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JP6669053B2 - ヘッドアップディスプレイシステム - Google Patents

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JP6669053B2
JP6669053B2 JP2016236987A JP2016236987A JP6669053B2 JP 6669053 B2 JP6669053 B2 JP 6669053B2 JP 2016236987 A JP2016236987 A JP 2016236987A JP 2016236987 A JP2016236987 A JP 2016236987A JP 6669053 B2 JP6669053 B2 JP 6669053B2
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Description

本発明は、表示器からの表示光を車両のウインドシールドに照射することによって、車両前方に虚像としての画像を形成し、当該虚像画像を用いて運転席乗員に情報を提示するヘッドアップディスプレイシステムに関する。
従来、表示器からの表示光をウインドシールドに照射することで、運転席に着座している乗員(以降、ドライバ)に虚像としての画像を提示する車両用のヘッドアップディスプレイ(以降、HUD:Head-Up Display)システムがある。このようなHUDシステムによって表示される画像(以降、HUD画像)の視認性は、車室外環境の照度や、ドライバからみてHUD画像の周辺に見えるオブジェクトの色合いによって変化する。
例えば、HUD画像として緑色のテキストを表示している状況において、HUD画像と重なる位置に緑色の先行車両が存在している場合には、HUD画像の視認性が劣化する。また、車室外が明るい場合には、車室外が暗い場合に比べて相対的に見づらくなってしまう。
このような課題に対応すべく、特許文献1には、車両前方を撮像するカメラを用いて車両前方の画像(以降、前方画像)を取得し、前方画像内の各色成分の明度の平均値に基づいて、HUD画像の色合いを調整する構成が開示されている。具体的には、前方画像内の赤、緑、青の3つの色成分のそれぞれの明度の平均値を算出し、最も明度の平均値が高い色成分を特定する。そして、HUD画像色を、最も平均値が高い色成分とは反対側の色合いに設定する。例えば、赤色の明度の平均値が最も高い場合には、緑と青の明度を最大値に設定する。
特開2015−178297号公報
車両前方には、ガードレールや、路面、道路鋲、道路標識、他車両等が存在するため、前方画像が備える色は一様ではない。車両前方を見ているドライバの視界には、様々な色が、様々な輝度で混在している。故に、HUD画像の色を、前方画像において最も明度の平均値が高い色成分(以降、平均明度最大色と称する)と反対の色に設定したからといって、必ずしもHUD画像の視認性が良好となるとは限らない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、よりドライバにとって見やすい表示態様でHUD画像を表示可能なヘッドアップディスプレイシステムを提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、車両のフロント側に配置されたウインドシールドの所定の照射領域に、虚像としての画像を表示するための表示光を照射する表示器(1)と、表示器が照射領域に表示光を照射することによって表示される虚像としての画像であるHUD画像の表示態様を調整する表示態様調整部(F61)と、車両前方を撮像するカメラが撮像した画像データに基づいて、運転席に着座している乗員であるドライバの視点から車両前方を見た時の画像であって、HUD画像を含む画像であるドライバ視点画像を取得するドライバ視点画像取得部(F4、F3)と、ドライバ視点画像取得部が取得したドライバ視点画像を解析することによって、ドライバ視点画像におけるHUD画像の見やすさを示す視認性指標値を逐次算出する視認性評価部(F5)と、視認性評価部によって算出される視認性指標値の適正範囲を示すデータが登録されている適正範囲記憶部(M2)と、備え、表示態様調整部は、視認性評価部が算出する視認性指標値が、適正範囲内の値となるように、HUD画像の表示態様を調整することを特徴とする。
以上の構成では、視認性評価部が、ドライバ視点画像取得部によって取得されたドライバ視点画像を用いて、ドライバの視点から見た時のHUD画像の視認性を示す視認性指標値を逐次算出する。そして、HUD画像の表示態様は、視認性指標値が適正範囲内の値となるように表示態様調整部によって調整される。つまり、ドライバにとってのHUD画像の視認性を定量的に評価し、設計者等が期待する視認性が確保されるように、HUD画像の表示態様が制御される。故に、よりドライバにとって見やすい表示態様で、HUD画像を表示することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ヘッドアップディスプレイシステム100の車両への搭載例を示す図である。 HUD画像20の一例を示した図である。 ヘッドアップディスプレイシステム100の構成を示すブロック図である。 HUD制御部13の概略的な構成を示すブロック図である。 表示制御処理を説明するためのフローチャートである。 視認性評価処理を説明するためのフローチャートである。 演算対象領域の大きさと車速との関係を説明するための図である。 演算対象領域の一例を示す図である。 図8に示す画像に対して算出された視覚的顕著性マップを表す図である。 背景代表色として選択されうる色パターンについて説明するための図である。 色合い調整部F61の作動を説明するための図である。 変形例5におけるHUDシステム100の構成を示す図である。 変形例6におけるHUDシステム100の構成を示す図である。 変形例6におけるHUD制御部13の構成を示す図である。 変形例7におけるHUDシステム100の構成を示す図である。 変形例7におけるHUDシステム100の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明に係るヘッドアップディスプレイ(以降、HUD:Head-Up Display)システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示すように、HUDシステム100は四輪自動車等の車両に搭載されて使用される。
HUDシステム100は、概略的には、車両のウインドシールド10上に設定されている照射領域に表示光を照射することで、図2に示すように運転席乗員の目と照射領域とを結ぶ線の車両前方延長線上に、画像20を虚像表示するものである。ウインドシールド10は、車両のフロント側のウインドシールドである。ウインドシールド10は、例えば2枚のガラスとその中間に設けられる中間膜とから形成された合わせガラスを用いて実現されればよい。
ここでの表示光とは、画像20としての虚像を形成する光を指す。このHUDシステム100によって、運転席に着座している乗員(以降、ドライバ)は、HUD画像20と車両の前景とを重畳して視認することができる。便宜上、以降では、ドライバによって知覚される画像20のことをHUD画像と記載する。
HUD画像20が示す情報は、ここでは一例として、車両の走行速度とする。もちろん、他の態様としてHUD画像20は、車両走行時における車両情報としての、エンジン回転数、エンジン冷却水温、およびバッテリ電圧等の何れか1又は複数を示す画像としても良い。また、車両用ナビゲーションシステムにおける地図画像や、交差点などでの進行方向を示す画像(いわゆるターンバイターンとしての画像)等とすることができる。
このHUDシステム100は、図3に示すように、HUDユニット1、ステレオカメラユニット2、及び車速センサ3を備えている。HUDユニット1は、車両内に構築されたローカルエリアネットワーク(以降、LAN:Local Area Network)30を介して、ステレオカメラユニット2、及び車速センサ3と通信可能に接続されている。
HUDユニット1は、HUD画像20を形成する光(つまり表示光)をウインドシールド10に照射して、ドライバに対してHUD画像20を用いた情報提示を行う装置である。HUDユニット1は、ウインドシールド10の下端部から車室内後方、更には下方に延出されるインストゥルメントパネル40に収容されている。尚、インストゥルメントパネル40の上面には、HUDユニット1が射出する表示光を通過させる開口部40aが設けられている。開口部40aには透光性を有する防塵カバーが設けられている。
HUDユニット1は、より細かい構成要素として、通信ドライバ11、表示器12、及びHUD制御部13を備える。通信ドライバ11は、HUD制御部13が、ステレオカメラユニット2等といった、LAN30に接続する他の装置と相互通信又は単方向通信するための構成である。通信ドライバ11はHUD制御部13と相互通信可能に構成されている。
表示器12は、HUD制御部13から入力される制御信号に基づいて、ウインドシールド10上に設定されている照射領域へ向けて、表示光を射出する構成である。本実施形態では一例として表示器12は、液晶パネル122にバックライト121からの光を透過させることで表示光を出力するタイプのプロジェクタ(いわゆる液晶プロジェクタ)とする。表示器12は、バックライト121と液晶パネル122に加えて、液晶パネル122から出力される光を照射領域に導くための反射装置123を備える。
また、ここでは一例として、バックライト121、液晶パネル122、及び反射装置123が、この順に車両前後方向に並ぶように配置されているものとする。これら3つのうち、バックライト121が最も車両後方側に位置し、反射装置123が最も車両前方側に位置するものとする。なお、これらの部材の配置は、所定の光路を形成するように変更可能な設計事項である。
バックライト121は、通電されることで液晶パネル122に対して白色光を出射する光源である。バックライト121は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)と、各LEDから放射された光を液晶パネル122へ導光するプリズムとを用いて実現される。バックライト121は、出力光が液晶パネル122に対して垂直に入射するように配置されている。例えばバックライト121は、互いの光軸が重なるように、液晶パネル122に対して対向配置されている。
液晶パネル122は、例えば矩形の平板状に形成された表示面を備える。表示面には、多数のピクセルが二次元状に配列されている。各ピクセルには、赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)のサブ画素が設けられている。液晶パネル122は、サブ画素の光の透過率を変更することにより、表示面上に種々の画像をカラー表示可能である。サブ画素毎の透過率は、HUD制御部13から入力される制御信号によって制御される。
液晶パネル122は、バックライト121から入射される光によって、HUD画像20を形成する表示光を、バックライト121とは反対側に配置された反射装置123に向けて出射する。表示面は、表示光の光軸が車両の前後方向を向くように、換言すれば、出射方向が車両の前方側を向くように配置されている。
なお、この液晶パネル122は、例えば、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が用いられたTFT液晶パネルや、デュアルスキャンタイプのディスプレイ(d−STN:Dual Scan Super Twisted Nematic),TN(Twisted Nematic)セグメント液晶等を用いて実現することができる。
反射装置123は、液晶パネル122から入射させる表示光を、インストゥルメントパネル40に設けられた開口部40aを通して、照射領域に向けて反射する装置である。反射装置123は、表示光を反射するためのミラー部材を備える。ミラー部材は、透明なガラス板材にアルミニウムや銀等の金属が蒸着して形成されればよい。便宜上、ミラー部材において液晶パネル122からの表示光を反射するための面を反射面と称する。ミラー部材は、例えば、反射面の中央部が周縁部に比べて背面側(反射面とは反対側)に凹んだ凹面鏡となっている。ミラー部材が凹面鏡として形成されることにより、HUD画像20を拡大して照射領域に照射することができる。
HUD制御部13は、バックライト121及び液晶パネル122の動作を制御する構成である。すなわち、バックライト121の輝度を調整したり、液晶パネル122に表示画面を制御したりする。HUD制御部13は、コンピュータを用いて実現されている。つまり、HUD制御部13は、中央演算装置としてCPU131、揮発性の記憶媒体であるRAM132、不揮発性の記憶媒体であるROM133、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリ134、I/O等を備える。ROM133には、通常のコンピュータを本実施形態におけるHUD制御部13として機能させるためのプログラム(以降、HUD制御プログラム)等が格納されている。
なお、上述のHUD制御プログラムは、非遷移的実体的記録媒体(non- transitory tangible storage medium)に格納されていればよい。CPU131がHUD制御プログラムを実行することは、HUD制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。このHUD制御部13が備える機能については別途後述する。
ステレオカメラユニット2は、第1カメラ21と第2カメラ22の2つのカメラを備える装置である。第1カメラ21、及び第2カメラ22は何れも撮像対象の色情報を含む画像データを出力するカラーカメラである。ステレオカメラユニット2において、第1カメラ21と第2カメラ22は同じ方向を撮像するように、所定の間隔をおいて並列配置されている。ステレオカメラユニット2は、第1カメラ21と第2カメラ22の両方が、照射領域を含む車両前方を撮像するように、インストゥルメントパネル40の上面に配置される。
ステレオカメラユニット2は、車両に設定されたアイリプスの中心と照射領域の中心を結ぶ線分をインストゥルメントパネル40の上面に正射影した線分上において、できる限り運転席に近い位置に配置されることが好ましい。ここでは図1に示すように、インストゥルメントパネル40上面部の運転席側の端部に配置されているものとする。ステレオカメラユニット2が備える第1カメラ21の撮像データと、第2カメラ22の撮像データはそれぞれ逐次、HUD制御部13に提供される。なお、アイリプスは、運転席の乗員(つまりドライバ)のアイポイントの分布を統計的に表したアイレンジに基づいて、設定されている(詳細は、JISD0021:1998参照)。
車両に於けるステレオカメラユニット2の搭載位置及び搭載姿勢を示すデータは、カメラパラメータとして、HUD制御部13が備えるフラッシュメモリ134に登録されている。搭載位置は、例えばアイリプスの中心や車体の中心といった、車両における所定の位置を原点とする三次元座標系の座標によって表されれば良い。ステレオカメラユニット2の取付姿勢は、例えば、車両の前後方向、車幅方向、上下方向のそれぞれに対するステレオカメラユニット2の光軸の為す角度(つまり、ロール角、ピッチ角、ヨー角)によって表されれば良い。
ステレオカメラユニット2の搭載位置及び搭載姿勢が定まれば、第1カメラ21と第2カメラ22の搭載位置及び搭載姿勢が一意に定まる。故に、フラッシュメモリ134に登録されているカメラパラメータは、第1カメラ21と第2カメラ22の搭載位置及び搭載姿勢を示すデータとして機能する。なお、カメラパラメータの保存先は、ROM133であってもよい。また、カメラパラメータには、設置位置と向きを一意に定める6自由度の値の他に、撮像画角、レンズの歪み係数、焦点距離、画素サイズ、画素比などが含まれていてもよい。
車速センサ3は、車両の走行速度(以降、車速)を検出するセンサである。車速センサ3は、車速を示す車速データをHUD制御部13に逐次提供する。
<HUD制御部の機能について>
HUD制御部13は、CPU131がROM133に格納されているHUD制御プログラムを実行することで図4に示す種々の機能を提供する。すなわち、HUD制御部13は機能ブロックとして、車速取得部F1、ベース画像生成部F2、カメラ画像取得部F3、ドライバ視点画像生成部F4、視認性評価部F5、及び表示制御部F6を備える。
なお、上述した機能ブロックの一部又は全部は、一つ或いは複数のIC等によりハードウェアとして実現されてもよい。また、HUD制御部13が備える機能ブロックの一部又は全部は、CPU131によるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
また、HUD制御部13は、フラッシュメモリ134が備える記憶領域を用いて実現される構成として、カメラパラメータ記憶部M1と、適正範囲記憶部M2とを備える。カメラパラメータ記憶部M1は、前述のカメラパラメータを記憶している記憶領域である。適正範囲記憶部M2は、後述する視認性指標値の適正範囲が登録されている記憶領域である。視認性指標値の適正範囲は、予め試験によって特定されたものである。なお、カメラパラメータ記憶部M1や適正範囲記憶部M2は、ROM133が備える記憶領域を用いて実現されていても良い。
車速取得部F1は、車速センサ3が出力する車速データを逐次取得する。車速取得部F1が取得した車速データは、例えばRAM132に一定時間保存される。取得時刻が異なる複数の車速データは、例えば、最新のデータが先頭となるように時系列順にソートされてRAM132に保存されればよい。RAM132に保存されている車速データは、ベース画像生成部F2や視認性評価部F5等によって参照される。
ベース画像生成部F2は、車速取得部F1が取得した車速データに基づいて、液晶パネル122に表示させるHUD画像20の元となる画像(以降、ベース画像)を生成する。ベース画像は、現在の車速を表すテキストを、予め設定されたデザインで表した画像である。ここでのデザインには、文字列の配置や、文字のフォント、色合い等が含まれる。ベース画像生成部F2が生成したベース画像は表示制御部F6に提供される。
カメラ画像取得部F3は、ステレオカメラユニット2から、第1カメラ21及び第2カメラ22のそれぞれが撮像した画像データを取得する。カメラ画像取得部F3が取得した各カメラでの撮像画像データは、ドライバ視点画像生成部F4に提供される。
ドライバ視点画像生成部F4は、第1カメラ21及び第2カメラ22のそれぞれが撮像した画像データに基づいて、ドライバの視点から車両前方を見た時の画像であって、現在表示させているHUD画像20を含むドライバ視点画像を生成する。具体的には、第1カメラ21と第2カメラ22の視差量と、ステレオカメラユニット2のカメラパラメータをもとに、車両の前方に存在する先行車両や、歩行者、道路上の白線、HUD画像等といった、2つのカメラで共通して撮像されているオブジェクトの3次元空間内での座標を特定する。
そして、これらの座標を基点として、単眼のカラーカメラがドライバの目の位置に存在すると仮定した画像を求める。或る視点での画像を他の視点から見た画像に変換する技術は周知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、ドライバの目が存在すると想定する位置は、例えばアイリプスの中心とすればよい。ここでは一例として、ヘッドレストの車両前方側の表面の中央部から、車両前方に19cmの位置とする。ドライバの目の想定位置は、カメラの搭載位置等を示すために用いている3次元座標系の座標で表されれば良い。ドライバの目の想定位置を示す座標データ(以降、視点座標データ)もまた、カメラパラメータ記憶部M1に保存されていれば良い。
視認性評価部F5は、ドライバ視点画像生成部F4が生成したドライバ視点画像が備えるピクセル毎の輝度や色の分布を解析することで、HUD画像20の見やすさ(つまり視認性)を示す指標値(以降、視認性指標値)を算出する。視認性指標値を算出する際の視認性評価部F5の具体的な作動については別途後述する。そして、視認性評価部F5は算出した視認性指標値が適正範囲内(境界を含む)に収まっているか否かを判定する。後述するように、視認性指標値が適正範囲内に収まっているか否かを判定することは、HUD画像20の視認性が、設計者が所望する適正なレベルとなっているか否かを判定することに相当する。視認性評価部F5による視認性の判定結果は、表示制御部F6に通知される。
表示制御部F6は、表示制御部F6は視認性評価部F5の判定結果に基づいて、液晶パネル122の表示画面を制御することによって、HUD20の表示態様を制御する構成である。液晶パネル122に表示する画像(以降、表示用画像)は、ベース画像生成部F2が生成したベース画像、又は、当該ベース画像の色合いを調整した画像である。表示制御部F6は、液晶パネル122に表示用画像を表示させることで、表示用画像に対応する表示光をウインドシールド10に照射させる。
なお、ウインドシールド10に搭載される表示光は、前述の通り、HUD画像20としての虚像を形成する。つまり、HUD画像20は表示用画像に対応する虚像である。表示用画像の色合いを調整することは、HUD画像20の見え方(つまり表示態様)を調整することに相当する。表示制御部F6は、HUD画像20(換言すれば表示用画像)の色合いを制御するためのサブ機能として、色合い調整部F61を備える。
この表示制御部F6は、概略的に次のように動作する。まず、表示制御部F6は、ベース画像生成部F2から提供されたベース画像をそのまま表示用画像として採用している場合において、視認性評価部F5によって視認性指標値が適正範囲内に収まっていると判定された場合には、現在の表示用画像の表示態様を維持する。すなわち、ベース画像をそのまま液晶パネル122に表示する状態を維持する。
また、ベース画像をそのまま表示用画像として採用している場合において、視認性評価部F5によって視認性指標値が適正範囲外の値になっていると判定された場合には、色合い調整部F61が、表示用画像として、ベース画像生成部F2から提供されたベース画像の色合いを調整した画像を生成する。そして、色合いを調整した画像を表示用画像として液晶パネル122に表示させる。
色合い調整部F61の作動の詳細については、別途後述する。ベース画像の色合いの調整は、例えば、ベース画像を構成する各色(具体的にはRGB)の階調値を変更することで実現可能である。人間が知覚可能な種々の色は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色成分毎の階調値の組み合わせによって表現される。階調値は0〜255までの値をとる。或る色成分の階調値が0に近いほどその色成分が薄いことを意味する。各色の階調値がすべて0の場合は黒色となり、各色の階調値がすべて255の場合は白色となる。ベース画像に対して施した色合いの調整量を示すデータ(以降、調整設定データ)は、RAM132に保存される。
さらに、表示制御部F6は、ベース画像の色合いを調整した画像を表示している場合において、視認性評価部F5によって視認性指標値が適正範囲外の値になっていると判定された場合には、色合い調整部F61に色合いの調整を再び実行させる。ベース画像の色合いを調整した画像を場合において、視認性評価部F5によって視認性指標値が適正範囲内に収まっていると判定された場合には、現在の表示用画像の表示態様を維持する。表示態様を維持することは、色合い(具体的にはRGB値)の調整量を維持することに相当する。色合い調整部F61が請求項に記載の表示態様調整部に相当する。
[表示制御処理]
次に図5に示すフローチャートを用いて、HUD制御部13が実施する表示制御処理について説明する。表示制御処理は、HUD画像20の視認性を所定のレベル(つまり適正な状態)に維持するための処理である。図5に示すフローチャートは、HUD画像20を表示する条件が充足されている場合に逐次実行されれば良い。具体的には、車両が走行している状態において所定の時間間隔で(例えば0.5秒毎に)実行されれば良い。
まず、ステップS1ではカメラ画像取得部F3が、ステレオカメラユニット2から第1カメラ21及び第2カメラ22のそれぞれが撮像した画像データを取得してステップS2に移る。ステップS2ではドライバ視点画像生成部F4が、ステップS1で取得された画像データに基づいて、ドライバ視点画像を生成してステップS3に移る。ステップS3では視認性評価部F5が、ドライバ視点画像を用いて視認性指標値を算出する処理(以降、視認性評価処理)を実行して、ステップS4に移る。
ここで、視認性評価処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。視認性評価処理における最初のステップとしてのステップS31では、RAM132に保存されている現在の車速を読み出してステップS32に移る。
ステップS32では、ドライバ視点画像において視認性指標値を演算する際に用いる領域(以降、演算対象領域)を抽出する。演算対象領域は、アイリプスの中心から照射領域の中心へ向かう半直線(以降、視線中心線)に対する水平方向角度範囲と、垂直方向角度範囲によって定義される。ここでは水平方向角度範囲と垂直角度範囲は同じパラメータ(以降、対象領域角)を用いて、正方形状に設定する。もちろん、他の態様として演算対象領域は、円形に設定してもよい。また、車幅方向に長い長方形状や楕円形に設定しても良い。演算対象領域は、HUD画像20が含まれるように設定されれば良い。
また、本実施形態では対象領域角を、図7に示すように車速が大きいほど対象領域角を小さい値に設定する。具体的には、車速が所定の第1閾値V1未満である場合には、対象領域角を20度に設定する。また、車速が所定の第1閾値V1よりも大きい第2閾値V2以上である場合には、対象領域角を10度に設定する。車速が第1閾値V1以上かつ第2閾値V2未満である場合には、車速が大きくなるほど、対象領域角を20度から10度日界値に設定する。このような設定によれば、車速が大きいほど対象領域角は小さくなる。
一般的に人間が文字列を認識する際の有効視野は10度〜20度程度であり、また、人間の視野は、車速が早いほど狭まる傾向がある。故に、上記の設定によれば、HUD表示の視認性を判断する上で必要十分な領域を抽出することができる。余分な背景領域を除外するため、CPU131の演算負荷を低減できる。また、ドライバ視点画像において、HUD画像20の視認性に影響を与えない背景領域を、演算対象領域として採用しないことよって、より精度良くHUD画像20の視認性を評価することができる。このステップS32を実施する視認性評価部F5が請求項に記載の対象領域抽出部に相当する。
ステップS32での演算対象領域の特定及び抽出が完了すると、ステップS33に移り、演算対象領域を構成するピクセル毎の視覚的顕著性を表す値(以降、顕著度)を算出する。ここでの視覚的顕著性とは、換言すれば視覚的な目立ち度合いのことである。画像中に於ける或るピクセルの顕著度は、画像における当該ピクセルの目立ち度合いを数値化したものである。
ピクセル毎の顕著度を算出方法は、「L.Itti, C.Koch, and E.Niebur. “A model of saliency-based visual attention for rapid scene analysis,” IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.20, No.11, pp. 1254-1259, 1998.」や、「J. Harel, C. Koch, and P. Perona, "Graph-based visual saliency," Advances in Neural Information Processing Systems, pp. 545-552, 2007.」等に記載されているため、ここでの詳細な説明は省略する。これらの方法によれば、背景領域の輝度分布や色分布を考慮してピクセル毎の顕著度を計算することができる。このステップS33を実施する視認性評価部F5が請求項に記載の顕著度算出部に相当する。
なお、図8に示す画像についての視覚的顕著性を算出した結果(いわゆる顕著性マップ)を図9に示す。図9において白みがかっているほど、視覚的顕著性が高い(つまり目立っている)ことを示す。なお、図8は、或る時点での演算対象領域を表したものである。図8中の「37km/h」がHUD画像20を表している。
ステップS33でのピクセル毎の顕著度の算出が完了すると、ステップS34に移る。ステップS34では、演算対象領域においてHUD画像20が映っている領域(以降、HUD画像領域)を、パターンマッチング等によって特定する。そして、HUD画像領域を構成するピクセル毎の顕著度を母集団として、HUD画像20の視覚的顕著性を示すHUD画像顕著度を算出する。HUD画像顕著度は、例えば、HUD画像領域を構成するピクセル毎の顕著度の平均値とする。他の態様としてHUD画像顕著度は、HUD画像領域を構成するピクセル毎の顕著度の中央値であってもよい。このステップS34を実施する視認性評価部F5が請求項に記載のHUD画像顕著度算出部に相当する。ステップS34での演算処理が完了するとステップS35に移る。
ステップS35では、演算対象領域においてHUD画像領域以外の部分(以降、背景領域)を構成するピクセル毎の顕著度を母集団として、背景領域の視覚的顕著性を示す背景領域顕著度を算出する。背景領域顕著度は、HUD画像顕著度と同様に、背景領域を構成するピクセル毎の顕著度の平均値とする。もちろん、他の態様として背景領域顕著度は、背景領域を構成するピクセル毎の顕著度の中央値であってもよい。このステップS35を実施する視認性評価部F5が請求項に記載の背景領域顕著度算出部に相当する。ステップS35での演算処理が完了するとステップS36に移る。
ステップS36では、HUD画像顕著度から背景領域顕著度を減算し、その演算処理によって得られた値を視認性指標値として採用する。ステップS31〜S36までの一連の処理が完了すると、本フローの呼び出し元である図5のフローチャートに戻り、ステップS4を実行する。
図5のステップS4では、ステップS3の視認性評価処理によって算出された視認性指標値が適正範囲記憶部M2に登録されている適正範囲内に収まっているか否かを判定する。視認性指標値が適正範囲内に収まっている場合にはステップS4が肯定判定されてステップS5に移る。一方、視認性指標値が適正範囲外の値となっている場合にはステップS4が否定判定されてステップS6に移る。
適正範囲の下限値及び上限値は、HUD画像20の視認性が、設計者等が所望しているレベルになっている状態を定義するパラメータである。適正範囲の下限値及び上限値のそれぞれは試験によって適宜設計されればよい。例えば、複数の被験者に、視認性指標値が異なる種々の画像を見せるとともに、各画像に対する主観的な視認性の良さを回答してもらった結果、視認性が良好であるとの回答が得られた視認性指標値の範囲を適正範囲として採用すれば良い。視認性の適正範囲は、見えない、見えづらいといった回答が得られた領域を除外するだけでなく、眩しすぎる、目立ちすぎるなどの回答が得られた領域も除外するように設定される。ここでは上記試験の結果、+0.4〜+0.7までが適正範囲として設定されているものとする。
ステップS5では表示制御部F6は、現在の表示態様の設定を維持する。ステップS6では色合い調整部F61は、背景領域を構成する全ピクセルの中で最も多い色相を特定し、当該色相を背景領域の代表色として採用する。背景領域の代表色は、背景領域を構成するピクセル毎の色分布に基づいて特定されればよい。
ここでの色相とは、RGBの組み合わせによって表現可能な種々の色を、12のパターンに分割したものである。12の色相は、色相環を赤、緑、青を含むように30度毎に12分割したものとする。図10は、各色相を実現するRGB値を表した図である。図10中の丸括弧内の数字は、左から順に赤(R)成分の階調値、緑(G)成分の階調値、青(B)成分の階調値を表している。或る色相にとって、図10に示す色相環において正反対に位置する色相が、反対側の色相(換言すれば補色)に相当する。
ステップS7では、ステップS6で決定した背景領域の代表色とは反対側の色(以降、背景反対色)を特定する。次に、現在表示中のHUD画像20の色合いが背景反対色に近づくように、表示用画像の色合い(具体的にはRGB値)を調整する。そして、色合いを調整した表示用画像を液晶パネル122に表示させることで、表示中のHUD画像20を背景反対色に近づける。
背景領域の代表色やベース画像の色合いが一定である場合において、このような表示制御処理を繰り返し実施すれば、図11に示すように、HUD画像20の色合いは背景反対色に近づいていく。図11は、背景領域の代表色がシアンであり、かつ、現在表示中のHUD画像20の色合いが緑であることに起因して、視認性指標値が適正範囲から外れている場合の、色合い調整部F61の作動を概念的に表した図である。
背景領域の代表色がシアンである場合、ステップS7では背景反対色は赤に設定される。また、現在生成している表示用画像の色合いが緑であることから、RGBのうち調整するパラメータをRに設定する。次に、現在表示中のHUD画像20に対応する表示用画像の各ピクセルのR成分の階調値を一定量(例えば64)増加させた画像を、表示用画像として新たに生成する。このようにして画像全体の色合いを調整した表示用画像を液晶パネル122に表示する。その結果、表示中のHUD画像20の色合いもまた、反対色に近づく。
背景領域の代表色やベース画像の色合いが一定である場合において、このような表示制御処理を繰り返し実施すれば、HUD画像20の色合いは背景領域の反対色に徐々に(換言すれば段階的に)近づいていく。例えば表示用画像のRGB値を(0,255,0)から(64,255,0)に設定してもまだ視認性指標値が適正範囲に到達しなかった場合には、さらにR成分を強め、RGB値を(128,255,0)に設定した表示用画像を生成し、液晶パネル122に表示する。そのため、HUD画像20の視認性は徐々に増大していき、最終的には視認性指標値を適正範囲に収まることが期待できる。なお、視認性指標値が適正範囲に収まった場合には、ステップS4が肯定判定されるようになるため、その時点で色合い調整部F61による色合いの調整処理はいったん終了する。色合いの調整においては、背景反対色に対応する赤色成分を強めていくだけでなく、背景代表色を構成する緑色成分を弱めていっても良い。
ベース画像に対して施しているRGBの調整量は、調整量データとしてRAM132に保存される。例えばベース画像に対して赤色成分を+128している場合には、調整量データとして(+128,0,0)というように保存される。いったん視認性は良好であると判定された際の調整量データは、背景領域の代表色及びベース画像の色合いが変化していない間は維持されれば良い。背景代表色が変化した場合には、再び視認性指標値が適正範囲に収まるように、表示用画像の色合いを、現在表示中の色合いから変化後の背景反対色に近づけていけばよい。
なお、本実施形態では、背景代表色と表示中画像の色合いに基づいて、赤、緑、青のうち調整する色成分を決定し、当該色成分の階調値を一定量ずつ調整することで、少しずつ背景反対色に近づけていく態様を開示したがこれに限らない。トーンカーブによる画像補正技術を援用して、HUD画像20(換言すれば表示用画像)の色調を、背景反対色を強調するように補正してもよい。背景反対色を強調するように画像補正してもよいし、背景代表色を弱めるように画像補正してもよい。
<実施形態の効果>
以上の構成では、HUD画像20を含むドライバ視点画像を生成し、当該ドライバ視点画像を用いて、ドライバにとってのHUD画像20の視認性を示す視認性指標値を算出する。そして、視認性指標値が予め設定された適正範囲に収まるように、色合い調整部F61がHUD画像20の色合いを調整する。つまり、ドライバ視点画像に基づいてドライバにとってのHUD画像20の視認性を定量的に評価し、その評価結果に基づいて色合いの調整を行う。故に、特許文献1に開示されているようなドライバ視点画像を用いずにHUD画像20の色合いを調整する構成に比べて、より一層ドライバにとって見やすい表示態様でHUD画像20を表示できる。
また、上述した実施形態において適正範囲は、ただ単に見えづらい状態を除外するだけでなく、眩しすぎる、HUD画像20が目立ちすぎる等の状態も除外するように設定されている。このような設定によれば、HUD画像20が目立ちすぎることによって、ドライバに煩わしさを与えてしまう恐れを低減することができる。また、HUD画像20が目立ちすぎることによって、周辺の移動体や、道路案内等の情報を見落とす恐れも低減できる。つまり、HUD画像20の視認性と、他のオブジェクトの視認性を両立させることができる。
さらに、上述した実施形態によれば、視認性指標値が適正範囲内の値となった時点で、HUD画像20の色合いの調整を止めて、視認性指標値が適正範囲内の値となった時点での表示態様を維持する。このような構成によれば、必ずしもいつもHUD画像20の色合いが背景反対色となるとは限らない。HUD画像20の色合いを背景反対色に設定すれば、ドライバに目に止まりやすくなることが期待できるが、一方で、目立ちすぎる表示態様となることも懸念される。上記構成では視認性を定量的に評価した結果に基づいて色合いを調整するため、HUD画像20の表示態様がドライバの目につきすぎる表示態様となる恐れをより一層低減できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[変形例1]
上述した実施形態では、視覚的顕著性を用いてHUD画像20の視認性を評価する態様を開示したが、視認性の評価方法はこれに限らない。例えば、「W. Adrian. ”Visibility Level in Street Lighting: An Analysis of Different Experiments,” J. Illum. Engng. Soc., 22-2, pp.49-52, 1993.」等で提案されているモデルを援用して、下記式によって、HUD画像20の視認性指標値を算出しても良い。
Vi=|Lt−Lb|/ΔLmin
上記式中において、Viは視認性指標値を表している。Ltは評価対象としてのHUD画像20の輝度(単位:cd/m^2)を、Lbは背景の輝度を、Δminは所定の輝度閾値を、それぞれ表している。
上記の式によって求まる値は、HUD画像20と背景の輝度差が、輝度閾値の何倍であるかを表すものである。当然、上記式によって算出される値が大きいほど、輝度差が大きく、HUD画像20が目立っていることを示す。上記式による視認性の評価は、背景の輝度分布や色分布がある程度一様である場合に有用である。
但し、ドライバにとってのHUD画像20の視認性は、先行車両や、道路等の種々のオブジェクトが有する色や輝度の影響を受ける。また、視覚的顕著性は、上述したものを含む種々の論文で言及されているように、画像中の輝度分布や、色の分布、エッジの向き等を用いて算出されるものである。故に、実際の走行環境を鑑みると、上記式を用いて視認性を評価する構成よりも、実施形態のように視覚的顕著性を用いて視認性を評価する構成の方が、より精度良くHUD画像20の視認性を定量的に評価できる。また、その結果として、HUD画像20の表示態様を、より見やすい表示態様に設定できることが期待される。
[変形例2]
以上では、HUD制御部13が、ベース画像の色合いを調整した画像を生成し、これを液晶パネル122にすることで、HUD画像20の表示態様を調整する構成を開示したが、これに限らない。HUD画像20の表示態様の調整は、液晶パネル122での各色(具体的にはRGB)の階調値を調整することで実現してもよい。例えば液晶パネル122での色温度の設定を変更することで、HUD画像20の表示態様を調整しても良い。その場合も、HUD画像20の見え方が、背景反対色に近づくように制御するものとする。
[変形例3]
以上では、表示用画像のピクセル毎のRGB値(換言すれば各色の輝度)を調整することで、HUD画像20の表示態様を調整する構成を開示したが、これに限らない。バックライト121の出力光の強度(つまり、バックライト121の輝度)を調整することで、HUD画像20の表示態様を調整しても良い。その場合、視認性指標値が適正範囲に近づくようにバックライト121の輝度を制御するものとする。
もちろん、画像データにおける色合いの調整と、バックライト121での輝度の調整を併用して、HUD画像20の表示態様を調整しても良い。また、バックライト121の輝度を調整しても視認性指標値を適正範囲に収めることができなかった場合にのみ、実施形態や変形例2で開示したような、HUD画像20の表示色の調整を実施する制御方式を採用してもよい。
[変形例4]
上述した実施形態では、表示器12を液晶プロジェクタとする態様を開示したがこれに限らない。表示器12は、レーザ光をMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スキャナを用いて2次元方向に走査させることによって画像を表示する方式のプロジェクタ(いわゆるレーザプロジェクタ)としても良い。その場合には、HUD画像20の表示態様の調整は、レーザ光源での各色(つまりRGB)の輝度を調整することで、実現されれば良い。
[変形例5]
上述した実施形態では、車両前方を撮像するカメラとして、ステレオカメラユニット2を備える構成を開示したが、これに限らない。図12に示すようにHUDシステム100は、ステレオカメラユニット2の代わりに、単眼カメラ4とレーザレーダ5を用いて構成されていても良い。以下、そのような構成を変形例5として、変形例5におけるHUDシステム100の構成及び作動について説明する。
単眼カメラ4は、フルカラーカメラであって、例えばCCDカメラ等を採用することができる。単眼カメラ4は、前述の実施形態におけるステレオカメラユニット2と同様に、インストゥルメントパネル40上面部分の運転席側の端部に配置されている。単眼カメラ4が撮像した画像のデータは逐次、HUD制御部13に提供される。
レーザレーダ5は、レーザ光を車両前方の所定範囲に向けて照射することで、車両の前方に存在する物体との距離や方向(つまり相対位置)を検出する装置である。また、レーザレーダ5は検出物の形状から、検出物の特定等を実施する。レーザレーダ5は、車両前方に存在するオブジェクトの相対位置や輪郭形状を三次元座標系で表したデータをHUD制御部13に逐次(例えば100ミリ秒毎に)提供する。
変形例5におけるドライバ視点画像生成部F4は、周知のセンサフュージョン技術によって、単眼カメラ4が撮像した画像に含まれているオブジェクトと、レーザレーダ5によって検出されているオブジェクトとの対応関係を特定する。これにより、単眼カメラ4で撮像されているオブジェクトの3次元空間内での座標を特定する。そして、それらのオブジェクトの座標を基点として、単眼のカラーカメラがドライバの目の位置に存在すると仮定した画像(つまりドライバ視点画像)を生成する。
つまり、ステレオカメラユニット2の代わりに単眼カメラ4を備える場合であっても、レーザレーダ5の検出結果から、単眼カメラ4が撮像しているオブジェクトの三次元空間内での位置を特定することにより、ドライバ視点画像を生成できる。ドライバ視点画像を生成してからの作動は前述の実施形態や種々の変形例を適用できるため、説明は省略する。
なお、レーザレーダ5の代わりに、ミリ波レーダ等を用いてもよい。単眼カメラ4が撮像しているオブジェクトの位置や、オブジェクトの輪郭形状を示す情報を取得できるデバイスであればよい。
[変形例6]
上述した実施形態では、ステレオカメラユニット2をインストゥルメントパネル40上面部分に配置する態様を開示したがこれに限らない。ステレオカメラユニット2は図13に示すように、ルームミラーや、ウインドシールド10の上端に配置されていても良い。以下、そのような構成を変形例6として、変形例6におけるHUDシステム100(特にHUD制御部13)の構成及び作動について説明する。
変形例6におけるHUD制御部13は、図14に示すように、実施形態で開示した種々の構成に加えて、HUD表示座標記憶部M3を備える。HUD表示座標記憶部M3は、ドライバにとってHUD画像20が存在するように見える三次元空間内の位置を示す座標(以降、HUD表示座標)が登録されている記憶媒体である。HUD表示座標記憶部M3は、例えばフラッシュメモリ134が備える記憶領域の一部を用いて実現されれば良い。HUD表示座標は設計上の値等が登録されていれば良い。
また、変形例6におけるドライバ視点画像生成部F4は、上述の実施形態と同様の方法によって、ステレオカメラユニット2の撮像画像に基づいて、HUD画像20を含まないドライバ視点の画像(以降、HUD非表示画像)を生成する。次に、表示制御部F6から現在の出力している表示用画像を取得する。そして、HUD非表示画像において、表示用画像がHUD表示座標に存在するように合成した画像を、ドライバ視点画像として生成する。
このような構成によっても上述した実施形態等と同様の効果を奏する。なお、この変形例6の構成は、変形例5で開示した単眼カメラ4を用いる構成と適宜組み合わせて実施することができる。
[変形例7]
車両前方を撮像するカメラは、ドライバの顔部に装着されていてもよい。例えばHUDシステム100は、図15及び図16に示すように、カメラ61と近距離通信部62を備えた、ドライバの顔部に装着される眼鏡型のデバイス(以降、眼鏡型デバイス)6を用いて実現されていても良い。以下、そのような構成を変形例7として、変形例7におけるHUDシステム100(特にHUD制御部13)の構成及び作動について説明する。
変形例7におけるHUDシステム100は、車両に搭載されているHUDユニット1、車速センサ3、及び近距離通信部7を備える車載システムと、ドライバによって装着される眼鏡型デバイス6と、を備える。車載システムが備える近距離通信部7は、通信可能範囲が最大でも数十メートル程度である所定の近距離無線通信規格に準拠した通信(以降、近距離通信)を実施するための通信モジュールである。近距離無線通信規格としては、例えばBluetooth Low Energy (Bluetoothは登録商標)や、Wi-Fi(登録商標)等を採用することができる。HUD制御部13は、近距離通信部7を介して眼鏡型デバイス6と無線通信を実施する。
眼鏡型デバイス6は、カメラ61と近距離通信部62とを備える。カメラ61は、ドライバに装着されている状態において、ドライバの顔が向けられている方向を撮像するカラーカメラである。近距離通信部62は、上述した近距離通信を実施するための通信モジュールである。近距離通信部62は、近距離通信部7との通信接続が確立している場合、カメラ61が撮像した画像を近距離通信によってHUD制御部13に逐次送信する。眼鏡型デバイス6が請求項に記載のウェアラブルデバイスに相当する。
変形例7におけるHUD制御部13は、眼鏡型デバイス6から送信されてくる画像データを逐次取得し、これをドライバ視点画像として用いて視認性指標値を算出する。このような構成によっても上述した実施形態と同様の効果を奏する。
この変形例7の構成においては、カメラ61が撮像した画像がドライバ視点画像として機能しうるため、カメラ画像取得部F3が請求項に記載のドライバ視点画像取得部に相当する。そのため、HUD制御部13の機能として、図4に示すドライバ視点画像生成部F4やカメラパラメータ記憶部M1は省略することができる。ただし、ドライバが常に車両前方に顔を向けているとは限らないため、カメラ61が撮像した画像が常にドライバ視点画像として機能するとは限らない。この変形例7におけるカメラ画像取得部F3は、眼鏡型デバイス6から取得した画像を解析し、HUD画像20が写っている画像のみをドライバ視点画像として採用するものとする。
なお、以上では車両前方を撮像するカメラとして眼鏡型デバイス6が備えるカメラ61を利用する構成を開示したが、これに限らない。カメラはバンド等でドライバの額に取り付けられていてもよい。また、頭部に装着されるヘッドセットと一体化されたカメラや、片耳に装着されるウェアラブルカメラといった、眼鏡型以外の方式のウェアラブルカメラを用いてもよい。
100 HUDシステム(ヘッドアップディスプレイシステム)、1 HUDユニット、2 ステレオカメラユニット、4 単眼カメラ、6 眼鏡型デバイス(ウェアラブルデバイス)、12 表示器、13 HUD制御部、20 HUD画像、40 インストゥルメントパネル、61 カメラ、F1 車速取得部、F2 ベース画像生成部、F3 カメラ画像取得部、F4 ドライバ視点画像生成部、F5 視認性評価部、F6 表示制御部、F61 色合い調整部(表示態様調整部)、M1 カメラパラメータ記憶部、M2 適正範囲記憶部、M3 HUD表示座標記憶部、S32 対象領域抽出部、S33 顕著度算出部、S34 HUD画像顕著度算出部、S35 背景領域顕著度算出部

Claims (7)

  1. 車両のフロント側に配置されたウインドシールドの所定の照射領域に、虚像としての画像を表示するための表示光を照射する表示器(12)と、
    前記表示器が前記照射領域に前記表示光を照射することによって表示される前記虚像としての画像であるHUD画像の表示態様を調整する表示態様調整部(F61)と、
    車両前方を撮像するカメラが撮像した画像データに基づいて、運転席に着座している乗員であるドライバの視点から車両前方を見た時の画像であって、前記HUD画像を含む画像であるドライバ視点画像を取得するドライバ視点画像取得部(F4、F3)と、
    前記ドライバ視点画像取得部が取得した前記ドライバ視点画像を解析することによって、前記ドライバ視点画像における前記HUD画像の見やすさを示す視認性指標値を逐次算出する視認性評価部(F5)と、
    前記視認性評価部によって算出される前記視認性指標値の適正範囲を示すデータが登録されている適正範囲記憶部(M2)と、備え、
    前記表示態様調整部は、前記視認性評価部が算出する前記視認性指標値が、前記適正範囲内の値となるように、前記HUD画像の表示態様を調整することを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  2. 請求項1において、
    前記表示態様調整部は、前記HUD画像の輝度及び表示色の少なくとも何れか一方を変更することで、前記視認性指標値を前記適正範囲内におさめることを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記視認性評価部は、
    前記ドライバ視点画像において前記HUD画像を含む所定範囲を演算対象領域として抽出する対象領域抽出部(S32)と、
    前記演算対象領域を構成するピクセル毎に、当該演算対象領域における視覚的顕著性の度合いを示す顕著度を算出する顕著度算出部(S33)と、
    前記演算対象領域において前記HUD画像に対応する部分であるHUD画像領域を構成するピクセル毎の前記顕著度に基づいて、前記HUD画像の視覚的顕著性を示すHUD画像顕著度を算出するHUD画像顕著度算出部(S34)と、
    前記演算対象領域において前記HUD画像領域以外の部分である背景領域を構成するピクセル毎の前記顕著度に基づいて、前記背景領域の視覚的顕著性を示す背景領域顕著度を算出する背景領域顕著度算出部(S35)と、を備え、
    前記HUD画像顕著度算出部が算出した前記HUD画像顕著度から、前記背景領域顕著度算出部が算出した前記背景領域顕著度を減算した値を前記視認性指標値として採用することを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  4. 請求項3において、
    前記車両の走行速度を検出する車速センサから、前記走行速度を示す情報を逐次取得する車速取得部(F1)を備え、
    前記視認性評価部は、前記車速取得部が取得している現在の前記走行速度が大きいほど前記演算対象領域を小さく設定することを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  5. 請求項3又は4において、
    前記表示態様調整部は、
    前記背景領域を構成する全てのピクセルを母集団として定まる前記背景領域の色分布に基づいて、前記背景領域を構成するピクセルの中で最も多い色相を、前記背景領域の色合いを表す背景代表色として特定し、
    前記背景代表色と色相環において反対に位置する色相である色を背景反対色に設定し、
    前記視認性指標値が前記適正範囲内の値となるまで、前記HUD画像の色合いを段階的に前記背景反対色に近づけていくことを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記ドライバの顔部又は頭部に装着されるデバイスであって、所定の近距離無線通信規格に準拠した無線通信を実施する機能と、前記ドライバの顔部が向いている方向を撮像するカメラであるウェアラブルカメラと、を備えるウェアラブルデバイス(6)と、
    前記ウェアラブルデバイスと前記近距離無線通信規格に準拠した無線通信を実施するための通信モジュールである近距離通信部(7)と、を備え、
    前記ウェアラブルデバイスは、前記近距離通信部との通信接続が確立されている場合には、前記ウェアラブルカメラが撮像した画像を前記近距離通信部に対して送信し、
    前記ドライバ視点画像取得部は、前記近距離通信部を介して、前記ウェアラブルカメラが撮像した画像を前記ドライバ視点画像として取得することを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
  7. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記カメラは、前記車両のインストゥルメントパネルの上面において前記照射領域を撮像範囲に含むように配置されているステレオカメラであって、
    前記車両において前記ステレオカメラが搭載されている位置及び搭載姿勢を示すデータをカメラパラメータとして記憶しているカメラパラメータ記憶部(M1)を備え、
    前記カメラパラメータ記憶部には、車室内において前記ドライバの目が存在すると想定される位置を示す視点座標データが登録されており、
    前記ドライバ視点画像取得部は、
    前記ステレオカメラの撮像画像と、前記カメラパラメータ記憶部が記憶している前記カメラパラメータと、前記視点座標データと、に基づいて、前記ドライバ視点画像を生成することを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
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