JP6685968B2 - データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム - Google Patents
データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム Download PDFInfo
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また、例えば、非特許文献2及び3では、ブロックチェーンを使用して匿名化された検証可能な情報を格納するシステムが提示されている。
また、パブリック・ブロックチェーンは、全ての参加者が非常に大きなハッシュチェーンを維持するため、スケーラブルではない。さらに、全てのユーザの情報を単一のブロックチェーンに維持するためには、リソースを多く消費するため、状況によっては効率が十分ではなかった。
本実施形態に係るデータ管理システム1は、VI(Verifiable Information)グラフを管理することにより、ユーザデータを選択的に開示し、これらのユーザデータの検証を可能にする。
データ管理システム1は、複数の情報処理装置(コンピュータ)により実装される。例えば、データ所有者であるユーザの端末2において、制御部10は、記憶部20に格納されたソフトウェア(データ管理プログラム)を実行することにより、以下の各部として機能する。
制御部10は、ハッシュノード生成部11と、リーフノード生成部12と、上位ノード生成部13と、を備える。
すなわち、リーフノードの上位に、ユーザデータ及び電子署名を検証可能なハッシュノードが生成される。
すなわち、新たなリーフノードは、既存のリーフノードの上位にあるハッシュノードを指すポインタを含み、ユーザデータ及びポインタを含む新たなリーフノード全体のハッシュ値が新たなハッシュノードに格納される。
これにより、ルートノードを頂点とする木構造のうち、リーフノードからはハッシュノードに対して依存関係のポインタが付加されたVIグラフが生成される。
ここで、リーフノードより上位のノードに格納されるハッシュ値は、ユーザ毎に設定される乱数を用いた一方向性ハッシュ関数により算出される。これらのハッシュ値は、要求されたユーザデータの検証、及び対応する電子署名の検証に利用される。
VIグラフでは、木構造における各ブランチを独立して検証可能であり、検証者が要求しないブランチ内のユーザデータが秘匿される。
VIグラフは、例えば、4レベル(ルートレベル、グループレベル、ハッシュレベル、データレベル)の深さを持つ。実際のユーザデータは、4番目のレベルであるリーフノードに格納される。
(a)データの所有者であるユーザ。
(b)運転免許証を発行する公安委員会等、ユーザデータを証明する組織エンティティ。
(c)VIグラフの少なくとも一部を保持し、検証のために提供するメタデータプロバイダ。
(d)VIグラフで管理される情報を検証するサービスプロバイダ等の検証者組織。
このポインタは、新たなリーフノードが生成される際に、過去のハッシュノードに対して設けられる。すなわち、図2で例示した左から右へ向かう時系列では、リーフノードから自身よりも左のハッシュノードに対してポインタが設けられる。
リーフノードL0,・・・,L9は、例えば、国民識別情報、住所、運転免許証等の個々のユーザデータL_iを含む。さらに、各リーフノードは、依存関係を示す後述のポインタを含んでもよい。
ハッシュノードD0,・・・,D9は、ユーザデータL_iに対して暗号的に安全な一方向性ハッシュ関数hにより計算されたハッシュ値h(L_i,r_u)を含む。ここで、r_uは、ユーザ毎に異なるランダム値である。これにより、同一のデータであっても、ユーザが異なればハッシュ値も異なる。したがって、ハッシュ値の間に関連性がないため、ユーザデータは、ハッシュ値からは類推されず秘匿される。
グループノードG0,・・・,G2は、ユーザによって定義され、例えば、データ種別による意味的なグルーピング、あるいは検証時のプライバシ保護のために情報群を分割する目的で設けられる。各グループノードには、直下の子ノードに格納されているハッシュ値を連結したデータのハッシュ値が含まれている。また、各グループノードには、ユーザの電子署名も含まれる。
ルートノードRは、グループノードと同様に、直下の子ノードに格納されているハッシュ値を連結したデータのハッシュ値を含む。また、ルートノードには、ユーザに固有のランダム値r_u、ユーザの電子署名、及びVIグラフを維持管理するメタデータプロバイダの電子署名が含まれる。
ユーザデータ間の依存関係は、データレベルのリーフノードからハッシュレベルのハッシュノードへ向かう一方向性ポインタにより定義される。
リーフノードには、ユーザデータと共に、1又は複数のポインタが格納されてよく、それぞれのポインタは、過去のハッシュノード(Dx及びDy)を指し示す。リーフノードの上位にあるハッシュノードDには、これらのポインタ及びユーザデータを含む全体のハッシュ値が格納される。
また、例えば、転居後の現在の住所を示すリーフノードには、転居前の住所を示すハッシュノードへのポインタが含まれ、ユーザの過去の住所情報が必要に応じて順に検索される。
VIグラフの一部は、メタデータプロバイダだけでなく、ユーザによっても格納される。複数のメタデータプロバイダが存在する場合、信頼性を保証するために、VIグラフを複数のメタデータプロバイダに格納してErasure Codingを行ってもよい。
ユーザは、ルートノード以外の全てのノードを保存し、メタデータプロバイダは、リーフノードを除く全てのノードを保存する。これにより、ユーザは、個人情報等の機密性の高いユーザデータのコピーを公開することなく、検証者組織は、メタデータプロバイダによって格納されたVIグラフの一部又は全部を検証できる。
ユーザは、追加操作により、データレベルのリーフノードを、空のグラフ又は既存のグラフに追加できる。いずれの場合も、ユーザは、既に公開鍵及び秘密鍵のペアを生成しているものとする。
ステップS1(初期化ステップ)において、ユーザは、初期処理としてランダム値を生成する。
ステップS2(データ生成ステップ)において、ユーザは、ユーザデータのハッシュ値を計算し、電子署名を付加する。
ステップS11(データ生成ステップ)において、ユーザは、ユーザデータの依存関係を定義し、リーフノードを生成する。さらに、ユーザは、リーフノードのハッシュ値を計算し、電子署名を付加する。
ユーザは、削除操作により、ローカルストレージからリーフノードのみを削除できる。これにより、対応するハッシュノードは削除されないが、元のユーザデータは復元できない。残されたハッシュノードは、対応するユーザデータを開示することなく、他のノードの検証に利用される。
ここで、検証のプロセス中に組織エンティティによる電子署名を削除することにより、検証者は、ハッシュ値のみから元のユーザデータを推測することもできなくなる。
ユーザは、移動操作により、リーフノード及び対応するハッシュノードを、あるグループから別のグループへ移動できる。移動操作は、削除操作の後に追加操作を加えたものだが、移動するノードはグラフから削除されないので、グループ間の依存関係が発生する場合がある。
まず、サービスプロバイダ等の検証者組織は、ユーザ及びメタデータプロバイダのそれぞれから、以下の2つのデータセットを取得する。
・検証対象である要求ユーザデータ
・要求ユーザデータに対応する電子署名付きのハッシュノード
・要求ユーザデータに対応するハッシュノードと同一グループに属するハッシュノード
・要求ユーザデータを配下に持たない電子署名付きのグループノード
・ユーザに固有のランダム値
・要求ユーザデータに対応する電子署名付きのハッシュノード
・要求ユーザデータの上位にある電子署名付きのグループノード
・電子署名付きのルートノード
2 端末
3 管理サーバ
10 制御部
11 ハッシュノード生成部
12 リーフノード生成部
13 上位ノード生成部
20 記憶部
Claims (5)
- ユーザデータが格納されたリーフノードに対して、当該リーフノードのハッシュ値及び電子署名を含むハッシュノードを生成するハッシュノード生成部と、
第1のユーザデータと依存関係のある第2のユーザデータと共に、前記第1のユーザデータに対応する前記ハッシュノードを指すポインタを新たなリーフノードに格納するリーフノード生成部と、を備えるデータ管理システム。 - 複数の前記ハッシュノードに格納された前記ハッシュ値を連結したデータのハッシュ値、及び電子署名を含む上位ノードを設け、多段階の木構造を生成する上位ノード生成部を備える請求項1に記載のデータ管理システム。
- 前記ハッシュ値は、ユーザ毎に設定される乱数を用いた一方向性ハッシュ関数により算出される請求項1又は請求項2に記載のデータ管理システム。
- ユーザデータが格納されたリーフノードに対して、当該リーフノードのハッシュ値及び電子署名を含むハッシュノードを生成するハッシュノード生成ステップと、
第1のユーザデータと依存関係のある第2のユーザデータと共に、前記第1のユーザデータに対応する前記ハッシュノードを指すポインタを新たなリーフノードに格納するリーフノード生成ステップと、をコンピュータが実行するデータ管理方法。 - ユーザデータが格納されたリーフノードに対して、当該リーフノードのハッシュ値及び電子署名を含むハッシュノードを生成するハッシュノード生成ステップと、
第1のユーザデータと依存関係のある第2のユーザデータと共に、前記第1のユーザデータに対応する前記ハッシュノードを指すポインタを新たなリーフノードに格納するリーフノード生成ステップと、をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログラム。
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JP2017096380A JP6685968B2 (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017096380A JP6685968B2 (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム |
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JP6685968B2 true JP6685968B2 (ja) | 2020-04-22 |
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ID=64569077
Family Applications (1)
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JP2017096380A Active JP6685968B2 (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム |
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