching to the sleep preparation mode means switching from the operating mode in operation to the sleep preparation mode when the
しかし、これに限らず、モード切替指令に応じて、空気調和機30が停止状態(携帯端末10およびリモコン等の端末装置からの運転に関する指示を待機している状態)から、睡眠準備モードに立ち上がることもできる。
However, the present invention is not limited to this, and in response to the mode switching command, the
そして、空調制御部24は、上記モード切替指令を受けると、第1指令を空気調和機30に与え、当該空気調和機30を睡眠準備モードで動作させる(S3)。空気調和機30は、上述の第1指令を受けて、睡眠準備モードでの空調制御を行う(S4)。
Then, upon receiving the mode switching command, the air
また、空気調和機30は、睡眠準備モードにおいて、赤外線センサ35を動作させ、寝室にユーザが存在しているか否かを確認する。そして、空気調和機30は、赤外線センサ35の検出結果(室内(例:寝室)にユーザが存在しているか否かを示す情報)を、空調制御部24に与える(S5)。
In addition, the
そして、空調制御部24は、赤外線センサ35の検出結果に応じて、第1指令の内容を変更する。これにより、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、睡眠準備モードにおける空気調和機30の動作を切り替えることが可能となる。
Then, the air
例えば、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合には、当該ユーザが存在していない場合に比べて、室内の温度を緩やかに変化させるように、空気調和機30を動作させてよい。
For example, when the user is present in the room, the air
一例として、冷房運転の場合、室内の温度を急速に下げると、ユーザが寒さを感じてしまい、ユーザによって不快感を与える可能性がある。そこで、室内にユーザが存在している場合には、室内の温度を急速に下げないようにすることで、ユーザに不快感を与えないように、当該ユーザの入眠に適した室内環境を整えることができる。 As an example, in the case of cooling operation, if the temperature of the room is rapidly lowered, the user may feel cold, which may cause discomfort to the user. Therefore, when the user is present in the room, the indoor temperature is not rapidly lowered to prepare an indoor environment suitable for the user's falling asleep so that the user does not feel uncomfortable. You can
他方、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、当該ユーザが存在している場合に比べて、室内の温度を急速に変化させるように、空気調和機30を動作させてよい。室内にユーザが存在していない場合には、ユーザの上記不快感を考慮しなくてもよいので、室内の温度を急速に変化させることで、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。
On the other hand, when the user is not present in the room, the air
このように、赤外線センサ35の検出結果を応じて空調制御を行えば(つまり、第1指令の内容を変更すれば)、室内におけるユーザの存在の有無を考慮して、当該ユーザの入眠に適した室内環境を整えることができる。このため、より快適な睡眠環境をユーザに提供できる。 In this way, if the air conditioning control is performed according to the detection result of the infrared sensor 35 (that is, if the content of the first command is changed), it is suitable for falling asleep of the user in consideration of the presence or absence of the user in the room. The indoor environment can be adjusted. Therefore, a more comfortable sleeping environment can be provided to the user.
また、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風の向きを変更してもよい。一例として、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合には、上述の図6の風向1によって、空気調和機30に送風を行わせてもよい。風向1での送風によれば、風向2〜6に比べて、ユーザに風が直接当たりにくい。このため、例えば冷房運転の場合に、当該ユーザが感じる寒さを低減できる。
Further, the air
他方、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、例えば風向2〜6のいずれかによって、空気調和機30に送風を行わせてもよい。風向2〜6での送風によれば、風向1に比べて、室内全体に冷風がより速やかに行き渡るので、室内の温度をより急速に変化させることができる。また、風向2〜6での送風によって、寝具をより直接的に冷やすこともできる。このため、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。
On the other hand, when the user is not present in the room, the air
また、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風の量(風量)を変更させてもよい。一例として、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、室内にユーザが存在している場合に比べて、風量を増加させてもよい。
Further, the air
一般的に、風量が過大となると、送風時の騒音が大きくなる。このため、室内にユーザが存在している場合には、当該騒音によって当該ユーザが聴覚的に不快感を覚えないように、風量を過大としないことが好ましい。しかしながら、室内にユーザが存在していない場合には、騒音がユーザに及ぼす影響を考慮しなくてよい。この場合、風量を増加させることで、室内の温度をより急速に変化させることができる。このため、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。 In general, when the air volume is too large, noise during air blowing becomes large. For this reason, when the user is present in the room, it is preferable not to make the air volume excessive so that the user does not feel uncomfortable due to the noise. However, when there is no user in the room, it is not necessary to consider the influence of noise on the user. In this case, the temperature inside the room can be changed more rapidly by increasing the air volume. Therefore, the indoor environment suitable for the user's falling asleep can be prepared more quickly.
また、空気調和機30にPCI(Plasma Cluster Ion,プラズマクラスター(登録商標)イオン)発生装置が設けられている場合には、空気調和機30は、PCIを含んだ風を送出することができる。空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風に含まれるPCIの量を変更してもよい。
Further, when the
例えば、室内にユーザが存在している場合には、室内にユーザが存在していない場合に比べて、風に含まれるPCIの量を増加させてもよい。これにより、清浄な空気環境を、ユーザにより速やかに提供できる。加えて、赤外線センサ35の検出結果に基づいて、ユーザが位置している方向を特定し、当該方向に向けて送風を行ってもよい。
For example, when the user is present in the room, the amount of PCI contained in the wind may be increased as compared with the case where the user is not present in the room. Thereby, a clean air environment can be promptly provided to the user. In addition, the direction in which the user is located may be specified based on the detection result of the
なお、PCIは、空気環境を清浄化する帯電粒子の一例である。当該帯電粒子の種類は、空気環境を清浄化する作用をもたらすものであれば、PCIに限定されない。このため、空気調和機30には、PCI発生装置に替えて、他の種類の帯電粒子発生装置が設けられてもよい。
PCI is an example of charged particles that cleans the air environment. The type of the charged particles is not limited to PCI as long as it has a function of cleaning the air environment. Therefore, the
そして、S5の後、空調制御部24は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S6)。具体的には、空調制御部24は、第1指令の内容に応じて、周辺機器を時間の進行に応じて制御するためのタイムチャートを作成し、当該タイムチャートを周辺機器制御部34に与える。そして、周辺機器制御部34は、当該タイムチャートに基づいて、周辺機器40を動作させる。つまり、周辺機器制御部34は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器40に与える(S7)。なお、空調制御部24は、第1指令の内容に応じた上記タイムチャートを、赤外線センサ35の検出結果に応じて変更してもよい。
Then, after S5, the air
その結果、周辺機器40は、第2指令に基づく動作を行う(S8)。一例として、S8における第2指令には、照明装置41に、比較的照度が低い暖色(例:暖房の場合)または寒色(例:冷房の場合)の照明光を出力させる指令が含まれてよい。つまり、当該第2指令には、入眠前のユーザに対して、視覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、照明光の色および照度を制御する指令が含まれていてよい。
As a result, the
また、当該第2指令には、テレビ42に所定の音楽または音声(例:安眠用の環境音)を出力させる指令が含まれてよい。つまり、第2指令には、入眠前のユーザに対して、聴覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、テレビ42の音声出力を制御する指令が含まれていてよい。
Further, the second command may include a command to cause the
また、当該第2指令には、アロマ発生器43に、複数種類のアロマの中から所定のアロマ(例:特定の香水の香り、入眠に効果のある香り)を選択的に発生させる指令が含まれてよい。つまり、第2指令には、入眠前のユーザに対して、嗅覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、アロマ発生器43のアロマ発生を制御する指令が含まれていてよい。
In addition, the second command includes a command that causes the
以上のように、睡眠準備モードでは、空気調和機30から周辺機器40に第2指令が与えられることにより、ユーザの視覚的、聴覚的、および嗅覚的な観点からの快適性をさらに考慮して、入眠に適した室内環境を提供できる。
As described above, in the sleep preparation mode, the second instruction is given from the
なお、周辺機器制御部34は、空調制御部24から、赤外線センサ35の検出結果を取得してもよい。そして、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、第2指令の内容を変化させてもよい。つまり、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器の動作を変更させてもよい。
The peripheral
例えば、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在していない場合には、照明装置41およびテレビ42をOFF状態にしてもよい。室内にユーザが存在していない場合には、ユーザの視覚面および聴覚面での快適性を考慮しなくてもよいためである。
For example, the peripheral
なお、第1動作指令に、第2動作指令の内容を変更する指令を含めることもできる。この場合にも、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器40の動作を変更することができる。
The first motion command may include a command that changes the content of the second motion command. Also in this case, the operation of the
(入眠時の処理)
続いて、S11〜S17について説明する。なお、上述の図4に示されるように、快眠アプリの画面には、睡眠モードを開始させるための「おやすみボタン」(上述のボタンJ2)が表示されているとする。
(Processing when falling asleep)
Subsequently, S11 to S17 will be described. As shown in FIG. 4 described above, it is assumed that a “sleep button” (button J2 described above) for starting the sleep mode is displayed on the screen of the good sleep application.
まず、携帯端末10において、入力部11bは、ユーザによるおやすみボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S11)。そして、モード設定部14は、空調制御部24にモード切替指令を与え、空気調和機30を睡眠モードに切り替える(S12)。
First, in the
そして、空調制御部24は、モード設定部14から上記モード切替指令を受けると、第1指令を空気調和機30に与え、当該空気調和機30を睡眠モードで動作させる(S13)。空気調和機30は、当該第1指令を受けて、上述の入眠制御を開始する(S14)。
Then, upon receiving the mode switching command from the
なお、睡眠モードでは、空気調和機30の運転状態を示す運転ランプ(不図示)の照度を、暗室においてユーザが視認可能な最低限度の値まで低下させることが好ましい。また、空気調和機30のその他のランプについては、OFF状態とすることが好ましい。なお、空気調和機30等に音声コミュニケーション用のスピーカ(不図示)が設けられている場合は、空気調和機30等に発声を行わせないようにする、または、当該スピーカをOFF状態とすることが好ましい。
In the sleep mode, it is preferable to reduce the illuminance of a driving lamp (not shown) indicating the driving state of the
そして、空調制御部24は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S15)。周辺機器制御部34が、第2指令を周辺機器40に与えることにより(S16)、周辺機器40は、当該第2指令に基づく動作を行う(S17)。
Then, the air
一例として、S16における第2指令には、照明装置41およびテレビ42をOFF状態にする指令が含まれてよい。あるいは、当該第2指令には、子守唄のようなヒーリング音楽またはユーザが選択した好みの音楽をテレビ42に出力させる指令が含まれてよい。照明光および音響をOFFにしたり、音楽を出力したりすることにより、視覚的および聴覚的な観点から、ユーザの睡眠時に適した室内環境が提供される。
As an example, the second command in S16 may include a command to turn off
(睡眠時の処理)
続いて、S21〜S23について説明する。まず、携帯端末10において、生体センサ16(例:加速度センサ)は、ユーザの生体情報(例:ユーザの加速度)を取得する。そして、生体センサ16は、当該生体情報を、クラウドサーバ20の制御部21に与える(S21)。
(Processing during sleep)
Next, S21 to S23 will be described. First, in the
上述のように、ユーザがノンレム睡眠状態となった場合には、ユーザの加速度は小さくなる。このため、ユーザの加速度の顕著な変化が、所定の時間(例:0.5H)に亘って生じていない場合には、ユーザのノンレム睡眠状態が維持されていると考えることができる。従って、制御部21は、生体情報に基づいて、当該ノンレム睡眠状態が維持されていることを確認できる。
As described above, when the user enters the non-REM sleep state, the acceleration of the user becomes small. Therefore, it can be considered that the non-REM sleep state of the user is maintained when a significant change in the acceleration of the user has not occurred for a predetermined time (eg, 0.5H). Therefore, the
そして、空調制御部24は、現在の時刻と上述の起床予定時刻とを用いて、上述の図8のタイムチャートを、例えば0.25H(15分)ごとに更新する。そして、空調制御部24は、タイムチャートを更新するごとに、当該タイムチャートを、空気調和機30に与える(S22)。これにより、空気調和機30は、最新のタイムチャートに応じた空調制御(睡眠中制御)を行うことができる(S23)。
Then, the air
このように、睡眠時にタイムチャートを更新することにより、ユーザの睡眠時に適した室内環境をより確実に維持することが可能となる。 In this way, by updating the time chart during sleep, it becomes possible to more reliably maintain the indoor environment suitable for the user during sleep.
(起床時の処理)
続いて、S31〜S39について説明する。まず、起床予定時刻の1.5H前になると、空調制御部24は、空気調和機30に第1指令を与え、空気調和機30に起床制御を行わせる(S31)。
(Process when waking up)
Next, S31 to S39 will be described. First, at 1.5 hours before the scheduled wake-up time, the air
また、空調制御部24は、当該第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S32)。続いて、周辺機器制御部34は、第2指令を周辺機器40に与え(S33)、その結果、周辺機器40は、第2指令に基づく動作を行う(S34)。
Further, the air
一例として、S33における第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、照明装置41をON状態とし、比較的照度が高い照明光を出力させる指令が含まれてよい。また、当該第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、テレビ42をON状態とし、所定の音楽または音声を出力させる指令が含まれてよい。なお、当該第2指令は、これらの照明光または音楽等の出力を、徐々に大きくし、起床予定時刻に最大にする指令であってもよい。
As an example, the second command in S33 may include a command to turn on the
また、当該第2指令には、アロマ発生器43をOFF状態とする指令が含まれていてもよい。あるいは、当該第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、入眠時とは別のアロマ(例:眠気覚ましに効果のある香り)を発生させる指令が含まれていてもよい。
In addition, the second command may include a command to turn off the
そして、起床予定時刻が到来すると、制御部12は、携帯端末10のスピーカ(不図示)を動作させ、目覚ましアラームを鳴らす(S35)。ここで、上述の快眠アプリの画面には、目覚ましアラームを停止させるためのボタンとして、「起床」ボタン(図4では不図示)が表示されているとする。
Then, when the scheduled wake-up time arrives, the
入力部11bは、ユーザによる起床ボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S36)。その結果、モード設定部14は、目覚ましアラームを停止させる(S37)。また、モード設定部14は、空調制御部24にモード切替指令を与え、空気調和機30に、睡眠モードでの動作を終了させる(S38)。
The
そして、空調制御部24は、モード設定部14から上記モード切替指令を受けると、空気調和機30を、上述の通常動作モード(例:自動運転モード)で動作させる(S39)。これにより、睡眠準備時から起床時までに亘る空調制御が終了する。
Then, when receiving the mode switching command from the
また、上述の図4に示されるように、快眠アプリの画面には、睡眠準備モードまたは睡眠モードを途中で終了させるための「停止」ボタン(上述のボタンJ4)がさらに表示されてもよい。ユーザが停止ボタンを押すと、当該ユーザが起床ボタンを押す前であっても、モード設定部14は、空気調和機30を通常動作モードに切り替える指令を、空調制御部24に与える。
Further, as shown in FIG. 4 described above, a “stop” button (button J4 described above) for ending the sleep preparation mode or the sleep mode on the way may be further displayed on the screen of the good sleep application. When the user presses the stop button, the
(空調システム100の効果)
以上のように、空調システム100では、携帯端末10のモード設定部14が、空気調和機30の運転モードを所定のモード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に切り替えた場合、(i)クラウドサーバ20の空調制御部24から、空気調和機30に第1指令が与えられるとともに、(ii)空気調和機30の周辺機器制御部34から、当該第1指令に応じた第2指令が、周辺機器40に与えられる。
(Effect of air conditioning system 100)
As described above, in the
当該構成によれば、クラウドサーバ20は、(i)空気調和機30を直接的に制御し、ユーザが選択した動作モード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に応じた動作を行わせるととともに、(ii)空気調和機30を介して周辺機器40を間接的に制御し、周辺機器40に、上記動作モードに応じた動作を行わせることができる。
According to the configuration, the
つまり、携帯端末10は、クラウドサーバ20に指令を与え、当該クラウドサーバ20を、空気調和機30および周辺機器40を制御する中心的な制御部として動作させることができる。
That is, the
ところで、上述のように、一般的な空気調和機に設けられる制御部は、処理性能が比較的低いマイコン(例:マイコン31)である場合が多い。このため、当該マイコンによって空気調和機自身および周辺機器に対する複雑な制御を行うことは容易ではなかった。 By the way, as described above, the control unit provided in a general air conditioner is often a microcomputer (for example, the microcomputer 31) having relatively low processing performance. Therefore, it is not easy for the microcomputer to perform complicated control of the air conditioner itself and peripheral devices.
他方、空調システム100によれば、マイコン31よりも十分に高い処理性能を有する制御部21(クラウドサーバ20のプロセッサ)によって、空気調和機30および周辺機器40に対する複雑な制御を行うことが容易となる。それゆえ、空気調和機30および周辺機器40に、ユーザが選択した動作モード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に応じた多様な動作を行わせることができるので、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
On the other hand, according to the
また、ユーザが寝室にいない場合(例:外出している場合、寝室以外の部屋にいる場合)であっても、携帯端末10によって、クラウドサーバ20を介して、空気調和機30を睡眠準備モードで動作させることができる。このため、ユーザが寝室に入る前から、睡眠準備モードによって、入眠に適した室内環境をあらかじめ準備することもできる。
In addition, even when the user is not in the bedroom (eg, when he/she is out, in a room other than the bedroom), the
なお、本実施形態では、空調システム100の構成要素として、携帯端末10が含まれる場合を例示したが、携帯端末10は空調システム100の必須の構成要素ではない。本発明の一態様に係る空調システムは、クラウドサーバ20、空気調和機30、および周辺機器40を含んでいればよい。そして、携帯端末10は、当該空調システムと連携可能であればよい。当該構成によっても、上述の空調システム100と同様の効果を奏する。
In the present embodiment, the case where the
また、携帯端末10のモード設定部14は、運転モード設定画面(快眠アプリの画面)を表示部11aに表示するときに、運転モードを設定するための各種のボタンを表示することが好ましい。当該ボタンを表示させることにより、運転モードの設定を行うための操作を、ユーザに容易に行わせることができる。
Further, the
〔変形例〕
なお、上述の実施形態1では、1つのクラウドサーバ20を用いる例を説明したが、当該クラウドサーバ20の有する各機能が、複数のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。この点については、後述する各実施形態においても同様である。
[Modification]
In the first embodiment described above, an example in which one
〔実施形態2〕
本発明の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 2]
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. For convenience of description, members having the same functions as the members described in the above embodiment will be designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
(空調システム200)
図9は、本実施形態の空調システム200の要部の構成を示す機能ブロック図である。図9に示されるように、空調システム200は、上述の実施形態1の空調システム100において、携帯端末10の制御部12に学習部18(モード設定部)を付加したものである。ここで、実施形態1の各部材との区別のため、本実施形態の携帯端末を、携帯端末10aと称する。また、当該携帯端末10aの制御部を、制御部12aと称する。
(Air conditioning system 200)
FIG. 9 is a functional block diagram showing the configuration of the main parts of the
なお、本実施形態では、説明の便宜上、学習部18とモード設定部14とを別体の機能部として例示しているが、モード設定部14に学習部18の機能を併有させてもよい。つまり、モード設定部14と学習部18とは、一体の機能部として設けられてもよい。
In the present embodiment, for convenience of description, the
学習部18は、ユーザが携帯端末10aに対して所定の操作(入力操作)を行った時刻(操作時刻)を、自動的に学習する機能(学習機能)を有する。より具体的には、学習部18は、操作時刻の履歴に対して統計処理を行い、当該操作時刻の最適値を算出(設定)する機能を有する。
The
なお、学習部18の学習機能は、公知の自動学習アルゴリズムによって実装されてよい。また、日々の操作時刻は、学習データベースとして記憶部17に格納されてよい。
The learning function of the
(自動学習の第1の例)
以下、学習部18の動作の一例について述べる。以降、睡眠準備モードを開始させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第1操作と称する。この第1操作は、例えば、ユーザが上述の図4の「おやすみ準備」ボタン(ボタンJ1)を押す操作である。また、第1操作が施された時刻を、第1操作時刻と称する。
(First example of automatic learning)
Hereinafter, an example of the operation of the
一例として、学習部18は、日ごとの第1操作時刻の履歴に対する統計処理を行うことにより、空気調和機30の運転モードを睡眠準備モードに切り替える時刻の最適値(以降、第1時刻と称する)を設定してもよい。
As an example, the
例えば、学習部18は、学習データベースに記録された、本日よりも前の各日付における第1操作時刻を取得し、取得した全ての第1操作時刻の平均値(平均値A1)を算出する。次に、学習部18は、取得した全ての第1操作時刻から、平均値A1から一定時間(例:0.5H)以内の第1操作時刻のみを抽出する。次に、学習部18は、抽出した全ての第1操作時刻の平均値(平均値A2)を算出する。そして、学習部18は、平均値A2を第1時刻として設定し、当該第1時刻をモード設定部14に与える。
For example, the
この場合、ユーザが第1操作を行わなくとも、モード設定部14は、学習部18によって設定された第1時刻に、空気調和機30の動作モードを睡眠準備モードへと切り替えることができる。従って、ユーザの第1操作が不要となるので、当該ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
In this case, the
なお、モード設定部14は、上述の第1時刻に睡眠準備モードを自動的に立ち上げる動作を、ユーザによって有効または無効にさせるための選択ボタンを、表示部11aに表示させてもよい。あるいは、モード設定部14は、ユーザがおやすみ準備ボタンを押下すると、睡眠準備モードを自動的に立ち上げる動作を無効にしてもよい。
The
(自動学習の第2の例)
また、学習部18の動作の別の例について述べる。以降、睡眠モードを開始させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第2操作と称する。この第2操作は、例えば、ユーザが上述の図4の「おやすみボタン」(ボタンJ2)を押す操作である。また、第2操作が施された時刻を、第2操作時刻と称する。
(Second example of automatic learning)
Another example of the operation of the
学習部18は、日々の第2操作時刻の履歴に対する統計処理を行うことにより、空気調和機30の運転モードを睡眠モードに切り替える時刻の最適値(以降、第2時刻と称する)を設定してもよい。なお、第2時刻の設定方法の例は、上述の第1時刻の場合と同様であるため、説明については省略する。
The
この場合、ユーザが第2操作を行わなくとも、モード設定部14は、学習部18によって設定された第2時刻に、空気調和機30の動作モードを睡眠モードへと切り替えることができる。従って、ユーザの第2操作についても不要となるので、当該ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
In this case, the
(自動学習の第3の例)
また、上述の第1時刻をより適切に設定するための工夫について述べる。学習部18は、第1操作時刻が第1時刻よりも早い場合には、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合に比べて、第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくしてもよい。その理由は、以下の通りである。
(Third example of automatic learning)
Further, a device for more appropriately setting the above-mentioned first time will be described. When the first operation time is earlier than the first time, the
一般的に、ユーザが通常(現在設定されている第1時刻)よりも早い時刻に第1操作を行った場合には、これまでよりも早い時間帯に、入眠に適した室内環境を整えることを要望していると考えられる。それにもかかわらず、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供を開始したのでは、ユーザの上記要望に応えられないおそれがある。 Generally, when the user performs the first operation at a time earlier than usual (the first time currently set), prepare an indoor environment suitable for falling asleep earlier than before. It is thought that they are requesting. Nevertheless, if the provision of the indoor environment suitable for falling asleep is started at the first time, there is a possibility that the user's request may not be met.
従って、ユーザの上記要望を実現するためには、第1時刻をより早い時刻に変更することが好ましいと言える。一方、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合には、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供が開始されたとしても、ユーザの上記要望を満たす観点では支障が生じない。 Therefore, it can be said that it is preferable to change the first time to an earlier time in order to realize the user's request. On the other hand, when the first operation time is later than the first time, even if the provision of the indoor environment suitable for falling asleep is started at the first time, there is no problem from the viewpoint of satisfying the user's request.
そこで、通常よりも早い第1操作時刻については、統計処理上の重みを大きくすれば、第1時刻をより早い時刻に変更する確率を高めることができる。それゆえ、第1操作時刻の変動に対して支障を来たすことなく、入眠に適した室内環境を提供することが可能となる。 Therefore, for the first operation time earlier than usual, the probability of changing the first time to an earlier time can be increased by increasing the weight in statistical processing. Therefore, it is possible to provide an indoor environment suitable for falling asleep without disturbing the fluctuation of the first operation time.
一例として、第1操作時刻に対する統計処理上の重みの変更は、以下の通り行われてよい。例えば、通常(現在設定されている第1時刻)から一定時間(例えば0.5H)よりも早い第1操作時刻を、第1操作時刻Xと称する。 As an example, changing the weight in statistical processing with respect to the first operation time may be performed as follows. For example, a first operation time that is earlier than a normal time (currently set first time) by a certain time (for example, 0.5H) is referred to as a first operation time X.
ここで、第1操作時刻Xが1回のみ発生した場合には、当該第1操作時刻Xを、第1操作時刻の平均値に含めない(無視する)。他方、第1操作時刻Xが2回以上発生した場合には、2回目以降に発生した第1操作時刻Xを、第1操作時刻の平均に含める。 Here, when the first operation time X occurs only once, the first operation time X is not included (ignored) in the average value of the first operation times. On the other hand, when the first operation time X occurs twice or more, the first operation time X that occurs after the second operation time is included in the average of the first operation times.
これに対して、通常から一定時間(例えば0.5H)よりも遅い第1操作時刻を、第1操作時刻Yと称する。ここで、第1操作時刻Yが4回以上発生するまでは、当該第1操作時刻Yを、第1操作時刻の平均値に含めない。以上の計算方法を採用すれば、第1操作時刻Xは、第1操作時刻Yに比べて、統計処理上の重みが大きくなる。 On the other hand, a first operation time that is later than a certain time (for example, 0.5H) from normal is referred to as a first operation time Y. Here, the first operation time Y is not included in the average value of the first operation time until the first operation time Y occurs four times or more. If the above calculation method is adopted, the first operation time X has a greater weight in statistical processing than the first operation time Y.
(補足事項)
なお、一部の操作時刻については、必ずしも学習部18に学習(統計処理)を行わせる必要がない。以下、その一例について述べる。以降、睡眠モードを終了させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第3操作と称する。この第3操作は、例えば、ユーザが上述の「起床ボタン」を押す操作である。また、第3操作が施された時刻を、第3操作時刻と称する。
(Supplementary information)
Note that it is not always necessary for the
この第3操作時刻については、学習部18に学習を行わせる必要はない。起床時刻(ユーザが目覚ましアラームを停止させる時刻)は、ユーザが随意に決定すべきものであるためである。つまり、学習によって自動的に設定された時刻に、ユーザを意に反して起床させる必要はないためである。
It is not necessary for the
〔実施形態3〕
以下、制御部21および学習部18の動作のバリエーションについて、2通りの例を説明する。
[Embodiment 3]
Hereinafter, two examples of variations of the operations of the
(第1の例)
ところで、上述のように、制御部21は、生体情報に基づいて、ユーザの睡眠状態を確認できる。そこで、当該生体情報に基づいて、ユーザの入眠時刻および起床時刻を算出(推定)する機能を、制御部21に付加してもよい。以下、制御部21が算出したユーザの入眠時刻および起床時刻を、入眠推定時刻および起床推定時刻と称する。
(First example)
By the way, as described above, the
学習部18は、入眠推定時刻および起床推定時刻に対する学習をさらに行ってもよい。これにより、ユーザの実際の睡眠状態に応じた空調制御が可能となるため、当該ユーザにとってさらに快適な睡眠環境を提供することができる。
The
(第2の例)
また、寝室において複数のユーザ(例:夫婦)が共に就寝する場合を考える。一般的に、人が快適と感じる空調環境には個人差があるため、複数のユーザにとって快適な睡眠環境を提供するには、このような個人差を考慮することが好ましい。
(Second example)
Also, consider a case where a plurality of users (eg, a couple) sleep together in a bedroom. Generally, since there are individual differences in the air-conditioning environment that people feel comfortable with, it is preferable to consider such individual differences in order to provide a comfortable sleeping environment for a plurality of users.
そこで、各ユーザの睡眠状態を評価する機能を制御部21にさらに付加し、学習部18に当該評価結果に基づく学習をさらに行わせてもよい。一例として、当該評価結果において、夫が室温の高さによって寝苦しさを感じていることが示されている場合を考える。
Therefore, the function of evaluating the sleep state of each user may be further added to the
例えば、学習部18は、上記評価結果に基づく学習結果を用いて、複数のユーザの睡眠中に、夫の方のみに冷風を向けるように、空気調和機30の風向きを変更するタイミングを特定してよい。なお、夫の寝苦しさの評価を、学習による評価結果によるのではなく、生体センサが頻繁な寝返りを検出したことに基づいて随時行ってもよい。これにより、夫婦ともにより快適な空調制御を提供できる。このように、各ユーザの個人差を考慮した空調制御のパターンを、学習結果を用いて設定することで、複数のユーザにとって快適な睡眠環境を提供できる。
For example, the
〔ソフトウェアによる実現例〕
空調システム100・200の制御ブロック(特に制御部12・12a、制御部21、およびマイコン31)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
[Example of software implementation]
The control blocks of the
後者の場合、空調システム100・200は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
In the latter case, the
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空調システム(100)は、室内(例:寝室)の空調を行う空気調和機(30)と、上記室内に設けられた周辺機器(40)と、端末装置(携帯端末10)と、通信ネットワーク(90)を介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置(クラウドサーバ20)と、を備えた空調システムであって、上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部(24)を備えており、上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部(34)を備えており、上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部(14)を備えており、上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与える。
[Summary]
An air conditioning system (100) according to Aspect 1 of the present invention includes an air conditioner (30) for air conditioning a room (eg, bedroom), a peripheral device (40) provided in the room, and a terminal device (portable terminal). 10) and a server device (cloud server 20) connected to the air conditioner and the terminal device via a communication network (90), wherein the server device is the air An air conditioning control unit (24) for controlling the air conditioner is provided, the air conditioner is provided with a peripheral device control unit (34) for controlling the peripheral device, and the terminal device is provided for the air conditioner. A mode setting unit (14) for switching the operation mode is provided, and the operation mode includes a sleep preparation mode that is a mode for providing an indoor environment suitable for the user to fall asleep, and the mode setting unit, When the operation mode is switched to the sleep preparation mode, the air conditioning control unit gives the air conditioner a first command to operate the air conditioner in the sleep preparation mode, and the peripheral device control unit A second command corresponding to the first command is given to the peripheral device.
上記の構成によれば、端末装置のモード設定部が、空気調和機の運転モードを睡眠準備モードに切り替えた場合、サーバ装置の空調制御部から、空気調和機に第1指令が与えられる。加えて、空気調和機の周辺機器制御部からは、第1指令に応じた第2指令が、周辺機器に与えられる。 According to the above configuration, when the mode setting unit of the terminal device switches the operation mode of the air conditioner to the sleep preparation mode, the air conditioning controller of the server device gives the first command to the air conditioner. In addition, the peripheral device controller of the air conditioner gives the peripheral device a second command in response to the first command.
ところで、上述のように、一般的な空気調和機に設けられる制御部は、マイコン(マイクロコンピュータ)である場合が多い。これに対し、サーバ装置の制御部(プロセッサ)は、マイコンよりも処理性能が比較的高い。 By the way, as described above, the control unit provided in a general air conditioner is often a microcomputer. On the other hand, the control unit (processor) of the server device has relatively higher processing performance than the microcomputer.
従って、上述の構成によれば、サーバ装置は、マイコンよりも高い処理性能を有する制御部によって、(i)空気調和機を直接的に制御して睡眠準備モードに応じた動作を行わせるととともに、(ii)当該空気調和機を介して周辺機器を間接的に制御し、当該周辺機器に睡眠準備モードに応じた動作を行わせることができる。 Therefore, according to the above configuration, the server device causes the control unit having higher processing performance than the microcomputer to directly control the air conditioner to perform an operation according to the sleep preparation mode. (Ii) The peripheral device can be indirectly controlled via the air conditioner, and the peripheral device can be caused to perform an operation according to the sleep preparation mode.
すなわち、サーバ装置の制御部によって、空気調和機および周辺機器に対する複雑な制御を行うことが容易となる。このため、空気調和機および周辺機器に、睡眠準備モードに応じた多様な動作を行わせることができるので、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。 That is, the control unit of the server device facilitates complicated control of the air conditioner and peripheral devices. For this reason, the air conditioner and the peripheral devices can be caused to perform various operations according to the sleep preparation mode, so that it is possible to provide the user with a more comfortable sleeping environment than before.
また、ユーザが上記室内にいない場合(例:外出している場合、寝室以外の部屋にいる場合)であっても、端末装置によって、サーバ装置を介して、空気調和機を睡眠準備モードで動作させることができる。このため、ユーザが寝室に入る前から、睡眠準備モードによって、入眠に適した室内環境をあらかじめ準備することもできる。 Even when the user is not in the room (for example, when he/she is out, in a room other than the bedroom), the terminal device operates the air conditioner in the sleep preparation mode via the server device. Can be made. Therefore, it is possible to prepare an indoor environment suitable for falling asleep by the sleep preparation mode before the user enters the bedroom.
本発明の態様2に係る空調システムは、上記態様1において、上記空気調和機が、上記室内に上記ユーザが存在していることを検出するセンサ(赤外線センサ35)をさらに備えており、上記睡眠準備モードにおいて、上記空調制御部は、上記センサの検出結果に応じて、上記第1指令の内容を変更してもよい。 An air conditioning system according to aspect 2 of the present invention is the air conditioner according to aspect 1, wherein the air conditioner further includes a sensor (infrared sensor 35) that detects that the user is present in the room. In the preparation mode, the air conditioning control unit may change the content of the first command according to the detection result of the sensor.
上記の構成によれば、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、睡眠準備モードにおける空気調和機の動作を変更できる。例えば、室内にユーザが存在していない場合には、ユーザが存在している場合に比べて、室内の温度を急激に変化させることができる。 According to the above configuration, the operation of the air conditioner in the sleep preparation mode can be changed depending on whether the user is present inside the room or not. For example, when the user does not exist in the room, the temperature inside the room can be changed more rapidly than when the user exists.
また、周辺機器制御部は、第1動作指令に応じた第2動作指令を周辺機器に与えるので、周辺機器に第1動作指令の内容変更に応じた動作を行わせることができる。それゆえ、さらに快適な睡眠環境をユーザに提供することも可能となる。 Further, since the peripheral device control unit gives the peripheral device a second operation command according to the first operation command, it is possible to cause the peripheral device to perform an operation according to the change in the content of the first operation command. Therefore, it is possible to provide the user with a more comfortable sleeping environment.
このように、ユーザの存在の有無を考慮して、入眠のための環境を整えることができるので、より快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。 In this way, the environment for falling asleep can be prepared in consideration of the presence or absence of the user, so that a more comfortable sleeping environment can be provided to the user.
なお、第1動作指令に、第2動作指令の内容を変更する指令を含めることもできる。この場合にも、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器の動作を変更することができる。 The first motion command may include a command that changes the content of the second motion command. Also in this case, the operation of the peripheral device can be changed depending on whether the user is present in the room or not.
本発明の態様3に係る空調システムは、上記態様1または2において、上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記睡眠モードの開始時刻と、あらかじめ設定された上記ユーザの起床予定時刻とを基準として、当該睡眠モードにおける上記室内の温度を変化させてもよい。
In the air conditioning system according to
ところで、上述のように、従来の空気調和機では、ユーザの入眠開始に相当する時刻(例えば、睡眠モードボタンをユーザが押した時刻、または空気調和機のタイマーオフ時刻をセットした時刻)のみに基づいて、室内の温度を経時的に変化させることが一般的であった。他方、上記の構成によれば、睡眠モードが有効になると、睡眠モードの開始時刻のみならず、ユーザの起床予定時刻をさらに考慮して、室内の温度を経時的に変化させることができるので、さらに快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。 By the way, as described above, in the conventional air conditioner, only at the time corresponding to the start of sleep of the user (for example, the time when the user presses the sleep mode button or the time when the timer off time of the air conditioner is set). Based on this, it has been common to change the temperature of the room over time. On the other hand, according to the above configuration, when the sleep mode is enabled, the temperature in the room can be changed over time by further considering not only the sleep mode start time but also the scheduled wakeup time of the user. It is possible to provide the user with a more comfortable sleeping environment.
本発明の態様4に係る空調システムは、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、上記睡眠準備モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第1操作として、上記モード設定部(学習部18)は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定してもよい。 The air conditioning system according to Aspect 4 of the present invention is the air conditioner system according to any one of Aspects 1 to 3, wherein an input operation to the terminal device by the user to start the sleep preparation mode is performed as a first operation. The setting unit (learning unit 18) sets the first time, which is the time when the operation mode is switched to the sleep preparation mode, by performing the statistical processing on the first operation time, which is the time when the first operation is performed. You may.
上記の構成によれば、モード設定部において、例えば日ごとの第1操作時刻の履歴に対する統計処理を行う(換言すれば、第1操作時刻の自動学習)を行うことにより、第1時刻が設定される。従って、ユーザが第1操作を行わなくとも、自動的に睡眠準備モードへの切り替えを行うことが可能となる。それゆえ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。 According to the above configuration, the first time is set by performing statistical processing on the history of the first operation time for each day (in other words, automatic learning of the first operation time) in the mode setting unit. To be done. Therefore, it is possible to automatically switch to the sleep preparation mode without the user performing the first operation. Therefore, it is possible to improve the convenience of the user.
本発明の態様5に係る空調システムは、上記態様4において、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも早い場合には、上記モード設定部は、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも遅い場合に比べて、上記第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくしてもよい。 In the air conditioning system according to the fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect, when the first operation time is earlier than the first time, the mode setting unit causes the first operation time to be earlier than the first time. The weight of the first operation time in the statistical processing may be increased as compared with the case of being late.
上述のように、一般的に、ユーザが通常よりも早い時刻に第1操作を行った場合には、これまでよりも早い時間帯に、入眠に適した室内環境を整えることを要望していると考えられる。それにもかかわらず、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供を開始したのでは、ユーザの上記要望に応えられないおそれがある。従って、ユーザの上記要望を実現するためには、第1時刻をより早い時刻に変更することが好ましいと言える。一方、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合には、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供が開始されたとしても、ユーザの上記要望を満たす観点では支障が生じない。 As described above, in general, when the user performs the first operation at a time earlier than usual, it is requested to prepare an indoor environment suitable for falling asleep earlier than before. it is conceivable that. Nevertheless, if the provision of the indoor environment suitable for falling asleep is started at the first time, there is a possibility that the user's request may not be met. Therefore, it can be said that it is preferable to change the first time to an earlier time in order to realize the user's request. On the other hand, when the first operation time is later than the first time, even if the provision of the indoor environment suitable for falling asleep is started at the first time, there is no problem from the viewpoint of satisfying the user's request.
そこで、上記の構成によれば、通常よりも早い第1操作時刻について、統計処理上の重みを大きくすることにより、第1時刻をより早い時刻に変更する確率を高めることができる。それゆえ、第1操作時刻の変動に対して支障を来たすことなく、入眠に適した室内環境を提供することが可能となる。 Therefore, according to the above configuration, the probability of changing the first time to an earlier time can be increased by increasing the statistical processing weight for the first operation time earlier than usual. Therefore, it is possible to provide an indoor environment suitable for falling asleep without disturbing the fluctuation of the first operation time.
本発明の態様6に係る空調システムは、上記態様1から5のいずれか1つにおいて、上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、上記睡眠モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第2操作として、上記モード設定部は、上記第2操作が施された時刻である第2操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替える時刻である第2時刻を設定してもよい。
In the air conditioning system according to
上記の構成によれば、ユーザが第2操作を行わなくとも、自動的に睡眠モードへの切り替えを行うことが可能となる。それゆえ、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。 According to the above configuration, it is possible to automatically switch to the sleep mode without the user performing the second operation. Therefore, the convenience of the user can be further improved.
本発明の態様7に係る端末装置は、サーバ装置が、室内の空調を行う空気調和機に、所定の運転モードに応じた動作を行わせ、上記空気調和機が、上記室内に設けられた周辺機器の動作を制御するように構成された空調システムと連携する端末装置であって、少なくとも画像を表示する表示部(11a)と、上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、上記サーバ装置と通信する通信部(15)とを備え、上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面(例:図4に示される快眠アプリの画面)を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタン(ボタンJ1)を表示する。 In the terminal device according to aspect 7 of the present invention, the server device causes an air conditioner that performs air conditioning in the room to perform an operation according to a predetermined operation mode, and the air conditioner is a peripheral area provided in the room. A terminal device that cooperates with an air conditioning system configured to control the operation of the device, and a display unit (11a) that displays at least an image, and a mode setting unit that sets the operation mode of the air conditioner, Each operation of the air conditioner and the peripheral device is provided with a communication unit (15) that communicates with the server device, and the operation mode of the air conditioner provides an indoor environment suitable for a user to fall asleep. Includes a sleep preparation mode which is a mode for setting the driving mode, and the mode setting unit displays the driving mode setting screen (eg, the screen of the sleep app shown in FIG. 4) for the user to set the driving mode. When displaying on the display unit, a button (button J1) for setting the sleep preparation mode is displayed.
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る空調システムと同様の効果を奏する。また、表示部にボタンが表示されるので、睡眠準備モードの設定を行うための操作をユーザに容易に行わせることができる。 According to the above configuration, the same effect as that of the air conditioning system according to one aspect of the present invention is obtained. Further, since the button is displayed on the display unit, the user can easily perform the operation for setting the sleep preparation mode.
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
[Appendix]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, but various modifications can be made within the scope of the claims, and embodiments obtained by appropriately combining the technical means disclosed in the different embodiments Is also included in the technical scope of the present invention. Furthermore, new technical features can be formed by combining the technical means disclosed in each of the embodiments.
10,10a 携帯端末(端末装置)
11a 表示部
14 モード設定部
15 通信部
18 学習部(モード設定部)
35 赤外線センサ(センサ)
20 クラウドサーバ(サーバ装置)
24 空調制御部
30 空気調和機
34 周辺機器制御部
40 周辺機器
90,90a,90b 通信ネットワーク
100,200 空調システム
J1 ボタン
10, 10a Mobile terminal (terminal device)
35 Infrared sensor (sensor)
20 Cloud server (server device)
24 Air
Claims (8)
上記室内に設けられた周辺機器と、
端末装置と、
通信ネットワークを介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置と、を備えた空調システムであって、
上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部を備えており、
上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部を備えており、
上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部を備えており、
上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、
上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、
上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、
上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与え、
上記睡眠準備モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第1操作として、
上記モード設定部は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定することを特徴とする空調システム。 An air conditioner for air conditioning the room,
Peripheral equipment provided in the room,
A terminal device,
An air conditioning system comprising a server device connected to the air conditioner and the terminal device via a communication network,
The server device includes an air conditioning control unit that controls the air conditioner,
The air conditioner includes a peripheral device control unit that controls the peripheral device,
The terminal device includes a mode setting unit that switches the operation mode of the air conditioner,
The driving mode includes a sleep preparation mode which is a mode for providing an indoor environment suitable for the user to fall asleep,
When the mode setting unit switches the driving mode to the sleep preparation mode,
The air conditioning controller gives a first command to the air conditioner to operate the air conditioner in the sleep preparation mode,
The peripheral device control section gives a second command corresponding to the first command to the peripheral device ,
An input operation of the user with respect to the terminal device for starting the sleep preparation mode is a first operation,
The mode setting unit sets a first time, which is a time at which the operation mode is switched to the sleep preparation mode, by performing a statistical process on a first operation time that is a time at which the first operation is performed. A characteristic air conditioning system.
上記室内に設けられた周辺機器と、
端末装置と、
通信ネットワークを介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置と、を備えた空調システムであって、
上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部を備えており、
上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部を備えており、
上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部を備えており、
上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、
上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、
上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、
上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与え、
上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、
上記睡眠モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第2操作として、
上記モード設定部は、上記第2操作が施された時刻である第2操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替える時刻である第2時刻を設定することを特徴とする空調システム。 An air conditioner for air conditioning the room,
Peripheral equipment provided in the room,
A terminal device,
An air conditioning system comprising a server device connected to the air conditioner and the terminal device via a communication network,
The server device includes an air conditioning control unit that controls the air conditioner,
The air conditioner includes a peripheral device control unit that controls the peripheral device,
The terminal device includes a mode setting unit that switches the operation mode of the air conditioner,
The driving mode includes a sleep preparation mode which is a mode for providing an indoor environment suitable for the user to fall asleep,
When the mode setting unit switches the driving mode to the sleep preparation mode,
The air conditioning controller gives a first command to the air conditioner to operate the air conditioner in the sleep preparation mode,
The peripheral device control section gives a second command corresponding to the first command to the peripheral device ,
The driving mode further includes a sleep mode which is a mode for providing an indoor environment suitable for sleeping of the user,
An input operation of the user to the terminal device for starting the sleep mode is a second operation,
The mode setting unit sets a second time, which is a time at which the driving mode is switched to the sleep mode, by performing a statistical process on a second operation time that is a time at which the second operation is performed. Air conditioning system to be.
上記睡眠準備モードにおいて、
上記空調制御部は、上記センサの検出結果に応じて、上記第1指令の内容を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。 The air conditioner further includes a sensor that detects that the user is present in the room,
In the sleep preparation mode,
The air conditioning system according to claim 1 or 2 , wherein the air conditioning control unit changes the content of the first command according to the detection result of the sensor.
上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替えた場合、
上記空調制御部は、上記睡眠モードの開始時刻と、あらかじめ設定された上記ユーザの起床予定時刻とを基準として、当該睡眠モードにおける上記室内の温度を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム。 The driving mode further includes a sleep mode which is a mode for providing an indoor environment suitable for sleeping of the user,
When the mode setting unit switches the driving mode to the sleep mode,
The air conditioning control unit, and the start time of the sleep mode, based on the wakeup schedule time of the user which is set in advance, from claim 1, characterized in that changing the temperature of the chamber in the sleep mode 3 The air conditioning system according to any one of 1 .
上記モード設定部は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の空調システム。 An input operation of the user with respect to the terminal device to start the sleep preparation mode is a first operation,
The mode setting unit sets a first time, which is a time at which the operation mode is switched to the sleep preparation mode, by performing a statistical process on a first operation time that is a time at which the first operation is performed. The air-conditioning system according to any one of claims 2 to 4 , which is characterized.
上記モード設定部は、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも遅い場合に比べて、上記第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくすることを特徴とする請求項1または5に記載の空調システム。 When the first operation time is earlier than the first time,
The said mode setting part makes the weight in the statistical processing of the said 1st operation time large compared with the case where the said 1st operation time is later than the said 1st time, The claim 1 or 5 characterized by the above-mentioned. Air conditioning system.
少なくとも画像を表示する表示部と、
上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、
上記サーバ装置と通信する通信部とを備え、
上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、
上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタンを表示し、
上記睡眠準備モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第1操作として、
上記モード設定部は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定することを特徴とする端末装置。 The server device is configured to cause an air conditioner for air conditioning in the room to perform an operation according to a predetermined operation mode, and the air conditioner is configured to control the operation of peripheral devices provided in the room. A terminal device that cooperates with an air conditioning system,
At least a display unit that displays an image,
A mode setting unit that sets the operation mode of the air conditioner,
A communication unit that communicates with the server device,
The operation mode of the air conditioner includes a sleep preparation mode that is a mode for setting each operation of the air conditioner and the peripheral devices so as to provide an indoor environment suitable for the user to fall asleep,
The mode setting unit, when displaying a driving mode setting screen for the user to set the driving mode on the display unit, displays a button for setting the sleep preparation mode ,
An input operation of the user with respect to the terminal device to start the sleep preparation mode is a first operation,
The mode setting unit sets a first time, which is a time at which the operation mode is switched to the sleep preparation mode, by performing a statistical process on a first operation time that is a time at which the first operation is performed. Characteristic terminal device.
少なくとも画像を表示する表示部と、
上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、
上記サーバ装置と通信する通信部とを備え、
上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、
上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタンを表示し、
上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、
上記睡眠モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第2操作として、
上記モード設定部は、上記第2操作が施された時刻である第2操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替える時刻である第2時刻を設定することを特徴とする端末装置。 The server device is configured to cause an air conditioner for air conditioning in the room to perform an operation according to a predetermined operation mode, and the air conditioner is configured to control the operation of peripheral devices provided in the room. A terminal device that cooperates with an air conditioning system,
At least a display unit that displays an image,
A mode setting unit that sets the operation mode of the air conditioner,
A communication unit that communicates with the server device,
The operation mode of the air conditioner includes a sleep preparation mode that is a mode for setting each operation of the air conditioner and the peripheral devices so as to provide an indoor environment suitable for the user to fall asleep,
The mode setting unit, when displaying a driving mode setting screen for the user to set the driving mode on the display unit, displays a button for setting the sleep preparation mode ,
The driving mode further includes a sleep mode which is a mode for providing an indoor environment suitable for sleeping of the user,
An input operation of the user to the terminal device for starting the sleep mode is a second operation,
The mode setting unit sets a second time, which is a time at which the driving mode is switched to the sleep mode, by performing a statistical process on a second operation time, which is a time at which the second operation is performed. And the terminal device.
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