ドアストッパー11,111の概要について説明する。ドアストッパー11は、図2に示すように、開閉するドアDに取り付けられ、ドアDが開閉して、床面に回動可能に設けられた金属製のストッパー板3の上方に位置すると、金属製のストッパー板3を磁石21によって引き寄せて係合し、ドアDの開閉を阻止する。図1に示すように、ドアストッパー11は、ドアDに取り付けられるケース12と、ケース12に設けられ、金属製のストッパー板3を引き寄せてケース12の一側26に当接させ(図11(b)参照)、ドアDの開閉を規制する磁石21と、先端61Aがケース12に収納される収納位置と(図11(a)参照)、先端61Aがケース12から突出する突出位置に移動可能に設けられ(図11(c)参照)、突出位置で金属製のストッパー板3を係止するロック部材61と、ケース12に移動可能に設けられた操作部材41と(図12(e)参照)、図3に示すように、前記操作部材41に設けられ、前記ロック部材61の一側69aを係止する係止部材58と、前記ロック部材61と前記操作部材41間に配置され、ロック部材61を先端61Aの突出する方向に付勢する弾性部材80とからなる。
図4,6に示すように、ケース12及び操作部材41の一方には係合部31,32が設けられ、ケース12及び操作部材41の他方には前記係合部31,32と係合する第1の被係合部53,54及び第2の被係合部55,56が設けられている。係止部材58は、係合部31,32と第1の被係合部53,54が係合すると、図11(a)に示すように、前記ロック部材61を係止して前記収納位置で固定し、係合部31,32と第2の被係合部55,56が係合すると、図11(c)に示すように、前記ロック部材61の係止を解除し、前記ロック部材61が前記弾性部材80の弾性により突出位置に移動する。
ドアストッパー11は、開閉するドアDに取り付けられ、操作部材41を操作して、ケース12及び操作部材41の一方に設けられた係合部31,32を、ケース12及び操作部材41の他方に設けられた第1の被係合部53,54に係合すると、図11(a)に示すように、係止部材58がロック部材61を係止してロック部材61を収納位置で固定する。ドアストッパー11は、ドアDを開く方向に回動して、床面に回動可能に設けられた金属製のストッパー板3の上方に位置すると、図11(b)に示すように、金属製のストッパー板3が磁石21によって引き寄せられてケース12に係合し、ドアDの開く方向Aへの回転を阻止し、ドアDの閉じる方向Bへの回転を阻止しないようにすることができる。
ドアストッパー11は、ケース12に金属製のストッパー板3が係合している状態の時に、操作部材41を操作して、ケース12及び操作部材41の一方に設けられた係合部31,32を、ケース12及び操作部材41の他方に設けられた第2の被係合部55,56に係合すると、図11(c)に示すように、係止部材58のロック部材61に対する係止を解除し、ロック部材61が弾性部材80の弾性により突出位置に移動し、ロック部材61の先端61Aが金属製のストッパー板3を係止する。このロック部材61と金属製のストッパー板3の係止によりドアDの閉じる方向Bへの回転も阻止され、ドアDの開いた状態が保持されることになる。図11(d)に示すように、操作部材41を操作して、ケース12及び操作部材41の一方に設けられた係合部31,32を、ケース12及び操作部材41の他方に設けられた第1の被係合部53,54に係合すると、ロック部材61が収納位置に移動し、金属製のストッパー板3に対する係止が解除され、ドアDを閉じることができる。
ドアストッパー11は、前記係合部31,32が凸状に形成され、前記第1の被係合部53,54及び第2の被係合部55,56が凹状に形成されている。前記第1の被係合部53,54は、係合部31,32を移動不能に係合するように形成され、図11(a)に示すように、係合部31,32の係合時にロック部材61を収納位置で位置決めする。前記第2の被係合部55,56は、前記係合部31,32を移動可能に係合するように形成され、図12(b),(c)に示すように、係合部31,32の係合時にロック部材61を突出位置と収納位置の範囲で移動できるようにしている。
ドアストッパー11は、ケース12及び操作部材41の一方に設けられた係合部31,32を、ケース12及び操作部材41の他方に設けられた第2の被係合部55,56に係合して、ロック部材61を突出位置に移動させた状態でも、第2の被係合部55,56が係合部31,32を移動可能に係合するように形成されているので、図12(b)〜(e)に示すように、ロック部材61(操作部材41)を弾性部材80の弾性に抗し移動させることができる。
またドアストッパー111は、図2に示すように、開閉するドアDに取り付けられ、ドアDが開閉して、床面に回動可能に設けられた金属製のストッパー板3の上方に位置すると、金属製のストッパー板3を磁石121によって引き寄せて係合し、ドアDの開閉を阻止する。図13に示すように、ドアストッパー111は、ドアDに取り付けられるケース112と、ケース112に設けられ、金属製のストッパー板3を引き寄せてケース112の一側126に当接させ(図15(e)参照)、ドアDの開閉を規制する磁石121と、先端161Aがケース112に収納される収納位置と(図16参照)、先端161Aがケース112から突出する突出位置に移動可能に設けられ(図17参照)、突出位置で金属製のストッパー板3を係止するロック部材161と、ケース112に移動可能に設けられた操作部材141と(図18参照)、前記操作部材141に設けられ、前記ロック部材161の一側169aを係止する係止部材158と、前記ロック部材161と前記操作部材141間に配置され、ロック部材161を先端161Aの突出する方向に付勢する弾性部材180とからなる。
図16,17に示すように、ケース112及びロック部材161の一方には係合部181,186が設けられ、ケース112及びロック部材161の他方には前記係合部181,186と係合する第1の被係合部131,132及び第2の被係合部133,134が設けられている。係止部材158は、係合部181,186と第1の被係合部131,132が係合すると、前記ロック部材161を係止して前記収納位置で固定し、係合部181,186と第2の被係合部133,134が係合すると、前記ロック部材161の係止を解除し、前記ロック部材161が前記弾性部材180の弾性により突出位置に移動する。
ドアストッパー111は、開閉するドアDに取り付けられ、操作部材141を操作して、ケース112及びロック部材161の一方に設けられた係合部181,186を、ケース112及びロック部材161の他方に設けられた第1の被係合部131,132に係合すると、図16に示すように、係止部材158がロック部材161を係止してロック部材161を収納位置で固定する。ドアストッパー111は、ドアDを開く方向に回動して、床面に回動可能に設けられた金属製のストッパー板3の上方に位置すると、金属製のストッパー板3が磁石121によって引き寄せられてケース111に係合し、ドアDの開く方向Aへの回転を阻止し、ドアDの閉じる方向Bへの回転を阻止しないようにすることができる。
ドアストッパー111は、ケース112に金属製のストッパー板3が係合している状態の時に、操作部材141を操作して、ケース112及びロック部材161の一方に設けられた係合部181,186を、ケース112及びロック部材161の他方に設けられた第2の被係合部133,134に係合すると、図17に示すように、係止部材158のロック部材161に対する係止を解除し、ロック部材161が弾性部材180の弾性により突出位置に移動し、ロック部材161の先端161Aが金属製のストッパー板3を係止する。このロック部材161と金属製のストッパー板3の係止によりドアDの閉じる方向への回転も阻止され、ドアDの開いた状態が保持されることになる。操作部材141を操作して、ケース112及びロック部材161の一方に設けられた係合部181,186を、ケース112及びロック部材161の他方に設けられた第1の被係合部131,132に係合すると、図16に示すように、ロック部材161が収納位置に移動し、金属製のストッパー板3に対する係止が解除され、ドアDを閉じることができる。
ドアストッパー111は、図16に示すように、前記第1の被係合部131,132が、前記弾性部材180によって付勢された係合部181,186を係合するように形成され、係合部181,186の係合時にロック部材161を収納位置で位置決めする。前記第2の被係合部133,134は、図17に示すように、前記弾性部材180によって付勢された係合部181,186を係合するように形成され、係合部181,186の係合時にロック部材161を突出位置で位置決めし、係合部181,186を弾性部材180の弾性に抗して移動させてロック部材161を突出位置と収納位置の範囲で移動できるようにしている。
ドアストッパー111は、ケース112及びロック部材161の一方に設けられた係合部181,186を、ケース112及びロック部材161の他方に設けられた第2の被係合部133、134に係合して、ロック部材161を突出位置に移動させた状態でも、第2の被係合部133,134が係合部181,186を移動可能に係合するように形成されているので、図17,18に示すように、ロック部材161(操作部材141)を弾性部材180の弾性に抗し移動させることができる。
ドアストッパー11,111は、図12(d),(e),図18に示すように、前記操作部材41,141が、突出位置のロック部材61,161の先端61A,161Aに係止された金属製のストッパー板3を磁石21の磁力に抗して反係止方向に移動させて係止を解除する構成である。従って、操作部材41,141は、ロック部材61,161の出没を行う操作機能と、金属製のストッパー板3を押し下げて係止を解除する解除機能を併有する。
ドアストッパー11,111は、前記操作部材41,141がケース12,112に摺動可能に取り付けられたカバーであると、操作性が向上され、部品点数が少なくなり、機能的で安価の構成にすることができる。
さらにドアストッパー11,111の実施例1,2について詳細に説明する。
ドアストッパー11は、図2に示すように、開閉するドアDに取り付けられ、ドアDが開閉して、床面に設けられたストッパー装置1の上方に位置すると、ストッパー装置1の金属製のストッパー板3に係止されてドアDの開閉を規制する。このストッパー装置1は、図1に示すように、床面にネジ、接着剤等によって固定される基台2と、基台2に回動可能に取り付けられた金属製のストッパー板3と、基台2を覆うカバー4とからなる。ストッパー板3は、板状に形成され、一方に係止開口5が形成されている。ストッパー板3は、カバー4に形成された矩形状凹部6内に収納されており、他方端3aに形成された軸7が基台2に形成された軸受け部8,8に回動可能に取り付けられている。
図1に示すように、ドアストッパー11は、ケース12と、ケース12に摺動可能に取り付けられたカバー41とを有する。ケース12は、図4,5に示すように、合成樹脂によって一体成形され、背面壁13と、背面壁13の正面側略中央の位置であって、背面壁13と略直角に設けられた中央壁15とを有する。中央壁15は、矩形体状に形成されている。中央壁15の左面15aには、背面壁13と略直角の水平壁16が形成されている。また、中央壁15の右面15b下部には、背面壁13と略直角の磁石収納部17が形成されている。磁石収納部17は、略矩形体状に形成され、内部に略直方体状の磁石収納室19が形成されている。背面壁13には、磁石収納室19と連通する開口20が形成され、図1に示すように、開口20から直方体状の磁石21を磁石収納室19内に収納することができる。
中央壁15の下端22と磁石収納部17の下端23は、略水平に連続し、ケース12の底壁25を構成する。図4,5に示すように、ケース12の底壁25から背面壁13の下部26が突出し、この突出部(下部)26が係止凸部を形成する。前記中央壁15には、上下方向に向かって貫通したガイド路28が形成されている。ガイド路28の左右両側には、中央壁15の左右側面が切り欠かれて係合片29,30が形成されている。係合片29,30の上部外側には、係合爪(係合凸部)31,32が形成されている。係合片29,30の下部内側には、係止段部33,34が設けられている。
前記中央壁15の正面略中間部には、前後方向に向かって連通孔35が形成されている。連通孔35は、上下方向に縦長に形成され、外部から中央壁15の正面を貫通してガイド路28内に連通している。背面壁13の上部両側には、縦長のネジ挿通穴36,37が形成されている。背面壁13の上端には、被覆板39が設けられている。背面壁13の裏面両側には、略L字状の段凹部14,18が形成されている。
カバー41は、ケース12と同様に合成樹脂素材によって形成され、図6,7に示すように、正面板42と、正面板42の左端に略直角に設けられた左面板43と、正面板42の右端に略直角に設けられた右面板44と、正面板42、左面板43及び右面板44の上端に設けられた上面板45とからなる。上面板45は、正面(前部)から背面(後部)に向かって肉厚が厚くなり、上面46が背面(後部)に向かって上昇傾斜している。左面板43の後端縁には、内側に向かって左係合縁47が形成され、右面板44の後端縁には、内側に向かって右係合縁48が形成されている。左係合縁47は、前記ケース12の背面壁13に形成された左段凹部18に摺動可能に係合する。右係合縁48は、前記ケース12の背面壁13に形成された右段凹部14に摺動可能に係合する。
正面板42の裏面及び上面板45の下面には、一対のガイド壁51,52が形成されている。一対のガイド壁51,52の間隔は、前記ケース12の中央壁15の幅と略同じに形成され、左側のガイド壁51によって中央壁15の左面15aが案内され、右側のガイド壁52によって中央壁15の右面15bが案内される。左側のガイド壁51及び右側のガイド壁52は、中空状に形成されており、対向する内側の面には、略中央に第1の係合凹部53,54が形成され、上部に第2の係合凹部55,56が形成されている。第1の係合凹部53,54は短く形成され、第2の係合凹部55,56は長く形成されている。
左側のガイド壁51に形成された第1の係合凹部53及び第2の係合凹部55は、ケース12の中央壁15の左面15aに形成された係合爪(係合凸部)31が係合する。右側のガイド壁52に形成された第1の係合凹部54及び第2の係合凹部56は、ケース12の中央壁15の右面15bに形成された係合爪(係合凸部)32が係合する。カバー41は、第1の係合凹部53,54が中央壁15の係合爪(係合凸部)31,32に係合すると、ケース12に位置決めされる。カバー41は、第2の係合凹部55,56が中央壁15の係合爪(係合凸部)31,32に係合すると、第2の係合凹部55,56内の上端55a,56aと下端55b,56bに係合爪(係合凸部)31,32が当接する範囲で係合爪(係合凸部)31,32が上下動可能であり、カバー41がケース12に上下方向に摺動可能となる。
カバー41は、正面板42の裏面左下部に、断面コ字状の補助部材49が設けられている。補助部材49は、カバー41をケース12に取り付けた際、ケース12の背面壁13正面に当接し、カバー41とケース12の位置関係を保持する。また、 正面板42の裏面略中央には、一対のガイド壁51,52間に位置して係止軸58が形成されている。係止軸58は、ケース12の中央壁15の連通孔35を挿通してガイド路28内に突出する。このガイド路28内には、ロック部材61が上下方向に摺動可能に設けられている。
ロック部材61は、図8,9に示すように、矩形軸状に形成された軸部62と、軸部62の上端64に形成されたバネ軸63とからなる。軸部62は、前面65と、左面66と、右面67と、後面68とで形成されている。前面65には、前記した係止軸58を挿通する断面コ字状のガイド溝69が形成されている。また、左面66の上部には、係止突起71が形成され、右面67の上部にも、係止突起72が形成されている。ロック部材61は、左面66に形成された係止突起71が、ケース12のガイド路28内の係止段部33に係止され、右面67に形成された係止突起72が、ガイド路28内の係止段部34に係止されて下方への移動が規制される。また、ロック部材61は、後面68の下部に係止凹部73が形成され、前面65の下部に後面68に向かって下降傾斜するテーパ面75が設けられている。
ロック部材61は、図3に示すように、バネ軸63にバネ部材80が設けられている。バネ部材80は、上端がカバー41の上面板45の内面に当接し、下端が軸部62の上端64に当接し、ロック部材61を下方に付勢する。
ドアストッパー11は、上記構成を有し、次のようにしてドアDに取り付けられる。ケース12の磁石収納室19に開口20から磁石21を収納する。ケース12の背面壁13をドアDの所定位置に接触させ、ネジ挿通穴36,37に図示しないネジを挿通してドアDにねじ込み、ケース12をドアDに固定する。ロック部材61を前面65を正面に向けながらケース12のガイド路28内に挿入する。ロック部材61は、左面66に形成された係止突起71が、ガイド路28内の係止段部33に係止され、右面67に形成された係止突起72が、ガイド路28内の係止段部34に係止される。ロック部材61のバネ軸63にバネ部材80を取り付ける。
カバー41をケース12に取り付ける。カバー41は、左係合縁47がケース12の背面壁13に形成された左段凹部18に摺動可能に係合し、右係合縁48が背面壁13に形成された右段凹部14に摺動可能に係合して、ケース12に上下動可能に取り付けられる。カバー41は、第1の係合凹部53,54又は第2の係合凹部55,56が中央壁15の係合爪(係合凸部)31,32に係合する。カバー41に形成され係止軸58が、ケース12の中央壁15の連通孔35を挿通してガイド路28内に突出し、係止軸58の先端がロック部材61のガイド溝69内に挿通する。バネ部材80は、上端がカバー41の上面板45の内面に当接し、下端が軸部62の上端64に当接し、ロック部材61を下方に付勢する。このようにして、ドアストッパー11は、ドアDに取り付けられる。
ドアストッパー11は、3種類の係止形態を選択することができる。第1の係止形態として、図10(a)に示すように、カバー41を上方に引き上げて、第1の係止凹部53,54をケース12の係合爪(係合凸部)31,32に係合させる。カバー41の係止軸58がロック部材61のガイド溝69の上端69aに係合して、ロック部材61を引き上げる。ロック部材61の下部先端61Aは、ケース12の底壁25から没入する。
図10(a)に示すように、ドアDを開いてケース12がストッパー装置1の上方に位置すると、図10(b)に示すように、ケース12内の磁石21の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース12の底壁25に当接する。ロック部材61の先端61Aが底壁25から突出していないので、ストッパー板3の先端3bが底面25に沿って摺接する。ストッパー板3の先端3bが係止凸部26に接触すると、ドアDの回転が阻止され、それ以上開くことはない。図10(b)に示すように、ドアDは、開く方向Aへの回動がストッパー板3によって阻止されるが、図10(c)に示すように、閉じる方向Bへの回動がストッパー板3によって阻止されないので、閉じることができる。
第2の係止形態として、図11(a)に示すように、カバー41を上方に引き上げて、第1の係止凹部53,54をケース12の係合爪(係合凸部)31,32に係合させ、カバー41の係止軸58をロック部材61のガイド溝69の上端69aに係合させてロック部材61を引き上げておき、ロック部材61をガイド路28内に収納させておく。この状態は第1の係止形態と同じである。
図11(a)に示すように、ドアDを開いてケース12がストッパー装置1の上方に位置すると、図11(b)に示すように、ケース12内の磁石21の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース12の底壁25に当接する。ロック部材61の先端61Aが底壁25から突出していないので、ストッパー板3の先端3bが底面25に沿って摺接し、係止凸部26に接触すると、ドアDの回転が阻止され、それ以上開くことはない。
図11(c)に示すように、カバー41を下方に押し下げると、第2の係止凹部53,54がケース12の係合爪(係合凸部)31,32に係合する。ロック部材61は、カバー41の係止軸58がガイド溝69の上端69aから離れるので、下方への移動が可能となる。ロック部材61は、カバー部材41の上面板45とロック部材61の上端64間に設けられたバネ部材80によって下方に移動し、ロック部材61の先端61Aがケース12の底面25から突出する。ロック部材61は、係止突起71,72がガイド路28内の係止段部33,34に圧接係止し、先端61Aの突出状態が保持される。カバー部材41は、バネ部材80によって、第2の係止凹部55,56の下端55b,56bがケース12の係合爪(係合凸部)31,32に圧接係合している。
ロック部材61の先端61Aは、底面25から突出すると、係止凸部26に接触して位置決めされている金属製のストッパー板3の係止開口5に挿通する。ストッパー板3の先端3bは、ケース12の底壁25に当接し、ロック部材61の先端61Aと係止凸部26間に位置する。ドアDを閉じようとすると、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材61の係止凹部73に係止するため、ドアDを閉じることができない。このように、第2の係止形態では、係止凸部26とロック部材61により、ドアDの開閉方向の回動を完全に阻止することができる。
図11(d)に示すように、カバー41を上方に引き上げて、第1の係止凹部53,54をケース12の係合爪(係合凸部)31,32に係合させる。カバー41の係止軸58がロック部材61のガイド溝69の上端69aに係合して、ロック部材61を引き上げる。ロック部材61の下部先端61Aは、ケース12の底壁25から没入する。図11(e)に示すように、ロック部材61の下部先端61Aがケース12の底壁25から突出していないので、ストッパー板3をロック部材61が係止することがなく、ドアDの閉じる方向Bへの回動がストッパー板3によって阻止されなくなり、ドアDを閉じることができる。
第3の係止形態として、図12(a)に示すように、カバー41を下方に押し下げておく。カバー41を下方に押し下げると、第2の係止凹部53,54がケース12の係合爪(係合凸部)31,32に係合する。ロック部材61は、カバー41の係止軸58がガイド溝69の上端69aから離れるので、下方への移動が可能となる。ロック部材61は、カバー部材41の上面板45とロック部材61の上端64間に設けられたバネ部材80によって下方に移動し、ロック部材61の先端61Aがケース12の底面25から突出する。ロック部材61は、係止突起71,72がガイド路28内の係止段部33,34に圧接係止し、先端61Aの突出状態が保持される。カバー41は、第2の係合凹部55,56内の上端55a,56aと下端55b,56bに係合爪31,32が当接する範囲で係合爪(係合凸部)31,32が上下動可能であり、カバー41がケース12に上下方向に摺動可能である。カバー部材41は、バネ部材80によって、第2の係止凹部55,56の下端55b,56bがケース12の係合爪31,32(係合凸部)に圧接係合している。
ドアDを開いてドアストッパー11がストッパー装置1の上方に位置すると、図12(b)に示すように、ケース12内の磁石21の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース12の底壁25に当接する。底壁25から突出しているロック部材61の先端61A前部にテーパ面75が形成されているので、ストッパー板3の先端3bがテーパ面75に接触する。ロック部材61は、バネ部材80の弾性に抗して押し上げられ、ストッパー板3の先端3bがロック部材61の下部位置を通過すると、図12(c)に示すように、バネ部材80の弾性により突出し、係止開口5内に挿通する。バネ部材80の弾性が強く、ストッパー板3がロック部材61を押し上げられない場合は、金属製のストッパー板3の先端3bがロック部材61のテーパ面75に摺接してロック部材61の先端61Aを乗り越える。ロック部材61の先端61Aが金属製のストッパー板3の係止開口5内に挿通し、金属製のストッパー板3の先端3bがロック部材61の先端61Aと係止凸部26間の底壁25に当接する。
さらにドアDを開こうとしても、ストッパー板3の先端3bがケース12の係止凸部26に係止されるため、ドアDを開くことができない。逆に、ドアDを閉じようとすると、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材61の係止凹部73に係止するため、ドアDを閉じることができない。このように、第3の係止形態では、ストッパー板3の先端3bが係止凸部26とロック部材61の先端61A間に挟まれて、ドアDが開いた状態で保持され、ドアDの開閉方向の回動を完全に阻止することができる。
カバー41は、第2の係合凹部55,56内の上端55a,56aと下端55b,56bに係合爪(係合凸部)31,32が当接する範囲で上下動可能である。カバー41は、バネ部材80の弾性により、係合爪(係合凸部)31,32が第2の係合凹部55,56内の下端55b,56bに当接して位置決めされている。カバー41は、バネ部材80の弾性に抗して、係合爪(係合凸部)31,32が第2の係合凹部55,56内の上端55a,56aに当接するまで押し下げることができる。
ドアDを閉じる時、図12(d)に示すように、カバー41をバネ部材80の弾性に抗して押し下げると、カバー41の下端、即ち、正面板42、左面板43及び右面板44の下端42a,43a,44aが金属製のストッパー板3の先端3bを磁石21の磁力に抗して押し下げる(下方に移動させる)。ロック部材61の先端61Aが底壁25から突出し、ストッパー板3が係止されたままであるが、ストッパー板3の係止縁部5aがロック部材61の係止凹部73に係止されない位置まで押し下げられ、ストッパー板3のロック部材61に対する係止が解除されドアDを閉じることが可能となる。
図12(e)に示すように、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材61の係止凹部73に係止されないので、ドアDを閉じることができる。カバー41の押し下げを解除すると、カバー41は、バネ部材80の弾性により、係合爪(係合凸部)31,32が第2の係合凹部55,56内の下端55b,56bに当接する位置に復帰する。このように、ドアDは、ストッパー装置1によって、開いた状態で保持され、この保持を解除するには、カバー41を押し下げるだけで良く、無理に脚を曲げ、腰を屈めないで、立ったままの足の踏む動作だけで簡単に行うことができる。
ドアストッパー111は、図2に示すように、開閉するドアDに取り付けられ、ドアDが開閉して、床面に設けられたストッパー装置1の上方に位置すると、ストッパー装置1の金属製のストッパー板3に係止されてドアDの開閉を規制する。このストッパー装置1は、前述した通りである。
図13に示すように、ドアストッパー111は、ケース112と、ケース112に摺動可能に取り付けられたカバー141とを有する。ケース112は、合成樹脂によって一体成形され、背面壁113と、背面壁113の正面側略中央の位置であって、背面壁113と略直角に設けられた中央壁115とを有する。中央壁115は、矩形体状に形成されている。中央壁115の左面115aには、背面壁113と略直角の水平壁116が形成されている。また、中央壁115の右面115b下部には、背面壁113と略直角の磁石収納部117が形成されている。磁石収納部117は、略矩形体状に形成され、内部に略直方体状の磁石収納室119が形成されている。背面壁113には、磁石収納室119と連通する開口が形成され、開口から直方体状の磁石121を磁石収納室119内に収納することができる。
中央壁115の下端122と磁石収納部117の下端123は、略水平に連続し、ケース112の底壁125を構成する。図15に示すように、ケース112の底壁125から背面壁113の下部126が突出し、この突出部(下部)26が係止凸部を形成する。前記中央壁115には、上下方向に向かって貫通したガイド路128が形成されている。前記中央壁115の正面略中間部には、前後方向に向かって連通孔135が形成されている。連通孔135は、上下方向に縦長に形成され、外部から中央壁115の正面を貫通してガイド路128内に連通している。背面壁113の上部両側には、縦長のネジ挿通穴136,137が形成されている。背面壁113の上端には、被覆板139が設けられている。背面壁113の裏面両側には、略L字状の段凹部114,114が形成されている。
カバー141は、ケース112と同様に合成樹脂素材によって形成され、図13,15に示すように、正面板142と、正面板142の左端に略直角に設けられた左面板143と、正面板142の右端に略直角に設けられた右面板144と、正面板142、左面板143及び右面板144の上端に設けられた上面板145とからなる。上面板45は、正面(前部)から背面(後部)に向かって肉厚が厚くなり、上面146が背面(後部)に向かって上昇傾斜している。正面板142の裏面略中央には、係止軸158が形成されている。係止軸158は、ケース112の中央壁115の連通孔135を挿通してガイド路128内に突出する。左面板143の後端縁には、内側に向かって左係合縁147が形成され、右面板144の後端縁には、内側に向かって右係合縁148が形成されている。左係合縁147は、前記ケース112の背面壁113に形成された左側の段凹部114に摺動可能に係合する。右係合縁148は、前記ケース112の背面壁113に形成された右側の段凹部114に摺動可能に係合する。
前記ガイド路128内には、ロック部材161が上下方向に摺動可能に設けられている。ロック部材161は、図13〜15に示すように、矩形軸状に形成された軸部162と、軸部162の上端164に形成されたバネ軸163とからなる。軸部162は、前面165と、左面166と、右面167と、後面168とで形成されている。前面165には、後記係止軸158を挿通する断面コ字状のガイド溝169が形成されている。また、左面166の上部には、係合部181が形成され、右面167の上部にも、係合部186が形成されている。係合部181は、左面166に突設形成された係合凸部182と、係合凸部182の先端に設けられた係合片183と、係合片183の上端に形成された係合爪184とからなる。また、係合部186は、右面167に突設形成された係合凸部187と、係合凸部187の先端に設けられた係合片188と、係合片188の上端に形成された係合爪189とからなる。また、ロック部材161は、後面168の下部に係止凹部173が形成され、前面165の下部に後面168に向かって下降傾斜するテーパ面175が設けられている。
前記ガイド路128は、ロック部材161の軸部162を上下方向に案内する矩形孔状に形成されている。ガイド路128の左右側面には、ロック部材161の係合部181,186を摺動可能に案内する案内凹部129,130が形成されている。案内凹部129,130の上部内側には、係合突起131,132が形成されている。案内凹部129,130の下部内側には、係合段部133,134が設けられている。
前記ロック部材161は、軸部162が前記ガイド路128内に摺動可能に案内され、左側の係合部181が案内凹部129に摺動可能に係合し、右側の係合部186が案内凹部130に摺動可能に係合する。前記ロック部材161は、係合爪184,189が係合突起131,132に係合して位置決めされ、さらに係合爪184,189が係合突起131,132を乗り越えて下方に移動すると、係合凸部182,187が係合段部133,134に係合して位置決めされる。このように、ロック部材161は、左面166に形成された係合部181が、ケース112のガイド路128内の係合段部133に係合され、右面167に形成された係合部186が、ガイド路128内の係合段部134に係合されて下方への移動が規制される。
ロック部材161は、図13に示すように、バネ軸163にバネ部材180が設けられている。バネ部材180は、上端がカバー141の上面板145の内面に当接し、下端が軸部162の上端164に当接し、ロック部材161を下方に付勢する。
ドアストッパー111は、上記構成を有し、次のようにしてドアDに取り付けられる。ケース112の磁石収納室119に開口から磁石121を収納する。ケース112の背面壁113をドアDの所定位置に接触させ、ネジ挿通穴136,137に図示しないネジを挿通してドアDにねじ込み、ケース112をドアDに固定する。ロック部材161の軸部162を、前面165を正面に向けながらケース112のガイド路128内に挿入する。ロック部材161は、左面166に形成された係合部181が案内凹部129に案内され、右面167に形成された係合部186が案内凹部130に案内され、係合爪184が係合突起131に係合し、係合爪189が係合突起132に係合する。ロック部材161のバネ軸163にバネ部材180を取り付ける。
カバー141をケース112に取り付ける。カバー141は、左係合縁147がケース112の背面壁113に形成された左側の段凹部114に摺動可能に係合し、右係合縁48が背面壁113に形成された右側の段凹部114に摺動可能に係合して、ケース112に上下動可能に取り付けられる。カバー141に形成され係止軸158が、ケース112の中央壁115の連通孔135を挿通してガイド路128内に突出し、係止軸158の先端がロック部材161のガイド溝169内に挿通する。バネ部材180は、上端がカバー141の上面板145の内面に当接し、下端が軸部162の上端164に当接し、ロック部材161を下方に付勢する。従って、ロック部材161の係合爪184が係合突起131に圧接係合し、係合爪189が係合突起132に圧接係合する。このようにして、ドアストッパー111は、ドアDに取り付けられる。
ドアストッパー111は、3種類の係止形態を選択することができる。第1の係止形態として、図16(a)に示すように、ロック部材161の係合爪184を係合突起131に圧接係合させ、係合爪189を係合突起132に圧接係合させた状態にしておく。カバー141が上方に引き上げられた状態となっている。図16(b)に示すように、カバー141の係止軸158がロック部材161のガイド溝169の上端169aに係合して、ロック部材161を引き上げる。ロック部材161の下部先端161Aは、ケース112の底壁25から没入する。
ドアDを開いてケース112がストッパー装置1の上方に位置すると、ケース112内の磁石121の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース112の底壁125に当接する。ロック部材161の先端161Aが底壁125から突出していないので、ストッパー板3の先端3bが底壁125に沿って摺接する。ストッパー板3の先端3bが係止凸部126に接触すると、ドアDの回転が阻止され、それ以上開くことはない。ドアDは、開く方向への回動がストッパー板3によって阻止されるが、閉じる方向への回動がストッパー板3によって阻止されないので、閉じることができる。
第2の係止形態として、図16(a)に示すように、ロック部材161の係合爪184を係合突起131に圧接係合させ、係合爪189を係合突起132に圧接係合させて、カバー141を上方に引き引き上げておき、ロック部材61をガイド路28内に収納させておく。この状態は第1の係止形態と同じである。ドアDを開いてケース112がストッパー装置1の上方に位置すると、ケース112内の磁石121の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース112の底壁125に当接する。ロック部材161の先端161Aが底壁125から突出していないので、ストッパー板3の先端3bが底壁125に沿って摺接し、係止凸部126に接触すると、ドアDの回転が阻止され、それ以上開くことはない。
この状態の時、図17に示すように、カバー141を下方に押し下げると、カバー141の係止軸158がロック部材161のガイド溝169の上端169aから外れ、弾性部材180の弾性により、ロック部材161が下方に押圧される。係合片183,188が素材の弾性に抗して内側に撓み、ロック部材161の係合爪184,189が係合突起131,132から外れて乗り越え、ロック部材161が下方に移動して、ロック部材161の係合凸部182,187が係合段部133,134に係合し、ロック部材161の先端161Aがケース112の底壁125から突出する。ロック部材161は、係合凸部182,187がガイド路128の係合段部133,134に圧接係止し、先端161Aの突出状態が保持される。
ロック部材161の先端161Aは、底壁125から突出すると、係止凸部126に接触して位置決めされている金属製のストッパー板3の係止開口5に挿通する。ストッパー板3の先端3bは、ケース112の底壁125に当接し、ロック部材161の先端161Aと係止凸部126間に位置する。ドアDを閉じようとすると、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材161の係止凹部173に係止するため、ドアDを閉じることができない。このように、第2の係止形態では、係止凸部126とロック部材161により、ドアDの開閉方向の回動を完全に阻止することができる。
図16に示すように、カバー141を上方に引き上げると、カバー141の係止軸158がロック部材161のガイド溝169の上端69aに係合して、ロック部材161を上方に移動させる。ロック部材161の係合爪184が係合突起131に圧接係合し、係合爪189が係合突起132に圧接係合する。ロック部材161の下部先端161Aは、ケース112の底壁125から没入する。ロック部材161の下部先端161Aがケース112の底壁125から突出していないので、ストッパー板3をロック部材161が係止することがなく、ドアDの閉じる方向への回動がストッパー板3によって阻止されなくなり、ドアDを閉じることができる。
第3の係止形態として、図17に示すように、カバー141を下方に押し下げておく。カバー141を下方に押し下げると、カバー141の係止軸158がロック部材161のガイド溝169の上端169aから外れ、弾性部材180の弾性により、ロック部材161が下方に押圧され、ロック部材161が下方に移動する。ロック部材161の係合凸部182,187が係合段部133,134に係合し、ロック部材161の先端161Aがケース112の底壁125から突出する。ロック部材161は、係合凸部182,187がガイド路128の係合段部133,134に圧接係止し、先端161Aの突出状態が保持される。
ドアDを開いてドアストッパー111がストッパー装置1の上方に位置すると、ケース112内の磁石121の磁力によって金属製のストッパー板3が引き上げられ、ストッパー板3の先端3bがケース112の底壁125に当接する。底壁125から突出しているロック部材161の先端161A前部にテーパ面175が形成されているので、ストッパー板3の先端3bがテーパ面175に接触する。ロック部材161は、バネ部材180の弾性に抗して押し上げられ、ストッパー板3の先端3bがロック部材161の下部位置を通過すると、バネ部材180の弾性により突出し、係止開口5内に挿通する。バネ部材180の弾性が強く、ストッパー板3がロック部材161を押し上げられない場合は、金属製のストッパー板3の先端3bがロック部材161のテーパ面175に摺接してロック部材161の先端161Aを乗り越える。ロック部材161の先端161Aが金属製のストッパー板3の係止開口5内に挿通し、金属製のストッパー板3の先端3bがロック部材161の先端161Aと係止凸部126間の底壁125に当接する。
さらにドアDを開こうとしても、ストッパー板3の先端3bがケース112の係止凸部126に係止されるため、ドアDを開くことができない。逆に、ドアDを閉じようとすると、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材161の係止凹部173に係止するため、ドアDを閉じることができない。このように、第3の係止形態では、ストッパー板3の先端3bが係止凸部126とロック部材161の先端161A間に挟まれて、ドアDが開いた状態で保持され、ドアDの開閉方向の回動を完全に阻止することができる。
カバー141は、バネ部材180の弾性に抗して押し下げると、カバー141の下端、即ち、正面板142、左面板143及び右面板144の下端142a,143a,144aが金属製のストッパー板3の先端3bを磁石121の磁力に抗して押し下げる(下方に移動させる)。ロック部材161の先端161Aが底壁125から突出し、ストッパー板3が係止されたままであるが、ストッパー板3の係止開口5の縁部5aがロック部材161の係止凹部173に係止されない位置まで押し下げられ、ストッパー板3のロック部材161に対する係止が解除されドアDを閉じることが可能となる。カバー141の押し下げを解除すると、カバー141は、バネ部材180の弾性により、元の位置に復帰する。このように、ドアDは、ストッパー装置1によって、開いた状態で保持され、この保持を解除するには、カバー141を押し下げるだけで良く、無理に脚を曲げ、腰を屈めないで、立ったままで足の踏む動作だけで簡単に行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。