JP6660283B2 - トラヒック需要予測装置、トラヒック需要予測方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
前記ネットワークから収集されたトラヒック情報から、イベント情報に関連しないトラヒックである背景トラヒックを取得する取得手段と、
前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値の分散と、前記背景トラヒックの平均とを比較し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも大きい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測困難に分類し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも小さい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測可能に分類し、予測困難と予測可能のそれぞれについて、イベントトラヒック需要を集計することによりトラヒックマトリックスを算出する特性別トラヒック需要算出手段と
を備えることを特徴とするトラヒック需要予測装置が提供される。
本実施の形態では、トラヒックをフローと呼ばれる単位で制御している。フローにおける単位としては、5-tuple (送信元アドレス,宛先アドレス,送信元ポート番号,宛先ポート番号,プロトコル番号) が異なる固有のフローであるマイクロフローと呼ばれる単位と、マイクロフローを集約したマクロフローと呼ばれる単位を用いることとしている。マクロフローは、フローヘッダ情報 (5-tuple)を任意に組み合わせて識別するフローである。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る技術の概要(イメージ)を説明する。図1は、ある発着ノード間のトラヒック需要の総和を示す。ここでは、あるイベントにより突発的なトラヒックが14:00~14:30, 17:00~17:30,20:00~20:30に発生したとする。図1は、全トラヒックが、予測可能な成分と予測困難な成分に分離されていることを示している(このような分離は、特許文献1の技術により可能である)。
図2に、本実施の形態におけるシステム構成図を示す。図2に示すとおり、本実施の形態におけるシステムは、フロー集約装置100、経路計算装置200、制御設定装置300(コントローラと称してもよい)、転送装置401〜403(ノードと称してもよい)、端末501〜504を有し、図示のとおりに装置間で情報の送受信が可能なように通信接続がなされている。なお、以下、転送装置401〜403を総称する場合、転送装置400とし、端末501〜504を総称する場合、端末500とする。また、フロー集約装置100をトラヒック需要予測装置と称してもよい。
フロー集約装置100に与えられるイベント情報は、発着ノード、任意の5-tupleマクロフロー、イベント開始時刻、イベント終了時刻、トラヒック量の情報を有している。これら全ての情報を有しなくてもよいが、少なくとも、発着ノード、イベント開始時刻、イベント終了時刻の情報を必要とする。
図3は、フロー集約装置100の構成図である。図3に示すように、フロー集約装置100は、フローデータベース101、マクロフロー生成部102、特性別トラヒック需要算出部103を有する。
本実施の形態に係るフロー集約装置100は、例えば、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、フロー集約装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、フロー集約装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
次に、システムの全体動作例として、イベント情報を活用したトラヒック制御の例を説明する。本実施の形態に係るシステムでは、以下のステップS1〜S6の手順がタイムステップ (単位時間) ごとに繰り返される。例えば、タイムステップが10分であれば、ある時刻(例えば12:00)で1回目の制御を行い、次の時刻(例えば12:10)で2回目の制御を行う、といったように以下の手順が繰り返される。
次に、特性別トラヒック需要算出部103により実行される特性別トラヒック需要の算出方法について詳細に説明する。
特性別トラヒック需要算出部103は、以下の手順を実行することで特性別トラヒック需要を算出する。
−時刻:t∈T
−発着ノード:p,q
−イベント情報に関する定式化:
図6は、イベントトラヒックの予測可能・予測困難トラヒックマトリックスの算出のために、特性別トラヒック需要算出部103が実行する手順のアルゴリズムの例を示す。各行の意味は図示のとおりである。なお、イベントトラヒックの予測可能・予測困難トラヒックマトリックスの算出に用いられる背景トラヒックは、特性ごとに得られた背景トラヒックの合計(図3の102から103への線で渡される情報(特性ごとのマクロフロー情報)の合計)である。
上述した特性別トラヒック需要算出部103が実行する手順における「背景トラヒックの平均」は、イベントトラヒックを予測可能な成分・予測困難な成分に分類するための基準の一例である。イベントトラヒックを予測可能な成分・予測困難な成分に分類するための基準はこれに限定されない。例えば、「背景トラヒックの分散」、「背景トラヒックの平均及び分散」、「予測可能トラヒックの平均及び分散」、「背景トラヒックの変動係数(C.V.)」、「予測可能トラヒックの変動係数(C.V.)」のいずれも基準として使用することができる。ここでの「予測可能トラヒック」とは、マクロフロー生成部102で生成される特性ごとのマクロフローのうちの、予測可能トラヒックに相当する。
以下、経路計算装置200における経路計算の一例としての数理最適化計算について説明する。なお、ここでの計算は一例であり、これに限られるわけではない。
予測可能マクロフローに対する数理最適化モデルは、多品種フロー問題により定式化される。多品種フロー問題による数理最適化モデルは以下のとおりである。
予測困難マクロフローに対する数理最適化モデルは、負荷分散フロー問題により定式化される。負荷分散フロー問題による数理最適化モデルは以下のとおりである。
ルーティング変数と呼ばれる。ノードpからノードqへのトラヒックの通過割合は、トラヒックの公平性から決定する。後述する式(2.1)ではhequarityの和を最小化するようなルーティング変数の値を求めている。すなわち、各ノードのペア(p, q)ごとにトラヒックの公平性を最大化している。
イベント情報をトラヒック制御に活用することで、イベント等による突発的なトラヒック変動が発生した際にも、輻輳を回避しつつ高効率な経路制御を実現することができる。
以上、説明したように、本実施の形態により、ネットワークにおけるトラヒックの需要を予測するトラヒック需要予測装置であって、前記ネットワークから収集されたトラヒック情報から、イベント情報に関連しないトラヒックである背景トラヒックを取得する取得手段と、前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値の分散と、前記背景トラヒックとを比較することにより、当該イベントトラヒックの特性を判定し、特性別のトラヒック需要を算出する特性別トラヒック需要算出手段とを備えることを特徴とするトラヒック需要予測装置が提供される。
200 経路計算装置
300 制御設定装置
401〜403 転送装置
501〜504 端末
101 フローデータベース
102 マクロフロー生成部
103 特性別トラヒック需要算出部
150 ドライブ装置
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インタフェース装置
156 表示装置
157 入力装置
Claims (5)
- ネットワークにおけるトラヒックの需要を予測するトラヒック需要予測装置であって、
前記ネットワークから収集されたトラヒック情報から、イベント情報に関連しないトラヒックである背景トラヒックを取得する取得手段と、
前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値の分散と、前記背景トラヒックの平均とを比較し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも大きい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測困難に分類し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも小さい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測可能に分類し、予測困難と予測可能のそれぞれについて、イベントトラヒック需要を集計することによりトラヒックマトリックスを算出する特性別トラヒック需要算出手段と
を備えることを特徴とするトラヒック需要予測装置。 - 前記特性別トラヒック需要算出手段は、前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値と、実際のイベントトラヒックとを比較することにより、前記イベントトラヒックの特性を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のトラヒック需要予測装置。 - ネットワークにおけるトラヒックの需要を予測するトラヒック需要予測装置が実行するトラヒック需要予測方法であって、
前記ネットワークから収集されたトラヒック情報から、イベント情報に関連しないトラヒックである背景トラヒックを取得する取得ステップと、
前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値の分散と、前記背景トラヒックの平均とを比較し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも大きい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測困難に分類し、前記分散が前記背景トラヒックの平均よりも小さい場合、前記イベントトラヒックの特性を予測可能に分類し、予測困難と予測可能のそれぞれについて、イベントトラヒック需要を集計することによりトラヒックマトリックスを算出する特性別トラヒック需要算出ステップと
を備えることを特徴とするトラヒック需要予測方法。 - 前記特性別トラヒック需要算出ステップにおいて、前記トラヒック需要予測装置は、前記イベント情報におけるイベントトラヒックの予測値と、実際のイベントトラヒックとを比較することにより、前記イベントトラヒックの特性を変更する
ことを特徴とする請求項3に記載のトラヒック需要予測方法。 - コンピュータを、請求項1又は2に記載のトラヒック需要予測装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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