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JP6760430B1 - 水晶振動デバイス - Google Patents

水晶振動デバイス Download PDF

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JP6760430B1
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Abstract

【課題】断線を防止して、電気的な接続の信頼性を高める。【解決手段】ATカット水晶振動板2の両端部には、両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士を接続する第1,第2キャスタレーション205,206が形成され、第1,第2キャスタレーション205,206の第1,第2切り欠き部207,208は、水晶のZ´軸に沿って延びる端面であって、かつ、−X軸側の端面207a,208aをそれぞれ有し、各端面207a,208aは、一方の主面から−X軸側に突出するように傾斜した第1傾斜面と、他方の主面から−X軸側に突出するように傾斜した第2傾斜面とを有し、第1傾斜面と第2傾斜面との成す角が鈍角になっている。【選択図】図2

Description

本発明は、水晶振動子等の水晶振動デバイスに関する。
水晶振動デバイスとして、表面実装型の水晶振動子が広く用いられている。この表面実装型の水晶振動子は、例えば、特許文献1に記載されているように、セラミックからなる上面が開口した箱形のベース内の保持電極に、水晶振動片の両面の励振電極から導出された電極を、導電性接着剤によって固着することによって、水晶振動片をベースに搭載する。このようにして水晶振動片を搭載したベースの開口に、蓋体を接合して気密に封止するようにしている。また、ベースの外底面には、当該水晶振動子を表面実装するための実装端子が形成されている。
特開2005−184325号公報
上記のような水晶振動子の多くは、セラミック製のベースに、金属製あるいはガラス製の蓋体が接合されてパッケージが構成されているので、パッケージが高価となり、圧電振動子が高価なものとなっている。
このため、本願出願人は、安価に提供できる圧電振動デバイスを、平成31年2月28日に、特願2019−35579「圧電振動デバイス」として、提案している。
未公開の前記出願(以下「先願」という)には、両主面に第1,第2励振電極が形成されると共に、各励振電極にそれぞれ接続された第1,第2実装端子を有する圧電振動板が記載されており、この圧電振動板の両端部に形成された前記第1,第2実装端子を、半田等の接合材によって、回路基板等に接合して、当該圧電振動板を実装できることが記載されている。
また、前記先願には、第1実装端子及び第2実装端子が、圧電振動板の両主面にそれぞれ形成され、両主面の第1実装端子同士及び第2実装端子同士を、圧電振動板の外側面を引き回した引き回し電極によって電気的に接続することが記載されている。
かかる圧電振動板が、水晶振動板である場合には、水晶板のウェットエッチングによる外形加工において、水晶の結晶方位によるエッチング異方性のために、外側面の形状が水晶結晶軸の向きによって異なり、直角や鋭角の角部が生じる。
このように外側面における直角や鋭角の角部を引き回された引き回し電極は、角部における電極の膜厚が薄く、また、外部に露出しているために、摩耗して損傷し易く、断線の虞がある。
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、断線を防止して、電気的な接続の信頼性を高めることを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
すなわち、本発明の水晶振動デバイスは、両主面の一方の主面に形成された第1励振電極及び他方の主面に形成された第2励振電極を有すると共に、前記第1,第2励振電極にそれぞれ接続された第1,第2実装端子を有するATカット水晶振動板と、前記ATカット水晶振動板の前記第1,第2励振電極をそれぞれ覆うように、前記ATカット水晶振動板の前記両主面にそれぞれ接合される第1,第2封止部材とを備え、
前記第1実装端子は、前記ATカット水晶振動板の両端部の一方の端部の前記両主面に形成され、前記第2実装端子は、前記両端部の他方の端部の前記両主面に形成されており、前記ATカット水晶振動板の前記一方の端部及び前記他方の端部には、前記一方の主面から前記他方の主面に亘って切り欠かれた切り欠き部に電極が被着されてなる第1キャスタレーション及び第2キャスタレーションがそれぞれ形成されており、
前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションは、前記両主面の前記第1実装端子同士及び前記第2実装端子同士をそれぞれ接続するものであり、前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションの前記切り欠き部は、水晶のZ´軸に沿って延びる端面であって、かつ、互いに対向する第1,第2端面をそれぞれ有し、前記第1端面は、前記一方の主面から前記他方の主面に向けて前記第2端面側に突出するように傾斜した第1傾斜面と、前記他方の主面から前記一方の主面へ向けて前記第2端面側に突出するように傾斜して前記第1傾斜面に連なる第2傾斜面とを有し、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との成す角が鈍角になっている。
本発明によれば、第1,第2キャスタレーションは、切り欠き部に電極が被着されて形成されているので、切り欠かれていない外面に形成される電極に比べて、内方へ窪んでおり、このため、摩耗しにくく、損傷しにくいものとなる。更に、第1,第2キャスタレーションの各切り欠き部は、水晶のZ´軸に沿って延びる端面であって、かつ、互いに対向する第1,第2端面をそれぞれ有している。第1端面は、一方の主面から他方の主面に向けて第2端面側に突出するように傾斜した第1傾斜面と、他方の主面から一方の主面へ向けて第2端面側に突出するように傾斜した第2傾斜面とを有し、第1傾斜面と第2傾斜面との成す角が鈍角になっているので、直角や鋭角となっている角部に被着される電極のように膜厚が薄くなることがない。これによって、断線を抑制して、両主面の第1実装端子同士及び第2実装端子同士の電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
また、ATカット水晶振動板は、第1,第2励振電極にそれぞれ接続された第1,第2実装端子を有しているので、この第1,第2実装端子を、半田、金属バンプあるいはワイヤ等の接合材によって、回路基板等に接合して、当該水晶振動デバイスを実装することができる。
したがって、従来のように、実装端子を有するベース内に水晶振動片を搭載する必要がなく、高価なベースが不要になる。
前記切り欠き部の、前記一方の主面及び前記他方の主面の少なくともいずれかの一方の主面における前記Z´軸に沿う方向の寸法を、前記ATカット水晶振動板の厚みに対して85%以上とするのが好ましい。
上記構成によれば、エッチング処理によって、Z´軸に沿って延びる端面の前記第1,第2傾斜面を、確実に形成することができる。
前記切り欠き部の、前記一方の主面及び前記他方の主面の少なくともいずれか一方の主面における前記X軸に沿う方向の寸法を、前記ATカット水晶振動板の厚みに対して120%以上とするのが好ましい。
上記構成によれば、エッチング処理によって、切り欠き部を、両主面間に亘って確実に貫通させて、前記第1,第2傾斜面を有する−X軸側の端面を形成することができる。
前記ATカット水晶振動板は、平面視矩形であり、前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションは、前記平面視矩形の前記X軸に沿う方向の各対向辺の中央部にそれぞれ形成してもよい。
上記構成によれば、第1,第2キャスタレーションは、第1,第2実装端子が形成されているATカット水晶振動板のX軸に沿う各対向辺の中央部にそれぞれ形成されているので、第1,第2実装端子を、例えば、半田によって、回路基板等に接合した後に、半田から受ける応力を均一化させることができる。
前記第1,第2封止部材の少なくとも一方の封止部材を、樹脂製のフィルムとしてもよい。
上記構成によれば、第1,第2封止部材の少なくとも一方の封止部材を、樹脂製のフィルムで構成しているので、高価なベース、あるいは、金属製やガラス製の蓋体が不要となり、水晶振動デバイスのコストを低減することができる。
前記ATカット水晶振動板は、前記両主面に前記第1,第2励振電極がそれぞれ形成された振動部と、該振動部に連結部を介して連結されると共に、前記振動部の外周を取り囲む外枠部とを有し、前記外枠部は、前記振動部より厚肉であり、前記フィルムは、その周端部が前記外枠部の両主面にそれぞれ接合されて、前記振動部を封止するようにしてもよい。
上記構成によれば、振動部よりも厚肉であって、振動部の外周を取り囲む外枠部の両主面に、両フィルムの周端部をそれぞれ接合することによって、外枠部の両主面に接合された両フィルムに接触することなく、振動部を封止することができる。
前記外枠部の前記両主面の一方の主面には、前記第1励振電極と前記第1実装端子とを接続し、かつ前記振動部を取り囲むと共に、前記フィルムが接合される第1封止パターンが形成され、前記外枠部の前記両主面の他方の主面には、前記第2励振電極と前記第2実装端子とを接続し、かつ前記振動部を取り囲むと共に、前記フィルムが接合される第2封止パターンが形成されてもよい。
上記構成によれば、外枠部の両主面にそれぞれ形成される第1,第2封止パターンによって、第1,第2励振電極と第1,第2実装端子とをそれぞれ電気的に接続できると共に、フィルムを、振動部を取り囲む第1,第2封止パターンにそれぞれ強固に接合して、振動部を封止することができる。
前記第1封止パターン及び前記第2封止パターンは、前記Z´軸に沿って延びる延出部をそれぞれ有し、各延出部の幅を、前記Z´軸に沿って延びる前記外枠部の幅より狭くしてもよい。
上記構成によれば、外枠部の両主面の一方の主面の第1封止パターンの延出部と、他方の主面の第2封止パターンの延出部とは、その幅が、外枠部の幅よりも狭いので、延出部の幅が外枠部の幅と同じ場合、すなわち、外枠部の全幅に亘って延出部を形成する場合のように、一方の主面の第1封止パターンの延出部と、他方の主面の第2封止パターンの延出部とが、外枠部の側面に回り込んで短絡するといったことがない。
前記フィルムを、耐熱樹脂製のフィルムとしてもよい。
上記構成によれば、水晶振動板の振動部を封止するフィルムは、耐熱樹脂製のフィルムであるので、当該水晶振動デバイスを実装するための半田リフロー処理の際にフィルムが変形等することがない。
前記フィルムは、少なくとも片面に熱可塑性の接着層を備えてもよい。
上記構成によれば、フィルムの熱可塑性の接着層を備える面を、水晶振動板に、重ねるようにして加熱圧着して、フィルムを水晶振動板に接合することができる。
本発明によれば、第1,第2キャスタレーションは、切り欠き部に電極が被着されて形成されているので、切り欠かれていない外面に形成される電極に比べて、内方へ窪んでおり、このため、電極が摩耗しにくく、損傷しにくいものとなる。更に、第1,第2キャスタレーションの各切り欠き部は、Z´軸に沿って延びる端面であって、かつ、−X軸側の端面をそれぞれ有しており、この−X軸側の端面は、一方の主面から−X軸側に突出するように傾斜した第1傾斜面と、他方の主面から−X軸側に突出するように傾斜した第2傾斜面との成す角が鈍角になっているので、直角や鋭角となっている角部に被着される電極に比べて、断線を抑制して、両主面の第1実装端子同士及び第2実装端子同士の電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
また、水晶振動板は、第1,第2励振電極にそれぞれ接続された第1,第2実装端子を有しているので、この第1,第2実装端子によって、当該水晶振動デバイスを回路基板等に実装することができる。したがって、従来のように、実装端子を有するベース内に水晶振動片を搭載する必要がなく、高価なベースが不要となり、コストを低減することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る水晶振動子の概略斜視図である。 図2は図1の水晶振動子の概略平面図である。 図3は図2のA−A線に沿う概略断面図である。 図4は図2のB−B線に沿う概略断面図である。 図5は図1の水晶振動子の概略底面図である。 図6は第2切り欠き部における各端面の形成を説明するための概略平面図である。 図7は図1の水晶振動子の製造工程を模式的に示す概略断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、水晶振動デバイスとして水晶振動子に適用して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る水晶振動子の概略斜視図であり、図2は、その概略平面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う概略断面図であり、図4は、図2のB−B線に沿う概略断面図であり、図5は、水晶振動子の概略底面図である。なお、図3,図4及び後述の図7では、説明の便宜上、樹脂フィルム等の厚みを誇張して示している。
この実施形態の水晶振動子1は、ATカット水晶振動板2と、このATカット水晶振動板2の表裏の両主面の一方の主面側を覆って封止する第1封止部材としての第1樹脂フィルム3と、水晶振動板2の他方の主面側を覆って封止する第2封止部材としての第2樹脂フィルム4とを備えている。
この水晶振動子1は、直方体であって、平面視略矩形である。この実施形態の水晶振動子1は、平面視で、例えば、1.2mm×1.0mmで、厚みは0.2mmであり、小型化及び低背化を図っている。
なお、水晶振動子1のサイズは、上記に限定されるものではなく、これとは異なるサイズであっても適用可能である。
次に、水晶振動子1を構成するATカット水晶振動板2及び第1,第2樹脂フィルム3,4の各構成について説明する。
この実施形態のATカット水晶振動板2は、矩形の水晶板を水晶の結晶軸であるX軸の周りに35°15´回転させて加工したATカットの水晶板であり、回転した新たな軸をY´及びZ´軸という。ATカット水晶板では、その表裏の両主面が、XZ´平面である。
このXZ´平面において、平面視矩形の水晶振動板2の短辺方向(図2,図4,図5の上下方向)がX軸方向となり、水晶振動板2の長辺方向(図2,図3,図5の左右方向)がZ´軸方向となる。
このATカット水晶振動板2は、平面視が略矩形の振動部21と、この振動部21の周囲を、貫通部22を挟んで取り囲む外枠部23と、振動部21と外枠部23とを連結する連結部24とを備えている。振動部21、外枠部23及び連結部24は、一体的に形成されている。振動部21及び連結部24は、外枠部23に比べて薄く形成されている、すなわち、外枠部23は、振動部21及び連結部24に比べて厚肉である。
この実施形態では、平面視が略矩形の振動部21を、その一つの角部に設けた一箇所の連結部24によって外枠部23に連結しているので、2箇所以上で連結する構成に比べて、振動部21に作用する応力を低減することができる。
また、この実施形態では、連結部24は、外枠部23の内周のうちX軸方向に沿う一辺から突出し、かつ、Z´軸方向に沿って形成されている。ATカット水晶振動板2のZ´軸方向の両端部に形成された第1,第2実装端子27,28は、半田等によって回路基板等に直接接合される。このため、水晶振動子の長辺方向(Z´軸方向)に収縮応力が働き、当該応力が振動部に伝搬することにより水晶振動子の発振周波数が変化し易くなることが考えられる。これに対して、この実施形態では、前記収縮応力に沿う方向に連結部24が形成されているため、当該収縮応力が振動部21に伝搬するのを抑制することができる。その結果、水晶振動子1を回路基板に実装した際の発振周波数の変化を抑制することができる。
振動部21の表裏の両主面には、一対の第1,第2励振電極25,26がそれぞれ形成されている。平面視矩形のATカット水晶振動板2の長辺方向の両端部の外枠部23には、第1,第2励振電極25,26にそれぞれ接続された第1,第2実装端子27,28が、ATカット水晶振動板2の短辺方向に沿ってそれぞれ形成されている。各実装端子27,28は、当該水晶振動子1を、回路基板等に実装するための端子である。
両主面の一方の主面では、図2に示されるように、第1実装端子27は、後述の矩形環状の第1封止パターン201に連設され、他方の主面では、図5に示されるように、第2実装端子28は、後述の矩形環状の第2封止パターン202に連設されている。
このように第1,第2実装端子27,28は、振動部21を挟んでATカット水晶振動板2の長辺方向(Z´軸方向)の両端部にそれぞれ形成されている。
ATカット水晶振動板2の両主面の第1実装端子27同士、及び、第2実装端子28同士はそれぞれ電気的に接続されている。この実施形態では、両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士は、ATカット水晶振動板2の対向する長辺側の側面を引き回された引き回し電極でそれぞれ電気的に接続されると共に、ATカット水晶振動板2の対向する短辺側の側面を引き回された引き回し電極でそれぞれ電気的に接続されている。更に、短辺側では、両主面間に亘って切り欠かれた切り欠き部207,208に電極が被着されてなる、後述の第1,第2キャスタレーション205,206によって電気的に接続されている。
ATカット水晶振動板2の表面側には、第1樹脂フィルム3が接合される第1封止パターン201が、略矩形の振動部21を取り囲むように矩形環状に形成されている。この第1封止パターン201は、第1実装端子27に連なる接続部201aと、この接続部201aの両端部からATカット水晶振動板2の長辺方向(Z´軸方向)に沿ってそれぞれ延出する第1延出部201b,201bと、ATカット水晶振動板2の短辺方向(X軸方向)に沿って延出して前記各第1延出部201b,201bの延出端を接続する第2延出部201cとを備えている。第2延出部201cは、第1励振電極25から引出された第1引出し電極203に接続されている。したがって、第1実装端子27は、第1引出し電極203及び第1封止パターン201を介して第1励振電極25に電気的に接続されている。ATカット水晶振動板2の短辺方向に沿って延出する第2延出部201cと第2実装端子28との間には、電極が形成されていない無電極領域が設けられて、第1封止パターン201と第2実装端子28との絶縁が図られている。
ATカット水晶振動板2の裏面側には、図5に示されるように、第2樹脂フィルム4が接合される第2封止パターン202が、略矩形の振動部21を取り囲むように矩形環状に形成されている。この第2封止パターン202は、第2実装端子28に連なる接続部202aと、この接続部202aの両端部からATカット水晶振動板2の長辺方向に沿ってそれぞれ延出する第1延出部202b,202bと、ATカット水晶振動板2の短辺方向に沿って延出して、前記各第1延出部202b,202bの延出端を接続する第2延出部202cとを備えている。第2延出部202cは、第2励振電極26から引出された第2引出し電極204に接続されている。したがって、第2実装端子28は、第2引出し電極204及び第2封止パターン202を介して第2励振電極26に電気的に接続されている。ATカット水晶振動板2の短辺方向に沿って延出する第2延出部202cと第1実装端子27との間には、電極が形成されていない無電極領域が設けられて、第2封止パターン202と第1実装端子27との絶縁が図られている。
図2に示されるように、第1封止パターン201の、ATカット水晶振動板2の長辺方向に沿ってそれぞれ延出する第1延出部201b,201bの幅は、前記長辺方向に沿って延びる外枠部23の幅より狭く、第1延出部201b,201bの幅方向(図2の上下方向)の両側には、電極が形成されていない無電極領域が設けられている。
この第1延出部201b,201bの両側の無電極領域の内、外側の無電極領域は、第1実装端子27まで延びていると共に、第2実装端子28と第2延出部201cとの間の無電極領域に連なっている。これによって、第1封止パターン201の接続部201a、第1延出部201b,201b、及び、第2延出部201cの外側は、平面視で「コ」の字状の無電極領域によって囲まれている。
第1封止パターン201の接続部201aの幅方向の内側には、無電極領域が形成されており、この無電極領域は、第1延出部201b,201bの内側の無電極領域に連なっている。第2延出部201cの幅方向の内側には、連結部24の第1引出し電極203を除いて無電極領域が形成されており、この無電極領域は、第1延出部201b,201bの内側の無電極領域に連なっている。これによって、第1封止パターン201の接続部201a、第1延出部201b,201b、及び、第2延出部201cの幅方向の内側は、連結部24の第1引出し電極203を除いて平面視で矩形環状の無電極領域によって囲まれている。
図5に示されるように、第2封止パターン202の、ATカット水晶振動板2の長辺方向に沿ってそれぞれ延出する第1延出部202b,202bの幅は、前記長辺方向に沿って延びる外枠部23の幅より狭く、第1延出部202b,202bの幅方向(図5の上下方向)の両側には、電極が形成されていない無電極領域が設けられている。
この第1延出部202b,202bの両側の無電極領域の内、外側の無電極領域は、第2実装端子28まで延びていると共に、第1実装端子27と第2延出部202cとの間の無電極領域に連なっている。これによって、第2封止パターン202の接続部202a、第1延出部202b,202b、及び、第2延出部202cの外側は、平面視で逆「コ」の字状の無電極領域によって囲まれている。
第2封止パターン202の接続部202aの幅方向の内側には、連結部24の第1引出し電極204を除いて無電極領域が形成されており、この無電極領域は、第1延出部202b,202bの内側の無電極領域に連なっている。第2延出部202cの幅方向の内側には、無電極領域が形成されており、この無電極領域は、第1延出部202b,202bの内側の無電極領域に連なっている。これによって、第2封止パターン202の接続部202a、第1延出部202b,202b、及び、第2延出部202cの幅方向の内側は、連結部24の第1引出し電極204を除いて平面視で矩形環状の無電極領域によって囲まれている。
上記のように第1,第2封止パターン201,202の第1延出部201b,201b;202b,202bを、外枠部23の幅よりも狭くし、第1延出部201b,201b;202b,202bの幅方向の両側には、無電極領域を設けていると共に、接続部201a,202a及び第2延出部201c,202cの幅方向の内側には、無電極領域を設けている。前記無電極領域は、スパッタリング時に外枠部23の側面に回り込んだ第1,第2封止パターン201,202を、フォトリソグラフィー技術によりパターニングし、これをメタルエッチングで除去することによって形成される。これにより、第1,第2封止パターン201,202が外枠部23の側面に回り込むことによる短絡を防止することができる。
上記のように、両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士は、電気的にそれぞれ接続されているので、当該水晶振動子1を、回路基板等に実装する際に、表裏の両主面のいずれの面でも実装することができる。
ATカット水晶振動板2の表裏面にそれぞれ接合されてATカット水晶振動板2の振動部21を、封止する第1,第2樹脂フィルム3,4は、矩形のフィルムである。この矩形の第1,第2樹脂フィルム3,4は、ATカット水晶振動板2の長手方向の両端部の第1,第2実装端子27,28を除く矩形の領域を覆うサイズであり、前記矩形の領域に接合される。
この実施形態では、第1,第2樹脂フィルム3,4は、耐熱性の樹脂フィルム、例えば、ポリイミド樹脂製のフィルムであり、300℃程度の耐熱性を有している。このポリイミド樹脂製の第1,第2樹脂フィルム3,4は、透明であるが、後述の加熱圧着の条件によっては、不透明となる場合がある。なお、この第1,第2樹脂フィルム3,4は、透明、不透明、あるいは、半透明であってもよい。
第1,第2樹脂フィルム3,4は、ポリイミド樹脂に限らず、スーパーエンジニアリングプラスチックに分類されるような樹脂、例えば、ポリアミド樹脂やポリエーテルエーテルケトン樹脂等を用いてもよい。
第1,第2樹脂フィルム3,4は、表裏両面の全面に熱可塑性の接着層が形成されている。この第1,第2樹脂フィルム3,4は、その矩形の周端部が、ATカット水晶振動板2の表裏両主面の外枠部23に、振動部21を封止するように、例えば、熱プレスによってそれぞれ加熱圧着される。
このように第1,第2樹脂フィルム3,4は、耐熱性の樹脂フィルムであるので、当該水晶振動子1を、回路基板等に半田実装する場合の半田リフロー処理の高温に耐えることができ、第1,第2樹脂フィルム3,4が変形等することがない。
ATカット水晶振動板2の第1,第2励振電極25,26、第1,第2実装端子27,28,第1,第2封止パターン201,202、及び、第1,第2引出し電極203,204は、例えば、TiまたはCrからなる下地層上に、例えば、Auが積層され、更に、例えば、Ti、CrまたはNiが積層形成されて構成されている。
この実施形態では、下地層はTiであり、その上に、Au、Tiが積層形成されている。このように最上層がTiであることによって、Auが最上層である場合に比べて、ポリイミド樹脂との接合強度が向上する。
矩形の第1,第2樹脂フィルム3,4が接合される矩形環状の第1,第2封止パターン201,202の上層は、上記のように、Ti、CrまたはNi(またはこれらの酸化物)から構成されるので、Au等に比べて、第1,第2樹脂フィルム3,4との接合強度を高めることができる。
この実施形態では、両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士の電気的接続の信頼性を高めるために、平面視矩形のATカット水晶振動板2の長辺方向(Z´軸方向)の一方の端部には、ATカット水晶振動板2の一方の主面から他方の主面に亘って内方へ切り欠かれた第1切り欠き部207に電極が被着されてなる第1キャスタレーション205が形成されている。また、ATカット水晶振動板2の長辺方向の他方の端部には、ATカット水晶振動板2の一方の主面から他方の主面に亘って内方へ切り欠かれた第2切り欠き部208に電極が被着されてなる第2キャスタレーション206が形成されている。
第1キャスタレーション205及び第2キャスタレーション206は、平面視矩形のATカット水晶振動板2の対向する各短辺の中央部にそれぞれ形成されており、両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士をそれぞれ電気的に接続する。
両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士をそれぞれ接続する第1,第2キャスタレーション205,206は、第1,第2実装端子を、例えば、半田によって、回路基板等に接合した後に、半田から受ける応力が偏らないように、少なくともZ´軸方向に延びる各対向辺を二等分する二等分線に対して線対称、すなわち、平面視矩形のATカット水晶振動板2のZ´軸方向(長辺方向)の中心線に対称に形成されるのが好ましい。
第1,第2キャスタレーション205,206は、X軸方向に延びる各対向辺の中心線に対しても線対称に形成されるのが、更に好ましい。
第1,第2キャスタレーション205,206は、ATカット水晶振動板2の外面を切り欠いて形成されているので、内方へ窪んでおり、外面に形成されている電極に比べて、摩耗しにくく、損傷による断線を抑制することができる。
第1,第2キャスタレーション205,206の第1,第2切り欠き部207,208は、平面視で略矩形に切り欠かれている。第1,第2切り欠き部207,208は、図2及び図5に示されるように、互いに対向する第1,第2端面207a,207b;208a,208b、及び、前記両端面207a,207b;208a,208bにそれぞれ直交する第3端面207c,208cをそれぞれ備えている。
上記のように、平面視矩形のATカット水晶振動板2は、その表裏の両主面が、XZ´平面であり、ATカット水晶振動板2の短辺方向(図2,図5の上下方向)がX軸方向、ATカット水晶振動板2の長辺方向(図2,図5の左右方向)がZ´軸方向である。
第1,第2切り欠き部207,208は、図2及び図5に示すように、Z´軸に沿って延びる端面であって、かつ、−X軸側の端面である第1端面207a,208aをそれぞれ有している。第1端面207a,208aは、−X軸方向の端部における端面である。
図4は、上記のように、図2のB−B線に沿う概略断面図であり、この図4では、第1,第2切り欠き部207,208の第1端面207a,208aの内、第2切り欠き部208の第1端面208aが代表的に示されている。
この第1端面208aは、第1樹脂フィルム3が接合されたATカット水晶振動板2の一方の主面から他方の主面へ向けて−X軸側へ突出するように傾斜した第1傾斜面208a1と、第2樹脂フィルム4が接合されたATカット水晶振動板2の他方の主面から一方の主面に向けて、−X軸側へ突出するように傾斜して、前記第1傾斜面208a1に連なる第2傾斜面208a2とを備えている。
第2切り欠き部208の第1端面208aにおける第1傾斜面208a1は、第1樹脂フィルム3が接合されたATカット水晶振動板2の一方の主面に対して鈍角となっている。同様に、第1端面208aにおける第2傾斜面208a2は、第2樹脂フィルム4が接合されたATカット水晶振動板2の他方の主面に対して鈍角となっている。更に、第1端面208aにおける第1傾斜面208a1と第2傾斜面208a2との成す角も鈍角となっている。
第1切り欠き部207の図3に示される第1端面207aにおける第1,第2傾斜面207a1,207a2も上記の第2切り欠き部208の第1端面208aと同様に、ATカット水晶振動板2の各主面に対して鈍角となっていると共に、両傾斜面207a1,207a2の成す角も鈍角となっている。
このように第1,第2キャスタレーション205,206の第1,第2切り欠き部207,208のZ´軸に沿って延び、かつ、−X軸側の端面である第1端面207a,208aは、いずれの角部も鈍角となっている。
これに対して、第1,第2キャスタレーション205,206の第1,第2切り欠き部207,208のZ´軸に沿って延び、かつ、+X軸側の端面である第2端面207b,208b、すなわち、第1端面207a,208aにそれぞれ対向する第2端面207b,208bは、図4に第2切り欠き部208の第2端面208bが代表的に示されているように、2つの傾斜面208b1,208b2の成す角は鋭角となっている。
また、第1,第2キャスタレーション205,206の第1,第2切り欠き部207,208のX軸に沿って延びる第3端面207c,208c、すなわち、Z´軸方向の第3端面207c,208cは、図3の概略断面図に示すように、第1樹脂フィルム3が接合されるATカット水晶振動板2の一方の主面、あるいは、第2樹脂フィルム4が接合されるATカット水晶振動板2の他方の主面に対して、鋭角となっている。
このように第1,第2キャスタレーション205,206の内方へ切り欠かれた第1,第2切り欠き部207,208は、Z´軸に沿って延びる端面であって、かつ、−X軸側の端面である第1端面207a,208aをそれぞれ有している。この−X軸側の端面である第1端面207a,208aは、いずれの角部も鈍角となっているので、直角や鋭角となっている他の角部に比べて、断線を抑制することができる。これによって、ATカット水晶振動板2の両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士の電気的な接続の信頼性を高めることができる。
上記のように、第1傾斜面207a1,208a1と、第2傾斜面207a2,208a2との成す角が鈍角となる第1端面207a,208bを形成するためには、ATカット水晶板2のエッチングにおける結晶異方性を考慮して、以下に説明するような条件を満たすのが好ましい。
図6は、ATカット水晶振動板2の第2切り欠き部208付近を一方の主面側から見た概略平面図である。この図6では、第2実装端子28等の電極は省略して示している。ここでは、第2切り欠き部208について代表的に説明するが、第1切り欠き部207も同様である。
この図6では、上記図4に示されている、−X軸側の端面である第1端面208aの、一方の主面から他方の主面に向けて−X軸側へ突出するように傾斜した第1傾斜面208a1、及び、+X軸側の端面である第2端面208bの、一方の主面から他方の主面に向けて+X軸側へ突出するように傾斜した傾斜面208b1が示されている。
更に、この図6では、上記図3に示されている、X軸に沿って延びる第3端面208cが示されており、この第3端面208cは、一方の主面から他方の主面に向けて+Z´軸側へ突出するように傾斜した傾斜面となっている。
この図6では、平面視で矩形に切り欠かれた第2切り欠き部208において、ATカット水晶振動板2の+Z´軸側の端縁E1から、一方の主面における第2切り欠き部208の奥側の端縁E2までの寸法、すなわち、一方の主面における第2切り欠き部208のZ´軸に沿う方向の寸法(長さ)を、L1で示している。この寸法L1は、第2切り欠き部208の切り欠き深さに対応する。
また、一方の主面における第2切り欠き部208の−X軸側の端縁E3と+X軸側の端縁E4との間の寸法、すなわち、一方の主面における第2切り欠き部208のX軸に沿う方向の寸法(長さ)を、W1で示している。この寸法W1は、第2切り欠き部208の切り欠きの幅に対応する。
更に、平面視において、一方の主面における第2切り欠き部208の奥側の端縁E2から第3端面208cの突出端までの寸法をL2、一方の主面における第2切り欠き部208の−X軸側の端縁E3から第1端面208aの突出端までの寸法をW2、一方の主面における第2切り欠き部208の+X軸側の端縁E4から第2端面208bの突出端までの寸法をW3でそれぞれ示している。
第2切り欠き部208の−X軸側の端面である第1端面208aの第1,第2傾斜面208a1,208b1、及び、+X軸側の端面である第2端面208b2の2つの傾斜面208a2,208b2を形成するために、ATカット水晶振動板2の厚みをtとすると、一方の主面における第2切り欠き部208のZ´軸に沿う方向の上記寸法L1は、
L1≧0.85t
とするのが好ましい。
すなわち、第2切り欠き部208の一方の主面におけるZ´軸に沿う方向の寸法L1は、ATカット水晶振動板2の厚みtの85%以上とするのが好ましい。
これによって、エッチング終了時点において、第2切り欠き部208のZ´軸に沿う方向の上記寸法L1を、一方の主面における第2切り欠き部208の奥側の端縁E2から第3端面208cの突出端までの上記寸法L2に対して、
L1>L2
とすることができる。すなわち、第2切り欠き部208のX軸側の端面である第1,第2端面208a,208bの各傾斜面208a1,208b1;208a2,208b2を、+Z´軸側へ突出する第3端面208cに埋没させることなく、形成することができる。
また、一方の主面における第2切り欠き部208のX軸に沿う方向の上記寸法W1は、
W1≧1.2t
とするのが好ましい。
すなわち、第2切り欠き部208の一方の主面におけるX軸に沿う方向の寸法W1は、ATカット水晶振動板2の厚みtの120%以上とするのが好ましい。
これによって、エッチング終了時点において、上記寸法W1を、一方の主面における第2切り欠き部208の−X軸側の端縁E3から第1端面208aの突出端までの上記寸法W2と、一方の主面における+X軸側の端縁E4から第2端面208bの突出端までの上記寸法W3との和(W2+W3)に対して、
W1>(W2+W3)
とすることができる。すなわち、第2切り欠き部208を、両主面間に亘って貫通させることができ、−X軸側の端面である第1端面208a及び+X軸側の端面である第2端面208bを形成することができる。
なお、一方の主面における第2切り欠き部208のZ´軸に沿う方向の寸法L1は、ATカット水晶振動板2のZ´軸方向の外形寸法(この実施形態では、長辺の長さ)の12%以下であるのが好ましい。
このように寸法L1を、ATカット水晶振動板2のZ´軸方向の外形寸法の12%以下とすることによって、振動部21の領域を大きく確保することができ、振動部21の設計に悪影響を与えることがない。この実施形態では、寸法L1を、ATカット水晶振動板2のZ´軸方向の外形寸法の7%としている。
また、一方の主面における第2切り欠き部208のX軸に沿う方向の寸法W1は、ATカット水晶振動板2のX軸方向の外形寸法(この実施形態では、短辺の長さ)の35%以下であるのが好ましい。
このように寸法W1を、ATカット水晶振動板2のX軸方向の外形寸法の35%以下とすることによって、第1,第2実装端子27,28の面積を確保でき、実装強度に悪影響を与えることがない。この実施形態では、寸法W1を、ATカット水晶振動板2のX軸方向の外形寸法の20%としている。
上記では、一方の主面における場合について説明したが、他方の主面における場合も同様であり、少なくともいずれか一方の主面において、上記寸法L1,W1が、上記条件を満足するのが好ましい。
次に、この実施形態の水晶振動子1の製造方法について説明する。
図7は、水晶振動子1を製造する工程を模式的に示す概略断面図である。
先ず、図7(a)に示される加工前のATカット水晶ウェハ(ATカット水晶板)5を準備する。このATカット水晶ウェハ5に対して、フォトリソグラフィー技術を用いたウェットエッチングによって、図7(b)に示すように、複数のATカット水晶振動板部分2a及びそれらを支持するフレーム部分(図示せず)等の外形を形成し、更に、ATカット水晶振動板部分2aに、外枠部分23aや、外枠部分23aよりも薄肉の振動部分21a等を形成すると共に、キャスタレーション205,206となる切り欠き部207,208を形成する。
このATカット水晶ウェハ5のウェットエッチングによって、水晶の結晶方位によるエッチング異方性のために、上記の各傾斜面を有する各端面207a〜207c,208a〜208c等が形成される。
次に、図7(c)に示すように、スパッタリング技術または蒸着技術、及び、フォトリソグラフィー技術によって、ATカット水晶振動板部分2aの所定の位置に、第1,第2励振電極25a,26a、第1,第2実装端子27a,28aを形成する。このとき切り欠き部207,208に電極が被着されることでキャスタレーション205,206等が形成される。
更に、図7(d)に示されるように、ATカット水晶振動板部分2aの表裏の両主面を、連続した樹脂フィルム3a,4aでそれぞれ覆うように、樹脂フィルム3a,4aを加熱圧着し、各ATカット水晶振動板部分2aの各振動部分21aを封止する。
この樹脂フィルム3a,4aによる各振動部分21aの封止は、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で行われる。
次に、図7(e)に示すように、各ATカット水晶振動板2にそれぞれ対応するように、連続した各樹脂フィルム3a,4aを、第1,第2実装端子27,28の一部が露出するように切断して不要部分を除去し、各ATカット水晶振動板2を分離して個片化する。
これによって、図1に示される水晶振動子1が複数得られる。
本実施形態によれば、第1,第2キャスタレーション205,206は、ATカット水晶振動板2の外面から内方へ切り欠かれているので、外面に形成されている電極に比べて、内方へ窪んでいる。このため、摩耗しにくく、損傷による断線を抑制することができる。
更に、第1,第2キャスタレーション205,206は、Z´軸に沿って延びる端面であって、かつ、−X軸側の端面である第1端面207a,208aをそれぞれ有しており、この第1端面207a,208aは、第1傾斜面207a,208aと、第2傾斜面207b,208bとの成す角部を含め、いずれの角部も鈍角となっているので、直角や鋭角となっている他の角部に比べて、断線を抑制することができる。
これによって、ATカット水晶振動板2の両主面の第1実装端子27同士及び第2実装端子28同士の電気的な接続の信頼性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、ATカット水晶振動板2の表裏の両主面に、第1,第2樹脂フィルム3,4を接合して水晶振動子1を構成するので、セラミック等の絶縁材料からなる凹部を有するベースに、水晶振動片を収納し、蓋体をベースに接合して、気密に封止する従来例のように、高価なベースや蓋体が不要となる。
これによって、水晶振動子1のコストを低減することができ、水晶振動子1を、安価に提供することができる。
また、ベースの凹部に、水晶振動片を収納して蓋体で封止する従来例に比べて、薄型化(低背化)を図ることができる。
本実施形態の水晶振動子1では、第1,第2樹脂フィルム3,4によって振動部21を封止しているので、ベースに金属製やガラス製の蓋体を接合して気密に封止する従来例に比べて気密性が劣り、水晶振動子1の共振周波数の経年変化が生じ易い。
しかし、例えば、近距離無線通信用途のうちBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等では、周波数偏差等の規格が比較的緩やかであるので、かかる用途では、樹脂フィルムで封止した安価な水晶振動子1を使用することが可能である。
上記実施形態では、第1,第2キャスタレーション205,206は、平面視矩形のATカット水晶振動板2の対向する各辺に1箇所それぞれ形成されたが、複数箇所にそれぞれ形成してもよい。
第2切り欠き部207,208の形状は、上記実施形態に限らず、Z´軸に沿って延びる端面であって、かつ、水晶のX軸の−X軸側の端面が形成できる形状であればよい。
上記実施形態では、ATカット水晶振動板2の両主面に、第1,第2樹脂フィルム3,4を接合して、振動部21を封止したが、少なくとも一方の主面の樹脂フィルムに代えて、従来の蓋体を接合して振動部21を封止してもよい。
本発明は、水晶振動子に限らず、水晶発振器等の他の水晶振動デバイスに適用してもよい。
1 水晶振動子
2 ATカット水晶振動板
3 第1樹脂フィルム
4 第2樹脂フィルム
5 ATカット水晶ウェハ
21 振動部
23 外枠部
24 連結部
25 第1励振電極
26 第2励振電極
27 第1実装端子
28 第2実装端子
201 第1封止パターン
202 第2封止パターン
205 第1キャスタレーション
206 第2キャスタレーション
207 第1切り欠き部
208 第2切り欠き部
207a,208a 第1端面
207b,208b 第2端面
207c,208c 第3端面
207a1,208a1 第1傾斜面
207a2,208a2 第2傾斜面

Claims (8)

  1. 両主面の一方の主面に形成された第1励振電極及び他方の主面に形成された第2励振電極を有すると共に、前記第1,第2励振電極にそれぞれ接続された第1,第2実装端子を有するATカット水晶振動板と、
    前記ATカット水晶振動板の前記第1,第2励振電極をそれぞれ覆うように、前記ATカット水晶振動板の前記両主面にそれぞれ接合される第1,第2封止部材とを備え、
    前記第1実装端子は、前記ATカット水晶振動板の両端部の一方の端部の前記両主面に形成され、前記第2実装端子は、前記両端部の他方の端部の前記両主面に形成されており、
    前記ATカット水晶振動板の前記一方の端部及び前記他方の端部には、前記一方の主面から前記他方の主面に亘って切り欠かれた切り欠き部に電極が被着されてなる第1キャスタレーション及び第2キャスタレーションがそれぞれ形成されており、
    前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションは、前記両主面の前記第1実装端子同士及び前記第2実装端子同士をそれぞれ接続するものであり、
    前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションの前記切り欠き部は、水晶のZ´軸に沿って延びる端面であって、かつ、互いに対向する第1,第2端面をそれぞれ有し、
    前記第1端面は、前記一方の主面から前記他方の主面に向けて前記第2端面側に突出するように傾斜した第1傾斜面と、前記他方の主面から前記一方の主面へ向けて前記第2端面側に突出するように傾斜して前記第1傾斜面に連なる第2傾斜面とを有し、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との成す角が鈍角になっている、
    ことを特徴とする水晶振動デバイス。
  2. 前記切り欠き部の、前記一方の主面及び前記他方の主面の少なくともいずれかの一方の主面における前記Z´軸に沿う方向の寸法が、前記ATカット水晶振動板の厚みに対して85%以上である、
    請求項1に記載の水晶振動デバイス。
  3. 前記切り欠き部の、前記一方の主面及び前記他方の主面の少なくともいずれか一方の主面における水晶のX軸に沿う方向の寸法が、前記ATカット水晶振動板の厚みに対して120%以上である、
    請求項1または2に記載の水晶振動デバイス。
  4. 前記ATカット水晶振動板は、平面視矩形であり、前記第1キャスタレーション及び前記第2キャスタレーションは、前記平面視矩形の水晶のX軸に沿う方向の各対向辺の中央部にそれぞれ形成されている、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の水晶振動デバイス。
  5. 前記第1,第2封止部材の少なくとも一方の封止部材が、樹脂製のフィルムである、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の水晶振動デバイス。
  6. 前記ATカット水晶振動板は、前記両主面に前記第1,第2励振電極がそれぞれ形成された振動部と、該振動部に連結部を介して連結されると共に、前記振動部の外周を取り囲む外枠部とを有し、前記外枠部は、前記振動部より厚肉であり、
    前記フィルムは、その周端部が前記外枠部の両主面にそれぞれ接合されて、前記振動部を封止する、
    請求項5に記載の水晶振動デバイス。
  7. 前記外枠部の前記両主面の一方の主面には、前記第1励振電極と前記第1実装端子とを接続し、かつ前記振動部を取り囲むと共に、前記フィルムが接合される第1封止パターンが形成され、前記外枠部の前記両主面の他方の主面には、前記第2励振電極と前記第2実装端子とを接続し、かつ前記振動部を取り囲むと共に、前記フィルムが接合される第2封止パターンが形成されている、
    請求項6に記載の水晶振動デバイス。
  8. 前記第1封止パターン及び前記第2封止パターンは、前記Z´軸に沿って延びる延出部をそれぞれ有し、各延出部の幅が、前記Z´軸に沿って延びる前記外枠部の幅より狭い、
    請求項7に記載の水晶振動デバイス。
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