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JP6757323B2 - 端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、LTEアドバンスト(LTE Rel.10−12ともいう)が仕様化され、後継システム(LTE Rel.13、5G(5th generation mobile communication system)などと呼ばれる)も検討されている。
5Gにおいては、さらなる通信の高速化、大容量化への対応が求められる。このため、5Gでは、LTE Rel.12で利用される周波数帯域に加えて、更なる高周波数帯域の利用が検討されている。また、5Gでは、新しい無線アクセス技術(5G New RAT(Radio Access Technology))の導入が検討されている。
5Gでの導入が検討されるRAT(5G RAT)においては、LTE RATのデザインに基づいて、LTEの無線フレームを構成するパラメータセット(例えば、サブキャリア間隔、帯域幅、シンボル長等)を変更(例えば、定数倍)して用いることが検討されている。また、5G RATにおいては、単一又は複数の通信システムが、無線フレームを構成するパラメータセットを複数有し、ユーザ端末と通信を行うことが想定される。この場合、ユーザ端末には、無線フレームを構成するパラメータセットに応じて異なる信号構成の同期信号が送信されることが想定される。
しかしながら、無線フレームを構成するパラメータセット毎に信号構成が異なる同期信号を受信する場合、ユーザ端末は、それぞれの信号構成の同期信号に基づいてセルサーチを行う必要がある。このため、ユーザ端末におけるセルサーチに要する処理負荷が増大する事態が発生し得る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、無線フレームを構成するパラメータセットを複数有する通信システムと通信を行う場合であっても、セルサーチに要する処理負荷を軽減することができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る端末は、サブキャリア間隔が異なる場合であっても信号構成が同じである同期信号を受信する受信部と、前記同期信号に基づいてセルサーチを行う制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線フレームを構成するパラメータセットを複数有する通信システムと通信を行う場合であっても、セルサーチに要する処理負荷を軽減することが可能となる。
図1Aは、LTE RATと5G RATの無線リソース配置の一例を示す模式図であり、図1Bは、LTE RATと5G RATの無線リソース配置の別の一例を示す模式図である。 図2Aは、LTE RATにおけるPSS/SSSのスケジューリングの模式図であり、図2Bは、5Gにおける同期信号のスケジューリングの一例を示す図であり、図2Cは、5Gにおける同期信号のスケジューリングの別の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムで利用される同期信号の一例を示す模式図である。 第1の実施形態に係るユーザ端末のセルサーチ動作を示すフロー図である。 第2の実施形態に係るユーザ端末のセルサーチ動作を示すフロー図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
LTEの後継システム(LTE Rel.10〜12)におけるCAでは、ユーザ端末当たりに設定可能なCC数が最大5個に制限されている。一方、LTEのさらなる後継システムであるLTE Rel.13以降においては、ユーザ端末当たりに設定可能なCC数の制限を緩和し、6個以上のCC(セル)を設定する拡張キャリアアグリゲーション(CA enhancement、enhanced CAなどともいう)が検討されている。
加えて、LTEの更なる後継システムであるLTE Rel.13以降(5G)においては、新しい無線アクセス技術(5G (New) RAT)の導入が検討されている。ここで、5Gにおいては、従来のLTE RATと5G RATの共存が想定されている。
図1は、LTE RATと5G RATの無線リソース配置の一例を示す模式図である。5Gでは、例えば、図1A及び図1Bに示すように比較的広いカバレッジを有するマクロセルにLTE RATを適用し、比較的狭いカバレッジを有するスモールセルに5G RATを適用することが想定される。この場合、5G RATが適用されるスモールセルを、LTE RATが適用されるマクロセルにオーバーレイするように配置することが想定される。
また、5G RATにおいては、LTE RATのデザイン(Numerology)に基づいて、LTEの無線フレームを構成するパラメータ(例えば、サブキャリア間隔、帯域幅、シンボル長等)を定数倍(例えば、N倍や1/N倍)して用いる方法が検討されている。ここで、ニューメロロジー(Numerology)とは、そのRATにおける信号のデザインを意味する。このニューメロロジーにより、RATのデザインを特徴付ける各パラメータのセットが示される。5Gにおいては、用途毎の要求条件に応じて異なるニューメロロジーをサポートすることが考えられる。例えば、シンボル長や、サブキャリア間隔等が異なる複数のニューメロロジーがサポートされ、5G RATの中で共存することが考えられる。
例えば、5G RATでは、LTE RATを基準としてサブキャリア間隔や帯域幅をN倍にし、シンボル長を1/N倍にできるようにすることが考えられる。このようにすることで、例えばTTI(Transmission Time Interval)長を短くすることができるため、送受信にかかる時間を短くすることができ、低遅延を実現しやすくなる。
また、他の例として、サブキャリア間隔や帯域幅を1/N倍にし、シンボル長をN倍にすることも考えられる。このようにすることで、シンボルの全体長が増加するため、シンボルの全体長に占めるCP(Cyclic Prefix)長の比率が一定である場合でも、CP長を長くすることができる。これにより、通信路におけるフェージングに対して、より強い(ロバストな)無線通信が可能となる。
ところで、LTE RATにおけるセルサーチは同期信号を受信することで行われる。同期信号としては、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)が用いられる。これらの同期信号は、下り信号の所定の無線リソースにスケジューリングされている。ユーザ端末は、PSSを受信することで、セルの5msのタイミングと、セルグループ内のセルID(セル識別用信号)(3通り)を検出する。また、ユーザ端末は、SSSを受信することで、SSSとPSSとの相対位置(フレームタイミング)、セルIDグループ(168通り)、CP長(2通り)、Duplex mode(2通り)を検出する。
そして、ユーザ端末は、セルサーチによりセルを認識し同期した後、MIB(Master Information Block)やSIB(System Information Block)を介してセルのシステム情報を取得することにより、接続するセルの帯域幅等の情報を取得することができる。また、認識したセルから送信される下りリンクの参照信号(CRS(Cell-specific Reference Signal)やCSI−RS(Channel State Information-Reference Signal))を用いて、そのセルの下りリンク受信信号電力(RSRP(Reference Signal Received Power))を測定できる。PSS、SSS及びCRS又はPSS、SSS、CRS及びCSI−RSをまとめてDRS(Discovery Reference Signal)と呼ぶこともできる。
図2は、ニューメロロジーによる同期信号の違いを示す模式図である。図2Aには、LTE RATにおけるPSS/SSS(同期信号)のスケジューリングの模式図が示される。図2Aに示すように、LTE RATにおけるPSS/SSSは、システム帯域幅に依らず、1920kHzのサンプリングレートで945kHz幅でシステム帯域幅の中心にスケジューリングされている。
一方、図2B、図2Cには、5Gにおける同期信号のスケジューリングの一例が示される。例えば、図2Bには、従来のLTEよりも短いTTI長を有し、長いバンド長(Bandwidth)を有する同期信号の一例(Shorter TTI & Wider bandwidth)が示される。また、図2Cには、従来のLTE RATよりも長いTTI長を有し、短いバンド長を有する同期信号の一例(Longer TTI & Narrower bandwidth)が示される。これらは、5G RATの一例であり、LTE RATに比べて、構成パラメータがN倍又は1/N倍となっている。
このように、5GではTTI長、バンド長の異なる複数のニューメロロジーの同期信号が共存する可能性がある。上述したようにニューメロロジー毎に同期信号が異なる場合には、ユーザ端末は、セルに接続するために各ニューメロロジーに応じた同期信号の検出を含むセルサーチを行う必要がある。
しかしながら、5G RATがニューメロロジー毎に異なる同期信号を送信する構成とすると、ユーザ端末は複数のニューメロロジーの同期信号に基づいてセルサーチを行う必要がある。このため、ユーザ端末におけるセルサーチに要する処理負荷が増大する事態が発生し得る。
そこで、本発明者らは、5G RAT用の同期信号の信号構成を、無線フレームを構成するパラメータセットに依らず同一に設計することが、ユーザ端末のセルサーチ負担の軽減につながることを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の骨子は、無線フレームを構成するパラメータセットを複数有する単一又は複数の通信システムから送信される同期信号の信号構成を、通信システムにおける無線フレームを構成するパラメータセット(ニューメロロジー)に依らずに同一とし、ユーザ端末において、この同期信号に基づいてセルサーチを制御することである。
本発明によれば、無線フレームを構成するパラメータセット(ニューメロロジー)が異なる場合であっても、信号構成が同一の同期信号を用いて通信システムと同期することができる。このため、ニューメロロジー毎に異なる信号構成の同期信号を検出する必要がなく、セルサーチに要する処理負荷を軽減することができる。
以下、本発明に係る複数の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各実施の形態において、ユーザ端末は、LTE RATが適用されるセル(以下、「LTE RATセル」という)及び5G RATが適用されるセル(以下、「5G RATセル」という)に対してセルサーチを行う機能を有するものとする。これにより、ユーザ端末は、LTE RATセル及び5G RATセルに対して同時に接続することができる。
また、以下に示す各実施の形態においては、無線フレームを構成するパラメータセットを複数有する単一又は複数の通信システムから送信される同期信号を、通信システムにおけるニューメロロジーに依らず、同一の信号構成とする。ここで、「通信システムにおけるニューメロロジーに依らず」とは、「ニューメロロジーが異なる複数のRAT(無線通信方式)であっても共通して」ということを意味する。つまり、各実施形態では、ニューメロロジーが異なる複数のRATにおいて、同じ同期信号構成(同期信号の無線リソース領域(例えば、帯域幅)、系列パターン、サブキャリア間隔、シンボル長など)が用いられる。
なお、5G RATが適用される単一の通信システムにおいて、異なるニューメロロジー(異なるパラメータセット)の信号が用いられる場合(例えば、同一の5G RATで異なるTTI長の信号を時分割や、周波数分割を適用して送信する場合)、これらの異なるパラメータセットを適用した信号間で、同じ信号構成を有する同期信号を用いるようにすることができる。
特に、以下に示す各実施の形態においては、同一の信号構成を有する同期信号として、LTE RAT用の同期信号であるPSS/SSSに基づく同期信号を利用する場合について説明する。ここで、PSS/SSSに基づく同期信号には、PSS/SSSの信号構成をそのまま利用するものや、PSS/SSSの信号構成の一部(例えば、サブキャリア間隔やシンボル長等)を変更して利用するものが含まれる。前者は、以下に示す第1、第2の実施の形態に示され、後者は、以下に示す第3の実施の形態に示される。
ここで、各実施の形態について説明する前に、各通信システムにおけるニューメロロジーに依らず、同一の信号構成とされる同期信号の概要について、図3を参照して説明する。図3は、本実施の形態に係る無線通信システムで利用される同期信号の一例を示す模式図である。なお、図3においては、LTE RATの1サブフレーム(14OFDMシンボル×12サブキャリア)に相当する無線リソース領域における5G RATの無線リソースを示している。
図3においては、LTE RATの3倍のサブキャリア間隔で、1/3倍のシンボル長のニューメロロジーで構成される5G RATの無線リソースを示している。図3に示す5G RAT用のリソース(信号割り当て単位)は、PSSやSSSが割り当てられるLTE RAT用のリソースエレメントに対し、シンボル長が1/3倍に設定され、サブキャリア間隔が3倍に設定されている。5G RATにおける信号割り当て単位はこの構成に限られず、例えばより短い時間単位で割り当てを行ってもよい。
一方、同期信号については、5G RATのニューメロロジーに依らず、LTE RATにおけるPSS/SSSの信号構成をそのまま利用している。すなわち、LTE RATにおけるPSS/SSSと信号構成が同一の同期信号がスケジューリングされている。以下では、PSS/SSSと信号構成が同一の同期信号を、説明の便宜上、「PSS/SSS」と呼ぶものとする。このため、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)を検出可能なユーザ端末は、5G RATのニューメロロジーに依らず、これらのPSS/SSSを検出することができる。そして、5G RATセルに対してセルサーチを行う場合、ユーザ端末は、まず、PSS/SSSを検出する。そして、ユーザ端末は、検出したPSS/SSSに基づいて、各RATにおけるセルサーチを制御することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、5G RATのニューメロロジーに依らず、LTE RATにおけるPSS/SSSを、5G RATの同期信号として利用する場合について説明する。以下、このような同期信号を利用したユーザ端末におけるセルサーチ動作について説明する。図4は、第1の実施の形態に係るユーザ端末のセルサーチ動作を示すフロー図である。例えば、ユーザ端末は、新たなセルに接続する場合に以下に示すセルサーチ動作を行うことができる。
まず、ユーザ端末は、セルサーチにおいて、LTE同期信号(PSS/SSS)の検出を試みる(ステップST401)。そして、ユーザ端末は、ステップST401で検出したPSS/SSSに基づいて、タイミング同期及びセルIDの認識(取得)を行う。その後、ユーザ端末は、RAT(種別)の識別処理を行う(ステップST402)。このRATの識別処理においては、接続するセルにおけるRAT(LTE RAT又は5G RAT)の種別が識別される。なお、このRATの識別処理の詳細については後述する。
ステップST402のRATの識別処理の結果、LTE RATであると判断した場合、ユーザ端末は、LTE RATに対する処理を行う。具体的には、報知チャネル(PBCH:Physical Brodacast Channel)で送信されるMIBの復調を行う(ステップST403)。そして、ユーザ端末は、MIBに含まれる情報を用いて、LTE RATセルに対する測定(Measurement)及び報告(Reporting)を行う(ステップST404)。例えば、ユーザ端末は、受信信号電力や受信信号品質(RSRP(Reference Signal Received Power)及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)等)を測定して、無線基地局に対して結果を報告する。
一方、ステップST402のRATの識別処理の結果、5G RATであると判断した場合、ユーザ端末は、5G RATに対する処理を行う。具体的には、5G RAT用の報知情報の復調を行う(ステップST405)。そして、ユーザ端末は、5G RAT用の報知情報に含まれる帯域幅等の情報を用いて、5G RATセルに対する測定及び報告を行う(ステップST406)。
ここで、ステップST402におけるRATの識別処理について説明する。RATの識別処理において、ユーザ端末は、受信した信号に基づいて、以下の識別処理の少なくとも1つを用いてRATを識別することができる。
識別処理(1−1):LTE RATの参照信号(例えば、CRS:Cell specific Reference Signal)の有無に基づく識別処理
識別処理(1−2):5G RAT(ニューメロロジー毎)の参照信号の有無に基づく識別処理
識別処理(1−3):LTE PSS/SSS(両方あるいはどちらか一方)により取得されるセルIDに基づく識別処理
識別処理(1−4):システム情報に含まれるRAT情報に基づく識別処理
識別処理(1−1)において、LTE RATの参照信号を検出した場合には、ユーザ端末は、新たなセルがLTE RATであると識別し、ステップST403に移る。一方、LTE RATの参照信号が検出できない場合には、新たなセルが5G RATであると識別し、ステップST405に移る。識別処理(1−1)においては、既知であるLTE RATの参照信号に基づいてRATを識別することができるので、特別な信号処理を必要とすることなくRATを識別することができる。
識別処理(1−2)において、5G RATの参照信号を検出した場合には、ユーザ端末は、新たなセルが5G RATであると識別し、ステップST405に移る。一方、5G RATの参照信号を検出できない場合には、新たなセルがLTE RATであると識別し、ステップST403に移る。識別処理(1−2)においては、5G RATで規定される参照信号に基づいてRATを識別することができるので、確実に5G RATを識別することができる。
特に、5G RATの参照信号は、5G RATのニューメロロジー毎に異なることが想定される。このため、5G RATの参照信号を検出することにより、ユーザ端末は、5G RATの異なるニューメロロジーを区別することができる。従って、ユーザ端末は、LTE RATと5G RATの区別のみならず、複数の5G RATを個別に識別することができる。
識別処理(1−3)において、ユーザ端末は、(LTEの)PSS/SSSにより取得されるセルIDが特定のIDであるか否かに応じてRATを識別することができる。特定のセルIDを認識した場合には、ユーザ端末は、新たなセルが5G RATであると識別し、ステップST405に移る。一方、ユーザ端末は、特定のセルID以外のIDを認識した場合には、新たなセルがLTE RATであると識別し、ステップST403に移る。この場合、ユーザ端末は、PSSで通知されるローカルセルID(3通り)に含まれるセルIDから特定のセルIDの対象を選択してもよい。また、SSSで通知されるセルグループID(168通り)から特定のセルIDの対象を選択してもよい。さらに、PSSとSSSの両方を用いたセルID(504通り)から特定のセルIDの対象を選択してもよい。
例えば、合計504通りのセルIDにID番号を割り振り、ID番号301以上のセルIDである場合に、5G RAT用のセルIDとすることができる。また、現状のセルIDに加え、新たなセルIDを追加して、追加したセルIDを5G RAT用のセルIDとしてもよい。識別処理(1−3)においては、セルIDに基づいてRATを識別することができるので、複数のニューメロロジーの5G RATを柔軟に識別することができる。
識別処理(1−4)においては、既に接続済みのセルから、RAT情報を含むシステム情報を取得できる場合を想定している。システム情報を取得できる場合、ユーザ端末は、そのシステム情報に含まれるRAT情報を用いて、新たなセルがLTE RATであるか、5G RATであるかを識別してもよい。システム情報としては、例えば、SIBを用いることができる。
この場合、ユーザ端末は、少なくとも一つのLTE RATセル及び/又は5G RATのセルと接続されている。ユーザ端末は、このように少なくとも一つのセルに接続している場合、RATの識別処理後、ステップST403及びステップST405を省略して、ステップST404又はステップST406に移るようにしてもよい。このようにすることで、不要なステップを省略することができ、RATの識別処理を簡易に行うことができる。
なお、上述したRATの識別処理では、識別処理(1−1)〜(1−4)の少なくとも1つの処理を行う場合について説明している。しかしながら、RATの識別処理についてはこれに限定されない。例えば、ユーザ端末は、識別処理(1−1)〜(1−4)のうち複数の処理を組み合わせて行うこともできる。この場合、複数の処理の結果に優先順位を付けてユーザ端末の識別処理を制御してもよい。また、上述した識別処理(1−1)、識別処理(1−2)において、参照信号を認識できない場合に、他の識別処理(例えば、識別処置(1−3)等)を行うように制御してもよい。
このように、第1の実施の形態においては、ユーザ端末は、PSS/SSS(同期信号)に基づいてタイミング同期及びセルIDを取得した後、各通信システム(RAT)の認識処理を行う。これにより、各通信システム間で共通の同期信号を用いてタイミング同期及びセルIDを取得できる。したがって、ユーザ端末は、各通信システムに適用されるRAT(LTE RAT又は5G RAT)に関わらず、タイミング同期及びセルIDの取得を行うことが可能となる。このため、通信システム毎に異なる信号構成の同期信号を検出する必要がなく、セルサーチに要する処理負荷を軽減することができる。また、セルサーチのための信号が共通化できるので、無線通信の効率を向上することができる。
特に、第1の実施の形態においては、LTE RATで規定されるPSS/SSSに基づいてタイミング同期を取ると共にセルIDを取得する。このため、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)を検出可能なユーザ端末において、確実にタイミング同期を取ると共にセルIDを取得することができる。この結果、ユーザ端末は、同期処理に必要な回路等を複雑化させることなく、LTE RATセルや5G RATセルと同期を行うことが可能となる。
また、第1の実施形態においては、LTEシステムの参照信号の有無、通信システム固有の参照信号の有無、同期信号から取得する識別子(例えば、セルID)、及びシステム情報の少なくとも一つに基づいて各通信システム(RAT)を識別する。これにより、複数のRATの識別方法から任意の方法を選択できるので、ユーザ端末の能力等に応じて柔軟に通信システム(RAT)を識別することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、第1の実施の形態と同様に、5G RATのニューメロロジーに依らず、LTE RATにおけるPSS/SSSを、5G RATの同期信号として利用する場合について説明する。以下、このような同期信号を利用したユーザ端末におけるセルサーチ動作について説明する。図5は、第2の実施の形態に係るユーザ端末のセルサーチ動作を示すフロー図である。例えば、ユーザ端末は、新たなセルに接続する場合に以下に示すセルサーチ動作を行うことができる。
まず、ユーザ端末は、セルサーチにおいて、LTE同期信号(PSS/SSS)の検出を試みる(ステップST501)。そして、ユーザ端末は、ステップST501で検出したPSS/SSSの少なくとも一方に基づいて、タイミング同期を行う。その後、ユーザ端末は、RAT(種別)の識別処理を行う(ステップST502)。なお、このRATの識別処理の詳細については後述する。
ステップST502の識別処理の結果、新たなセルがLTE RATであると判断した場合には、ユーザ端末は、LTE RATに対する処理を行う。具体的には、ユーザ端末は、ステップST501で検出したPSS/SSSに基づいてLTE RATにおけるセルIDを認識する(ステップST503)。なお、ステップST503においては、ステップST501で検出したPSS/SSSとは別にPSS/SSSを検出して用いることにより、LTE RATにおけるセルIDを認識するようにしてもよい。
ステップST502の識別処理の結果、新たなセルが5G RATであると判断した場合には、ユーザ端末は、5G RATに対する処理を行う。具体的には、ユーザ端末は、5G RATセルの識別用信号を検出し、検出した5G RATセルの識別用信号に基づいて5G RATセルのセルIDを認識する(ステップST504)。なお、この5G RATセルのセルIDの認識方法の詳細については後述する。
ここで、ステップST502におけるRATの識別処理について説明する。RATの識別処理において、ユーザ端末は、受信した信号に基づいて以下の識別処理の少なくとも1つを用いてRATを識別することができる。
識別処理(2−1):LTE PSS/SSS(両方あるいはどちらか一方)により取得されるセルIDに基づく識別処理
識別処理(2−2):LTE PSS/SSSのPSSとSSSとの相対位置に基づく識別処理
識別処理(2−3):PSS又はSSSのいずれか一方の信号構成に基づく識別処理
識別処理(2−1)において、ユーザ端末は、第1の実施の形態における識別処理(1−3)と同一の処理を行う。このため、詳細な説明を省略する。
識別処理(2−2)において、ユーザ端末は、検出したPSSとSSSの相対位置に応じて、新たなセルがLTE RATであるか、5G RATであるかを識別することができる。ユーザ端末は、LTE RATであると識別した場合には、ステップST503に移る。一方、5G RATであると識別した場合には、ステップST504に移る。PSSとSSSの相対位置としては、例えば既存のTDD(Time Division Duplex)やFDD(Frequency Division Duplex)で規定される位置にPSS、SSSが位置する場合には、LTE RATと識別してよい。
例えば、LTEのFDDにおいては、SSSは、PSSの直前のシンボルで送信される。また、LTEのTDDにおいては、SSSは、PSSの3シンボル前のシンボルで送信される。このようにPSS、SSSが配置された場合、ユーザ端末は、LTE RATであると判断することができる。
一方、既存のTDDやFDDで規定される相対位置にPSS、SSSが位置しない場合、ユーザ端末は、5G RATであると識別することができる。識別処理(2−2)においては、PSSとSSSの相対位置に基づいてRATを識別することができるので、新たな信号処理を必要とすることなく、LTE RATと5G RATとを識別することができる。
識別処理(2−3)において、ユーザ端末は、PSS又はSSSのいずれか一方の信号構成に基づいてRATを識別することができる。例えば、ユーザ端末は、PSS又はSSSの帯域幅や系列パターン等の信号構成に基づいて、LTE RATや、5G RATを識別するようにしてもよい。識別処理(2−3)においては、PSS又はSSSの信号構成に基づいてRATを識別することができるので、既存の信号構成を大幅に変更することなく効果的にLTE RATと5G RATを識別することが可能となる。
次に、ステップST504における5G RATセルのセルIDの認識方法について説明する。5G RATセルのセルID(識別用信号)を認識する際、ユーザ端末は、以下に示す認識処理の少なくとも1つを行うことができる。
認識処理(3−1):5G RATのニューメロロジー毎に設定されるセル識別用信号の検出に基づく認識処理
認識処理(3−2):5G RATに共通して設定されるセル識別用信号の検出に基づく認識処理
認識処理(3−3):認識処理(3−1)又は(3−2)と、タイミング検出に用いられるPSS、SSSの少なくとも一方との検出結果の組み合わせに基づく認識処理
認識処理(3−1)において、ユーザ端末は、5G RATのニューメロロジー毎に異なるセル識別用信号を検出することができる。認識処理(3−1)においては、5G RATのニューメロロジー毎に異なるセル識別用信号が検出されるので、ユーザ端末は、複数のニューメロロジーの5G RATが存在する場合であっても、複数の5G RATをそれぞれ区別してセルIDを認識することができる。
認識処理(3−2)において、ユーザ端末は、5G RATの異なるニューメロロジー間で共通のセル識別用信号を検出することができる。認識処理(3−2)においては、5G RATの異なるニューメロロジー間で共通のセル識別用信号が検出されるので、ユーザ端末は、ニューメロロジー毎に個別に5G RATを認識する場合と比べ、複数のセルに対するセルIDをまとめて認識することが可能となる。この結果、5G RATセルのセルIDを認識するための処理を簡素化することができる。
認識処理(3−3)において、ユーザ端末は、上述した認識処理(3−1)で検出したセル識別信号又は認識処理(3−2)で検出したセル識別信号と、ステップST501でタイミング同期に用いたPSSとSSSの少なくとも一方の検出結果との組み合わせに基づいて、セル識別用信号を検出することができる。認識処理(3−3)においては、複数の情報を組み合わせてセル識別用信号が検出されるので、ユーザ端末は、5G RATセルに応じたセルIDを適切に認識することができる。
このように、第2の実施の形態においては、ユーザ端末は、PSS/SSS(同期信号)に基づいてタイミング同期を取る。そして、各通信システムの認識処理(RATの識別処理)を行った後に、LTE RATセル又は5G RATセルのセルIDを取得する。これにより、各通信システム間で共通の同期信号を用いてタイミング同期を取ることができる。
したがって、ユーザ端末は、各通信システムに適用されるRAT(LTE RAT又は5G RAT)に関わらず、タイミング同期を取ることが可能となる。このため、通信システム毎に異なる信号構成の同期信号を検出する必要がなく、セルサーチに要する処理負荷を軽減することができる。また、セルサーチのための信号が共通化できるので、無線通信の効率を向上することができる。
特に、第2の実施の形態においては、LTE RATで規定されるPSS/SSSに基づいてタイミング同期を取得する。このため、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)を検出可能なユーザ端末において、確実にタイミング同期及びセルIDを取得することができる。この結果、ユーザ端末は、同期処理に必要な回路等を複雑化させることなく、LTE RATセルや5G RATセルと同期を行うことが可能となる。
また、第2の実施形態において、ユーザ端末は、5G RATで規定されるセル識別用信号に基づいてセルIDを認識する。このため、ユーザ端末は、5G RATで規定されるセル識別用信号に基づいてRATを識別することができるので、確実に5G RATセルのセルIDを認識することができる。
なお、上述した実施の形態(第1、第2の実施の形態)においては、ニューメロロジーに依らずに信号構成を同一とした信号をPSS/SSSとした場合について説明している。しかしながら、ニューメロロジーに依らずに信号構成を同一とする信号については、PSS/SSSに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、ユーザ端末がPSS、SSS、CRS、CSI−RSをDRSとして受信する場合、PSS/SSSに関してはニューメロロジーに依らず同じとし、CRSやCSI−RSに関してはニューメロロジーに依って異ならせる構成としてもよい。また、ユーザ端末が受信するDRSについて、PSS、SSS、CRS、CSI−RSのそれぞれが、ニューメロロジーに依らず同じものを用いるとしてもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、第1、第2の実施の形態と異なり、5G RATのニューメロロジーに依らず、PSS/SSSに基づく同期信号(PSS/SSSの信号構成の一部(例えば、サブキャリア間隔やシンボル長等)が変更された同期信号)を、5G RAT用の同期信号として利用する場合について説明する。より具体的には、第3の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、LTE RATにおける同期信号として、PSS/SSSを利用する一方、5G RATにおける同期信号として、PSS/SSSに基づく同期信号を利用する。
第3の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、PSS/SSSに基づく同期信号として、例えば、PSS及びSSSの少なくとも一方の送信系列を5G RATの中のいずれかのニューメロロジーに合わせて構成することができる。そして、このPSS/SSSに基づく同期信号を、5G RATにおける実際のニューメロロジーに依らずに共通に利用することができる。
この場合には、5G RATが複数のニューメロロジーを含む場合であっても、複数のニューメロロジー間で共通のPSS/SSSに基づく同期信号が用いられる。これにより、ユーザ端末は、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)と、5G RAT用の同期信号(PSS/SSSに基づく同期信号)とを識別することができる。このため、これらの同期信号を用いてLTEセル及び5G RATセルの双方に対するセルサーチを行うことができる。また、5G RAT用の同期信号として共通の同期信号(PSS/SSSに基づく同期信号)が利用されることから、ユーザ端末における5G RATセルに対するセルサーチに要する処理負担を軽減することができる。
また、第3の実施の形態に係る無線通信システムにおいては、PSS/SSSに基づく同期信号として、PSS/SSSが送信される無線リソースにおけるサブキャリア数やサブキャリア間隔等のニューメロロジーを再利用(リユース)することができる。そして、このPSS/SSSに基づく同期信号に、5G RAT特有の送信系列(PSS/SSSとは異なる送信系列)を送信することができる。
この場合には、PSS/SSSの構成において、PSS/SSSとは異なる送信系列を利用することができるため、既存の構成を大きく変えることなく、利用可能な送信系列数を増大させることができる。また、5G RAT特有の送信系列を、PSS/SSSの送信系列と直交させることにより、複数の同期信号を重畳して送信した場合であっても、それぞれの同期信号をユーザ端末にて識別することができる。これにより、ユーザ端末は、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)と、5G RAT用の同期信号(PSS/SSSに基づく同期信号)とを識別することができる。このため、これらの同期信号を用いてLTEセル及び5G RATセルの双方に対するセルサーチを行うことができる。
このように、第3の実施の形態においては、5G RAT用の同期信号として、PSS/SSSに基づく同期信号(PSS/SSSの信号構成の一部が変更された同期信号)を利用する。これにより、ユーザ端末において、5G RAT用の同期信号(PSS/SSSに基づく同期信号)と、LTE RAT用の同期信号(PSS/SSS)を識別することができる。このため、これらの同期信号を用いてLTEセル及び5G RATセルの双方に対するセルサーチを行うことができる。
特に、第3の実施の形態においては、5G RAT用の同期信号として共通の同期信号(PSS/SSSに基づく同期信号)を利用する。これにより、5G RATにおいて、単一又は複数の通信システムにおいて、無線フレームを構成するパラメータセットが複数利用される場合であっても、異なる信号構成の同期信号を検出する必要はない。このため、ユーザ端末における5G RATセルに対するセルサーチに要する処理負担を軽減することができる。
(変形例)
なお、上述した第1〜第3の実施の形態に係る同期信号(PSS/SSS又はPSS/SSSに基づく同期信号)において、ユーザ端末は、以下に示すレートマッチング動作等を行うようにしてもよい。
ユーザ端末は、5G RATにおいて、上記同期信号を優先して処理するようにしてもよい。例えば、共有データチャネル(例えば、PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)の復調時に、共有データチャネルの無線リソースが上記同期信号の無線リソースと重畳する場合を想定する。この場合、ユーザ端末は、共有データチャネルの無線リソースについては、上記同期信号以外の信号はスケジューリングされていないものと想定して、レートマッチングを行うようにしてもよい。
また、例えば、共有データチャネルに限らず、制御チャネル(例えば、PDCCH:Physcial Downlink Control Channel)や測定用参照信号(例えばCSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)等の無線リソースについても、上記同期信号の無線リソースと重畳した場合を想定する。この場合も、ユーザ端末は、上記同期信号以外の信号はスケジューリングされていないと想定してもよい。
なお、上述した各実施の形態に係るユーザ端末が接続する無線基地局の数は一つに限らない。例えば、ユーザ端末は複数の無線基地局と接続するようにしてもよい。
図1に示すようなシステムを想定する場合、5G RATセルが複数のニューメロロジーをサポートすることが考えられる。このような場合には、当該セルの同期信号が特定のニューメロロジーに基づくとユーザ端末が想定できるようにすることで、ユーザ端末のセルサーチ負荷を軽減することができる。そこで、無線基地局は、所定のセル(例えば、5G RATセル)における同期信号の信号構成に関する情報(同期信号情報、同期信号構成情報などと呼ばれてもよい)を、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、報知情報など)によってユーザ端末に通知するようにしても良い。
ここで、同期信号構成情報としては、同期信号の無線リソース領域(例えば、帯域幅)、系列パターン、サブキャリア間隔、シンボル長などの少なくとも1つが含まれてもよい。なお、同期信号構成情報の通知は、5G RATセルで行われてもよく、LTE RATセルで行われてもよい。
LTE RATセルや5G RATセル(カバレッジレイヤ、カバレッジキャリア)に既に接続中のユーザ端末に対して、別の5G RATセル(キャパシティレイヤ、キャパシティキャリア)をサーチさせる場合には、当該別の5G RATセルの用途によって、使用しているニューメロロジーが異なる可能性がある。このような場合に、同期信号構成情報を上位レイヤシグナリングでユーザ端末に通知することにより、ユーザ端末の負荷を増加させることなく、適切な同期信号を適用することができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施の態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用してもよいし、組み合わせて適用してもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。なお、図6に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、SUPER 3G、LTE−Aシステム、などが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)を適用することができる。また、複数のCCには、ライセンスバンドを利用するライセンスバンドCCと、アンライセンスバンドを利用するアンライセンスバンドCCが含まれていてもよい。なお、この無線通信システムは、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれてもよい。
図6に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12(12a−12c)と、を備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、少なくとも2CC(セル)を用いてCAを適用することができ、6個以上のCCを利用することも可能である。
また、ユーザ端末20と無線基地局11/無線基地局12間のUL送信及び/又はDL送信には、LTE Rel.12で用いられるニューメロロジー(Numerology)を適用して用いることができる。また、無線基地局12においては、LTE Rel.12で用いられるニューメロロジーに加えて、5Gで用いられる5G RATのニューメロロジーを適用して、UL送信及び/又はDL送信を行うことができる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE−A、5Gなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクにSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られず、例えば、上りリンクでOFDMAが用いられてもよい。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
また、無線通信システム1では、5G RATとして、LTE RATで用いられるニューメロロジーとは異なるパラメータで構成されるニューメロロジーを適用してもよい。5G RATニューメロロジーにおいては、ニューメロロジー毎に異なる大きさのリソースエレメント(Resource Element)が規定され、異なる単位で無線リソースがスケジューリングされる。また、5G RATにおいては、異なる複数のニューメロロジーが用いられてもよい。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどを伝送するために用いられてもよい。
また、下りリンクの参照信号として、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)、復調用に利用されるユーザ固有参照信号(DM−RS:Demodulation Reference Signal)などを含む。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号(HARQ−ACK)などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
<無線基地局>
図7は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106と、を備えている。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御等のRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理等の送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
また、各送受信部(送信部)103は、LTEの同期信号であるLTE PSS及び/又はSSS(以下、単にPSS/SSSと称する)をユーザ端末20や他の基地局10に送信することができる。また、各送受信部(送信部)103は、5G RATのニューメロロジーに適合した5G RAT用の同期信号をユーザ端末20や他の無線基地局10に対して送信することができる。
また、各送受信部(送信部)103は、5G RATで新たに定義される5G RAT用の参照信号や、5G RAT用の報知信号、5G RAT用のセル識別用信号等を送信することができる。
また、各送受信部(送信部)103は、所定のセル(例えば、5G RATセル)における同期信号の信号構成に関する情報(同期信号情報、同期信号構成情報などと呼ばれてもよい)を送信してもよい。ここで、同期信号構成情報としては、同期信号の無線リソース領域(例えば、帯域幅)、系列パターン、サブキャリア間隔、シンボル長などに関する情報の少なくとも1つが含まれてもよい。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
なお、送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図8は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図8では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図8に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、PDSCHで送信される下りデータ、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御情報のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号、ページング情報、CRS、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)等のスケジューリングの制御も行う。また、上り参照信号、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号等のスケジューリングを制御する。
制御部301は、同期信号として送信されるLTE PSS/SSSのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、LTE RATセルと5G RATセルのどちらを適用するかに応じて、ユーザ端末20がRATを識別できる情報を送信するように制御してもよい。
例えば、制御部301は、LTE RATの参照信号の送信の有無を制御することで、ユーザ端末がRATを識別できるようにしてもよい。また、制御部301は、5G RATの参照信号の送信の有無を制御することで、ユーザ端末がRATを識別できるようにしてもよい。また、制御部301は、LTE PSS/SSSの特定のIDの送信の有無を制御することで、ユーザ端末がRATを識別できるようにしてもよい。また、制御部301は、ユーザ端末に報知するシステム情報(例えばSIB)にRATを識別できる情報を含めるように制御してもよい。
また、制御部301は、送信するLTE PSS/SSSに含む情報を制御し、LTE PSS/SSSにユーザ端末がRATを識別するための情報を含むようにしてもよい。例えば、制御部301は、LTE PSS/SSSの少なくとも一方から得られるIDを特定のIDとなるように制御することで、ユーザ端末がRATを識別できるようにしてもよい。また、制御部301は、LTE PSS/SSSのPSSとSSSの相対位置を制御することで、ユーザ端末がRATを識別できるようにしてもよい。また、制御部301は、LTE PSS/SSSのPSS又はSSSのどちらかの信号構成を制御することにより、ユーザ端末が、RATを識別できるようにしてもよい。
また、制御部301は、送信する同期信号がLTE PSS/SSSに基づいたものとなるように制御してもよい。例えば、制御部301は、送信する同期信号(PSS又は/及びSSS)の送信系列を5G RATのいずれかのニューメロロジーに合わせて構成し、ニューメロロジーが異なる5G RATに対しても共通の同期信号とするように制御してもよい。
また、制御部301は、LTE PSS/SSSが用いるサブキャリア数やサブキャリア間隔等のニューメロロジーをリユースし、LTE PSS/SSSの配置されたリソース上で5G RATの系列を送信するように制御してもよい。なお、制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
また、制御部301は、所定のセル(例えば、5G RATセル)に関する同期信号構成情報を、上位レイヤシグナリングによってユーザ端末20に通知するように制御してもよい。制御部301は、無線基地局10が形成するセル(例えば、5G RATセル、LTE RATセルなど)の少なくとも1つのセルで同期信号情報を送信するように制御してもよい。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント(DL assignement)及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラント(UL grant)を生成する。
また、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、LTE PSS/SSSや、LTE PSS/SSSに基づいた同期信号を生成することができる。なお、送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。また、送信信号生成部302は、本発明に係る信号生成部を構成することができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。なお、マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末20から送信されるUL信号(HARQ−ACK、PUSCH、PUCCH等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。また、受信信号処理部304は、チャネル推定などを行ってもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図9は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部(受信部)203は、DLデータ信号(例えば、PDSCH)や、DL制御信号(例えば、HARQ−ACK、DLアサインメント、ULグラント等)を受信する。また、送受信部(受信部)203は、無線基地局10から送信される同期信号を受信する。送受信部(受信部)203は、無線通信に用いるニューメロロジーに依らず、所定の同期信号を受信することができる。例えば、送受信部(受信部)203は、LTE PSS/SSS等のLTEで利用される同期信号や、5G RATで用いられるニューメロロジーに応じた同期信号を受信することができる。
また、送受信部(受信部)203は、所定のセル(例えば、5G RATセル)に関する同期信号構成情報を、無線基地局10から受信してもよい。
また、送受信部(送信部)203は、無線基地局10に対して、チャネル状態情報(CSI)等の測定結果を報告(reporting)することができる。なお、送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図10は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図10においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図10に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、判定部405と、を備えている。
制御部401は、送信信号生成部402、マッピング部403及び受信信号処理部404、判定部405の制御を行うことができる。例えば、制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御情報(ULグラント)や、下りデータに対する再送制御の要否を判定した結果等に基づいて、上り制御信号(例えば、HARQ−ACK等)や上りデータの生成/送信(UL送信)を制御する。
また、制御部401は、無線基地局10と同期する場合に、上述した実施の形態で述べたセルサーチ動作を制御することができる。制御部401は、送受信部203で受信した同期信号に基づいて、セルサーチを制御する。また、制御部401は、判定部405における判定結果に基づいて無線通信で使用されているRAT種別を判断する。また、制御部401は、同期信号を受信したニューメロロジーとは異なるニューメロロジーで、送受信部203における送受信を制御することができる。すなわち、制御部401は、複数のニューメロロジーを用いた信号の送受信を制御することができる。
また、制御部401は、RAT種別識別処理の結果、LTE RATセルに接続していると判断した場合には、PBCHで受信したMIBの復調結果に基づいて、LTE RATセルに対して測定・報告を行うように制御することができる。また、制御部401は、RAT種別識別処理の結果、5G RATセルに接続していると判断した場合には、5G RATの報知情報の復調結果に基づいて、5G RATセルに対して測定・報告を行うように制御することができる。
また、制御部401は、RAT種別識別処理の結果、5G RATセルに接続していると判断した場合には、以下に示す信号を検出して、セルID認識を行うことができる。(1)5G RATのニューメロロジー毎に異なるセル識別用(セルID)信号。(2)5G RATの異なるニューメロロジー間で共通のセル識別用信号。(3)上記(1)又は(2)に示す信号と、PSSとSSSの少なくとも一方の検出結果信号との組み合わせた信号。
また、制御部401は、5G RATセルとの通信を行っている場合に、5G RATにおける共有データチャネルと、LTE同期信号の無線リソースが重畳した場合には、共有データチャネルのデータはないものと想定して、レートマッチングを行ってよい。これにより、ユーザ端末20は、LTE同期信号を優先して受信することができる。
また、制御部401は、5G RATセルとの通信を行っている場合に、5G RATにおける制御チャネル及び測定用参照信号等と、LTE同期信号の無線リソースが重畳した場合には、共有データチャネルのデータはないものと想定してよい。これにより、ユーザ端末20は、LTE同期信号を優先して受信することができる。
また、制御部401は、受信信号電力や受信信号品質(RSRP(Reference Signal Received Power)及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)等)を測定して、無線基地局10に対して結果を報告するように制御できる。なお、制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
なお、制御部401は、受信信号処理部404から入力された、所定のセルに関する同期信号構成情報に基づいて、当該所定のセルの同期信号構成を特定し、当該所定のセルに関するセルサーチを実施するように制御してもよい。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、DL信号に対応する送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号(上り制御信号及び/又は上りデータ)を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号(例えば、無線基地局からPDCCH/EPDCCHで送信される下り制御信号、PDSCHで送信される下りデータ信号等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号等)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401、判定部405に出力する。なお、受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
また、判定部405は、無線基地局10が送信した同期信号を用いて、RATの識別(判定)処理を行う。判定部405は、受信した同期信号について、タイミング(及び周波数)同期及びセルID(識別)認識を行った後、接続しているセルが、LTE RATと5G RATのどちらであるかを識別するRATの識別処理を行ってもよい。この場合、判定部405は、LTEの参照信号の有無、5G RATの参照信号の有無、特定のセルIDの受信の有無に応じて、RATを識別するようにしてもよい。
また、判定部405は、受信した同期信号を用いて、タイミング(及び周波数)同期を行った後、RATの識別処理を行ってもよい。この場合、判定部405は、PSSとSSSの少なくとも一方のセルのセルIDの受信の有無、PSSとSSSの相対位置、PSS又はSSSの信号構成に応じて、RATを識別するようにしてもよい。
判定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。また、判定部405の機能は、制御部401で兼ねてもよい。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局、ユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年9月1日出願の特願2015−172282及び2016年2月4日出願の特願2016−019624に基づく。これらの内容は、全てここに含めておく。

Claims (8)

  1. サブキャリア間隔が異なる場合であっても信号構成が同じである同期信号を受信する受信部と、
    前記同期信号に基づいてセルサーチを行う制御部と、を有することを特徴とする端末
  2. 前記同期信号は、サブキャリア間隔が異なる場合であっても系列パターンが同じであることを特徴とする請求項1に記載の端末
  3. 前記制御部は、前記同期信号に基づいてタイミング同期を行い、セルIDを取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末
  4. 前記同期信号は、LTEシステムの同期信号と異なる所定の系列で生成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端末
  5. 前記制御部は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の無線リソースが前記同期信号の無線リソースと重畳する場合、重複するリソースは当該PDSCHのためにスケジューリングされていないと想定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の端末
  6. 前記制御部は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の無線リソースが前記同期信号の無線リソースと重畳する場合、当該PDSCHの無線リソースにレートマッチングを適用することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の端末
  7. 前記受信部は、前記同期信号のサブキャリア間隔に関する情報を受信することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の端末
  8. サブキャリア間隔が異なる場合であっても信号構成が同じである同期信号を受信するステップと、
    前記同期信号に基づいてセルサーチを行うステップと、を有することを特徴とする端末の無線通信方法。
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