JP6680491B2 - 組立棚 - Google Patents
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Description
この場合、各棚板は、左右の側部連結材に設けた棚板受片上に載置されているだけである。
(1)前後および左右に互いに離間させて床面に立設した4本の支柱と、前後の支柱同士を互いに連結する左右1対の側部連結材と、前記両側部連結材により支持された棚板と、前記棚板と各側部連結材との左右方向の移動を阻止する拘束手段とを備え、前記棚板の下方に、物品を前方より前記床面に沿って出し入れ可能な収納空間を形成し、前記拘束手段は、前記側部連結材に設けた被係合部に係合する係合片と、前記棚板に結合される固定片とを有する結合金具を備え、前記棚板は、前端から垂下する垂下片と、その下端より後方を向く折返し片とを有し、前記結合金具の前記係合片を前記側部連結材の前記被係合部に係合させたとき、前記固定片が前記折返し片上に重合するようにし、その重合部において、前記固定片と前記折返し片とを締着手段をもって締着する。
しかも、構造および組み立て作業を簡素化することができる。
また、拘束手段を、係合片と固定片とを有する、簡単な構造の結合金具により形成することができ、構造を簡素化できるだけでなく、係合片を側部連結材の被係合部に係合し、かつ固定片を棚板に固定するだけでよいので、組み立て作業も簡単である。
また、結合金具の側部連結材への取付作業を簡単としうるとともに、結合金具と棚板との結合部分を目立たなくすることができる。
その他の棚板とそれを支持する側部連結材とは、必要に応じて拘束手段により拘束すればよい。
その他の棚板とそれを支持する側部連結材とは、必要に応じて拘束手段により拘束すればよい。
図1に示すように、この組立棚は、前後および左右に互いに離間させて床面1に立設した4本の支柱2と、前後の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する側部連結材3と、後方の左右の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する後部連結材4と、前方の左右の支柱2、2の上部同士を連結する前部連結材5とからなるフレーム6を備えている。
このフレーム6の各構成部材の結合構造および組み立て方に関しては、本発明には直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
この側部連結材7は、前後の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する側部連結材3と形状を異ならせてあるが、同一形状とすることもある。
この例では、棚板8を4段とし、最下段の棚板8の下方には、台車やストッカ、保管物品等(いずれも図示略)を、前方より床面1に沿って出し入れしうるようにした収納空間9が形成されている。
各支柱2は、前方のものは後方に、かつ後方のものは前方に向かって開口する平面視ほぼコ字形の断面をなし、その左右の側面には、下部の幅を上部の幅より小としたほぼ倒立台形状の複数の係合孔10が、上下方向に等間隔に並べて設けられている。
この前方の切り起し片13の前端は、前方の支柱2の後面に、また後方の切り起し片(図示略)の後端は、後方の支柱2の前面に当接することにより、前後の支柱2、2が互いに内方に移動するのを阻止するようになっている。
また、前方の切り起し片13における後方の開口12は、後述する結合金具16における係合片18を、後方より差し込んで係合させる被係合部をなしている。
上面板8aの後端には、前端における垂下片8c、折返し片8dおよび起立片8eと前後対称形をなす垂下片、折返し片および起立片が設けられているが、それらは本発明に直接関係しないため、図示および詳細な説明は省略する。
このように、起立片16cを外上向きに傾斜させておくと、結合金具16の側片16aを側部連結材7の外側面に当接し、かつ外向きに傾斜した起立片16cを側部連結材7の棚板受片7cに係合させることにより、結合金具16を側部連結材7の下部に係止させておくことができるので、組み立て作業が楽になる。
なお、起立片16cを垂直とすることもある。
左右の側部連結材7、7を、前後の支柱2、2に、上述したようにして取り付け、かつ左右の側部連結材7、7の棚板受片7c、7cに、最下段の棚板8の左右の側端部を、上述したようにして載置した後、結合金具16を、図3中にAとして示すように、側片16aが下方において水平をなし、かつ固定片16dが上方において垂直をなす向きとし、その状態で、水平とした側片16aを、側部連結材7の内方より、その棚板受片7cの下面に摺接させつつ、外側方に移動させ、図3中にBとして示すように、棚板受片7cの内端が、結合金具16における底片16bに当接した後は、底片16bを棚板受片7cの内端に摺接させて下降させつつ、結合金具16全体を、前後方向を向く軸回りに、正面から見て時計回りに90度回転させ、図3中にCとして示すように、側片16aを側部連結材7における基片7aの外側面に当接させ、かつ底片16bを側部連結材7における棚板受片7cの下面に当接させる。
なお、ねじ挿通孔21は、ここでは円形孔としてあるが、左右方向の長孔とすることもある。
(1) 被係合部や拘束手段や締着手段を、上記実施形態における切り起し片13の開口13や結合金具16やユリアねじ22以外の構成のものとする。
(2) 側部連結材7における棚板受片7cに設けた吊り孔15と、棚板8における折返し片8dに設けたねじ挿通孔21と、結合金具16におけるねじ挿通孔19およびナット20のねじ孔20aがすべて整合するようにし、これらの吊り孔15、ねじ挿通孔21、19にユリアねじ22の雄ねじ部22aを挿通した後、ナット20のねじ孔20aに螺合して締め付けることにより、側部連結材7の棚板受片7cと、棚板8の折返し片8dと、結合金具16の固定片16dとを共締めする。
(3) 収納空間9を形成する必要のないときは、前方の左右の支柱2、2の下部同士を、後方の左右の支柱2、2の下部同士を連結する後部連結材4と同様の前部連結材(図示略)をもって互いに連結し、それと、最下段の左右の側部連結材3、3および下方の後部連結材4との上に底板(図示略)を載置し、その底板上に物品を載置しうるようにする。
2 支柱
3 側部連結材
4 後部連結材
5 前部連結材
6 フレーム
7 側部連結材
7a基片
7b外向折曲片
7c棚板受片
7d内向突片
8 棚板
8a上面板
8b側片
8c垂下片
8d折返し片
8e起立片
9 収納空間
10 係合孔
11 係止片
12 開口(被係合部)
13 切り起し片
14、15 吊り孔
16 結合金具(拘束手段)
16a側片
16b底片
16c起立片
16d固定片
17 切欠き
18 係合片
19 ねじ挿通孔
20 ナット
20aねじ孔
21 ねじ挿通孔
22 ユリアねじ(締着手段)
22a雄ねじ部
22b拡大頭部
Claims (5)
- 前後および左右に互いに離間させて床面に立設した4本の支柱と、
前後の支柱同士を互いに連結する左右1対の側部連結材と、
前記両側部連結材により支持された棚板と、
前記棚板と各側部連結材との左右方向の移動を阻止する拘束手段とを備え、
前記棚板の下方に、物品を前方より前記床面に沿って出し入れ可能な収納空間を形成し、
前記拘束手段は、前記側部連結材に設けた被係合部に係合する係合片と、前記棚板に結合される固定片とを有する結合金具を備え、
前記棚板は、前端から垂下する垂下片と、その下端より後方を向く折返し片とを有し、前記結合金具の前記係合片を前記側部連結材の前記被係合部に係合させたとき、前記固定片が前記折返し片上に重合するようにし、その重合部において、前記固定片と前記折返し片とを締着手段をもって締着したことを特徴とする組立棚。 - 前記側部連結材は、下端より内側方を向く棚板受片を有しており、この棚板受片上に前記棚板を載置し、かつ前記結合金具は、前記側部連結材の外側面に設けた被係合部に係合する係合片が設けられた側片と、この側片の下端から前記側部連結材の棚板受片の下方を通って内方を向く底片と、前記棚板受片より内方において、前記底片の内端より起立する起立片と、この起立片の上端に連設された前記固定片とを備えているものとした請求項1記載の組立棚。
- 前記起立片を、前記側部連結材の棚板受片の内端より、その上面にオーバーハングするように、外向きに傾斜させてなる請求項2記載の組立棚。
- 前記側部連結材の外側面を、後方に向けて開口するように切り起こすことにより、その後方を向く開口を前記被係合部とし、これに、前記結合金具における係合片を、後方より差し込んで係合させるようにした請求項2または3記載の組立棚。
- 前後の支柱間に、複数の側部連結材を互いに上下方向に離間するようにして架設し、上下複数段の棚板の側端部を、等高とした左右の側部連結材にそれぞれ支持させ、かつ最下段の棚板とそれを支持する側部連結材との左右方向の移動を、拘束手段をもって拘束した請求項1〜4のいずれかに記載の組立棚。
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