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JP6786268B2 - 蓄電システム - Google Patents

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JP6786268B2 JP2016121218A JP2016121218A JP6786268B2 JP 6786268 B2 JP6786268 B2 JP 6786268B2 JP 2016121218 A JP2016121218 A JP 2016121218A JP 2016121218 A JP2016121218 A JP 2016121218A JP 6786268 B2 JP6786268 B2 JP 6786268B2
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Description

本発明の実施形態は、蓄電システムに関する。
変電所から架線への電力が遮断されている場合に、電気車には、架線からの電力が供給されない。この場合、電気車に搭載された走行用モータに電力供給ができずに電気車が走行できなくなる可能性があった。
特開2010−215014号公報
本発明が解決しようとする課題は、架線から電力が供給されない場合に電気車を走行させることができる電力変換システムに搭載される蓄電システムを提供することである。
実施形態の蓄電システムは、電池ユニットと、第1の接触器と、直流負荷用電力変換回路と、制御部から成る。電池ユニットは、他の二次電池との接続パターンが直列接続と並列接続との間で切り替えられる複数の二次電池を有し、架線からの電力を降圧する変圧器の二次巻線を介して供給された第1の交流電力を、電気車を走行させる走行用モータを駆動させるための走行用電力に変換して走行用モータに供給する走行用電力変換装置および電気車に搭載された直流負荷に電力を供給する。第1の接触器は、電池ユニットと走行用電力変換装置とを接続する電力線の途中に設けられ、電力を遮断する状態と、電力を導通する状態とを切り替える。直流負荷用電力変換回路は、架線からの電力を降圧する変圧器の三次巻線を介して供給された第2の交流電力を、電気車に搭載された直流負荷を駆動させるための直流電力に変換して直流負荷に供給する。制御部は、電気車が所定の状態である場合であって、第1の接触器が電力を導通する状態に切り替えられている場合に、複数の二次電池の接続パターンを直列接続に切り替えることで走行用電力変換装置に電力を供給する。更に制御部は、変圧器の三次巻線から供給される第2の交流電力が低下した場合に、複数の二次電池の接続パターンを並列接続に切り替えた状態で、直流負荷に電力を供給する。
蓄電システム300を含む第1の実施形態の電力変換システム1の一例を示す図。 負荷用交流−直流変換部110の一例を示す図。 蓄電システム300の一例を示す図。 蓄電システム300を含む第1の実施形態の電力変換システム1Aの一例を示す図。 蓄電システム300を含む第1の実施形態の電力変換システム1Bの一例を示す図。 蓄電システム300における電池ユニット310Aの一例を示す図。 蓄電システム300における電池ユニット310Bの一例を示す図。 第2の実施形態において走行モードを切り替える処理の流れの一例を示すフローチャート。 通常時および鉄道車両の非常時におけるキャリア信号、変調波、およびPWM信号の一例を示す図。
以下、実施形態の蓄電システムを含む電力変換システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の電力変換システム1の一例を示す図である。電力変換システム1は、例えば鉄道車両に搭載される。鉄道車両は、電気車の一例である。電力変換システム1には、集電装置600およびメイントランスの走行用巻線(700および402)を介して、架線から高圧交流電力が供給される。高圧交流電力の電圧は、例えば、1500V程度である。電力変換システム1は、高圧交流電力を走行用交流電力に変換して、走行用モータMに供給する。これにより電力変換システム1は、走行用モータMに走行トルクを発生させ、鉄道車両を走行させる。実施形態において、走行用モータMは、例えば、誘導電動機である。
また、電力変換システム1は、集電装置600およびメイントランスの負荷用巻線(700および102)を介して、架線から低圧交流電力が供給される。メイントランスの負荷用巻線(700および102)から供給される低圧交流電力は、メイントランスの走行用巻線(700および402)から供給される交流電力よりも低い電圧である。走行用巻線402は、「二次巻線」の一例であり、負荷用巻線102は、「三次巻線」の一例である。低圧交流電力は、例えば、440V程度である。電力変換システム1は、低圧交流電力を負荷用交流電力に変換して、交流負荷LACに供給する。これにより電力変換システム1は、交流負荷LACを駆動させる。実施形態において、交流負荷LACは、走行用モータMを除く電気車の交流負荷であって、例えば、100Vの交流電圧で動作する電子機器などである。また、電力変換システム1は、低圧交流電力を負荷用直流電力に変換して、直流負荷LDCに供給する。これにより電力変換システム1は、交流直流負荷LDCを駆動させる。実施形態において、直流負荷LDCは、走行用モータMを除く鉄道車両の負荷であって、例えば、直流電圧で動作する電子機器などである。
電力変換システム1は、例えば、補助電源用電力変換装置100と、蓄電システム300と、走行用電力変換装置400とを含む。
補助電源用電力変換装置100は、例えば、負荷用交流−直流変換部110と、交流負荷用直流−交流変換部120と、負荷電力制御部130、直流負荷用直流−交流変換部220と、直流負荷用交流−直流変換部230とを含む。なお、補助電源用電力変換装置100のうち、負荷用交流−直流変換部110と、直流負荷用直流−交流変換部220と、直流負荷用交流−直流変換部230とは、直流負荷LDCに電力供給を行う直流負荷用電力変換回路200として動作する。
負荷用交流−直流変換部110は、集電装置600からメイントランスの負荷用巻線(700および102)を介して供給された低圧交流電力を直流電力に変換する。図2は、負荷用交流−直流変換部110の一例を示す図である。負荷用交流−直流変換部110は、例えば、スイッチング素子110a、110b、110c、および110dと、ゲート制御部110Aと、電圧センサ110Bを含む。スイッチング素子110a、110b、110c、および110dとは、正極線および負極線間に接続されている。スイッチング素子110a、110b、110c、および110dは、例えば逆並列に接続されたダイオードを内蔵したIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。なお、スイッチング素子110a、110b、110c、および110dは、他の種類のスイッチング素子であってよい。
ゲート制御部110Aは、負荷電力制御部130から供給された指令電圧に基づいて、スイッチング素子110a、110b、110c、および110dにおけるゲート端子にゲート信号を供給する。これにより、ゲート制御部110Aは、出力電圧を指令電圧に近づけるように、スイッチング素子110a、110b、110c、および110dを導通状態と遮断状態との間で切り替える。なお、負荷用交流−直流変換部110は、図2に示した一例に限らず、昇圧コンバータまたは降圧コンバータ、昇降圧コンバータのいずれかであればよい。
交流負荷用直流−交流変換部120は、電力が供給される正極線および負極線間にブリッジ接続された複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路である。なお、交流負荷用直流−交流変換部120は、インバータとも称される。各スイッチング素子は、例えばIGBTである。なお、スイッチング素子として、他の種類のスイッチング素子を使用してもよい。交流負荷用直流−交流変換部120は、負荷電力制御部130の制御に従って、スイッチング素子を導通状態と遮断状態との間で切り替えることで、直流電力を負荷用交流電力に変換する。
交流負荷用直流−交流変換部120の負荷用交流−直流変換部110側には、負荷用交流−直流変換部110および交流負荷用直流−交流変換部120に並列して、コンデンサ122が接続されている。コンデンサ122は、交流負荷用直流−交流変換部120において安定した電力を交流負荷LAC側に供給することができる容量に設定されている。すなわち、コンデンサ122の容量は、集電装置600から供給される交流電力が停止する無電区間(セクションとも称される)を鉄道車両が走行している場合に交流負荷LACへ負荷用交流電力の供給を補償するような高い容量でなくてよい。無電区間は、例えば、鉄道車両が走行する区間において所定距離ごとに設けられている。
交流負荷用直流−交流変換部120により変換された負荷用交流電力は、コイル142、コンデンサ146、およびトランス(148および150)を介して交流負荷LACに供給される。
負荷電力制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、負荷電力制御部130の機能の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。負荷電力制御部130は、例えば、補助電源用電力変換装置100において変換された100Vの動作電力が供給されることで動作する。
負荷電力制御部130は、負荷用交流−直流変換部110および交流負荷用直流−交流変換部120、直流負荷用直流−交流変換部220と、直流負荷用交流−直流変換部230を制御する。
直流負荷用直流−交流変換部220は、上述した交流負荷用直流−交流変換部120と同様に、電力が供給される正極線および負極線間にブリッジ接続された複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路である。直流負荷用直流−交流変換部220は、スイッチング素子を導通状態と遮断状態との間で切り替えることで、直流電力を交流電力に変換する。
直流負荷用直流−交流変換部220の負荷用交流−直流変換部110側には、負荷用交流−直流変換部110および直流負荷用直流−交流変換部220に並列して、コンデンサ242が接続されている。コンデンサ242は、直流負荷用直流−交流変換部220において安定した電力を、後段の直流負荷用交流−直流変換部230側に供給することができる容量に設定されている。コンデンサ242の容量は、コンデンサ122の容量と同じであってよいし、異なっていてもよい。
直流負荷用直流−交流変換部220により変換された交流電力は、トランス(244および246)を介して直流負荷用交流−直流変換部230に供給される。トランス(244および246)は、例えば、直流負荷用直流−交流変換部220により変換された交流電力の電圧を100V程度まで降圧する。
直流負荷用交流−直流変換部230は、直流負荷用直流−交流変換部220からトランス(244および246)を介して供給された交流電力を直流電力に変換する。例えば、直流負荷用交流−直流変換部230は、交流電力を直流電力に変換する。直流負荷用交流−直流変換部230は、負荷用交流−直流変換部110と同様に、上述した図2に示すような構成であってよい。
直流負荷用交流−直流変換部230により変換された直流電力は、コイル248、コンデンサ250を介して直流負荷LDCに供給される。
蓄電システム300は、例えば、電池ユニット310と、電池用充電回路320と、電池電力制御部330とを含む。電池用充電回路320は、「第1の接触器」の一例である。
電池ユニット310は、例えば、複数の二次電池Cが直列または並列に接続可能なように配置された組電池を含む。二次電池Cは、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、レドックス・フロー電池などである。二次電池Cごとの放電電力(起電力)の電圧は、例えば、100V程度である。
図3は、電池ユニット310の一例を示す図である。図示のように、例えば、電池ユニット310は、複数の二次電池C1からC6と、二次電池同士を直列接続するための複数の接触器CONaと、二次電池同士を並列接続するための複数の接触器CONbとを含む。図中に示すWR1は、直流負荷LDCと電池ユニット310とを接続する電力線を表し、WR2は、電池ユニット310と電池用充電回路320とを接続する電力線を表す。接触器CONaおよび接触器CONbは、電池電力制御部330による制御を受けて、遮断状態または導通状態に切り替わる。電池ユニット310は電力線WR1を介して直流負荷LDCへの電力供給および電力線WR2を介して走行用電力変換装置400への電力供給を行う。なお、二次電池Cの数は6つに限られず、走行用モータMを駆動させるために必要な電力量に応じて適宜変更してよい。また、各二次電池Cの内部には、充電および放電を切り替えるための接触器(不図示)が設けられてもよい。
電池用充電回路320は、例えば、正極線に接続された接触器K1、接触器K1に対して並列に接続された接触器K3および抵抗体r1と、負極線に接続された接触器K2と、を含む。また、電池用充電回路320は、各接触器K1、K2、およびK3を電磁的に動作させるためのコイル(不図示)などを備える。電池用充電回路320は、電池電力制御部330の制御に従って、直流電力用の各リレーを遮断状態と導通状態との間で切り替える。電池用充電回路320は、電池ユニット310から放電電力の供給が開始される場合、まず接触器K2およびK3を導通状態に切り替える。その後、電池用充電回路320は、接触器K1を導通状態に切り替えると共に、接触器K3を導通状態から遮断状態に切り替える。
電池用充電回路320における接触器K1またはK3と接触器K2とが導通状態に制御された状態において、走行用交流−直流変換部420の入力端に接続された正極線と負極線との間には、電池ユニット310の放電電力の電圧が印加される。
電池電力制御部330は、例えばCPU等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、電池電力制御部330の機能の一部または全部は、LSI、ASIC、またはFPGA等のハードウェアにより実現されてもよい。電池電力制御部330は、例えば、補助電源用電力変換装置100において変換された100Vの動作電力が供給されることで動作してもよいし、電池ユニット310から放電された100Vの動作電力が供給されることで動作してもよい。
電池電力制御部330は、集電装置600から電力変換システム1に電力が供給されている通常状態である場合、電池ユニット310において接触器CONaを遮断状態に切り替えると共に、接触器CONbを導通状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを並列接続に切り替える。
電池電力制御部330は、鉄道車両の非常時である場合、電池ユニット310内部の各種接触器と、電池用充電回路320とを制御する。鉄道車両の非常時とは、例えば、地震などの天災や変電所の停止などの事態により集電装置600から鉄道車両に交流電力が供給されないことであってよいが、これに限定されず、鉄道車両の故障などが含まれていてよい。鉄道車両の非常時は、「所定の状態」の一例である。
電池電力制御部330は、例えば、鉄道車両の運転手などの管理者の操作に基づいて鉄道車両の非常時であるか否かを判定する。例えば、マスターコントローラ(不図示)における所定の操作部(不図示)が運転者により操作された場合に、マスターコントローラから非常信号が送信される。マスターコントローラにおける操作部は、例えば、緊急用ボタンなどである。この緊急用ボタンは、例えば、集電装置600から鉄道車両に交流電力が供給されないような状態に操作される。
例えば、電池電力制御部330は、マスターコントローラから非常信号を受信すると、鉄道車両の非常時であると判定する。この場合、電池電力制御部330は、電池ユニット310において接触器CONaを導通状態に切り替えると共に、接触器CONbを遮断状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを並列接続から直列接続に切り替える。この結果、電池ユニット310の放電電力の電圧は、直列に接続された二次電池Cのそれぞれの放電電力を合計したものと同程度になる。また、電池電力制御部330は、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替えるのに伴って、電池用充電回路320を導通状態に切り替える。これによって、電池ユニット310から放電された放電電力は、走行用電力変換装置400に供給される。
なお、電池電力制御部330は、地震震度計などの測定値に基づいて鉄道車両に緊急停止指示を出力するような安全支援装置と連動して、二次電池Cの接続パターンを切り替えてもよい。例えば、地震などが発生して安全支援装置から緊急停止指示が出力された場合、電池電力制御部330は、緊急停止指示を、マスターコントローラから発信される非常信号と見做して、電池ユニット310において接触器CONaを導通状態に切り替えると共に、接触器CONbを遮断状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替えてよい。
また、走行用充電回路410の上流側(走行用巻線402側)や走行用充電回路410の下流側(走行用交流−直流変換部420側)などに電圧センサが設けられている場合、電池電力制御部330は、この電圧センサにより検出された電力の電圧値を参照し、鉄道車両の非常時であるかどうかを判断してもよい。例えば、電圧センサにより検出された電力の電圧値が、所定時間に亘って閾値以下の状態が継続する場合、電池電力制御部330は、鉄道車両の非常時であると判断し、電池ユニット310において接触器CONaを導通状態に切り替えると共に、接触器CONbを遮断状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替えてよい。
電池電力制御部330は、例えば、電圧センサ110Bにより検出された低圧交流電力の電圧値を参照し、無電区間を鉄道車両が走行するなどして負荷用交流−直流変換部110から直流負荷用直流−交流変換部220に供給される直流電力が低下した場合に、電池ユニット310において接触器CONaを遮断状態に切り替えると共に、接触器CONbを導通状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを並列接続に切り替える。これにより、蓄電システム300は、無電区間を鉄道車両が走行するのに際し、電池ユニット310の放電電力を直流負荷LDCに供給する。
電池電力制御部330は、鉄道車両の非常時でなくなり、通常状態に復帰した場合、電池ユニット310において接触器CONaを遮断状態に切り替えると共に、接触器CONbを導通状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを直列接続から並列接続に切り替える。これによって、直流電力が電池ユニット310内の二次電池Cに均等に充電されやすくなる。この結果、鉄道車両の非常時である場合に、いずれかの二次電池Cの充電量が低下することなどにより、走行用電力変換装置400に供給される放電電力の電圧がばらつくのを抑制することができる。なお、電池電力制御部330は、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替えて、直流負荷用交流−直流変換部230により変換された直流電力を二次電池Cに充電してもよい。
走行用電力変換装置400は、例えば、走行用充電回路410と、走行用交流−直流変換部420と、走行用直流−交流変換部430と、走行電力制御部440とを含む。走行用充電回路410は、「第2の接触器」の一例である。
走行用充電回路410は、例えば、正極線に接続された接触器K10、接触器K10に対して並列に接続された接触器K11および抵抗体r10と、負極線に接続された接触器K12、接触器K12に対して並列に接続された接触器K13および抵抗体r11と、を含む。また、走行用充電回路410は、各接触器K10、K11、K12、およびK13を電磁的に動作させるためのコイル(不図示)などを備える。走行用充電回路410は、走行電力制御部440の制御に従って、各接触器K10、K11、K12、およびK13を遮断状態と導通状態との間で切り替える。走行用充電回路410は、高圧交流電力の供給を開始する場合、まず接触器K11およびK13を導通状態に切り替える。その後、走行用充電回路410は、接触器K10およびK12を導通状態に切り替えると共に、接触器K11およびK13を導通状態から遮断状態に切り替える。
走行用交流−直流変換部420は、高圧交流電力が供給される正極線および負極線間に接続された複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路である。走行用交流−直流変換部420は、コンバータとも称される。なお、走行用交流−直流変換部420は、昇圧コンバータまたは降圧コンバータ、昇降圧コンバータのいずれかであればよい。スイッチング素子はIGBTであるが、これに限定されず、他の種類のスイッチング素子を使用してもよい。走行用交流−直流変換部420は、走行電力制御部440の制御に従って、スイッチング素子を導通状態と遮断状態との間で切り替えることで、メイントランスの走行用巻線402を介して供給された高圧交流電力を直流電力に変換する。
走行用直流−交流変換部430は、電力が供給される正極線および負極線間にブリッジ接続された複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路である。なお、走行用直流−交流変換部430は、インバータとも称される。走行用直流−交流変換部430は、走行用モータMの3相のそれぞれに対応した上ブリッジ側のスイッチング素子と下ブリッジ側のスイッチング素子との組を3つ備える。各スイッチング素子は、IGBTであるが、これに限定されず、他の種類のスイッチング素子を使用してもよい。走行用直流−交流変換部430は、走行電力制御部440の制御に従って、走行用モータMにおける各相のスイッチング素子を導通状態と遮断状態との間で切り替えることで、供給される直流電力を、走行用モータMを駆動させる走行用交流電力に変換する。
走行用充電回路410における高圧直流電力の出力端と走行用交流−直流変換部420における高圧直流電力の入力端とを接続する電力線には、電池用充電回路320を介して電池ユニット310が接続されている。電池ユニット310の放電電力の電圧は、例えば、走行用交流−直流変換部420に供給される高圧交流電力の電圧よりも低く、且つ交流負荷用直流−交流変換部120により低圧交流電力から変換された直流電力の電圧よりも高くてよいが、これに限定されない。
走行電力制御部440は、例えばCPU等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、走行電力制御部440の機能の一部または全部は、LSI、ASIC、またはFPGA等のハードウェアにより実現されてもよい。走行電力制御部440は、例えば、補助電源用電力変換装置100において変換された100Vの動作電力が供給されることで動作する。走行電力制御部440は、走行用充電回路410、走行用交流−直流変換部420、および走行用直流−交流変換部430を制御する。
走行電力制御部440は、マスターコントローラから送信された非常信号を受信すると、走行用充電回路410を遮断状態に切り替える。走行用充電回路410が遮断状態に切り替えられた後、電池電力制御部330による制御によって電池用充電回路320が遮断状態から導通状態に切り替わるため、走行用交流−直流変換部420には、電池ユニット310から放電された放電電力が供給される。このとき、電池用充電回路320が導通状態に切り替わるよりも先に走行用充電回路410が遮断状態に切り替わるため、電池ユニット310から放電された放電電力がメイントランス側に供給されるのを抑制することができる。走行電力制御部440は、走行用交流−直流変換部420および走行用直流−交流変換部430を制御して、放電電力を走行用交流電力に変換する。これにより、鉄道車両の非常時である場合でも走行用モータMは駆動することができる。
以上説明した電力変換システム1によれば、鉄道車両の非常時である場合に、電池ユニット310の二次電池Cの接続パターンを切り替えることで、直流負荷LDCに供給する放電電力の電圧に比して、より高い電圧の放電電力を走行用電力変換装置400に供給することができる。この結果、電力変換システム1によれば、架線から電力が供給されない場合に、架線からの電力の代わりに、電池ユニット310の放電電力を利用することで走行用モータMを駆動させることができるため、鉄道車両を走行させることができる。
また、電力変換システム1によれば、メイントランスの負荷用巻線(700および102)から負荷用交流−直流変換部110に供給される直流電力が低下した場合に、電池ユニット310の二次電池Cの接続パターンを並列接続に切り替えて直流負荷LDCに放電電力を供給するため、電気車の直流負荷LDCに供給される電力の低下を抑制することができる。
また、電力変換システム1によれば、負荷用交流−直流変換部110をメイントランスの負荷用巻線(700および102)に接続し、負荷用交流−直流変換部110は複数のスイッチング素子110a、110b、110c、および110dを含むスイッチング回路を含むので、負荷用交流−直流変換部110から出力される直流電力を安定化させることができる。すなわち、負荷用交流−直流変換部110によれば、ダイオードを用いた整流器よりも時間変化が少ない直流電力に変換することができる。
さらに、電力変換システム1によれば、電池ユニット310から放電電力を供給することができるので、コンデンサ122の容量を、鉄道車両が無電区間を通過する際に交流負荷LACに供給する電力を補償するための容量を考慮して大容量化する必要がない。
以下、第1の実施形態の電力変換システム1における他の例について説明する。図4は、第1の実施形態の電力変換システム1Aの一例を示す図である。
電力変換システム1Aにおいて、電池ユニット310は、走行用交流−直流変換部420と走行用直流−交流変換部430とを接続する電力線に接続されている。また、電池ユニット310と走行用電力変換装置400とを接続する電力線の途中には、電池用充電回路320が設けられている。電力変換システム1Aにおいて、蓄電システム300は、鉄道車両の非常時に、電池用充電回路320が導通状態に切り替えられた場合、走行用直流−交流変換部430に放電電力を供給する。
この電力変換システム1Aによれば、鉄道車両の非常時である場合において、電池ユニット310を放電させて、直流電力を走行用直流−交流変換部430に供給することができる。これにより、電力変換システム1Aによれば、鉄道車両の非常時である時に、電池ユニット310の放電電力を使用して走行用モータMを駆動させることで、鉄道車両を走行させることができる。
また、電力変換システム1Aによれば、放電電力を走行用交流−直流変換部420に供給するよりも、走行用交流−直流変換部420における電力の損失を抑制することができ、蓄電システム300の電力をより効率的に使用することができる。この結果、電力変換システム1Aによれば、鉄道車両の非常時である時において更に長い距離を走行させることができる。
図5は、第1の実施形態の電力変換システム1Bの一例を示す図である。電力変換システム1Bは、走行用交流−直流変換部420と走行用直流−交流変換部430とを一体化した走行用変換部450を備える。走行用変換部450は、メイントランスの走行用巻線を介して供給された高圧交流電力を、走行用モータMを駆動させるための走行用電力に変換し、変換した走行用電力を走行用モータMに供給する機能を有する。電力変換システム1Bにおいて、走行用変換部450の入力端に、電池用充電回路320を介して電池ユニット310が接続される。
電力変換システム1Bによれば、走行用変換部450が一体化されても、電池ユニット310および電池用充電回路320を接続する電力線を走行用変換部450内部に取り付ける必要がないので、走行用変換部450の設計変更をすることなく、鉄道車両の非常時において電池ユニット310を放電させることで鉄道車両を走行させることができる。
以下、第1の実施形態の電力変換システム1における蓄電システム300の他の例について説明する。図6は、蓄電システム300における電池ユニット310Aの一例を示す図である。電池ユニット310Aは、例えば、複数の二次電池Cが直列または並列に接続可能なように配置された第1組電池310aと、複数の二次電池Cが並列に接続された第2組電池310bとを含む。第1組電池310aから放電される放電電力は、二次電池Cの接続パターンの切り替えによって直流負荷LDC側の電力線WR1、または電池用充電回路320側の電力線WR2のいずれかに供給される。第2組電池310bから放電される放電電力は、直流負荷LDC側の電力線WR1のみに供給される。
図7は、蓄電システム300における電池ユニット310Bの一例を示す図である。電池ユニット310Bは、例えば、複数の二次電池Cが直列または並列に接続可能なように配置された第1組電池310aと、第1組電池310a同様に、複数の二次電池Cが直列または並列に接続可能なように配置された第2組電池310bとを含む。電池電力制御部330は、マスターコントローラから非常信号を受信すると、第1組電池310aにおいて接触器CONaを導通状態に切り替えると共に、接触器CONbを遮断状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替える。また、電池電力制御部330は、第2組電池310bにおいて接触器CONaを遮断状態に切り替えると共に、接触器CONbを導通状態に切り替えることで、二次電池Cの接続パターンを並列接続に切り替える。直列および並列の関係は逆であってもよい。
上述した電池ユニット310Aまたは電池ユニット310Bを有する蓄電システム300を含む電力変換システム1によれば、鉄道車両の非常時に、走行用モータMに電力を供給できると共に、交流負荷LACにも電力を供給することができる。
なお、上述した電池ユニット310Bにおいて、各組電池内部に温度センサや電圧センサ、電流センサ等が設けられている場合、電池電力制御部330は、これらのセンサの検出値を参照して、複数の二次電池Cの中から、例えば、温度によって特性が著しく低下している、他に比べて充電率が低い、経年劣化により出力が安定しない、といった異常な二次電池Cを特定してよい。電池電力制御部330は、二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替える場合、特定した異常な二次電池Cを除いた二次電池Cのみで直列構成にしてよい。これによって、走行用モータM用の電力として供給する放電電力の電圧値が安定しやすくなる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の電力変換システム1は、第1の走行モードと、第2の走行モードとの間で、鉄道車両の走行モードを切り替える点で、第1の実施形態とは異なる。以下、この点を中心に説明する。なお、第2の実施形態の説明は、図1に示した電力変換システム1に適用した場合を説明するものとする。
電力変換システム1は、集電装置600から交流電力が供給されている通常時において、通常走行モードで鉄道車両を走行させる。通常走行モードは、第1の走行モードの一例である。通常走行モードにおいて、走行電力制御部440は、所定の周波数(キャリア周波数ともいう)のキャリア信号に基づいて走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子を駆動させることで走行用モータMに走行トルクを発生させる。
電力変換システム1は、集電装置600から交流電力が供給されていない非常時において、非常走行モードで鉄道車両を走行させる。非常走行モードは、通常走行モードよりも電力の損失を抑制する走行モードであって、第2の走行モードの一例である。非常走行モードにおいて、走行電力制御部440は、所定の周波数(キャリア周波数ともいう)よりも低い周波数のキャリア信号に基づいて走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子を駆動させることで走行用モータMに走行トルクを発生させる。
図8は、第2の実施形態において走行モードを切り替える流れの一例を示すフローチャートである。走行電力制御部440は、通常時において、通常走行モードで鉄道車両を走行させる(ステップS100)。このとき、走行電力制御部440は、所定の周波数のキャリア信号および変調信号に従ってPWM(Pulse Width Modulation)制御を行うことで、走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子をオンオフ制御する。図10は、通常時および鉄道車両の非常時におけるキャリア信号、変調波、およびPWM信号の一例を示す図である。走行電力制御部440は、(A1)に示す所定の周波数の通常時のキャリア信号および変調信号に基づいて、(B1)に示すPWM信号を生成する。走行電力制御部440は、PWM信号に従って走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子をオンオフ制御することで、走行用モータMに走行用交流電力を供給する。
次に、電力変換システム1は、架線電力が異常停止したか否かを判定する(ステップS102)。電力変換システム1は、マスターコントローラにおける操作部が操作された場合に、架線電力が異常停止したと判定してよいが、これに限定されない。電力変換システム1は、走行用電力変換装置400に設けたセンサ(不図示)またはメイントランスに印加さえる電圧を検出する電圧センサ(不図示)により架線電力の電圧が仕様範囲より低下した範囲にある場合に異常を判定してよい。
電力変換システム1は、架線電力が異常停止した場合、非常用接触器としての電池用充電回路320を導通状態に切り替える(ステップS104)。これにより、電池ユニット310の放電電力が電池用充電回路320を介して走行用交流−直流変換部420に供給される。
走行電力制御部440は、非常走行モードで鉄道車両を走行させる(ステップS106)。このとき、走行電力制御部440は、通常時のキャリア信号よりも低い周波数の非常時のキャリア信号および変調信号に従ってPWM制御を行うことで、走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子をオンオフ制御する。走行電力制御部440は、(A2)に示す非常時のキャリア信号および変調信号に基づいて、(B2)に示すPWM信号を生成する。走行電力制御部440は、PWM信号に従って走行用直流−交流変換部430におけるスイッチング素子をオンオフ制御することで、走行用モータMに走行用交流電力を供給する。
通常走行モードは、図9における(A1)および(B1)に示すように、時刻T1からT2において5回立ち上がりおよび立ち下がるPWM信号によって走行用直流−交流変換部430を制御したのに対し、非常走行モードは、図9における(A2)および(B2)に示すように、時刻T1からT2において2回立ち上がりおよび立ち下がるPWM信号によって走行用直流−交流変換部430を制御することができる。
以上説明したように、第2の実施形態の電力変換システム1によれば、非常時に、通常走行モードにおけるキャリア信号の周波数よりも低いキャリア信号に基づいて走行用モータMを駆動するので、非常時における走行用直流−交流変換部430の電力損失を抑制することができる。この結果、第2の実施形態の電力変換システム1によれば、効率よく電池ユニット310の放電電力を使用することができるので、鉄道車両の非常時における鉄道車両の走行距離を長くすることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、架線からメイントランスの走行用巻線を介して供給された高圧交流電力を、走行用モータMを駆動させるための走行用電力に変換して走行用モータMに供給する走行用電力変換装置400と、架線からのメイントランスの負荷用巻線を介して供給された低圧交流電力を直流電力に変換する負荷用交流−直流変換部110と、交流負荷LACを駆動させるための負荷用交流電力に変換する交流負荷用直流−交流変換部120と、直流負荷LDCを駆動させるための負荷用直流電力に変換する直流負荷用直流−交流変換部220と直流負荷用交流−直流変換部230を有する補助電源用電力変換装置100と、他の二次電池Cとの接続パターンが直列接続と並列接続との間で切り替えられる複数の二次電池Cを有し、複数の二次電池Cの接続パターンを並列接続に切り替えた状態で、直流負荷LDCに電力を供給する蓄電システム300と、蓄電システム300と走行用電力変換装置400とを接続する電力線の途中に設けられ、電力を遮断する状態と、電力を導通する状態とを切り替える電池用充電回路320と、を持ち、蓄電システム300は、鉄道車両の非常時である場合であって、電池用充電回路320が電力を導通する状態に切り替えられている場合に、複数の二次電池Cの接続パターンを直列接続に切り替えることで走行用電力変換装置400に電力を供給することにより、架線から電力が供給されない場合に、架線からの電力の代わりに、電池ユニット310の放電電力を利用することで、鉄道車両に搭載された直流負荷および走行用モータMを駆動させることができるため、鉄道車両を走行させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A、1B、1C…電力変換システム、100…補助電源用電力変換装置、110…負荷用交流−直流変換部、110a、110b、110c、110d…スイッチング素子、110A…ゲート制御部、110B…電圧センサ、120…交流負荷用直流−交流変換部、122…コンデンサ、130…負荷電力制御部、142…コイル、200…直流負荷用電力変換回路、220…直流負荷用直流−交流変換部、230…直流負荷用交流−直流変換部、300…蓄電システム、310…電池ユニット、320…電池用充電回路、330…電池電力制御部、400…走行用電力変換装置、410…走行用充電回路、420…走行用交流−直流変換部、430…走行用直流−交流変換部、440…走行電力制御部、600…集電装置

Claims (5)

  1. 他の二次電池との接続パターンが直列接続と並列接続との間で切り替えられる複数の二次電池を有し、架線からの電力を降圧する変圧器の二次巻線を介して供給された第1の交流電力を、電気車を走行させる走行用モータを駆動させるための走行用電力に変換して前記走行用モータに供給する走行用電力変換装置および前記電気車に搭載された直流負荷に電力を供給する電池ユニットと、
    前記電池ユニットと前記走行用電力変換装置とを接続する電力線の途中に設けられ、電力を遮断する状態と、電力を導通する状態とを切り替える第1の接触器と、
    前記架線からの電力を降圧する変圧器の三次巻線を介して供給された第2の交流電力を、前記電気車に搭載された前記直流負荷を駆動させるための直流電力に変換して前記直流負荷に供給する直流負荷用電力変換回路と、
    前記電気車が所定の状態である場合であって、前記第1の接触器が電力を導通する状態に切り替えられている場合に、前記複数の二次電池の接続パターンを直列接続に切り替えることで前記走行用電力変換装置に電力を供給する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記変圧器の三次巻線から供給される前記第2の交流電力が低下した場合に、前記複数の二次電池の接続パターンを並列接続に切り替えた状態で、前記直流負荷に電力を供給する、
    電システム。
  2. 前記走行用電力変換装置と前記変圧器の二次巻線とを接続する電力線の途中には、電力を遮断する状態と、電力を導通する状態との間で切り替えられる第2の接触器が設けられ、
    前記制御部は、前記第2の接触器が電力を遮断する状態に切り替えられると共に、前記第1の接触器が電力を導通する状態に切り替えられた場合に、前記電池ユニットから前記走行用電力変換装置に電力を供給する、
    請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記走行用電力変換装置は、前記第1の交流電力を直流電力に変換する走行用交流−直流変換部と、前記走行用交流−直流変換部により変換された直流電力を前記走行用電力に変換する走行用直流−交流変換部とを有し、
    前記第1の接触器は、前記走行用交流−直流変換部と前記走行用直流−交流変換部とを接続する電力線の途中に設けられ、
    前記制御部は、前記第2の接触器が電力を遮断する状態に切り替えられると共に、前記第1の接触器が電力を導通する状態に切り替えられた場合に、前記電池ユニットから前記走行用直流−交流変換部に電力を供給する、
    請求項に記載の蓄電システム。
  4. 前記電気車が所定の状態である場合に、前記二次電池から供給された電力により前記電気車を走行させる操作を受け付ける操作部を更に備え、
    前記第1の接触器は、前記操作部が操作を受け付けた場合に、前記電力を遮断する状態から前記電力を導通する状態に切り替わる、
    請求項1からのうちいずれか1項に記載の蓄電システム。
  5. 前記複数の二次電池は、他の二次電池との接続パターンが直列接続と並列接続との間で切り替えられる複数の二次電池を含む第1の組電池と、前記第1の組電池と異なる第2の組電池とを含み、
    前記制御部は、前記電気車が所定の状態である場合に、前記第1の組電池における前記二次電池の接続パターンを直列接続に切り替えて、前記第1の組電池から放電された電力を、前記走行用電力変換装置に供給すると共に、前記第2の組電池から放電された電力を、前記直流負荷用電力変換回路に供給する、
    請求項に記載の蓄電システム。
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