以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A〜1C、および基地局装置3を具備する。以下、端末装置1A〜1Cを端末装置1という。
以下、キャリアアグリゲーションについて説明する。
本実施形態では、端末装置1は、複数のサービングセルが設定される。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。端末装置1に対して設定される複数のサービングセルのそれぞれにおいて、本発明が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルの一部において、本発明が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルのグループのそれぞれにおいて、本発明が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルのグループの一部において、本発明が適用されてもよい。キャリアアグリゲーションにおいて、設定された複数のサービングセルを集約されたサービングセルとも称する。
本実施形態の無線通信システムは、TDD(Time Division Duplex)および/またはFDD(Frequency Division Duplex)が適用される。セルアグリゲーションの場合には、複数のサービングセルの全てに対してTDDが適用されてもよい。また、セルアグリゲーションの場合には、TDDが適用されるサービングセルとFDDが適用されるサービングセルが集約されてもよい。
設定された複数のサービングセルは、1つのプライマリーセルと1つまたは複数のセカンダリーセルとを含む。プライマリーセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオーバプロシージャにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリーセルが設定されてもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリアと称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリアと称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において同時に複数の物理チャネルでの送信、および/または受信を行うことができる。1つの物理チャネルは、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)のうち1つのサービングセル(コンポーネントキャリア)において送信される。
本実施形態において、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)の送信のために用いられるセカンダリーセルを、PUCCHセカンダリーセルと称する。本実施形態において、PUCCHの送信のために用いられないセカンダリーセルを、非PUCCHセカンダリーセル、非PUCCHサービングセル、および、非PUCCHセルと称する。プライマリーセルおよびPUCCHセカンダリーセルを総称して、PUCCHサービングセル、および、PUCCHセルと称する。
PUCCHサービングセル(プライマリーセル、PUCCHセカンダリーセル)は、下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを持つ。PUCCHサービングセル(プライマリーセル、PUCCHセカンダリーセル)において、PUCCHのリソースが設定される。
非PUCCHサービングセル(非PUCCHセカンダリーセル)は、下りリンクコンポーネントキャリアのみを持ってもよい。非PUCCHサービングセル(非PUCCHセカンダリーセル)は、下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを持ってもよい。
端末装置1は、PUCCHサービングセルにおいてPUCCHでの送信を行う。端末装置1は、プライマリーセルにおいてPUCCHでの送信を行う。端末装置1は、PUCCHセカンダリーセルにおいてPUCCHでの送信を行う。端末装置1は、非PUCCHセカンダリーセルにおいてPUCCHでの送信を行わない。
尚、PUCCHセカンダリーセルを、プライマリーセルおよびセカンダリーセルでないサービングセルとして定義してもよい。
本実施形態の物理チャネルおよび物理信号について説明する。
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。上りリンク制御情報は、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、初期送信のためのPUSCH(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)リソースを要求するために用いられるスケジューリングリクエスト(Scheduling Request: SR)、下りリンクデータ(Transport block, Medium Access Control Protocol Data Unit: MAC PDU, Downlink-Shared Channel: DL-SCH, Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)に対するHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)を含む。HARQ−ACKは、ACK(acknowledgement)またはNACK(negative-acknowledgement)を示す。HARQ−ACKを、ACK/NACK、HARQフィードバック、HARQ応答、HARQ情報、または、HARQ制御情報とも称する。
スケジューリングリクエストは、正のスケジューリングリクエスト(positive scheduling request)、または、負のスケジューリングリクエスト(negative scheduling request)を含む。正のスケジューリングリクエストは、初期送信のためのUL−SCHリソースを要求することを示す。負のスケジューリングリクエストは、初期送信のためのUL−SCHリソースを要求しないことを示す。
PUCCHフォーマット1は、正のスケジューリングリクエストを送信するために用いられる。PUCCHフォーマット1aは、1ビットのHARQ−ACKを送信するために用いられる。PUCCHフォーマット1bは、2ビットのHARQ−ACKを送信するために用いられる。チャネル選択をともなうPUCCHフォーマット1bは、端末装置に1つより多いサービングセルを設定される場合に4ビットまでのHARQ−ACKを送信するために用いられる。PUCCHフォーマット3は、HARQ−ACKのみを送信するために用いられてもよい。PUCCHフォーマット3は、HARQ−ACKおよびスケジューリングリクエスト(正のスケジューリングリクエスト、または、負のスケジューリングリクエスト)を送信するために用いられてもよい。PUCCHフォーマット3は、HARQ−ACKおよびチャネル状態情報およびスケジューリングリクエスト(正のスケジューリングリクエスト、または、負のスケジューリングリクエスト)を送信するために用いられてもよい。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するために用いられる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共にHARQ−ACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられてもよい。また、PUSCHはチャネル状態情報のみ、または、HARQ−ACKおよびチャネル状態情報のみを送信するために用いられてもよい。
ここで、基地局装置3と端末装置1は、上位層(higher layer)において信号をやり取り(送受信)する。例えば、基地局装置3と端末装置1は、無線リソース制御(RRC: Radio Resource Control)層において、RRCシグナリング(RRC message: Radio Resource Control message、RRC information: Radio Resource Control informationとも称される)を送受信してもよい。また、基地局装置3と端末装置1は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において、MAC CEを送受信してもよい。ここで、RRCシグナリング、および/または、MAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
PUSCHは、RRCシグナリング、および、MAC CEを送信するために用いられる。ここで、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリングであっても良い。また、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置1に対して専用のシグナリング(dedicated signalingとも称する)であっても良い。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信される。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、およびPUSCH(UL−SCH)リソースの要求を示すために用いられる。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理信号が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。以下、PUSCHとDMRSを共に送信することを、単にPUSCHを送信すると称する。以下、PUCCHとDMRSを共に送信することを、単にPUCCHを送信すると称する。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)を示すHARQインディケータ(HARQフィードバック、応答情報)を送信するために用いられる。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットとも称する。下りリンク制御情報は、DCIフォーマット3、DCIフォーマット3A、下りリンクグラント(downlink grant)および上りリンクグラント(uplink grant)を含む。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)とも称する。
下りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPDSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクグラントは、該下りリンクグラントが送信されたサブフレームと同じサブフレーム内のPDSCHのスケジューリングに用いられる。
上りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、該上りリンクグラントが送信されたサブフレームより4つ以上後のサブフレーム内の単一のPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、PUSCHに対するTPCコマンドを含む。
下りリンクグラント、または、上りリンクグラントに付加されるCRCパリティビットは、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、または、SPS C−RNTI(Semi Persistent Scheduling Cell-Radio Network Temporary Identifier)でスクランブルされる。C−RNTIおよびSPS C−RNTIは、セル内において端末装置を識別するための識別子である。
C−RNTIは、単一のサブフレームにおけるPDSCHまたはPUSCHを制御するために用いられる。SPS C−RNTIは、PDSCHまたはPUSCHのリソースを周期的に割り当てるために用いられる。
PDSCHは、下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するために用いられる。
PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理信号が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・同期信号(Synchronization signal: SS)
・下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。TDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0、1、5、6に配置される。FDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0と5に配置される。
下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
本実施形態において、以下の5つのタイプの下りリンク参照信号が用いられる。
・CRS(Cell-specific Reference Signal)
・PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal)
・EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)
・NZP CSI−RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・ZP CSI−RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・MBSFN RS(Multimedia Broadcast and Multicast Service over Single Frequency Network Reference signal)
・PRS(Positioning Reference Signal)
下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号と称する。上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号と称する。下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルと称する。下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号と称する。
BCH、MCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理が行なわれる。
本実施形態において、プライマリーセルおよびセカンダリーセルにおいてランダムアクセス手順が実行されてもよい。ランダムアクセス手順は、コンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含む。セカンダリーセルにおいて、コンテンションベースランダムアクセス手順はサポートされない。PUCCHセカンダリーセルにおいて、コンテンションベースランダムアクセス手順はサポートされない。
プライマリーセルにおいてPRACHが送信されてもよい。端末装置1は、プライマリーセルにおけるランダムアクセス手順に関する情報(RRCメッセージ)を、基地局装置3から受信する。プライマリーセルにおけるランダムアクセス手順に関する情報は、プライマリーセルにおけるPRACHリソースのセットを示す情報を含む。
セカンダリーセルにおいてPRACHが送信されてもよい。端末装置1は、セカンダリーセルにおけるランダムアクセス手順に関する情報(RRCメッセージ)を、基地局装置3から受信する。セカンダリーセルにおけるランダムアクセス手順に関する情報は、セカンダリーセルにおけるPRACHリソースのセットを示す情報を含む。
本実施形態において、複数のサービングセルのグループをPUCCHセルグループと称する。あるサービングセルは、何れか1つのPUCCHセルグループに属する。
1つのPUCCHセルグループは、1つのPUCCHサービングセルを含む。1つのPUCCHセルグループは、1つのPUCCHサービングセルのみを含んでもよい。1つのPUCCHセルグループは、1つのPUCCHサービングセル、および、1つまたは複数の非PUCCHサービングセルを含んでもよい。
プライマリーセルを含むPUCCHセルグループを、プライマリーPUCCHセルグループと称する。プライマリーセルを含まないPUCCHセルグループを、セカンダリーPUCCHセルグループと称する。すなわち、セカンダリーPUCCHセルグループは、PUCCHセカンダリーセルを含む。
PUCCHセルグループを識別するためのインデックス(セルグループインデックス)が定義されてもよい。プライマリーPUCCHセルグループに対するインデックスは常に0である。セカンダリーPUCCHセルグループに対するインデックスはネットワーク装置(基地局装置3)によって設定されてもよい。
PUCCHサービングセルのPUCCHは、該PUCCHサービングセルが属するPUCCHセルグループに含まれるサービングセル(PUCCHサービングセル、非PUCCHサービングセル)に対する上りリンク制御情報(HARQ−ACK、および/または、CSI)を送信するために用いられる。
すなわち、PUCCHセルグループに含まれるサービングセル(PUCCHサービングセル、非PUCCHサービングセル)に対する上りリンク制御情報(HARQ−ACK、および/または、CSI)は、該PUCCHセルグループに含まれるPUCCHサービングセルにおけるPUCCHを用いて送信される。
例えば、プライマリーPUCCHセルグループに含まれるサービングセルに対する上りリンク制御情報(HARQ−ACK、および/または、CSI)は、該プライマリーPUCCHセルグループに含まれるPUCCHセカンダリーセルにおけるPUCCHを用いて送信されてもよい。
スケジューリングリクエストは、複数のPUCCHサービングセルのうち、1つのPUCCHサービングセルにおいて送信されてもよい。複数のPUCCHサービングセルのうちの一部、または、全部において、同時に複数のスケジューリングリクエストが送信されてもよい。スケジューリングリクエストは、プライマリーセルにおけるPUCCHを介して送信されてもよい。スケジューリングリクエストは、PUCCHセカンダリーセルにおけるPUCCHを介して送信されてもよい。
複数のPUCCHサービングセルのうちの一部、または、全部において、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが設定される。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースは、上位層によってPUCCHサービングセル毎に設定される。基地局装置3は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを示す情報(RRCメッセージ)を、端末装置1に送信する。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースにおいて、PUCCHフォーマット1が送信される。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが含まれる上りリンクサブフレームをスケジューリングリクエスト送信インスタンス(instance)と称する。スケジューリングリクエスト送信インスタンス(instances)は周期的な上りリンクサブフレームである。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースは、PUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信するためのPUCCHリソースである。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを、PUCCHフォーマット1リソースとも称する。尚、スケジューリングリクエストは、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソース(PUCCHフォーマット1リソース)以外のPUCCHリソース、および、PUCCHフォーマット1以外のPUCCHフォーマットを用いて送信されてもよい。
スケジューリングリクエスト送信インスタンスは、上位層によってPUCCHサービングセル毎に設定される。スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを示す情報(RRCメッセージ)は、スケジューリングリクエスト送信インスタンスを示す情報を含んでもよい。すなわち、スケジューリングリクエスト送信インスタンスを示す情報は、PUCCHサービングセル毎に定義される。スケジューリングリクエスト送信インスタンスを示す情報は、周期、および、オフセットを示す。サブフレームを、TTI(Transmission Time Interval)とも称する。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。また、タイプ1およびタイプ2の無線フレームのそれぞれは、10ms長であり、10のサブフレームによって定義される。サブフレームのそれぞれは、1ms長であり、2つの連続するスロットによって定義される。スロットのそれぞれは、0.5ms長である。無線フレーム内のi番目のサブフレームは、(2×i)番目のスロットと(2×i+1)番目のスロットとから構成される。
フレーム構造タイプ2に対して、以下の3つのタイプのサブフレームが定義される。
・下りリンクサブフレーム
・上りリンクサブフレーム
・スペシャルサブフレーム
下りリンクサブフレームは下りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。上りリンクサブフレームは上りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。スペシャルサブフレームは3つのフィールドから構成される。該3つのフィールドは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)、およびUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)である。DwPTS、GP、およびUpPTSの合計の長さは1msである。DwPTSは下りリンク送信のためにリザーブされるフィールドである。UpPTSは上りリンク送信のためにリザーブされるフィールドである。GPは下りリンク送信および上りリンク送信が行なわれないフィールドである。尚、スペシャルサブフレームは、DwPTSおよびGPのみによって構成されてもよいし、GPおよびUpPTSのみによって構成されてもよい。
フレーム構造タイプ2の無線フレームは、少なくとも下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、およびスペシャルサブフレームから構成される。フレーム構造タイプ2の無線フレームの構成は、UL−DL設定(uplink-downlink configuration)によって示される。端末装置1は、基地局装置3からUL−DL設定を示す情報を受信する。
FDDにおいて全てのサブフレームが、下りリンクサブフレームである。FDDにおいて全てのサブフレームが上りリンクサブフレームである。
図3は、本実施形態におけるPUCCHセルグループの一例を示す図である。
図3において、200から207が付された四角のそれぞれは集約されるサービングセルを示す。図3において、サービングセル200はプライマリーセルであり、サービングセル201から207はセカンダリーセルである。図3において、サービングセル200、204はPUCCHサービングセルであり、サービングセル201、202、203、205、206、207は非PUCCHサービングセルである。
図3において、PUCCHセルグループは、プライマリーPUCCHセルグループ210およびセカンダリーPUCCHセルグループ220を含む。プライマリーPUCCHセルグループ210は、サービングセル200から203を含む。プライマリーPUCCHセルグループ210に含まれるサービングセル200から203に対するHARQ−ACKは、サービングセル200におけるPUCCHを用いて送信されてもよい。プライマリーPUCCHセルグループ210に含まれるサービングセル200から203に対するHARQ−ACKは、サービングセル200から203の何れかにおけるPUSCHを用いて送信されてもよい。あるサブフレームにおいて、プライマリーPUCCHセルグループ210に含まれるサービングセル200から203に対するHARQ−ACKは、1つの物理チャネルで送信される。
セカンダリーPUCCHセルグループ220は、サービングセル204から207を含む。セカンダリーPUCCHセルグループ220に含まれるサービングセル204から207に対するHARQ−ACKは、サービングセル204におけるPUCCHを用いて送信されてもよい。セカンダリーPUCCHセルグループ220に含まれるサービングセル204から207に対するHARQ−ACKは、サービングセル204から207の何れかにおけるPUSCHを用いて送信されてもよい。あるサブフレームにおいて、セカンダリーPUCCHセルグループ210に含まれるサービングセル204から207に対するHARQ−ACKは、1つの物理チャネルで送信される。
あるサブフレームにおいて、プライマリーPUCCHセルグループ210に含まれるサービングセル200から203に対するHARQ−ACKの送信と、セカンダリーPUCCHセルグループ220に含まれるサービングセル204から207に対するHARQ−ACKの送信は同時に発生してもよい。
本実施形態において、「サブフレームにおいて、XおよびYが同時に発生すること」は、「Xが発生するサブフレームにおいてYが発生すること」と同義である。ここで、該サブフレームにおいて、該Xおよび該Yは、時間領域において同時に発生してもよいし、時間領域において同時に発生しなくてもよい。ここで、時間領域において、該Xおよび該Yは、一部、または、全部が重複してもよいし、重複しなくてもよい。
図3において、スケジューリングリクエストは、サービングセル200、204の何れか1つにおけるPUCCHを用いて送信されてもよい。
以下、スケジューリングリクエストに関する処理について説明する。
スケジューリングリクエストがトリガーされる場合には、該スケジューリングリクエストがキャンセルされるまで、該スケジューリングリクエストはペンディングであるとみなされる。スケジューリングリクエストがトリガーされ、ペンディングしている他のスケジューリングリクエストがない場合には、端末装置1はカウンターSR_COUNTERを0にセットする。
図4は、本実施形態における、サブフレーム(TTI)のそれぞれに対して実行されるスケジューリングリクエストに関する処理の一例を示す図である。図4の処理はMAC層において実行される。端末装置1は、少なくとも1つのスケジューリングリクエストがペンディングしている間、送信のために利用可能なUL−SCHがないサブフレームのそれぞれに対して図4における処理を実行する。MAC層は、送信のために利用可能なUL−SCHがあるサブフレームにおいてPUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルすることを、物理層に指示しない。尚、具体的な処理は、図4の処理に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲でステップの入れ替え/追加/除去等によって変更された処理も含まれる。また、図4の処理は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
ステップ400において、端末装置1は条件400に含まれる条件を満たすか否かを判断する。ステップ400において条件400に含まれる条件を満たす場合、端末装置1はステップ402に進む。ステップ400において条件400に含まれる条件を満たさない場合、端末装置1は、ステップ404に進む。条件400は、端末装置1が、何れのサービングセルにおける何れのサブフレームにおいても設定されたスケジューリングリクエストのための有効なPUCCHリソースを持っていないという条件を少なくとも含む。すなわち、条件400は、何れのサービングセルにおいてもPUCCHリソースが設定されていないという条件を少なくとも含む。ここで、有効なPUCCHリソースは、非活性化されたセカンダリーセルにおけるPUCCHリソースを含まない。
ステップ402において、端末装置1は処理402を実行し、ステップ404に進む。処理402は、プライマリーセルにおけるランダムアクセスプロシージャを開始(initiate)するという処理、および、全てのペンディングしているスケジューリングリクエストをキャンセルするという処理を少なくとも含む。
ステップ404において、端末装置1は条件404に含まれる条件を満たすか否かを判断する。ステップ404において条件404に含まれる条件を満たす場合、端末装置1はステップ406に進む。ステップ404において条件404に含まれる条件を満たさない場合、端末装置1はこのTTIに対する処理を終了する。条件404は、このサブフレームにおいて何れかのサービングセルにおいて設定されたスケジューリングリクエストのための有効なPUCCHリソースを持っているという条件、このサブフレームが測定ギャップ(measurement gap)の一部ではないという条件、および、タイマーsr-ProhibitTimerがランニングしていないという条件を少なくとも含む。すなわち、条件404は、該このサブフレームにおいて、スケジューリングリクエストのための有効なPUCCHリソースが何れかのサービングセルにおいて設定されており、該サービングセルが活性化されているという条件を少なくとも含む。
ステップ406において、端末装置1は条件406に含まれる条件を満たすか否かを判断する。ステップ406において条件406に含まれる何れの条件も満たさない場合、端末装置1はこのTTIに対する処理を終了する。条件406は、条件4062、および、条件4604を含む。
ステップ406において条件4062に含まれる条件を満たす場合、端末装置1はステップ408に進む。条件4062は、カウンターSR_COUNTERの値が所定の値dsr-TransMaxよりも小さいという条件を少なくとも含む。
ステップ408において、端末装置1は処理408を実行する。処理408は、カウンターSR_COUNTERの値を1つインクリメントする処理、PUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナル(signal)するよう物理層に通知/指示をする処理、および、タイマーsr-ProhibitTimerをスタートする処理を少なくとも含む。
所定の値dsr-TransMaxは、基地局装置3によって制御されてもよい。基地局装置3は、所定の値dsr-TransMaxを示す情報を、端末装置1に送信してもよい。所定の値dsr-TransMaxのデフォルト値は、予め定義されてもよい。
ステップ406において条件4064に含まれる条件を満たす場合、端末装置1はステップ410に進む。条件4064は、カウンターSR_COUNTERの値が所定の値dsr-TransMaxと同じ、または、所定の値dsr-TransMaxより大きいという条件を少なくとも含む。
ステップ410において、端末装置1は処理410を実行する。処理410は、全てのサービングセルに対するPUCCH/SRSをリリースするようRRCに通知/指示する処理、設定された下りリンクアサインメントおよび設定された上りリンクアサインメントをクリア(clear)する処理、プライマリーセルにおいてランダムアクセス手順を開始する処理、および、全てのペンディングしているスケジューリングリクエストをキャンセルする処理を少なくとも含む。ここで、全てのサービングセルに対するPUCCHは、CSIに対するPUCCH、HARQ−ACKに対するPUCCH、および/または、スケジューリングリクエストに対するPUCCHを含んでもよい。ここで、上りリンクアサインメントは、準静的に設定されている。
RRC層は、MAC層からの通知/指示に基づいて、全て、または、一部のサービングセルに対するPUCCH/SRSをリリースする。すなわち、RRCは、MAC層からの指示に基づいて、全て、または、一部のサービングセルに対するPUCCH/SRSのリソースをリリースする。本実施形態において、RRC層、および、MAC層を、上位層とも称する。
物理層は、MAC層からの通知/指示に基づいて、PUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルする。物理層は、MAC層からの指示に基づいて、PUCCHを用いてスケジューリングリクエストを送信する。本実施形態に置いて、「MAC層からの指示に基づいて、PUCCHを用いてスケジューリングリクエストを送信すること」は、「スケジューリングリクエストが発生すること」と同義である。
MAC層からPUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルすることを指示されるスケジューリングリクエスト送信インスタンスにおける複数のPUCCHサービングセルにおいて、スケジューリングリクエストのための複数のPUCCHリソースが設定されている場合、物理層、および/または、MAC層は、該スケジューリングリクエスト送信インスタンスにおける該複数のPUCCHリソースの中からPUCCHリソースを選択する。物理層は、該スケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいて、該選択されたPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信してもよい。物理層は、該スケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいて、該選択されたPUCCHリソースを除く該複数のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない。物理層は、該スケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいて、該選択されたPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信せずに、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット3を用いてスケジューリングリクエストを送信してもよい。
あるサブフレームにおいて正のスケジューリングリクエストのみが送信される場合、端末装置1は、該あるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いて正のスケジューリングリクエストを送信する。
PUCCHフォーマット1a/1b(PUCCHフォーマット1a、または、PUCCHフォーマット1b)の送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが負のスケジューリングリクエストであるならば、端末装置1は、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信する。
PUCCHフォーマット1a/1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが正のスケジューリングリクエストであり、且つ、HARQ−ACKの送信とスケジューリングリクエストの送信が異なるサービングセルにおいて発生するならば、端末装置1は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いて正のスケジューリングリクエストを送信し、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信してもよい。
PUCCHフォーマット1a/1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが正のスケジューリングリクエストであり、且つ、HARQ−ACKの送信とスケジューリングリクエストの送信の両方が同じサービングセルにおいて発生するならば、端末装置1は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信してもよい。
チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが負のスケジューリングリクエストであるならば、端末装置1は、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信する。
チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが正のスケジューリングリクエストであり、且つ、HARQ−ACKの送信とスケジューリングリクエストの送信が異なるサービングセルにおいて発生するならば、端末装置1は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いて正のスケジューリングリクエストを送信し、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信してもよい。
チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが正のスケジューリングリクエストであり、且つ、HARQ−ACKの送信とスケジューリングリクエストの送信の両方が同じサービングセルにおいて発生するならば、端末装置1は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを用いてサービングセル毎に1ビットのHARQ−ACK(1ビットの情報ビットを用いて示されるHARQ−ACK、1-bit HARQ-ACK)を送信してもよい。すなわち、例えば、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを用いて2ビット(b(0) , b(1))の情報ビットが送信される場合に、2ビット(b(0) , b(1))の情報ビットのそれぞれが、1つのサービングセルに対応する。
ここで、1つのトランスポートブロック、または、1つの下りリンクSPS(Semi Persistent Scheduling)リリースを指示するPDCCH/EPDCCHのみが、サービングセルにおいて検出される場合、該サービングセルに対する1ビットのHARQ−ACKは、該1つのトランスポートブロック、または、該1つの下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHに対応するHARQ−ACKのビットである。ここで、2つのトランスポートブロックが、サービングセルにおいて受信された場合、該サービングセルに対する1ビットのHARQ−ACKは、該2つのトランスポートブロックに対応する2つのHARQ−ACKビットを空間的にバンドリングすることによって生成される。バンドリングは、論理和演算によって実行される。ここで、HARQ−ACK応答が提供されるPDSCH送信および下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHの何れも、該サービングセルに対して検出されない場合、該サービングセルに対するHARQ−ACKのビットはNACKにセットされる。
端末装置1に対して2つのPUCCHセルグループが設定されており、2つのPUCCHセルグループのそれぞれに対してチャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bが設定されており、チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bの送信が行われるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストが正のスケジューリングリクエストであるならば、端末装置1は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを用いてPUCCHセルグループ毎に1ビットのHARQ−ACKを送信してもよい。すなわち、例えば、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースを用いて2ビット(b(0) , b(1))の情報ビットが送信される場合に、2ビット(b(0) , b(1))の情報ビットのそれぞれが、1つのPUCCHセルグループに対応する。
MAC層からPUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルするよう指示されたスケジューリングリクエスト送信インスタンスであって、PUSCHを伴わないスケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいて、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが設定されたPUCCHサービングセルにおけるPUCCHフォーマット3を用いたHARQ−ACKの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが設定されたPUCCHサービングセルにおける、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット3を用いてHARQ−ACKとスケジューリングリクエストとが、ともに送信されてもよい。ここで、該スケジューリングリクエストは、該スケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいてPUCCHフォーマット3を用いて送信される該HARQ−ACKと多重される。
MAC層からPUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルするよう指示されたスケジューリングリクエスト送信インスタンスであって、PUSCHを伴わないスケジューリングリクエスト送信インスタンスにおいて、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが設定されたPUCCHサービングセル以外のPUCCHサービングセルにおけるPUCCHフォーマット3を用いたHARQ−ACKの送信が発生する場合、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースが設定されたPUCCHサービングセル以外のPUCCHサービングセルにおける、HARQ−ACKのためのPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット3を用いてHARQ−ACKとスケジューリングリクエストとが、ともに送信されてもよい。
図5は、本実施形態におけるサブフレームにおいてスケジューリングリクエストの送信と上りリンク制御情報の送信が同時に発生する複数のケースを示す図である。図5はケース1からケース32を示す。ケース1からケース32のそれぞれは異なるサブフレームに対応してもよいし、同じサブフレームに対応してもよい。MAC層は、ケース1からケース32のそれぞれに対して、PUCCHを用いてスケジューリングリクエストをシグナルするよう物理層に指示する。
ケース1からケース32において、端末装置1は上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されてない。上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)はPUCCHとPUSCHの同時送信が設定されているかどうかを示す。上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)はPUCCHサービングセル毎に定義/設定される。基地局装置3は、PUCCHサービングセルに対して、上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)フィールドを設定する。端末装置1は、あるサブフレームにおいて、PUCCHとPUSCHの同時送信(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていないPUCCHサービングセルのPUCCH、および、サービングセルのPUSCHを同時に送信しない。
端末装置1は、あるサブフレームにおいて、PUCCHとPUSCHの同時送信(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されているPUCCHサービングセルのPUCCH、および、サービングセルのPUSCHを同時に送信してもよい。
図5のケース1からケース32のそれぞれにおいて、トランスポートブロックを含むPUSCHの送信は発生しない。図5において、第1のサービングセル、および、第2のサービングセルの一方がプライマリーセルであり、且つ、第1のサービングセル、および、第2のサービングセルの他方がセカンダリーセルである。ここで、セカンダリーセルはプライマリーセカンダリーセルではない。
図5の符号501は、第1のサービングセルに設定される、スケジューリングリクエストのための第1のPUCCHリソース(第1のPUCCHフォーマット1リソース)を示す。ケース1からケース32のそれぞれにおいて、スケジューリングリクエストのための第1のPUCCHリソースが、第1のサービングセルに設定されている。
図5の符号502は、第1のサービングセルにおける、トランスポートブロック(UL−SCH)を含まない第1のPUSCHの送信を示す。第1のサービングセルにおける、偶数番目のケースのそれぞれにおいて、トランスポートブロックを含まない第1のPUSCHの送信が発生する。ここで、トランスポートブロック(UL−SCH)を含まないPUSCHの送信は、HARQ−ACKおよび/またはチャネル状態情報のみを含むPUSCHの送信である。
図5の符号503は、第1のサービングセルにおける、所定のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信を示す。第1のサービングセルにおける、4で割った余りが{0,3}となるケースのそれぞれにおいて、所定のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信が発生する。ここで、所定のPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット3、および/または、PUCCHフォーマット3以外のPUCCHフォーマットを含んでもよい。
第1のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信が発生しないケースにおいて、第1のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマット以外のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信が発生してもよい。ここで、「第1のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信が発生しないケース」は「4で割った余りが{1,2}となるケース」である。ここで、「所定のPUCCHフォーマット以外のPUCCHフォーマットを用いたHARQ−ACKの送信」は、「PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、または、チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bを用いたHARQ−ACKの送信」を含む。
図5の符号511は、第2のサービングセルに設定される、スケジューリングリクエストのための第2のPUCCHリソース(第2のPUCCHフォーマット1リソース)を示す。8で割った余りが{0,5,6,7}となるケースのそれぞれにおいて、スケジューリングリクエストのための第2のPUCCHリソースが、第2のサービングセルに設定されている。物理層および/またはMAC層は、8で割った余りが{0,5,6,7}となるケースのそれぞれに対して、第1のサービングセルにおいて設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルにおいて設定される第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択する。
端末装置1は、上りリンクの送信のための推定送信電力の値に基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。端末装置1は、上りリンクの送信のための推定送信電力の値が最大送信電力の値に達しているかどうかに基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。
端末装置1は、あるサブフレームに対して、第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースがトランスポートブロックを含まないPUSCHの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうかに基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。
端末装置1は、あるサブフレームに対して、第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースが所定のPUCCHフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうかに基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。
端末装置1は、あるサブフレームに対して、(i)上りリンクの送信のための推定送信電力の値が最大送信電力の値に達しているかどうか、(ii)第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースがトランスポートブロックを含まないPUSCHの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうか、および/または、(iii)第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースが所定のPUCCHフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうかに基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。
図5の符号512は、第2のサービングセルにおける、トランスポートブロック(UL−SCH)を含まない第2のPUSCHの送信を示す。第2のサービングセルにおける、ケース9からケース16、および、ケース25からケース32のそれぞれにおいて、トランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信が発生する。
図5の符号513は、第2のサービングセルにおける、所定のPUCCHフォーマットを用いた第2のHARQ−ACKの送信を示す。第2のサービングセルにおける、ケース17からケース32のそれぞれにおいて、所定のPUCCHフォーマットを用いた第2のHARQ−ACKの送信が発生する。
第2のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマットを用いた第2のHARQ−ACKの送信が発生しないケースにおいて、第2のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマット以外のPUCCHフォーマットを用いたHARQ−ACKの送信が発生してもよい。ここで、「第2のサービングセルにおける所定のPUCCHフォーマットを用いた第2のHARQ−ACKの送信が発生しないケース」は「ケース1からケース16」である。ここで、「所定のPUCCHフォーマット以外のPUCCHフォーマットを用いたHARQ−ACKの送信」は、「PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、または、チャネルセレクションをともなうPUCCHフォーマット1bを用いたHARQ−ACKの送信」を含む。
例えば、図5のケース11において、(i)第1のサービングセルにスケジューリングリクエストのための第1のPUCCHリソースが設定されている、(ii) 第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHの送信が発生しない、(iii)第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いた第1のHARQ−ACKの送信が発生する、(iv)第2のサービングセルにスケジューリングリクエストのための第2のPUCCHリソースが設定されていない、(v) 第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信が発生する、且つ、(vi)第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いた第2のHARQ−ACKの送信が発生しない。
以下、図5のケース1からケース32のそれぞれに対して、端末装置1が、スケジューリングリクエスト、HARQ−ACK、および/または、チャネル状態情報をどのように送信するかを説明する。
(ケース1)ケース1が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する。
(ケース2)ケース2が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信し、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない。
(ケース3)ケース3が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、スケジューリングリクエストは、前記第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて送信される第1のHARQ−ACKと多重される。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース4)ケース4が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース5)端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、一方を選択する。ケース5が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、選択されたPUCCHリソース、および、PUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する。
(ケース6)端末装置1が、第1のサービングセルに設定されるPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定されるPUCCHリソースから一方を選択する場合に、トランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信が発生しない第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースは高い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第2のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース6)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース6が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない。
(ケース6)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース6が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する。
(ケース7)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、所定のPUCCHフォーマットを用いる第2のHARQ−ACKの送信が発生しない第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースは低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第1のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース7)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース7が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース7)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース7が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する。ここで、スケジューリングリクエストは、前記第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて送信される第1のHARQ−ACKと多重されない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、負のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。
(ケース7)ケース7が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから何れが選択されたかに関わらず、第1のサービングセルにおける第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい、且つ、第2のサービングセルにおける第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース8)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、トランスポートブロックを含まない第1のPUSCHの送信が発生し、且つ、所定のPUCCHフォーマットを用いる第1のHARQ−ACKの送信が発生する第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースは低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第2のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース8)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、上りリンクの送信のための推定送信電力の値が最大送信電力の値に達していることに基づいて、端末装置1は第1のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース8)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、上りリンクの送信のための推定送信電力の値が最大送信電力の値に達していないことに基づいて、端末装置1は第2のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース8)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース8が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース8)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース8が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いてスケジューリングリクエストおよびHARQ−ACKを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。
(ケース8)ケース8が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから何れが選択されたかに関わらず、選択されたPUCCHリソース、および、PUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよく、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しなくてもよく、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース9)ケース9が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。
(ケース10)ケース10が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。
(ケース11)ケース11が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース12)ケース12が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース13)ケース13の説明は省略する。ケース6の第1のサービングセルとケース6の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース6はケース13と同じになる。
(ケース14)端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する。
(ケース14)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース14が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。
(ケース14)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース14が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しない。
(ケース15)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、トランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信が発生する第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースは、所定のPUCCHフォーマットを用いる第1のHARQ−ACKの送信が発生する第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースよりも低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第1のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース15)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース15が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース15)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース15が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、負のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。
(ケース15)ケース15が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから何れが選択されたかに関わらず、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信してもよい。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース16)端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する。
(ケース16)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース16が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース16)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース16が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。
(ケース17)ケース17が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定されるPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いてスケジューリングリクエストをともなわない第2のHARQ−ACKを送信する。
(ケース17)ケース17が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定されるPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース18)ケース18が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定されるPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いてスケジューリングリクエストをともなわない第2のHARQ−ACKを送信する。
(ケース18)ケース18が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定されるPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信してもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース19)ケース19が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いてスケジューリングリクエストをともなわない第2のHARQ−ACKを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース19)ケース19が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。これにより、正のスケジューリングリクエストをよりロバストに送信することができる。
(ケース20)ケース20が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いてスケジューリングリクエストをともなわない第2のHARQ−ACKを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース20)ケース20が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。これにより、正のスケジューリングリクエストをよりロバストに送信することができる。
(ケース20)ケース20が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信してもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。
(ケース21)ケース21の説明は省略する。ケース7の第1のサービングセルとケース7の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース7はケース21と同じになる。
(ケース22)ケース22の説明は省略する。ケース15の第1のサービングセルとケース15の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース15はケース22と同じになる。
(ケース23)端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する。
(ケース23)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース23が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、負のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。
(ケース23)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース23が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、負のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。
(ケース23)ケース23が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから何れが選択されたかに関わらず、第1のサービングセルにおける第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよび正のスケジューリングリクエストを送信してもよい、且つ、第2のサービングセルにおける第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよび正のスケジューリングリクエストを送信してもよい。
(ケース24)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、トランスポートブロックを含まない第1のPUSCHの送信が発生し、且つ、所定のPUCCHフォーマットを用いる第1のHARQ−ACKの送信が発生する第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースは、トランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信が発生しない、且つ、所定のPUCCHフォーマットを用いる第2のHARQ−ACKの送信が発生する第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースよりも低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第2のPUCCHリソースを選択してもよい。
(ケース24)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース24が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、負のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応してもよい。
(ケース24)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース24が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース24)ケース24が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから何れが選択されたかに関わらず、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信してもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース25)ケース25が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第2のHARQ−ACKは、第2のPUSCHに含まれる。
(ケース25)ケース25が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース26)ケース26が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第2のHARQ−ACKは、第2のPUSCHに含まれる。
(ケース26)ケース26が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信してもよい、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース27)ケース27が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKは、第2のPUSCHに含まれる。
(ケース28)ケース28が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKは、第2のPUSCHに含まれる。
(ケース28)ケース28が対応するサブフレームにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信してもよい、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しなくてもよい、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信してもよい。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(ケース29)ケース29の説明は省略する。ケース8の第1のサービングセルとケース8の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース8はケース29と同じになる。
(ケース30)ケース30の説明は省略する。ケース16の第1のサービングセルとケース16の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース16はケース30と同じになる。
(ケース31)ケース31の説明は省略する。ケース24の第1のサービングセルとケース24の第2のサービングセルを入れ替えると、ケース24はケース31と同じになる。
(ケース32)端末装置1は、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する。
(ケース32)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース32が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない。ここで、第1のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第2のHARQ−ACKは、第2のPUSCHに含まれる。
(ケース32)端末装置1が、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース32が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第1のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいて所定のPUCCHフォーマットを用いて第2のHARQ−ACKおよびスケジューリングリクエストを送信する。ここで、第2のHARQ−ACKと多重されるスケジューリングリクエストの値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。ここで、第1のHARQ−ACKは、第1のPUSCHに含まれる。
第1のサービングセルおよび第2のサービングセルの一方に対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定され、且つ、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルの他方に対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていない場合、図5のケース1からケース32のうち、8で割った余りが{0,5,6,7}となるケースの一部に対応するサブフレームのそれぞれにおいて、端末装置1は、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルの一方におけるPUCCHフォーマット1リソースを選択してもよい。
例えば、ケース14、16、30、32において、第1のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されている、且つ、第2のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていない、且つ、端末装置1が第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、第2のPUCCHリソースは、第1のPUCCHリソースよりも低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第1のPUCCHリソースを選択してもよい。
例えば、ケース14、16、30、32において、第1のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていない、且つ、第2のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されている、且つ、端末装置1が第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから一方を選択する場合に、第1のPUCCHリソースは、第2のPUCCHリソースよりも低い優先度を持ってもよい、且つ、端末装置1は第2のPUCCHリソースを選択してもよい。
端末装置1は、あるサブフレームに対して、(i)上りリンクの送信のための推定送信電力の値が最大送信電力の値に達しているかどうか、(ii)第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースがトランスポートブロックを含まないPUSCHの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうか、(iii)第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースが所定のPUCCHフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生するサービングセルに含まれているかどうか、(iv)第1のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されているかどうか、および/または、(v)第2のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されているかどうかに基づいて、第1のPUCCHリソース、および、第2のPUCCHリソースのうちの何れか一方を選択してもよい。
例えば、ケース14に対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていない、且つ、第2のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されている、且つ、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース14が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信する。
例えば、ケース14に対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されていない、且つ、第2のサービングセルに対する上位層パラメータ(simultaneousPUCCH-PUSCH)が設定されている、且つ、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソース、および、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースから、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースを選択する場合、端末装置1は、ケース14が対応するサブフレームにおいて、第1のサービングセルに設定される第1のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信しない、且つ、第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHを送信する、且つ、第2のサービングセルに設定される第2のPUCCHリソースおよびPUCCHフォーマット1を用いてスケジューリングリクエストを送信する、且つ、第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHを送信しない。
図5において、第1のサービングセルにおけるトランスポートブロック(UL−SCH)を含まない第1のPUSCHの送信を、第1のサービングセルが属するPUCCHセルグループに含まれる何れかのサービングセルにおけるトランスポートブロックを含まない第1のPUSCHの送信に置き換えてもよい。図5において、第2のサービングセルにおけるトランスポートブロック(UL−SCH)を含まない第2のPUSCHの送信を、第2のサービングセルが属するPUCCHセルグループに含まれる何れかのサービングセルにおけるトランスポートブロックを含まない第2のPUSCHの送信に置き換えてもよい。
図5において、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルの一方がプライマリーセルであり、且つ、第1のサービングセルおよび第2のサービングセルの他方がプライマリーセカンダリーセルであってもよい。
端末装置1は、第1のサービングセル、および、第2のサービングセルの何れかがプライマリーセカンダリーセルであるかどうかに基づいて、処理を切り替えてもよい。
デュアルコネクティビティーは、端末装置1が、マスター基地局装置3(マスターeNB)およびセカンダリー基地局装置3(セカンダリーeNB)と同時に通信を行う技術である。プライマリーセルは、マスター基地局装置3に対応する。プライマリーセカンダリーセルは、セカンダリー基地局装置3に対応する。プライマリーセカンダリーセルは、PUCCHの送信、および、コンテンションベースランダムアクセス手順をサポートするセルである。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図6は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、無線送受信部10、および、上位層処理部14を含んで構成される。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF(Radio Frequency)部12、および、ベースバンド部13を含んで構成される。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、無線リソース制御層処理部16、および、選択部17を含んで構成される。無線送受信部10を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部14は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10に出力する。上位層処理部14は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部15は、無線リソース制御層処理部16によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストの伝送の制御を行う。
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。
上位層処理部14が備える選択部17は、スケジューリングリクエストのためのPUCCHフォーマット1リソースを選択する。選択部17は、あるサブフレームにおいて設定される複数のPUCCHフォーマット1リソースの中から1つまたは複数のPUCCHフォーマット1リソースを選択する。選択部17、選択部17が持つ機能は、無線送受信部10、または、媒体アクセス制御層処理部15に含まれてもよい。
無線送受信部10は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部10は、基地局装置3から受信した信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10は、データを変調、符号化することによって送信信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号を、アナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部13は、データを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は、電力を増幅する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
図7は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部34は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部35は、無線リソース制御層処理部36によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストに関する処理を行う。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、物理下りリンク共用チャネルに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部10と同様であるため説明を省略する。
以下、本実施形態における、端末装置の種々の態様について説明する。
(1)本実施形態の第1の態様において、端末装置1は、第1のサービングセルにおける第1のサブフレームにおける第1の物理上りリンク制御チャネルリソース、および、第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける第2の物理上りリンク制御チャネルリソースから、スケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースを選択する選択部17と、前記第1のサブフレームにおいて、前記選択された物理上りリンク制御チャネルリソース、および、物理上りリンク制御チャネルフォーマット1を用いて、前記スケジューリングリクエストを送信する送信部10と、前記第1のサブフレームにおいて前記スケジューリングリクエストを送信することを、前記送信部に指示する媒体アクセス制御層処理部15と、備える。ここで、前記第1のサブフレームにおける前記第1のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第1の物理上りリンク共用チャネルが送信され、且つ、前記第1のサブフレームにおける前記第2のサービングセルにおいてトランスポートブロックを含まない第2の物理上りリンク共用チャネルが送信されない場合、前記第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記第2の物理上りリンク制御チャネルリソースが、前記スケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして選択される。
(2)本実施形態の第1の態様において、前記第1のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおいて前記トランスポートブロックを含まない前記第1の物理上りリンク共用チャネルが送信され、且つ、前記第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおいて前記トランスポートブロックを含まない前記第2の物理上りリンク共用チャネルが送信される場合、前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソース、および、前記第2の物理上りリンク制御チャネルリソースのうちの一方が、前記スケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして選択され、且つ、前記第1のサブフレームにおいて、前記スケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースを含むサービングセルにおける前記トランスポートブロックを含まない物理上りリンク共用チャネルの送信はドロップされる。
(3)本実施形態の第2の態様において、端末装置1は、第1のサブフレームにおける第1のサービングセルにおける第1の物理上りリンク制御チャネルリソース、および、前記第1のサブフレームにおける第2のサービングセルにおける第2の物理上りリンク制御チャネルリソースから、スケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースを選択する選択部17と、前記第1のサービングセルにおける所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第1のHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement)の送信と前記第2のサービングセルにおける所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第2のHARQ−ACKの送信が、前記第1のサブフレームにおいて発生しない場合、前記選択された物理上りリンク制御チャネルリソース、および、物理上りリンク制御チャネルフォーマット1を用いて、前記スケジューリングリクエストを送信する送信部10と、前記第1のサブフレームにおいて前記スケジューリングリクエストを送信することを、前記送信部に指示する媒体アクセス制御層処理部15と、備える。ここで、前記第1のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第1のHARQ−ACKの送信、および、前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第2のHARQ−ACKの送信が、前記第1のサブフレームにおいて発生する場合、前記スケジューリングリクエストは、前記第1のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記第1のHARQ−ACK、および、前記第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記第2のHARQ−ACKのそれぞれと多重される。
(4)本実施形態の第2の態様において、前記第1のHARQ−ACKと多重される前記スケジューリングリクエスト、および、前記第2のHARQ−ACKと多重される前記スケジューリングリクエストは、同じ値にセットされる。ここで、該同じ値は、正のスケジューリングリクエストに対応する。
(5)本実施形態の第2の態様において、前記第1のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第1のHARQ−ACKの送信、および、前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる第2のHARQ−ACKの送信が、前記第1のサブフレームにおいて発生する場合、前記第1のサブフレームにおける前記選択された物理上りリンク制御チャネルリソース、および、前記物理上りリンク制御チャネルフォーマット1を用いる前記スケジューリングリクエストの送信はドロップされる。
(6)本実施形態の第2の態様において、前記選択部17が、前記第1のサブフレームにおける前記第1のサブフレームにおけるスケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして、前記第1のサービングセルにおける前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソースを選択し、且つ、前記第1のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる前記第1のHARQ−ACKの送信が、前記第1のサブフレームにおいて発生しない、且つ、前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いる前記第2のHARQ−ACKの送信が発生する場合、前記スケジューリングリクエストは前記第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記第2のHARQ−ACKと多重され、且つ、前記第1のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記選択された第1の物理上りリンク制御チャネルリソース、および、前記物理上りリンク制御チャネルフォーマット1を用いる前記スケジューリングリクエストの送信はドロップされる。
(7)本実施形態の第2の態様において、前記第1のサービングセル、および、前記第2のサービングセルの一方はプライマリーセルであり、前記第1のサービングセル、および、前記第2のサービングセルの他方はプライマリーセカンダリーセルではないセカンダリーセルである。
(8)本実施形態の第3の態様において、端末装置1は、第1のサービングセルにおける第1の物理上りリンク制御チャネルリソースを示す情報、および、第2のサービングセルにおける第2の物理上りリンク制御チャネルリソースを示す情報を受信する受信部10と、第1のサブフレームにおいて所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いるHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement)の送信が発生しない場合、前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソースと前記第2の物理上りリンク制御チャネルリソースのうち、一方または両方の物理上りリンク制御チャネルリソースで、前記スケジューリングリクエストを送信する送信部10と、前記第1のサブフレームにおいて前記スケジューリングリクエストを送信することを、前記送信部に指示する媒体アクセス制御層処理部15と、備える。ここで、前記第1のサービングセルはプライマリーセルである。ここで、前記第1のサブフレームにおけるスケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして、前記第1のサービングセルにおける前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソースが選択され、且つ、前記第1のサブフレームにおいて前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生する場合、前記スケジューリングリクエストが、前記第1のサブフレームにおける前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記HARQ−ACKと多重されるかどうかは、前記第2のサービングセルがプライマリーセカンダリーセルであるかどうかに基づく。
(9)本実施形態の第3の態様において、前記第1のサブフレームにおけるスケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして、前記第1のサービングセルにおける前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソースが選択され、且つ、前記第1のサブフレームにおいて前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生し、且つ、前記第2のサービングセルがプライマリーセカンダリーセルである場合、前記スケジューリングリクエストは、前記第1のサブフレームにおける前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記HARQ−ACKと多重されず、且つ、前記第1のサービングセルにおける前記第2のサブフレームにおいて送信される。ここで、前記第1のサブフレームにおけるスケジューリングリクエストの送信のために用いられる物理上りリンク制御チャネルリソースとして、前記第1のサービングセルにおける前記第1の物理上りリンク制御チャネルリソースが選択され、且つ、前記第1のサブフレームにおいて前記第2のサービングセルにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いるHARQ−ACKの送信が発生し、且つ、前記第2のサービングセルがプライマリーセカンダリーセルでない場合、前記スケジューリングリクエストは、前記第2のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記所定の物理上りリンク制御チャネルフォーマットを用いて送信される前記HARQ−ACKと多重され、且つ、前記第1のサービングセルにおける前記第1のサブフレームにおける前記選択された第1の物理上りリンク制御チャネルリソース、および、前記物理上りリンク制御チャネルフォーマット1を用いて送信されない。
これにより、端末装置1は、複数のセルを用いて効率的に基地局装置3と通信することができる。
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、自動車、自転車、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。