JP6669382B2 - デバイス装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、ウェブサーバがログをログ収集サーバへ送信し、ログ収集サーバはログデータベースを備える技術が開示されている。ウェブサーバは、ログの送信時刻及び送信済みログを管理する管理ファイルを備える。
図1は、情報処理システムを構成する装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1(a)は、デバイス装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1(a)の例では、デバイス装置は1つのCPUでネットワーク制御とデバイス(プリンタ)制御とを行うものとしている。しかし、デバイス装置に複数のCPUを設け、各CPUがネットワーク制御と、デバイス制御と、をそれぞれ行うようにしてもよい。CPU101は、ROM103に格納されているプログラムを実行することで、システムバス111に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。そして、RAM102には、通信ポート設定等も保存する。CRTコントローラ(CRTC)104は、CRTディスプレイ(CRT)108の表示を制御する。CRTディスプレイ108等を用いてユーザは、コピー設定等を行うことができる。ディスクコントローラ105は、後述するログや画像や様々なユーザデータを保存するハードディスク(HD)109を制御する。デバイスコントローラ(DVC)106は、プリンタ及びスキャナ等のDV110を制御する。ネットワークインタフェースカード(NIC)107は、LAN112を介して、各種サーバと通信を行うことができる。
本実施形態では、デバイス装置は、キーボードを有していないが、キーボードを有する構成であってもよい。また、デバイス装置は、HDを有していなくてもよいし、データを保存できれば、HDではなく、USBメモリ等でもよい。また、通信ポート設定値は、RAM102ではなく、HDD等の記憶装置に保存されていてもよい。
CPU101が、ROM103又はHD109等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより以下の処理等が実現される。即ち、後述する図3のデバイス装置のソフトウェア構成、図6、11のシーケンス図のデバイス装置の処理、及び図9、10のフローチャートの処理等が実現される。
本実施形態では、サーバは、キーボードを有していないが、キーボードを有する構成であってもよい。また、サーバは、HDを有していなくてもよいし、データを保存できれば、HDではなく、USBメモリ等でもよい。また、通信ポート設定値は、RAM122ではなく、HDD等の記憶装置に保存されていてもよい。
各サーバのCPU121が、各サーバのROM123又はHD129等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより、各サーバの機能及び後述する図6、11のシーケンス図の各サーバの処理等が実現される。
本実施形態では、情報処理システムの一例としてインターネット環境を介して各装置が接続されている例を示しているが、インターネット環境でなくてもよいし、また、プロキシサーバも特になくてもよい。また、各デバイスの数及びPCの数は、本実施形態の例に限定されるものではない。また、本実施形態の例では、WebDAVサーバ212を配置したが、それ以外のプロトコル(SMBやFTP)が利用される場合はプロトコルに対応したサーバを配置するようにしてもよい。また、監視サーバ209とWebDAVサーバ212とは同一のコンピュータ上に実装されてもよい。
ファイル名401は、ログのファイル名である。書き込み時刻402は、ログが作成された時刻、及び更新された時刻を示す書き込み時刻である。送信時刻403は、ログがWebDAVサーバ212へ送信された時刻を示す送信時刻である。書込み時刻402と送信時刻403とはログを送信するかどうかの判断基準となるものである。CPU101は、書込み時刻402が送信時刻403より後の時刻であれば、送信する必要があると判断する。
ログの構成は一例であり、ログのファイル名に日時を含ませることで、ファイル名から書込み時刻を判断可能な構成としてもよい。また、CPU101は、WebDAVサーバ212からファイル名の一覧を取得し、同じファイル名のログは送信しないと判断してもよい。
ブラウザ501は、監視サーバ209へアクセスしているPC206上のブラウザである。URL502は、監視サーバ209のWebポータルのURLである。ボタン503は、領域504〜507で選択、入力されたデータをデバイス装置201に送信することをPC206のCPUに指示するためのボタンである。領域504は、ログ送信をする/しないを選択するための領域である。領域505は、WebDAVサーバ212へのアクセスするためのアカウントを入力するための領域である。領域506は、そのアカウントに対応したパスワードを入力するための領域である。領域507は、WebDAVサーバ212へのURLを入力するための領域である。PC206のCPUは、領域504〜507で選択、入力されたデータを受け取り、ボタン503が選択されたことを検知すると、受け取ったデータをデバイス装置201に送信する。
図5のUIは一例であり、目的の指示をデバイス装置201に設定できるものであれば、これに限定されるものではない。
デバイス装置201は、監視サーバ209に管理されたデバイス装置である。デバイス装置201は、監視サーバ209よりログのログ設定状態を定期的に取得し、WebDAVサーバ212の自デバイスのシリアル番号(ここではAAABBBBB)のフォルダにログを送信する。デバイス装置201は、getLogCondition604を監視サーバ209に送信することで、前記ログのログ設定状態の定期取得を行う。そして、デバイス装置201は、getLogConditionResponse605で監視サーバ209より設定状態の返信を受け取る。getLogCondition604、getLogConditionResponse605の詳細は、後述する図7に示す。デバイス装置201は、ログ送信処理を継続するか中止するかをpostOutcome606で監視サーバ209に通知する。デバイス装置201は、postOutcomeResponse607で監視サーバ209より応答を受け取る。また、デバイス装置201は、WebDAVプロトコルのPUT608でログファイルをWebDAVサーバ212へ送信する。認証方式はベーシック認証である。ベーシック認証は一般的な認証方式であるため、詳細なシーケンスは省略する。但し、認証方式はベーシック認証に限定されない。デバイス装置201は、OK609でWebDAVサーバ212より応答を受け取る。その後、デバイス装置201は、WebDAVプロトコルのPUT610で統計情報ファイルをWebDAVサーバ212へ送信する。統計情報ファイルの詳細は、後述する図8に示す。デバイス装置201は、OK611でWebDAVサーバ212より応答を受け取る。
本実施形態ではWebDAVプロトコルによるシーケンスを示したが、情報処理システムは、FTPやSMBやその他独自プロトコルで通信を行ってもよい。また、本実施形態では、シリアル番号のフォルダを設けることでデバイス装置のログを特定したが、MACアドレス等の一意に特定できるものであれば、シリアル番号でなくてもよい。
XML/SOAPデータ701は、getLogCondition604のXML/SOAPデータである。デバイス装置201は、デバイス装置を特定するクライアント識別子を合わせて送信している。XML/SOAPデータ702は、getLogCondition604に対するレスポンスであるgetLogConditionResponse605のXML/SOAPデータである。XML/SOAPデータ702の中に、図5で設定されたような、ログ送信ON(abailableの値)、URL(urlの値)、アカウント(idの値)、パスワード(passの値)が含まれている。
本実施形態ではXML/SOAPを例に説明したが、XML/SOAP以外のデータ構造でもよい。また、XML/SOAPでも、同様の意味をなすXMLデータであれば、図7の例に限定されるものではない。
統計情報ファイル801は、デバイス装置201がWebDAVサーバ212へ送信する統計情報ファイルである。統計情報ファイル801には、処理開始時刻、処理終了時刻、処理時間、送信成功ファイル数、送信失敗ファイル数、全処理ファイル数、全送信サイズ、最新のエラー理由が記載される。ログ情報を構成する複数のログファイルの送信結果を示すものであれば、統計情報ファイル801は、図8に示す情報に限定されるものではない。
以下、図9を用いて、本実施形態のデバイス装置201の動作を説明する。
S901では、CPU101が、監視サーバ209へgetLogConditionを送信し、指示の問い合わせを行う。
S902では、CPU101が、getLogConditionResponseを受信したか否かに基づき、指示があるか否かを判定する。CPU101は、判定の結果、指示があると判定した場合、S903へ進み、指示がないと判定した場合、S901へ戻る。例えば、CPU101は、getLogConditionResponseを受信した場合、指示があると判定し、getLogConditionResponseを受信しない場合、指示が無いと判定する。
S903では、CPU101が、getLogConditionに記述された設定状態を確認する。
S904では、CPU101が、S903で確認した設定状態を送信設定として、デバイス内部に登録する。
S905では、CPU101が、監視サーバ209へログ送信の処理継続を示す通知をpostOutcomeで行う。
以下、図10を用いて、本実施形態のデバイス装置201の動作を説明する。
S1001では、CPU101が、処理開始時刻を保存する。
S1002では、CPU101が、図4のようなログの情報取得を行う。
S1003では、CPU101が、WebDAVサーバ212へログを送信する。
S1004では、CPU101が、ログ送信に成功したか否かを判定し、成功したのであれば、S1005へ進み、そうでなければ、S1007へ進む。
S1005では、CPU101が、送信成功ファイル数をインクリメントする。
S1006では、CPU101が、送信に成功したサイズを全送信サイズに加算する。
S1007では、CPU101が、送信失敗ファイル数をインクリメントする。
S1008では、CPU101が、エラー理由を保存する。既にエラー理由が保存されている場合は、CPU101は、最新のエラー理由で更新する。
S1009では、CPU101が、全処理ファイル数をインクリメントする。
S1011では、CPU101が、処理終了時刻を保存する。
S1012では、CPU101が、S1001で保存した処理開始時刻とS1011で保存した修理終了時刻とから全ログファイルの処理時間を計算して保存する。
S1013では、CPU101が、処理開始時刻、処理終了時刻、処理時間、送信成功ファイル数、送信失敗ファイル数、全処理ファイル数、全送信サイズ、最新のエラー理由を記載した図8のような統計情報ファイルを生成する。そして、CPU101は、STATISTICS.TXTというファイル名でWebDAVサーバ212へ送信する。
CPU101は、全ログファイルの送信を試みた後に、ファイルシステムにアクセスすることで、ファイルシステムにエラーが発生しているか確認し、確認結果を統計情報ファイルに含めてもよい。
本実施形態では監視サーバ209から指示があった場合にのみ、ログ送信を行う例を示した。しかし、デバイス装置201が定期的にWebDAVサーバ212へログ送信を行うとしてもよい。その場合、CPU101は、統計情報ファイルの名前(統計情報ファイル名)に、STATISTICS20150514192008.TXTのように、日付と日時とを含めるようにしてもよい。統計情報ファイル名を変更することで、上書きが起こらないようにすることができる。また、監視サーバ209から指示があった場合、CPU101は、日付と日時とを含めない統計情報ファイル名とし、定期的に送信する場合は日付と日時とを含める統計情報ファイル名としてもよい。
また、CPU101は、WebDAVサーバ212へ送信するログのサイズを制限してもよく、例えば、一定サイズのログを送信したところで送信を停止してもよい。このとき、CPU101は、未送信のログのサイズを計算し、統計情報ファイルに残ログサイズとして記載してもよい。
次に実施形態2について説明する。
実施形態1においては、デバイス装置201とWebDAVサーバ212との間で送信エラーが発生した場合、統計情報ファイルはWebDAVサーバ212に保存されない。そのため、送信エラーが発生していることをリモートから認識することができなかった。本実施形態においては、統計情報を監視サーバ209に送信することで、リモートで送信エラーが発生していることを認識できるようにする。本実施形態においては実施形態1と同一部分に関する説明は省略し、その差異について説明する。
図11は、ネットワークの通信シーケンスの一例を示す図である。
1104から1107までの処理は604から607までの処理と同じであるため、説明を省略する。デバイス装置201は、WebDAVプロトコルのPUT1108でログファイルをWebDAVサーバ212へ送信する。本実施形態では、PUT1108で送信エラーが発生して、WebDAVサーバ212から応答はないものとする。そして、デバイス装置201は、postOutcome2 1109で図12のような統計情報を監視サーバ209へ送信する。監視サーバ209はWebDAVプロトコルを扱うことができないため、デバイス装置201は、XML/SOAPの形式で統計情報を送信する。postOutcome2Response1110はpostOutcome2 1109の応答である。
統計情報1201は、postOutcome2 1109で送信される統計情報である。本XMLデータの中に、処理開始時刻、処理終了時刻、処理時間、送信成功ファイル数、送信失敗ファイル数、全処理ファイル数、全送信サイズ、最新のエラー理由が含まれている。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201 デバイス装置
209 監視サーバ
212 WebDAVサーバ
Claims (11)
- デバイス装置であって、
1以上のログファイルを含むログ情報の送信処理の開始に際して、開始時刻を保存する第1保存手段と、
前記ログ情報に含まれる各ログファイルのログ収集サーバへの送信を試みる第1の送信手段と、
前記第1の送信手段により送信に成功したログファイルの数と、前記第1の送信手段により送信に失敗したログファイルの数と、を記録する記録手段と、
前記第1の送信手段により前記ログ情報に含まれるすべてのログファイルの送信が試みられた後、前記ログ情報の送信処理の終了時刻を保存する第2保存手段と、
前記開始時刻と、前記終了時刻とを含む統計情報を生成する生成手段と、
前記統計情報を前記ログ収集サーバに送信する第2の送信手段と、を有し、
前記統計情報が、前記記録手段による記録に基づく、前記ログ情報に含まれる1以上のログファイルの中の送信に失敗したログファイルに係る情報を含むことを特徴とするデバイス装置。 - 前記ログ情報の送信指示を監視サーバより受信する受信手段を更に有し、
前記第1の送信手段は、前記受信手段により前記送信指示が受信された場合、前記ログ情報を前記ログ収集サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載のデバイス装置。 - 前記第1の送信手段は、定期的に前記ログ情報を前記ログ収集サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載のデバイス装置。
- 前記第2の送信手段は、前記デバイス装置のファイルシステムを利用することなく、前記デバイス装置のバッファを利用して前記統計情報を前記ログ収集サーバに送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデバイス装置。
- 前記第1の送信手段及び第2の送信手段による前記ログ収集サーバに対する送信は、WebDAVプロトコルが利用されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のデバイス装置。
- 前記第2の送信手段は、前記第1の送信手段により送信された前記ログ情報の応答を前記ログ収集サーバより受信した場合、前記統計情報を前記ログ収集サーバに送信し、前記第1の送信手段により送信された前記ログ情報の応答を前記ログ収集サーバより受信しなかった場合、前記統計情報を監視サーバに送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のデバイス装置。
- 前記監視サーバに前記統計情報を送信する場合は、XML/SOAPが利用されることを特徴とする請求項6に記載のデバイス装置。
- 前記生成手段は、前記第1の送信手段により定期的に前記ログ情報が前記ログ収集サーバに送信される場合、名前に日付と日時と含めた前記統計情報を生成することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のデバイス装置。
- 前記生成手段は、前記ログ収集サーバに送信する前記ログ情報のサイズが制限されている場合、未送信のログ情報のサイズを含む前記統計情報を生成することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のデバイス装置。
- デバイス装置が実行する情報処理方法であって、
1以上のログファイルを含むログ情報の送信処理の開始に際して、開始時刻を保存する第1保存ステップと、
前記ログ情報に含まれる各ログファイルのログ収集サーバへの送信を試みる第1の送信ステップと、
前記第1の送信ステップにより送信に成功したログファイルの数と、前記第1の送信ステップにより送信に失敗したログファイルの数と、を記録する記録ステップと、
前記第1の送信ステップにより前記ログ情報に含まれるすべてのログファイルの送信が試みられた後、前記ログ情報の送信処理の終了時刻を保存する第2保存ステップと、
前記開始時刻と、前記終了時刻とを含む統計情報を生成する生成ステップと、
前記統計情報を前記ログ収集サーバに送信する第2の送信ステップと、を含み、
前記統計情報が、前記記録ステップによる記録に基づく、前記ログ情報に含まれる1以上のログファイルの中の送信に失敗したログファイルに係る情報を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至9の何れか1項に記載のデバイス装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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