JP6778090B2 - ハンガーと該ハンガーを用いたシステム天井構造 - Google Patents
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Description
引掛金具の上端には突起が設けられ、この突起がハンガー本体の係止孔に係止され、引掛金具に取り付けられたねじをハンガー本体にねじ込んで行くことで係止された突起を支点にてこの原理で吊持用凸条を両側から鉤状部で強固に挟持するようになっている。
なお、上記ねじによる締め付け作業は時間が掛るだけでなく、ねじの締め方にばらつきがあり、締め付けの弱い部分からねじが緩み、システム天井崩壊の原因となりやすい。
特許文献2に記載の発明は、ハンガーに逆向きのL形の切り起こし爪を2個設け、Tバーの垂直片にL形の切り起こし爪を挿入できる切り起こし爪挿通孔と、この切り起こし爪挿通孔の上辺に開口し、切り起こし爪の基部が入り込む幅の狭い係止孔を設け、L形の切り起こし爪を切り起こし爪挿通孔に挿入した後、Tバーを下げて切り起こし爪の基部を切り起こし爪挿通孔から幅の狭い係止孔に移動させて切り起こし爪のL形に曲がった先端部分を係止孔に係止することでハンガーにTバーを取り付けるというものである。
上端部が天井スラブから垂設された吊りボルト50に取り付けられ、下端部が、一対の係止孔2d1・2d2を有する垂直片2bと前記垂直片2bの下辺に設けられ、天井板4の取り付け用水平片2cとで構成された天井バー2の前記垂直片2bに取り付けられるハンガー1であって、
下端部に天井バー2の垂直片2bを跨ぐ切欠部3が形成され、天井バー2への跨設時に該切欠部3の両側が垂直片2bの表裏にそれぞれ沿う左右一対のアーム部21a・21bとなっているハンガー本体1aと、
アーム部21a・21bを垂直片2bの表裏にそれぞれ沿わせた時、該アーム部21a・21bに設けられ、前記係止孔2d1・2d2に挿入されて係止孔2d1・2d2に係止される係止爪33a・33bとで構成されていることを特徴とする。
係止爪33a・33bは、アーム部21a・21bに設けた爪部材31a・31bからの切り起こし、或いは爪部材31a・31bの曲げによって設けられ、アーム部21a・21bが垂直片2bの表裏にそれぞれ沿うように配設された時に、垂直片2bに対してアーム部21a・21bの反対側に突き出た係止爪33a・33bの爪先が係止孔2d1・2d2の孔縁に係止する係止端35a・35bとなることを特徴とする。
垂直片2bの上辺に吊持用凸条2aが設けられた天井バー2に対して、前記吊持用凸条2aが表から嵌め込まれる凹溝22aがアーム部21aに設けられ、裏から嵌め込まれる凹溝22bがアーム部21bに形成されていることを特徴とする。
天井スラブに垂設された吊りボルト50と、
垂直片2bの下辺に水平片2cが設けられた天井バー2と、
上端側が前記吊りボルト50に取り付けられ、下端部が切欠部3にて前記天井バー2の垂直片2bに跨設された請求項1のハンガー1と、
前記水平片2cに取り付けられた天井板4とで構成されたシステム天井構造であって、
一方のアーム部21aが垂直片2bの表側に沿うように配設され、他方のアーム部21bが垂直片2bの裏に沿うように配設され、
一方のアーム部21aの係止爪33aが垂直片2bの係止孔2d1に挿入されて係止孔2d1に係止され、他方のアーム部21bの係止爪33bが垂直片2bの係止孔2d2に挿入されて係止孔2d2に係止されていることを特徴とする。
天井スラブに垂設された吊りボルト50と、
垂直片2bの下辺に水平片2cが設けられ、垂直片2bの上辺に吊持用凸条2aが設けられた天井バー2と、
上端側が前記吊りボルト50に取り付けられ、下端部が切欠部3にて前記天井バー2の垂直片2bに跨設された請求項3のハンガー1と、
前記水平片2cに取り付けられた天井板4とで構成されたシステム天井構造であって、
一方のアーム部21aが垂直片2bの表側に沿うように配設されると共に吊持用凸条2aの表側に対して一方のアーム部21aの凹溝22aが嵌め込まれ、他方のアーム部21bが垂直片2bの裏側に沿うように配設されると共に吊持用凸条2aの裏側に対して他方のアーム部21bの凹溝22bが嵌め込まれ、
一方のアーム部21aの係止爪33aが垂直片2bの係止孔2d1に挿入されて係止孔2d1に係止され、他方のアーム部21bの係止爪33bが垂直片2bの係止孔2d2に挿入されて係止孔2d2に係止されていることを特徴とする。
係止爪33a・33bがアーム部21a・21bに設けた爪部材31a・31bからの切り起こし、或いは爪部材31a・31bの曲げによって設けられている場合は、係止爪33a・33bの係止端35a・35bが係止孔2d1・2d2の孔縁に嵌め殺し状で係止することになる。
即ち、ハンガー1の天井バー2への装着は、天井部というような高所での作業を工具もねじのような締結具も用いずにハンガー1の回転作業だけで行える。
前記一対の係止孔2d1・2d2の形成位置は、両者が直交する上記直交位置から離れた位置で形成される。なお、1本の天井バー2に複数対の係止孔2d1・2d2を設けることも可能である。
天井板4は天井バー2の水平片2c上に載置されて施工されたり、天井板4の側面に設けられた溝に水平片2cを差し込んで使用されるなど様々な形態がある。
ハンガー本体1aは、板材を折り曲げて形成された吊り持ち部10、前記吊り持ち部10にねじ止めされた左右一対のアーム部21a・21bとで構成されている。図の実施例では吊り持ち部10と左右一対のアーム部21a・21bとは別体で構成されているが、一体で構成してもよい。以下、別体の場合で説明する。
凹溝22a・22bを含むアーム垂直片25a・25bの外側縦辺(対向内側辺の反対側の辺)はアーム取付板部11の外側縦辺より外側に伸びており、凹溝22a・22bの長さが長くなるように形成されている。
なお、上記実施例では、吊り持ち部10と左右一対のアーム部21a・21bとはねじ40にてねじ止めの例が示されているが、溶接、ろう付け、接着その他の接合でも良い。
係止端35a・35bの爪本体32a・32bに対する離間幅(開き幅)H1は、スリット状の係止孔2d1・2d2の開口幅H2より大きい。
なお、係止爪33a・33bは図1,2では上記のようにばね板材の折り曲げによって形成されているが、これに限られず、図3〜8に示すように爪本体32a・32bを切り起こして形成してもよい。係止爪33a・33bの先端(係止端35a・35b)は、切り放しで角の立った四角形でも良いし、丸い円弧状であってもよい。
この時、係止爪33a・33bの爪本体32a・32bに対する開き幅H1は、係止孔2d1・2d2の開口幅H2より大であるので、係止爪33a・33bは係止孔2d1・2d2の孔縁に押圧されて撓み、係止孔2d1・2d2を通り抜けた処で元の開き幅H1に戻り、係止孔2d1・2d2の孔縁に係止爪33a・33bの係止端35a・35bがそれぞれ係止する。係止端35a・35bが四角の場合は先端全体が当接し、円弧の場合は先端の1点で当接する。
即ち、図5,6に示すように吊持用凸条2aの一方の側面側がアーム部21aの凹溝22aに嵌まり込み、且つ当該アーム部21aが垂直片2bの一方の側面(吊持用凸条2aの凹溝22aへの嵌り込み側の側面)に当接すると、当該アーム部21aの係止爪33aは係止孔2d1を超えて垂直片2bの反対側から係止して垂直片2bを両側から挟み付ける。
そして、吊持用凸条2aの反対側の側面がアーム部21bの凹溝22bに嵌まり込み、且つ当該アーム部21bが垂直片2bの反対側の側面(吊持用凸条2aの凹溝22bへの嵌り込み側の側面)に当接すると、当該アーム部21bの係止爪33bは係止孔2d2を超えて垂直片2bの一方側から係止して垂直片2bを挟み付ける。凹溝22a・22bへの嵌まり込み深さは、吊持用凸条2aの幅の約半分である。
そして、他方のアーム部21b、凹溝22b、係止爪33b及び垂直片2b並びに係止孔2d2の関係は上記と装着位置を中心とする点対称の関係にあることを明示して説明を省略する。
システム天井の構築手順は、上記方法の留まらず、天井板4の構造によっては図2に示すように天井板4の側面の溝4aに水平片を挿入しながら組み上げて行くこともある。
ハンガー1は天井バー2の垂直片2bに対して装着位置を中心に点対称でその表裏から係止爪33a・33bとアーム部21a・21bにより挟み込んでいるので、係止爪33a・33bが破損して係止孔2d1・2d2から離脱しない以上、前後左右且つ回転方向の水平方向の揺れに対して耐震性を発揮する。吊持用凸条2aを点対称にて表裏から嵌まり込んでいる凹溝22a・22bも上記水平方向の揺れに対して耐震性向上に寄与する。
上下方向の揺れに対しては、点対称にて吊持用凸条2aに表裏から上下方向に隙間なく嵌まり込んでいる凹溝22a・22bが耐震に寄与する。
爪本体32a・32bの高さが係止孔2d1・2d2とほぼ等しければ上下の揺れに対して爪本体32a・32bが係止孔2d1・2d2僅かの隙で接触することになるので、この点でも上下方向の揺れに対して耐震性向上に寄与する。
Claims (5)
- 上端部が天井スラブから垂設された吊りボルトに取り付けられ、下端部が、一対の係止孔を有する垂直片と前記垂直片の下辺に設けられ、天井板の取り付け用水平片とで構成された天井バーの前記垂直片に取り付けられるハンガーであって、
下端部に天井バーの垂直片を跨ぐ切欠部が形成され、天井バーへの跨設時に該切欠部の両側が垂直片の表裏にそれぞれ沿う左右一対のアーム部となっているハンガー本体と、
アーム部を垂直片の表裏にそれぞれ沿わせた時、該アーム部に設けられ、前記係止孔に挿入されて係止孔に係止される係止爪とで構成されていることを特徴とするハンガー。 - 係止爪は、アーム部に設けた爪部材からの切り起こし、或いは爪部材の曲げによって設けられ、アーム部が垂直片の表裏にそれぞれ沿うように配設された時に、垂直片に対してアーム部の反対側に突き出た係止爪の爪先が係止孔の孔縁に係止する係止端となることを特徴とする請求項1に記載のハンガー。
- 垂直片の上辺に吊持用凸条が設けられた天井バーに対して、前記吊持用凸条が表から嵌め込まれる凹溝がアーム部に設けられ、裏から嵌め込まれる凹溝がアーム部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンガー。
- 天井スラブに垂設された吊りボルトと、
垂直片の下辺に水平片が設けられた天井バーと、
上端側が前記吊りボルトに取り付けられ、下端部が切欠部にて前記天井バーの垂直片に跨設された請求項1のハンガーと、
前記水平片に取り付けられた天井板とで構成されたシステム天井構造であって、
一方のアーム部が垂直片の表側に沿うように配設され、他方のアーム部が垂直片の裏に沿うように配設され、
一方のアーム部の係止爪が垂直片の係止孔に挿入されて係止孔に係止され、他方のアーム部の係止爪が垂直片の係止孔に挿入されて係止孔に係止されていることを特徴とするシステム天井構造。 - 請求項3のハンガーを用いたシステム天井構造で、
天井スラブに垂設された吊りボルトと、
垂直片の下辺に水平片が設けられ、垂直片の上辺に吊持用凸条が設けられた天井バーと、
上端側が前記吊りボルトに取り付けられ、下端部が切欠部にて前記天井バーの垂直片に跨設された請求項3のハンガーと、
前記水平片に取り付けられた天井板とで構成されたシステム天井構造であって、
一方のアーム部が垂直片の表側に沿うように配設されると共に吊持用凸条の表側に対して一方のアーム部の凹溝が嵌め込まれ、他方のアーム部が垂直片の裏側に沿うように配設されると共に吊持用凸条の裏側に対して他方のアーム部の凹溝が嵌め込まれ、
一方のアーム部の係止爪が垂直片の係止孔に挿入されて係止孔係止され、他方のアーム部の係止爪が垂直片の係止孔に挿入されて係止孔に係止されていることを特徴とするシステム天井構造。
Priority Applications (1)
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JP2016226849A JP6778090B2 (ja) | 2016-11-22 | 2016-11-22 | ハンガーと該ハンガーを用いたシステム天井構造 |
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