JP6761242B2 - Humidifier, air conditioner and bedroom environmental control system - Google Patents
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Description
本発明は、蒸気を発生する蒸気発生部と蒸気発生部で発生した水蒸気を外部に吹き出す蒸気吹出部とを備えた加湿器、空気調和機および寝室環境制御システムに関する。 The present invention relates to a humidifier, an air conditioner, and a bedroom environment control system including a steam generator that generates steam and a steam blower that blows steam generated by the steam generator to the outside.
特許文献1には、人体に影響を及ぼす恐れのある粒子を除去すると共に就寝者の頭部へ清浄空気を搬送する空気清浄装置が開示される。特許文献1の空気清浄装置は、就寝者の頭部の周囲に清浄空気を供給することにより、就寝者の顔まわりの空気の清浄性を保っている。 Patent Document 1 discloses an air purifying device that removes particles that may affect the human body and conveys clean air to the head of a sleeping person. The air purifier of Patent Document 1 maintains the cleanliness of the air around the face of the sleeping person by supplying clean air around the head of the sleeping person.
就寝時に、布団に堆積した粉塵が起床時に飛散し、就寝者がこの粉塵を吸い込むことにより就寝者に影響を及ぼす場合がある。特許文献1に代表される従来の装置はこのような粉塵の発生を抑制することを想定したものではなく、就寝者に影響を及ぼす恐れのある粉塵を抑制できる装置が望まれていた。 At bedtime, dust accumulated on the futon may be scattered when waking up, and the sleeping person may inhale the dust, which may affect the sleeping person. The conventional device represented by Patent Document 1 is not intended to suppress the generation of such dust, and a device capable of suppressing dust that may affect the sleeping person has been desired.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、粉塵による影響を抑制できる加湿器を得ることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to obtain a humidifier capable of suppressing the influence of dust.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加湿器は、蒸気を発生する蒸気発生部と、起床時に蒸気を外部へ吹き出す第1の吹出範囲が、就寝時に蒸気を外部へ吹き出す第2の吹出範囲よりも広くなるように、蒸気の吹出範囲を調整する蒸気吹出部と、を備える。 In order to solve the above-mentioned problems and achieve the object, the humidifier of the present invention has a steam generator that generates steam and a first blowing range that blows steam to the outside when waking up, so that steam is blown to the outside at bedtime. It is provided with a steam blowing portion that adjusts the blowing range of steam so as to be wider than the second blowing range.
本発明によれば、粉塵による影響を抑制できるという効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that the influence of dust can be suppressed.
以下に、本発明の実施の形態に係る加湿器、空気調和機および寝室環境制御システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 The humidifier, the air conditioner, and the bedroom environment control system according to the embodiment of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings. The present invention is not limited to this embodiment.
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る寝室環境制御システムを示す図である。図2は図1に示す加湿器の内観側面図である。図3は図1に示す加湿器の本体部の斜視図である。図4は図1に示す加湿器のカバーの内観側面図である。図5は図4に示すカバーの外観斜視図である。図6は図1に示す加湿器の動作を説明するための図である。
Embodiment 1.
FIG. 1 is a diagram showing a bedroom environment control system according to the first embodiment. FIG. 2 is an internal side view of the humidifier shown in FIG. FIG. 3 is a perspective view of the main body of the humidifier shown in FIG. FIG. 4 is an internal side view of the cover of the humidifier shown in FIG. FIG. 5 is an external perspective view of the cover shown in FIG. FIG. 6 is a diagram for explaining the operation of the humidifier shown in FIG.
図1から図5を用いて実施の形態1に係る寝室環境制御システム500−1の構成を説明する。 The configuration of the bedroom environment control system 500-1 according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 5.
図1には、寝室環境制御システム500−1に含まれる加湿器3と、加湿器3の使用者30が就寝するためのベッドまたは布団といった就寝部2とが示される。図1には加湿器3および就寝部2を上側から見た状態が示される。
FIG. 1 shows a
加湿器3は、加湿器3で発生する蒸気を使用者30の顔30aの周囲に供給可能な位置に配置される。
The
加湿器3は、給水タンク4と、給水タンク4から送られた水を貯める貯水部5と、貯水部5の底部に配置される加熱部6と、気流Bを発生するファン7と、ファン7を駆動する電動機26とを備える。
The
加湿器3は、加熱部6およびファン7の上側に配置され連通路10と、吹出方向可変部13と、吹出方向可変部13に設けられる第1の吹出口8とを備える。
The
加湿器3は、第1の吹出口8の上側に配置される第2の吹出口9と、少なくとも吹出方向可変部13の動作を制御する制御部27と、カバー23とを備える。
The
図2に示す点線は、ファン7の回転により発生する気流Bを示す。気流Bは連通路10で二手に分岐されている。
The dotted line shown in FIG. 2 indicates the air flow B generated by the rotation of the
吹出方向可変部13は、連通路10の上側において連通路10と連通するように配置される。
The blowout
吹出方向可変部13は、連通路10で分岐された空気の一方に含まれる蒸気Aを、図6に示す第1の吹出範囲であるエリアE、または第2の吹出範囲であるエリアDに搬送する。以下では、連通路10で分岐された空気の一方に含まれる蒸気Aを加湿空気と称する場合がある。
The blowout
第1の吹出口8は、吹出方向可変部13の前側に配置され、吹出方向可変部13に供給された加湿空気を外部に吹き出す。
The first outlet 8 is arranged on the front side of the blowout
第2の吹出口9は、第1の吹出口8の上側に配置され、連通路10で分岐された空気の他方を外部に吹き出す。
The
カバー23は、カバーケース25と連通路10と第2の吹出口9とを有し、加湿器3の本体部24の上側から装着される。カバー23を本体部24に装着することで図2に示す経路で気流Bが流れる。
The
貯水部5、加熱部6、ファン7、第1の吹出口8、吹出方向可変部13、電動機26および制御部27は、加湿器3の本体部24を構成する。
The
給水タンク4、貯水部5および加熱部6は、加湿器3の蒸気発生部100を構成する。
The water supply tank 4, the
ファン7、電動機26、連通路10、吹出方向可変部13および第1の吹出口8は、加湿器3の蒸気吹出部200を構成する。
The
加湿器3の本体部24は、本体部24の正面に配置される設定ボタン11と、本体部24の正面に配置される表示部12とを有する。
The
図3では1つの設定ボタン11が例示されるが、設定ボタン11の数は複数でもよい。設定ボタン11の種類としては、加湿器3の動作開始または動作停止を行うための電源投入ボタン、または加湿器3の運転時間を使用者30が設定するための設定ボタンが挙げられる。
Although one
表示部12は、加湿器3の運転状態を表すものである。表示例としては、設定ボタン11が押されたときの加湿器3の動作状態、または使用者30が設定した時間に対する残りの運転時間である。
The
このように構成された加湿器3は、就寝中の使用者30の顔30aの周辺の温度または湿度の少なくとも一方を制御する。この制御は制御部27により行われる。
The
制御部27は、起床時に蒸気を外部へ吹き出すエリアEが、就寝時に前記蒸気を外部へ吹き出すエリアDよりも広くなるように、蒸気の吹出範囲を調整するための制御を蒸気吹出部200に対して行う。
The
次に加湿器3の動作を説明する。
Next, the operation of the
使用者30が設定ボタン11を押すことにより加湿器3の運転が開始され、給水タンク4に貯留された水が貯水部5へ送られ、貯水部5に設けられる加熱部6により水が熱せられて蒸気Aが発生する。
When the
ファン7の回転により発生した気流Bの空気は連通路10で二手に分岐する。分岐した一方の空気は蒸気Aと混合され、混合された加湿空気は第1の吹出口8へ送られる。分岐した他方の空気は第2の吹出口9へ送られる。
The air in the airflow B generated by the rotation of the
第1の吹出口8の上側に第2の吹出口9が設けられているため、第2の吹出口9から吹き出される空気は第1の吹出口8から吹き出される加湿空気を抑え込むように作用する。
Since the
これにより第1の吹出口8から吹き出された加湿空気は、第1の吹出口8から一定距離離れた位置に向けて効率よく搬送される。 As a result, the humidified air blown out from the first outlet 8 is efficiently conveyed to a position separated from the first outlet 8 by a certain distance.
なお加湿器3では、加湿空気を吹き出す方向および範囲の何れかを、使用者30が任意に設定することが可能である。
In the
その一例を説明する。吹出方向可変部13は、図示しない電動機およびリンク機構といった駆動機構により、図3に示す水平方向Cに首振り動作をするように駆動される。この動作により、加湿空気の搬送先の領域を拡大できる。
An example thereof will be described. The blowout direction
なお第2の吹出口9は、第1の吹出口8と連動して第1の吹出口8と同じ方向に動作するように構成してもよい。
The
この構成により、第1の吹出口8から吹き出される加湿空気が第2の吹出口9から吹き出される空気により抑え込まれる。従って、第2の吹出口9が動作しない場合に比べて、加湿空気の吹き出される範囲が拡大し、加湿空気が第1の吹出口8から一定距離離れた位置まで効率よく搬送される。
With this configuration, the humidified air blown out from the first outlet 8 is suppressed by the air blown out from the
また加湿器3は以下のように構成してもよい。
Further, the
(1)第1の吹出口8および第2の吹出口9のそれぞれの内部に図示しない板状の風向板を設ける。そして風向板を制御部27による制御で水平方向Cに首振り動作させることで、加湿空気の搬送方向および搬送範囲を調整してもよい。
(1) A plate-shaped wind direction plate (not shown) is provided inside each of the first air outlet 8 and the
(2)第1の吹出口8の開口面積と第2の吹出口9の開口面積とを、使用者30の設定に応じて広げる構造としてもよい。この場合、第1の吹出口8の開口部と第2の吹出口9の開口部にはそれぞれ開口面積を可変する可変機構を備え、可変機構が制御部27により制御されることで実現される。
(2) The opening area of the first outlet 8 and the opening area of the
(3)ファン7の回転数と加熱部6の加熱量とを高めることにより、蒸気Aの発生量と気流Bの風量とを大きくし、加湿空気の搬送量を大きくすることで、加湿空気の搬送範囲を広げる構造としてもよい。
(3) By increasing the rotation speed of the
(4)上記(1)から(3)の構成を組み合わせることにより加湿空気の搬送量、搬送速度および搬送方向を変化させ、かつ、加湿空気の搬送範囲を広げる構造としてもよい。 (4) By combining the above configurations (1) to (3), the transport amount, transport speed, and transport direction of the humidified air may be changed, and the transport range of the humidified air may be widened.
上記(1)から(4)の構成における動作を使用者30の設定により変更する場合には、設定ボタン11から出力される設定変更情報が制御部27に入力され、制御部27による電気的な制御により上記(1)から(4)の動作が実現される。
When the operation in the configurations (1) to (4) above is changed by the setting of the
制御部27により上記(1)に示す風向板の向きが変更され、制御部27により上記(2)に示す第1の吹出口8の開口面積と第2の吹出口9の開口面積とが変更され、制御部27により上記(3)に示すファン7の回転数と加熱部6の加熱量とが変更される。
The direction of the wind direction plate shown in (1) above is changed by the
次に図6を用いて加湿器3による加湿範囲を説明する。
Next, the humidification range by the
図6では加湿器3を動作させた状態で使用者30が就寝中である。このとき加湿器3から吹き出された加湿空気はエリアDに搬送される。
In FIG. 6, the
エリアDは以下のように定義される。エリアDは、水平面上において加湿空気が吹き出る方向と直交する方向における幅W1が、顔30aの面積と等しくまたは顔30aの面積よりも僅かに狭い領域である。
Area D is defined as follows. Area D is a region in which the width W1 in the direction orthogonal to the direction in which the humidified air is blown out on the horizontal plane is equal to the area of the
エリアDは図示例よりも僅かに広い場合も含み、図6では加湿器3の動作例を説明するため、顔30aの面積と等しい領域、または顔30aの面積よりも僅かに狭い領域としている。
The area D includes a case where it is slightly wider than the illustrated example, and in FIG. 6, an area equal to the area of the
冬季のように乾燥環境においても使用者30の顔30aの周囲の湿度が適切な湿度に保たれ、顔30aの乾燥を抑制でき、就寝時の快適性が向上する。乾燥環境は湿度が湿度30%以下の環境を示し、適切な湿度は湿度60%前後を示す。
Even in a dry environment such as in winter, the humidity around the
使用者30が就寝した就寝時刻から一定時間が経過したとき、加湿器3は、加湿空気をエリアEに搬送するように加湿範囲を拡大する。
When a certain time has passed from the bedtime when the
エリアEは以下のように定義される。エリアEは、水平面上において加湿空気が吹き出る方向と直交する方向における幅W2が、幅W1よりも広い領域である。図6では顔30aの面積に就寝部2の一部の面積を加えた領域をエリアEとしている。
Area E is defined as follows. Area E is a region in which the width W2 in the direction orthogonal to the direction in which the humidified air is blown out on the horizontal plane is wider than the width W1. In FIG. 6, the area E is defined as the area obtained by adding the area of the sleeping
このように加湿範囲を拡大する理由は以下の通りである。 The reason for expanding the humidification range in this way is as follows.
使用者30が就寝中の寝室内は、寝室へ使用者30が出入りしないため空気の流れが相対的に小さい。そのため寝室内の空気中に含まれる粒子は、就寝部2の掛布団の上に沈降して堆積する。
In the bedroom where the
特に冬場のように湿度が低い環境では、使用者30が起床時に掛布団を移動する際、堆積していた粒子が再度飛散し、飛散した粒子を使用者30が吸引する恐れがある。吸引された粒子は喘息または咳を引き起こすといった影響を及ぼす場合がある。
Especially in a low humidity environment such as in winter, when the
実施の形態1の加湿器3は、起床前に加湿範囲を拡大する制御を行うことで、就寝部2の掛布団の一部を含む一定範囲が加湿され、使用者30の顔30aの周囲に存在する掛布団に堆積していた粒子が飛散し難い環境、すなわち高湿度の環境を形成することができる。これにより起床時に使用者30が吸引する恐れのある粒子の量を抑制することができる。
The
また就寝中から一定時間経過後に加湿範囲を拡大することで加湿器3に用いる水の消費量を抑制できる。
Further, by expanding the humidification range after a certain period of time has passed from sleeping, the consumption of water used for the
上記の加湿範囲を拡大する時刻は以下のように算出される。使用者30が加湿器3を動作させる際に設定ボタン11を押して起床時刻を入力すると、制御部27は、加湿器3に設定された起床時刻を基に加湿範囲を拡大する時刻を算出する。これにより当該時刻に加湿範囲が拡大する。
The time to expand the humidification range is calculated as follows. When the
加湿範囲を拡大する時刻の算出は以下のように行う。加湿器3内の図示しない記憶部には、使用者30が入力した時刻により加湿範囲を拡大する時刻を算出するプログラムが格納されている。このプログラムを制御部27が実行することにより加湿範囲を拡大する時刻が算出される。
The time to expand the humidification range is calculated as follows. A storage unit (not shown) in the
加湿範囲の拡大は、加湿範囲を拡大する時刻に達したとき、ファン7へ供給する電力を高めて気流Bの風量を増加させることで実現される。また加湿範囲の拡大は、加熱部6の加熱量を高めて蒸気Aの発生量を増加させることで実現される。また加湿範囲の拡大は、第1の吹出口8の開口面積を広げることで実現される。また加湿範囲の拡大は、吹出方向可変部13に首振り動作をさせることで実現される。
The expansion of the humidification range is realized by increasing the electric power supplied to the
なお加湿器3は、設定ボタン11によって使用者30の性別および年齢を設定する機能を備えてもよい。また加湿器3は、図示しない睡眠開始ボタンが就寝時に押されてから、図示しない睡眠終了ボタンが起床時に押されるまでの時間を記録することにより、日々の睡眠時間を記録する機能を備えてもよい。
The
予め使用者30が設定ボタン11で性別および年齢を入力後に睡眠することを繰り返すことで、使用者30の睡眠時間データが蓄積される。加湿器3の制御部27は、蓄積された睡眠時間データ、すなわち過去の睡眠時間を基に、加湿範囲を拡大する時刻を推定して吹出方向可変部13を制御する。
The sleep time data of the
この制御は、予めプログラムされている年齢および性別によって変化する睡眠時間を参照して行ってもよい。この制御により、使用者30毎に適切な時刻に加湿範囲が拡大されるため、起床時刻の設定が行われていない場合でも、起床時に使用者30が吸引する恐れのある粒子の量を抑制することができる。
This control may be performed with reference to pre-programmed age and gender-dependent sleep time. By this control, the humidification range is expanded at an appropriate time for each
また実施の形態1の加湿器3は、加湿器3に外気を取り込む通気口に、図6に示す粒子捕捉部22を設けてもよい。粒子捕捉部22は外気の粒子を捕捉するためのフィルタである。
Further, the
粒子捕捉部22により、ファン7の回転時に加湿器3へ取り込まれる空気中の粒子が捕捉される。そのため、顔30aの周辺には粒子を除去した清浄空気が搬送され、より一層の快適な就寝環境を提供できる。
The
なお加湿器3の構成は実施の形態1の例に限定されず、例えば吹出方向可変部13が加熱部6の上側に配置されずに、吹出方向可変部13の加熱部6の側方に配置されているとのでもよい。また加湿器3は、第1の吹出口8と第2の吹出口9の双方を備えなくとも、第1の吹出口8のみ備える構成でもよい。このように構成した場合でも、顔30aの周りのエリアDに加湿空気が搬送され、また吹出方向可変部13が制御されることにより加湿空気をエリアEに搬送するように加湿範囲を拡大することが可能である。
The configuration of the
実施の形態2.
図7は実施の形態2に係る寝室環境制御システムを示す図である。図8は図7に示す室内機の斜視外観図である。図9は図8に示す人検知部の斜視外観図である。
FIG. 7 is a diagram showing a bedroom environment control system according to the second embodiment. FIG. 8 is a perspective external view of the indoor unit shown in FIG. FIG. 9 is a perspective external view of the person detection unit shown in FIG.
実施の形態1との相違点は、実施の形態2の寝室環境制御システム500−2は、加湿器3に加えて、空気調和機15および操作部20を有することである。図7には加湿器3、就寝部2および空気調和機15が示される。
The difference from the first embodiment is that the bedroom environment control system 500-2 of the second embodiment has an
加湿器3と空気調和機15は、図示しない配線で接続され、相互間で信号の授受を行うことができる。
The
加湿器3は、空気調和機15から送信される信号を受信する図示しない受信部を有する。
The
空気調和機15は、加湿器3および操作部20から送信される信号を受信する図示しない受信部と、受信した信号を基に使用者30が望む空調動作を制御する図示しない制御部とを有する。
The
操作部20は、空気調和機15に付属するリモートコントローラでもよいし、携帯電話またはスマートフォンを一例とする電気機器でもよい。操作部20には、空気調和機15の動作を制御するための情報が予め登録されている。
The
空気調和機15は、就寝空間の温度および湿度を調整するために用いられる。図8には空気調和機15を構成する室内機の外観が示される。
The
空気調和機15は、使用者30が操作部20を操作することにより、目標温度が設定されると、空気調和機15の内部に設けられた温度検知部が就寝空間の温度をモニタする。空気調和機15は、温度検知部で検出された温度情報を用いて冷房運転、送風運転、除湿運転または暖房運転を行う。これにより就寝空間の温度および湿度が調整される。以下では就寝空間の温度および湿度を単に室内温湿度と称する場合がある。
In the
空気調和機15の正面には風向板16と人検知部17とが設けられている。
A
風向板16は、室内温湿度を調整するために送風される風Qの向き制御する。風向板16が2つ以上設けられている場合、それぞれの風向板16は独立で制御可能である。
The
空気調和機15は、操作部20から出力された制御信号と、空気調和機15内の図示しない温度検知部から出力される温度検知信号により、風Qの向きおよび風量を制御する。
The
人検知部17は、サーモパイル方式を用いた人検出手段である。人検知部17は、物体が放射する赤外線量を、異種の金属を接合して構成された受光部で受信する構成である。人検知部17は、ゼーベック効果による異種金属間の温度差による起電力を演算回路にて処理することで、測定領域の表面温度を計測する。
The
図9に示すように人検知部17は、駆動部18と、駆動部18の正面側に配置されるセンサ部19とを有する。
As shown in FIG. 9, the
駆動部18は、図示しない駆動機構を内部に有し、駆動機構により横方向Sへ駆動する。
The
センサ部19は赤外線量を検出する複数の受光部で構成される。そのためセンサ部19が駆動部18の正面に設置されている場合でも、室内の複数個所の表面温度検知ができる。
The
駆動部18が横方向Sへ駆動することにより、センサ部19を室内全体に向けることができる。これにより室内の赤外線量検知領域が拡大し、広範囲にわたって室内温度管理が可能になる。
By driving the
センサ部19の受光部の外側には、赤外線通過領域の光を通過するフィルタが設けられている。図9では当該フィルタの図示を省略している。当該フィルタは、可視光を遮断することで、太陽光または浴室の水分による測定温度への影響を低減している。
A filter that passes light in the infrared passing region is provided on the outside of the light receiving portion of the
人検知部17の構成はこれらに限定されず、人検知部17は以下のように構成してもよい。
The configuration of the
(1)人検知部17は、スキャニングにより複数の熱画像を取得して、複数の熱画像と背景の温度との温度差を基に人を検知する構成でもよい。この場合、画素数が多いほど検出精度が向上し、人から空気調和機15までの距離を明確に把握できる。画素数が700画素以上であれば室内の人の位置を精度よく検知できる。肌露出位置により、人の部位を検出することも可能である。
(1) The
(2)人検知部17は肌の露出部と非露出部とを判別して人を検知する構成でもよい。
(2) The
(3)人検知部17は人の動きを検知するモーションセンサでもよい。
(3) The
(4)人検知部17は体感温度を検知する体感温度センサでもよい。体感温度センサの場合、肌が露出されている人ほど容易に検知できる。
(4) The
また人検知部17は、空気調和機15以外の機器に配置されるものでもよい。一例としては、スマートフォンおよび携帯電話を一例とする電子機器に搭載されるカメラである。
Further, the
人検知部17によって、就寝中の使用者30と空気調和機15との位置関係を検知でき、また就寝中の使用者30が寝返りをうった際の体動も検知できる。
The
次に実施の形態2の動作を説明する。 Next, the operation of the second embodiment will be described.
図10は実施の形態2に係る寝室環境制御システムの動作を説明するための第1の図である。図11は実施の形態2に係る寝室環境制御システムの動作を説明するための第2の図である。図12は実施の形態2に係る寝室環境制御システムの動作を説明するための第3の図である。 FIG. 10 is a first diagram for explaining the operation of the bedroom environment control system according to the second embodiment. FIG. 11 is a second diagram for explaining the operation of the bedroom environment control system according to the second embodiment. FIG. 12 is a third diagram for explaining the operation of the bedroom environment control system according to the second embodiment.
使用者30が操作部20を操作することにより加湿器3および空気調和機15の設定が終了し、その後、使用者30が就寝時に加湿器3を動作させることにより、顔30aの周りのエリアDに加湿空気が搬送される。
The setting of the
この際、空気調和機15に設けられた人検知部17は、就寝中の使用者30と空気調和機15との位置関係を検知し、就寝中の使用者30の体動を検知し、就寝中の使用者30の体温を検知する。
At this time, the
睡眠時の傾向として、就寝者の体動の大きさおよび回数は、睡眠時点から覚醒時点に近づくにつれて増加する。そのため、就寝者の体動を人検知センサでモニタすることにより、覚醒時点すなわち起床時点を推定できる。 As a tendency during sleep, the magnitude and frequency of body movements of the sleeping person increase from the time of sleep to the time of awakening. Therefore, the time of awakening, that is, the time of waking up can be estimated by monitoring the body movement of the sleeping person with the human detection sensor.
人検知部17による就寝中の使用者30の体動の大きさおよび回数の何れかが一定の値を超えたとき、空気調和機15内の制御部は加湿器3を制御する制御信号を加湿器3へ送信する。
When either the magnitude or the number of body movements of the sleeping
空気調和機15から送信された制御信号を受信した加湿器3は、加湿空気をエリアEに搬送するように加湿範囲を拡大する。
The
この加湿範囲を拡大する動作時に、室内温度の調整も同時に行う場合、空気調和機15から吹き出される風の向きが加湿器3から吹き出される加湿空気の流れを妨げないように制御される。空気調和機15は、検知された人の頭部を避けるように送風方向を制御する。
When the room temperature is also adjusted at the same time as the operation of expanding the humidification range, the direction of the wind blown from the
この制御例は以下の通りである。 An example of this control is as follows.
(1)図10において、加湿器3が運転中でないとき、加湿器3から送信される停止状態を示す信号を受信した空気調和機15は、空気調和機15から吹き出す風の向きをF方向に向ける。F方向は、就寝中の使用者30を上側から見たときに使用者30の顔30aの位置である。
(1) In FIG. 10, when the
(2)図10において、加湿器3が運転中のとき、加湿器3から送信される動作状態を示す信号を受信した空気調和機15は、空気調和機15から吹き出す風の向きをG方向に向ける。G方向は、就寝中の使用者30を上側から見たときに使用者30の顔30aから上側に一定距離離れた位置である。
(2) In FIG. 10, when the
(3)図11において、加湿器3が運転中でないとき、加湿器3から送信される停止状態を示す信号を受信した空気調和機15は、空気調和機15から吹き出す風の向きをH方向に向ける。H方向は、就寝中の使用者30を横側から見たときに使用者30の顔30aの位置である。
(3) In FIG. 11, when the
(4)図11において、加湿器3が運転中のとき、加湿器3から送信される動作状態を示す信号を受信した空気調和機15は、空気調和機15から吹き出す風の向きをI方向に向ける。I方向は、就寝中の使用者30を横側から見たときに使用者30の顔30aから上側に一定距離離れた位置である。
(4) In FIG. 11, when the
これらの制御により、就寝中の使用者30に搬送される加湿空気の流れの乱れが抑制できる。また就寝中に就寝部2へ堆積した粒子が、空気調和機15から吹き出される風の気流によって飛散することを抑制でき、就寝中の使用者30が吸引する恐れのある粒子の量を抑制することができる。
By these controls, the turbulence of the flow of the humidified air conveyed to the sleeping
また空気調和機15における室内温湿度の制御においては、図12のように使用者30の睡眠の段階によって温度を変化させてもよい。
Further, in controlling the indoor temperature and humidity in the
図12の横軸は睡眠時間Tを表す。睡眠時間Tは、就寝時から起床時までの大まかな時間を示す。縦軸は就寝中の使用者30の体温℃である。
The horizontal axis of FIG. 12 represents the sleep time T. The sleep time T indicates a rough time from bedtime to waking up. The vertical axis is the body temperature of the sleeping
就寝開始時点から一定時間が経過するまでの間、使用者30の体温は、徐々に低下する。一定時間T1が経過後の体温は一定に保たれ、起床段階で再び体温は徐々に上昇する。
The body temperature of the
就寝中の使用者30の身体は、就寝初めの段階では体内の熱を放散することで身体の機能を低下させる。
The body of the sleeping
空気調和機15は、就寝初めの段階では体内の熱の放散を促すことで睡眠を促進させるため、寝室の温度を低下させるように空調制御を行う。
At the initial stage of going to bed, the
また空気調和機15は、起床段階に移行するに従い身体機能を向上させて起床時の目覚めを良くするため、室内温度を高めるように空調制御を行う。
Further, the
このような空調制御は、人検知部17で検知された情報を基に行われる。なお空気調和機15は、寝開始時点から一定時間が経過するまでの間、室内温度を一定値低下させるように空調制御を行う。
Such air conditioning control is performed based on the information detected by the
その後、就寝中の使用者30の体動の大きさおよび回数の何れかが一定の値以下になったとき、空気調和機15は、使用者30が睡眠中であると判定して、室内温度を低下させる空調制御を中止する。これにより使用者30の冷え過ぎを抑制する。
After that, when either the magnitude or the number of body movements of the sleeping
そして、就寝中の使用者30の体動の大きさおよび回数の何れかが一定の値を超えたとき、室内温度を一定値高めるように空調制御を行う。
Then, when either the magnitude or the number of body movements of the sleeping
このように実施の形態2の寝室環境制御システム500−2によれば、就寝中の使用者30の体動の大きさおよび回数の何れかを検知することで、使用者30が睡眠中であるが覚醒中であるかという睡眠状態を推定する。そして寝室環境制御システム500−2では、推定した睡眠状態に適した寝室環境制御、すなわち空調制御および加湿範囲制御が行われる。
As described above, according to the bedroom environment control system 500-2 of the second embodiment, the
また就寝中の使用者30が異なる場合でも、それぞれの使用者30に適した寝室環境制御を行うことができる。
Further, even if the sleeping
なお就寝中の使用者の睡眠状態の判断は、人の睡眠状態を向上させるプログラムを用いて空気調和機15において行ってもよい。
The sleep state of the sleeping user may be determined by the
また就寝中の使用者の睡眠状態の判断は以下のように行ってもよい。操作部20または図示しないサーバーといった電子機器へ空気調和機15で検出された人の検知信号を送信し、当該電子機器において就寝中の使用者30の体動の大きさおよび回数の何れかが一定の値を超えたか否かを判定させて、空気調和機15はこの判定結果を基に睡眠状態の判断を行う。
In addition, the sleep state of the sleeping user may be determined as follows. A person detection signal detected by the
実施の形態3.
図13は実施の形態3に係る寝室環境制御システムを示す図である。実施の形態1との相違点は、実施の形態3の寝室環境制御システム500−3は、加湿器3に加えて、空気調和機15、操作部20および生体情報検知部21を有することである。
FIG. 13 is a diagram showing a bedroom environment control system according to the third embodiment. The difference from the first embodiment is that the bedroom environment control system 500-3 of the third embodiment has an
加湿器3、空気調和機15、生体情報検知部21は図示しない配線で接続され、相互間で信号の授受を行うことができる。
The
加湿器3は空気調和機15から送信される信号を受信する図示しない受信部を有する。空気調和機15は、生体情報検知部21、加湿器3および操作部20から送信される信号を受信する図示しない受信部と、受信した信号を基に使用者30が望む空調動作を制御する図示しない制御部とを有する。
The
生体情報検知部21は、就寝部2の内部に配置され、就寝中の使用者30の体動、心拍、および脳波を生体情報として検知し、検知された生体情報を出力する。
The biological
体動および心拍は、生体情報検知部21に設けられる圧力センサで検知できる。
Body movement and heartbeat can be detected by a pressure sensor provided in the biological
心拍情報を特定の解析プログラムで分析することにより、リラックス状態を示す副交感神経の状態を抽出し、抽出した状態を睡眠状態の心拍数の指標とすることができる。 By analyzing the heart rate information with a specific analysis program, the state of the parasympathetic nerve indicating the relaxed state can be extracted, and the extracted state can be used as an index of the heart rate in the sleeping state.
脳波は、就寝部2に設けられる図示しない枕に内蔵される脳波検知部で検知できる。
The electroencephalogram can be detected by an electroencephalogram detection unit built in a pillow (not shown) provided in the
脳波検知部は、就寝中の使用者30のα波およびδ波といった脳波を検知し、検知した脳波を睡眠状態を検知する指標とする。
The brain wave detection unit detects brain waves such as α wave and δ wave of the sleeping
次に実施の形態3の動作を説明する。 Next, the operation of the third embodiment will be described.
図14は実施の形態3に係る寝室環境制御システムの動作を説明するための図である。 FIG. 14 is a diagram for explaining the operation of the bedroom environment control system according to the third embodiment.
使用者30が操作部20を操作することにより加湿器3および空気調和機15の設定が終了し、その後、使用者30が就寝時に加湿器3を動作させることにより、顔30aの周りのエリアDに加湿空気が搬送される。
The setting of the
この際、空気調和機15に設けられた人検知部17は、就寝中の使用者30と空気調和機15との位置関係を検知し、就寝中の使用者30の体動を検知し、就寝中の使用者30の体温を検知する。また生体情報検知部21により、就寝中の使用者30の体動、心拍、脳波が検知される。
At this time, the
空気調和機15内の制御部は、人検知部17および生体情報検知部21から送信される信号を基に就寝中の使用者30の状態を判別する。判別結果を基に、加湿器3では睡眠状態に合わせた加湿範囲制御が行われ、空気調和機15では睡眠状態に合わせた空調制御が行われる。加湿範囲制御および空調制御は実施の形態2と同様であるため、その説明は割愛する。
The control unit in the
実施の形態3のように睡眠状態を検知する複数の検知手段を備えることにより、就寝中の使用者30の体全身が布団に覆われている状態であっても使用者30の睡眠状態を検知して適切な加湿範囲制御が可能である。
By providing a plurality of detection means for detecting the sleep state as in the third embodiment, the sleep state of the
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。 The configuration shown in the above-described embodiment shows an example of the content of the present invention, can be combined with another known technique, and is one of the configurations without departing from the gist of the present invention. It is also possible to omit or change the part.
2 就寝部、3 加湿器、4 給水タンク、5 貯水部、6 加熱部、7 ファン、8 第1の吹出口、9 第2の吹出口、10 連通路、11 設定ボタン、12 表示部、13 吹出方向可変部、15 空気調和機、16 風向板、17 人検知部、18 駆動部、19 センサ部、20 操作部、21 生体情報検知部、22 粒子捕捉部、23 カバー、24 本体部、25 カバーケース、26 電動機、27 制御部、30 使用者、30a 顔、100 蒸気発生部、200 蒸気吹出部、500−1,500−2,500−3 寝室環境制御システム。 2 Sleeping part, 3 Humidifier, 4 Water supply tank, 5 Water storage part, 6 Heating part, 7 Fan, 8 1st air outlet, 9 2nd air outlet, 10 consecutive passages, 11 Setting button, 12 Display unit, 13 Variable outlet direction, 15 air conditioner, 16 wind direction plate, 17 person detection unit, 18 drive unit, 19 sensor unit, 20 operation unit, 21 biometric information detection unit, 22 particle capture unit, 23 cover, 24 main unit, 25 Cover case, 26 electric motor, 27 control unit, 30 user, 30a face, 100 steam generator, 200 steam outlet, 500-1,500-2,500-3 Bedroom environment control system.
Claims (9)
起床時に前記蒸気を外部へ吹き出す第1の吹出範囲が、就寝時に前記蒸気を外部へ吹き出す第2の吹出範囲よりも広くなるように、前記蒸気の吹出範囲を調整する蒸気吹出部と、
を備え、
前記第2の吹出範囲から前記第1の吹出範囲への調整は、前記蒸気吹出部が前記蒸気を吹き出す方向を変化させることで行われる加湿器。 The steam generator that generates steam and
A steam blowing portion that adjusts the blowing range of the steam so that the first blowing range for blowing the steam to the outside when waking up is wider than the second blowing range for blowing the steam to the outside at bedtime.
With
A humidifier in which the adjustment from the second blowing range to the first blowing range is performed by changing the direction in which the steam blowing portion blows out the steam.
請求項1から請求項6の何れか一項に記載の加湿器が動作中に前記人検知部で人が検知されたとき、検知された人の頭部を避けるように送風方向を制御する空気調和機。 It is an air conditioner equipped with a person detection unit that detects people.
When a person is detected by the person detection unit while the humidifier according to any one of claims 1 to 6 is operating, the air that controls the blowing direction so as to avoid the head of the detected person. Harmonizer.
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