JP6671107B2 - 無人作業車 - Google Patents
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Description
4隅に車輪を備える走行車体の中央側に配置する原動機と、前記原動機を囲み、平面視矩形状に形成した車体フレームと、複数の電装品と、前記電装品に接続する複数の電線とを備え、
前記複数の電装品のうちの一部である複数の電装品を前記車体フレームに沿って分散配備し、
前記一部である複数の電装品と接続される制御装置を、前記車体フレームに沿って配備し、
前記車体フレームに沿って分散配備された前記一部である複数の電装品と前記制御装置とを接続する電線を、前記車体フレームに沿わせて前記車体フレームで支持している。
前記車体フレームは前後が直進状態にある前記車輪の前端から後端までの範囲内に収まり、かつ、左右が直進状態にある左右の前記車輪の夫々の外側面の間に収まるように構成している。
課題をより好適に解決するための手段の一つとして、
前記車体フレームに沿わせて前記車体フレームに支持される前記電線の支持を、前記車体フレームに備えられた複数の支持部材によって支持している。
この手段によると、電線を弛みが生じ難い状態に配線し易くなる。
前記支持部材を、上方を開放するU字状に形成している。
その結果、配線をより簡単に行えるようにしながら、電線がエッジ部に接触して損傷する虞をより確実に回避することができる。
複数の前記支持部材を、前記車体フレームの全周にわたって間隔をあけて並べて備えている。
さらに、課題をより好適に解決するための手段の一つとして、
前記電線は、前記車体フレームの前後に延びる縦フレーム部、及び、左右に延びる横フレーム部の夫々に沿って前後、左右方向に沿って支持され、直線状に延びる部分と、平面視矩形状の前記車体フレームの角部において、前記縦フレーム部に備わる前記角部に隣接する前記支持部材と、前記横フレーム部に備わる前記角部に隣接する前記支持部材に亘って支持されて、前後方向から左右方向に鈍角で2度屈曲する部分とを備える。
前記電線を覆うカバーを、前記支持部材の複数にわたって取り付けている。
これにより、無人草刈機の走行経路に、例えば、無人草刈機だけでは走破することができない傾斜角の大きい斜面、通り抜けることのできない車幅よりも狭い隙間、又は、乗り越えることのできない段差、などの障害が存在する場合には、走行補助ハンドル50を取付部15Aに取り付けることにより、無人草刈機を押し上げる、無人草刈機を引き上げる、無人草刈機が隙間内に入るように無人草刈機を左右に傾かせる、又は、無人草刈機の前後一端側を持ち上げる、などの走行に関する人力アシストを行うことができる。その結果、無人草刈機の走行に支障をきたす障害の存在にかかわらず無人草刈機を移動走行させることができる。
これにより、例えば、無人草刈機が道幅の狭い畦道などでの走行中に脱輪して走行不能に陥った場合などにおいては、緊急停止スイッチ53又は緊急停止指令部49Fを操作することにより、無人草刈機を緊急停止させることができる。
これにより、例えば、緊急停止させた脱輪状態の無人草刈機を通常の走行姿勢又は走行位置に戻す場合には、走行補助ハンドル50を取付部15Aに取り付けた後、中立スイッチ54を操作することにより、前後進切替装置26を中立状態に切り替えることができ、走行補助ハンドル50を使用して無人草刈機を人力で走行移動させる場合の伝動系の負荷を大幅に軽減することができる。その結果、無人草刈機を人力で走行移動させ易くなり、脱輪状態などの無人草刈機を通常の走行姿勢又は走行位置に容易に戻すことができる。
又、補助制御部48Lが前後進制御部48Eに優先して前後進切替装置26の作動を制御することにより、走行補助ハンドル50を使用して無人草刈機を人力で走行移動させている場合に、遠隔操作器49の誤操作などにより、前後進切替装置26が不測に前進伝動状態又は後進伝動状態に切り替わる虞を回避することができる。
これにより、例えば、走行補助ハンドル50を使用した人力走行で無人草刈機を通常の走行姿勢又は走行位置に復帰させた後、再び中立スイッチ54を操作することにより、無人草刈機の遠隔操作又は自動走行を可能にすることができる。
これにより、各電線56を各支持部材57に支持させることにより、複数の電線56を、第1フレーム11に沿って走行車体1の外周側に位置する状態に簡単に配線することができる。その結果、配線作業及び各電線56のメンテナンスなどを行い易くしながら、電線56がエンジン2及び燃料タンク6などに接触する虞を回避することができる。
又、第1フレーム11の内側空間を、エンジン2及び燃料タンク6などの各種機器の配置空間として使用し易くなる。その結果、エンジン2及び燃料タンク6などの組み付け及びメンテナンスなどが行い易くなる。
これにより、前述した配線経路を利用して第1フレーム11に沿わせた各電線56の水平方向への位置ずれを、各支持部材57により防止することができる。その結果、複数の電線56が、第1フレーム11に沿って走行車体1の外周側に位置する状態を維持し易くなり、電線56がエンジン2及び燃料タンク6などに接触する虞をより確実に回避することができる。
これにより、複数の電装品Eの組み付け及びメンテナンスなどが行い易くなるとともに、第1フレーム11に沿って走行車体1の外周側に配線する複数の電線56と複数の電装品Eとの接続が行い易くなる。特に、多くの電線56が集中する制御装置48を第1フレーム11に沿って配備することにより、各電線56の第1フレーム11に沿った配線が行い易くなる。
又、第1フレーム11の内側空間を、エンジン2及び燃料タンク6などの各種機器の配置空間として更に使用し易くなり、エンジン2及び燃料タンク6などの組み付け及びメンテナンスなどが更に行い易くなる。
これにより、第1フレーム11に沿って第1フレーム11の上方に配線した複数の電線56を、カバー58によって上方から覆うことができる。つまり、第1フレーム11に沿って配線した複数の電線56を、第1フレーム11及びカバー58によって覆い隠すことができる。その結果、エンジン2などのメンテナンス時に工具などの他物が各電線56に引っ掛かる虞、及び、草刈作業中に草刈装置5が跳ね飛ばした小石などが各電線56に接触する虞、などを回避することができる。
これにより、例えば、前記操舵領域の右外側に第1伝動装置28を配備する場合よりも、走行車体1の左右幅を狭くすることができる。その結果、遠隔操作又は自動走行において、無人草刈機を、より狭い樹木の間などを通り抜けさせることができ、作業効率を向上させることができる。
又、第1伝動装置28の全体を前記操舵領域の上方に配備する場合よりも、車体重心位置を低くすることができ、車体の安定性を向上させることができる。特に、駆動スプロケット28Aaを低く配備することにより、この駆動スプロケット28Aaに伝動する前後進切替装置26なども低く配備することが可能になる。その結果、車体重心位置を低くすることによる車体の安定性の向上を図り易くなる。
これにより、第1従動スプロケット28Ab及び第2従動スプロケット28Acを、左側の第1駆動輪3と第2駆動輪4との間に入り込まない高い位置、言い換えると、前記操舵領域よりも高い位置に配備している。
これにより、車体重心位置を低くするために、動力分配機構28Aの駆動スプロケット28Aaを低く配置しても、第1伝動機構28B及び第2伝動機構28Cの全体を前記操舵領域よりも高い位置に配備することができる。その結果、第1伝動機構28B及び第2伝動機構28Cが左側の第1駆動輪3又は第2駆動輪4に接触する虞を確実に回避することができる。
本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
11 フレーム
48 制御装置
56 電線
57 支持部材
58 カバー
A 原動機
E 電装品
Claims (8)
- 4隅に車輪を備える走行車体の中央側に配置する原動機と、前記原動機を囲み、平面視矩形状に形成した車体フレームと、複数の電装品と、前記電装品に接続する複数の電線とを備え、
前記複数の電装品のうちの一部である複数の電装品を前記車体フレームに沿って分散配備し、
前記一部である複数の電装品と接続される制御装置を、前記車体フレームに沿って配備し、
前記車体フレームに沿って分散配備された前記一部である複数の電装品と前記制御装置とを接続する電線を、前記車体フレームに沿わせて前記車体フレームで支持している無人作業車。 - 前記車体フレームは前後が直進状態にある前記車輪の前端から後端までの範囲内に収まり、かつ、左右が直進状態にある左右の前記車輪の夫々の外側面の間に収まる請求項1に記載の無人作業車。
- 前記車体フレームは、前記車輪へ駆動力を伝達する伝動ケースを兼ねる2本の伝動ケースフレームと、2本の前記伝動ケースフレームを接続する2本の連結フレームから成る請求項1又は2に記載の無人作業車。
- 前記車体フレームに沿わせて前記車体フレームに支持される前記電線の支持が、前記車体フレームに備えられた複数の支持部材による支持である請求項1から3の何れか一項に記載の無人作業車。
- 前記支持部材を、上方を開放するU字状に形成している請求項4に記載の無人作業車。
- 複数の前記支持部材を、前記車体フレームの全周にわたって間隔をあけて並べて備えている請求項4又は5に記載の無人作業車。
- 前記電線は、前記車体フレームの前後に延びる縦フレーム部、及び、左右に延びる横フレーム部の夫々に沿って前後、左右方向に沿って支持され、直線状に延びる部分と、平面視矩形状の前記車体フレームの角部において、前記縦フレーム部に備わる前記角部に隣接する前記支持部材と、前記横フレーム部に備わる前記角部に隣接する前記支持部材に亘って支持されて、前後方向から左右方向に鈍角で2度屈曲する部分とを備える請求項4から6の何れか一項に記載の無人作業車。
- 前記電線を覆うカバーを、前記支持部材の複数にわたって取り付けている請求項4から7の何れか一項に記載の無人作業車。
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