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JP6633052B2 - ショベル - Google Patents

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JP6633052B2
JP6633052B2 JP2017509812A JP2017509812A JP6633052B2 JP 6633052 B2 JP6633052 B2 JP 6633052B2 JP 2017509812 A JP2017509812 A JP 2017509812A JP 2017509812 A JP2017509812 A JP 2017509812A JP 6633052 B2 JP6633052 B2 JP 6633052B2
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Description

本発明は、マシンガイダンス機能を有するショベルに関する。
建設機械としてのショベルの操作者には、アタッチメントによる掘削などの作業を効率的且つ正確に行うために、熟練した操作技術が要求される。そこで、ショベルの操作経験が少ない操作者でも作業を効率的且つ正確に行うことができるように、ショベルの操作をガイドする機能(マシンガイダンスと称する)が設けられたショベルがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−148893号公報
マシンガイダンス機能を有するショベルでは、運転席の斜め前方に設置された表示装置の画面上に作業状態などの情報を表示することが多い。ショベルの操作者は、表示装置に表示される情報を視認することで、ショベルによる作業状態を確認することができる。
表示装置は操作者の前方の視界で邪魔にならないよう、その大きさは制限される。したがって、表示装置に表示される画像も小さく、操作者は表示装置の画面を注視しなければ欲しい情報を得られないことがある。
また、ショベルの操作者は、通常、運転席の前方に位置するバケットの爪先や掘削場所を見ながら作業を行うため、作業中に表示装置を長時間見ることはできない。例えば、ショベルの操作者が作業中に表示装置を見たとしても、表示装置を見ている時間は極短時間であり、その時間内に表示装置に表示された画像から所望の情報を認識することは難しい場合が多い。
そこで、操作者が表示装置に表示された画像を短時間見るだけで、あるいは、表示画面に意識を集中しなくても、作業状態に関する情報を操作者に通報することのできる表示装置を有するショベルを提供することを目的とする。
ある実施形態によれば、作業を行うアタッチメントと、該アタッチメントの操作をガイダンスするガイダンス装置と、前記アタッチメントによる作業に関する情報とカメラ画像とが表示される表示装置とを有するショベルであって、前記アタッチメントは、バケットを含み、前記ガイダンス装置は、前記バケットの位置と前記作業の基準となる目標面との間の距離に応じて表示される前記バケットを正面から見た画像と前記バケットを含む前記ショベルの一部を側面から見た画像、及び、前記カメラ画像とは異なる表示領域において、実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて、前記表示装置の表示画面における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離を示す画像の周囲の一部領域又は全体領域の色を変化させる、ショベルが提供される。

開示した実施形態によれば、ショベルの操作者は、表示装置に意識を集中しなくても、表示装置で通報しようとしている情報を作業中に確実に認識することができる。
本発明の一実施形態によるショベルの側面図である。 ショベルのコントローラと画像表示装置との接続を示すブロック図である。 コントローラ及びマシンガイダンス装置の機能構成を示すブロック図である。 ショベルによる法面掘削作業を示す図である。 キャビン内の運転席からショベルの前方を見た図である。 図5に示すような法面掘削作業を行なっているときの、画像表示部上の表示を示す図である。 図6に示す画像表示部上の表示例において、バケットが目標面に近づいたときの表示例を示す図である。 図6に示す表示領域の変形例が表示された画像表示部上の表示を示す図である。 図8に示す表示領域の形状が変化した画像表示部上の表示を示す図である。 図8に示す表示領域の形状(大きさ)が変化した画像表示部上の表示を示す図である。 図10に示す表示領域の形状が変化した画像表示部上の表示を示す図である。 画像表示部に表示される画像の別の例を示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は一実施形態によるショベルの側面図である。ショベルの下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載される。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられる。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられる。エンドアタッチメントとして、法面用バケット、浚渫用バケット等が用いられてもよい。
ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例として掘削アタッチメントを構成し、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケット6にはバケット角度センサS3が取り付けられる。掘削アタッチメントには、バケットチルト機構が設けられてもよい。ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及びバケット角度センサS3を「姿勢センサ」と称することもある。
ブーム角度センサS1は、ブーム4の回動角度を検出する。本実施形態では、ブーム角度センサS1は、水平面に対する傾斜を検出して、上部旋回体3に対するブーム4の回動角度を検出する加速度センサである。アーム角度センサS2は、アーム5の回動角度を検出する。本実施形態では、アーム角度センサS2は、水平面に対する傾斜を検出して、ブーム4に対するアーム5の回動角度を検出する加速度センサである。バケット角度センサS3は、バケット6の回動角度を検出する。本実施形態では、バケット角度センサS3は、水平面に対する傾斜を検出して、アーム5に対するバケット6の回動角度を検出する加速度センサである。掘削アタッチメントがバケットチルト機構を備える場合、バケット角度センサS3は、チルト軸回りのバケット6の回動角度を追加的に検出する。ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及びバケット角度センサS3は、可変抵抗器を利用したポテンショメータ、対応する油圧シリンダのストローク量を検出するストロークセンサ、連結ピン回りの回動角度を検出するロータリエンコーダ等であってもよい。
上部旋回体3にはキャビン10が設けられ、且つエンジン11等の動力源が搭載される。キャビン10の頂部には、GPS装置(GNSS受信機)G1が設けられる。GPS装置G1は、ショベルの位置をGPS機能により検出し、位置データをコントローラ30内のマシンガイダンス装置50に供給する。また、キャビン10内には、入力装置D1、音声出力装置D2、表示装置D3、記憶装置D4、及びコントローラ30が設置される。
コントローラ30は、ショベルの駆動制御を行う主制御部として機能する。本実施形態では、コントローラ30は、CPU及び内部メモリを含む演算処理装置で構成される。コントローラ30の各種機能は、CPUが内部メモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
コントローラ30は、ショベルの操作をガイドするマシンガイダンス装置50としても機能する。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、例えば、操作者が設定した目標地形の表面とアタッチメントの作業部位との鉛直方向における距離を視覚的に且つ聴覚的に操作者に報知する。アタッチメントの作業部位は、エンドアタッチメントとしてのバケット6の先端(爪先)、バケット6の背面、エンドアタッチメントとしてのブレーカの先端等を含む。これにより、マシンガイダンス装置50は操作者によるショベルの操作をガイドする。なお、マシンガイダンス装置50は、その距離を視覚的に操作者に知らせるのみであってもよく、聴覚的に操作者に知らせるのみであってもよい。
本実施形態では、マシンガイダンス装置50はコントローラ30に組み込まれているが、マシンガイダンス装置50をコントローラ30とは別個に設けることとしてもよい。この場合、マシンガイダンス装置50は、コントローラ30と同様、CPU及び内部メモリを含む演算処理装置で構成される。マシンガイダンス装置50の各種機能はCPUが内部メモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
入力装置D1は、ショベルの操作者がマシンガイダンス装置50を含むコントローラ30に各種情報を入力するための装置である。本実施形態では、入力装置D1は、表示装置D3の表面に取り付けられるメンブレンスイッチである。入力装置D1としてタッチパネル等を用いてもよい。
音声出力装置D2は、コントローラ30に含まれるマシンガイダンス装置50からの音声出力指令に応じて各種音声情報を出力する。本実施形態では、音声出力装置D2として、マシンガイダンス装置50に接続される車載スピーカが利用される。なお、音声出力装置D2として、ブザー等の警報器が利用されてもよい。
表示装置D3は、コントローラ30に含まれるマシンガイダンス装置50からの指令に応じて各種画像情報を表示する。本実施形態では、表示装置D3として、マシンガイダンス装置50に接続される車載液晶ディスプレイが利用される。
記憶装置D4は、各種情報を記憶するための装置である。本実施形態では、記憶装置D4として、半導体メモリ等の不揮発性記憶媒体が用いられる。記憶装置D4は、マシンガイダンス装置50を含むコントローラ30等が出力する各種情報を記憶する。
ゲートロックレバーD5は、ショベルが誤って操作されるのを防止する機構である。本実施形態では、ゲートロックレバーD5は、キャビン10のドアと運転席との間に配置される。キャビン10から操作者が退出できないようにゲートロックレバーD5が引き上げられた場合に、各種操作装置は操作可能となる。一方、キャビン10から操作者が退出できるようにゲートロックレバーD5が押し下げられた場合には、各種操作装置は操作不能となる。
図2はショベルのコントローラ30と画像表示装置40との接続を示すブロック図である。画像表示装置40は、上述の表示装置D3に相当し、マシンガイダンス装置50から供給される情報を表示画面上に表示する。本実施形態では、画像表示装置40は、Controller Area Network (CAN)、Local Interconnect Network(LIN)等の通信ネットワークを介してマシンガイダンス装置50を含むコントローラ30に接続される。なお、画像表示装置40は、専用線を介してコントローラ30に接続されてもよい。
画像表示装置40は、画像表示部41上に表示する画像を生成する変換処理部40aを含む。本実施形態では、変換処理部40aは、撮像装置80の出力に基づいて画像表示部41上に表示するカメラ画像を生成する。そのため、撮像装置80は、例えば専用線を介して画像表示装置40に接続される。
変換処理部40aは、画像表示装置40に対して入力されるデータのうち画像表示部41上に表示する情報のデータを画像信号に変換する。画像表示装置40に対して入力されるデータは、撮像装置80からの画像データを含む。撮像装置80は、例えば、左側方監視カメラ、後方監視カメラ、及び右側方監視カメラを含んでいてもよい。その場合、左側方監視カメラ、後方監視カメラ、及び右側方監視カメラのそれぞれが出力する画像データが画像表示装置40に入力される。
変換処理部40aは、コントローラ30の出力に基づいて画像表示部41上に表示する画像を生成する。本実施形態では、変換処理部40aは、コントローラ30に対して入力されるデータのうち画像表示部41上に表示する情報のデータを画像信号に変換する。コントローラ30に対して入力されるデータは、例えば、エンジン冷却水の温度を示すデータ、作動油の温度を示すデータ、尿素水の残量を示すデータ、燃料の残量を示すデータ等を含む。変換処理部40aは、変換した画像信号を画像表示部41に対して出力し、対応する画像を画像表示部41上に表示させる。
なお、変換処理部40aは、画像表示装置40が有する機能としてではなく、コントローラ30が有する機能として実現されてもよい。この場合、撮像装置80は、画像表示装置40ではなく、コントローラ30に接続される。
画像表示装置40は、入力部42としてのスイッチパネル42を含む。スイッチパネル42は、各種ハードウェアスイッチを含むパネルである。本実施形態では、スイッチパネル42は、ハードウェアボタンとしてのライトスイッチ42a、ワイパースイッチ42b、及びウインドウォッシャスイッチ42cを含む。ライトスイッチ42aは、キャビン10の外部に取り付けられるライトの点灯・消灯を切り換えるためのスイッチである。ワイパースイッチ42bは、ワイパーの作動・停止を切り換えるためのスイッチである。また、ウインドウォッシャスイッチ42cは、ウインドウォッシャ液を噴射するためのスイッチである。
画像表示装置40は、蓄電池70から電力の供給を受けて動作する。なお、蓄電池70はエンジン11のオルタネータ11a(発電機)で発電した電力で充電される。蓄電池70の電力は、コントローラ30及び画像表示装置40以外のショベルの電装品72等にも供給される。また、エンジン11のスタータ11bは、蓄電池70からの電力で駆動され、エンジン11を始動する。
エンジン11は、エンジン制御装置(ECU)74により制御される。ECU74からは、エンジン11の状態を示す各種データ(例えば、水温センサ11cで検出される冷却水温(物理量)を示すデータ)がコントローラ30に常時送信される。したがって、コントローラ30は内部の一時記憶部(メモリ)30aにこのデータを蓄積しておき、必要なときに画像表示装置40に送信することができる。
コントローラ30には以下のように各種のデータが供給され、コントローラ30の一時記憶部30aに格納される。
まず、可変容量式油圧ポンプであるメインポンプ14のレギュレータ14aから斜板角度を示すデータがコントローラ30に供給される。また、メインポンプ14の吐出圧力を示すデータが、吐出圧力センサ14bからコントローラ30に送られる。これらのデータ(物理量を表すデータ)は一時記憶部30aに格納される。また、メインポンプ14が吸入する作動油が貯蔵されたタンクとメインポンプ14との間の管路には、油温センサ14cが設けられており、その管路を流れる作動油の温度を表すデータが、油温センサ14cからコントローラ30に供給される。
操作レバー26A〜26Cを操作した際にコントロールバルブ17に送られるパイロット圧が、油圧センサ15a,15bで検出され、検出したパイロット圧を示すデータがコントローラ30に供給される。操作レバー26A〜26Cには、スイッチボタン27が設けられる。操作者は、操作レバー26A〜26Cを操作しながらスイッチボタン27を操作することで、コントローラ30に指令信号を送ることができる。コントローラ30は、スイッチボタン27の操作により供給される指令信号に基づき、マシンガイダンス機能や他のショベルの機能を制御する。
また、本実施形態では、ショベルは、キャビン10内にエンジン回転数調整ダイヤル75を備える。エンジン回転数調整ダイヤル75は、エンジンの回転数を調整するためのダイヤルであり、本実施例ではエンジン回転数を4段階で切り換えできるようにする。また、エンジン回転数調整ダイヤル75からは、エンジン回転数の設定状態を示すデータがコントローラ30に常時送信される。また、エンジン回転数調整ダイヤル75は、SPモード、Hモード、Aモード、及びアイドリングモードの4段階でエンジン回転数を切り換えできるようにする。なお、図5は、エンジン回転数調整ダイヤル75でHモードが選択された状態を示す。
SPモードは、作業量を優先したい場合に選択される回転数モードであり、最も高いエンジン回転数を利用する。Hモードは、作業量と燃費を両立させたい場合に選択される回転数モードであり、二番目に高いエンジン回転数を利用する。Aモードは、燃費を優先させながら低騒音でショベルを稼働させたい場合に選択される回転数モードであり、三番目に高いエンジン回転数を利用する。アイドリングモードは、エンジンをアイドリング状態にしたい場合に選択される回転数モードであり、最も低いエンジン回転数を利用する。そして、エンジン11は、エンジン回転数調整ダイヤル75で設定された回転数モードのエンジン回転数で一定に回転数制御される。
次に、図3を参照しながら、コントローラ30及びマシンガイダンス装置50に設けられた各種機能要素について説明する。図3は、コントローラ30及びマシンガイダンス装置50の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、コントローラ30は、ショベル全体の動作の制御に加えて、マシンガイダンス装置50によるガイダンスを行なうか否かを制御する。具体的には、コントローラ30は、ゲートロックレバーD5の状態と油圧センサ15a,15bからの検出信号等に基づいて、ショベルが休止中か否かを判定する。そして、コントローラ30は、ショベルが休止中であると判定したときは、マシンガイダンス装置50によるガイダンスを中止するように、マシンガイダンス装置50にガイダンス中止指令を送る。
また、コントローラ30は、オートアイドルストップ指令をエンジンコントローラD7に対して出力する際に、ガイダンス中止指令をマシンガイダンス装置50に対して出力してもよい。なお、エンジンコントローラD7は、図2におけるECU74に相当する。あるいは、コントローラ30は、ゲートロックレバーD5が押し下げられた状態にあると判定した場合に、ガイダンス中止指令をマシンガイダンス装置50に対して出力してもよい。
次に、マシンガイダンス装置50について説明する。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、バケット角度センサS3、GPS装置G1、入力装置D1、及びコントローラ30から供給される各種信号及びやデータを受信する。マシンガイダンス装置50は、受信した信号及びデータに基づいてアタッチメント(例えば、バケット6)の実際の動作位置を算出する。そして、マシンガイダンス装置50は、アタッチメントの実際の動作位置が目標動作位置とは異なる場合に、音声出力装置D2及び表示装置D3に通報指令を送信し、その旨を操作者に通報させる。マシンガイダンス装置50がコントローラ30と別個に設けられた場合は、マシンガイダンス装置50とコントローラ30とは、CAN(Controller Area Network)を通じて互いに通信可能に接続される。
マシンガイダンス装置50は、様々な機能を行なう機能部を含む。本実施形態では、マシンガイダンス装置50は、アタッチメントの動作をガイダンスするための機能部として、高さ算出部503、比較部504、表示制御部505、及びガイダンスデータ出力部506を含む。
高さ算出部503は、センサS1〜S3の検出信号から算出されたブーム4、アーム5、バケット6の角度から、バケット6の先端(爪先)の高さを算出する。
比較部504は、高さ算出部503が算出したバケット6の先端(爪先)の高さと、ガイダンスデータ出力部506から出力されるガイダンスデータで示されるバケット6の先端(爪先)の目標高さとを比較する。
表示制御部505は、比較部504での比較結果に基づいて、表示が必要と判断した場合には表示制御指令を、表示装置D3に送信する。表示装置D3は、表示制御指令を受けると所定の表示(目標線とバケットの位置を示す画像等)を表示装置の画面に表示してショベルの操作者に比較結果を通報する。
ガイダンスデータ出力部506は、上述のように、マシンガイダンス装置50の記憶装置に予め格納されていたガイダンスデータから、バケット6の目標高さのデータを抽出して、比較部504に対して出力する。
次に、本実施形態において、マシンガイダンス装置50の表示制御部505が行なう表示制御について説明する。
以下に説明する表示制御は、ショベルのバケット6により、図4に示すような法面(傾斜面)を掘削する作業を行なっている最中に、画像表示装置40でガイダンス表示を行なう場合の表示制御である。本実施形態による表示制御は、法面の掘削作業に限られず、水平掘削作業や他の作業にも適用することができる。
図5は、ショベルのキャビン10内から前方を見たときの図である。キャビン10の前面の窓からは、バケット6を見ることができる。図5の中央の下部には、運転席10aの座面が示されており、その両脇に操作レバー26A,26Bが示されている。操作者は運転席に座って、左手で操作レバー26Aを握り、右手で操作レバー26Bを握りながらバケット6を所望の位置に移動させて掘削作業を行なう。
画像表示装置40の画像表示部(表示画面)41は、前面の窓枠の右下部分に配置されている。ショベルの操作者が窓の外のバケット6での作業を見ている状態では、操作者の視界の片隅に画像表示部41がある。しかし、操作者の視界の範囲内において画像表示部41は比較的小さな領域であるため、画像表示部に表示された情報を確認するためには、画像表示部に視線を移して画像を注視する必要がある。
そこで、本実施形態では、画像表示部41の一部又は全部の領域の表示色を変化させることで、画像だけでなく色の変化により作業者に情報を通知する。以下にそのような表示制御について説明する。
図6は、図5に示すような法面掘削作業を行なっているときの、画像表示部(表示画面)41上に表示される画像の例を示す図である。以下、画像表示部41を「表示画面41」とも称する。
図6に示す表示画面41では、画面中の右側領域に、どこまで掘削するのかを示す目標面が目標線TL(傾斜した線)で示され、且つ、目標線に対する現在のバケット6の位置がバケットの外形で示されている。表示画面41で、バケット6の爪先と目標線TLとの間の垂直方向距離Dは、実際のバケット6の爪先と目標面との間の垂直方向距離に応じて変化する。この表示から作業者が知りたい情報として、バケット6の先端(爪先)がどの程度、目標線TL(実際は目標面)に近づいたかという情報がある。このような情報を得るには、操作者は、小さな表示画面上のバケットの画像と目標線TLとを見比べて、それらの間の距離を確認し、実際の距離を判断しなければならない。すなわち、操作者は、バケット6による作業を行ないながら、ときどき表示画面41に目を配って、表示画面41上での目標線TLに対するバケット6の先端の位置を確認しなければならない。
そこで、本実施形態による表示制御によれば、図6に示すように、表示画面41の左側領域に、バケット位置を表示する表示領域100を設けて、バケット6の爪先と目標面との間の距離を簡単に視認できるようにしている。表示領域100には、目標面(目標線)を表すバー(目標面表示バー)102が表示され、その上下に所定の間隔でバケットの位置を示すバー(バケット位置表示バー)104−1〜104−5が表示される。これらのバーはそれぞれ以下のような情報を示すために表示される。
目標面表示バー102は、バケット6の爪先の位置が、目標面に対して例えば±5cmを越えない範囲にあることを示す。
目標面表示バー102の上側の3本のバーのうち最上部に位置するバケット位置表示バー104−3は、例えば、バケット6の爪先から目標面までの垂直距離が50cm以上100cm未満であることを示す。また、目標面表示バー102の上側の3本のバーの中で、中央に位置するバケット位置表示バー104−2は、例えば、バケット6の爪先から目標面までの垂直距離が20cm以上50cm未満であることを示す。さらに、目標面表示バー102の上側の3本のバーの中で、一番下で目標面表示バー102に最も近いバケット位置表示バー104−1は、例えば、バケット6の爪先から目標面までの垂直距離が5cm以上20cm未満であることを示す。
また、目標面表示バー102の下側の2本のバーの中で、目標面表示バー102に近いほうのバケット位置表示バー104−4は、例えば、バケット6の爪先から目標面までの垂直距離が−5cm以上−10cm未満であること示す。すなわち、バケット位置表示バー104−4は、バケット6の爪先が目標面を越えて5cmから20cmの深さまで掘削しすぎたことを示す。さらに、目標面表示バー102の下側の2本のバーの中で、目標面表示バー102から遠いほうのバケット位置表示バー104−5は、例えば、バケット6の爪先から目標面までの垂直距離が−10cm以上−30cm未満であることを示す。すなわち、バケット位置表示バー104−5は、バケット6の爪先が目標面を越えて10cmから30cmの深さまで掘削しすぎたことを示す。
本実施形態による表示制御によれば、表示領域100において、目標面表示バー102の外形を示す枠は、バケット位置表示バー104−1〜104−5の外形を示す枠より大きく表示される。これにより、目標面表示バー102とバケット位置表示バー104−1〜104−5とを見分けることができる。例えば、バケット位置表示バー104−1〜104−5の外形を示す枠を破線で表示することにより、目標面表示バー102とバケット位置表示バー104−1〜104−5とをより一層明瞭に見分けることができる。
目標面表示バー102とバケット位置表示バー104−1〜104−5とは例えば黒色の枠で表示され、そのうち、バケット6の爪先の現在位置に対応するバケット位置表示バーの枠内が黒で塗りつぶされる。図6では、バケット6の爪先の現在位置に対応するバケット位置表示バーは、バケット位置表示バー104−3であるので、バケット位置表示バー104−3の枠内のみが黒で塗りつぶされている。また、他のバケット位置表示バーの枠内は白で塗りつぶされる。これにより、バケット6の爪先の位置が、目標面からどのくらいの距離にあるのかを容易に視認することができる。なお、バケット6の爪先が目標面付近にある場合には、目標面表示バー102の枠内が黒色に塗りつぶされて表示され、バケット位置表示バー104−1〜104−5の枠内が白色に塗りつぶされて表示される。また、目標面表示バー102の枠のみが実線で表され、バケット位置表示バー104−1〜104−5の枠が破線等の他の線種で表されてもよい。また、目標面表示バー102及びバケット位置表示バー104−1〜104−5の枠内の色は黒と白に限定されない。また、白で塗りつぶされることなく枠のみが表示されてもよい。
そして、図6に示す表示例では、バケット6の爪先と目標面との間の距離Dにより、表示領域100全体の色を変化させる。バケット6の爪先と目標面との間が図6に示す距離Dであった場合、バケット位置表示バー104−3のみが黒色で塗りつぶされ、且つ、表示領域100の全体が赤色で表示される。
バケット6の爪先と目標面との間の距離Dが短くなるにつれ、表示領域100全体の表示色は変更される。例えば、バケット6の爪先の位置がバケット位置表示バー104−1に対応する位置となり、距離Dが短くなった場合、図7に示すように、バケット位置表示バー104−1のみが黒色で塗りつぶされ、且つ、表示領域100全体が黄色で表示される。
もちろん、バケット6の爪先の位置がバケット位置表示バー104−2に対応する位置となった場合も同様に、バケット位置表示バー104−2のみが黒色で塗りつぶされ、且つ、表示領域100全体が例えば赤色と黄色の間の橙色で表示されてもよい。
以上のような表示制御によれば、例えば、表示領域100の全体が黄色で表示されているのを見た操作者は、瞬時にバケット6の爪先が目標面に近くなったこと、すなわち、目標面から50cm以上100cm未満の距離だけ目標面より高い位置にあることを瞬時に認識することができる。なお、表示領域100全体の色は、違いが分るような色であれば特に赤色、橙色、黄色に限定されない。
なお、バケット6の爪先の現在位置が、目標面あるいはその近傍(±5cm)となったときは、目標面表示バー102が黒で塗りつぶされ、且つ、表示領域100の全体が例えば青色で表示される。表示領域100の全体が青色で表示されているのを見た操作者は、バケット6の爪先が目標面あるいはその近傍(±5cm)となったことを瞬時に認識することができる。
図6及び図7に示す表示方法において、表示色の変化に加えて、表示濃度を周期的に変化させたり(明滅又は点滅)、あるいは、バーの形状を変える(太くした長くしたりする)こととしてもよい。色の変化、明滅又は点滅、及び形状の変化を適宜組み合わせることで、より一層視認性を向上することができる。
次に図8を参照しながら、図6及び図7に示す表示方法の変形例について説明する。図8は、図5に示すような法面掘削作業を行なっているときの、画像表示部41上の表示の他の例を示す図である。
図8に示す表示画面41の左側領域には、上述の表示領域100とは異なる表示領域110が設けられている。表示領域110は、表示領域100と同様に、バケット6の爪先位置と目標面との間の距離Dを簡単に視認できるようにしている。表示領域110には、目標面(目標線)を表すバー(目標面表示バー)112が表示され、その上下に目標面からの距離を示す複数のバー(距離表示バー)114が所定の間隔で表示される。そして、距離表示バー114が並んだ列に沿って、バケット6を表すバケットアイコン116が表示される。
バケットアイコン116の下端の凹凸部はバケット6の爪先位置に対応する。すなわち、作業中にバケット6の爪先の現在位置が下がると(地面を掘り進むと)、バケット6と目標面との距離に応じてバケットアイコン116も表示領域110の中で上から下に移動する。
そこで、バケット6が、図8に示す位置から堀り進んで下降したときの表示画面41を図9に示す。
図9に示す表示画面において、表示領域110は、図8の表示画面と比較して大きくなっている。すなわち、本表示方法では、バケット6の垂直方向の位置変化に応じて、表示領域の大きさが変化する。この場合、例えば、バケット6の爪先の位置と目標面との間の距離Dが大きいほど表示領域110が小さくなるように設定する。言い換えれば、バケット6の爪先の位置と目標面との間の距離Dが小さくなるほど、表示領域110が大きくなる。そして、表示領域110が大きくなると、表示領域110内のバケットアイコン116のサイズや目標面表示バー112及び距離表示バー114も大きくなる。このように、実際のバケット6の爪先の位置が目標面に近づくほど、表示領域110やバケットアイコン116が大きくなるので、操作者は容易にバケット6の爪先と目標面との間の距離Dがどのくらいであるかを知ることができる。
また、バケットアイコン116を明滅あるいは点滅させ、バケット6の爪先が目標面に近づくほど明滅あるいは点滅の時間間隔を短くすることとしてもよい。
なお、バケット6の爪先の位置が目標面を越えた場合は、表示領域110のサイズを小さくしたり、表示領域110を明滅あるいは点滅させたりするなど、様々な表示方法で操作者に通知することができる。
図8及び図9に示す表示方法においても、表示色の変化を加えたり、明滅表示又は点滅表示を加えたりすることで、より視認性が向上する。例えば、バケット6の位置が図8に示す状態のときはバケットアイコン116全体又は表示領域110全体を赤色とし、図9に示す状態のときはバケットアイコン116全体又は表示領域110全体を黄色とし、バケット6の爪先が目標面に一致した状態ではバケットアイコン116全体又は表示領域110全体を青色にするというように、次第に表示色を変えることとしてもよい。
また、図10及び図11に示すように、表示領域の形状を次第に変えることとしてもよい。図10に示す表示領域120は、上下に長い楕円形である。バケット6が目標面に近づくにつれて、表示領域120は図11に示すように次第に横長の楕円形に変化していく。バケット6の爪先が目標面に到達したら、表示領域120の楕円の縦横比は、図10に示す縦長の楕円形とは反対となり、表示領域120の形状は完全に横長の楕円形となる。
あるいはまた、例えば、バケット6の爪先の位置と目標面との間の距離を示す画像が、ショベルに関する様々な情報とともに表示されるようにしてもよい。図12は、画像表示部41に表示される画像の別の例を示す図である。
図12に示される表示画面には、時刻表示部411、回転数モード表示部412、走行モード表示部413、アタッチメント表示部414、エンジン制御状態表示部415、尿素水残量表示部416、燃料残量表示部417、冷却水温表示部418、エンジン稼働時間表示部419、撮影画像表示部420、および作業ガイダンス表示部430が含まれている。
時刻表示部411は、現在の時刻を表示する。図12に示す例では、現在時刻(10時5分)が示されている。
回転数モード表示部412は、回転数モードを表示する。図12に示す例では、SPモードを表す記号「SP」が表示されている。
走行モード表示部413は、走行モードを表示する。例えば、走行モードは、低速モード及び高速モードを有し、低速モードでは「亀」のマークが表示され、高速モードでは「兎」のマークが表示される。図12に示す例では、「亀」のマークが表示されている。
アタッチメント表示部414は、例えば、装着されているアタッチメントを表す画像を表示する。
エンジン制御状態表示部415は、エンジン11の制御状態を表示する。図12に示す例では、エンジン11の制御状態として「自動減速・自動停止モード」が選択されている。なお、「自動減速・自動停止モード」は、エンジン負荷が小さい状態の継続時間に応じて、エンジン回転数を自動的に低減し、エンジン負荷が小さい状態がさらに継続するとエンジン11を自動的に停止させる制御状態を意味する。その他、エンジン11の制御状態には、「自動減速モード」、「自動停止モード」、「手動減速モード」等がある。
尿素水残量表示部416には、尿素水タンクに貯蔵されている尿素水の残量状態を表すバーグラフが表示されている。
燃料残量表示部417には、燃料タンクに貯蔵されている燃料の残量状態を表すバーグラフが表示されている。
冷却水温表示部418には、エンジン冷却水の温度状態を表すバーグラフが表示されている。
エンジン稼働時間表示部419は、エンジン11の累積稼働時間を表示する。エンジン稼働時間表示部419には、ショベルが製造されてからの累積稼働時間又は操作者によりタイマがリスタートされてからの累積稼働時間が表示される。
撮影画像表示部420は、撮像装置によって撮影された画像が表示され、例えば、後方監視カメラ、左側方監視カメラ、右側方監視カメラなどによって撮像された画像が表示される。
撮影画像表示部420には、表示中の画像を撮影した撮像装置の向きを表す撮像装置アイコン421が表示されている。撮像装置アイコン421は、ショベルの上面視の形状を表すショベルアイコン421aと、表示中の画像を撮像した撮像装置の向きを表す帯状の方向表示アイコン421bとで構成されている。
図12に示す例では、ショベルアイコン421aの下側(アタッチメントの反対側)に方向表示アイコン421bが表示されており、撮影画像表示部420には、後方監視カメラによって撮影されたショベルの後方の画像が表示されていることが表されている。
操作者は、例えば、キャビン10内に設けられている画像切替ボタンを押下することで、撮影画像表示部420に表示する画像を他のカメラにより撮影された画像等に切り替えることができる。
なお、ショベルに撮像装置が設けられていない場合には、撮影画像表示部420の代わりに、異なる情報が表示されてもよい。
作業ガイダンス表示部430には、例えば、図9を参照して上述した、バケット6の爪先の位置と目標面との間の距離を示す画像が表示される。ここでは、作業ガイダンス表示部430の中で、表示領域110のサイズが大きく表示されている。このように、バケット6の爪先が目標面に近づくと、表示領域110が拡大されて表示される。バケット6の爪先の位置と目標面との間の距離に応じて表示領域110の表示の態様を変更(例えば、拡大/縮小、色の変更)することで、操作者は、画像表示部41で通報しようとしている情報を確実に認識することができる。また、ここでは、数値情報画像434として、上部旋回体3の基準に対する旋回角度(120.0°)がショベルを示すアイコンと共に表示されている。さらに、数値情報画像434として、目標面からバケット6の爪先までの距離(0.23m)が、所定のアイコンと共に表示されている。
また、例えば、ショベルが操作されているときは、図9に示される画像が画像表示部41に表示され、ショベルが操作されていないときは、図12に示される画像が画像表示部41に表示されるようにしてもよい。なお、ショベルが操作されているか否かは、例えば、コントローラ30が油圧センサ15a,15bの検出結果に基づいて判定することができる。
なお、以上の実施形態では、表示画面41の一部の領域を表示領域として、その表示色、大きさ、形状、表示濃度(明滅又は点滅を含む)などを変更することで、視認性を向上させているが、表示画面41の全体領域の表示色や表示濃度(明滅又は点滅を含む)を変化させることとしてもよい。
例えば、図6に示す表示において、表示領域100における表示色の変化は行なわず、表示領域100内の表示は例えば白黒表示とする。その代わりに、バケット6の爪先から目標面までの距離Dに応じて、表示画面41全体の背景色を次第に変化させる。例えば、バケット6の爪先の位置が、バケット6の爪先から目標面までが最も遠いことを示すバケット位置表示バー104−3に相当するときは、表示画面41全体の背景色を赤色とする。そして、バケット6の爪先の位置が、バケット位置表示バー104−2、バケット位置表示バー104−1と、目標面に近づくに連れて、背景色を赤色から黄色へと変化させる。バケット6の爪先の位置が、目標面表示バー102になったら、表示画面41全体の背景色を青色とする。これにより、操作者は、表示画面41の表示内容を直接注視しなくても、視界の片隅にある表示画面41全体の色の変化により、バケット6の位置を確認することができる。色の変化ではなく、表示画面41全体の濃度を周期的に変化(明滅又は点滅)させ、明滅又は点滅の時間間隔を変化させることとすれば、より一層視認性を向上させることができる。
以上においては、アタッチメントの作業部位をバケット6の先端(爪先)とした例を説明したが、バケット6の任意の位置を作業部位としてもよい。例えば、法面に対する作業は、バケット6の背面を用いて行われることが多い。この場合、バケット6の背面が作業部位とされることが望ましい。
本国際特許出願は2015年3月27日に出願した日本国特許出願第2015−067683号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−067683号の全内容を本願に援用する。
1 下部走行体
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
14 メインポンプ
15パイロットポンプ
15a,15b 油圧センサ
17 コントロールバルブ
26A〜26C 操作レバー
30 コントローラ
40 画像表示装置
41 画像表示部
50 マシンガイダンス装置
100,110,120 表示領域
102,112 目標面表示バー
104−1〜104−5 バケット位置表示バー
114 距離表示バー
116 バケットアイコン
503 高さ算出部
504 比較部
505 表示制御部
506 ガイダンスデータ出力部
S1 ブーム角度センサ
S2 アーム角度センサ
S3 バケット角度センサ
G1 GPS装置(GNSS受信機)
D1 入力装置
D2 音声出力装置
D3 表示装置
D4 記憶装置
D5 ゲートロックレバー
D6 ゲートロック弁
D7 エンジンコントローラ

Claims (9)

  1. 作業を行うアタッチメントと、
    該アタッチメントの操作をガイダンスするガイダンス装置と、
    前記アタッチメントによる作業に関する情報とカメラ画像とが表示される表示装置と
    を有するショベルであって、
    前記アタッチメントは、バケットを含み、
    前記ガイダンス装置は、前記バケットの位置と前記作業の基準となる目標面との間の距離に応じて表示される前記バケットを含む前記ショベルの一部を側面から見た画像、及び、前記カメラ画像とは異なる表示領域において、実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて、前記表示装置の表示画面における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離を示す画像の周囲の一部領域又は全体領域の色を変化させる、ショベル。
  2. 請求項1記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、前記アタッチメントの画像と前記目標面を示す目標線とを前記表示画面に表示する、ショベル。
  3. 請求項1又は2記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて、前記表示画面の前記一部領域の形状又は大きさを変化させる、ショベル。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、前記表示画面の前記一部領域又は全体領域を明滅させ、実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて、明滅の時間間隔を変化させる、ショベル。
  5. 請求項1に記載のショベルであって、
    実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて前記色が変化する領域には、前記表示画面の縦方向に並んで表示される位置表示バーであって、前記アタッチメントの前記目標面に対する位置を表すエンドアタッチメント位置表示バーが含まれる。
  6. 請求項3に記載のショベルであって、
    実際の作業における前記アタッチメントの位置と前記目標面との間の距離に応じて、大きさが変化する領域には、前記表示画面の縦方向に並んで表示される位置表示バーであって、前記アタッチメントの前記目標面に対する位置を表すエンドアタッチメント位置表示バーが含まれる。
  7. 請求項1に記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、
    前記バケットを正面から見た画像を、前記バケットの位置と前記目標面との間の距離に応じて表示する。
  8. 請求項1に記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、さらに
    前記バケットの位置と前記目標面との間の距離を、所定のアイコンとともに表示する。
  9. 請求項1に記載のショベルであって、
    前記ガイダンス装置は、さらに
    前記ショベルの上部旋回体の基準に対する旋回角度を、前記ショベルのアイコンとともに表示する。
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