JP6790508B2 - データ流量制御方法、無線基地局装置、サーバ装置、中継装置、通信システム、プログラム - Google Patents
データ流量制御方法、無線基地局装置、サーバ装置、中継装置、通信システム、プログラム Download PDFInfo
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Description
・リファレンス信号(RS:Reference Signal)に割り当てる送信電力、
・下りデータチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に割り当てる送信電力に関するパラメータ(RS−to−PDSCH Offset、PA、PB、ρB/ρA、δpower-offset)、
・送信モード(Transmission Mode)、
・実際に使用されるアンテナコンフィギュレーション(Antenna Configuration)、
・ビームフォーミング(Beam Forming)にて形成する送信ビーム、
・無線通信に使用するキャリア周波数(Carrier Frequency)または
・キャリア周波数に係るパラメータ(E−UTRA(Evolved−Universal Terrestrial Radio Access) Operating Band、EARFCN(EUTRA Absolute Radio−Frequency Channel Number))、または
・キャリア周波数に係る無線回線品質やトラフィック負荷、
・キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)で使用するコンポーネントキャリア(Component Carrier)、
・無線端末のカテゴリ(UE(User Equipment) Category、DL(Down Link) Category、UL(Uplink) Category)、RAT(Radio Access Technology)など、
無線資源の割り当てに係る無線パラメータを変更する場合においても、同様に発生する。
前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量とに基づき、前記バッファへのデータ流入量を制御する流入量制御ステップと、を有するデータ流量制御方法が提供される。
無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を、通信網を介して、受信する受信機能と、前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御するデータ量制御部と、を含む中継装置が提供される。
前記無線基地局は、前記サーバ装置から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する送出量推定部と、前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記サーバ装置から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、前記データ流入量を前記サーバ装置に通知する情報通知部と、を含む。
前記サーバ装置は、前記無線基地局から送信されたデータ流入量を受け、前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する流入量制御部を含む。
前記無線基地局は、前記サーバ装置から前記中継装置を介して送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する送出量推定部と、前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、前記データ流入量を前記中継装置に通知する情報通知部と、を含む。
前記中継装置は、前記無線基地局で算出された前記無線端末宛てのデータ流入量情報を受信する受信機能と、前記サーバ装置から送信された前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に中継するにあたり、前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御するデータ量制御部と、を含む。
前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する処理と、
前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する処理と、
前記データ流入量を前記送信元に通知する処理と、
を実行させるプログラムが提供される。
無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を通信網を介して受信する処理と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する処理と、
を実行させるプログラムが提供される。
無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を通信網を介して受信する処理と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
[構成・機能の説明]
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係る通信システム1の構成の一例を模式的に例示する図である。図1を参照すると、通信システム1は、無線端末10と、無線基地局20と、サーバ装置30と、を備える。なお、単に、説明の便宜上、図1において、通信システム1は、無線端末10と無線基地局と20サーバ装置と30をそれぞれ1つ備えた構成として例示されている。なお、無線端末10の数は幾つであってもよい。同様に、無線基地局20の数やサーバ装置30の数も幾つであってもよい。無線端末10と無線基地局20はモバイルアクセスネットワーク11を介して通信するように構成されている。
・無線基地局20を介してサーバ装置30と通信を行う機能。
・サーバ装置30が提供する各種通信サービスを実行する機能。
・無線端末10と接続中の(通信リンク(RRC(Radio Resource Control) Connection)が確立されている)無線基地局20の間で無線信号を送信及び/又は受信する機能。
・無線基地局20から受信した測定設定情報に基づき、無線基地局20が送信するリファレンス信号の受信品質指標であるCQI(Channel Quality Indicator)やRSRP(Reference Signal Received Power)やRSRQ(Reference Signal Received Quality)などを測定し、接続中の無線基地局20へ報告(測定報告:Measurement Report)する機能。
・WWW(World Wide Web)サーバ、
・FTP(File Transfer Protocol)サーバ、
・メールサーバ、
・ファイルサーバ、
・データベースサーバ、
・アプリケーションサーバ、
・ストリーミングサーバ、
・DNS(Domain Name System)サーバ、
・プロキシサーバ、
・エッジサーバなどであってもよい。
・無線基地局20と接続中の(通信リンクが確立されている)無線端末10の間で無線信号を送信及び/又は受信する機能。
・無線端末10が無線基地局20との通信路品質を測定するために用いるリファレンス信号を生成する機能。
・通信回線ネットワーク50を介して到着する各無線端末10宛の送信データを蓄積する機能。
・送信データに関するQCI(QoS(Quality of Service) Class Identifier)を取得して管理する機能。
・無線端末10から報告されるCQIやRSRPやRSRQを保持する機能。
・無線端末10の無線区間スループットの履歴を管理する機能。
・物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)使用率や当該無線基地局20に接続する無線端末10の数(「Active UE数」(アクティブ無線端末数)とも称される)などの無線基地局20が測定可能な情報を測定して管理する機能。なお、1物理リソースブロックは、周波数軸上で180KHz(KiloHerz)(15KHz間隔の12個のサブキャリア)、時間軸上で1msの大きさを持つ時間・周波数リソースで形成される。
・無線基地局20と無線端末10との間の無線の接続状態を制御するRRC(Radio Resource Control)機能。
・各無線端末10の送信モード(Transmission Mode)を決定する機能。
・各無線端末10の物理下りリンク共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)(下りリンクのユーザデータを送信するための共有データチャネル)に割り当てる送信電力を決定する機能。
・各無線端末10のアンテナコンフィギュレーションを決定する機能。
・各無線端末10の通信に用いるキャリア周波数を決定する機能。
・各無線端末10のキャリアアグリゲーションの適用可否を決定する機能。
各無線端末10の通信に用いるコンポーネントキャリアを決定する機能。
・各無線端末10の割り当て指標を計算する機能。
・計算した当該割り当て指標に基づき、各無線端末10に割り当てる周波数ブロックを決定する機能。
・iは無線端末10の識別番号、
・kはリソースブロックの識別番号を表す。
右辺の第1項αDelay・MDelay(i)は、パケットの送信遅延を考慮可能とした割り当て指標である。MDelay(i)は、例えば次の数式(2)で与えられる。MDelay(i)は、パケットが送出元から送出されてからの経過時間に基づき制御される。
Treq(i)はパケットの許容遅延、
t(i)はパケットが送信元から送出されてからの経過時間、
Tthresh(i)は任意の閾値、
をそれぞれ表す。
CQIinst(i、k)は、識別番号iの無線端末10から報告された識別番号kのリソースブロック(RB)の瞬時CQI(直近のCQI)表している。
SINR(・)は、CQIをSINRに変換する関数を表している。
SINRave(i,k)は、SINR(・)で計算した所定期間のSINRの平均値を表している。
SINRthreshは任意の閾値である。
次に、無線基地局20が無線資源の割り当てに係る無線パラメータを変更した場合に、無線基地局20のバッファ202へのデータ流入量を適正化するための動作手順について説明する。
左辺のDout(i)は、識別番号iの無線端末における無線資源の割り当てに係る無線パラメータMDelay(i)の変更時において時間Δt(i)当たりのバッファ202からの当該無線端末宛てのデータ送出量[単位:bit]である。
右辺のD(i)は、識別番号iの無線端末における過去の履歴(無線パラメータMDelay(i)が変更される前)から導出した時間t(i)における当該無線端末宛てのバッファ202へのデータ流入量[単位:bit]である。
右辺の係数βは、任意に設定可能な係数である。特に制限されないが、本実施形態では、β=1とする。
右辺の分子の第1項αDelay・aのαDelayは、上記数式(1)のαDelayであり、aは、上記数式(2)において、t(i)≧Treq(i)−Tthresh(i)の場合のMDelayの値である。分子と分母のαTypeとMType(i)は、上記数式(1)と上記数式(3)、分子と分母のαSINRとMSINR(i)は、上記数式(1)と上記数式(4)に対応する。
左辺のDin(i)は、識別番号iの無線端末10に対するバッファ202へのデータ流入量である。
右辺のBtarget(i)は、無線基地局20のバッファ202が管理する識別番号iの無線端末10宛てのデータ蓄積量の目標値である。
B(i)は、現在時刻tにおいて無線基地局20のバッファ202に蓄積されている識別番号iの無線端末10宛てのデータ量(データ蓄積量)である。
Dout(i)は、識別番号iの無線端末10宛てのバッファ202からのデータ送出量である。
r(i)は、バッファ202へ流入された識別番号iの無線端末10宛の単位時間あたりのデータ量である。なお、r(i)は、時間に依存して変化する場合、r(i,t)と表記されるが、簡単のため、r(i)で表記している。
NTCPは、無線基地局20のバッファ202への無線端末10(識別番号=i)宛ての前記データ流入量(上記数式(6)のDin(i))に相当するTCPのパケット数である。
RTCP(i)は、識別番号iの無線端末10における直近のTCPスループットである。なお、RTCP(i)は、現在時刻以前の任意の時間に観測した識別番号iの無線端末10におけるTCPスループットの平均値としてもよい。
次に、本発明の例示的な第2の実施形態について説明する。第2の実施形態のシステムの構成、無線基地局およびサーバ装置の構成は、それぞれ図1、図2を参照して説明した前記第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、図2の無線基地局20の送出量推定部205の処理動作が、図4を参照して説明した前記第1の実施形態の送出量推定部205の処理動作と相違している。以下では、システム構成、無線基地局20の構成等の説明は省略し、主に、無線基地局20の送出量推定部205の動作について説明する。
無線基地局20が無線資源の割り当てに係る無線パラメータを変更した場合に、無線基地局20のバッファ202へのデータ流入量を適正化するための動作手順について説明する。
左辺のE(i)は、識別番号iの優先無線端末における無線資源の割り当てに係る無線パラメータ変更後の無線区間スループットの期待値である。
右辺のR(i)は、識別番号iの優先無線端末における直近の無線区間スループットである。
分子のαDelayは、上記数式(1)、aは、上記数式(2)においてt(i)≧Treq(i)−Tthresh(i)の場合のMDelay(i)の値、
分子と分母のαType、MType(i)は上記数式(1)と上記数式(3)、
分子と分母のαSINR、MSINR(i)は上記数式(1)と上記数式(4)に対応する。
βは、任意に設定可能な係数であり、本実施形態では1とする。
NreqRB(i)は、識別番号iの優先無線端末における無線資源の割り当てに係る無線パラメータ変更後の無線区間スループットの期待値の実現に必要な無線資源(リソースブロックの個数)である。
E(i)は、上記数式(9)を用いて算出した識別番号iの優先無線端末における無線資源の割り当てに係る無線パラメータが変更された後の無線区間スループットの期待値である。
CQI(i)は、識別番号iの優先無線端末における直近のWideband CQIである。
MCS(・)は、CQIをMCS(Modulation and Coding Scheme)に換算する関数である。
TBS(・)は、MCSとリソースブロック数とからTBS(Transport Block Size)を導出する関数である。
本実施形態では、上記数式(10)においては、リソースブロック数は1として計算する。
NRBは、システム帯域幅から決定されるリソースブロック数である。
左辺のNrestRBは、非優先無線端末に割り当て可能なリソースブロック数である。
NpriorUEは、優先無線端末の数である。
MAX[・]は、引数の最大値を戻り値として返す関数である。NRBから優先無線端末の各々の要求無線資源であるリソースブロック数NreqRB(i)の総和を差し引いた値が負の場合、0を返し、当該値が正又は0の場合、当該値を返す。
(ceiling(η)―η):{1−(ceiling(η)―η)}
で内挿(intepolate)することで、ηに対応するTBSを求めている。
左辺のDout(i)は、バッファ202からの識別番号iの無線端末宛てのデータ送出量である。また、
tは、現在時刻であり、Δtは、任意に設定可能な所定の時間である。本実施形態では、Δtは、数式(2)で用いた許容遅延Tthresh(i)とする。優先無線端末または非優先無線端末に対する無線パラメータ変更後の無線区間のスループットの期待値E(i)を時刻tからt+Δtの期間にわたって積分している。
例えば、本実施形態において、無線基地局20の流入量制御部206が有する機能は、サーバ装置30の流入量制御部302に実装するようにしてもよい。この場合、無線基地局20の情報通知部207は、無線基地局20の送出量推定部205が計算した無線端末10のデータ送出量に係る情報と、無線基地局20のバッファ202が管理する当該無線端末10のデータ蓄積量に係る情報とを、サーバ装置30へ通知する。
・無線端末10から報告されたCQIやRSRPやRSRQ、
・リファレンス信号に割り当てる送信電力、
・下りデータチャネルに割り当てる送信電力、
・送信モード、
・実際に使用されるアンテナコンフィギュレーション、
・ビームフォーミングにて形成する送信ビーム、
・無線通信に使用するキャリア周波数、
・前記キャリア周波数に係る無線回線品質やトラフィック負荷、
・キャリアアグリゲーションで使用するコンポーネントキャリア、
・無線端末のカテゴリ、
・RAT
などを、無線資源の割り当てに係る無線パラメータとして、前記無線パラメータの変更を検出してもよい。
次に、本発明の例示的な第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第3の実施形態では、無線基地局とサーバ装置の間に、中継装置を配設し、該中継装置が、無線端末におけるアプリケーションに関する品質要件を取得すると共に、無線基地局のバッファへのデータ流入量を制御する。無線端末におけるアプリケーションは、例えば無線端末において実行される、ユーザの体感品質(QoE)に影響を及ぼすアプリケーションプログラムを含むものとする。特に制限されるものではないが、アプリケーションプログラムは、例えば、
・Webブラウザ、
・メールプログラム(メーラ)、
・位置情報表示プログラム、
・電話プログラム、
・ショートメッセージサービスプログラム、
・ストリーミングサービスプログラム、
・マルチメディアサービスプログラム、
・ゲーミングプログラム、
・ソーシャルネットワーキングサービスプログラム
等を含む。
図8は、本発明の例示的な第3の実施形態に係る通信システムの構成を模式的に示す図である。図8を参照すると、通信システム1Aは、図1に示した前記第1の実施形態に係る通信システム1と比較して、無線基地局20とサーバ装置30の代わりに、無線基地局21とサーバ装置31を備える。さらに、通信システム1Aは、前記第1の実施形態に係る通信システム1と比較して、中継装置40を新たに備える。以下では、第3の実施形態について、前記第1、第2の実施形態と同一要素の説明は適宜省略し、主に、前記第1、第2の実施形態から変更された構成について説明する。
・サーバ装置31とインターネットなどの外部ネットワークを介して信号を送信及び/又は受信する機能、
・無線基地局21と通信回線ネットワークを介して信号を送信及び/又は受信する機能、
・中継装置40と無線端末10との間の所定時間毎の通信スループット(中継装置40と無線端末10との間の通信速度)を測定して管理する機能、
等を有する。
・当該アプリケーションのQoEを満足させるための要求遅延、及び、
・当該アプリケーションのQoEを満足させるための要求スループット、
を含む。
次に、無線基地局21が無線資源の割り当てに係る無線パラメータを変更した場合に、無線基地局21のバッファ202へのデータ流入量を適正化するための動作手順について説明する。
次に本発明の例示的な第4の実施形態について説明する。本発明の例示的な第4の実施形態の通信システムにおける無線端末10、無線基地局21、中継装置40、サーバ装置31の構成は、図8、図9を参照して説明した前記第3の実施形態と実質同一とされる。図11は、第4の実施形態における無線基地局21の送出量推定部215の動作手順の一例を説明する流れ図である。第4の実施形態では、例えば、図8の無線基地局21の送出量推定部215は、図10に記載の動作(ステップS111、S401、S113−S116の一連の処理)を実行する代わりに、図11に記載の動作を実行してもよい。
右辺のNRBは、システム帯域幅から決定されるリソースブロック数である。
右辺のNreqRB(i)は、上記ステップS502で求めた識別番号iの非優先無線端末に割り当て可能なリソースブロック数である。
NnpriorUEは、非優先無線端末の数である。
MAX[・]は、引数の最大値を戻り値として返す関数である。NRBから非優先無線端末の各々の要求無線資源であるリソースブロック数NreqRB(i)の総和を差し引いた値が負の場合、0を返し、当該値が正又は0の場合、当該値を返す。
次に本発明の例示的な第5の実施形態について説明する。前記第3、第4の実施形態では、図8に示した通信システム1Aにおいて、中継装置40は、外部ネットワーク52内に配置されているが、第5の実施形態の通信システム1Bにおいては、図12に示すように、中継装置40は、モバイルコアネットワーク51内に配置されている。例えば、中継装置40は、EPCに配置されたP−GW(PDN(Packet Data Network)−GateWay)、または、S−GW(Serving−GateWay)であってもよい。
上述の実施形態は、上記した実施形態の可能な組み合わせのほか、次のような変形例で実施されてもよい。
無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、
送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を、前記無線パラメータの変更を考慮して、算出する送出量推定ステップと、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量と、に基づき、前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を制御する流入量制御ステップと、
を含むことを特徴とするデータ流量制御方法。
前記無線パラメータは、
前記無線端末におけるアプリケーションの状態と、
前記無線基地局と前記無線端末との間の無線回線品質と、
のうちの少なくとも一つに基づき変更されることを特徴とする付記1に記載のデータ流量制御方法。
前記無線パラメータは、
前記無線端末における無線資源の割り当て優先度と、
前記無線端末におけるアプリケーションの利用状態を表す指標(QoE(Quality of Experience)指標)と、
前記無線端末における無線回線品質と、
前記無線端末に設定される下りデータチャネルの送信電力と、
前記無線端末における送信モード(Transmission Mode)と、
前記無線端末におけるアンテナコンフィギュレーションと、
前記無線端末が利用可能なコンポーネントキャリアの数と、
前記無線端末が利用可能なRAT(Radio Access Technology)の種類と、
前記基地局における前記無線資源割り当てポリシと、
のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする付記1又は2に記載のデータ流量制御方法。
前記送出量推定ステップは、
前記無線パラメータの変更前後の無線区間のスループットの期待値を計算するステップと、
前記スループットの期待値を用いて所定時間経過後までの前記データ送出量を推定するステップと、
を含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載のデータ流量制御方法。
前記流入量制御ステップは、
前記データ流入量を前記バッファへ流入させるステップを含むことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一に記載のデータ流量制御方法。
前記流入量制御ステップは、
前記データ流入量の値が0又は負の場合、前記バッファへのデータ流入を抑制する、ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一に記載のデータ流量制御方法。
更に、前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得するアプリケーション情報取得ステップと、
取得した前記アプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記無線パラメータの変更を検出するステップと、
を含むことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一に記載のデータ流量制御方法。
更に、前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得するアプリケーション情報取得ステップを有し、
前記送出量推定ステップは、
前記取得したアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記データ送出量を推定することを特徴とする付記1乃至6のいずれか一に記載のデータ流量制御方法。
送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、
無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、
前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する送出量推定部と、
前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、
前記データ流入量を前記送信元に通知する情報通知部と、
を含むことを特徴とする無線基地局装置。
前記無線端末におけるアプリケーションの状態と、
前記無線基地局と前記無線端末との間の無線回線品質と、
のうちの少なくとも一つに基づき変更される前記無線パラメータの変更を検出する変更検出部をさらに含むことを特徴とする付記9に記載の無線基地局装置。
前記無線パラメータは、
前記無線端末における無線資源の割り当て優先度と、
前記無線端末におけるアプリケーションの利用状態を表す指標(QoE(Quality of Experience)指標)と、
前記無線端末における無線回線品質と、
前記無線端末に設定される下りデータチャネルの送信電力と、
前記無線端末における送信モード(Transmission Mode)と、
前記無線端末におけるアンテナコンフィギュレーションと、
前記無線端末が利用可能なコンポーネントキャリアの数と、
前記無線端末が利用可能なRAT(Radio Access Technology)の種類と、
前記基地局における前記無線資源割り当てポリシと、
のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする付記9又は10に記載の無線基地局装置。
前記送出量推定部は、
前記無線パラメータの変更前後の無線区間のスループットの期待値を計算し、
前記スループットの期待値を用いて所定時間経過後までの前記データ送出量を推定することを特徴とする付記9乃至11のいずれか一に記載の無線基地局装置。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する機能を備え、
前記変更検出部は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記無線パラメータの変更を検出することを特徴とする付記10に無線基地局装置。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する機能を備え、
前記送出量推定部は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記データ送出量を推定することを特徴とする付記9乃至12のいずれか一に記載の無線基地局装置。
無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を、通信網を介して受信する機能と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する流入量制御部と、を含むことを特徴とするサーバ装置。
前記流入量制御部は、
前記データ流入量情報が正の場合、前記無線端末宛てのデータを前記データ流入量分、前記無線基地局に追加送信し、
前記データ流入量情報がゼロ又は負の場合、前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に送信しないか、送信を抑制することを特徴とする付記15に記載のサーバ装置。
無線基地局とサーバ装置との間に接続され、前記サーバ装置から前記無線基地局に向けて送信される無線端末宛てのデータを中継する機能と、
前記無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を、前記無線基地局から通信網を介して受信する受信機能と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御するデータ量制御部と、
を含むことを特徴とする中継装置。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する情報取得部と、
前記アプリケーションに関する予め定められた情報を前記無線基地局に通知する情報通知部と、
をさらに含むことを特徴とする付記17に記載の中継装置。
前記流入量制御部は、
前記データ流入量情報が正の場合、前記無線端末宛てのデータを前記データ流入量分、前記無線基地局に追加送信し、
前記データ流入量情報がゼロ又は負の場合、前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に送信しないか、送信を抑制することを特徴とする付記17又は18に記載の中継装置。
送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファを備え、前記バッファに格納したデータを無線資源の割り当て結果に基づき前記無線端末宛てに送出する機能を含む無線基地局を構成するコンピュータに、
前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する処理と、
前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する処理と、
前記データ流入量を前記送信元に通知する処理と、
を実行させるプログラム。
前記無線端末におけるアプリケーションの状態と、
前記無線基地局と前記無線端末との間の無線回線品質と、
のうちの少なくとも一つに基づき変更される前記無線パラメータの変更を検出する処理を、前記コンピュータに実行させる付記20に記載のプログラム。
前記無線パラメータは、
前記無線端末における無線資源の割り当て優先度と、
前記無線端末におけるアプリケーションの利用状態を表す指標(QoE(Quality of Experience)指標)と、
前記無線端末における無線回線品質と、
前記無線端末に設定される下りデータチャネルの送信電力と、
前記無線端末における送信モード(Transmission Mode)と、
前記無線端末におけるアンテナコンフィギュレーションと、
前記無線端末が利用可能なコンポーネントキャリアの数と、
前記無線端末が利用可能なRAT(Radio Access Technology)の種類と、
前記基地局における前記無線資源割り当てポリシと、
のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする付記20又は21に記載のプログラム。
前記送出量の推定値を算出する処理部は、
前記無線パラメータの変更前後の無線区間のスループットの期待値を計算し、
前記スループットの期待値を用いて所定時間経過後までの前記データ送出量を推定する付記20乃至22のいずれか一に記載のプログラム。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する処理をさらに備え、
前記変更を検出する処理は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記無線パラメータの変更を検出する、ことを特徴とする付記20に記載のプログラム。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する処理をさらに備え、
前記送出量を推定する処理は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記データ送出量を推定することを特徴とする付記20乃至23のいずれか一に記載のプログラム。
サーバ装置を構成するコンピュータに、
無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を通信網を介して受信する処理と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する処理と、
を実行させるプログラム。
前記データ流入量情報が正の場合、前記無線端末宛てのデータを前記データ流入量分、前記無線基地局に追加送信し、
前記データ流入量情報がゼロ又は負の場合、前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に送信しないか、送信を抑制する処理を、前記コンピュータに実行させる付記26に記載のプログラム。
無線基地局とサーバ装置との間に接続され、前記サーバ装置から前記無線基地局に向けて送信される無線端末宛てのデータを中継する中継装置を構成するコンピュータに、
前記無線基地局で算出された無線端末宛てのデータ流入量情報を、前記無線基地局から通信網を介して受信する処理と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する処理と、
を実行させるプログラム。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する処理と、
前記アプリケーションに関する予め定められた情報を前記無線基地局に通知する処理と、を前記コンピュータにさらに実行させる付記28に記載のプログラム。
前記データ流入量情報が正の場合、前記無線端末宛てのデータを前記データ流入量分、前記無線基地局に追加送信し、
前記データ流入量情報がゼロ又は負の場合、前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に送信しないか、送信を抑制する処理と、を前記コンピュータにさらに実行させる付記28又は29に記載のプログラム。
無線端末と、
無線基地局と、
サーバ装置と、
を備え、
前記無線基地局は、
前記サーバ装置から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、
無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、
前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する送出量推定部と、
前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記サーバ装置から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、
前記データ流入量を前記サーバ装置に通知する情報通知部と、
を含み、
前記サーバ装置は、
前記無線基地局から送信されたデータ流入量を受け、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御する流入量制御部を含むことを特徴とする通信システム。
前記無線基地局は、
前記無線端末におけるアプリケーションの状態と、
前記無線基地局と前記無線端末との間の無線回線品質と、
のうちの少なくとも一つに基づき変更される前記無線パラメータの変更を検出する変更検出部をさらに含むことを特徴とする付記31に記載の通信システム。
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する機能を備え、
前記送出量推定部は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記データ送出量を推定することを特徴とする付記31又は32に記載の通信システム。
無線端末と、
無線基地局と、
サーバ装置と、
前記無線基地局と前記サーバ装置との間に接続された中継装置と、
を備え、
前記無線基地局は、
前記サーバ装置から前記中継装置を介して送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、
無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、
前記無線資源の割り当てに係る予め定められた無線パラメータに変更があると、前記無線パラメータの変更を考慮して、前記バッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を算出する送出量推定部と、
前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されているデータ蓄積量と、に基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、
前記データ流入量を前記中継装置に通知する情報通知部と、
を含み、
前記中継装置は、
前記無線基地局で算出された前記無線端末宛てのデータ流入量情報を受信する受信機能と、
前記サーバ装置から送信された前記無線端末宛てのデータを前記無線基地局に中継するにあたり、前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御するデータ量制御部と、を含むことを特徴とする通信システム。
前記中継装置は、
前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を取得する情報取得部と、
前記アプリケーションに関する予め定められた情報を前記無線基地局に通知する情報通知部と、をさらに含むことを特徴とする付記34記載の通信システム。
前記無線基地局の前記送出量推定部は、前記無線端末におけるアプリケーションに関する予め定められた情報を用いて、前記データ送出量を推定することを特徴とする付記34又は35に記載の通信システム。
前記中継装置は、前記無線基地局が接続するコアネットワーク又は、前記コアネットワークに接続するパケットデータネットワークに配置されることを特徴とする付記34乃至36のいずれか一に記載の通信システム。
前記無線基地局は、
前記無線端末におけるアプリケーションの状態と、
前記無線基地局と前記無線端末との間の無線回線品質と、
のうちの少なくとも一つに基づき変更される前記無線パラメータの変更を検出する変更検出部をさらに含むことを特徴とする付記34乃至37のいずれか一に記載の通信システム。
前記無線パラメータは、
前記無線端末における無線資源の割り当て優先度と、
前記無線端末におけるアプリケーションの利用状態を表す指標(QoE(Quality of Experience)指標)と、
前記無線端末における無線回線品質と、
前記無線端末に設定される下りデータチャネルの送信電力と、
前記無線端末における送信モード(Transmission Mode)と、
前記無線端末におけるアンテナコンフィギュレーションと、
前記無線端末が利用可能なコンポーネントキャリアの数と、
前記無線端末が利用可能なRAT(Radio Access Technology)の種類と、
前記基地局における前記無線資源割り当てポリシと、
のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする付記33又は38に記載の通信システム。
前記無線基地局において、
前記送出量推定部は、
前記無線パラメータの変更前後の無線区間のスループットの期待値を計算し、
前記スループットの期待値を用いて所定時間経過後までの前記データ送出量を推定することを特徴とする付記31又は34に記載の通信システム。
10、910 無線端末
11 モバイルアクセスネットワーク
20、21、920 無線基地局
20−1 トランシーバ(TRX)
20−11 トランスミッタ(TX)
20−12 レシーバ(RX)
20−13 アンテナ
20−2 情報処理装置
20−21 CPU
20−22 記憶装置
20−3 通信インタフェース
30、31、930 サーバ装置
30−1 通信インタフェース
30−2 情報処理装置
30−21 CPU
30−22 記憶装置
40 中継装置
40−1 情報処理装置
40−2 通信インタフェース
40−11 CPU
40−12 記憶装置
50、940 通信回線ネットワーク
51 モバイルコアネットワーク
52 外部ネットワーク
201 基本機能部
202、921 バッファ
203、213 通信制御部
204 変更検出部
205、215 送出量推定部
206 流入量制御部
207 情報通知部
301 基本機能部
302 流入量制御部
401 基本機能部
402 情報取得部
403 情報通知部
404 流入量制御部
931 記憶装置
950 無線インタフェース
960 P−GW
Claims (10)
- 無線端末に対する無線資源の割り当て指標として、予め定められた複数の無線パラメータに関する指標を重み付け加算した指標を用い、
少なくとも1つの前記無線パラメータに変更があると、送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を、前記無線資源の割り当て指標の前記無線パラメータ変更前後での変化の度合と、前記無線パラメータが変更される前の前記無線端末に対するバッファからのデータ送出量とに基づき算出する送出量推定ステップと、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記無線端末宛に送信され前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を制御する流入量制御ステップと、を含むことを特徴とするデータ流量制御方法。 - 無線端末に対する無線資源の割り当て指標として、予め定められた複数の無線パラメータに関する指標を重み付け加算した指標を用い、
少なくとも1つの前記無線パラメータに変更があると、前記無線資源の割り当て指標の前記無線パラメータ変更前後での変化の度合と、前記無線パラメータが変更される前の前記無線端末と基地局間の無線区間のスループットからの無線区間のスループットの期待値を算出し、
前記無線区間のスループットの期待値に基づき、送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量を求め、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記無線端末宛に送信され前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を制御する、ことを特徴とするデータ流量制御方法。 - 前記無線区間のスループットの期待値の実現に必要な要求無線資源を求め、
第2の無線端末に割り当て可能な無線資源を算出し、
前記第2の無線端末に対する前記無線パラメータ変更後の第2の無線区間のスループットの期待値を求め、
前記第2の無線区間のスループットの期待値から、前記第2の無線端末へのデータ送出量を求め、
前記第2の無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記第2の無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記第2の無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記第2の無線端末宛に前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記第2の無線端末宛てのデータ流入量を制御する、ことを特徴とする請求項2に記載のデータ流量制御方法。 - 前記前記無線資源の割り当て指標が、
前記送信元からパケットが送信されてから無線端末に到着するまでの経過時間、
前記パケットは再送か否か、
前記無線端末の前記無線資源での通信品質
の三つの無線パラメータのうち少なくとも二つを重み付け加算した指標からなる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ流量制御方法。 - 送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファと、
無線資源の割り当て結果に基づき、前記バッファに格納したデータを無線端末宛てに送出する機能と、
無線端末に対する無線資源の割り当て指標として、予め定められた複数の無線パラメータに関する指標を重み付け加算した指標を用い、少なくとも1つの前記無線パラメータに変更があると、送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を、前記無線資源の割り当て指標の前記無線パラメータ変更前後での変化の度合と、前記無線パラメータが変更される前の前記無線端末に対するバッファからのデータ送出量と、に基づき算出する送出量推定部と、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記無線端末宛に送信され前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記送信元から前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、
前記データ流入量を前記送信元に通知する情報通知部と、
を含むことを特徴とする無線基地局装置。 - 無線端末に対する無線資源の割り当て指標として、予め定められた複数の無線パラメータに関する指標を重み付け加算した指標を用い、
少なくとも1つの前記無線パラメータに変更があると、前記無線資源の割り当て指標の前記無線パラメータ変更前後での変化の度合と、前記無線パラメータが変更される前の前記無線端末と基地局間の無線区間のスループットからの無線区間のスループットの期待値を算出し、
前記無線区間のスループットの期待値に基づき、送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量を求め送出量推定部と、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記無線端末宛に送信され前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する流入量制御部と、
前記無線端末宛ての前記データ流入量を前記送信元に通知する情報通知部と、
を含むことを特徴とする無線基地局装置。 - 前記送出量推定部は、
前記無線区間のスループットの期待値の実現に必要な要求無線資源を求め、
第2の無線端末に割り当て可能な無線資源を算出し、
前記第2の無線端末に対する前記無線パラメータ変更後の第2の無線区間のスループットの期待値を求め、
前記第2の無線区間のスループットの期待値から、前記第2の無線端末へのデータ送出量を求め
前記流入量制御部は、
前記第2の無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記第2の無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記第2の無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記第2の無線端末宛に前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記第2の無線端末宛てのデータ流入量を算出し、
前記情報通知部は、前記第2の無線端末宛ての前記データ流入量を前記送信元に通知する、ことを特徴とする請求項6に記載の無線基地局装置。 - 前記前記無線資源の割り当て指標が、送信元からパケットが送信されてから無線端末に到着するまでの経過時間、
前記パケットは再送か否か、
前記無線端末の前記無線資源での通信品質
の三つの無線パラメータのうち少なくとも二つを重み付け加算した指標からなる、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の無線基地局装置。 - 請求項5乃至8のいずれか1項の前記無線基地局装置と前記送信元のサーバ装置との間に接続され、前記サーバ装置から前記無線基地局装置に向けて送信される前記無線端末宛てのデータを中継する機能と、
前記無線基地局装置で算出された前記無線端末宛てのデータ流入量情報を、前記無線基地局装置から通信網を介して受信する受信機能と、
前記データ流入量情報に基づき、前記無線基地局装置に送信する前記無線端末宛てのデータ量を制御するデータ量制御部と、
を含むことを特徴とする中継装置。 - 送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファを備え、前記バッファに格納したデータを無線資源の割り当て結果に基づき前記無線端末宛てに送出する機能を含む無線基地局を構成するコンピュータに、
前記無線端末に対する前記無線資源の割り当て指標として、予め定められた複数の無線パラメータに関する指標を重み付け加算した指標を用い、少なくとも1つの前記無線パラメータに変更があると、送信元から送信された無線端末宛のデータを一時的に格納するバッファからの前記無線端末に対するデータ送出量の推定値を、前記無線資源の割り当て指標の前記無線パラメータ変更前後での変化の度合と、前記無線パラメータが変更される前の前記無線端末に対するバッファからのデータ送出量と、に基づき算出する処理と、
前記無線端末に対する前記バッファからの前記データ送出量の推定値と、前記バッファに蓄積されている前記無線端末宛てのデータ蓄積量に加えて、前記バッファにおける前記無線端末宛てのデータ蓄積量の目標値、前記送信元から前記無線端末宛てに送信され前記バッファに流入する単位時間あたりのデータ量のうちの少なくとも1つに基づき、前記バッファへの前記無線端末宛てのデータ流入量を算出する処理と、
前記データ流入量を前記送信元に通知する処理と、
を実行させるプログラム。
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