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JP6778369B2 - 生体信号解析システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、生体信号を解析する生体信号解析システムに関し、より詳細には、心拍のゆらぎを解析するのに適した生体信号解析システムに関する。
従来、一見して何の問題もないように見えた人が、ある日突然心臓の不調を訴えて重篤な状態に至るケースが後を絶たない。
一方、1980年代以降、心拍のゆらぎと健康状態の相関に着目した研究が進んでおり、これに伴って心拍のゆらぎの解析方法について種々検討がなされてきた。この点につき、非特許文献1は、DFA(Detrended Fluctuation Analysis)を使用した心拍ゆらぎの解析法を開示する。
C.-K.Peng, S. Havlin, H. E. Stanley, and A. L. Goldberger, Quantification of scaling exponents and crossover phenomenain nonstationaryheartbeat time series)",Chaos, 第5巻(Vol.5), 1995, pp.82-87
本発明は、心臓の機能不全の予兆検知に役立つ情報を提供することができる新規な生体信号解析システムを提供することを目的とする。
本発明者は、心臓の機能不全の予兆検知に役立つ情報を提供することができる新規な生体信号解析システムの構成につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、生体信号から心拍動成分を主成分として含む電圧信号を抽出する心拍動成分抽出部と、前記電圧信号に基づいて心拍発生時刻を取得する心拍発生時刻取得部と、前記心拍発生時刻から算出した心拍間隔の時系列データに基づいてDFAを実行するためのDFA解析部と、DFA解析部が算出したスケーリング指数を心臓の健康状態を表す指標として提示する健康状態情報を生成する健康状態情報生成部とを含む、生体信号解析システムが提供される。
上述したように、本発明によれば、心臓の機能不全の予兆検知に役立つ情報を提供することができる新規な生体信号解析システムが提供される。
本実施形態の生体信号解析システムの概要構成図。 本実施形態の生体信号解析システムの機能構成図。 本実施形態の心拍動成分抽出部が抽出する心拍パルス信号の波形を示す図。 本実施形態の心拍発生時刻取得処理を表すフローチャート。 本実施形態の心拍発生時刻取得処理を説明するための概念図。 本実施形態の解析対象データ生成処理を表すフローチャート。 本実施形態の解析対象データ生成処理を説明するための概念図。 本実施形態のグラフ生成処理を表すフローチャート。 本実施形態のボックスサイズ・データを示す図。 本実施形態のグラフ生成処理を説明するための概念図。 本実施形態のグラフ生成部が生成する両対数グラフを示す図。 本実施形態のスケーリング指数算出処理を表すフローチャート。 本実施形態の健康状態情報生成処理を表すフローチャート。 本実施形態の健康状態情報を示す図。 本発明の生体信号解析システムの実装態様を説明するための概念図。
以下、本発明を図面に示した実施の形態をもって説明するが、本発明は、図面に示した実施の形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態である生体信号解析システム100の概要構成を示す。図1に示すように、本実施形態の生体信号解析システム100は、端末装置10とコンピュータ20を含んで構成される。
端末装置10は、被検者の生体信号を収集するための装置であり、被検者の携帯容易性の観点から小型軽量の装置として構成されている。使用時において、端末装置10に接続された3つの電極11a,11b,11cは、被検者の胸部の適切な位置に取り付けられ、端末装置10は、3つの電極11a,11b,11cの電位差を生体信号(電圧信号)として取得する。端末装置10は、取得した生体信号に基づいて被検者の心臓の拍動が発生した時刻(以下、心拍発生時刻という)に関する所定のデータを生成し、コンピュータ20に送信する。なお、図1は、端末装置10がBluetooth(登録商標)やZigbee(登録商標)などの近距離無線通信によってデータを転送するイメージを示しているが、これはあくまで例示であって、データは、他の無線通信方式によって転送してもよいし、有線通信で転送してもよいことはいうまでもない。
一方、コンピュータ20は、端末装置10から送信されるデータに基づいて健康状態情報を生成するための情報処理装置であり、図1は、コンピュータ20がディスプレイ30に健康状態情報を表示する様子を示している。本実施形態において、健康状態情報とは、心臓の健康状態を評価する際に参考にすることができる情報を意味し、より具体的には、心臓の機能不全の予兆検知に役立つ情報を意味する。なお、図1では、コンピュータ20としてノート型PCを例示的に示しているが、コンピュータ20は、タブレット型やデスクトップ型のPCであってもよいし、診断用途に特化したワークステーションやサーバであってもよいことはいうまでもない。
以上、本実施形態の生体信号解析システム100の概要構成について説明してきたが、続いて、図2に示す機能ブロック図に基づいて、端末装置10およびコンピュータ20の機能構成を説明する。
最初に、端末装置10の機能構成について説明する。端末装置10は、心拍動成分抽出部12と心拍発生時刻取得部14を含んで構成されている。
心拍動成分抽出部12は、電極11a,11b,11cによってで検出される被検者の微弱な生体信号(アナログ信号)を増幅し、増幅後の信号から低周波ノイズを除去することで心拍動成分を抽出する。なお、心拍動成分抽出部12は、ハイパスフィルタを備えるアンプ回路によって実現することができる。
ここで、JIS規格では、心電計のハイパスフィルタの時定数τが3.2秒(低域遮断周波数0.05Hz以下)と定められているところ、本実施形態においては、心拍動成分抽出部12を構成するアンプ回路のハイパスフィルタの時定数τを0.1秒程度に設定することが好ましい。
図3は、ハイパスフィルタの時定数τを0.1秒に設定した心拍動成分抽出部12によって抽出された心拍動成分を主成分として含む電圧信号(以下、心拍パルス信号という)の波形を示す。ハイパスフィルタの時定数τを0.1秒程度(低域遮断周波数を約1.6Hz以下)に設定することで、被検者の体動に起因する低周波ノイズがほぼ完全に除去され、基線が常に安定するようになるので、検査中、被検者に過度の拘束を強いる必要がなくなる。なお、ハイパスフィルタの時定数τをJIS規格の規格値より小さくすると、P波やT波の波形に歪みが生じる可能性があるが、本システムでは、R波またはS波のピーク時刻を心拍発生時刻として取得するので、このことは問題にならない。
心拍動成分抽出部12は、生体信号から抽出した心拍パルス信号を心拍発生時刻取得部14に出力する。これを受けて、心拍発生時刻取得部14は、心拍パルス信号(アナログ信号)に基づいて、心拍発生時刻を取得する。なお、心拍発生時刻取得部14は、A/D変換器を内蔵したMCU(マイクロコントローラユニット)によって実現することができる。
ここで、図4に示すフローチャートおよび図5に示す心拍パルス信号の波形図に基づいて、心拍発生時刻取得部14が実行する処理を説明する。
ステップ101では、心拍動成分抽出部12から入力される心拍パルス信号の電圧監視を開始する。電圧の監視は、心拍パルス信号の信号電圧が所定の閾値電圧Vthを超えるまで継続され(S101、No)、心拍パルス信号の信号電圧が閾値電圧Vthを超えた時点で(S101、Yes)、処理はステップ102に進む。
ステップ102では、サンプリング期間T1にわたって心拍パルス信号の電圧値を所定のサンプリングレートでサンプリングし、サンプリング期間T1が経過した時点でサンプリングを停止する(S103)。例えば、サンプリングレート=1kHz、サンプリング期間T1=100msとした場合、ステップ102において、100個の電圧値がサンプリングされる。
続くステップ104では、サンプリングした電圧値の中の最大値Vmaxをサンプリングした時刻を取得し、これを心拍発生時刻tとして記録する。
なお、図5は、心拍パルス信号のR波に対応する波形のピーク時刻を拍発生時刻tとした例を示しているが、電極の取りつけ位置(誘導)によっては、上向きのR波よりも下向きのS波の方が大きく現れる場合がある。その場合は、心拍パルス信号の信号電圧が所定の閾値電圧を下回った時点からサンプリングを実施し、サンプリングした電圧値の中の最小値のサンプリング時刻(S波に対応する波形のピーク時刻)を心拍発生時刻tとすればよい。要するに、本実施形態においては、着目する波形の向きに応じて閾値電圧を決定し、心拍パルス信号の信号電圧が当該閾値電圧に達した時点からサンプリングを実施し、サンプリングした電圧値の中の極値のサンプリング時刻を心拍発生時刻tとすればよい。
続くステップ105では、心拍発生時刻tの取得数が目標数Aに達したか否かを判断する。ここで、目標数Aは脈拍数に対応し、本実施形態においては、目標数Aを1500〜2500の範囲の自然数に設定することが好ましい。この値は、被検者が定常状態を維持することができるのはせいぜい30分間程度であるという本発明者の経験的知見によるものであり、1500〜2500という範囲は、成人の30分間の平均的な脈拍数に相当する。
ステップ105の判断の結果、目標数Aに達していない場合は(S105、No)、サンプリング停止後、待機期間T2が経過したか否を判断する(S106)。以降、待機期間T2が経過するまでこの判断処理をループする(S106、No)。
待機期間T2が経過すると(S106、Yes)、処理は再びステップ101に戻って、心拍パルス信号の電圧監視を再開する。以降、ステップ105において、心拍発生時刻tの取得数が目標数Aに達したと判断されるまでの間、上述した一連の処理(S101〜S106)を繰り返し実行する。
つまり、本実施形態においては、サンプリング期間T1に連続する待機期間T2において心拍パルス信号の電圧監視を中断することで、その間に発生する予期しないノイズが心拍としてカウントされることを防止している。
本実施形態においては、待機期間T2として、平均的な心拍間隔の略半分の時間長とサンプリング期間T1の時間長の差分に相当する時間長を設定することが好ましい。これは、平常時の心拍間隔の略半分の時間長の中で2回以上の心拍動が発生することはないという経験的事実に基づく。例えば、平均的な心拍間隔が1000msの被検者について、サンプリング期間T1を100msとする場合、待機期間T2は、400ms(1000/2−100)に設定すればよい。なお、平均的な心拍間隔の時間長としては、事前に求めておいた被検者の心拍間隔の平均値を用いることができる。
上述した一連の処理(S101〜S106)を繰り返し実行した結果、心拍発生時刻tの取得数が目標数Aに達すると(S106、Yes)、心拍発生時刻取得部14は、心拍発生時刻取得処理を終了する。これを受けて、端末装置10は、心拍発生時刻取得部14が取得したA個の心拍発生時刻をコンピュータ20に送信する。
以上、端末装置10の機能構成について説明してきたが、続いて、コンピュータ20の機能構成について説明する。
図2に示すように、コンピュータ20は、端末装置10から送信される心拍発生時刻に基づいてDFA(Detrended Fluctuation Analysis)を実行するためのDFA解析部22と、DFAの結果を利用して健康状態情報を生成するための健康状態情報生成部28とを含んで構成されている。本実施形態のDFA解析部22が採用するDFAの手法は、解析対象信号のゆらぎの分布関数がガウス分布である場合だけでなく、レヴィ分布である場合にも有効であり、本手法によれば、心拍のゆらぎの変化を精緻に検知することが可能になる。DFA解析部22は、DFAの対象となる時系列データを生成するための解析対象データ生成部23と、生成された時系列データに基づいて両対数グラフを生成するグラフ生成部24と、生成された両対数グラフに基づいてスケーリング指数を導出するスケーリング指数算出部25とを含んで構成されている。以下、上述した各機能部が実行する処理の内容を順を追って説明する。
まず、図6に示すフローチャートに基づいて、解析対象データ生成部23が実行する解析対象データ生成処理を説明する。
コンピュータ20が、端末装置10からA個の心拍発生時刻を受信したことを受けて、解析対象データ生成部23が以下の処理を開始する。
ステップ201では、端末装置10から受信したA個の心拍発生時刻tからM個(A-1個)の心拍間隔xを算出し、算出したM個の心拍間隔xを要素とする時系列データ{x}を生成する。具体的には、端末装置10から受信したA個の心拍発生時刻tを時系列に並べ、(i+1)番目の時刻と(i)番目の時刻の時間差分を心拍間隔xとして算出する。その結果、M個(A-1個)の心拍間隔xが得られ、{x}は、M個の要素xからなる時系列データとして生成される。図7(a)は、ステップ201で生成される時系列データ{x}のグラフを例示的に示す。図7(a)に示すグラフでは、横軸をデータの時系列順番[i]に取り、縦軸を心拍間隔[x]に取っている。
続くステップ202では、時系列データ{x}を構成するM個の心拍間隔xの平均値xaveを算出した後、時系列データ{x}を構成する各要素から平均値xaveを差し引くことによって、時系列データ{(x−xave)}を生成する。図7(b)は、ステップ202で生成される時系列データ{(x−xave)}のグラフを示す。
続くステップ203では、時系列データ{(x−xave)}を積分して時系列データ{y}を生成する。具体的には、時系列データ{(x−xave)}の各要素を時系列順に足し合わせることによって時系列データ{y}を生成する。下記式(1)は、時系列データ{y}の算出式を示す。
図7(c)は、ステップ203で生成される時系列データ{y}のグラフを示す。本実施形態においては、この時系列データ{y}が解析対象データとなる。最後に、生成した時系列データ{y}を記憶部26に保存して(ステップ204)、処理を終了する。
以上、解析対象データ生成部23が実行する処理について説明してきたが、続いて、図8に示すフローチャートに基づいて、グラフ生成部24が実行するグラフ生成処理を説明する。
解析対象データ生成部23が解析対象データ(時系列データ{y})を生成したことを受けて、グラフ生成部24が以下の処理を開始する。
ステップ301では、解析対象データ生成部23が保存した時系列データ{y}を記憶部26からロードする。
続くステップ302では、記憶部26からボックスサイズ・データをロードする。ここで、ボックスサイズ・データは、DFAにおいて使用する複数のボックスサイズ(整数)のセットであり、ボックスサイズとは、データの要素数を意味する。図9は、10〜1000の範囲に存在する136個の整数をボックスサイズとして有するボックスサイズ・データを例示的に示す。図9に示す例では、ボックスサイズ・データに含まれる136個の整数は、10〜100の間は1ずつ増分し、100〜500の間は10ずつ増分し、500〜1000の間は100ずつ増分している。
続くステップ303では、ロードしたボックスサイズ・データの中から最初のボックスサイズ[N]をセットする。図9に示すボックスサイズ・データの場合、例えば、最小のボックスサイズ[10]を最初にセットする。
続くステップ304では、ステップ301でロードした時系列データ{y}をその時点でセットされているボックスサイズ[N]で分割する。例えば、その時点でセットされているボックスサイズが[10]であった場合、時系列データ{y}を10個の要素を含む小区間(以下、ボックスという)に分割する。つまり、時系列データ{y}がM個の要素からなる場合、ステップ304において、時系列データ{y}は、M/N個のボックスに分割されることになる。図10(a)は、ボックスサイズ[10]で分割した時系列データ{y}を示す。この場合、各ボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)は、10個の要素を含む。
続くステップ305では、分割後のボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)のそれぞれにつき、当該ボックス内に存在するN個のデータに対して近似曲線をフィッティングし、当該近似曲線上の値を各ボックスの局所トレンドyとして決定する。ここで、近似曲線のフィッティングは1次関数から4次関数までを用いた最小二乗法によって行うことができる。なお、ここでいう近似曲線は、直線を含む概念である。図10(b)は、各ボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)に対して近似曲線y(y(1)、y(2)、y(3)…)をフィッティングした状態を示している。なお、図10(b)においては、説明の便宜上、近似曲線を1次関数で示している。
続くステップ306では、ボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)のそれぞれにつき、ボックスを構成する各要素から当該ボックスについて決定した局所トレンドyを差し引くことにより、時系列データ{z}を生成する。下記式(2)は、時系列データ{z}の式を示し、図10(c)は、ステップ205で生成される時系列データ{z}のグラフを示す。
続くステップ307では、時系列データ{z}のボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)のそれぞれにつき、ボックスを構成する先頭の要素(点線の丸で囲んで示す)の値と末尾の要素(点線の四角で囲んで示す)の値の差分を求める。
なお、上述したステップ306および307の処理に代えて、以下の方法を採用して計算量を軽減してもよい。すなわち、各ボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)の先頭の要素から対応する局所トレンドyを差し引いた値と末尾の要素から対応する局所トレンドyを差し引いた値の差分を求める方法である。
続くステップ308では、全てのボックス(BOX(1)、BOX(2)、BOX(3)…)について求めた差分(先頭と末尾の差分)の二乗平均平方根[S]を算出する。
続くステップ309では、ステップ307で算出した二乗平均平方根[S]とその時点でセットされているボックスサイズ[N]からなる数値の組(N,S)を記録する。
続くステップ310では、ステップ302でロードしたボックスサイズ・データに含まれる全てのボックスサイズ[N]について、組(N,S)を記録したか否かを判断する。その結果、全てのボックスサイズ[N]について組(N,S)の記録が完了していない場合には(ステップ310、No)、処理はステップ311に進む。
ステップ311では、ボックスサイズ・データに含まれる値の中から次のボックスサイズ[N]を新たにセットする。図9に示すボックスサイズ・データの場合、例えば、ボックスサイズ[11]を新たにセットする。その後、処理は再びステップ304に戻る。
以降、ステップ310において、全てのボックスサイズ[N]について組(N,S)を記録したと判断されるまでの間、上述した一連の処理(S304〜S310)を繰り返し実行する。
つまり、本実施形態では、ステップ302でロードしたボックスサイズ・データに含まれる全てのボックスサイズについて、上述した一連の処理(S304〜S310)を実行することによって、ボックスサイズの数だけ数値の組(N,S)が記録されることになり、図9に示すボックスサイズ・データの場合、136個の組(N,S)が記録されることになる。
ここで、ボックスサイズ[N]と二乗平均平方根[S]の関係は、下記式(3)に示す関数S(N)として定義される。なお、下記式(3)において、“M”は時系列データ{y}の要素数を示し、“N”はボックスサイズを示し、“zjN+N−zjN+1“は、j番目のボックスの先頭の要素(zjN+1)と末尾の要素(zjN+N)の差分(変位)を示す。
再び、図8に戻って説明を続ける。ステップ310において、全てのボックスサイズ[N]について組(N,S)を記録したと判断した場合(ステップ310、Yes)、処理は、ステップ312に進む。
ステップ312では、記録した組(N,S)を両対数グラフにプロットする。図11は、ステップ312で生成される両対数グラフを例示的に示す。図11に示す両対数グラフでは、縦軸をlog[S]に、横軸をlog[N]に取り、対数目盛を刻んでいる。最後に、ステップ312で生成した両対数グラフを記憶部26に保存して(ステップ313)、処理を終了する。
以上、グラフ生成部24が実行する処理について説明してきたが、続いて、図12に示すフローチャートに基づいて、スケーリング指数算出部25が実行するスケーリング指数算出処理を説明する。
スケーリング指数算出部25は、健康状態情報生成部28からの要求を受けて(後述する)、以下の処理を開始する。
ステップ401では、グラフ生成部24が生成した両対数グラフを記憶部26からロードする。
続くステップ402では、ロードした両対数グラフのプロットのうち、健康状態情報生成部28から指定されたボックスサイズの範囲(後述する)に含まれるプロットに1次関数をフィッティングし、フィッティングした1次関数の傾きをスケーリング指数αとして算出する。最後に、1次関数のフィッティングを行った両対数グラフと算出したスケーリング指数αを記憶部26に保存して(ステップ403)、処理を終了する。
以上、スケーリング指数算出部25が実行する処理について説明してきたが、続いて、図13に示すフローチャートに基づいて、健康状態情報生成部28が実行する健康状態情報生成処理を説明する。
健康状態情報生成部28は、所定のUI画面を介して、ボックスサイズの範囲を指定した処理要求をユーザから受け付ける。なお、本実施形態においては、一度に2以上のボックスサイズの範囲の指定を受け付けるようにしてもよい。健康状態情報生成部28は、ユーザからの処理要求を受けて以下の処理を開始する。
ステップ501では、ユーザが指定したボックスサイズの範囲を指定して、スケーリング指数算出部25にスケーリング指数の計算を要求する。これを受けて、スケーリング指数算出部25がスケーリング指数算出処理を実行する(図12参照)。
続くステップ502では、スケーリング指数の算出に使用した両対数グラフと算出したスケーリング指数αを記憶部26からロードする。
続くステップ503では、ロードした両対数グラフとスケーリング指数αを使用して健康状態情報を生成する。
図14は、可視化データとして生成された健康状態情報を例示的に示す。図14(a)に示す例では、ボックスサイズの範囲[30〜270]に1次関数をフィッティングした両対数グラフ上にスケーリング指数αが健康指標αとして提示されている。一方、図14(b)に示す例では、3つのボックスサイズの範囲[30〜60]、[70〜140]および[130〜270]に1次関数をフィッティングした両対数グラフ上に各1次関数に対応するスケーリング指数αが健康指標αとして提示されている。なお、本発明は、健康状態情報のフォーマットを限定するものではなく、スケーリング指数αを心臓の健康状態を表す指標として提示することができるフォーマットであれば、どのようなフォーマットであってもよい。
最後に、健康状態情報生成部28は、生成した診断支援情報健康状態情報を記憶部26に保存して(ステップ504)、処理を終了する。
なお、本実施形態においては、ボックスサイズの範囲のデフォルト値を設定しておき、ボックスサイズの範囲についてユーザから明示的な指定がない場合に、当該デフォルト値が示すボックスサイズの範囲についてスケーリング指数αを計算し、その結果を心臓の健康状態を表す指標として提示するようにしてもよい。この場合、ボックスサイズの範囲のデフォルト値は、10〜300とすることが好ましく、30〜270とすることがより好ましい。この値は、本発明者の経験的知見によるものであり、本発明者は、数百人の被検者の健康状態を経時的に観察した経験から、当該ボックスサイズの範囲について計算したスケーリング指数αと急性心筋梗塞の危険因子であるストレスとの間に密接な相関があることを発見したのである。
以上、本発明の生体信号解析システムを実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の生体信号解析システムは、図1に示した態様の他にも種々の実装構成が可能であることはいうまでもない。例えば、本発明の生体信号解析システムは、図2に示した各機能手段を小型の筐体に一体化することによって、図15(a)に示すような携帯型装置として実装することができる。また、本発明の生体信号解析システムは、図2に示したコンピュータ20が備える機能手段をWebアプリケーションとしてWebサーバ50に搭載することによって、Webサービスとして実装することができる。この場合、モバイル端末40(例えば、スマートフォンやタブレットPC)にインストールされた専用アプリケーションが端末装置10から受信した心拍発生時刻を含むHTTPリクエストをWebサーバ50に送信し、Webサーバ50からHTTPレスポンスとして健康状態情報を受信する。要するに、本発明の生体信号解析システムを構成する各機能手段は、健康状態情報をユーザに提示しうる限りにおいて、任意の単位で自由に組み合わせることができ、また、それらを任意の態様で分散して配置することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、被検者に過度の拘束を強いることなく、心臓の機能不全の予兆検知に役立つ有用な健康状態情報をユーザに提示することが可能になる。心臓に潜在的なリスクを抱えたユーザは、提示された健康状態情報に基づいて生活習慣を見直すなどの策を講じることができるので、大事に至らずに済む。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
また、上述した端末装置10およびコンピュータ20の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現することができ、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
10…端末装置、11…電極、12…心拍動成分抽出部、14…心拍発生時刻取得部、20…コンピュータ、22…DFA解析部、23…解析対象データ生成部、24…グラフ生成部、25…スケーリング指数算出部、26…記憶部、28…健康状態情報生成部、30…ディスプレイ、40…モバイル端末、50…Webサーバ、100…生体信号解析システム

Claims (10)

  1. 生体信号から心拍動成分を主成分として含む電圧信号を抽出する心拍動成分抽出部と、
    前記電圧信号に基づいて心拍発生時刻を取得する心拍発生時刻取得部と、
    前記心拍発生時刻から算出した心拍間隔の時系列データに基づいてDFAを実行するためのDFA解析部と、
    DFA解析部が算出したスケーリング指数を心臓の健康状態を表す指標として提示する健康状態情報を生成する健康状態情報生成部と、
    を含み、
    前記心拍発生時刻取得部は、
    前記電圧信号の電圧が所定の閾値に達した時点からサンプリング期間にわたって該電圧信号の電圧値をサンプリングし、電圧の極値をサンプリングした時刻を前記心拍発生時刻として取得し、該サンプリング期間に連続する待機期間において該電圧信号の監視を中断し、前記待機期間が、平均的な心拍間隔の半分の時間長と前記サンプリング期間の時間長の差分に設定される、
    生体信号解析システム。
  2. 前記心拍動成分抽出部は、ハイパスフィルタを含み、該ハイパスフィルタの時定数は0.1程度である、請求項1に記載の生体信号解析システム。
  3. 前記DFA解析部は、
    前記心拍発生時刻から算出した心拍間隔の時系列データの各要素から平均値を引いた値を積分して解析対象データを生成する解析対象データ生成部と、
    前記解析対象データをボックスサイズN(Nは1以上の整数。以下同様)で分割し、ボックス毎のトレンドを決定し、各ボックスについて先頭の要素からトレンドを差し引いた値と末尾の要素からトレンドを差し引いた値の差分を求め、該差分の二乗平均平方根SとボックスサイズNの組(N,S)を記録するという一連の処理を、複数の異なるボックスサイズNについて実行し、記録した複数の前記組(N,S)を両対数グラフにプロットするグラフ生成部と、
    前記両対数グラフにおける前記プロットの一部または全部に1次関数をフィッティングし、該1次関数の傾きをスケーリング指数として算出するスケーリング指数算出部と、
    を含む、請求項1または2に記載の生体信号解析システム。
  4. 前記グラフ生成部は、
    各前記ボックス内のN個の要素に近似曲線をフィッティングして前記トレンドを決定する、請求項3に記載の生体信号解析システム。
  5. 前記スケーリング指数算出部は、
    指定された前記ボックスサイズNの範囲の前記プロットに1次関数をフィッティングする、請求項3または4に記載の生体信号解析システム。
  6. 前記スケーリング指数算出部は、
    前記ボックスサイズNが10〜300の範囲の前記プロットに1次関数をフィッティングする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の生体信号解析システム。
  7. 前記解析対象データ生成部は、
    所定数の前記心拍発生時刻に基づいて前記解析対象データを生成する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の生体信号解析システム。
  8. 前記所定数は、1500〜2500の範囲の自然数である、請求項7に記載の生体信号解析システム。
  9. 心臓の健康状態を表す指標を含む健康状態情報を生成するため、コンピュータが実行する方法であって、コンピュータが、
    生体信号から心拍動成分を主成分として含む電圧信号を抽出するステップと、
    前記電圧信号に基づいて心拍発生時刻を取得するステップと、
    前記心拍発生時刻から算出した心拍間隔の時系列データに基づいてDFAを実行するステップと、
    DFA解析部が算出したスケーリング指数を心臓の健康状態を表す指標として提示する健康状態情報を生成するステップと、
    実行し、
    前記心拍発生時刻を取得するステップは、
    前記電圧信号の電圧が所定の閾値に達した時点からサンプリング期間にわたって該電圧信号の電圧値をサンプリングし、電圧の極値をサンプリングした時刻を前記心拍発生時刻として取得し、該サンプリング期間に連続する待機期間において該電圧信号の監視を中断するステップであって、
    前記待機期間が、平均的な心拍間隔の半分の時間長と前記サンプリング期間の時間長の差分に設定される、
    コンピュータ実行可能なプログラム。
  10. 前記DFAを実行するステップは、
    前記心拍発生時刻から算出した心拍間隔の時系列データの各要素から平均値を引いた値を積分して解析対象データを生成するステップと、
    前記解析対象データをボックスサイズN(Nは1以上の整数。以下同様)で分割し、ボックス毎のトレンドを決定し、各ボックスについて先頭の要素からトレンドを差し引いた値と末尾の要素からトレンドを差し引いた値の差分を求め、該差分の二乗平均平方根SとボックスサイズNの組(N,S)を記録するという一連の処理を、複数の異なるボックスサイズNについて実行し、記録した複数の前記組(N,S)を両対数グラフにプロットするステップと、
    前記両対数グラフにおける前記プロットの一部または全部に1次関数をフィッティングし、該1次関数の傾きをスケーリング指数として算出するステップと、
    を含む、請求項9に記載のコンピュータ実行可能なプログラム。
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