JP6637823B2 - ひび割れ検出方法 - Google Patents
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Description
図1は、入力画像と局所領域の関係を示した模式図である。本発明のひび割れ検出方法では、入力画像1における広域領域2の中心である局所領域3においてウェーブレット変換をおこない、当該局所領域3の中心でひび割れの検出をおこなうものである。入力画像1内をくまなく広域領域2を上下左右に平行移動して、入力画像1内におけるひび割れの検出をおこなう。この方法により、従来の固定閾値法のように、例えば入力画像1内で一つの閾値を決める方法に比べて、精度のよいひび割れの検出をおこなうことができる。
CCDカメラ等のデジタルカメラで撮影されたコンクリート表面の撮影画像をコンピュータに取り込むことにより、第1の入力画像の作成(ステップS10)がおこなわれる。
さらに、解析者が予めひび割れ位置を指定していることから、ひび割れ以外のものが解析対象になり難い。
図8は本発明のひび割れ検出方法の実施の形態2のフロー図である。
ひび割れ検出方法の実施の形態2では、第4のステップに対して連続しない第5のステップ〜第7のステップにて、クラックスケール細線化画像を作成し、クラックスケール細線化画像におけるひび割れ上でウェーブレット係数を計算し、ひび割れ画像を作成した後、第8のステップにてひび割れ幅の推定式を特定するものである。
p=(ウェーブレット係数の値)−(ウェーブレット係数の閾値)
回帰分析の結果、説明変数pをパラメータとする以下のひび割れ幅の推定式を特定することができる(ステップS110、第8のステップ)。
y = a + bp(a、bは回帰分析で特定された定数、pは説明変数)
本発明者等は、本発明のひび割れ検出方法と、従来のひび割れ検出方法における、解析時間(コンピュータのCPU処理時間)の検証をおこなった。検証結果を以下の表1に示す。
Claims (3)
- コンクリート表面に生じているひび割れの検出をおこなうひび割れ検出方法であって、
ひび割れ検出対象であるコンクリート表面の撮影画像をコンピュータに入力して第1の入力画像とし、該第1の入力画像においてひび割れと想定されるひび割れ想定線に沿ってパスを作成し、該パスに付したひび割れを覆う面を作成する第1のステップ、
前記ひび割れを覆う面に対して細線化処理を実行してその中心線で構成されるひび割れ細線化画像を作成する第2のステップ、
対比される2つの濃度に対応したウェーブレット係数を算定するとともに、該2つの濃度をそれぞれ変化させた際のウェーブレット係数を算定してウェーブレット係数テーブルを作成し、前記ひび割れ細線化画像におけるひび割れ上でウェーブレット係数を計算する第3のステップ、
前記ウェーブレット係数テーブル内において局所領域内の近傍画素の平均濃度と注目画素の濃度に対応するウェーブレット係数をウェーブレット係数に関する閾値とし、注目画素のウェーブレット係数が前記閾値よりも大きな場合は注目画素をひび割れと判定し、小さな場合は注目画素をひび割れでないと判定し、局所領域および注目画素を変化させながら注目画素のウェーブレット係数と前記閾値との比較をおこなうことでひび割れ画像を作成する第4のステップ、からなるひび割れ検出方法。 - 前記第4のステップに対して連続しない第5のステップ〜第8のステップであって、
前記ひび割れ検出対象のコンクリート表面に密着させたクラックスケールの撮影画像をコンピュータに入力して第2の入力画像とし、該第2の入力画像において各ひび割れ幅のクラックスケール上における最も黒色に近い箇所にパスを作成し、該パスに付したクラックスケールを覆う面に対して細線化処理を実行してその中心線で構成されるクラックスケール細線化画像を作成する第5のステップ、
対比される2つの濃度に対応したウェーブレット係数を算定するとともに、該2つの濃度をそれぞれ変化させた際のウェーブレット係数を算定してウェーブレット係数テーブルを作成し、前記クラックスケール細線化画像におけるひび割れ上でウェーブレット係数を計算する第6のステップ、
前記ウェーブレット係数テーブル内において局所領域内の近傍画素の平均濃度と注目画素の濃度に対応するウェーブレット係数をウェーブレット係数に関する閾値とし、注目画素のウェーブレット係数が前記閾値よりも大きな場合は注目画素をひび割れと判定し、小さな場合は注目画素をひび割れでないと判定し、局所領域および注目画素を変化させながら注目画素のウェーブレット係数と前記閾値との比較をおこなうことでひび割れ画像を作成する第7のステップ、
前記クラックスケール細線化画像において、ひび割れ幅の推定式の説明変数pを、p=(ウェーブレット係数の値)−(ウェーブレット係数の閾値)とし、前記第2の入力画像から特定されるクラックスケールの実寸値qと説明変数pより回帰分析をおこない、該説明変数pをパラメータとする以下のひび割れ幅の推定式:y = a + bp(a、bは回帰分析で特定された定数、pは説明変数)を特定する第8のステップ、
前記第4のステップに続いて、前記ひび割れ画像におけるウェーブレット係数の値とウェーブレット係数の閾値から特定されるpを前記ひび割れ幅の推定式に適用して、コンクリート表面のひび割れ幅を特定する第9のステップをさらに備えている、請求項1に記載のひび割れ検出方法。 - 前記第9のステップに続いて、特定されたひび割れ幅ごとに色分けされたひび割れ展開図を作成し、かつ、特定されたひび割れ幅ごとのひび割れ延長ヒストグラムを作成する第10のステップをさらに備えている、請求項2に記載のひび割れ検出方法。
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