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JP6680491B2 - 組立棚 - Google Patents

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JP6680491B2
JP6680491B2 JP2015177249A JP2015177249A JP6680491B2 JP 6680491 B2 JP6680491 B2 JP 6680491B2 JP 2015177249 A JP2015177249 A JP 2015177249A JP 2015177249 A JP2015177249 A JP 2015177249A JP 6680491 B2 JP6680491 B2 JP 6680491B2
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Description

本発明は、組立棚に関し、より詳しくは、棚構造体の強度を維持しつつ、前面下部に、台車やストッカ、保管物品等を出し入れ可能な収納空間を形成しうるようにした組立棚に関する。
従来の組立棚は、床面に4本の支柱を、互いに前後および左右に離間させて立設し、前後の支柱の上部同士、中間部同士および下部同士を、前後方向を向く側部連結材により連結し、かつ左右の支柱の上部同士および下部同士を、左右方向を向く前部および後部連結材により連結することによってフレームを形成し、さらに、等高とした左右の側部連結材に、複数段の棚板の側端部をそれぞれ支持させるようにしたものが多い(例えば特許文献1または2参照)。
この場合、各棚板は、左右の側部連結材に設けた棚板受片上に載置されているだけである。
また、上記のような組立棚における下方の前部連結材と底板等を省略し、最下段の棚板の下方に、台車やストッカ、保管物品等を前方より床面に沿って出し入れしうるようにした収納空間を形成したものもある(例えば特許文献3または4参照)。
特許第4568613号公報 実用新案登録第2552786号公報 特許第4263821号公報 特許第4812062号公報
特許文献3および4に記載されている組立棚のように、最下段の棚板の下方に、上記のような収納空間を形成したものにおいては、前方の左右の支柱の下端部同士が開放し、フレームの強度が著しく低下するため、特許文献3に記載されているものにおいては、前後方向を向く脚杆の前後部に前後の支柱を立設し、左右の脚杆の後端部同士、および後方の左右の支柱同士を、左右方向を向く複数の横杆をもって強固に固着しており、また特許文献4に記載されているものにおいては、後部連結材の両端に側部連結材の後端部を、接続部材をもって、直角を保つように結合することにより、前方に開口する平面視コ字状の連結枠を形成し、そのコーナー部と、側部連結材の前端部とに固着した延長部材に、各支柱を係止することにより、組立棚全体の強度を高めるようにしている。
したがって、特許文献3および4に記載されているものにおいては、部品点数が多く、構造が複雑化し、組み立て作業が繁雑になるだけでなく、特許文献1に記載されているような既存の組立棚との互換性がなくなり、コストアップの原因となっている。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、特許文献1に記載されているような従来の組立棚との互換性を維持しつつ、多くの部品を追加することなく、最下段の棚板の下方に、物品を前方から床面に沿って出し入れしうる収納空間を形成したことに伴う強度の低下を補償し、もって十分な強度を維持することができ、しかも、構造および組み立て作業を簡素化しうるようにした組立棚を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)前後および左右に互いに離間させて床面に立設した4本の支柱と、前後の支柱同士を互いに連結する左右1対の側部連結材と、前記両側部連結材により支持された棚板と、前記棚板と各側部連結材との左右方向の移動を阻止する拘束手段とを備え、前記棚板の下方に、物品を前方より前記床面に沿って出し入れ可能な収納空間を形成し、前記拘束手段は、前記側部連結材に設けた被係合部に係合する係合片と、前記棚板に結合される固定片とを有する結合金具を備え、前記棚板は、前端から垂下する垂下片と、その下端より後方を向く折返し片とを有し、前記結合金具の前記係合片を前記側部連結材の前記被係合部に係合させたとき、前記固定片が前記折返し片上に重合するようにし、その重合部において、前記固定片と前記折返し片とを締着手段をもって締着する。
このような構成によると、棚板と各側部連結材との左右方向の移動を、拘束手段により拘束するだけで、棚板を組立棚の強度維持部材の一部として採用し、組立棚全体の強度を高めることができ、もって、従来の組立棚との互換性を維持しつつ、多くの部品を追加することなく、最下段の棚板の下方に、物品を前方から床面に沿って出し入れしうる収納空間を形成したことに伴う強度の低下を補償し、十分な強度を維持することができる。
しかも、構造および組み立て作業を簡素化することができる。
また、拘束手段を、係合片と固定片とを有する、簡単な構造の結合金具により形成することができ、構造を簡素化できるだけでなく、係合片を側部連結材の被係合部に係合し、かつ固定片を棚板に固定するだけでよいので、組み立て作業も簡単である。
また、結合金具の側部連結材への取付作業を簡単としうるとともに、結合金具と棚板との結合部分を目立たなくすることができる。
(2)上記(1)項において、前記側部連結材は、下端より内側方を向く棚板受片を有しており、この棚板受片上に前記棚板を載置し、かつ前記結合金具は、前記側部連結材の外側面に設けた被係合部に係合する係合片が設けられた側片と、この側片の下端から前記側部連結材の棚板受片の下方を通って内方を向く底片と、前記棚板受片より内方において、前記底片の内端より起立する起立片と、この起立片の上端に連設された前記固定片とを備えているものとする。
このような構成によると、棚板を側部連結材の棚板受片上に載置して、安定した状態で、結合金具の固定片と棚板との固定作業を楽に行うことができる。
(3)上記(2)項において、前記起立片を、前記側部連結材の棚板受片の内端より、その上面にオーバーハングするように、外向きに傾斜させる。
このような構成によると、結合金具の側片を側部連結材の外側面に当接し、かつ外向きに傾斜した起立片を側部連結材の棚板受片に係合させることにより、結合金具を側部連結材の下部に係止させておくことができるので、組み立て作業時に便利である。
(4)上記(2)又は(3)項において、前記側部連結材の外側面を、後方に向けて開口するように切り起こすことにより、その後方を向く開口を前記被係合部とし、これに、前記結合金具における係合片を、後方より差し込んで係合させるようにする。
このような構成によると、結合金具を側部連結材の下端部に係合させた後、前方に移動して、係合片を、側部連結材の外側面における被係合部である開口に、後方から簡単に係合させることができ、組み立て作業を楽に行うことができるとともに、被係合部を簡単に形成することができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、前後の支柱間に、複数の側部連結材を互いに上下方向に離間するようにして架設し、上下複数段の棚板の側端部を、等高とした左右の側部連結材にそれぞれ支持させ、かつ最下段の棚板とそれを支持する側部連結材との左右方向の移動を、拘束手段をもって拘束する。
このような構成によると、最下段の棚板とそれを支持する側部連結材とを、拘束手段により拘束するだけで、その最下段の棚板を組立棚の強度維持部材の一部として採用し、組立棚の強度を高めることができる。
その他の棚板とそれを支持する側部連結材とは、必要に応じて拘束手段により拘束すればよい。
(6)上記(4)または(5)項において、前記側部連結材の外側面を、後方に向けて開口するように切り起こすことにより、その後方を向く開口を前記被係合部とし、これに、前記結合金具における係合片を、後方より差し込んで係合させるようにする。
このような構成によると、結合金具を側部連結材の下端部に係合させた後、前方に移動して、係合片を、側部連結材の外側面における被係合部である開口に、後方から簡単に係合させることができ、組み立て作業を楽に行うことができるとともに、被係合部を簡単に形成することができる。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、前後の支柱間に、複数の側部連結材を互いに上下方向に離間するようにして架設し、上下複数段の棚板の側端部を、等高とした左右の側部連結材にそれぞれ支持させ、かつ最下段の棚板とそれを支持する側部連結材との左右方向の移動を、拘束手段をもって拘束する。
このような構成によると、最下段の棚板とそれを支持する側部連結材とを、拘束手段により拘束するだけで、その最下段の棚板を組立棚の強度維持部材の一部として採用し、組立棚の強度を高めることができる。
その他の棚板とそれを支持する側部連結材とは、必要に応じて拘束手段により拘束すればよい。
本発明によると、従来の組立棚との互換性を維持しつつ、多くの部品を追加することなく、最下段の棚板の下方に、物品を前方から床面に沿って出し入れしうる収納空間を形成したことに伴う強度の低下を補償し、もって十分な強度を維持することができ、しかも、構造および組み立て作業を簡単化しうるようにした組立棚を提供することができる。
本発明の組立棚の一実施形態を、前面右上方より見た斜視図である。 同じく、前方の支柱と側部連結材と棚板との結合部分の拡大分解斜視図である。 同じく、図2と同様の部分における結合金具取付手順を示す説明図である。 同じく、図2と同様の部分におけるユリアねじの取付け時の状況を示す説明図である。 同じく、図2と同様の部分の拡大正面図である。 図5のVI−VI線における横断平面図である。 図6のVII−VII線における縦断正面図である。 図7のVIII−VIII線における縦断側面図である。
以下、本発明の組立棚の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、この組立棚は、前後および左右に互いに離間させて床面1に立設した4本の支柱2と、前後の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する側部連結材3と、後方の左右の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する後部連結材4と、前方の左右の支柱2、2の上部同士を連結する前部連結材5とからなるフレーム6を備えている。
このフレーム6の各構成部材の結合構造および組み立て方に関しては、本発明には直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
このフレーム6は、組立棚における強度維持部材の主要部をなしているが、前方の左右の支柱2、2の下部同士が、前部連結材5によって連結されていないため、強度的に十分とはいえない。
前後の支柱2、2の中間部同士は、互いに上下方向に離間する複数の側部連結材7によっても、互いに連結されている。
この側部連結材7は、前後の支柱2、2の上部同士および下部同士を連結する側部連結材3と形状を異ならせてあるが、同一形状とすることもある。
左右に対向する等高とした側部連結材7、7には、棚板8の側端部がそれぞれ支持されている。
この例では、棚板8を4段とし、最下段の棚板8の下方には、台車やストッカ、保管物品等(いずれも図示略)を、前方より床面1に沿って出し入れしうるようにした収納空間9が形成されている。
次に、図2〜図8を参照して、棚板8と、それを支持する側部連結材7と、支柱2との関係について詳細に説明する。
各支柱2は、前方のものは後方に、かつ後方のものは前方に向かって開口する平面視ほぼコ字形の断面をなし、その左右の側面には、下部の幅を上部の幅より小としたほぼ倒立台形状の複数の係合孔10が、上下方向に等間隔に並べて設けられている。
各側部連結材7は、前後方向に長い垂直の基片7aと、この基片7aの上端より外側方に直角に折曲形成され、前後長を基片7aの前後長より短くすることにより、前後の支柱2、2の対向面間に進入するようにした外向折曲片7bと、基片7aの下端より内側方に直角に折曲形成され、棚板8の側端部を受支するようにした棚板受片7cと、基片7aの前後の端部より内側方に平面視において直角に折曲形成され、棚板受片7c上に載置された棚板8の側端部を前後から挟むことにより、側部連結材7に対する棚板8の前後方向の移動を阻止するようにした短寸の内向突片7d(後方のものは図示略)とからなっている。
基片7aの前後の端部には、前後の支柱2、2の内側面に設けた係合孔10に係止しうるようにした上下2個の係止片11、11が外下向きに切り起こされている(後方のものは図示略)。
基片7aにおける係止片11、11より前後方向の内側には、外側方に台形状に突出させることにより、前後に開口12が形成されるようにした切り起し片13(後方のものは図示略)が設けられている。
この前方の切り起し片13の前端は、前方の支柱2の後面に、また後方の切り起し片(図示略)の後端は、後方の支柱2の前面に当接することにより、前後の支柱2、2が互いに内方に移動するのを阻止するようになっている。
また、前方の切り起し片13における後方の開口12は、後述する結合金具16における係合片18を、後方より差し込んで係合させる被係合部をなしている。
側部連結材7における外向折曲片7bの前後の端部、および棚板受片7cの前後の端部には、塗装時に側部連結材7を吊支するための吊り孔14、15が設けられている(後方のものは図示略)。
各側部連結材7は、前方の切り起し片13の前端が前方の支柱2の後面に、また後方の切り起し片(図示略)の後端が後方の支柱2の前面に当接するようにして、また、外向折曲片7bが前後の支柱2、2間に進入するようにして、基片7aの前後の端部を前後の支柱2、2の内側面に当接し、基片7aの前後の端部に設けた2個の係止片11、11を、前後の支柱2、2の内側面に設けた互いに等高をなす係合孔10、10に嵌合し、かつわずかに下降させて、その下縁に係止させることにより、前後の支柱2、2に強固に係止されている。
各棚板8は、水平の上面板8aと、その左右の側端より垂下する側片8bと、上面板8aの前端から垂下する垂下片8cと、その下端より後方を向く折返し片8dと、その後端より起立する短寸の起立片8eとを有している。
上面板8aの後端には、前端における垂下片8c、折返し片8dおよび起立片8eと前後対称形をなす垂下片、折返し片および起立片が設けられているが、それらは本発明に直接関係しないため、図示および詳細な説明は省略する。
各棚板8は、左右の端部を、互いに等高をなす左右の側部連結材7、7における前後の内向突片7d、7d間に挟まれるようにして、棚板受片7c上に載置することにより、フレーム6内に安定よく支持されている。
棚板8の左右の端部を、左右の側部連結材7、7における棚板受片7c上に載置しただけでは、棚板8が組立棚の強度維持部材となることはなく、単にフレーム6によって支持される部材でしかない。
そのため、この実施形態においては、最下段の棚板8とそれを支持する左右の側部連結材7とを、拘束手段をなす結合金具16をもって結合し、それらの左右方向の移動を阻止することにより、最下段の棚板8を、フレーム6の上下方向の中間部に位置する強度維持部材の一部とし、もって、最下段の棚板8の下方に、収納空間9を形成しても、前方の左右の支柱2、2の下端部が拡開するのを阻止するとともに、全支柱2が左右方向に揺動するのを防止し、組立棚全体の強度を高めることができるようにしてある。
結合金具16は、側部連結材7の外側面に当接するようにした上下方向を向く側片16aと、この側片16aの下端から側部連結材7の棚板受片7cの下方を通って内方を向く底片16bと、棚板受片7cより内方において、底片16bの内端より起立する起立片16cと、この起立片16cの上端に連設された水平の固定片16dとからなっている。
側片16aの前縁における上下方向の中間部に、後方に凹入する方形の切欠き17を設けることにより、側片16aの前上部には、側部連結材7における被係合部である切り起し片13の後方の開口12に後方より差し込んで係合しうるようにした、前方を向く係合片18が形成されている。
底片16bは、側片16aの下端より内方に向かうにしたがって前縁が前方にせり出すようにした平面視台形状をなし、その内端から起立する起立片16cは、係合片18を側部連結材7の開口12に後方より差し込んで係合させたとき、側部連結材7の棚板受片7cの内端より、その上面上にオーバーハングするように、外側方上向きに傾斜させてある。
このように、起立片16cを外上向きに傾斜させておくと、結合金具16の側片16aを側部連結材7の外側面に当接し、かつ外向きに傾斜した起立片16cを側部連結材7の棚板受片7cに係合させることにより、結合金具16を側部連結材7の下部に係止させておくことができるので、組み立て作業が楽になる。
なお、起立片16cを垂直とすることもある。
固定片16dは、前方に向かうにしたがって横幅を大とし、起立片16cより前方に突出する前端部は平面視方形とし、その中央には上下方向を向くねじ挿通孔19が設けられ、その上方には、ねじ孔20aがねじ挿通孔19と整合するようにした角形のナット20が、固定片16dの上面に溶接により固着されている。
結合金具16における底片16bの上面から固定片16dの下面までの距離は、側部連結材7における棚板受片7cの厚さと、棚板8における折返し片8dの下面から起立片8eの上端までの距離との和とほぼ等しくしてある。
次に、結合金具16の取り付け方について説明する。
左右の側部連結材7、7を、前後の支柱2、2に、上述したようにして取り付け、かつ左右の側部連結材7、7の棚板受片7c、7cに、最下段の棚板8の左右の側端部を、上述したようにして載置した後、結合金具16を、図3中にAとして示すように、側片16aが下方において水平をなし、かつ固定片16dが上方において垂直をなす向きとし、その状態で、水平とした側片16aを、側部連結材7の内方より、その棚板受片7cの下面に摺接させつつ、外側方に移動させ、図3中にBとして示すように、棚板受片7cの内端が、結合金具16における底片16bに当接した後は、底片16bを棚板受片7cの内端に摺接させて下降させつつ、結合金具16全体を、前後方向を向く軸回りに、正面から見て時計回りに90度回転させ、図3中にCとして示すように、側片16aを側部連結材7における基片7aの外側面に当接させ、かつ底片16bを側部連結材7における棚板受片7cの下面に当接させる。
次いで、そのままの状態で、側片16aを側部連結材7における基片7aの外側面に沿って、また底片16bを側部連結材7における棚板受片7cの下面に沿って前方に摺動させつつ、結合金具16全体を前方に移動し、係合片18を、側部連結材7における開口12に後方より差し込んで係合させる。
その途中において、結合金具16における固定片16dの前端部は、棚板8における起立片8eの上端の上方を通って前方に移動し、図4中にDとして示すように、結合金具16における係合片18が側部連結材7における開口12に完全に差し込まれて係合したときは、固定片16dの前端部が、棚板8における折返し片8dの上方に、起立片8eの高さ分だけ離間して重合し、その重合部の中央において、固定片16dにおけるねじ挿通孔19、およびナット20のねじ孔20aが、棚板8における折返し片8dの両側部に設けた、本来は塗装時用の吊り孔であるねじ挿通孔21と整合するようにしてある。
なお、ねじ挿通孔21は、ここでは円形孔としてあるが、左右方向の長孔とすることもある。
その後、図4に示すように、上下方向を向く雄ねじ部22aの下端に、つまみ用の拡大頭部22bが連設されたユリアねじ22における雄ねじ部22aを、棚板8のねじ挿通孔21、および結合金具16におけるねじ挿通孔19を通して、ナット20のねじ孔20aに下方より螺合させて締め付けることにより、結合金具16の固定片16dと棚板8の折返し片8dとは、間に起立片8eによって形成される空間を挟んで強力に締着される。
棚板8における起立片8eを省略して実施することもあり、その場合は、結合金具16の固定片16dは、棚板8の折返し片8dの上面に直接当接して、ユリアねじ22により締着される。
最下段の棚板8と、それを支持する左右の側部連結材7とは、上記のようにして、結合金具16と、締着手段であるユリアねじ22とによって、互いに強力に結合され、それらの左右方向の移動が阻止され、もって、最下段の棚板8の下方に、物品を前方から床面1に沿って出し入れしうる収納空間9を形成したことに伴う強度の低下を補償し、十分な強度を維持することができる。
この実施形態においては、最下段の棚板8と、それを支持する左右の側部連結材7とのみを、拘束手段である結合金具16により、左右方向の移動を拘束するようにしてあるが、必要に応じて、他の棚板8と、それを支持する左右の側部連結材7との間にも、拘束手段を設けて、それらの左右方向の移動を拘束するようにしてもよい。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 被係合部や拘束手段や締着手段を、上記実施形態における切り起し片13の開口13や結合金具16やユリアねじ22以外の構成のものとする。
(2) 側部連結材7における棚板受片7cに設けた吊り孔15と、棚板8における折返し片8dに設けたねじ挿通孔21と、結合金具16におけるねじ挿通孔19およびナット20のねじ孔20aがすべて整合するようにし、これらの吊り孔15、ねじ挿通孔21、19にユリアねじ22の雄ねじ部22aを挿通した後、ナット20のねじ孔20aに螺合して締め付けることにより、側部連結材7の棚板受片7cと、棚板8の折返し片8dと、結合金具16の固定片16dとを共締めする。
(3) 収納空間9を形成する必要のないときは、前方の左右の支柱2、2の下部同士を、後方の左右の支柱2、2の下部同士を連結する後部連結材4と同様の前部連結材(図示略)をもって互いに連結し、それと、最下段の左右の側部連結材3、3および下方の後部連結材4との上に底板(図示略)を載置し、その底板上に物品を載置しうるようにする。
1 床面
2 支柱
3 側部連結材
4 後部連結材
5 前部連結材
6 フレーム
7 側部連結材
7a基片
7b外向折曲片
7c棚板受片
7d内向突片
8 棚板
8a上面板
8b側片
8c垂下片
8d折返し片
8e起立片
9 収納空間
10 係合孔
11 係止片
12 開口(被係合部)
13 切り起し片
14、15 吊り孔
16 結合金具(拘束手段)
16a側片
16b底片
16c起立片
16d固定片
17 切欠き
18 係合片
19 ねじ挿通孔
20 ナット
20aねじ孔
21 ねじ挿通孔
22 ユリアねじ(締着手段)
22a雄ねじ部
22b拡大頭部

Claims (5)

  1. 前後および左右に互いに離間させて床面に立設した4本の支柱と、
    前後の支柱同士を互いに連結する左右1対の側部連結材と、
    前記両側部連結材により支持された棚板と、
    前記棚板と各側部連結材との左右方向の移動を阻止する拘束手段とを備え、
    前記棚板の下方に、物品を前方より前記床面に沿って出し入れ可能な収納空間を形成し、
    前記拘束手段は、前記側部連結材に設けた被係合部に係合する係合片と、前記棚板に結合される固定片とを有する結合金具を備え、
    前記棚板は、前端から垂下する垂下片と、その下端より後方を向く折返し片とを有し、前記結合金具の前記係合片を前記側部連結材の前記被係合部に係合させたとき、前記固定片が前記折返し片上に重合するようにし、その重合部において、前記固定片と前記折返し片とを締着手段をもって締着したことを特徴とする組立棚。
  2. 前記側部連結材は、下端より内側方を向く棚板受片を有しており、この棚板受片上に前記棚板を載置し、かつ前記結合金具は、前記側部連結材の外側面に設けた被係合部に係合する係合片が設けられた側片と、この側片の下端から前記側部連結材の棚板受片の下方を通って内方を向く底片と、前記棚板受片より内方において、前記底片の内端より起立する起立片と、この起立片の上端に連設された前記固定片とを備えているものとした請求項記載の組立棚。
  3. 前記起立片を、前記側部連結材の棚板受片の内端より、その上面にオーバーハングするように、外向きに傾斜させてなる請求項記載の組立棚。
  4. 前記側部連結材の外側面を、後方に向けて開口するように切り起こすことにより、その後方を向く開口を前記被係合部とし、これに、前記結合金具における係合片を、後方より差し込んで係合させるようにした請求項または記載の組立棚。
  5. 前後の支柱間に、複数の側部連結材を互いに上下方向に離間するようにして架設し、上下複数段の棚板の側端部を、等高とした左右の側部連結材にそれぞれ支持させ、かつ最下段の棚板とそれを支持する側部連結材との左右方向の移動を、拘束手段をもって拘束した請求項1〜のいずれかに記載の組立棚。
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