JP6788546B2 - 車両用制動システム - Google Patents
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Description
たとえば、特許文献1では、車両走行中におけるアクセルペダルから足を離した、アクセルオフの状態で、回生制動を行っている。つまり、摩擦制動を行わずに、回生制動によって、ガソリンエンジン車におけるエンジンブレーキに相当する制動力を発生している。
図1は、本実施形態に係る車両の全体構成を示す要部系統図である。
車両100は、図1に示すように、車両前側に設けられた左右一対の前輪101F、および車両後側に設けられた左右一対の後輪101Rの計4つの車輪101を備えている。また、車両100は、前輪101Fの舵を切るステアリング装置102と、動力源としての動力装置103と、車両を制動する制動システム(車両用制動システム)104と、を備えている。
なお、本実施形態の制動システム104は、前輪駆動車に限らず、後輪101Rが駆動輪を構成する後輪駆動車や、4つの車輪全てが駆動輪を構成する四輪駆動車への適用が可能である。
ステアリング装置102は、運転者によるステアリングホイール102aの回転操作に応じて、前輪101Fを左右に転舵する。
アクセルペダル31は、動力装置103の操作部として、運転者の足下に配置され、運転者によって踏み込み操作される。
そして、駆動制御モードで駆動される回転電機32は、バッテリ33から供給される電力によって駆動する電動機として機能する。
また、回生制動制御モードで駆動される回転電機32は、発電機として機能し、回生電力を発電する。
そして、駆動制御モードにおけるバッテリ33は、電動機としての回転電機32へ駆動電力を供給する。
また、回生制動制御モードにおけるバッテリ33は、発電機として回転電機32が発電した回生電力が充電される。
つまり、動力装置103は、車両100の動力源を構成するとともに、後述する制動システム104の回生制動装置105を構成している。
摩擦制動装置106は、ブレーキディスク61と、液圧手段62と、を備えている。
ブレーキディスク61は、各車輪101に設置され、車輪101とともに回動する。
液圧手段62は、車体側に設置され、液圧配管62aと、ブレーキパッド62bと、モーターシリンダ62cとを備えている(図3参照)。
ブレーキ操作部42は、図3に示すように、ブレーキペダル42aと、ストロークシミュレータ42bとを備えている。
ストロークシミュレータ42bは、運転者がブレーキペダル42aを踏込み操作する際に、摩擦制動、回生制動を問わず、操作感(踏込み量、踏み応え)を運転者に与える。なお、ストロークシミュレータ42bは、前述のモーターシリンダ62cとともに、電動サーボブレーキを構成している。
車速センサ43aは、車両100の速度を検出するとともに、その出力信号から走行中、あるいは停車中の判定が行われる。
ブレーキ位置センサ43cは、ブレーキペダル42aの踏込み位置(操作中の位置)を検出するとともに、その出力信号から踏み込み操作(減速操作)が行われているか否かの判定が行われる。
本実施形態では、温度取得手段として、パッド温度センサ43dをブレーキパッド62bに設置し、ブレーキパッド62bの温度を直接計測する手法を採用しているが、このような形態に限定されるものではない。たとえば、ブレーキパッド62b近傍に位置する液圧配管62a等の温度を計測し、この温度からブレーキパッド62bの温度を推定する等、温度取得手段として、様々な手法を採用することが可能である。
本実施形態では、充電量取得手段として、充電量センサ43eをバッテリ33に設置し、バッテリ33の充電量を直接計測する手法を採用しているが、このような形態に限定されるものではない。たとえば、バッテリ33の出力電圧、および出力電流から充電量を推定する等、充電量取得手段として、様々な手法を採用することができる。
たとえば、電力消費手段44として、車内の空調を行うコンプレッサ(図示せず)が挙げられる。空調装置(図示せず)の送風機(図示せず)は駆動せずに、コンプレッサのみを駆動し、冷媒を圧縮させることで電力を消費させる。これによって、乗員に違和感を与えることなく、バッテリ電力を消費することができる。
本実施形態の制御手段45は、図2に示すように、回生制御部45aと、摩擦制御部45bと、統合制御部45cと、を備えている。
回生制御部45aは、回生制動装置105の制動制御を行うとともに、回生制動で発電された電力を、バッテリ33に充電する。
摩擦制御部45bは、摩擦制動装置106の制動制御を行う。
統合制御部45cは、回生制動装置105と摩擦制動装置106とをそれぞれ単独で制動させるのか、協働させるのか、を判断するとともに、回生制御部45aと摩擦制御部45bの制御を行う。
統合制御部45cには、制動内容の違いによって、操作制動モード、エンブレ制動モード、車両システム制動モード、および保全制動モードが設定されている。
操作制動モードでは、統合制御部45cは、バッテリ33の充電量を検出し、充電可能な場合には、回生制御部45aに回生制動を行うように指令を出す(回生制動制御)。そして、回生制動だけでは制動力が足りない場合には、摩擦制御部45bに不足分の制動力を発生させる(協働制動制御)。また、統合制御部45cは、バッテリ33の充電量を検出し、満充電状態で、充電ができない場合には、摩擦制御部45bに摩擦制動を行うように指令を出す(摩擦制動制御)。
エンブレ制動モードでは、操作制動モードと同様に、統合制御部45cは、バッテリ33の充電量を検出し、充電可能な場合には、回生制御部45aに回生制動を行うように指令を出す(回生制動制御)。そして、回生制動だけでは制動力が足りない場合には、摩擦制御部45bに不足分の制動力を発生させる(協働制動制御)。また、統合制御部45cは、バッテリ33の充電量を検出し、満充電状態で、充電ができない場合には、摩擦制御部45bに摩擦制動を行うように指令を出す(摩擦制動制御)。
走行に関する制御として、たとえば、車間制御付きクルーズコントロール制御ACC、衝突軽減制御、低車速追従制御LSF、車両挙動安定化制御VSA等が挙げられる。
たとえば、先行車が減速した際に、車間距離を詰めすぎないように減速するために、車両側制御部107から統合制御部45cへ制動指令が発せられる。
たとえば、このままでは先行車に追突するおそれがあると、車両側制御部107が判断した場合には、音や警告灯などでドライバーに警告してブレーキ操作による衝突回避を促す。さらに、警告に対して、運転者によるブレーキ操作が無く、追突が避けられないと車両側制御部107が判断した場合には、統合制御部45cへ急制動の指令を発する。
たとえば、のろのろ走る先行車が停止した際に、衝突しないように停止するために、車両側制御部107から統合制御部45cへ制動指令が発せられる。
保全制動モードでは、統合制御部45cが、回生制限制御、摩擦制限制御、摩擦制限禁止制御、バッテリ放電制御を状況に合わせて選択的に実施する。
なお、充電制限値は、バッテリ33に対して、これ以上の充電ができない充電量(満充電状態)である。
摩擦制限制御は、パッド温度センサ(温度取得手段)43dが取得したブレーキパッド(摩擦手段)62bの温度が、摩擦制動制御中に、第1温度以上の場合に、摩擦制動を制限する。
なお、所定の走行条件にあるか否かの判定は、車両状態検出手段43の出力、およびステアリング操作、ヨーレートセンサ(図示せず)、および横Gセンサ(図示せず)等の出力に基づいて行う。
なお、本実施形態では、バッテリ放電制御を実施する条件が、摩擦制限制御から摩擦制限禁止制御への移行となっているが、これに限定するものではない。
たとえば、回生制動制御中に、バッテリ33の充電量が充電制限値を越え、回生制動制御から摩擦制動制御へ移行する際に、バッテリ放電制御を併せて行う手法を取ることも可能である。
次に、制動システム104の働きの一例として、エンブレ制動モードから保全制動モードへ移行する際の各部の振る舞いについて、タイムチャートを用いて説明する(図4参照)。
「スタート」時点では、タイムチャートは、エンブレ制動モードでの回生制動制御が実施されているところから始まっている。ここでは、回生制動中であるため、摩擦制動は行われておらず、ブレーキパッド62bはパッド温度が低下し続けている。また、回生制動によって車両100は減速し続けている。
つまり、バッテリ充電量が充電制限値を越えると、回生制動に制限が掛かり、回生制動制御から協働制動制御へ移行する。
そして、摩擦制動を行うため、パッド温度が上昇していく。
また、摩擦制動が継続されるため、パッド温度はさらに上昇していく。
「パッド温度低温」時点では、パッド温度が第3温度にまで低下したため、摩擦制動が可能な状態に回復している。
「AP−OFF回生からクリープへ」時点では、パッド温度が第3温度まで低下した後に、車両100が十分に減速したため、制動要求が解消され、惰性で走行している状態である。
次に、制動システム104全体の働きについて、フローチャートを用いて説明する(図5参照)。
本実施形態の制動システム104は、車両100の電源が入ってから切れるまでの間、常に作動する。
アクセルペダル31が操作されている場合、ブレーキペダル42aが操作されている場合には、ステップS2へ移行し、操作制動モードを実施する。そして、運転者がアクセルペダル31を操作している間は、ステップS1とステップS2を繰り返す。
また、アクセルペダル31が操作されていないアクセルオフ(AP OFF)、且つブレーキペダル42aが操作されていないブレーキオフ(BP OFF)の場合には、ステップS3へ移行し、回生制動モード(回生制動制御)を実施する。
バッテリ充電量が、充電制限値未満の場合には、回生制動モードを継続し、ステップS1へ移行する。
また、バッテリ充電量が充電制限値以上の場合には、ステップS5へ移行し、保全制動モードを実施する。
ステップS5では、回生制限制御を実施し、回生制動制御から摩擦制動制御への移行を行う。
パッド温度が第1温度以上の場合には、ステップS10へ移行する。
パッド温度が第3温度以上第1温度未満の場合には、ステップS7へ移行する。
パッド温度が第3温度未満の場合には、ステップS5を繰り返す。
第3温度は、第1温度よりも低く設定された温度である。第3温度は、摩擦制動によって、第3温度から第1温度へ到達するまでの間に、電力消費手段44によって、回生制動が可能になる程度にバッテリ33を放電することができる温度である。
制動要求が出ている場合には、ステップS8へ移行する。
制動要求が出ていない場合には、ステップS5を繰り返す。
ステップS8では、車両システム制動モードへ移行するとともに、バッテリ放電制御を実施する。
車両システム制動モードが終了したら、ステップS9へ移行する。
バッテリ放電制御を併せて行うことで、パッド温度が第1温度以上になる前に、バッテリ33を充電が可能な状態にする。
パッド温度が第1温度以上の場合には、ステップS10へ移行する。
パッド温度が第1温度未満の場合には、ステップS5を繰り返す。
ステップS10では、車両側制御部107から制動要求が出ているか否かを判断する。
制動要求が出ている場合には、ステップS11へ移行する。
制動要求が出ていない場合には、ステップS13へ移行する。
そして、車両システム制動モードが終了したら、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、バッテリ充電量とパッド温度を確認する。
バッテリ充電量が充電再開値以下、且つ第2温度以上の場合は、ステップS1へ移行する。
これ以外の場合には、ステップS11を繰り返す。
また、充電再開値は、充電制限値よりも低く設定されている。充電再開値は、回生制動が、ある程度の時間継続された場合でも回生電力を充電することが可能な程度の容量を確保できる値に設定されている。
なお、摩擦制限禁止制御を中止する際、摩擦制動が突然なくなると、運転者が違和感を覚えるため、摩擦制動力を徐々に抜いていく。
また、別態様として、パッド温度が第1温度以上になっていることを運転者にディスプレイ(図示せず)等で報知してから、違和感を意図的に与えるように摩擦制動力を変化させることも可能である。
パッド温度が第2温度以上の場合には、ステップS13を繰返し、パッド温度を下げる。
パッド温度が第2温度未満の場合には、ステップS5へ移行する。
本実施形態の制動システム104では、回生制動制御中に、バッテリ33の充電量が充電制限値以上となった場合、回生制動制御から摩擦制動制御へ移行する回生制限制御を行っている。
また、摩擦制動制御中に、具備するパッド温度センサ(温度取得手段)43dが取得したブレーキパッド(摩擦手段)62bの温度が、所定の第1温度以上となった場合、摩擦制動装置106による摩擦制動を制限する摩擦制限制御を行っている。
さらに、具備する車両状態検出手段43の出力から所定の走行状態であると判断した場合、摩擦制動装置106による摩擦制動の制限を禁止する摩擦制限禁止制御を行っている。
つまり、本実施形態の制動システム104では、ブレーキパッド62bの温度(パッド温度)を取得し、取得したブレーキパッド62bの温度に応じて、摩擦制動装置106の作動を制限している。
これによって、摩擦制動装置106への負荷が低減され、商品性の低下を抑制することができる。
つまり、ブレーキパッド62bが高温状態にありながらも摩擦制動力を付与する必要がある状態(摩擦制動力の制限が禁止されている状態)において、制動システム104は、バッテリ放電制御(バッテリの放電制御)を行っている。
これによって、摩擦制動の途中で回生制動への切替えが可能になり、摩擦制動装置106への負荷が低減されるため、商品性の低下を抑制することができる。
つまり、ブレーキパッド62bの温度が閾値(第1温度)を超えそうな温度にあり、かつ車両状態から制動力の付与が必要な(摩擦制動力の制限が禁止されている)状態において、バッテリ放電制御を行っている。
これによって、摩擦制動の途中で回生制動への切替えが可能になり、摩擦制動装置106への負荷が低減されるため、商品性の低下を抑制することができる。
これによって、無駄な電力消費を抑制することができる。
つまり、ブレーキパッド62bの温度が商品性低下に繋がる限界値(第2温度以上)にありつつ、摩擦制動力を付与する必要がある(摩擦制動力の制限が禁止されている)状態において、制動システム104は、摩擦制動から回生制動への切替えている
これによって、摩擦制動装置106への負荷が低減され、商品性の低下を抑制することができる。
つまり、パッド温度が商品性低下に繋がる限界値(第2温度以上)にありつつ、摩擦制動力を付与する必要がある(摩擦制動力の制限が禁止されている)状態において、摩擦制動から回生制動へ切替えている。
これによって、摩擦制動装置106への負荷が低減され、商品性の低下を抑制することができる。
これによって、摩擦制動制御から摩擦制限制御へ移行することで、制動力が突然抜けることが無くなり、運転者に与える違和感を小さくすることができる。
これによって、エンブレ制動モード中であっても、先行車との衝突を回避できるとともに、車両100の挙動を安定させることができる。
これによって、エンブレ制動モード中であっても、運転者の要求に応じた制動を行うことができる。
これによって、エンブレ制動モード中であっても、運転者のステアリング操作によって車両100の挙動が不安定になることに備えることができる。
これによって、エンブレ制動モード中であっても、車両100の挙動が不安定になった場合には、車両挙動安定化制御を実施することができる。
これによって、エンブレ制動モード中であっても、旋回、および方向転換によって車両100の挙動が不安定になることに備えることができる。
33 バッテリ
41 制動制御装置
43 車両状態検出手段
43d 温度取得手段(パッド温度センサ)
62b 摩擦手段(ブレーキパッド)
104 車両用制動システム(制動システム)
105 回生制動装置
106 摩擦制動装置
Claims (12)
- 回生制動制御と摩擦制動制御との切替え、および回生制動装置と摩擦制動装置の制御を行う制動制御装置を備え、
該回生制動装置が、
該回生制動制御時に、回転電機に回生制動をさせ、発電した回生電力をバッテリに充電し、
該摩擦制動装置が、
該摩擦制動制御時に、摩擦制動を行い、
該制動制御装置が、
車両走行中に、運転者が加速操作を止めつつ、制動操作を止めた場合、該回生制動制御と該摩擦制動制御の少なくともどちらか一方が実行されるエンブレ制動モードを実行する車両用制動システムにおいて、
前記制動制御装置は、
前記回生制動制御中に、前記バッテリの充電量が充電制限値以上となった場合、該回生制動制御から前記摩擦制動制御へ移行する回生制限制御を行い、
該摩擦制動制御中に、具備する温度取得手段で取得した摩擦手段の温度が、所定の第1温度以上となった場合、前記摩擦制動装置による摩擦制動を制限する摩擦制限制御を行い、
具備する車両状態検出手段の出力から所定の走行状態であると判断した場合、該摩擦制動装置による摩擦制動の制限を禁止する摩擦制限禁止制御を行う
ことを特徴とする車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御から前記摩擦制限禁止制御へ移行する場合、
前記バッテリの充電量を低減するバッテリ放電制御を併せて行う
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限禁止制御中に、前記温度取得手段が取得した温度が第1温度よりも低く設定された第3温度と第1温度との間を示した場合には、前記バッテリ放電制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記バッテリ放電制御中に、前記バッテリの充電量が、充電制限値よりも低い充電量に設定された充電再開値以下となった場合には、該バッテリ放電制御を中止する
ことを特徴とする請求項2、または3に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限禁止制御中に、前記バッテリの充電量が所定の充電再開値以下となった場合には、前記回生制動制御を併せて行う
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限禁止制御中に、前記温度取得手段が取得した前記摩擦手段の温度が、第1温度よりも高い温度に設定された第2温度を超えた場合には、該摩擦制限禁止制御から前記回生制動制御へ移行する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制動制御から前記摩擦制限制御へ移行する際に、摩擦制動力が徐々に減少するように制限する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御中に、車両側から摩擦制動要求があった場合には、該摩擦制限制御を中止する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御中に、運転者の制動操作を検知した場合には、該摩擦制限制御を中止し、運転者の制動操作に応じた制動力を発生する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御中に、運転者のステアリング操作を検知した場合には、該摩擦制限制御を中止する
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御中に、制動力を車輪毎に制御する車両挙動安定化制御を実施する場合には、該摩擦制限制御を中止する
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の車両用制動システム。 - 前記制動制御装置は、
前記摩擦制限制御中に、車両の旋回、および方向転換を検知した場合には、該摩擦制限制御を中止する
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の車両用制動システム。
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