JP6772790B2 - 時計部品の製造方法、及び時計の製造方法 - Google Patents
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Description
また、回転部材の貫通孔の内壁面に金属膜を形成するなどの補強措置をしない場合には、回転部材の貫通孔(保持部)に軸部材を挿入するときに加わる応力によって、回転部材が貫通孔周辺から破損してしまう虞があるが、特許文献1には、軸部材を挿入する際に回転部材に加わる応力を緩和する措置等について、何ら言及されていない。
したがって、回転部材の保持部の破損等を抑えながら、適切な保持力で軸部材が回転部材に保持された機械部品を提供することができる。
したがって、回転部材の保持部分の破損等を抑えながら、適切な保持力で軸部材が回転部材に保持された機械部品を提供することができる。
また、シリコンを含む材料からなる回転部材の保持部に軸部材を挿通させた回転部材の表面にシリコン酸化膜を形成されることにより、保持部の貫通孔の内壁(張出部の軸部材と接触する側の面)に形成されるシリコン酸化膜により、回転部材の保持部と軸部材との隙間の一部が埋まることによって、回転部材に軸部材が強固に固定された機械部品を提供することができる。
また、酸化処理により形成されるシリコン酸化膜は、保持部の貫通孔内(張出部の軸部材と接触する側の面)において、軸部材との隙間の大小に拘わらず略均一な厚みで形成されるので、保持部の中心と軸部材の軸の中心とを合致させた状態で回転部材に軸部材を固定することができる。
したがって、信頼性及び耐久性に優れた精度の高い時計を提供することができる。
本適用例によれば、保持部の軸部材を挿通させる貫通孔内に張り出すように形成される複数の張出部により軸部材を保持したときに、保持部に加わる応力が、隣り合う張出部の間からリム部の間に延在する弾性部の弾性によって緩和され、張出部が破損するなどのダメージを抑えることができるとともに、弾性部の弾性により保持部の張出部によって軸部材を保持する保持力が得られる回転部材を形成することができる。
したがって、回転部材の保持部の破損等を抑えながら、適切な保持力で軸部材が回転部材に保持された機械部品を製造することができる。
したがって、回転部材の保持部分の破損等を抑えながら、適切な保持力で軸部材が回転部材に保持された機械部品を提供することができる。
また、酸化処理により形成されるシリコン酸化膜は、保持部の貫通孔内(張出部の軸部材と接触する側の面)において、軸部材との隙間の大小に拘わらず略均一な厚みで形成されるので、保持部の中心と軸部材の軸の中心とを合致させた状態で回転部材に軸部材を固定することができる。
また、シリコンを含む基材からなる回転部材の表面に形成されるシリコン酸化膜により、回転部材に軸部材が固定されてなる機械部品の機械的強度を向上させることができる。
したがって、信頼性及び耐久性に優れた精度の高い時計を製造することができる。
[機械式時計]
はじめに、機械式時計1について説明する。図1は、本実施形態に係る時計としての機械式時計のムーブメント表側の平面図である。
図1に示すように、本実施形態の機械式時計1は、ムーブメント10と、このムーブメント10を収納する図示しないケーシングと、により構成されている。
地板11には、巻真案内穴11aが形成されており、ここに巻真12が回転自在に組み込まれている。この巻真12は、おしどり13、かんぬき14、かんぬきばね15及び裏押さえ16を有する切換装置により、軸方向の位置が決められている。また、巻真12の案内軸部には、きち車17が回転自在に設けられている。
脱進機構30は、上述した表輪列の回転を制御する機構であって、四番車27と噛み合うがんぎ車(機械部品)35と、このがんぎ車35を脱進させて規則正しく回転させるアンクル(機械部品)36と、を備えている。
調速機構31は、上述した脱進機構30を調速する機構であって、てんぷ(機械部品)40を具備している。
次に、上述したムーブメント10の脱進機構30について、より詳細に説明する。図2は脱進機構30の平面図であり、図3は脱進機構30の斜視図、図4は図2のA−A線に沿う断面図である。
図2〜図4に示すように、脱進機構30のがんぎ車35は、回転部材としてのがんぎ歯車部101と、がんぎ歯車部101に同軸(軸線O1)上に固定された軸部材(回転軸)102と、を備えている。以下の説明では、がんぎ歯車部101及び軸部材102の軸線O1に沿う方向を単に軸方向、軸線O1に直交する方向を径方向といい、軸線O1回りに周回する方向を周方向という。
図2〜図5に示すように、がんぎ歯車部101は、単結晶シリコン等、結晶方位を有する材料、または金属等の材料からなり、一方の面としての表面101a、及び、一方の面と反対側の他方の面としての裏面101bが平坦面とされるとともに、全面に亘って均一な厚みとされた板状のものである。具体的に、がんぎ歯車部101は、周囲のリム部111と、中央の保持部115と、これらリム部111及び保持部115を連結するスポーク状の複数の弾性部113と、を有している。
リム部111の外周面には、特殊な鉤型状に形成された複数の歯部114が径方向の外側に向けて突設されている。これら複数の歯部114の先端に、後述するアンクル36の爪石144a,144bが接触するようになっている。
ほぞ部121a,121bのうち、軸方向一端側に位置する一端ほぞ部121aは、図示しない輪列受に回転可能に支持され、軸方向他端側に位置する他端ほぞ部121bは、上述した地板11に回転可能に支持されている。
次に、上述した機械部品としてのがんぎ車35の製造方法について説明する。
図6は、機械部品としてのがんぎ車35の製造方法を示すフローチャートであり、図7A〜図7Dは、がんぎ車35の作成工程を説明するための説明図であって、図4における回転部材としての歯車部101に相当する断面図である。
歯車部101の形成工程では、まず、シリコンを含む基材(ウェハー)200を準備する(ステップS1)。
基材200に塗布したフォトレジスト211及び裏面マスク材221の各々は所定の温度によるキュアを行うが、フォトレジスト211のキュア条件と裏面マスク材221のキュア条件との差が大きい場合等には、フォトレジスト211と裏面マスク材221とで別々にキュアを行い、フォトレジスト211のキュア条件と裏面マスク材221のキュア条件とが同じか近似であれば、キュア工程を同時に行うことにより工程の効率化を図ることができる。
なお、フォトレジスト211の塗布工程と裏面マスク材221の塗布工程とは、各樹脂材料のキュア条件を考慮した工程順の設定などの便宜上、順番を逆にして行う構成としてもよい。
上述したように、保持部115の貫通孔内に張り出す3つの張出部112の頂部を通る外接円の直径は、軸部材102の圧入軸部123を軸線O1と直交する方向に切った断面の直径よりも小さく設計されている(図3、図4を参照)。このため、保持部115の複数の張出部112が張り出した貫通孔部に軸部材102を挿通させると、保持部115において、軸部材102に接触する複数の張出部112が外側に押し広げられるように応力が加わる。本実施形態のがんぎ歯車部101は、保持部115の複数の張出部112とリム部111との間に、隣り合う張出部112の間からリム部111に延在する弾性部113を有しているので、張出部112に加わる応力が弾性部の弾性により緩和されるとともに、弾性部113の弾性により軸部材102を保持する保持力が得られる。したがって、保持部115に軸部材102を挿通させた際に張出部112に加わる応力によって、がんぎ歯車部101が破損するなどのダメージを抑えながら、がんぎ歯車部101に適切な保持力で軸部材102を保持して位置決めすることができる。
また、切削加工や研削加工などの機械加工により形成された軸部材102は、表面に微小なキズなどの凹凸を有しているので、これらの凹凸にがんぎ歯車部101のシリコン酸化膜が入り込むことにより、所謂アンカー効果が働いて、がんぎ歯車部101の保持部115に軸部材102がより強固に固定される効果が得られる。
本実施形態によれば、シリコンを含む基材200からなる回転部材としてのがんぎ歯車部101の保持部115に、軸部材102を挿通させて位置決めした後で、がんぎ歯車部101の表面にシリコン酸化膜を形成する酸化処理を行うので、保持部115の張出部112に形成されるシリコン酸化膜により張出部112と軸部材102との隙間が埋まることによって、がんぎ歯車部101に軸部材102が強固に勘合・固定された機械部品としてのがんぎ車35を提供することができる。
また、シリコンを含む基材200を本実施形態の製造方法により加工して形成されるがんぎ歯車部101などの精密な機械部品の少なくとも一部分は、金属製の機械部品に比べて軽いとともに、形状の自由度が高く、高精度な外形形状の形成ができるという利点を有する。
さらに、比較的脆く欠けなどが起こりやすいシリコンを含む基材200からなるがんぎ歯車部101は、酸化処理(水蒸気酸化法などの熱酸化処理)を行う工程で形成されるシリコン酸化膜により、機械的な強度が顕著に向上するという効果が得られる。
図8は、実施形態2に係る機械部品としてのがんぎ車35Aを示す平面図である。なお、実施形態1と同じ構成については、同一符号を付して重複する説明は省略する。また、図8では、本実施形態のがんぎ車35Aにおいて特徴的な回転部材としてのがんぎ歯車部101Aの構成を説明する便宜上、軸部材102は、がんぎ歯車部101Aとの嵌合部分のみを破線で示している。
なお、本実施形態のがんぎ歯車部101Aに軸部材102が固定されてなるがんぎ車35Aは、上記実施形態1のがんぎ車35の製造方法と同じ製造工程により製造することができる。
したがって、がんぎ歯車部101Aの保持部115Aに軸部材102を挿通させて保持した際の応力によって、保持部115Aが破損するなどのダメージを抑えながら、適切な保持力でがんぎ歯車部101Aに軸部材102が保持された機械部品としてのがんぎ車35Aを提供することができる。
図9は、変形例1のがんぎ車35Bを示す平面図である。なお、図9では、上記実施形態と同じ構成については、同一符号を付して重複する説明は省略するとともに、軸部材102は、がんぎ歯車部101Bとの嵌合部分のみを破線にて示している。
また、軸部材102を保持する保持部115Bは、上記実施形態1のがんぎ歯車部101の保持部115(図5参照)と同じ複数の張出部112が設けられた構成を有している。そして、各弾性部113は、保持部115Bにおいて隣り合う張出部112の間から、リム部111の内周縁に向かって円弧状の形状で放射状に延在し、リム部111及び保持部115Bを連結している。ここで、本変形例のがんぎ歯車部101Bにおける弾性部113は、上記実施形態1の保持部115において隣り合う張出部112の間からリム部111に向かって2つに枝分かれして延びる円弧状の2つの弾性部113(図5参照)のうち1つの弾性部113を有する構成になっている。
図10は、変形例2のがんぎ車35Cを示す平面図である。なお、図10では、上記実施形態と同じ構成については、同一符号を付して重複する説明は省略するとともに、軸部材102Cは、がんぎ歯車部101Cとの嵌合部分のみを破線で示している。
図11は、変形例3のがんぎ車35Dを示す平面図である。なお、図11では、上記実施形態と同じ構成については、同一符号を付して重複する説明は省略するとともに、軸部材102は、がんぎ歯車部101Dとの嵌合部分のみを破線で示している。
上記実施形態では、軸部材102の材料として、タンタルまたはタングステンが好ましいことを説明したが、これに限らない。軸部材102の材料として、シリコンを含む材料を用いる構成としてもよい。
上記実施形態では、軸部材102の材料として、タンタルまたはタングステンが好ましいことを説明したが、これに限らない。軸部材102の材料として、炭素鋼を含む材料を用いる構成としてもよい。また、予め、がんぎ車35,35A〜35Dの表面にシリコン酸化膜を形成しておき、しかる後に軸部材102を挿通してもよい。さらに、がんぎ車35,35A〜35Dの表面にシリコン酸化膜を形成しない場合や、がんぎ車35,35A〜35Dを金属等から形成した場合においても、酸化膜の有無にかかわらず上述の弾性部により軸部材102を適切な保持力によって保持することが可能である。
次に、本発明の機械式時計の製造方法について説明する。
本発明の機械式時計の製造方法は、図1〜図5のいずれかに示す香箱車22、番車(二番車25、三番車26、四番車27)、がんぎ車35、アンクル36及びてんぷ40のいずれかに、上記実施形態および変形例のがんぎ歯車部101を代表例として説明した機械部品のいずれかの製造方法により製造された機械部品を用いて、ムーブメント10を組み立てる組立工程を含むことを特徴とするものである。
また、上記実施形態のがんぎ車35におけるがんぎ歯車部101の保持部115と軸部材102のような、機械部品における回転部材の貫通孔の中心と、軸部材の軸の中心とが合致した機械部品を用いているので、時計用ムーブメントの精度の向上に寄与できる。
したがって、信頼性及び耐久性に優れた精度の高い機械式時計を提供することができる。
Claims (7)
- 軸部材を準備する工程と、
シリコンを含む基材をエッチングして、前記軸部材を挿通させる貫通孔に張り出すよう
に配置された複数の張出部を有する保持部と、複数の歯部を有するリム部と、前記保持部
と前記リム部との間に、隣り合う前記張出部の間から延在する弾性部と、を有する回転部
材を形成する工程と、
前記回転部材の前記保持部に前記軸部材を挿通させて位置決めする工程と、
前記位置決めする工程の後で、酸化処理を行う工程と、
を含むことを特徴とする時計部品の製造方法。 - 軸部材を準備する工程と、
シリコンを含む基材をエッチングして、複数の歯部を有するリム部と、前記リム部から
延在し、前記軸部材を保持する複数の弾性部と、を有する回転部材を形成する工程と、
前記回転部材の保持部に前記軸部材を挿通させて位置決めする工程と、
前記位置決めする工程の後で、酸化処理を行う工程と、
を含むことを特徴とする時計部品の製造方法。 - 前記酸化処理を行う工程は、熱酸化処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の時計部品の製造方法。
- 前記熱酸化処理は、水蒸気酸化法によることを特徴とする請求項3に記載の時計部品
の製造方法。 - 前記軸部材は、タンタル(Ta)またはタングステン(W)からなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の時計部品の製造方法。
- 前記軸部材は、シリコンを含む材料からなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の時計部品の製造方法。
- 香箱車、番車、がんぎ車、アンクル及びてんぷのいずれかに、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の時計部品の製造方法により製造された時計部品を用いてムーブメントを組み立てる組立工程を含むことを特徴とする時計の製造方法。
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