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JP6609665B2 - スタイラスペンおよびその製造方法 - Google Patents

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JP6609665B2 JP2018092993A JP2018092993A JP6609665B2 JP 6609665 B2 JP6609665 B2 JP 6609665B2 JP 2018092993 A JP2018092993 A JP 2018092993A JP 2018092993 A JP2018092993 A JP 2018092993A JP 6609665 B2 JP6609665 B2 JP 6609665B2
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Description

本発明は、スタイラスペンおよびその製造方法に関するものである。
携帯電話機、スマートフォン(smartphone)、タブレット(tablet)PC、ノートパソコン(laptop computer)、デジタル放送用端末器、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーションのような多様な端末器にはタッチセンサーが備えられる。
このような端末器内でタッチセンサーは、イメージを表示する表示パネル上に配置されるか、端末器ボディーの一領域に配置され得る。使用者がタッチセンサーをタッチして端末器と相互作用することによって、端末器は直観的な使用者インターフェースを使用者に提供することができる。
使用者は精巧なタッチ入力のために、スタイラスペンを使用することができる。スタイラスペンは内部に電子部品が備えられるか否かによってアクティブ(active)スタイラスペンとパッシブ(passive)スタイラスペンに区分される。
図1は、従来技術によるパッシブスタイラスペンを示す図である。図1を参照すれば、スタイラスペン10は弾丸形状のスタイラスチップ11とスタイラス本体部12を含む。スタイラスチップ11の全体または一部は導電性物質から形成される。
使用者はスタイラスペン10が感知表面20に対して垂直を成す状態でスタイラスペン10を使用することにより、スタイラスペン10が感知表面20に対して所定角度に傾いた状態でスタイラスペン10を使用することが一般的である。使用者がスタイラスペン10を傾けて使用する場合、導電性のスタイラスチップ11の側面は感知表面20と追加的なキャパシタンス(capacitance)を形成する。そうすれば、追加的なキャパシタンスによって、スタイラスチップ11が接触した位置21からスタイラスペン10が傾く方向に位置した任意の位置22で、キャパシタンスの変化量が最も大きくなる。したがって、スタイラスチップ11が感知表面20に実際接触した位置21が接触位置として認識されるのではなく、位置21に隣接した他の位置22が接触位置として認識される。この時、実際接触した位置21と実際認識された位置22の間のオフセット(以下、チルトオフセットという)値23は数百μm以上になることもある。
このように、従来技術によるパッシブスタイラスペンを傾けて使用すれば、スタイラスペンの傾きによって直線性誤差(linearity error)が発生し精巧なタッチ入力が難しいという問題点が発生する。
米国特許第9,298,285号はこのような問題点を解決するためのスタイラスペンを開示している。
図2および図3は、米国特許第9,298,285号で開示されたスタイラスペンの構造を示す図である。
図2で、スタイラスペン30は、球状(sphere)のスタイラスチップ31と、スタイラスチップ31に連結された導電性ワイヤー32を含む。スタイラスチップ31の一部領域および導電性ワイヤー32は非導電性物質から形成されたホルダー33によって囲まれて固定される。ホルダー33はスタイラス本体部34に連結される。図2に示したスタイラスペン30の構造によれば、球状のスタイラスチップ31を使用するためチルト(傾き)の程度に関係なく接触位置でのキャパシタンスの変化量が最大になり、導電性ワイヤー32が細く形成されているため導電性ワイヤー32によるキャパシタンスの変化量を最少化することができ、チルトオフセットを最少化することができる。
しかし、図2および図3に示したスタイラスペンの構造によれば、使用者が握る部分と導電性ワイヤー32の間の距離が長いため使用者の手と導電性ワイヤー32の間のキャパシタンスC1が小さく、導電性ワイヤーがフローティングされた状態であるので、スタイラスチップ31のタッチ感度が落ちる問題点がある。
本発明は、チルトオフセットを減少させるスタイラスペンおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、タッチセンサーに対するタッチ感度を向上させるスタイラスペンおよびその製造方法を提供することを目的とする。
前記または他の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるスタイラスペンは、一端に第1開口部が形成されており、他端に第2開口部が形成されている第1本体部と、少なくとも一部が第1開口部から導出されており、導電性を有するスタイラスチップと、第2開口部に結合されており、貫通ホールを含むガイド部と、第1本体部の内部で貫通ホールを通じて延長されており、一端がスタイラスチップに結合されており、貫通ホールを通過した少なくとも一部分が貫通ホールの直径よりさらに大きな幅を有する導電性ワイヤーとを含む。
ガイド部は、貫通ホール、外面の一部に形成されている第1結合部、および導電性ワイヤーの少なくとも一部分の幅以上の直径を有する第1空洞を含む第1ガイド部と、第1ガイド部が挿入されている第2空洞、第2空洞の内面に形成されて第1結合部と結合する第2結合部、第2開口部に挿入されている第3結合部、および第3結合部の反対側に位置する第4結合部を含む第2ガイド部とを含んでもよい。
貫通ホールを通過した少なくとも一部分は、第1空洞の中の貫通ホール周辺の領域に接触している。
ガイド部は、導電性を有してもよい。
導電性ワイヤーの直径が1mm以内であってもよい。
スタイラスチップの直径が0.5mm〜3mmであり、開口部の直径はスタイラスチップの直径よりさらに小さくてもよい。
第2開口部が結合されている一端の反対側で、ガイド部に結合されている第2本体部をさらに含んでもよい。
ガイド部が結合されている一端の反対側で、第2本体部に結合されており、内部で導電性ワイヤーと電気的に連結されている第3ガイド部と、第2本体部が結合されている一端の反対側で、第3ガイド部に結合されている第3本体部とをさらに含んでもよい。
第2本体部は、ガイド部に電気的に連結され、第2本体部の外面で露出される少なくとも一つの導電部を含んでもよい。
導電性ワイヤーがスタイラスチップから分離されないように、スタイラスチップに結合された導電性ワイヤーの一部の形態が導電性ワイヤーの他の一部の形態と異なってもよい。
本発明の一実施形態によるスタイラスペンの製造方法は、金型部の挿入口を通じて、導電性ワイヤーを成形空間内に配置する段階と、金型部の注入口を通じて、成形空間に溶融物を注入して導電性ワイヤーの一端にスタイラスチップを成形する段階と、スタイラスチップが結合された導電性ワイヤーを金型部から脱型する段階と、第1本体部の第1開口部に導電性ワイヤーを挿入する段階とを含み、第1開口部の直径はスタイラスチップの直径よりさらに小さい。
導電性ワイヤーを挿入した後に、第1本体部の第2開口部に第1ガイド部を挿入する段階をさらに含み、第1ガイド部は第2開口部に挿入される時、導電性ワイヤーが挿入される貫通ホールと第1空洞、および外面の一部に形成されている第1結合部を含んでもよい。
第1ガイド部を挿入した後に、導電性ワイヤーの少なくとも一部分を変形する段階をさらに含み、少なくとも一部分の幅は貫通ホールの直径よりさらに大きくてもよい。
第2ガイド部を第1本体部の第2開口部に結合する段階をさらに含み、第2ガイド部は、第1ガイド部が挿入される第2空洞、第2空洞の内面に形成されて第1結合部と結合する第2結合部、第2開口部に挿入される第3結合部、および第3結合部の反対側に位置する第4結合部を含んでもよい。
第2ガイド部を第1本体部の第2開口部に結合した後に、導電性ワイヤーの少なくとも一部分が第1空洞の中の貫通ホール周辺の領域に接触するように、第1ガイド部の第1結合部を第2ガイド部の第2結合部に結合する段階をさらに含んでもよい。
第1ガイド部の第1結合部を第2ガイド部の第2結合部に結合した後に、第2本体部を第2ガイド部の第4結合部に結合する段階をさらに含んでもよい。
スタイラスチップが結合された導電性ワイヤーを金型部から脱型する段階は、導電性ワイヤーをスタイラスチップが成形空間から離隔される方向に加圧する段階を含んでもよい。
本発明の他の実施形態によるスタイラスペンは、導電性を有する0.5mm〜3mmの直径のスタイラスチップと、スタイラスチップに一端が結合されており、20mm以上の長さを有する導電性ワイヤーと、導電性ワイヤーが挿入されている貫通ホールおよび外面に形成されている第1結合部を含み、導電性を有する第1ガイド部と、使用者が把持できる外面、第1ガイド部が挿入される空洞、および空洞の内側に形成されて第1結合部に結合される第2結合部を含む第2ガイド部とを含む。
導電性ワイヤーの一部分の幅は、貫通ホールの直径よりさらに大きくてもよい。
スタイラスチップと外面の間の距離が20mm以上であってもよい。
本発明によるスタイラスペンおよびその製造方法の効果について説明する。
本発明の実施形態のうちの少なくとも一つによれば、端末器によってスタイラスペンの接触地点が正確に認識され得るという長所がある。
また、本発明の実施形態のうちの少なくとも一つによれば、使用者にさらに直観的なインターフェースを提供することができるという長所がある。
本発明の適用可能性の追加的な範囲は以下の詳細な説明から明白になる。しかし、本発明の範囲内で多様な変更および修正は当業者に明確に理解されるので、詳細な説明および本発明の好ましい実施形態のような特定実施形態は単に例示として与えられたものとして理解されなければならない。
従来技術によるスタイラスペンを示した図である。 従来技術によるスタイラスペンを示した図である。 従来技術によるスタイラスペンを示した図である。 本発明の一実施形態によるスタイラスペンを概略的に示した図である。 本発明の一実施形態によるスタイラスペンの詳細構造を示した図である。 本発明の一実施形態によるスタイラスペンを製造する方法を示すフローチャートである。 図6の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図6の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図6の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図6の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図6の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 本発明の他の実施形態によるスタイラスペンを概略的に示した図である。 本発明の他の実施形態によるスタイラスペンを概略的に示した図である。 本発明の一実施形態によるスタイラスペンの一部を製造する方法を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。 図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の様々な実施形態について本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。本発明は様々な形態に実現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一な参照符号を付ける。
また、明細書全体で、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対になる記載がない限り他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことができるのを意味する。
図4は、本発明の一実施形態によるスタイラスペンを示す図である。
図4に示したように、本発明の一実施形態によるスタイラスペン100は、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1本体部130、第2本体部140、およびガイド部150を含む。
スタイラスチップ110は、全体的に球形態を有し得る。スタイラスチップ110は、一部が所定の曲率を有する形態(例えば、半球形態など)を有し得る。
スタイラスチップ110は、第1本体部130の第1開口部131に配置され得る。スタイラスチップ110は、少なくとも一部が導電性材質を含む。この時、スタイラスチップ110は10Ω以下の抵抗値を有することが好ましい。また、スタイラスチップ110の直径は0.1mm〜3mmであることが良く、特に0.5mm〜2mmであることが好ましい。スタイラスチップ110の少なくとも一部は第1開口部131から突出しており、少なくとも一部は第1開口部131を通じて第1本体部130内に挿入されている。例えば、スタイラスチップ110の直径が2mmである場合、第1開口部131から突出した高さが1.2mmになるように、スタイラスチップ110の一部は第1開口部131を通じて第1本体部130内に挿入されている。
導電性ワイヤー120はスタイラスチップ110に連結された、導電性を有するワイヤーであって、第1本体部130の内に配置され得る。スタイラスチップ110と導電性ワイヤー120はインサート(insert)射出成形される。
導電性ワイヤー120は、使用者が把持するガイド部150と電気的に連結される。例えば、導電性ワイヤー120は、ガイド部150まで延長されてガイド部150に直接接触可能である。
導電性ワイヤー120は、20mm以上の長さを有する。また、導電性ワイヤー120は、チルトによる感度影響を最少化するために、その直径が0.1mm〜1mmである。導電性ワイヤー120は円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態、エンタシス(entasis)式の柱形態、角錐台(frustum of pyramid)形態、円錐台(circular truncated cone)形態などを有してもよく、その形態に制限されない。
第1本体部130の内部には、スタイラスチップ110の一部および導電性ワイヤー120が配置され得る。この時、スタイラスチップ110は、第1開口部131に固定することができる。また、第1本体部130は、ガイド部150に結合されている。
第1本体部130は、第1開口部131から角台と柱が結合された形態を含む。第1本体部130は角台部分と柱部分が一体に結合された形態に示したが、二つの部分が分離されてもよい。柱部分は円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態、エンタシス式の柱形態、角錐台形態、円錐台形態などを有してもよく、その形態に制限されない。このような第1本体部130は非導電性物質から形成することができる。
ガイド部150は、導電性物質を含むことができる。ガイド部150は、使用者によって把持され得る。ガイド部150は、スタイラスチップ110から20mm〜70mmの間に配置され得る。好ましくは、使用者によって把持されるガイド部150の高さは10mmであり、ガイド部150はスタイラスチップ110から20mm〜40mmの間に配置され得る。
ガイド部150の外面は円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態、エンタシス式の柱形態、角錐台形態、円錐台形態などを有してもよく、その形態に制限されない。
ガイド部150は、導電性ワイヤー120に電気的に連結することができる。導電性ワイヤー120とガイド部150の間の連結は多様な方法で実現することができる。そうすれば、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、およびガイド部150が電気的に連結される。そうすれば、ガイド部150が使用者によって把持された状態でスタイラスチップ110が感知表面200に近接すれば、電荷がスタイラスチップ110から導電性ワイヤー120およびガイド部150を通じて使用者に伝達されてシンクされるので、スタイラスチップ110のタッチ感度をさらに高めることができる。
第2本体部140は、ガイド部150に結合されている。第2本体部140は外面が円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態などを有してもよく、その形態に制限されない。このような第2本体部140は非導電性物質から形成することができる。
以下、図5を参照して、一実施形態によるスタイラスペン100について具体的に説明する。
図5は、本発明の一実施形態によるスタイラスペンの詳細構造を示した図である。
図5に示されているように、スタイラスペン100は、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1本体部130、第2本体部140、およびガイド部150を含む。
スタイラスチップ110は、導電性ワイヤー120に結合されている。スタイラスチップ110内でスタイラスチップ110に結合された導電性ワイヤー120の少なくとも一部分(TA)は変形されている。例えば、スタイラスチップ110内でスタイラスチップ110に結合された導電性ワイヤー120の少なくとも一部分(TA)の幅(または厚さ、直径)は導電性ワイヤー120の幅(または厚さ、直径)よりさらに大きい。またはスタイラスチップ110内でスタイラスチップ110に結合された導電性ワイヤー120の少なくとも一部分(TA)は鉤形態に曲がっていてもよい。これによって、スタイラスチップ110からの導電性ワイヤー120の分離を防止することができる。導電性ワイヤー120の一部分(TA)を変形する方式は、プレス成形方式以外にも多様な成形方式を用いることができる。
スタイラスチップ110の一部は、第1本体部130の第1開口部131に配置され得る。導電性ワイヤー120はスタイラスチップ110から延長されて、第1開口部131および第1本体部130の空洞133に配置され得る。
第1本体部130の一端には第1開口部131が位置し、他端には第2開口部134が位置する。第1開口部131と第2開口部134の間に空洞133を配置され得る。第1本体部130は、ガイド部150に結合されている。
ガイド部150は、第1ガイド部151および第2ガイド部155を含むことができる。第1ガイド部151は、導電性ワイヤー120に電気的に連結することができる。第1ガイド部151は、導電性ワイヤー120に直接的に接触できる。
導電性ワイヤー120は、第1ガイド部151の貫通ホール154と第1ガイド部151の空洞152に配置され得る。第1ガイド部151の空洞152に位置した導電性ワイヤー120の少なくとも一部分(TA)も変形されている。以下、導電性ワイヤー120の一部分が導電性ワイヤー120の端部(TA)であると仮定して説明する。
第1ガイド部151は、第2ガイド部155に結合されている。第2ガイド部155は第1本体130の第2開口部134で、第1本体130と結合される。例えば、第2ガイド部155は第1本体130の第2開口部134に挿入されて結合される。また、第1ガイド部151の一部は第2本体140の空洞142に配置され得る。
第2ガイド部155は、第2本体140に結合されている。第2ガイド部155は第2本体140の開口部141で、第2本体140と結合される。例えば、第2ガイド部155は、第2本体140の開口部141に挿入されて結合される。
以下、図6乃至図11を参照して、一実施形態によるスタイラスペン100を製造する方法について説明する。
図6は本発明の一実施形態によるスタイラスペン100を製造する方法を示すフローチャートであり、図7ないし図11は図6の方法によって製造されるスタイラスペン100の一部を示した図である。
図6を参照すれば、第1本体部130の第1開口部131にスタイラスチップ110および導電性ワイヤー120を挿入(S110)し、第1本体部130にスタイラスチップ110をボンディング(S120)する。段階(S110、S120)に関連して図7を共に参照する。
図7(a)に示されているように、第1本体部130は、第1開口部131、貫通ホール132、空洞133、第2開口部134、および結合部135を含む。スタイラスチップ110に連結された導電性ワイヤー120は、第1開口部131に第1方向D1に挿入される。スタイラスチップ110が第1開口部131に接触するように、導電性ワイヤー120は第1本体部130に挿入される。
そうすれば、図7(b)に示されているように、導電性ワイヤー120は貫通ホール132、空洞133、および第2開口部134に配置され得る。スタイラスチップ110が第1開口部131に接触する時、空洞133を通じて接着剤などを注入し、導電性ワイヤー120が貫通ホール132および空洞133のうちの少なくとも一部(BA)に接着される。
その次に、第1本体部130の第2開口部134に第1ガイド部151を挿入(S130)する。段階(S130)に関連して図8を共に参照する。
図8(a)に示されているように、第1ガイド部151は、貫通ホール154、空洞152、および結合部153を含む。第1ガイド部151は、第2開口部134を通じて第1本体部130の空洞152で挿入される。この時、第1ガイド部151の貫通ホール154に導電性ワイヤー120が挿入される。
そうすれば、図8(b)に示されているように、導電性ワイヤー120は第1ガイド部151の貫通ホール154および空洞152に配置され得る。
その次に、導電性ワイヤー120の端部(TA)を変形(S140)する。図9に示されているように、導電性ワイヤー120は第1ガイド部151に挿入された状態で、一端部(TA)を変形することができる。導電性ワイヤー120の端部(TA)を変形する方式はプレス成形方式以外にも多様な成形方式を用いることができる。
端部(TA)の幅(または厚さ、直径)は、少なくとも貫通ホール154の直径よりさらに大きくてもよい。または端部(TA)が鉤形態に曲がっていてもよい。したがって、導電性ワイヤー120の端部(TA)が貫通ホール154を通過しなくなるので、第1ガイド部151が導電性ワイヤー120から分離されない。
前記では導電性ワイヤー120の端部(TA)が変形されることを説明したが、導電性ワイヤー120および第1ガイド部151の貫通ホール154の結合形態によって導電性ワイヤー120の中間部分が変形されていてもよく、変形される位置は本発明で制限されない。
その次に、第1本体部130と第2ガイド部155を結合(S150)する。第2ガイド部155は、第1開口部156a、第2開口部157a、第1結合部156、第2結合部157、第3結合部158、および空洞159を含む。図10(a)に示されているように、第2ガイド部155は第1本体部130の結合部135に結合することができる。例えば、第2ガイド部155は第1開口部156aに第2方向D2に挿入される。そして、第2ガイド部155の第1結合部156は第1本体部130の結合部135とねじ結合される。
この時、第1ガイド部151は第2ガイド部155の第1開口部156を通じて空洞159に挿入される。第1ガイド部151の直径は空洞159の直径よりさらに小さい。
第1ガイド部151が第2ガイド部155の空洞159に挿入された後、第2ガイド部155に第1ガイド部151を結合(S160)する。第2ガイド部155の空洞159の内側には第3結合部158が形成されている。第1ガイド部151の結合部153は第2ガイド部155の第3結合部158に結合することができる。例えば、第2ガイド部155の第3結合部158は第1ガイド部151の結合部153とねじ結合される。
この時、第1ガイド部151は第1方向D1にできる限り突出するように、第2ガイド部155の第3結合部158に結合することができる。第1ガイド部151は導電性ワイヤー120の端部(TA)が貫通ホール154の入口に接触するまで第1方向D1にできる限り突出される。そうすれば、導電性ワイヤー120は第1ガイド部151に接触できる。第1ガイド部151は第2ガイド部155の第3結合部158と結合されているので、導電性ワイヤー120は第1ガイド部151に接触した状態で固定される。
その次に、第2ガイド部155に第2本体部140を結合(S170)する。図11に示されているように、第2本体部140は開口部141、空洞143、および結合部142を含む。スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1ガイド部151、および第2ガイド部155が結合された構造体は、第2本体部140の開口部141に第1方向D1に挿入される。そうすれば、第1ガイド部151は第2本体部140の空洞143に挿入される。そして、第2ガイド部155の第2結合部157は第2本体部140の結合部142と結合される。例えば、第2ガイド部155の第2結合部157は第2本体部140の結合部142とねじ結合される。
前記の方法によって製造されたスタイラスペン100は、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1ガイド部151、および第2ガイド部155が電気的に連結されている。使用者は外部に露出した第2ガイド部155を把持してスタイラスペン100を使用することができる。タッチ電極に伝達された駆動信号による電荷が接地状態の使用者の手にスタイラスペン100を通じてシンクされるので、実施形態によるスタイラスペン100は使用者に向上したタッチ感度を提供することができる。また、導電性ワイヤー120がスタイラスチップ110に比べてさらに小さい直径で形成されるので、スタイラスペン100のチルトオフセットを改善することができる。
以下、図12を参照して、他の実施形態によるスタイラスペンを説明する。
図12は、本発明の他の実施形態によるスタイラスペン102を概略的に示した図である。
図12に示したように、本発明の他の実施形態によるスタイラスペン102は、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1本体部130、ガイド部250、第2本体部240、ガイド部270、および第3本体部260を含む。
図12のスタイラスペン102は図4のスタイラスペン100と大部分類似しているが、スタイラスペン100に比べてガイド部270および第3本体部260をさらに含み、導電性ワイヤー120がガイド部270まで延長されるので、これについてのみ説明する。
ガイド部270は、導電性物質を含むことができる。ガイド部270は、ガイド部270が使用者によって把持される時、使用者の手の一部に接触できる。または、ガイド部270は使用者によって直接把持され得る。
ガイド部270の外面は円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態などを有してもよく、その形態に制限されない。
ガイド部270は、導電性ワイヤー120に電気的に連結することができる。導電性ワイヤー120とガイド部270の間の連結は多様な方法で実現することができる。そうすれば、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、ガイド部250、およびガイド部270が電気的に連結される。そうすれば、ガイド部270に使用者の手が接触した状態またはガイド部270が使用者によって把持された状態で、スタイラスチップ110が感知表面200に近接すれば、電荷がスタイラスチップ110から導電性ワイヤー120およびガイド部270を通じて使用者に伝達されてシンクされるので、スタイラスチップ110のタッチ感度をさらに高めることができる。
第3本体部260は、ガイド部270に結合されている。第3本体部260は外面が円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態などを有してもよく、その形態に制限されない。このような第3本体部260は非導電性物質から形成することができる。
図13は、本発明の他の実施形態によるスタイラスペン104を概略的に示した図である。
図13に示したように、本発明の他の実施形態によるスタイラスペン104は、スタイラスチップ110、導電性ワイヤー120、第1本体部130、ガイド部290、および第2本体部280を含む。
図13のスタイラスペン104は図4のスタイラスペン100と大部分類似しているが、第2本体部280は少なくとも一つの導電部282、284を含むので、これについてのみ説明する。
第2本体部280は、ガイド部290に結合されている。第2本体部280は外面が円柱、多角柱、少なくとも一部分が曲面である柱形態などを有してもよく、その形態に制限されない。このような第2本体部280は非導電性物質から形成することができ、少なくとも一つの導電部282、284が形成されている。
少なくとも一つの導電部282、284はスタイラスペン104の長さ方向に延長されているか、または一つの導電体から形成することができる。少なくとも一つの導電部282、284はメッシュ(mesh)形態を有してもよい。
少なくとも一つの導電部282、284は第2本体部280の外面に露出されている。導電性ワイヤー120が第2本体部280まで延長されれば、少なくとも一つの導電部282、284は第2本体部280の内部で導電性ワイヤー120に接触できる。
第2本体部280がガイド部290と結合すれば、少なくとも一つの導電部282、284はガイド部290と接触する。これによって、少なくとも一つの導電部282、284はガイド部290と電気的にも連結される。
そうすれば、第2本体部280に使用者の手が接触した状態または第2本体部280が使用者によって把持された状態で、スタイラスチップ110が感知表面200に近接すれば、電荷がスタイラスチップ110から導電性ワイヤー120、ガイド部290、および導電部282、284を通じて使用者に伝達されてシンクされるので、スタイラスチップ110のタッチ感度をさらに高めることができる。
以下、図14ないし図20を参照して、前記で説明したスタイラスチップ110とこれに結合された導電性ワイヤー120を製造する方法についてさらに説明する。スタイラスチップを製造する段階は前記の段階(S110)以前にさらに遂行できる。
図14は本発明の一実施形態によるスタイラスペンの一部を製造する方法を示した図であり、図15ないし図20は図14の方法によって製造されるスタイラスペンの一部を示した図である。
図14を参照すれば、まず、導電性ワイヤー120および第1脱型部340を製造装置300の成形空間312、322に配置(S210)する。
図15に示されているように、製造装置300は第1金型部310および第2金型部320を含む。第1金型部310は内部に第1キャビティ312が形成されており、第2金型部320も内部に第2キャビティ322が形成されている。第1金型部310と第2金型部320が結合する時、第1キャビティ312と第2キャビティ322は成形空間312、322を形成することができる。成形空間312、322はスタイラスチップ110の形状に対応する形態を有し、以下の図面では全体的に球形態を有するものとして示す。
第2金型部320には、溶融物350が注入される注入口326、導電性ワイヤー120が挿入される第1挿入口328、および第1脱型部340が挿入される第2挿入口324が形成されている。
図16に示されているように段階(S210)で、導電性ワイヤー120は第1挿入口328を通じて挿入されて、その一端が成形空間312、322内部に配置され得る。この時、成形空間312、322内部に位置した導電性ワイヤー120の一端は変形された形態を有してもよい。そして、導電性ワイヤー120の他端は第2脱型部330によって支持され得る。
第1脱型部340は第2挿入口324を通じて挿入されて、成形空間312、322と第2挿入口324の境界に配置され得る。第1脱型部340は第2挿入口324を通じて成形空間312、322からの溶融物350の流出を防止することができる。
溶融物350を注入口326に注入(S220)する。溶融物350は金属溶融物、樹脂組成物などを含む。この時、金属溶融物および樹脂組成物は冷却後に導電性を有する物質の溶融物350であってもよい。
図17に示されているように、溶融物350は注入口326を通じて注入されて成形空間312、322内部を満たすことができる。成形空間312、322内部に注入された溶融物350が冷却されることによって、溶融物350が凝固して成形空間312、322内で導電性ワイヤー120と融着され得る。
冷却が完了すると、第1金型部310を分離(S230)する。図18に示されているように、第1金型部310と第2金型部320を互いに反対方向に移動させるか、第1金型部310を第2金型部320から離隔させ、第1金型部310が分離される。
その次に、第2金型部320を分離(S240)する。図19に示されているように第1脱型部340にD3方向に力を加え、第2脱型部330にD4方向に力を加えれば、図20に示されているようにスタイラスチップ110は第2キャビティ322から脱型される。即ち、スタイラスチップ110が成形空間312、322から離隔される方向に第1脱型部340と第2脱型部330に加圧して、スタイラスチップ110を脱型させることができる。スタイラスチップ110の表面に対して表面処理を行うことができる。
前記のような射出方式で、スタイラスチップ110内部に導電性ワイヤー120が挿入されている形態にスタイラスチップ110と導電性ワイヤー120が結合され得る。このような射出方式を通じて形成されたスタイラスチップ110と導電性ワイヤー120の結合体は耐久性が向上され、外部衝撃によって分離されるか破損される恐れが少ない効果がある。また、スタイラスチップ110と導電性ワイヤー120を結合する他の方式に比べて、低廉な生産費用で大量生産が可能であるという利点を有する。
前記の詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付された請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
100 スタイラスペン
110 スタイラスチップ
120 導電性ワイヤー
130 第1本体部
131 第1開口部
132 貫通ホール
133 空洞
134 第2開口部
140 第2本体部
141 開口部
142 空洞
150 ガイド部
151 第1ガイド部
152 空洞
154 貫通ホール
155 第2ガイド部

Claims (18)

  1. 一端に第1開口部が形成されており、他端に第2開口部が形成されている第1本体部と、
    少なくとも一部が前記第1開口部から導出されており、導電性を有するスタイラスチップと、
    前記第2開口部に結合されており、貫通ホールを含むガイド部と、
    前記第1本体部の内部で前記貫通ホールを通じて延長されており、一端が前記スタイラスチップに結合されており、前記貫通ホールを通過した少なくとも一部分が前記貫通ホールの直径よりさらに大きな幅を有する導電性ワイヤーと
    を含み、
    前記ガイド部は、
    前記貫通ホール、外面の一部に形成されている第1結合部、および前記導電性ワイヤーの少なくとも一部分の幅以上の直径を有する第1空洞を含む第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部が挿入されている第2空洞、前記第2空洞の内面に形成されて前記第1結合部と結合する第2結合部、前記第2開口部に挿入されている第3結合部、および前記第3結合部の反対側に位置する第4結合部を含む第2ガイド部とを含む、スタイラスペン。
  2. 前記貫通ホールを通過した少なくとも一部分は、前記第1空洞の中の前記貫通ホール周辺の領域に接触している、請求項に記載のスタイラスペン。
  3. 前記ガイド部は、導電性を有する、請求項1に記載のスタイラスペン。
  4. 前記導電性ワイヤーの直径が1mm以内である、請求項1に記載のスタイラスペン。
  5. 前記スタイラスチップの直径が0.5mm〜3mmであり、
    前記第1開口部の直径は前記スタイラスチップの直径よりさらに小さい、請求項1に記載のスタイラスペン。
  6. 前記第2開口部が結合されている一端の反対側で、前記ガイド部に結合されている第2本体部をさらに含む、請求項1に記載のスタイラスペン。
  7. 前記ガイド部が結合されている一端の反対側で、前記第2本体部に結合されており、内部で前記導電性ワイヤーと電気的に連結されている第3ガイド部と、
    前記第2本体部が結合されている一端の反対側で、前記第3ガイド部に結合されている第3本体部と
    をさらに含む、請求項に記載のスタイラスペン。
  8. 前記第2本体部は、
    前記ガイド部に電気的に連結され、前記第2本体部の外面で露出される少なくとも一つの導電部を含む、
    請求項に記載のスタイラスペン。
  9. 前記導電性ワイヤーが前記スタイラスチップから分離されないように、前記スタイラスチップに結合された前記導電性ワイヤーの一部の形態が前記導電性ワイヤーの他の一部の形態と異なる、請求項1に記載のスタイラスペン。
  10. 金型部の挿入口を通じて、導電性ワイヤーを成形空間内に配置する段階と、
    前記金型部の注入口を通じて、前記成形空間に溶融物を注入して前記導電性ワイヤーの一端にスタイラスチップを成形する段階と、
    前記スタイラスチップが結合された前記導電性ワイヤーを前記金型部から脱型する段階と、
    第1本体部の第1開口部に前記導電性ワイヤーを挿入する段階と
    前記導電性ワイヤーを挿入した後に、前記第1本体部の第2開口部に第1ガイド部を挿入する段階と
    を含み、
    前記第1開口部の直径は前記スタイラスチップの直径よりさらに小さく、
    前記第1ガイド部は、前記第2開口部に挿入される時、前記導電性ワイヤーが挿入される貫通ホールと第1空洞、および外面の一部に形成されている第1結合部を含む、スタイラスペンの製造方法。
  11. 前記第1ガイド部を挿入した後に、前記導電性ワイヤーの少なくとも一部分を変形する段階をさらに含み、
    前記少なくとも一部分の幅は、前記貫通ホールの直径よりさらに大きい、請求項10に記載のスタイラスペンの製造方法。
  12. 第2ガイド部を前記第1本体部の第2開口部に結合する段階をさらに含み、
    前記第2ガイド部は、前記第1ガイド部が挿入される第2空洞、前記第2空洞の内面に形成されて前記第1結合部と結合する第2結合部、前記第2開口部に挿入される第3結合部、および前記第3結合部の反対側に位置する第4結合部を含む、請求項11に記載のスタイラスペンの製造方法。
  13. 前記第2ガイド部を前記第1本体部の第2開口部に結合した後に、前記導電性ワイヤーの前記少なくとも一部分が前記第1空洞の中の前記貫通ホール周辺の領域に接触するように、前記第1ガイド部の前記第1結合部を前記第2ガイド部の前記第2結合部に結合する段階
    をさらに含む、請求項12に記載のスタイラスペンの製造方法。
  14. 前記第1ガイド部の前記第1結合部を前記第2ガイド部の前記第2結合部に結合した後に、第2本体部を前記第2ガイド部の第4結合部に結合する段階
    をさらに含む、請求項13に記載のスタイラスペンの製造方法。
  15. 前記スタイラスチップが結合された前記導電性ワイヤーを前記金型部から脱型する段階は、前記導電性ワイヤーをスタイラスチップが成形空間から離隔される方向に加圧する段階を含む、請求項14に記載のスタイラスペンの製造方法。
  16. 導電性を有する0.5mm〜3mmの直径のスタイラスチップと、
    前記スタイラスチップに一端が結合されており、20mm以上の長さを有する導電性ワイヤーと、
    前記導電性ワイヤーが挿入されている貫通ホールおよび外面に形成されている第1結合部を含み、導電性を有する第1ガイド部と、
    使用者が把持できる外面、前記第1ガイド部が挿入される空洞、および前記空洞の内側に形成されて前記第1結合部に結合される第2結合部を含む第2ガイド部と
    を含むスタイラスペン。
  17. 前記導電性ワイヤーの一部分の幅は、前記貫通ホールの直径よりさらに大きい、請求項16に記載のスタイラスペン。
  18. 前記スタイラスチップと前記外面の間の距離が20mm以上である、請求項16に記載のスタイラスペン。
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