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JP6749095B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP6749095B2
JP6749095B2 JP2015251411A JP2015251411A JP6749095B2 JP 6749095 B2 JP6749095 B2 JP 6749095B2 JP 2015251411 A JP2015251411 A JP 2015251411A JP 2015251411 A JP2015251411 A JP 2015251411A JP 6749095 B2 JP6749095 B2 JP 6749095B2
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Description

本発明は液晶表示装置に関する。
液晶表示装置が備える液晶表示素子は、自ら発光しない。このため、液晶表示装置は液晶表示素子を照明する光源として、液晶表示素子の背面にバックライト装置(面光源装置とも記載する)を備えている。
面光源装置の光源として、例えば複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、LEDと記載)が用いられる。光源の配置に関して、直下型とサイドライト型の面光源装置が知られている。直下型では、光源が発光面の背面側に配置される。サイドライト型では、光源が発光面の端面側に配置される。
サイドライト型の面光源装置には、光源からの光を筐体の開口部に導光するために導光板を備えるものがある。導光板を備える面光源装置は、冷陰極管などの線状光源、または発光ダイオード(LED)などの点状光源からなるサイドライト部から射出された光を導光板内において反射させ、導光板内に設けられる拡散パターンで拡散させることによって、面状に光を取り出している(例えば特許文献1、2を参照)。
一般に、導光板の背面および側面には、反射シートが配置されており、バックライトの背面フレーム、もしくはモールドフレーム内に収容されている。また、表示パネルは、バックライトと、表示パネルの前面側に配置された筺体によって支持されている。
特開平10−268783号公報 特開2013−068894号公報
従来の液晶表示装置のように、バックライトの背面フレーム、もしくはモールドフレーム内に反射シートと導光板が収容され、表示パネルは、バックライトと、表示パネルの前面側に配置されたフレームによって支持されている構成では、導光板の側面周辺部に、背面フレーム、モールドフレーム、筺体が配置されるため、液晶表示装置の額縁領域の幅が増大していた。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、表示領域の周辺の額縁領域の幅を低減した液晶表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、光源と、光源からの光を面状光に変換する光学部材と、光源を実装し、光学部材の背面を覆う背面フレームと、背面フレームを内包する反射シートと、光学部材からの面状光を利用して画像を表示する表示パネルと、を備え、反射シートは、光学部材の光出射面と対向するように、光学部材の背面側から光出射面側に折り返された折り返し部を備え、折り返し部は、表示パネルに接着固定される。
本発明に係る液晶表示装置によれば、表示パネルは、光学部材の背面を覆う背面フレームを内包する反射シートの光学部材の光出射面側に折り返された折り返し部に接着固定される。つまり、表示パネルは、反射シートによって直接固定される。よって、表示パネルを固定するための部材を削減して、液晶表示装置の額縁領域の幅の増大を抑制することができる。さらに、表示パネルの背面が反射シートで覆われるため、表示パネルの周辺領域からの光漏れ、および外部からの異物侵入を抑制することができる。また、光源が反射シートの内部に配置されるため、反射シートに開口を設ける必要がなくなり、液晶表示装置からの光漏れをより低減させることが可能である。
実施の形態1に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置の反射シートの平面図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 実施の形態1の第3の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態2に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態2の第1の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態2の第2の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態2の第3の変形例に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態3に係る液晶表示装置の断面図である。 実施の形態3に係る液晶表示装置の反射シートの平面図である。 実施の形態4に係る液晶表示装置の反射シートの平面図である。 本発明の前提技術に係る液晶表示装置の断面図である。
<前提技術>
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の前提となる技術について説明する。図15は、本発明の前提技術における液晶表示装置の断面図である。
図15に示すように、前提技術における液晶表示装置は、表示パネル1、バックライト2および筐体3を備える。バックライト2は表示パネル1の背面側に配置され、表示パネル1に対して面状光を照射する。
バックライト2はサイドライト方式(エッジライト方式ともいう)である。バックライト2は、図示しない光源と、導光板22と、複数の光学シート21、反射シート23を備える。導光板22の側面には光源(図示せず)が配置される。導光板22は側面から入射する光を面状光に変換する。導光板22の光出射面(z軸方向側の面)には、複数の光学シート21が配置される。また、導光板22の背面および側面には、反射シート23が配置される。
反射シート23は、バックライト2の背面フレーム24と導光板22の間に配置されている。表示パネル1は、モールドフレーム25と筐体3との間で挟まれて固定されている。
前提技術においては、導光板22の側面周辺部に、背面フレーム24、モールドフレーム25、筺体3が配置されているため、液晶表示装置の額縁領域の幅が増加していた。ここで、額縁領域とは、液晶表示装置の表示面において、画像を表示する表示領域を囲む領域である。このように、前提技術においては、額縁領域の幅を抑制できなかった。つまり、挟額縁化を実現できなかった。以下で説明する本発明の各実施形態は、上記課題を解決するものである。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における液晶表示装置100の分解斜視図である。図2は、図1中の線分A−Aにおける液晶表示装置100の断面図である。図3は、液晶表示装置100に備わる反射シートの平面図である。図1に示すように、液晶表示装置100は、表示パネル1とバックライト2を備える。バックライト2は、光源13、光学部材(即ち導光板22)、反射シート26を備える。導光板22は、光源13からの光を面状光に変換する。反射シート26は、導光板22の背面を覆う。表示パネル1は、導光板22からの面状光を利用して画像を表示する。
<表示パネル>
表示パネル1は、(透過型または半透過型の)表示パネルである。表示パネル1は、対向基板1aとTFTアレイ基板1bを備える。対向基板1aにおいては、ガラスなどの絶縁性基板上に着色層、遮光層、対向電極等が形成されている。TFTアレイ基板1bにおいては、ガラスなどの絶縁性基板上にスイッチング素子となる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、TFTと記載する)画素電極等が形成されている。
対向基板1aとTFTアレイ基板1bとは、シール材により貼り合わされている。対向基板1aとTFTアレイ基板1bとの間には、間隔を保持するためにスペーサが配置されている。対向基板1aとTFTアレイ基板1bとの間には液晶が挟持され、液晶はシール材により封止されている。また、表示パネル1には、液晶を注入する注入口の封止材、液晶を配光させる配向膜、偏光板1c,1d、TFTアレイ基板1bの外周部に設けられたフレキシブル配線6との接続端子などが設けられている。
フレキシブル配線6は、表示パネル1と回路基板5とを電気的に接続している。フレキシブル配線6は、銅パターン等により形成されている。フレキシブル配線6の一端は、はんだ、ACF、コネクタ接続等により、表示パネル1に接続されている。フレキシブル配線6の他端は、回路基板5に接続されている。フレキシブル配線6の材料は、COF、FPC等、電気信号を伝達できれば、任意に設定可能である。
回路基板5は、表示パネル1、光源13等を電気的入出力により制御する。回路基板5においては、ガラスエポキシ基板に銅パターンが形成され、表面に電子部品がハンダにより実装されている。回路基板5は、フレキシブル配線6を折り返すことにより、導光板22の裏面側(光が出射されない面側)に配置、固定される。
なお、表示パネル1に接続されたフレキシブル配線6のFPC(Flexible Printed Curcuit)上に電子部品を実装して、回路基板5を構成しても良い。
また、回路基板5を外部からの圧力や静電気から保護するために、アルミニウムやステンレス、亜鉛めっき鋼板等の金属、あるいはPET等フィルム状の薄い樹脂から成る保護カバー(図示せず)を取り付けても良い。金属製の保護カバーを使用する場合は、回路基板5側には回路基板5や回路基板5上の電子部品との電気的接触を避けるためにPET等の樹脂製シートを貼り付け、絶縁対策を行うことが望ましい。
<バックライト>
バックライト2は、光源13、光学部材(即ち導光板22)、反射シート26を備える。また、バックライト2は、光学シート21および背面フレーム24を備える。導光板22は、側面から入射する光源13からの光を、伝搬させて面状光に変換する。面状光は光出射面22aから出射される。光学シート21は、導光板22から出射した光の分布、広がりを制御する。反射シート26は、導光板22の背面22bおよび側面へ抜けた光を、表示パネル1側へ反射する。
背面フレーム24は、反射シート26の背面側に配置される。背面フレーム24には光源13を実装する基板24aが固定されている。反射シート26には、光源13に対応する位置に開口10が設けられている。光源13からの光は反射シート26の開口10を通過して、導光板22の側面に入射する。
背面フレーム24の材料は、光源13から放出される熱を伝導させるためには、熱伝導性が高い金属を使用することが望ましい。特に、熱伝導性が高いアルミまたはアルミ合金筐体を用いることで、効率よく光源13からの熱を拡散でき、光源13の温度を下げることができる。
光源13は、例えばLEDやレーザーダイオード(Laser Diode)などの点状光源である。光源13はCCFL(冷陰極管)のような線状光源であってもよい。本実施の形態1では、光源13は疑似白色光を発するLEDであるとする。疑似白色光は、青色光を発するLEDと、青色光を受けて黄色の光を発する蛍光体により実現される。また、光源13は、赤、緑、青等の単色を発光するLEDであってもよい。
導光板22の素材は、透明なアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、ガラス等である。導光板22の光出射面22aおよび背面22bには、散乱用ドットパターン、プリズム等が設けられている。これらは、光出射面22a内の光の強度分布、光の出射方向を調整するために設けられる。
導光板22の背面22b側および側面には、光を光出射面22a側へ反射するための反射シート26が配置されている。反射シート26は、高い光反射率を有する白色樹脂シート、表面に金属を蒸着したシート等である。反射シート26の表面には、バックライト2の面内輝度、色均一性を向上させるために、ドットパターンを設けても良い。反射シート26の詳しい形状については後述する。
反射シート26と導光板22を、両面テープ等の粘着剤で固定してもよい。これにより、液晶表示装置100への振動、衝撃負荷が印加された際に、反射シート26および導光板22の位置ずれ、破損を防止することができる。また、背面フレーム24と反射シート26も、両面テープ等の粘着剤で固定してもよい。
導光板22の光出射面22a側には、面状光の強度分布や出射角を調整するために、1枚又は複数枚の光学シート21が配置されている。光学シート21としては、集光を目的としたレンズシート、光の均一化を目的とした拡散シート、視野角方向で輝度を調整する視野角調整シート等が、目的に応じて必要な枚数配置されている。
<反射シート>
図3は、反射シート26を展開した状態における平面図である。展開した状態とは、反射シート26を折り曲げて組み立てる前の状態である。図2、3に示すように、反射シート26は、導光板22の背面22bを覆う背面部26aと、導光板22の側面を覆う側面部26bを備える。本実施の形態1において、反射シート26はさらに、折り返し部26cを備える。折り返し部26cは、導光板22の光出射面22aと対向するように、導光板22の背面22b側から光出射面22a側に折り返されている。
図2に示すように、折り返し部26cの背面部26aと対向する側の面は、接着剤11を介して表示パネル1に固定されている。ここで、接着剤11とは例えば両面テープ等の粘着剤である。
反射シート26の組み立て方を説明する。図3の状態において、第1折り曲げ線261において、側面部26bを背面部26aに対して折り曲げる。これにより、図2に示すように、側面部26bがz軸方向と平行になる。さらに、図3に示す第2折り曲げ線262において、折り返し部26cを側面部26bに対して折り曲げる。これにより、図2に示すように、折り返し部26cが背面部26aに対向した状態となる。
本実施の形態1においては、図3に示す組み立て前の反射シート26において、折り返し部26cの+z軸方向側の面に接着剤が配置されている。なお、接着剤を配置する位置、面積、配置個数は、反射シート26に対して表示パネル1を固定できるのであれば、図2および図3に限定されない。
なお、図1における反射シート26は、図の見易さのために、第1折り曲げ線261において折り曲げられ、第2折り曲げ線262において折り曲げられていない状態で図示されている。
前提技術(図15)において、表示パネル1は、モールドフレーム25と筐体3との間で挟まれて固定されていた。一方、本実施の形態1において、表示パネル1は反射シート26の折り返し部26cに接着固定される。また、導光板22および光学シート21は、反射シート26と表示パネル1との間で挟まれて支持される。
なお、本実施の形態1においては、反射シート26の全ての辺において、折り返し部26cを設けたが、液晶表示装置100の額縁領域の幅の増大を抑制したい辺のみに折り返し部26cを設けてもよい。また、反射シート26、折り返し部26c、接着剤11、背面フレーム24等の部材の形状、材料は実施形態の記載に限定されない。
図示しない筐体は、表示パネル1、バックライト2、回路基板5等を保持する枠状の部材であり、薄板の金属あるいは樹脂成型品等により構成される。筐体は、ツメ状の固定構造あるいはネジ止め等により、バックライト2と固定される。筐体3は、一体で形成してもよいし、複数の部材を組み合わせることにより構成してもよい。また、筐体の側面、正面、背面、あるいは周辺部等に、最終製品への取り付け部(ネジ、取付穴等)を設けてもよい。
筐体および背面フレーム24は、一般にツメによる引っ掛け構造やネジ止めにより互いに固定され、バックライト2の他の部材、回路基板5等を保持する。筐体および背面フレーム24は一体化された構造であっても良い。
<効果>
本実施の形態1における液晶表示装置100は、光源13と、光源13からの光を面状光に変換する光学部材(即ち導光板22)と、光学部材の背面を覆う反射シート26と、光学部材からの面状光を利用して画像を表示する表示パネル1と、を備え、反射シート26は、光学部材の光出射面22aと対向するように、光学部材の背面22b側から光出射面22a側に折り返された折り返し部26cを備え、折り返し部26cは、表示パネル1に接着固定される。
本実施の形態1によれば、表示パネル1は、光学部材(導光板22)の背面22bを覆う反射シート26の光学部材の光出射面22a側に折り返された折り返し部26cに接着固定される。つまり、本実施の形態1において、表示パネル1は、前提技術(図15)における背面フレーム24、モールドフレーム25および筐体3によって固定されるのではなく、反射シート26によって固定される。よって、バックライト2の周辺に、表示パネル1を固定するために背面フレーム24、モールドフレーム25および筺体3を配置する必要が無くなるため、液晶表示装置100の額縁領域の幅の増大を抑制することができる。さらに、表示パネル1の背面が反射シート26で覆われるため、表示パネル1周辺領域からの光漏れ、および外部からの異物侵入を抑制することができる。
また、本実施の形態1における液晶表示装置100において、反射シート26の折り返し部26cの、光学部材(導光板22)の光出射面22aと対向する側の面と、表示パネル1の表示面とが接着固定される。
本実施の形態1では、反射シート26の折り返し部26cと表示パネル1の表示面とが接着固定される。よって、表示パネル1の側面が反射シート26に覆われるため、表示パネル1周辺領域からの光漏れをより確実に抑制することが可能である。
また、本実施の形態1における液晶表示装置100において、光学部材は導光板22であり、光源13は導光板22の背面22bと光出射面22aとに接する面(即ち側面)に対向して配置される。
従って、本実施の形態1の反射シート26の折り返し部26cを表示パネル1に接着固定する構成は、サイドライト型のバックライト2を備える液晶表示装置100に適用可能である。
また、本実施の形態1における液晶表示装置100において、反射シート26と導光板22の背面22bとが接着固定される。
反射シート26と導光板22を、両面テープ等の粘着剤で接着固定することにより、液晶表示装置100への振動、衝撃負荷が印加された際に、反射シート26および導光板22の位置ずれ、破損を防止することができる。
<実施の形態1の第1の変形例>
図4は、実施の形態1の第1の変形例における液晶表示装置100Aの断面図である。本変形例の液晶表示装置100Aは、実施の形態1(図2)に対して枠状のモールドフレーム25をさらに備える。枠状のモールドフレーム25は、導光板22の光出射面22aからの光を出射させるための開口部を有する。モールドフレーム25の材質としては、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属、PC(ポリカーボネート)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)等の樹脂材料を用いることができる。
本変形例のように、表示パネル1と光学シート21との位置関係を調整するために、表示パネル1の背面と光学シート21との間にモールドフレーム25を追加してもよい。
また、本変形例において、背面フレーム24は反射シート26の側面部26bを外側から支持するように箱形になっている。このように、必要に応じて背面フレーム24の形状を変更してもよい。液晶表示装置100Aのその他の構成は実施の形態1(液晶表示装置100)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態1の第2の変形例>
図5は、実施の形態1の第2の変形例における液晶表示装置100Bの断面図である。また、図6は液晶表示装置100Bの分解斜視図である。
本変形例の液晶表示装置100Bは、実施の形態1の第1の変形例(図4)と同様、枠状のモールドフレーム25を備える。本変形例のように、表示パネル1と光学シート21との位置関係を調整するために、表示パネル1の背面と光学シート21との間にモールドフレーム25を追加してもよい。
また、本変形例において、図5、6に示すように、背面フレーム24は反射シート26に内包されている。つまり、背面フレーム24は導光板22の背面22bと反射シート26との間に配置される。これにより、光源13が反射シート26の内部に配置されるため、反射シート26に開口10を設ける必要がなくなり、液晶表示装置100Bからの光漏れをより低減させることが可能である。
液晶表示装置100Bのその他の構成は実施の形態1(液晶表示装置100)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態1の第3の変形例>
図7は、実施の形態1の第3の変形例における液晶表示装置100Cの断面図である。本変形例において、背面フレーム24はモールドフレーム25を外側から支持するように箱形になっている。このように、必要に応じて背面フレーム24の形状を変更してもよい。液晶表示装置100Cのその他の構成は実施の形態1の第2の変形例(液晶表示装置100B)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態2>
図8は、実施の形態2における液晶表示装置200の断面図である。実施の形態1では、反射シート26の折り返し部26cの導光板22の光出射面22aと対向する側の面と、表示パネル1の表示面とが接着固定された。一方、本実施の形態2では、図8に示すように、反射シート26の折り返し部26cの、導光板22と反対側の面と、表示パネル1の背面とが接着固定される。液晶表示装置200のその他の構成は実施の形態1(液晶表示装置100)と同様のため、説明を省略する。このように、反射シート26の折り返し部26cと表示パネル1の背面とが接着固定した場合であっても、実施の形態1で述べたのと同様の効果を得ることが可能である。
なお、本実施の形態2においては、反射シート26の全ての辺において、折り返し部26cを設けたが、液晶表示装置200の額縁領域の幅の増大を抑制したい辺のみに折り返し部26cを設けてもよい。また、反射シート26、折り返し部26c、接着剤11、背面フレーム24等の部材の形状、材料は実施形態の記載に限定されない。
<効果>
本実施の形態2における液晶表示装置200において、反射シート26の折り返し部26cの、光学部材(導光板22)と反対側の面と、表示パネル1の背面とが接着固定される。
本実施の形態2では、反射シート26の折り返し部26cと表示パネル1の背面とが接着固定される。よって、表示パネル1の側面が反射シート26で覆われないため、液晶表示装置200の額縁領域の幅をより小さくすることが可能である。
<実施の形態2の第1の変形例>
図9は、実施の形態2の第1の変形例における液晶表示装置200Aの断面図である。本変形例の液晶表示装置200Aは、実施の形態2(図8)に対して枠状のモールドフレーム25をさらに備える。枠状のモールドフレーム25は、導光板22の光出射面22aからの光を出射させるための開口部を有する。
本変形例のように、表示パネル1と光学シート21との位置関係を調整するために、反射シート26の折り返し部26cと光学シート21との間にモールドフレーム25を追加してもよい。
液晶表示装置200Aのその他の構成は実施の形態2(液晶表示装置200)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態2の第2の変形例>
図10は、実施の形態2の第1の変形例における液晶表示装置200Bの断面図である。本変形例の液晶表示装置200Bは、実施の形態2の第1の変形例(図9)に対して背面フレーム24の形状が異なる。
つまり、本変形例において、背面フレーム24は反射シート26の側面部26bを外側から支持するように箱形になっている。このように、必要に応じて背面フレーム24の形状を変更してもよい。
液晶表示装置200Bのその他の構成は実施の形態2の第1の変形例(液晶表示装置200A)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態2の第3の変形例>
図11は、実施の形態2の第3の変形例における液晶表示装置200Cの断面図である。本変形例において、図11に示すように、背面フレーム24は反射シート26に内包されている。つまり、背面フレーム24は導光板22の背面22bと反射シート26との間に配置される。これにより、光源13が反射シート26の内部に配置されるため、反射シートに開口10を設ける必要がなくなり、液晶表示装置100Bからの光漏れをより低減させることが可能である。
液晶表示装置100Cのその他の構成は実施の形態2の第2の変形例(液晶表示装置200B)と同様のため、説明を省略する。
<実施の形態3>
図12は、本実施の形態3における液晶表示装置300の断面図である。図13は、本実施の形態3における反射シート26を展開した状態における平面図である。展開した状態とは、反射シート26を折り曲げて組み立てる前の状態である。
本実施の形態3は、反射シート26の折り返し部26cの構成が実施の形態2(図8)と異なる。それ以外の構成は実施の形態2と同じため説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態3の反射シート26において、折り返し部26cの導光板22の光出射面22aと対向する部分は、反射シート2枚分の厚みを有するように折り畳まれている。
反射シート26の組み立て方を説明する。図13の状態において、第1折り曲げ線261において、側面部26bを背面部26aに対して90°折り曲げる。これにより、図12に示すように、側面部26bがz軸方向と平行になる。さらに、図13に示す第2折り曲げ線262において、折り返し部26cを側面部26bに対して90°折り曲げる。これにより、図12に示すように、折り返し部26cが背面部26aに対向した状態となる。
さらに、第3折り曲げ線263において、折り返し部26cを180度折り曲げる。これにより、図13に示すように、折り返し部26cが折り畳まれて反射シート2枚分の厚みになる。
図13に示すように、反射シート26の折り返し部26cにおいて、組み立てたときに表示パネル1側を向く面(即ち+z軸方向側の面)には接着剤が配置されている。また、実施の形態1で述べたのと同様に、反射シート26の背面部26aに接着剤12を配置して、反射シート26と導光板22を接着固定してもよい。この場合、反射シート26を展開した状態(図13)において、同じ側の面(即ち+z軸方向側の面)にのみ接着剤を配置すればよい。つまり、折り返し部26cに配置する接着剤11と、導光板22を固定するために背面部26aに配置する接着剤12は、反射シート26の同じ側の面に配置される。これにより、製造工程数の増大を抑制することが可能である。
なお、本実施の形態3においては、反射シート26の全ての辺において、折り返し部26cを設けたが、液晶表示装置300の額縁領域の幅の増大を抑制したい辺のみに折り返し部26cを設けてもよい。また、反射シート26、折り返し部26c、接着剤11、背面フレーム24等の部材の形状、材料は実施形態の記載に限定されない。
<効果>
本実施の形態3における液晶表示装置300において、反射シート26の折り返し部26cの光学部材(導光板22)の光出射面22aと対向する部分は、反射シート2枚分の厚みを有するように折り畳まれている。
反射シート26の折り返し部26cを180°折り畳んで、反射シート2枚分の厚みを有する構成とすることにより、折り返し部26cに配置する接着剤11と、導光板22を固定するために背面部26aに配置する接着剤12を、反射シート26の同じ側の面に配置することが可能となる。これにより、製造工程数の増大を抑制することが可能である。
<実施の形態4>
図14は、本実施の形態4における反射シート26を展開した状態における平面図である。展開した状態とは、反射シート26を折り曲げて組み立てる前の状態である。
本実施の形態4において、反射シート26は折り曲げ部26dをさらに備える。反射シート26のその他の構成は実施の形態1(図3)と同じである。図3に示すように、折り曲げ部には接着剤11が配置されている。
実施の形態1で説明した様に反射シート26を組み立てた後で、折り曲げ部26dの付け根を90°折り曲げて接着する。これにより、互いに隣接する折り返し部26cが接する部分を折り曲げ部26dが覆うことができる。つまり、反射シート26を組み立てた状態において、反射シート26の四隅が折り曲げ部26dにより覆われる。
本実施の形態4における液晶表示装置のその他の構成は実施の形態1(液晶表示装置100)と同様のため、説明を省略する。
<効果>
本実施の形態4における液晶表示装置において、反射シート26は各辺に沿って折り返し部26cを備え、反射シート26は、反射シート26の隣接する2辺に設けられた折り返し部26cが接する部分を覆う折り曲げ部26dを備える。
本実施の形態4によれば、反射シート26の四隅が折り曲げ部26dにより覆われるため、反射シート26からの光漏れを抑制することが可能である。また、反射シート26内に外部から異物が侵入することを抑制することが可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 表示パネル、1a 対向基板、1b TFTアレイ基板、1c,1d 偏光板、2 バックライト、3 筐体、5 回路基板、6 フレキシブル配線、10 開口、11,12 接着剤、13 光源、21 光学シート、22 導光板、22a 光出射面、22b 背面、23,26 反射シート、26a 背面部、26b 側面部、26c 折り返し部、26d 折り曲げ部、261 第1折り曲げ線、262 第2折り曲げ線、263 第3折り曲げ線、24 背面フレーム、24a 基板、25 モールドフレーム、100,100A,100B,100C,200,200A,200B,200C,300 液晶表示装置。

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を面状光に変換する光学部材と、
    前記光源を実装し、前記光学部材の背面を覆う背面フレームと、
    前記背面フレームを内包する反射シートと、
    前記光学部材からの前記面状光を利用して画像を表示する表示パネルと、
    を備え、
    前記反射シートは、前記光学部材の光出射面と対向するように、前記光学部材の前記背面側から前記光出射面側に折り返された折り返し部を備え、
    前記折り返し部は、前記表示パネルに接着固定される、
    液晶表示装置。
  2. 前記折り返し部の、前記光学部材の前記光出射面と対向する側の面と、前記表示パネルの表示面とが接着固定される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記折り返し部の、前記光学部材と反対側の面と、前記表示パネルの背面とが接着固定される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記光学部材は導光板であり、
    前記光源は導光板の前記背面と前記光出射面とに接する面に対向して配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記折り返し部の前記光学部材の光出射面と対向する部分は、前記反射シート2枚分の厚みを有するように折り畳まれている、
    請求項3に記載の液晶表示装置。
  6. 前記反射シートは各辺に沿って前記折り返し部を備え、
    前記反射シートは、前記反射シートの隣接する2辺に設けられた前記折り返し部が接する部分を覆う折り曲げ部を備える、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
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