JP6788483B2 - 組み合わせデスク - Google Patents
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Description
そのため、机と書棚を独立させ、机の後方に書棚を配置する体系や、机の側方に書棚を配置し、L字状に配置した体系に机と書棚を組み合わせる組み合わせデスクが従前よりある。
また、書棚の出し入れ口方向が一定のため、室内での組み合わせデスクの配置方法が限定されることがある。
また、机の側方に書棚を配置した組み合わせで、机の右側に書棚を配置した組み合わせと、机の左側に書棚を配置した組み合わせで対称にできるから、書棚の配置は、使い勝手が変わることなく机の左右で選択が可能となる。
図1、図2において、符号1は机を示し、机1は天板本体部10と、天板本体部10の左右端部側に連結ネジにて連結された左右脚体2、2より構成されている。
符号20は左右脚体2、2を連結する脚体補強材を示し、符号200は、取り付け部材を介して、天板本体部10の後端に連接される拡張天板であって、天板を拡張しない場合には天板本体部10の下面にネジ止め固定されている。
図4、図5において、符号3は、机1と連結可能な書棚を示している。
右側脚体2は、前後に離間して配置する棒状の前支持脚21、後支持脚22と、前支持脚21、後支持脚22の上部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する上部補強材221、前支持脚21と後支持脚22の下部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する下部補強材212で構成されている。
そして、左右脚体2、2は、前記左右天板側板12、12の側面にネジ止め固定される。
そして、該書棚天板30の上面が、机の天板11の上面と同じ高さとなるように書棚30は構成されている。
螺孔50は、後述する連結金具40の連結ピン402を取り付けるものであり、側板32の取り付け体系に合わせて複数個設けられている。
実施例における螺孔50は、図13に示すように50a〜50lまでの12個が設けられ、50a、50b間、50c、50e間、50d、50f間、50g、50h間、50i、50j間、50k、50l間のピッチ(図13におけるA寸法)が同じ寸法にされており、50a、50g間、50c、50d間、50b、50h間のピッチ(図13におけるB寸法)が同じ寸法に設定されている。
螺孔60は、後述する連結金具40の連結ピン402を取り付けるものであり、側板32の取り付け体系に合わせて複数個設けられている。
実施例における螺孔60は、図14に示すように60a〜60lまでの12個が設けられ、60a、60b間、60c、60e間、60d、60f間、60g、60h間、60i、60j間、60k、60l間のピッチ(図13におけるA寸法)が同じ寸法にされており、60a、60g間、60c、60d間、60b、60h間のピッチ(図14におけるB寸法)が同じ寸法に設定されている。
この螺孔60の配置は、書棚天板30の螺孔50の配置と同一である。
さらに、締結部材401が取り付けられる同じ面の後部側の上下部には、連結金具40の連結ピン402が連結する螺孔323、323が設けられている。
図14に示す符号321、321は、上下背板を架設する際の位置決めダボが打ち込まれる孔である。
また、螺孔323、323の上下間中間部には、連結金具40の連結ピン402が連結する螺孔324、324が設けられている。
尚、螺孔323、324は、側板32に埋め込まれたナット405によって形成される。
尚、支持孔325、325は、小棚板37、あるいは大棚板38を支持するために棚受け371を取り付ける孔である。
このように側板32を形成することによって、2体用意された側板32、32のうち一体を、上下方向に反転することによって、2体の側板32、32左右対称に向かい合わせに配置することができる。したがって、一対に配置される側板32、32で左右勝手なく同じものを使用することができる。
そのため、小収納部300の左側板、小収納部300の右側板、大収納部301の左側板、大収納部301の右側板は同一形状のため、側板32の製造過程において、同一のものを製作するだけでよいので、製作時間が短く済みコストダウンが図れる。
また、側板32が全て同一形状に加え、上下対称形状で互換性があるので、書棚3を組み替える場合において、側板32の種類や上下左右方向を都度確認する必要がなく組み立て易い。
上小背板33は、一対に配置される側板32、32の上下の螺孔323、323に連結金具40を介して側板32、32間に架設されるものであって、横長板状に形成され、両端部には、側板32と同様に連結金具40の締結部材401、401が取り付けられており、両端面にも側板32と同様に締結部材401に対応して連結孔が設けられている。
上小背板33は、側板32、32の上下で反転して対向して配置されるため、左右方向に対称に形成されている。
このように、上下で同じ背板を使用することにより、部材の種類が減り、部材製作時間が短く済みコストダウンが図れ、書棚を組み替える場合において、部材を確認する手間が省け組み立てがし易い。
そして、側板32の奥行き寸法は、前述のとおり、書棚天板30の奥行き寸法より若干小さい奥行き寸法に設定されているため、小収納部300は、平面視において、略正方形を成している。
小収納部300の中間小背板34の対向面側の開放面は、収納部の出し入れ口となる小収納部開口部300aとされる。
上大背板35は、一対に配置される側板32、32の上下の螺孔323、323に連結金具40を介して側板32、32間に架設されるものであって、横長板状に形成され、両端部には、側板32と同様に連結金具40の締結部材401、401が取り付けられており、両端面にも側板32と同様に締結部材401に対応して連結孔が設けられている。
上大背板35は、側板32、32の上下で反転して対向して配置されるため、左右方向に対称に形成されている。
このように、上下で同じ背板を使用することにより、部材の種類が減り、部材製作時間が短く済みコストダウンが図れ、書棚を組み替える場合において、部材を確認する手間が省け組み立てがし易いのは上小背板33と同じである。
小棚板37、大棚板38は、棚受け371に載置されており、特段連結されていないが、複数個設けられた支持孔325に合わせて、上下方向に高さ調節可能に配置されている。
連結金具40は、連結ピン402と、円柱状の締結金具401とからなるもので、連結ピン402の一端部が雄ねじ部403とされ、他端部には小径軸部404、小径軸部404の先端には大径頭部405が一体的に形成されている。
締結金具401は、前記大径頭部405が係合する係合溝孔406と、小径軸部404が摺動可能に嵌合される溝幅の小さな円弧状のガイド溝407とが、互いに連通するようにして円周方向に向かって形成され、平面部には、ドライバーなどで締結金具401を回転させる回転溝408が形成されている。
このような連結金具は公知技術である(例えば特許第5336129号に記載されているノックダウン金具5)。
そして、該連結ピン402の大径頭部405側を側板32の上面の連結孔322に差込む。このとき、連結ピン402の小径軸部404と大径頭部405を、連結金具40のガイド溝407と係合溝孔406とに嵌合する。
そして、連結金具40を、回転溝408を使い工具などで回動させると連結ピン402と連結金具40とが互いに係合して、書棚天板30と側板32とが不動に連結される。
当然ながら、連結金具40を、反対方向に回動させると連結ピン402は係合状態を解除され、書棚天板30と側板3は分割される。
まず、側板2に、上下小背板33、33、中間小背板34の一端部を、連結金具40を使用して連結し、他方端側に同じく連結金具40を使用して他の側板2を連結する。このようにして小収納部300を構成し、この小収納部300をベース体31の底板311上に載置し、連結金具40を使用して小収納部300とベース体31連結する。
次に、小収納部300とベース体31を連結している連結金具40の係合状態を解除し、小収納300を取り外す。
そして、これらの連結ピン402を螺孔60c、60e、60d、60fに移設する。
小収納部300をこれら連結ピン402の位置にあわせて(平面視で右に90度回転)再度連結固定する。
この時、螺孔60cの連結ピン402が右側の側板32の前部の連結孔322に差し込まれ、60eの連結ピン402が右側の側板32の後部の連結孔322に差し込まれ、螺孔60dの連結ピン402が左側の側板32の前部の連結孔322に差し込まれ、60fの連結ピン402が左側の側板32の後部の連結孔322に差し込まれるので、開口部300aは書棚3の外側を向くことになる。
同様に、書棚天板30に取り付けられている連結ピン402を、螺孔50a、50b、50g、50hから螺孔50c、50e、50d、50fに移設した上で書棚天板30を上部から被せて連結固定すると開口部300aの向きの変更が完了する。
同様に、書棚天板30に取り付けられている連結ピン402を螺孔50c、50e、50d、50fから螺孔50a、50b、50g、50hに戻し、書棚天板30を上部から被せて連結固定すると開口部300aの向きの変更が完了する。
このように、小収納部300は、開口部300aを書棚3の正面側、外面側、背面側の3つの体系に変更させることができる。
大収納部301を連結する書棚天板30、底板311の螺孔50、60は、開口部301aの向きが前面側の場合と背面側の場合とで同じ位置であるので、連結ピン402を移設する必要なない。
大収納部301は、開口部301aを書棚3の正面側、背面側の2つの体系に変更させることができる。
使用方法としては、連結座702と机1の側面(脚や天板本体の側面など)を、連結座702に設けられた孔と、机1の側面に設けられた螺孔を使いネジにて固定する。
そして、連結基材7の上面に書棚天板30の下面を載置し、連結基材7に設けられた孔と、書棚天板30の下面に適宜(図示せず)設けられた螺孔を使いネジにて固定し、机1と書棚3は連結される。
この時、案内辺703が斜め下に向かって傾斜しているので、転倒防止連結金具70の突出側から書棚3を所定の位置に配置するときに、連結基材701の端面と書棚が引っかかることを防止することができる。
尚、連結基材7に孔が複数個設けられているのは、机と書棚の配置によって異なってくる螺孔の位置に対応するためである。
机1の書棚側の荷重の大部分は、転倒防止連結金具70の連結基材7が受け持つので、連結基材7の補強ため、長辺補強辺704が形成されている。
当然ながら、机1の脚体2を取り外さずに書棚3を配置することも出来る。
尚、小収納部、大収納部の開口部は収納部の出し入れ口であるから、開口部には開閉自在の扉を設けてもよい。
机1の左側方に書棚3を配置した形態は、図20、図21の形態の対称形となり、図22、図23に示すようになる。
10 天板本体部
11 天板
2 左右脚体
200 拡張天板
3 書棚
30 書棚天板
31 ベース体
32 側板
33 小背板
35 大背板
300 小収納部
301a 開口部
301 大収納部
301a 開口部
Claims (1)
- 少なくとも一対の脚体の上部に天板を設けて構成される机と、机の間口寸法と略等しい間口寸法に設定された書棚とで構成された組み合わせデスクにおいて、書棚は、間口方向で左右に並ぶ大収納部と小収納部を有し、大収納部は、平面視で、間口方向に長尺な長方形を成すとともに長方形の長辺のうち一辺側を収納部の出し入れ口とする開口部とし、小収納部は、平面視で略正方形を成すとともに、該略正方形を成す4辺のうち1辺側を収納部の出し入れ口とする開口部とし、該小収納部の開口部を、開口部が書棚の間口側である正面を向く第1の形態と、開口部が書棚の外側面を向く第2の形態で選択可能とし、組み合わせデスクは、少なくとも、机の後方に、机の間口方向である長辺と書棚の間口方向である長辺が平行になるように書棚を配置し、前記第1の形態により書棚の小収納部の開口部が組み合わせデスクの前方を向く組み合わせと、机の後方に、机の前記長辺と書棚の長辺が平行になるように書棚を配置し、前記第2の形態により書棚の小収納部の開口部が組み合わせデスクの右側方を向く組み合わせと、机の後方に、机の前記長辺と書棚の長辺が平行になるように書棚を配置し、前記第2の形態により書棚の小収納部の開口部が組み合わせデスクの左側方を向く組み合わせと、机の側方に、机の側方辺と書棚の長辺が平行になるように書棚を配置し、かつ、前記第1の形態により書棚の小収納部が机の前端より前方の位置で、小収納部の開口部が書棚の長辺側を向く組み合わせと、机の右側方に、机の該側方辺と書棚の長辺が平行になるように書棚を配置し、かつ、前記第2の形態により書棚の小収納部が机の前端より前方の位置で、小収納部の開口部が組み合わせデスクの前方を向く組み合わせと、机の左側方に、机の該側方辺と書棚の長辺が平行になるように書棚を配置し、かつ、前記第2の形態により書棚の小収納部が机の前端より前方の位置で、小収納部の開口部が組み合わせデスクの前方を向く組み合わせに選択可能としたことを特徴とする組み合わせデスク。
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