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JP6665540B2 - 蛇口直結型浄水器 - Google Patents

蛇口直結型浄水器 Download PDF

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JP6665540B2
JP6665540B2 JP2016006377A JP2016006377A JP6665540B2 JP 6665540 B2 JP6665540 B2 JP 6665540B2 JP 2016006377 A JP2016006377 A JP 2016006377A JP 2016006377 A JP2016006377 A JP 2016006377A JP 6665540 B2 JP6665540 B2 JP 6665540B2
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Description

本発明は、カートリッジの交換時期を表示する表示体を備えた蛇口直結型浄水器に関するものである。
従来、浄水器におけるカートリッジは、使用による濾過性能の低下に対応するために交換可能に構成されているが、使用者自身が交換時期を適切に判断することが難しいことから、カートリッジの交換時期を表示する表示体を設けた浄水器が提供されている。
例えば、特許文献1に示された浄水器は、本体あるいはカバーにカートリッジの交換時期を表示するための回転あるいはスライド自在に移動可能な表示体を備えている。新しいカートリッジを浄水器に装着する際に、表示体を移動調整して、使用開始時期あるいは使用終了時期を設定することにより、常時、カートリッジの交換時期を目視できるようになっている。そして、本体及び表示体に互いに嵌合する凹凸が設けられ、カバーを外すときにしか表示体が回転しないようになっている。
また、特許文献2に示された浄水器においては、回動操作可能な表示体を用いて浄水器本体の上面の窓部にカートリッジを交換すべき時期を表示しており、表示体が汚れにくくなるように表示体の配置も配慮してある。
あるいは、特許文献3に示された浄水器においては、カートリッジの寿命を表す指標である浄水使用量をインジケータで検知し、LCDに表示することで、カートリッジの交換時期を使用者に知らせるようにしてある。
しかし、特許文献1に示された浄水器は、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときに、表示する時期を変更するためにわざわざカバーを外さなければならず面倒であるという問題があった。
特許文献2に示された浄水器においては、表示体が汚れにくくなるような配慮はされているが、表示体が汚れてしまった場合の配慮がなされていない。
特許文献3に示された浄水器においては、浄水使用量をインジケータで検知し、LCDに表示するため、浄水器使用者の家族構成に関わらずカートリッジの交換時期を適切に判断出来るが、浄水使用量を検知するインジケータや浄水使用量を表示するためのLCD及びこれらを作動させるための電源を必要とするため、浄水器のコストを押し上げてしまうという問題があった。
そこで、特許文献4には、蛇口に直接取り付け可能な浄水器本体と、前記浄水器本体に着脱自在なカートリッジとを備えた蛇口直結型浄水器において、前記カートリッジの交換時期を表示するための表示体と、前記表示体の位置決め手段とを備え、前記表示体は外面に露出しており、前記浄水器本体にカートリッジを装着し前記蛇口直結型浄水器を組み立て蛇口に取り付けた状態において、前記表示体を操作可能とした蛇口直結型浄水器が開示されている。
特許文献4に開示された浄水器によれば、浄水器本体に対して着脱可能である、カートリッジの交換時期を表示するための表示体を容易に操作することができ、表示体が汚れた場合でも容易に掃除することができると記載されている。
特開平6−79265号公報 特開2008−212932号公報 特開平10−118641号公報 特開2011−173112号公報
しかしながら、特許文献4に開示された浄水器においても、カートリッジやカートリッジカバーや表示体などは浄水器本体に対して着脱可能であるから、着脱可能ないずれかの部材を浄水器本体から着脱するときに、誤って表示体が外れて落下してしまうという不具合が懸念される。
本発明は、上記の問題点に鑑み、カートリッジを装着して浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態においてカートリッジの交換時期を表示するための表示体を容易に操作できて、しかも、その表示体が落下する恐れがない蛇口直結型浄水器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は下記の構成から成る。
すなわち、蛇口に直接取り付け可能な浄水器本体と、前記浄水器本体に着脱可能なカートリッジとを備えた蛇口直結型浄水器において、前記カートリッジの交換時期を表示するための表示体を備え、前記表示体は前記浄水器本体と前記カートリッジとの間に設置され、かつ前記表示体は取り出すことができないように前記浄水器本体に係止保持されており、前記浄水器本体にカートリッジを装着して前記蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態において、前記表示体を操作可能とする。
また、蛇口に直接取り付け可能な浄水器本体と、前記浄水器本体に着脱可能なカートリッジとを備えた蛇口直結型浄水器において、前記カートリッジの交換時期を表示するための表示体と、前記浄水器本体に着脱可能な部材とを備え、前記表示体は前記浄水器本体と前記着脱可能な部材との間に設置され、かつ前記表示体は取り出すことができないように前記浄水器本体に係止保持されており、前記浄水器本体にカートリッジおよび前記着脱可能な部材を装着して前記蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態において、前記表示体を操作可能とする。
前記着脱可能な部材は、前記カートリッジを覆うカバーであることが好ましい。
また、嵌合部、リング状部および係止部をこの順に有する表示体保持部材を備え、前記表示体がリング状であって、前記表示体は前記表示体保持部材のリング状部に回動可能に保持され、前記表示体保持部材の嵌合部には凹部または凸部が設けられ、前記浄水器本体には凸部または凹部が設けられ、前記表示体保持部材に設けられた凹部または凸部と、前記浄水器本体に設けられた凸部または凹部とが係合することによって、前記表示体保持部材は前記浄水器本体に挟持固定され、前記表示体が前記浄水器本体と前記係止部の間に回動可能に保持されることが好ましい。
また、前記表示体がリング状であって、前記表示体の拡径部が前記浄水器本体に係止されることによって前記表示体は前記浄水器本体に回動可能に保持されることが好ましい。
さらに、前記表示体に設けられたカートリッジの交換時期を表示する表示部の全体が外部に露出していることが好ましい。
本発明によれば、浄水器本体にカートリッジを装着するか又は浄水器本体にカートリッジおよび着脱可能な部材を装着して蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態においても表示体を操作可能としているので、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときでも、浄水器を蛇口から取り外したり、分解したりすることなく、表示する時期を変更することが可能である。しかも、表示体は取り出すことができないように浄水器本体に係止保持されているので、カートリッジやカートリッジカバーなどの着脱可能な部材を浄水器本体から着脱するときに表示体を誤って落下させることがない。
また、着脱可能な部材がカートリッジを覆うカバーであれば、カバーを着脱するだけで浄水器本体へカートリッジを良好に装着することができる。
また、嵌合部、リング状部および係止部をこの順に有する表示体保持部材を備え、前記表示体がリング状であって、前記表示体は前記表示体保持部材のリング状部に回動可能に保持され、前記表示体保持部材の嵌合部には凹部または凸部が設けられ、前記浄水器本体には凸部または凹部が設けられ、前記表示体保持部材に設けられた凹部または凸部と、前記浄水器本体に設けられた凸部または凹部とが係合することによって、前記表示体保持部材は前記浄水器本体に挟持固定され、前記表示体が前記浄水器本体と前記係止部の間に回動可能に保持されれば、表示体保持部材は浄水器本体に強固に固定され、さらに、表示体が浄水器本体と表示体保持部材の係止部との間に保持されるので、表示体は取り外すことができず、表示体を誤って落下させることがない。
また、表示体がリング状であって、表示体の拡径部が浄水器本体に係止されることによって表示体が浄水器本体に回動可能に保持されれば、表示体を操作中や着脱可能な部材を浄水器本体から着脱するときに表示体を誤って落下させることがない。
表示体に設けられたカートリッジの交換時期を表示する表示部の全体が外部に露出していれば、使用者が表示体を直接視認しやすく、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときに、表示する時期を速やかに正しく変更することが可能である。また、表示部の全体が外部に露出していれば、表示体が汚れた場合、拭き取り掃除などがしやすい。
本発明に係る浄水器の一実施形態の正面図である。 図1の浄水器を構成する浄水器本体において、上部カバーおよび水流切換機構を取り除いた状態を示す拡大平面図である。 表示体の斜視図である。 図4(a)(b)は表示体保持部材の斜視図である。 表示体と表示体保持部材を組み合わせた状態を示す斜視図である。 表示体の拡径部が浄水器本体に係止される状態を示す模式図である。 本発明に係る浄水器の別の実施形態の平面図である。
以下に本発明の実施形態を図面を用いて説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において様々な変更や修正が可能である。
図1は本発明に係る浄水器の一実施形態の正面図である。図1において、浄水器1は、浄水器本体2と、浄水器本体2に対して着脱可能な略円柱形のカートリッジ3とを備えている。浄水器本体2は上部カバー4と下部カバー5と、上部カバー4と下部カバー5とで構成されるカバー内に配置される水流切換機構とを有し、右側方に水流の切換レバー6が配置されている。上部カバー4と下部カバー5に設けた図示しない螺着部に螺子を挿通して螺着することにより、浄水器本体2は閉じられる。
浄水器本体2とカートリッジ3との間には、表示体保持部材7と、表示体保持部材7に保持されたカートリッジの交換時期を表示可能な表示体8が配置されている。表示体8は浄水器1を蛇口に取り付けた状態においても操作可能である。また、この実施形態においては、表示体8の表示部の全体が外部に露出しているが、必ずしも表示部の全体が外部に露出している必要はなく、少なくとも浄水器本体2に設ける合いマーク(カートリッジの交換時期を指示する印、図示せず)に合致する部分の表示体8に設けられた交換時期を表示する文字や数字を視認することができる程度に表示体8が露出していればよい。
浄水器1は、取り付けナット9を用いて蛇口の先端に固定されている。表示体8は浄水器1を蛇口に取り付けた状態においても操作可能にしているので、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときでも、浄水器1を蛇口から取り外したり、分解したりすることなく表示する時期を変更することが可能である。また、表示体8の表示部の全体が外部に露出していれば、使用者が表示体8を直接視認しやすく、汚れた場合、拭き取り掃除などがしやすい。
ここでいう浄水器本体2とは、表示体8と、カートリッジ3など浄水器本体と着脱可能な部材以外の継続的に使用される組立体であり、水流切換機構を内蔵している部材である。
カートリッジ3は、成形加工性が良く強度も高いABS樹脂製の有底円筒形状を有するハウジング内に、活性炭等の吸着材と中空糸膜を充填したものである。カートリッジ3の下部側面には原水通水入口が設けられ、底部には浄水通水出口が設けられている。
カートリッジ3の交換は、脱着が容易なバヨネット構造としているが、ねじ固定構造や嵌合部材からなる嵌着構造でもよい。また、表示体8は、カートリッジ3を取り付けた状態においても操作可能としているので、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときでも、カートリッジ3を取り外すことなく表示する時期を変更することが可能である。
カートリッジ3は、内部の中空糸膜を見て、その汚れ具合が確認できるように、ハウジングの一部あるいは全部を透明ABS樹脂とするのが好ましい。アクリル樹脂やポリスチレン、AS樹脂などでも良い。
次に、カ−トリッジ3の交換時期を表示する表示体8およびその表示機構、位置決め手段、表示体保持部材7の係合機構、表示体8の落下防止機構について詳細に説明する。
まず、表示体8およびその表示機構を説明する。
表示体8は、回動可能とすると操作が容易になる。さらに、表示体8の形状をリング形状にすると操作が容易になり好ましい。もちろん、表示する時期を変更するための操作としては、回動によるものだけでなく、例えば(往復動作を含む)直線的な直動、スライド動作によるものであってもよい。
表示体8はリング状で、浄水器本体2とカートリッジ3との間に配置されているので、浄水器の使用中に表示体8を操作しても浄水器本体2から表示体8が外れることがなく、安定した操作性を得ることができる。表示体8の外周面8aには表示部として、月単位の交換時期の文字または数字を印刷したシールを貼り付けることができる。表示部としては表示体8への印刷や刻印でもよい。このような簡易な表示であれば、LCDによる表示などよりはるかに安価に製造することができる。表示体8は回動可能であり、任意の位置に停止することができる。浄水器本体2に設けた合いマーク(カートリッジの交換時期を指示する印、図示せず)と表示体8の外周面8aに表示した文字や数字とが合致すれば、使用者はカートリッジの交換時期を確認することができ、交換時期を忘れることがない。
なお、前記合いマークの近傍に、「カ−トリッジ交換時期」、「次回交換時期」、「交換時期」等の補足文字を印刷、刻印やシ−ル等でその付近に設ければ、表示を補足してより分かり易くなり、機能性を高めることができる。
本実施形態では、表示体8にカートリッジの交換時期の文字をシールや印刷、刻印により設け、浄水器本体2に合いマークを設ける場合について説明したが、逆に表示体8に合いマークを、浄水器本体2にカートリッジの交換時期を表示する文字や数字を設けることも可能である。特に表示体8を直動操作する場合には、後者ケース(表示体8に合いマークを設ける場合)の方が、表示体8をコンパクトに構成できる。この直動操作での交換時期の表示は、例えば、次のような構成で実現できる。浄水器本体2に直線部を有する部分を形成し、その部分に直線状の溝を設け、溝の近傍の浄水器本体2の外面に、溝の長手方向に沿って、交換時期の複数の文字を印刷する。一方、表示体8はその長さを溝の長手方向長さより短くし、その表面には合いマークを印刷すると共に、溝に嵌着できる形状寸法とする。溝の内側側面に交換時期の文字に対応して複数の凹部を設け、表示体8の外側面には、その凹部に係合する凸部を設ける。表示体8を溝に嵌め込んで、溝の長手方向にスライドさせることにより、クリック感を持って、表示体8を位置決めし、交換時期を表示することができる。
また、本実施形態では、表示体8にカートリッジの交換時期を表示する文字や数字を表示する場合について説明したが、カートリッジ寿命が明らかにわかっている場合には、表示する文字や数字をカートリッジの開始時期とすることにより、結果としてカートリッジ交換時期を使用者に示すことも可能である。
次に、表示体8の位置決め手段について説明する。
図3に示すように、表示体8の内周面には、三角形断面の三角柱部分が連続的に繰り返して形成されることによって、三角形の頂部に相当する部分である凸部10と、隣接する三角形の頂部のあいだに相当する部分である凹部11とが交互に連続的に形成される。図4(a)(b)に示すように、表示体保持部材7は半円状のリング状部12と半円状の割りリング状部13(嵌合部)を有している。リング状部12の外周面には、三角柱状の突起部を備えた凸部14が形成されている。前記凹部11は凸部14に係合することが可能である。凸部14は片持ち梁状部材14aの先端部に形成されており、片持ち梁状部材14aの基端部(先端部とは反対側の部分)を支点として高さ方向に変移可能である。すなわち、片持ち梁状部材14aが高さ方向に変移することが可能なように、片持ち梁状部材14aの長手方向両端部には切り込みC1、C2が形成されている。
そして、表示体8を表示体保持部材7のリング状部12に装着して、表示体8の凹部11の1つにリング状部12の凸部14が係合した状態から、表示体8を回転させると、凸部14は沈み込むように変位して凹部11から外れる。表示体8を少し回転させたところで次の凹部11に凸部14が嵌り込む。この瞬間に、「カチッ」という感触が、回転操作した使用者に感じられる。凹部11と凸部14が係合する位置で、合いマークが表示体8の外周面8a(図1参照)の表示部の数字または各数字の間を指すようになっている。このように、使用者は算出したカートリッジの交換時期が合いマークの指し示す位置にくるように、表示体8を回転して合わせ、位置決めすることができる。浄水器本体2とカートリッジ3との間に表示体8を取り付けた状態でも、この表示体8を回動可能としているので、使用者は容易に表示体8を回転させることができ、「カチッ」という明確な感触を得ながら停止させることができる。このとき表示体8の凹部11と表示体保持部材7のリング状部12の凸部14が係合しているので表示体8がずれてしまうことがない。図3では、表示体8をリング状としているが、リングの一部を切り欠いたような形状でもよい。
本実施形態は、表示体8の凹部11と、表示体保持部材7のリング状部12の凸部14とが係合する場合について説明したが、表示体8の凸部10に係合可能な凹部を表示体保持部材7のリング状部12に設け、表示体8の凸部10と表示体保持部材7のリング状部12に設けた凹部とが係合するようにしてもよい。この場合、表示体保持部材7のリング状部12に設けた凹部が高さ方向に変位するような構造を採用すればよい。
さらに、表示体保持部材7の係合機構について説明する。
図4(a)(b)に示すように、表示体保持部材7の半円状の割りリング状部13(嵌合部)には左右一対の円弧状の凹部15a、15bが形成されている。図2に示すように、浄水器本体2の下部カバー5の内面には凹部15a、15bと係合可能な凸部16が形成されている。そこで、表示体保持部材7の半円状の割りリング状部13の円弧状の凹部15a、15bを浄水器本体2の下部カバー5の凸部16と係合させることにより、表示体保持部材7を浄水器本体2の下部カバー5に挟持固定することが可能である。この場合、下部カバー5の内面に設けた凸部16と同じ機能(凹部15a、15bと係合可能であること)を発揮する凸部を上部カバー4の内面に設ければ、表示体保持部材7の半円状の割りリング状部13の円弧状の凹部15a、15bを上部カバー4に設けた上記凸部と係合させることにより、表示体保持部材7を浄水器本体2の上部カバー4に挟持固定することが可能である。さらに、下部カバー5の内面に設けた凸部16と同じ機能(凹部15a、15bと係合可能であること)を発揮する凸部を上部カバー4と下部カバー5の両方の内面に設ければ、表示体保持部材7の半円状の割りリング状部13の円弧状の凹部15a、15bを上部カバー4と下部カバー5に設けた上記凸部と係合させることにより、表示体保持部材7を浄水器本体2の上部カバー4と下部カバー5との間に挟持固定することが可能である。また、この係合方式とは逆に、表示体保持部材7の半円状の割りリング状部13に凸部を設け、この凸部と係合可能な円弧状の凹部を浄水器本体2の上部カバー4および/又は下部カバー5の内面に設け、これら凸部と凹部が係合するようにしてもよい。
次に、表示体の落下防止機構について説明する。
前記したように、表示体8は、表示体保持部材7のリング状部12に回動可能に保持されているが(図5参照)、それだけでは、カートリッジやカートリッジカバーなどの着脱可能な部材を浄水器本体から着脱するときに表示体8を誤って落下させることがある。このような事態が生じないようにするために、表示体保持部材7は係止部34も有している(図4、図5参照)。そして表示体8は、浄水器本体(のカバー)と係止部34の間に回動可能に保持されている(図1、図2および図5参照)。このため、表示体8は表示体保持部材7の係止部34に係止されており、リング状部12からずれ落ちることがない。そして、前記したように、表示体保持部材7は浄水器本体(の表示体保持部材7以外の部材であるカバー)に挟持固定されているわけであるから、結局表示体8は、取り出すことができないように浄水器本体2に係止保持されており、カートリッジやカートリッジカバーなどの着脱可能な部材を浄水器本体2から着脱するときでも落下することがない。
次に、上記した表示体の落下防止機構の実施形態例とは異なる表示体の落下防止機構の実施形態例を図6に示す。図6に示すように、リング状の表示体17に拡径部18を設け、拡径部18が浄水器本体の上部カバー19と下部カバー20に係止されるように構成されている。従って、着脱可能な部材を浄水器本体から着脱するときに表示体17を誤って落下させることがない。この実施形態においても、表示体17は浄水器本体に回動可能に、かつ取り出すことができないように浄水器本体に係止保持されている。
次に、本発明に係る浄水器の別の実施形態について、その平面図である図7を参照しながら説明する。
図7において、浄水器21は、浄水器本体22の右側方に水流の切換レバー23が配置され、切換レバー23の後方にカートリッジ24を覆う着脱可能な円筒状カバー25が配置され、浄水器本体22及び円筒状カバー25(カートリッジを覆うカバー、すなわちカートリッジカバー)とで形成される空間には、円柱形のカートリッジ24が配置されている。浄水器本体22は、図1に示す浄水器本体と同様に、上部カバーと下部カバー(図示せず)を有している。浄水器21は、蛇口の先端を蛇口接続部28に挿入し、取り付けナット27(浄水器本体を蛇口に取り付けるための部材)を用いてねじ固定することで、蛇口に接続される。
浄水器本体22の円筒状カバー取り付け端部と、着脱可能な部材である円筒状カバー25との間には、カ−トリッジ交換時期を表示可能な表示体26が、浄水器本体22にカートリッジ24および着脱可能な部材を装着して蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態においても、表示体26を操作可能で、かつ、この表示体が備える表示部33の全体が外面に露出するように配置されている。
また、本発明の浄水器の本実施形態例においては、表示体26は、上述した図2〜図5の表示体保持部材を使用した表示体の落下防止機構により取り出すことができないように前記浄水器本体に係止保持されている。すなわち、表示体26は浄水器本体22と表示体保持部材が備える係止部35との間に回動可能に保持されている。なお、本発明の浄水器は本実施形態例に限定されることはないため、上述した図2〜図5の表示体保持部材を使用した表示体の落下防止機構に替えて上述した図6の表示体保持部材を必要としない表示体の落下防止機構を採用したものであってもよい。
このように、表示体26は浄水器を蛇口に取り付けた状態においても操作可能にしているので、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときにでも、浄水器を蛇口から取り外したり、分解したりすることなく表示する時期を変更することが可能となる。また、表示体26が外面に露出しているので、使用者が表示体を直接視認しやすし、汚れた場合ふき取り掃除などがしやすい。さらに、表示体26は、円筒状カバー25を取り付けた状態においても操作可能としているので、表示する時期の変更を忘れたときや間違えたときにでも、円筒状カバー25を取り外すことなく表示する時期を変更することが可能となる。
なお、ここでいう浄水器本体22とは、表示体26と、カートリッジ24および円筒状カバー25など浄水器本体22と着脱可能な部材以外の継続的に使用される組立体であり、水流切換機構を内蔵している部材である。
浄水器本体22は、円筒状カバー25の中心軸が水平方向になるように配置されると共に、蛇口接続部28の中心軸が垂直方向になるように配置されるようにすると、使用するにあたって、浄水器の上下方向を小さくしてコンパクトな構成とすることができる。
カートリッジ24は、成形加工性が良く強度も高いABS樹脂製の有底円筒形状を有するハウジング内に、活性炭等の吸着材と中空糸膜を充填したものである。カートリッジ24の底部には、管状の原水通水入口29、管状の浄水通水出口30が設けられており、浄水器本体22との接続部での水漏れを防止するためパッキン31が設けられている。パッキン31には、Oリングのような断面が円形のものや、角形のものなどが使用できる。32は浄水器本体22に設けた合いマーク(カートリッジの交換時期を指示する印)、33は交換時期の月を表示する表示部である。
カートリッジ24の交換は、円筒状カバー25を浄水器本体22の円筒状カバー取り付け端部から取り外すことで可能となる。なお、浄水器本体22の円筒状カバー取り付け端部への円筒状カバー25の接続方法は、脱着が容易なバヨネット構造としているが、ねじ固定構造やパチンと嵌る嵌着構造でもよい。
本発明は、蛇口直結型浄水器に限らず据置型浄水器やアンダーシンク型浄水器にも用いることができるが、本発明の利用範囲はこれらに限定されるものではない。
1 浄水器
2 浄水器本体
3 カートリッジ
4 上部カバー
5 下部カバー
6 切換レバー
7 表示体保持部材
8 表示体
8a 外周面
9 取り付けナット
10 凸部
11 凹部
12 リング状部
13 割りリング状部
14 凸部
14a 片持ち梁状部材
15a 凹部
15b 凹部
16 凸部
17 表示体
18 拡径部
19 上部カバー
20 下部カバー
21 浄水器
22 浄水器本体
23 切換レバー
24 カートリッジ
25 円筒状カバー
26 表示体
27 取り付けナット
28 蛇口接続部
29 原水通水入口
30 浄水通水出口
31 パッキン
32 合いマーク
33 表示部
34 係止部
35 係止部

Claims (5)

  1. 着脱可能なカートリッジを備えてなる、蛇口に直接取り付け可能な蛇口直結型浄水器において、前記カートリッジの交換時期を表示するためのリング状の表示体を備え、前記表示体は前記浄水器本体と前記カートリッジとの間に設置された表示体保持部材によって保持され、前記表示体保持部材が嵌合部、リング状部および係止部をこの順に有し、前記表示体保持部材の嵌合部には凹部または凸部が設けられ、前記浄水器の本体には凸部または凹部が設けられ、前記表示体保持部材に設けられた凹部または凸部と、前記浄水器の本体に設けられた凸部または凹部とが係合することによって、前記表示体保持部材は前記浄水器の本体に挟持固定され、前記表示体が前記浄水器の本体と前記係止部の間のリング状部に回動可能に保持され、前記蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態において、前記表示体を操作可能としたことを特徴とする蛇口直結型浄水器。
  2. 着脱可能なカートリッジを備えてなる、蛇口に直接取り付け可能な蛇口直結型浄水器において、前記カートリッジの交換時期を表示するためのリング状の表示体と、前記浄水器本体に着脱可能な部材とを備え、前記表示体は前記浄水器本体と前記着脱可能な部材との間に設置された表示体保持部材によって保持され、前記表示体保持部材が嵌合部、リング状部および係止部をこの順に有し、前記表示体保持部材の嵌合部には凹部または凸部が設けられ、前記浄水器の本体には凸部または凹部が設けられ、前記表示体保持部材に設けられた凹部または凸部と、前記浄水器の本体に設けられた凸部または凹部とが係合することによって、前記表示体保持部材は前記浄水器の本体に挟持固定され、前記表示体が前記浄水器の本体と前記係止部の間のリング状部に回動可能に保持され、前記浄水器の本体に前記着脱可能な部材を装着して前記蛇口直結型浄水器を組み立てて蛇口に取り付けた状態において、前記表示体を操作可能としたことを特徴とする蛇口直結型浄水器。
  3. 前記着脱可能な部材は、前記カートリッジを覆うカバーであることを特徴とする請求項2記載の蛇口直結型浄水器。
  4. 前記表示体の拡径部が前記浄水器本体に係止されることによって前記表示体は前記浄水器本体に回動可能に保持されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の蛇口直結型浄水器。
  5. 前記表示体に設けられたカートリッジの交換時期を表示する表示部の全体が外部に露出していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の蛇口直結型浄水器。
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