JP6657023B2 - Lid lock mechanism - Google Patents
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Description
本発明は、リッドのロック機構に関し、詳しくは、車両の内装部材に形成された開口を開閉可能にリッドが組み付けられており、リッドに組み付けられた一対の係合部が開口の縁に形成された一対の被係合部に対して係合すると、リッドが閉状態にロックされるリッドのロック機構に関する。 The present invention relates to a lid locking mechanism, and more particularly, a lid is assembled so as to be able to open and close an opening formed in an interior member of a vehicle, and a pair of engaging portions assembled to the lid are formed at an edge of the opening. And a lid lock mechanism that locks the lid in a closed state when the lid is engaged with the pair of engaged portions.
従来、自動車101のインストルメントパネル110における助手席(図示しない)の向かい側には、グローブ等の小物(図示しない)を収納可能なグローブボックス102が設けられている(図13〜14参照)。このグローブボックス102は、主として、インストルメントパネル110に設けられた開口112を開閉可能にインストルメントパネル110にヒンジ結合されたグラブドア120と、このグラブドア120がインストルメントパネル110の開口112を閉じた閉状態にあるとき、このグラブドア120をインストルメントパネル110に対してロック・アンロック(ロックおよびロック解除)するロック機構150とから構成されている(図15〜17参照)。このロック機構150は、グラブドア120の表面に組み付けられたノブ134の操作によってアンロック可能(ロック状態からアンロック状態への切り替え可能)となっている。そのため、ノブ134の操作によってロック機構150をアンロックさせてインストルメントパネル110の開口112を開けた開状態にグラブドア120を開けると、このグラブドア120の内面に設けられた収納ボックス142にグローブ等の小物を収納できる。
Conventionally, a
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、ロック機構150は、主として、グラブドア120に対してスライド可能に組み付けられた一対のロッド160、170と、この一対のロッド160、170のスライドを同期させるリンク材180とから構成されている。そして、このロック機構150は、一対のロッド160、170の係合部162、172である各先端がインストルメントパネル110の開口112の左右の内壁112aに形成された一対の被係合部である各凹穴112bに対してそれぞれ係合することでロックする構成となっている(図18参照)。すなわち、このロック機構150は、一対の凹穴112bに対する一対のロッド160、170の各係合部162、172の両掛かりによってロックする構成となっている。
However, in the technique of Patent Document 1 described above, the
このようなグラブドア120において、インストルメントパネル110の開口112を閉じる操作を、例えば、右端部で行うと(図19の矢印参照)、このグラブドア120の右側が捻れた状態(グラブドア120の右側が左側より進出した傾き状態)になってしまうことがあった。このように右側が捻れた状態になってしまうと、この閉じ操作を行った側(右側)のロッド160の係合部(先端)162が、この閉じ操作を行っていない側(左側)のロッド170の係合部(先端)172より先行して凹穴112bに係合することがあった。このとき、この閉じ操作を行っていない側(左側)に位置ズレ(左側の凹穴112bの位置と左側のロッド170の係合部172の位置とのズレ)が生じることがあった。したがって、この閉じ操作を行っていない側(左側)のロッド170の係合部172が凹穴112bに係合できないため、ロック機構150が片掛かり状態(右側のみが掛かった状態)となってしまうことがあった(図19参照)。結果として、ロック機構150によってグラブドア120が閉じ状態にロックされていても、自動車の走行によって生じる振動に伴ってグラブドア120が開いてしまうことがあった。なお、インストルメントパネル110の開口112を閉じる操作を、例えば、左端部で行うと、上述した右端部で行ったとき左右対称な現象(ロック機構150が片掛かり状態(左側のみが掛かった状態))が生じることとなる。
In such a
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、開口を閉じる操作をリッドの端部で行っても片掛かり状態になることを防止できるリッドのロック機構を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a lock mechanism of a lid which can prevent the operation of closing an opening at an end portion of the lid to be prevented from being in a one-sided state. As an issue.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両の内装部材に形成された開口を開閉可能にリッドが組み付けられており、リッドに組み付けられた一対の係合部が開口の縁に形成された一対の被係合部に対して係合すると、リッドが閉状態にロックされるリッドのロック機構である。一対の係合部は、リッドに対してスライド可能に組み付けられたロッドと、リッドに対して回転可能に組み付けられたラチェットとから構成されている。ラチェットは、その係合部に対応する被係合部との係合が、ロッドの係合部に対応する被係合部との係合に対して追従するように回転可能となっている。
The present invention has been accomplished to achieve the above object, and is configured as follows.
According to the first aspect of the present invention, a lid is assembled so that an opening formed in an interior member of the vehicle can be opened and closed, and a pair of engagement portions formed on the lid are formed on a pair of covers formed at an edge of the opening. The lid lock mechanism locks the lid in a closed state when the lid is engaged with the engagement portion. The pair of engaging portions includes a rod slidably mounted on the lid and a ratchet rotatably mounted on the lid. The ratchet is rotatable so that the engagement with the engaged portion corresponding to the engaging portion follows the engagement with the engaged portion corresponding to the engaging portion of the rod.
請求項1の発明によれば、例えば、従来技術で説明したように、リッドの右端部でインストルメントパネルの開口を閉じる操作を行うことによってロッドの係合部がラチェットの係合部より先行して被係合部に係合してしまっても、従来技術とは異なり、この閉じ操作を行っていない側(左側)に生じる位置ズレをラチェットの回転によって吸収できる。したがって、このロッドの係合部の係合に追従してラチェットの係合部が係合することとなる。結果として、ロック機構が片掛かり状態になってしまうことがない。 According to the invention of claim 1, for example, as described in the related art, by performing an operation of closing the opening of the instrument panel at the right end of the lid, the engagement portion of the rod is ahead of the engagement portion of the ratchet. Even if it is engaged with the engaged portion, unlike the related art, the displacement occurring on the side (left side) where the closing operation is not performed can be absorbed by the rotation of the ratchet. Therefore, the engagement portion of the ratchet is engaged following the engagement of the engagement portion of the rod. As a result, the lock mechanism does not enter a one-sided state.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリッドのロック機構であって、ラチェットは、その係合部に対応する被係合部との係合の解消も、ロッドの係合部に対応する被係合部との係合の解消に対して追従するように逆回転可能となっている。 According to a second aspect of the present invention, there is provided the lid locking mechanism according to the first aspect, wherein the ratchet releases the engagement with the engaged portion corresponding to the engagement portion. The reverse rotation is possible so as to follow the release of the engagement with the engaged portion corresponding to the joining portion.
請求項2の発明によれば、ロック機構の構造を簡素化できる。
According to the invention of
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜12を用いて説明する。まず、図1〜7を参照して、本発明の実施例に係る自動車1のグローブボックス2の全体構成を説明する。なお、以下の説明にあたって、『車両』、『内装部材』、『リッド』の例として、『自動車1』、『インストルメントパネル10』、『グラブドア20』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車1の向きを基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
An embodiment for carrying out the present invention will be described below with reference to FIGS. First, an overall configuration of a
このグローブボックス2は、主として、グラブドア20と、ロック機構50とから構成されている。以下に、これらグラブドア20と、ロック機構50とを個別に説明する(図1参照)。
The
はじめに、グラブドア20から説明する。このグラブドア20は、自動車1のインストルメントパネル10における助手席(図示しない)の向かい側に形成された略矩形の開口12を開閉可能にインストルメントパネル10にヒンジ結合されたリッド部材から構成されている。このインストルメントパネル10の開口12の左右の内壁12aには、後述するロック機構50のロッド60の係合部62と、後述するロック機構50のラチェット70の係合部72とを係合可能な凹穴(被係合部)12bがそれぞれ形成されている(図2参照)。
First, the
このグラブドア20は、上述したようにリッド部材から構成されており、インストルメントパネル10の開口12に対応する略矩形のドアアウタ30と、このドアアウタ30の内面(反意匠面)に組み付けられるドアインナ40とから構成されている(図3、4、6参照)。このドアアウタ30の外面は、インストルメントパネル10の意匠面と一体を成すような意匠面となっている。また、このドアアウタ30の右上には、その板厚を貫通するように開口30aが形成されている。
The
また、このドアアウタ30には、その開口30aを塞ぐように凹部32aを有するベース32が組み付けられている。この凹部32aにも、その板厚を貫通するように開口32bが形成されている。このベース32の凹部32aには、略上下方向が軸方向を成す回転軸34aを介してノブ34が枢着されている。このとき、ベース32とノブ34との間には、トーションばね34bが掛け留めされている。これにより、常時、ノブ34を引く操作する前の状態に付勢させることができる。
A base 32 having a
このノブ34の内面には、ベース32の開口32bを介して前側に向けて突出する突起34cが形成されている。また、ドアアウタ30の内面の左側には、後述するロック機構50のラチェット70の回転軸74を受け可能な軸受け36aを有するガイド36が形成されている。また、ドアアウタ30の内面の右側には、後述するロッド60の先端側を挿し込み可能な貫通孔38aを有するガイド38が形成されている。
On the inner surface of the
一方、ドアインナ40の内面には、グローブ等の小物(図示しない)を収納可能な収納ボックス42が形成されている。このドアインナ40の左右の縁には、後述するロック機構50のロッド60の係合部62と後述するロック機構50のラチェット70の係合部72とを進退させるための貫通孔44がそれぞれ形成されている。また、ドアインナ40の外面には、ドアインナ40の剛性を高めるための格子状のリブ46が形成されている。なお、このドアインナ40は、後述するロック機構50を挟み込むようにドアアウタ30の内面に組み付けられている。
On the other hand, a
次に、ロック機構50を説明する。このロック機構50は、主として、ロッド60と、ラチェット70とから構成されている(図5、7参照)。このロッド60の先端は、上述したインストルメントパネル10の開口12の右側の内壁12aの凹穴12bに対する係合部62となっている。この係合部62には、この係合部自身62が開口12の縁12cに干渉すると、ロッド60が左にスライド(退行)するように傾斜面62aが形成されている。
Next, the
また、このロッド60の基端は、後述するロック機構50のラチェット70の被挟持軸76を挟持可能な長孔64aを有する挟持部64となっている。また、このロッド60の先端側には、内壁66aを有する第1の貫通孔66が形成されている。また、このロッド60の基端側には、カム面を有する内壁68aを備えた第2の貫通孔68が形成されている。このように形成されているロッド60の先端側は、ドアアウタ30の右側のガイド38の貫通孔38aに挿し込まれている。
The proximal end of the
一方、このラチェット70には、上述したインストルメントパネル10の開口12の左側の内壁12aの凹穴12bに対する係合部72が形成されている。また、このラチェット70には、ドアアウタ30のガイド36の軸受け36aに受け可能な回転軸74と、ロッド60の挟持部64が挟持可能な被挟持軸76と、ロッド60の第2の貫通孔68の内壁68aに押し当て可能なピン78とが形成されている。
On the other hand, the
このように形成されているラチェット70は、その被挟持軸76がロッド60の挟持部64に挟持された状態で回転軸74を介してドアアウタ30のガイド36の軸受けに枢着されている。これにより、ロッド60をドアアウタ30に対して左にスライドさせると、挟持部64の挟持によって、ラチェット70をドアアウタ30に対して逆回転させることができる。
The
また、この左にスライドさせたロッド60をスライド前の状態に戻すと(右にスライドさせると)、内壁68aの押し当てによって、ラチェット70をドアアウタ30に対して回転させることができる。このとき、ドアアウタ30とロッド60との間には、引っ張りばね30bが掛け留めされている。これにより、常時、ドアアウタ30を操作前(左にスライドさせる操作の前)の状態に付勢させることができる。これらグラブドア20と、ロック機構50とからグローブボックス2は構成されている。
When the
続いて、図8〜12を参照して、上述した構成から成るグローブボックス2の動作を説明する。この説明にあたって、図8に示すように、グラブドア20がインストルメントパネル10の開口12を閉じた閉状態にあるときから説明する。なお、このグラブドア20の閉状態では、この図8からも明らかなように、ロック機構50もロック状態となっている。
Next, an operation of the
このロック機構50のロック状態とは、ロッド60とラチェット70とがそれぞれ係合状態のことである。すなわち、このロッド60の係合状態とは、ロッド60の係合部62がドアインナ40の右側の貫通孔44から進出し、この進出したロッド60の係合部62がインストルメントパネル10の右側の凹穴12bに対して係合した状態のことである。また、このラチェット70の係合状態とは、ラチェット70の係合部72がドアインナ40の左側の貫通孔44から進出し、この進出したラチェット70の係合部72がインストルメントパネル10の左側の凹穴12bに対して係合した状態のことである。
The locked state of the
まず、この閉状態にあるグラブドア20を開ける動作を説明する。はじめに、この図8に示す状態から、トーションばね34bの付勢力に抗してグラブドア20のノブ34を引く操作する(図9参照)。すると、図9に示すように、ノブ34の突起34cがロッド60の第1の貫通孔66の内壁66aを押し当てる。これにより、引っ張りばね30bの付勢力に抗してロッド60が左へスライドする。
First, the operation of opening the
そのため、インストルメントパネル10の右側の凹穴12bに対するロッド60の係合部62の係合が解消される。このとき、左へスライドしたロッド60の挟持部64がラチェット70の被挟持軸76を押し込むこととなる。これにより、インストルメントパネル10の左側の凹穴12bに対するラチェット70の係合部72の係合が解消されるようにラチェット70が逆回転する。これらロッド60のスライドとラチェット70の逆回転とによってロック機構50がアンロック状態へ切り替わる。
Therefore, the engagement of the engaging
このロック機構50のアンロック状態とは、ロッド60とラチェット70との係合が解消された状態のことである。すなわち、このロッド60の係合が解消された状態とは、このロッド60の係合部62がインストルメントパネル10の右側の凹穴12bに対する係合が解消され、この係合が解消されたロッド60の係合部62がドアインナ40の右側の貫通孔44に退行した状態のことである。
The unlocked state of the
また、このラチェット70の係合が解消された状態とは、このラチェット70の係合部72がインストルメントパネル10の左側の凹穴12bに対する係合が解消され、この係合が解消されたラチェット70の係合部72がドアインナ40の左側の貫通孔44に退行した状態のことである。このようにしてロック機構50がアンロック状態へ切り替わると、従来技術と同様に、インストルメントパネル10の開口12が開いた開状態にグラブドア20を開けることができる。したがって、この開けたグラブドア20の内面に設けられた収納ボックス42に小物を収納できる(図10参照)。
The state in which the engagement of the
なお、ノブ34を引く操作を解消すると、トーションばね34bの復元力によってノブ34は操作前の状態に戻される。すると、ロッド60の第1の貫通孔66の内壁66aに対するノブ34の突起34cの押し当てが解消されるため、引っ張りばね30bの復元力によってロッド60もスライド前の状態に戻される。そのため、このロッド60の係合部62もドアインナ40の右側の貫通孔44から進出した状態に戻される。このとき、スライド前の状態に戻されたロッド60の第2の貫通孔68の内壁68aがラチェット70のピン78を押し当てる。そのため、このラチェット70の係合部72もドアインナ40の貫通孔44から進出した状態に戻されるようにラチェット70が回転する。
When the operation of pulling the
次に、開状態にあるグラブドア20を閉じる動作を説明する。まず、この図10に示す状態から、インストルメントパネル10の開口12が閉ざされた閉状態に戻されるようにグラブドア20を閉じる操作を行う。すると、図11に示すように、ロッド60の係合部62の傾斜面62aがインストルメントパネル10の開口12の縁12cに干渉する。この図11に示す状態から、グラブドア20をさらに閉じる操作を行う。
Next, an operation of closing the
すると、インストルメントパネル10の開口12の縁12cに係合部62の傾斜面62a干渉したロッド60が引っ張りばね30bの付勢力に抗して左へスライドする。このとき、左へスライドしたロッド60の挟持部64がラチェット70の被挟持軸76を押し込むこととなる。これにより、ラチェット70の係合部72の係合が解消される方向にラチェット70が逆回転する(図11参照)。
Then, the
この図11に示す状態から、グラブドア20をさらに閉じる操作を行う(図12参照)。すると、インストルメントパネル10の開口12の縁12cをロッド60の係合部62の傾斜面62aが乗り越える。この乗り越えにより、グラブドア20がインストルメントパネル10の開口12を閉じた閉状態に戻される(図8参照)。また、この乗り越えにより、引っ張りばね30bの復元力によってロッド60もスライド前の状態に戻される。そのため、ロッド60も係合状態(ロッド60の係合部62がインストルメントパネル10の右側の凹穴12bに対して係合した状態)へ戻される。
From the state shown in FIG. 11, an operation of further closing the
このとき、スライド前の状態に戻されたロッド60の第2の貫通孔68の内壁68aがラチェット70のピン78を押し当てる。そのため、ラチェット70の係合部72がドアインナ40の左側の貫通孔44から進出するようにラチェット70が回転する。したがって、ラチェット70も逆回転する前の状態に戻されるため、ラチェット70も係合状態(ラチェット70の係合部72がインストルメントパネル10の左側の凹穴12bに対して係合した状態)へ戻される。このようにして、ロック機構50もロック状態へ戻される。
At this time, the
本発明の実施例に係るグローブボックス2は、上述したように構成されている。この構成によれば、グローブボックス2のグラブドア20のロック機構50のロックは、ロッド60の係合とラチェット70の係合とによって行われている。このラチェット70の係合は、ロッド60の係合に追従する格好で、このラチェット70が回転することによって行われている。そのため、従来技術で説明したように、グラブドア20の右端部でインストルメントパネル10の開口12を閉じる操作を行うことによってロッド60の係合部62がラチェット70の係合部72より先行して凹穴12bに係合してしまっても、従来技術とは異なり、この閉じ操作を行っていない側(左側)に生じる位置ズレをラチェット70の回転によって吸収できる。したがって、このロッド60の係合部62の係合に追従してラチェット70の係合部72が係合することとなる。結果として、ロック機構50が片掛かり状態(右側のみが掛かった状態)になってしまうことがない。
The
なお、グラブドア20の左端部でインストルメントパネル10の開口12を閉じる操作を行っても、上述した説明と同様に、ロッド60の係合部62がラチェット70の係合部72より先行して凹穴12bに係合することとなる。そのため、上述した説明と同様に、この閉じ操作を行っていない側(左側)に生じる位置ズレをラチェット70の回転によって吸収できる。したがって、このロッド60の係合部62の係合に追従してラチェット70の係合部72が係合することとなる。結果として、ロック機構50が片掛かり状態(右側のみが掛かった状態)になってしまうことがない。
Even when the operation of closing the
また、ロック機構50の部品点数が2点(ロッド60とラチェット70)となるため、部品点数が3点(一対のロッド160、170とリンク部材180)である従来技術のロック機構150と比較すると、部品点数を抑えることができる。
Further, since the number of parts of the
また、この構成によれば、ラチェット70の係合部72の係合の解消も、ロッド60の係合部62の係合の解消に対して追従するようにラチェット70が逆回転可能となっている。そのため、ロック機構50の構造を簡素化できる。
Further, according to this configuration, the
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。 The above description relates only to an embodiment of the present invention, and does not mean that the present invention is limited to the above content.
実施例では、ノブ34を引く操作によってロック機構50をロック解除する形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ノブ34を押す操作、ノブ34をスライドさせる操作等、どのようなタイプのノブ34であっても構わない。
In the embodiment, the mode in which the
また、実施例では、『車両』、『内装部材』、『リッド』の例として、『自動車1』、『インストルメントパネル10』、『グラブドア20』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『車両』が『各種の乗物(例えば、トラック等)』であり、『内装部材』が『各種のボックス(例えば、コンソールボックス等)』であり、『リッド』が『各種のボックスの蓋(例えば、コンソールボックスの蓋等)』であっても構わない。
Further, in the embodiment, as examples of the “vehicle”, the “interior member”, and the “lid”, the “automobile 1”, the “
また、実施例では、小物を収納可能な収納ボックス42は、ドアインナ40の内面に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、小物を収納可能な収納ボックス42は、インストルメントパネル10の開口12に形成されていても構わない。その場合、ドアインナ40は、単に、グラブドア20の内側を成すパネル部材でよい。
In the embodiment, the
1 自動車(車両)
10 インストルメントパネル(内装部材)
12 開口
12c 縁
20 グラブドア(リッド)
50 ロック機構
60 ロッド
62 係合部
70 ラチェット
72 係合部
1 car (vehicle)
10 Instrument panel (interior member)
12
50
Claims (2)
一対の係合部は、
リッドに対してスライド可能に組み付けられたロッドと、
リッドに対して回転可能に組み付けられたラチェットと、から構成されており、
ラチェットは、その係合部に対応する被係合部との係合が、ロッドの係合部に対応する被係合部との係合に対して追従するように回転可能となっているリッドのロック機構。 A lid is assembled so that the opening formed in the interior member of the vehicle can be opened and closed, and when a pair of engaging portions assembled to the lid engage with a pair of engaged portions formed at the edge of the opening. A lid locking mechanism for locking the lid in a closed state,
The pair of engaging portions,
A rod slidably mounted on the lid,
And a ratchet rotatably assembled to the lid,
The ratchet is rotatable so that the engagement with the engaged portion corresponding to the engaging portion follows the engagement with the engaged portion corresponding to the engaging portion of the rod. Lock mechanism.
ラチェットは、その係合部に対応する被係合部との係合の解消も、ロッドの係合部に対応する被係合部との係合の解消に対して追従するように逆回転可能となっているリッドのロック機構。
The lid locking mechanism according to claim 1, wherein
The ratchet can be rotated reversely so that the disengagement of the rod with the engaged part corresponding to the engaging part also follows the disengagement of the rod with the engaged part corresponding to the engaging part of the rod. The lid lock mechanism.
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