JP6601428B2 - リザーバタンク - Google Patents
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Description
本発明は、液圧マスタシリンダに供給する作動液を貯留するリザーバタンクに関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に開示された車両用液圧マスタシリンダのリザーバが知られている。従来の車両用液圧マスタシリンダのリザーバは、リザーバ本体の貯液室内を仕切る仕切り壁が設けられており、仕切り壁の少なくとも貯液室天板下面に接する上端部にスリットが設けられるようになっている。又、仕切り壁には、スリットに向かって上昇するエア抜き用傾斜面が設けられるようになっている。
上記従来の車両用液圧マスタシリンダのリザーバ(リザーバタンク)では、例えば、車両の制動時において貯液室内で作動液が揺れると、図12に示すように、貯留されている作動液に大きな気泡が生じる場合がある。作動液に大きな気泡が生じた場合、気泡は車両の停車に伴ってリザーバタンク内に形成される大気室に向かって素早く移動する。そして、大気室に到達した大きな気泡は大気室内で弾け、気泡が弾ける際に生じる衝撃力がリザーバタンクを振動させる。この場合、振動が、例えば、マスタシリンダ等を介してブレーキペダルに伝達されると、制動操作している運転者が違和感を覚える可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、作動液に生じた気泡が弾けることに起因するリザーバタンクの振動を抑制し、ひいては、制動操作している運転者が違和感を覚えることを防止することができるリザーバタンクを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るリザーバタンクの発明は、中空箱状に形成され内部に作動液を貯留するリザーバ本体を備え、車両用マスタシリンダに作動液を流入出するように接続されたリザーバタンクであって、リザーバ本体は、板状に形成された天板部を備え、天板部の内壁面には、鉛直方向にて下方に向けて開放させて蛇行状に形成された一又は複数の流路を有する流路部が凸設され、流路の下流側に開口部が設けられる。
これによれば、例えば、車両がピッチング又はロールして、リザーバタンク内の作動液が前後左右方向に揺れる際において、作動液の液面が上昇する際には、作動液の液面と天板部との間の気泡は、作動液によって天板部の内壁面に設けられた流路部内に押し込められる。このとき、流路部内には流路の大きさに応じた比較的小さい気泡が複数生成される(細分化される)。このように細分化された気泡は、流路の下流側に設けられた開口部に向けて流動される。このとき、流路は蛇行状に形成されており、流路長は比較的長く設定できるので、細分化された気泡が開口部に到達する時間を長くすることができる。
従って、リザーバタンク内で弾ける気泡を小さくし、気泡が弾ける際に発生する衝撃力を小さくしてリザーバ本体即ちリザーバタンクが振動することを抑制することができる。その結果、リザーバタンクの振動が、例えば、マスタシリンダ等を介してブレーキペダルに伝達されることを効果的に抑制することができ、制動操作している運転者が違和感を覚えることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び各変形例の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
本実施形態のリザーバタンク10は、図1に示すように、車両のブレーキ装置1を構成するものである。車両のブレーキ装置1は、シリンダ機構2を備えている。シリンダ機構2は、車両用マスタシリンダ(以下、単にマスタシリンダとも称呼する。)21と、マスタピストン22,23と、ブレーキブースタ24と、を備えている。マスタピストン22,23は、マスタシリンダ21内に摺動可能に配設されている。マスタピストン22,23は、車両用マスタシリンダ21内を第一マスタ室21aと第二マスタ室21bとに区画している。ブレーキブースタ24は、例えば、負圧式の倍力装置であり、運転者による踏力を倍力してマスタピストン22,23に伝達する。
又、シリンダ機構2は、ホイールシリンダ25、ホイールシリンダ26、ホイールシリンダ27及びホイールシリンダ28を備えている。ホイールシリンダ25は、車両の左後輪RLに配置されている。ホイールシリンダ26は、車両の右後輪RRに配置されている。ホイールシリンダ27は、車両の左前輪FLに配置されている。ホイールシリンダ28は、車両の右前輪FRに配置されている。マスタシリンダ21と各ホイールシリンダ25〜28は、アクチュエータ3を介して接続されている。これにより、各ホイールシリンダ25〜28は、左後輪RL、右後輪RR、左前輪FL及び右前輪FRに制動力を付与する。尚、詳細な説明を省略するが、アクチュエータ3は、図示省略の管路、電動ポンプ、電磁弁及び逆止弁等から構成されている。
車両のブレーキ装置1においては、運転者がブレーキペダル29を踏み込むと、マスタシリンダ21に気密的に連結されたブレーキブースタ24により踏力が倍力され、マスタシリンダ21内のマスタピストン22,23が押圧される。マスタシリンダ21には、作動液(ブレーキフルード)を貯留して流入出させるリザーバタンク10が第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bと連通可能に接続されている。これにより、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bには、ブレーキフルードを介して同圧のマスタシリンダ圧が発生する。そして、マスタシリンダ圧は、アクチュエータ3を介して第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに連通する管路を有するリザーバタンク10から流入出されるブレーキフルードを介してホイールシリンダ25〜28に伝達される。
リザーバタンク10は、図2に示すように、例えば、半透明の樹脂材料から中空箱状に形成されたリザーバ本体11を備えている。リザーバ本体11は、内部に、作動液としてのブレーキフルードを貯留する空間である貯留室12を有する。又、リザーバ本体11は、内部に、貯留室12にブレーキフルードが所定量注入された状態において、貯留されたブレーキフルードの液面よりも鉛直方向にて上方に形成される空間である大気室13を有する。又、リザーバ本体11は、大気室13と連通し、貯留室12にブレーキフルードを注入する筒状の注入部14を有する。又、リザーバ本体11の注入部14には、開口側端部を液密的に覆うキャップ15が組み付けられる。ここで、リザーバタンク10は、図1及び図2に示すように、大気室13が車両前後方向にて前方となるようにマスタシリンダ21に組み付けられる。
本実施形態におけるリザーバ本体11は、図2に示すように、鉛直方向にて上側となる上部リザーバ111と、鉛直方向にて下側となる下部リザーバ112と、から構成される。上部リザーバ111の周縁端部には、鉛直方向にて下方に向けて立設された周壁部111aが設けられている。下部リザーバ112の周縁端部には、鉛直方向にて上方に向けて立設された周壁部112aが設けられている。これらにより、上部リザーバ111と下部リザーバ112とは、例えば、熱溶着により、周壁部111aの端部及び周壁部112aの端部が接着されて、リザーバ本体11を形成する。
上部リザーバ111は、図2に示すように、鉛直方向における断面形状において、鉛直方向にて上方に膨出して注入部14が形成される膨出部111bを有している。膨出部111bは、上部リザーバ111が下部リザーバ112とともにリザーバ本体11を形成し、且つ、貯留室12にブレーキフルードが貯留された状態において、大気室13を形成する。又、上部リザーバ111は、鉛直方向にて膨出部111bの下端に接続され、且つ、膨出部111bから水平方向に離間することに伴って鉛直方向にて下方に向けて傾斜する板状の天板部111cを有している。天板部111cは、上部リザーバ111が下部リザーバ112とともにリザーバ本体11を形成した状態において、貯留室12を形成する。
下部リザーバ112は、マスタシリンダ21と連通可能に接続される管路112bを有している。具体的に、管路112bは、貯留室12とマスタシリンダ21の第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bとを連通するようになっている。そして、管路112bは、マスタピストン22,23の作動に伴って貯留室12に貯留されたブレーキフルードを第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに供給し、又、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21b内のブレーキフルードを貯留室12に戻すようになっている。尚、下部リザーバ112の構成については、従来のリザーバタンクと同様であり、又、本発明に直接関係しないので、その他の構成及び作動については説明を省略する。
上部リザーバ111には、図2及び図3に示すように、天板部111cの内壁面111c1(即ち、貯留室12を形成し且つ下部リザーバ112に対向する面)に凸設された流路部16及び流路部16によって形成される流路の下流側(即ち、大気室13側)に開口部としてのスリット17が設けられる。流路部16は、天板部111cの内壁面111c1に凸設されて、鉛直方向にて下方に向けて開放して蛇行状に形成された流路R(図8を参照)を有する。流路部16は、図3に示すように、貯留室12から大気室13に向けて配列されて、互いに対向するように配置された複数の第一リブ161と、複数の第二リブ162と、から構成される。尚、本実施形態においては、流路部16は、天板部111cの内壁面111c1に凸設された二枚の第一リブ161と二枚の第二リブ162とから構成されている。
複数の第一リブ161は、それぞれ、図2に示すように、鉛直方向にて下方に向けて凸設され、天板部111cの内壁面111c1に対して鉛直方向にて上端が接続されている。又、複数の第一リブ161は、それぞれ、図3に示すように、基端161a側が第一仕切り板163(即ち、リザーバ本体11の内面)に接続されており、複数の第二リブ162に向けて延設されている。ここで、第一リブ161の基端161aの鉛直方向に沿った方向の基端長さDkは、図4に示す第二リブ162と同様に、第一リブ161の先端161bの鉛直方向に沿った方向の先端長さDsに比して、長くなるように、即ち、略L字状となるように、設けられている。第一仕切り板163は、天板部111cから鉛直方向にて下方に向けて立設され、リザーバ本体11に形成される貯留室12を下部リザーバ112に設けられた管路112bを含む連通路側貯留室12aと、流路部16を含む流路部側貯留室12bと、に区画するものである。尚、図示を省略するが、下部リザーバ112には、下部リザーバ112の底面から鉛直方向にて上方に向けて立設され、上部リザーバ111の第一仕切り板163と一体に接続される仕切り板が設けられる。
複数の第二リブ162は、それぞれ、図2に示すように、鉛直方向にて下方に向けて凸設され、天板部111cの内壁面111c1に対して鉛直方向にて上端が接続されている。又、複数の第二リブ162は、それぞれ、図3に示すように、基端162a側が上部リザーバ111の周壁部111a(即ち、リザーバ本体11の内面)に接続されており、複数の第一リブ161に向けて延設されている。ここで、第二リブ162の基端162aの基端長さDkは、図4に示すように、第二リブ162の先端162bの先端長さDsに比して、長くなるように、即ち、略L字状となるように、設けられている。
複数の第一リブ161のそれぞれの先端161b側と、複数の第二リブ162のそれぞれの先端162b側と、は、図3に示すように、貯留室12側から大気室13側に向けた方向において、互いに重なるように延設されている。即ち、複数の第一リブ161のうちの少なくとも一つ(一枚)の第一リブ161の先端161bは隣接する二枚の第二リブ162(より詳しくは、二つの先端162b)間に進入するように配置され、複数の第二リブ162のうちの少なくとも一つ(一枚)の第二リブ162の先端162bは隣接する二枚の第一リブ161(より詳しくは、二つの先端161b)間に進入するように配置される。又、複数の第一リブ161のそれぞれの先端161bは、複数の第一リブ161のそれぞれの基端161aを基準として、貯留室12側から大気室13側に向けて配置される。同様に、複数の第二リブ162のそれぞれの先端162bは、複数の第二リブ162のそれぞれの基端162aを基準として、貯留室12側から大気室13側に向けて配置される。即ち、複数の第一リブ161及び複数の第二リブ162は、先端161b及び先端162bが基端161a及び基端161aよりも流路Rの下流側であるスリット17側(開口部の側)に配置される。
更に、複数の第一リブ161及び複数の第二リブ162の鉛直方向にて下端は、上部リザーバ111が下部リザーバ112とともにリザーバ本体11を形成し、貯留室12にブレーキフルードを貯留した状態において、車両が制動されていない場合におけるブレーキフルードの液面に対して同一長さだけ進入するように設けられる。即ち、この場合には、複数の第一リブ161及び複数の第二リブ162は、鉛直方向にて下方に傾斜した天板部111cの内壁面111c1に接続しているので、図2に示すように、貯留室12側から大気室13側に向かうに連れて天板部111cを基準としたときの長さが順に長くなる。
開口部としてのスリット17は、後述するように発生した気泡が貯留室12から大気室13に流動する際に気泡と接触することにより、大気室13に進入する気泡の大きさを制限するものである。スリット17は、図2、図3及び図5に示すように、連通路側貯留室12aと大気室13とを仕切る第一壁部材171と、流路部側貯留室12bと大気室13とを仕切る第二壁部材172と、によって形成される。即ち、スリット17は、図5に示すように、互いに対向する一対の第一壁部材171と第二壁部材172とによって形成される隙間となる。尚、スリット17のスリット幅の大きさは、大気室13に進入させる気泡の大きさに応じて設定される。第一壁部材171及び第二壁部材172は、図3に示すように、上部リザーバ111の天板部111cの端部(膨出部111bとの境界位置)よりも流路部16側(流路部の側)、即ち、水平方向にて大気室13よりも貯留室12側に設けられている。
第一壁部材171は、図2に示すように、上部リザーバ111の天板部111cから鉛直方向にて下方に向けて凸設されている。又、第一壁部材171は、図3及び図5に示すように、基端171a側が上部リザーバ111の周壁部111aに連結された第二仕切り板173に接続されており、第二壁部材172に向けて延設されている。
ここで、第二仕切り板173は、天板部111cから鉛直方向にて下方に向けて立設され、連通路側貯留室12aと、上部リザーバ111に設けられてブレーキフルードを外部(例えば、マスタシリンダ21)から導入させる導入管18と、を区画するものである。このため、第二仕切り板173には、第二壁部材172の基端側よりも大気室13側に連通路173aが形成されている。これにより、例えば、フィルタ(図示省略)の機能が低下した状態であっても、導入管18からのブレーキフルードを、連通路173aを介して貯留室12(具体的には、流路部側貯留室12b)に流すようになっている。
第二壁部材172は、図2に示すように、上部リザーバ111の天板部111cから鉛直方向にて下方に向けて凸設されている。又、第二壁部材172は、図3に示すように、基端172a側が上部リザーバ111の周壁部111aに接続されており、第一壁部材171に向けて延設されている。
又、第一壁部材171の先端171bは、第一壁部材171の基端171aを基準として、貯留室12側から大気室13側に向けて配置される。同様に、第二壁部材172の先端172bは、第二壁部材172の基端172aを基準として、貯留室12側から大気室13側に向けて配置される。即ち、第一壁部材171及び第二壁部材172は、先端171b及び先端172bが基端171a及び基端172aよりも大気室13に近づくように配置される。
このように構成されたリザーバタンク10を備えた車両は、例えば、運転者によってブレーキペダル29が踏み込み操作されて、即ち、マスタシリンダ21がリザーバタンク10に貯留されたブレーキフルードを用いてマスタシリンダ圧を発生させて左後輪RL〜右前輪FRに制動力を発生させると減速する。この場合、車両が一定の減速度以上で減速すると車両にピッチングが生じ、リザーバタンク10においては、図6に示すように、貯留室12内に貯留されたブレーキフルードが水平方向にて一方向(即ち、車両前後方向にて前方)に偏る。ここで、本実施形態においては、大気室13が車両前後方向にて前方となるように設けられているので、一定の減速度以上で減速している車両ではブレーキフルードが大気室13側に偏る。その結果、貯留室12内に貯留されたブレーキフルードの液面が相対的に下がり、液面と上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1との間に空気が入り込む。
ところで、リザーバ本体11(リザーバタンク10)は、上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1に凸設された流路部16及びスリット17が設けられている。これにより、貯留室12に貯留されたブレーキフルードは、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162と、スリット17を構成する第一壁部材171及び第二壁部材172が抵抗となり、大気室13側への移動が阻害される。その結果、貯留室12内に貯留されたブレーキフルードは、流路部16及びスリット17を設けない場合と比較して、大気室13側に流動する流動量が減少する。従って、流路部16及びスリット17を設けたリザーバ本体11(リザーバタンク10)においては、ブレーキフルードの液面と上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1との間に入り込む空気の量が少なくなる。換言すれば、流路部16及びスリット17を設けたリザーバ本体11(リザーバタンク10)においては、図12に示す従来のリザーバタンクと比較して、入り込んだ空気によって貯留室12内のブレーキフルードに発生する空気の泡(気泡)が小さくなる。
その後、減速度が小さくなると、大気室13側に流動したブレーキフルードが貯留室12に向けて戻ることにより、上述したブレーキフルードの偏りが解消される。このとき、貯留室12内のブレーキフルードに発生する気泡は、図7に示すように、ブレーキフルードの液面が上昇することにより、天板部111cの内壁面111c1に設けられた流路部16内に押し込められる。これにより、気泡は第一リブ161及び第二リブ162によって形成される流路Rの大きさに応じて分断され、図12に示す従来のリザーバタンクと比較して、細分化される。
流路部側貯留室12bで第一リブ161及び第二リブ162によって細分化された気泡は、図8に示すように、第一リブ161及び第二リブ162によって蛇行するように形成された流路Rに沿って、蛇行しながら大気室13に向けて流動する。この場合、流路部16によって形成される流路Rの流路長は、気泡が貯留室12から大気室13に向けて直線状に流動する場合に比して長くなる。その結果、細分化された各気泡は、順に、ゆっくりと時間をかけて大気室13に向けて流動する。
更に、細分化された各気泡は、スリット17を通過して、大気室13に到達する。この場合、スリット17のスリット幅よりも、即ち、第一壁部材171の先端171bと第二壁部材172の先端172bとの間隔よりも大きな気泡は、スリット17によって再度細分化される。従って、大気室13内に流入する気泡は、最終的にスリット17のスリット幅以下の大きさに制限された気泡となり、大気室13に連通する液面にて弾ける(破裂する)。尚、連通路側貯留室12a内で生じた気泡は、図8に示すように、第一仕切り板163と第二仕切り板173とにより細分化されて、スリット17に到達する。そして、連通路側貯留室12a内に生じた気泡も、最終的にスリット17のスリット幅以下の大きさに制限された気泡となり、大気室13に連通する液面にて弾ける(破裂する)。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態のリザーバタンク10は、中空箱状に形成され内部に作動液であるブレーキフルードを貯留するリザーバ本体11を備え、車両用マスタシリンダ21にブレーキフルードを流入出するように接続されたリザーバタンクであって、リザーバ本体11は、板状に形成された天板部111cを備え、天板部111cの内壁面111c1には、鉛直方向にて下方に向けて開放させて蛇行状に形成された流路Rを有する流路部16が凸設され、流路Rの下流側に開口部としてのスリット17が設けられる。
これによれば、制動時に車両がピッチングして、リザーバタンク10内のブレーキフルードが前後方向に揺れる際において、ブレーキフルードの液面が上昇する際には、ブレーキフルードの液面と天板部111cとの間の気泡は、ブレーキフルードによって天板部111cの内壁面111c1に設けられた流路部16内に押し込められる。このとき、流路部16内には流路Rの大きさに応じた比較的小さい気泡が複数生成される(細分化される)。このように細分化された気泡は、流路Rの下流側に設けられたスリット17に向けて流動される。このとき、流路部16においては、流路Rは蛇行状に形成されており、流路長は比較的長く設定できるので、細分化された気泡がスリット17に到達する時間を長くすることができる。
従って、リザーバタンク10内で弾ける気泡を小さくし、気泡が弾ける際に発生する衝撃力を小さくしてリザーバ本体11即ちリザーバタンク10が振動することを抑制することができる。その結果、リザーバタンク10の振動が、マスタシリンダ21等を介してブレーキペダル29に伝達されることを効果的に抑制することができ、制動操作している運転者が違和感を覚えることを防止することができる。
この場合、より具体的に、流路部16は、天板部111cの内壁面111c1から液面よりも鉛直方向にて下方となるように凸設されるとともに互いに対向するように配列された複数の第一リブ161及び複数の第二リブ162から構成されており、複数の第一リブ161のうちの少なくとも一つは、第一リブ161の第二リブ162に対向する先端161bが隣接する二つの第二リブ162の第一リブ161に対向する先端162bの間に進入するように配置され、複数の第二リブ162のうちの少なくとも一つは、第二リブ162の先端162bが隣接する二つの第一リブ161の先端161bの間に進入するように配置される。
これによれば、第一リブ161及び第二リブ162は、貯留室12内に生じた気泡を確実に細分化することができる。又、第一リブ161及び第二リブ162は、気泡を貯留室12から大気室13に向けて蛇行させる流路Rを形成することができるので、気泡を確実に蛇行させて流動させることができる。これらにより、流路部16は、細分化された小さな気泡を蛇行させてゆっくりと時間をかけて大気室13に流動させることができ、大気室13に連通する液面で小さな気泡を順に弾けさせることができる。従って、気泡が弾ける際に発生する衝撃力を小さくしてリザーバタンク10が振動することを抑制することができる。
この場合、第一リブ161の先端161bは、第一リブ161の基端161aよりも開口部であるスリット17の側に配置され、第二リブ162の先端162bは、第二リブ162の基端162aよりも開口部であるスリット17の側に配置される。
これによれば、気泡が第一リブ161及び第二リブ162によって形成される流路R上で留まることなく、確実に且つスムーズに気泡を開口部であるスリット17即ち大気室13に向けて流動させることができる。
この場合、第一リブ161及び第二リブ162は、基端161a及び基端162aから先端161b及び先端162bに向けて、基端161a及び基端162aの鉛直方向に沿った方向の基端長さDkが先端161b及び先端162bの鉛直方向に沿った方向の先端長さDsよりも長くなる段形状(L形状)を有しており、第一リブ161及び第二リブ162の鉛直方向にて上端が天板部111cの内壁面111c1に一体に固定されるとともに、第一リブ161の基端161a及び第二リブ162の基端162aがリザーバ本体11の内面である周壁部111aに一体に固定される。
車両の組み立て後、リザーバ本体11の貯留室12に注入部14からブレーキフルードが注入される際、効率よくブレーキフルードを注入するために、所謂、真空注入が行われる。この場合、ブレーキフルードを所定量だけ貯留室12に注入した後にリザーバ本体11内部の真空状態が解除されると、リザーバ本体11の内部から外部に向けて(膨張する方向に)力が作用する。このような力に対して、第一リブ161及び第二リブ162は、鉛直方向及び水平方向において、リザーバ本体11の機械的な強度を補強することができる。
ところで、リザーバ本体11が半透明の樹脂材料から形成されている場合、特に、水平方向において、リザーバ本体11と第一リブ161及び第二リブ162との接続部分に大きな力が作用して、樹脂材料に所謂白化現象が生じ、リザーバタンク10の見栄えが悪化する場合がある。これに対して、第一リブ161及び第二リブ162は、基端長さDkが先端長さDsよりも大きい段形状を有しているので、段形状の角部分に選択的に白化現象を生じさせることができる。その結果、リザーバ本体11と第一リブ161及び第二リブ162との接続部分に白化現象が生じることを防止することができ、リザーバタンク10の良好な見栄えを確保することができる。
又、この場合、開口部であるスリット17は、流路部16の下流側に配置されて天板部111cの内壁面111c1から鉛直方向にて下方となるように凸設された一対の壁部材である第一壁部材171及び第二壁部材172により形成される。
これによれば、一対の第一壁部材171及び第二壁部材172により形成される開口部であるスリット17は、流路部16によって細分化されて貯留室12から大気室13に向けて流動する気泡を、更に細分化することにより気泡の大きさを制限して大気室13に流動させることができる。これにより、大気室13に到達する気泡の大きさをより確実に小さくすることができるので、気泡が弾ける(破裂する)ことにより発生する衝撃力をより小さくすることができる。その結果、リザーバタンク10の振動をより抑制することができる。
これらの場合、開口部としてスリット17は、天板部111cの端部よりも流路部16の側に配置される。
これによれば、スリット17が天板部111cの端部、即ち、膨出部111bと天板部111cとの境界よりも流路部16の側(具体的には、大気室13よりも貯留室12の側)に設けられるので、流路部16を流動した気泡が大気室13に進入する前に、気泡の大きさを制限することができる。従って、確実に、気泡が弾ける(破裂する)ことにより発生する衝撃力をより小さくすることができ、リザーバタンク10の振動をより抑制することができる。
ここで、スリット17、即ち、第一壁部材171及び第二壁部材172を、水平方向にて貯留室12側に配置することにより、例えば、膨出部111b及び天板部111cが形成される上部リザーバ111を成形する際に用いる金型の構造を簡略化することができる。これにより、金型の耐久性を良好に維持できるという副次的な効果をも奏することができる。
(実施形態の変形例)
上記実施形態においては、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162をリザーバタンク10の上面である上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1から鉛直方向に沿って下方に向けて凸設するようにした。又、上記実施形態においては、スリット17を形成する第一壁部材171及び第二壁部材172を上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1から鉛直方向に沿って下方に向けて凸設するようにした。
上記実施形態においては、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162をリザーバタンク10の上面である上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1から鉛直方向に沿って下方に向けて凸設するようにした。又、上記実施形態においては、スリット17を形成する第一壁部材171及び第二壁部材172を上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1から鉛直方向に沿って下方に向けて凸設するようにした。
これに代えて、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162を、上部リザーバ111及び下部リザーバ112によってリザーバ本体11が形成され、且つ、リザーバ本体11(リザーバタンク10)がマスタシリンダ21に組み付けられた状態で、鉛直方向に対して傾きを有するように設けることも可能である。この場合、第一リブ161及び第二リブ162を、図9に示すように、鉛直方向に対して大気室13側に傾きを有するように設けることが好ましい。
同様に、スリット17を構成する第一壁部材171及び第二壁部材172を、リザーバ本体11(リザーバタンク10)がマスタシリンダ21に組み付けられた状態で、鉛直方向に対して傾きを有するように設けることも可能である。この場合においても、第一壁部材171及び第二壁部材172を、図9に示すように、鉛直方向に対して大気室13側に傾きを有するように設けることが好ましい。
このように、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162と、スリット17を構成する第一壁部材171及び第二壁部材172と、が鉛直方向に対して大気室13側に傾きを有するように設けることにより、発生した気泡を流路Rに沿ってよりスムーズに貯留室12から大気室13に向けて流動させることができる。これにより、気泡が貯留室12から大気室13に向けて直線状に流動する場合に比して、蛇行する流路長を長くすることができる。従って、流路部16は、貯留室12内に生じた気泡をゆっくりと確実に大気室13に向けて流動させることができる。従って、上記実施形態及び上記変形例と同様に、細分化した気泡を順に大気室13に連通する液面に到達させることができ、気泡が弾ける(破裂する)ことに伴って発生する衝撃力を低減することができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態及び上記変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態及び上記変形例においては、上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1に流路部16及びスリット17を一体となるように設けた。これに代えて、下部リザーバ112の開口側端部に流路部16及びスリット17を一体に設けることも可能である。
この場合、流路部16を構成する第一リブ161及び第二リブ162を下部リザーバ112の開口側端部から鉛直方向にて上方に向けて突出させるように設け、下部リザーバ112とともにリザーバ本体11を形成する上部リザーバ111の天板部111cの周壁部111a及び内壁面111c1に接触させる。又、スリット17を構成する第一壁部材171及び第二壁部材172を下部リザーバ112の開口側端部から鉛直方向にて上方に向けて突出させるように設け、下部リザーバ112とともにリザーバ本体11を形成する上部リザーバ111の天板部111cの周壁部111a及び内壁面111c1に接触させる。これにより、上記実施形態及び上記変形例と同等の効果が期待できる。
又、上記実施形態及び上記変形例においては、リザーバタンク10を、大気室13が車両前後方向にて前方となるようにマスタシリンダ21に対して組み付けるようにした。この場合、リザーバタンク10の配置に関しては、これに限定されるものではなく、例えば、貯留室12及び大気室13が車両左右方向に並ぶように、リザーバタンク10を配置することも可能である。
又、上記実施形態及び変形例においては、リザーバタンク10をブレーキ装置1に適用するようにした。これに代えて、リザーバタンク10を、例えば、クラッチペダルを有する変速装置に適用することも可能である。
更に、上記実施形態及び上記変形例においては、流路部16を板状の第一リブ161及び第二リブ162から構成し、気泡を貯留室12から大気室13に向けて蛇行させて流動させるようにした。この場合、例えば、図10に示すように、上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1に対して、湾曲した壁部材164を鉛直方向にて下方に凸設して流路部16を構成することも可能である。又、この場合、第一リブ161及び第二リブ162に代えて、例えば、図11に示すように、上部リザーバ111の天板部111cの内壁面111c1に対して、水平方向にて互いに対向して突出する第一突起165及び第二突起166を凸設して流路部16を構成することも可能である。このように、湾曲した壁部材164や、第一突起165及び第二突起166を用いて一又は複数の流路Rを有する流路部16を構成した場合であっても、気泡を細分化することができ、且つ、気泡を貯留室12から大気室13に向けて蛇行させてゆっくりと流動させることができる。従って、この場合においても、上記実施形態と同等の効果が期待できる。
1…ブレーキ装置、2…シリンダ機構、3…アクチュエータ、10…リザーバタンク、11…リザーバ本体、111…上部リザーバ、111a…周壁部、111b…膨出部、111c…天板部、111c1…内壁面、112…下部リザーバ、112a…周壁部、112b…管路、12…貯留室、12a…連通路側貯留室、12b…流路部側貯留室、13…大気室、14…注入部、15…キャップ、16…流路部、161…第一リブ、161a…基端、161b…先端、162…第二リブ、162a…基端、162b…先端、163…第一仕切り板、164…湾曲した壁部材、165…第一突起、166…第二突起、17…スリット(開口部)、171…第一壁部材、171a…基端、171b…先端、182…第二壁部材、172a…基端、172b…先端、173…第二仕切り板、173a…連通路、18…導入管、21…マスタシリンダ、21a…第一マスタ室、21b…第二マスタ室、22,23…マスタピストン、24…ブレーキブースタ、25〜28…ホイールシリンダ、29…ブレーキペダル、FL…左前輪、FR…右前輪、RL…左後輪、RR…右後輪、R…流路
Claims (6)
- 中空箱状に形成され内部に作動液を貯留するリザーバ本体を備え、車両用マスタシリンダに前記作動液を流入出するように接続されたリザーバタンクであって、
前記リザーバ本体は、板状に形成された天板部を備え、
前記天板部の内壁面には、鉛直方向にて下方に向けて開放させて蛇行状に形成された一又は複数の流路を有する流路部が凸設され、
前記流路の下流側に開口部が設けられるリザーバタンク。 - 前記流路部は、
前記天板部の前記内壁面から凸設されるとともに、互いに対向するように配列された複数の第一リブ及び複数の第二リブから構成されており、
前記複数の前記第一リブのうちの少なくとも一つは、
前記第一リブの前記第二リブに対向する先端が隣接する二つの前記第二リブの前記第一リブに対向する先端の間に進入するように配置され、
前記複数の前記第二リブのうちの少なくとも一つは、
前記第二リブの前記先端が隣接する二つの前記第一リブの前記先端の間に進入するように配置された請求項1に記載のリザーバタンク。 - 前記第一リブの前記先端は、前記第一リブの基端よりも前記開口部の側に配置され、
前記第二リブの前記先端は、前記第二リブの基端よりも前記開口部の側に配置された請求項2に記載のリザーバタンク。 - 前記第一リブ及び前記第二リブは、前記基端から前記先端に向けて、前記基端の前記鉛直方向に沿った方向の基端長さが前記先端の前記鉛直方向に沿った方向の先端長さよりも長くなる段形状を有しており、
前記第一リブ及び前記第二リブの前記鉛直方向にて上端が前記天板部の前記内壁面に一体に固定されるとともに、前記第一リブの前記基端及び前記第二リブの前記基端が前記リザーバ本体の内面に一体に固定された請求項3に記載のリザーバタンク。 - 前記開口部は、
前記流路部の前記下流側に配置されて前記天板部の前記内壁面から前記鉛直方向にて前記下方に向けて凸設された一対の壁部材に形成されたスリットである請求項1に記載のリザーバタンク。 - 前記開口部は、
前記天板部の端部よりも前記流路部の側に配置された請求項5に記載のリザーバタンク。
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