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JP6695149B2 - 液体塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、液体塗布具に関する。
従来より、液体を塗布するために刷毛が使用されている。液体の塗布を行うには、まず、刷毛に液体を保持させるが、液体の保持量が多すぎると、液ダレするなどの問題がある。そのため、通常、刷毛に付着した余分な液体は、使用者自身によって、容器の口部などで扱かれていた。しかし、使用者の力加減を調整するのが難しいという問題があった。例えば、特許文献1には、刷毛に付着した組成物を容器内部の中栓に設けた開口によって扱くような機能を備えた塗布具が開示されている。これにより、使用者の力加減とは関係なく、液体を首尾よく扱くことができる。
特開2001−204543号公報
しかしながら、このような塗布具は、化粧などの細かな作業をする場合には特に有用であるが、液体が扱かれすぎてしまうことから、例えば、面積が広い箇所に使用する場合などには、何度も塗布を繰り返す必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。また、特に、液体絆創膏などでは薄く塗ると、皮膜が破れやすくなるため、剥がし難くなるという問題があった。
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、多量の液体を刷毛に付着させることが可能な液体塗布具を提供することを目的とする。
本発明に係る液体塗布具は、開口を有し、液体が収容される容器と、前記容器の開口に取付けられ、前記容器の内部空間に連通するように筒状に形成された中栓と、前記開口を着脱自在に閉じるキャップと、前記キャップに取付けられ、当該キャップが前記開口に取付けられたとき、前記容器の内部空間へ延びる軸部材と、前記軸部材の先端に形成され、前記中栓の内径よりもわずかに小径の連結部と、前記連結部に形成される刷毛保持部と、前記刷毛保持部に取付けられる刷毛と、を備え、前記連結部と軸部材との連結部分には、少なくとも一部が前記キャップ側を向く段部が形成されている。
この構成によれば、前記連結部と軸部材との連結部分に、前記キャップ側を向く段部が形成されているため、この段部に液体を保持することができる。そのため、キャップを容器から取り外す過程で、連結部が、中栓の内部を通過すると、段部や連結部の外周面に付着している液体が掻き落とされ、下方の刷毛に付着させることができる。その結果、刷毛以外の連結部に付着した余分な液体を中栓により扱くことができる一方、刷毛には多量の液体を付着させることができる。
上記液体塗布具においては、前記軸部材を、弾性変形可能な偏平形状に形成することができる。
これにより、軸部材が湾曲しやすくなり、連結部に対して力を付与させやすくなる。そのため、例えば、刷毛を中栓の内壁面に強く押し付けると、連結部が支点となり、連結部と軸部材との連結部分を、中栓の内壁面側に近接するように傾けることができる。これにより、反対側の連結部の刷毛側の端部が中栓の内壁面から離間するように傾斜する。これに伴い、刷毛が中栓の内壁面から離間する。したがって、刷毛を中栓の内壁面に強く押し付けて扱こうとしても、上記のように、刷毛が中栓の内壁面から離間するため、刷毛を十分に扱くことができない。その結果、刷毛から液体が離脱しすぎるのを防止することができ、刷毛に多量の液体を保持することができる。
上記液体塗布具において、前記軸部材は、前記キャップに対して、当該軸部材の軸周りに回転可能に取付けることができる。これにより、軸部材が湾曲しがたい向きで、刷毛を中栓に押し付けようとしても、軸部材が回転し、湾曲しやすい向きで刷毛を中栓に押し付けることができる。
上記液体塗布具において、前記中栓は、前記容器の内壁面に沿って配置される本体部と、当該本体部における前記容器の内部側の端部に形成される小径部と、を備え、前記本体部の内壁面と小径部の内壁面との径方向の距離は、前記刷毛保持部の外面と前記刷毛の軸心との距離よりも小さくすることができる。
この構成によれば、本体部の内壁面に刷毛保持部を押し付けたとしても、小径部の内壁面は、刷毛の径方向の軸心まで達しない。これにより、刷毛を小径部の内壁面により扱こうとしても、小径部の内壁面が、刷毛に十分に接触しないため、刷毛から液体が離脱しすぎるのを防止することができる。
上記液体塗布具において、前記軸部材に取付けられ、前記中栓の端部開口を塞ぐ蓋部材をさらに備えることができる。これにより、容器内の液体が、中栓を介してキャップ側に流れ出るのを防止することができる。
上記各液体塗布具においては、前記液体の粘度を、25℃において、500〜500000mPa・sとすることができる。
このように、液体が粘性を有することで、液体が刷毛に付着しやすくなり、塗布量を増大することができる。また、軸部材に上記のような蓋部材を設けた場合には、蓋部材と中栓の内壁面との間の隙間に、毛管現象によって液体を浸入させることができる。その結果、隙間の閉鎖を補助することができる。
本発明に係る液体塗布具によれば、多量の液体を刷毛に付着させることができる。
本発明の一実施形態に係る液体塗布具の正面図である。 図1の断面図である。 中栓の正面図(a)、断面図(b)、及び平面図(c)である。 図2のA−A線断面図である。 図1の液体塗布具の使用方法を示す断面図である。 図1の液体塗布具の使用方法を示す断面図である。 図1の液体塗布具の使用方法を示す断面図である。
以下、本発明に係る液体塗布具の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、説明の便宜のため、図1内の部材の向きを基準に説明を行う。但し、これらの方向は、本発明を限定するものではない。
<1.液体塗布具の概要>
図1は液体塗布具の正面図、図2は図1の断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る液体塗布具は、薬液が収容され、上部に開口11を有する容器1と、この容器1の上部開口11を塞ぐキャップ2と、を備えている。また、容器1の上部開口11には、筒状の中栓3が取付けられている。一方、キャップ2には、下方に延びる軸部材4が取付けられており、この軸部材4の先端に刷毛保持部5が取付けられている。そして、この刷毛保持部5には、多数の毛が束ねられた刷毛6が取付けられている。図2に示すように、これら軸部材4、刷毛保持部5、及び刷毛6は、容器1の開口11にキャップ2が取付けられたときに、容器1の内部空間に収容されるようになっている。以下、各部材について説明する。
<2.容器及び中栓>
次に、容器及び中栓について、図3も参照しつつ説明する。図3は中栓の正面図(a)、断面図(b)、及び平面図(c)である。図1〜図3に示すように、容器1は、円筒状に形成されており、開口11の周囲の上端部は、それよりも下方に比べ外径が小さく形成されている。そして、この上端部の外周面には、キャップ2を取付けるための雄ネジ12が形成されている。
図3に示すように、中栓3は、筒状に形成された本体部31と、この本体部31の下端部に形成され、本体部31よりも小径でリング状の小径部32と、を備えている。本体部31は、その下端部において外径が小さくなるように形成されており、この下端部が小径部32に連結されている。そして、小径部32の内径は、本体部31の内径よりも小さくなっており、本体部31の内壁面が下端部において曲線状に湾曲し、小径部32に連結されている。小径部32の内径は、後述する刷毛保持部5の外径K1よりもわずかに(具体的には、0.1mm以上)大きいことが好ましく、より具体的には、0.1〜1mm程度大きいことが好ましく、0.2〜0.7mm程度大きいことがさらに好ましい。
また、本体部31の上端縁には、フランジ部33が形成されており、このフランジ部33が、容器1の開口11の周縁に係合することで、中栓3が容器1に固定されるようになっている。
容器1を構成する材料は特には限定されないが、例えば、金属、プラスチックなど、種々の材料で形成することができる。また、中栓3も金属、プラスチックなどで形成することができるが、容器1の開口11に嵌め込んで取付けるため、弾性変形可能なプラスチックで形成することが好ましい。
また、容器1に収容される薬液は、特には限定されないが、後述する刷毛6への塗布量を多くするため、また、軸部材4に蓋部材42を設けた場合には、蓋部材42との中栓3の小径部32との間の隙間に、毛管現象によって液体を浸入させることができ、その結果、隙間の閉鎖を補助することができることから、粘性を有することが好ましい。例えば、20℃での粘度は、500〜500000mPa・sであることが好ましく、500〜100000mPa・sであることがさらに好ましく、500〜20000mPa・sであることが特に好ましく、500〜10000mPa・sであることがより好ましい。なお、粘度は、次のとおり測定することができる。まず、バイアル瓶(NEGスクリューバイアルSV−50A、株式会社三商)に薬液を52g取り、密栓して20℃の水浴に30分間浸す。その後、B型粘度計TVB−10形粘度計(BL型、東機産業株式会社)及びロータNo.3を用いて12rpmの回転数で運転し、10分後の値を読み取る。
<3.キャップ、軸部材、刷毛保持部、及び刷毛>
次に、キャップ2、軸部材4、刷毛保持部5、及び刷毛6について、図4も参照しつつ説明する。図4は、図2のA−A線断面図である。図2に示すように、キャップ2は、上端が塞がれ、下端が開口する円筒状に形成された本体部21と、この本体部21の内部において、上端の内壁面から下方に延びる円筒状の支持部22と、を備えている。また、本体部21の上端の内壁面には、支持部22を囲む環状の突出部23が形成されており、この突出部23は、中栓3の上端の内縁に嵌まるようになっている。本体部21の側面の内壁面には、雌ネジが形成されており、この雌ネジが容器1の雄ネジ12に螺合する。また、本体部21の外径は、容器1の上端部よりも下方の外径とほぼ同じであり、図1に示すように、キャップ2を容器1に取付けたときには、全体の外径がほぼ同じになるように形成されている。
支持部22の下端には、開口221が形成されており、この開口221に上述した軸部材4の上端部が回転自在に嵌め込まれる。すなわち、軸部材4は、キャップ2に対し、軸部材4の軸周りに回転可能となっている。軸部材4は、支持部22の開口221に嵌め込まれる係合部41と、この係合部41の下端に設けられた蓋部材42と、この蓋部材42から下方に延びる板状の軸本体43と、を備えている。蓋部材42は、円板状に形成されており、上述した中栓3の小径部32に嵌め込まれる大きさになっている。具体的には、蓋部材42が中栓3の小径部32に嵌め込まれたとき、蓋部材42の外縁と、小径部32の内壁面との隙間が、0.1mm以上であることが好ましく、具体的には、0.1〜1mm程度となることが好ましい。
軸本体43は、蓋部材42の直径とほぼ同じ幅を有する板状に形成され、下方に向かって延びている。ここでは、図4に示すように、軸本体43の左右の幅の広い一対の面を第1面431及び第2面432と称し、これら第1面431及び第2面432を連結する幅の狭い一対の面433を側面と称することとする。そして、この軸本体43の下端には、軸本体43の幅とほぼ同じ外径を有する円筒状の刷毛保持部5が連結されている。これら刷毛保持部5と軸本体43とは、プラスチックなどの弾性変形可能な材料により一体的に形成されている。そして、軸本体43は板状に形成され、刷毛保持部5は円筒状に形成されているため、両者の連結部分には、軸本体43の各面431,432と、刷毛保持部5の上端面とにより、段部51が形成されている。
そして、刷毛保持部5の下端には、多数の束ねられた毛からなる刷毛6が取付けられ、下方に延びている。すなわち、刷毛6の上端が刷毛保持部5の下端部に埋め込まれている。刷毛6を構成する毛は、例えば、プラスチックなどの樹脂材料で形成することができる。なお、図4に示すように、刷毛保持部5の外径K1は、5〜10mmであることが好ましく、5〜8mmであることがさらに好ましい。軸本体43の側面433の厚みK3は、刷毛保持部5の外径K1よりも1mm以上小さいことが好ましく、具体的には、1〜8mmであることが好ましく、1.5〜5mm程度であることがさらに好ましい。また、軸本体43の第1面431及び第2面432の幅K4は、側面433の幅K3よりも大きいことが好ましく、具体的には1.1〜5倍であることが好ましい。さらに、刷毛の外径K2は、刷毛保持部5の外径K1と同じか、あるいは小さいことが好ましく、具体的には、2〜8mmであることが好ましく、2〜5mmであることがさらに好ましい。なお、本実施形態では、刷毛保持部5と連結部とが一体化している。
<4.液体塗布具の使用方法及び特徴>
次に、上記のように構成された液体塗布具の使用方法について、図5〜図7も参照しつつ説明する。但し、図6及び図7においては、容器1を省略している。図2に示すように、容器1には、キャップ2が容器1に取付けられているときに、軸部材4の上端付近に達する量の、薬液が収容されている。すなわち、軸部材4、刷毛保持部5、及び刷毛6が、薬液に浸されている。この時、蓋部材42が中栓3の小径部32の下端開口を塞ぐため、例えば、容器1が傾けられたとしても、薬液がキャップ2側に流れるのを防止することができる。但し、蓋部材42と中栓3の小径部32との間にはわずかな隙間が形成されているため、軸部材4が引き出しにくくなるのを防止することができる。このような隙間が形成されていても、薬液が粘性を有することから、隙間から薬液が漏れるのを防止することができる。
そして、キャップ2を回転して、容器1の上端部との螺合状態を解除した後、図5(a)に示すように、キャップ2を引き上げると、キャップ2とともに、軸部材4、刷毛保持部5、及び刷毛6も引き上げられる。この時、薬液は粘性があるため、軸部材4と刷毛保持部5の上端とで形成される段部51、及びその周囲にも薬液が保持される。そして、キャップ2が引き上げられる過程で、刷毛保持部5が、中栓3の小径部32を通過すると、図5(b)に示すように、段部51や刷毛保持部5の外周面に付着している薬液が、小径部32の下部開口の縁部によって掻き落とされ、刷毛保持部5の下方、つまり刷毛6に付着する。したがって、刷毛6に多量の薬液を付着させることができる。
一般的に、このような液体塗布具を利用する場合、ユーザーは、中栓3の内壁面で刷毛6を扱き、刷毛6に付着した薬液の量を減らした後、対象物に対して薬液を塗布する。刷毛6を扱くには、図6に示すように、刷毛6の上端付近を中栓3の内壁面に押し付け、押し付けた状態のまま、キャップ2を引き上げる。これにより、刷毛6の上端から下端まで、順に中栓3に押し付けられて扱かれるため、刷毛6に付着した薬液が刷毛6から離脱していく。しかしながら、刷毛6を中栓3に強く押し付けて扱くと、薬液の量が減りすぎるおそれがある。これに対して、本実施形態に係る液体塗布具では、軸本体43が弾性変形可能な板状に形成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、図7に示すように、軸本体43の第1面431または第2面432を中栓3の内壁面に向けて強く押し付けると、軸本体43が湾曲しつつ、径の大きい刷毛保持部5が中栓3の内壁面上で傾斜する。すなわち、刷毛保持部5において、軸本体43側の端部の段部51付近が支点となり、これとは反対側の刷毛保持部5の刷毛6側の端部が中栓3の内壁面から離間する。これに伴い、刷毛6が中栓3の内壁面から離れる方向に傾斜する。したがって、この状態で刷毛6を扱こうとしても、刷毛6が中栓3の内壁面から離間しているため、刷毛6を十分に扱くことができない。これにより、刷毛6を中栓3の内壁面に強く押し付けても、薬液の量が減りすぎるのを防止することができる。このように、本実施形態においては、弾性材料からなる軸本体43が、板状に形成されているため、より湾曲しやすく、これによって、刷毛保持部5が傾斜する程に、刷毛保持部5に力を付与することができる。なお、中栓3の内壁面に対し、刷毛6を弱く押し付けることはできる。その場合には、刷毛6は中栓3の内壁面から離間するように傾斜はしないが、そもそも扱く力が弱いため、薬液が減りすぎることはない。
なお、刷毛6を中栓3の内壁面に押し付ける際、軸本体43の側面433を内壁面に押し付けると、軸本体43は湾曲しがたいため、ユーザーが、軸部材4をこの向きにして刷毛6を扱こうとするのを抑制することができる。また、仮に、この向きで刷毛6を扱こうとすると、軸部材4がキャップ2に対して回転自在に取付けられているため、軸部材4に力を作用させたときに、軸部材4が回転し、第1面431または第2面432が、中栓3の内壁面に対向するようになる。そのため、上記のように、強い力を作用させても、薬液の量が減りすぎるのを防止することができる。
さらに、本実施形態に係る液体塗布具では、図6に示すように、中栓3の本体部31の内壁面から、小径部32の内壁面まで径方向の距離D1は、刷毛保持部5の外周面から、刷毛6の径方向の軸心Sまでの距離D2よりも短く形成されている。そのため、本体部31の内壁面に刷毛保持部5を押し付けたとしても、小径部32の内壁面、つまり中栓3の下部開口の縁部は、刷毛6の径方向の軸心Sまで達しない。これにより、刷毛6を扱こうとしても、中栓3の下端開口の縁部が、刷毛6に十分に接触しないため、刷毛6から薬液が離脱しすぎるのを防止することができる。
以上のように、本実施形態に係る液体塗布具によれば、刷毛6に多量の薬液を付着させることができるため、対象物に対し多量の薬液を塗布したり、あるいは面積の広い対象物に薬液を塗布することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<5−1>
上記実施形態では、軸部材4の軸本体43が板状に形成され、弾性変形可能となっているが、棒状であってもよく、また弾性変形しなくてもよい。すなわち、少なくとも、軸部材4と刷毛保持部5との連結部分に、キャップ2側を向く段部51が形成され、この段部51に薬液が保持できるように構成されていればよい。このような段部の構成は特には限定されない。上記実施形態のように、軸本体43(軸部材4)の少なくとも一部を刷毛保持部5よりも小さくし、これによって段部51を形成してもよいし、軸部材4と刷毛保持部5との連結部分に窪みを設けることで段部とすることもできる。また、段部51は平面以外の、傾斜面や曲面で構成されていてもよく、少なくとも一部がキャップ2側を向いていればよい。
<5−2>
上記実施形態では、刷毛保持部5の上面に段部51を形成しているが、例えば、軸部材4の下端に段部を形成するための連結部を設け、これよりも下方に刷毛保持部を設けてもよい。すなわち、上記実施形態では、本発明に係る連結部と刷毛保持部とを一体化しているが、これを分離することもできる。また、上記実施形態では、軸部材4、刷毛保持部5を一体的に形成しているが、別部材で構成することもできる。また、軸部材4とキャップ2とを一体的に形成することもできる。
<5−3>
上記実施形態では、容器1に薬液を収容し、これを刷毛6によって塗布する液体塗布具について説明したが、薬液のみならず、化粧品、接着剤など、種々の液体に対し、本発明を適用することができる。なお、このような液体は、上記のような粘性を有することが好ましいが、必ずしも粘性を有していなくてもよい。
<5−4>
上記実施形態では、刷毛6は刷毛保持部5に別部材として取り付けられていたが、刷毛6と刷毛保持部5とは一体化されていてもよい。すなわち、刷毛6は液体を塗布することができるように構成されていれば、その形態は特に限定されない。なお、刷毛6と刷毛保持部5との一体化は、プラスチックなどの材料を使用することにより容易に行うことができる。
1 容器
2 キャップ
3 中栓
4 軸部材
5 刷毛保持部
6 刷毛

Claims (4)

  1. 開口を有し、液体が収容される容器と、
    前記容器の開口に取付けられ、前記容器の内部空間に連通するように筒状に形成された中栓と、
    前記開口を着脱自在に閉じるキャップと、
    前記キャップに取付けられ、当該キャップが前記開口に取付けられたとき、前記容器の内部空間へ延びる軸部材と、
    前記軸部材の先端に形成され、前記中栓の内径よりもわずかに小径の連結部と、
    前記連結部に形成される刷毛保持部と、
    前記刷毛保持部に取付けられる刷毛と、
    前記軸部材に取付けられ、前記中栓の端部開口を塞ぐ蓋部材と、
    を備え、
    前記連結部と軸部材との連結部分には、少なくとも一部が前記キャップ側を向く段部が形成され、
    前記蓋部材と前記段部との間で延びる前記軸部材は、弾性変形可能な棒状または扁平形状に形成されている、液体塗布具。
  2. 前記軸部材は、前記キャップに対して、当該軸部材の軸周りに回転可能に取付けられている、請求項に記載の液体塗布具。
  3. 前記中栓は、前記容器の内壁面に沿って配置される本体部と、当該本体部における前記容器の内部側の端部に形成される小径部と、を備え、
    前記本体部の内壁面と小径部の内壁面との径方向の距離は、前記刷毛保持部の外面と前記刷毛の軸心との距離よりも小さい、請求項1または2に記載の液体塗布具。
  4. 前記液体の粘度は、20℃において、500〜500000mPa・sである、請求項1からのいずれかに記載の液体塗布具。
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