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JP6656847B2 - 真空包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機に関する。
下記の特許文献1には食材、調理物等の被包装物を収納した包装袋を真空包装する真空包装機が開示されている。この真空包装機は、ケーシングの上部にチャンバベースとチャンバカバーとにより構成されたチャンバと、チャンバ内に設けて包装袋の開口部周縁を加熱溶着によって封止する加熱封止装置と、ケーシングの下部にチャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備えている。この真空包装機においては、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を加熱封止装置によって封止することにより、包装袋内は脱気した状態にて密封(真空包装)される。
特開2002−019723号公報
上記のような真空包装機において、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させたときに、包装袋内の食材等に含まれる水分が蒸発し、蒸発した水分が油回転真空ポンプの油に混入し、油回転真空ポンプの油は使用とともに徐々に劣化することになっていた。真空包装機を継続的に使用して油回転真空ポンプの油が劣化すると、油回転真空ポンプはチャンバ内を所定の圧力となるまで負圧化させることができず、包装袋を所定の真空度にて脱気した状態で密封することができなくなる。このため、油回転真空ポンプの油が劣化したときには、油回転真空ポンプの油を交換する必要がある。油回転真空ポンプの油を交換するときには、底部のベース体からチャンバを組み付けた筒形をした周壁を取り外して内部の油回転真空ポンプを含めた電気部品が現れるようにしなければならない。このとき、油回転真空ポンプとともに他の電気部品が現れるようになるので、作業者が油回転真空ポンプを含めて他の電気部品に接触する可能性があり好ましくなかった。本発明は、ケーシングの内部を開放することなく油回転真空ポンプの油の交換を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーシングの上部に設けられ、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内に設けられ、包装袋の開口部周縁を封止して包装袋を密封する封止装置と、ケーシングの下部に設けられ、チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプと備え、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、ケーシングの前面周部には油回転真空ポンプから油を排出する排油管の先端部の排油口と、ケーシングの側面周部には排油管を開閉する排油弁を開閉操作する排油弁レバーとを配設し、ケーシングの前面には排油管の先端部の排油口から外側に排油可能とする排油用開口部を設け、ケーシングの側面には排油弁レバーを配設した位置にレバー用開口部を形成したことを特徴とする真空包装機を提供するものである。
上記のように構成した真空包装機においては、ケーシングの前面周部には油回転真空ポンプから油を排出する排油管の先端部の排油口と、ケーシングの側面周部には排油管を開閉する排油弁を開閉操作する排油弁レバーとを配設し、ケーシングの前面には排油管の先端部の排油口から外側に排油可能とする排油用開口部を設け、ケーシングの側面には排油弁レバーを配設した位置にレバー用開口部を形成した。これにより、ケーシングの側面周部のレバー用開口部から排油弁レバーを操作して排油弁を開放して、油回転真空ポンプ内の油をケーシングの前面の排油用開口部から排油管の先端部の排油口を通して外側に排出することができるようになるので、油回転真空ポンプの油の排出の際にケーシングの内部を開放する必要がなくなり、作業者がケーシング内の電気部品に接触するおそれがなくなった。
上記のように構成した真空包装機においては、排油用開口部を排油用開口部カバーによって開閉可能に覆うようにするのが好ましく、このようにしたときには、真空包装機の見栄えを良くすることができるとともに、ケーシング内に異物が混入するのを防ぐことができた。
上記のように構成した真空包装機においては、油回転真空ポンプは油を補給する給油管を備え、給油管の先端部の給油口をケーシングの側面周部に配設するのが好ましい。ケーシングの側面周部に配設した給油口から給油管を通して油回転真空ポンプに油を補給することができるようになるので、油回転真空ポンプの油の補給の際にケーシングの内部を開放する必要がなくなり、作業者がケーシング内の電気部品に接触するおそれがなくなった。
上記のように構成した真空包装機においては、ケーシングの側面には給油管の給油口に外側から給油可能とする給油用開口部を設け、給油用開口部を給油用開口部カバーにより開閉可能に覆うようにするのが好ましく、このようにしたときには、真空包装機の見栄えを良くすることができるとともに、ケーシング内に異物が混入するのを防ぐことができた。このように構成した真空包装機においては、ケーシングの側面には給油用開口部から内側に凹む凹部が設けられ、凹部には給油管の先端部の給油口と対向する位置に貫通孔が形成され、給油管の先端には凹部内にて貫通孔から給油口を開閉自在に塞ぐ蓋体を着脱可能に設けるのが好ましい。このようにしたときには、給油管の先端部の給油口を塞ぐ蓋体を凹部内に収容して、蓋体がケーシングから出張らないようにすることができる。また、蓋体を給油用開口部カバーによって隠すことができるので、この場合でも見栄えを良好とすることができた。
本発明の真空包装機の一実施形態を示す斜視図である。 ケーシングの周壁の前部を上側に回動させた前面図(a)と右側面図(b)である。 ケーシングの右側壁を除いた状態の右側面図である。 真空包装機の主としてチャンバと油回転真空ポンプとを接続する吸引管等の配管と、制御装置と各種部品との接続を示す概略図である。 ケーシングの右側壁から給油用開口部カバーを取り外した状態の右側面図(a)と、A−A位置にてケーシングを切断して機械室内を現れるようにした前面図(b)と、(a)と(b)からさらに蓋体を取り外した右側面図(c)と前面図(d)である。 ケーシングの前壁に給油用開口部カバーを取り付けた状態の前面図(a)と、給油用開口部カバーを取り外した状態の前面図(b)である。
以下、本発明の真空包装機の一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図3に示したように、真空包装機10は、ケーシング11の上部に食材等の被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバ20と、チャンバ20内にて包装袋の開口部周縁を密封する加熱封止装置(封止装置)30と、ケーシング11の下部の機械室にチャンバ20内を脱気して負圧化させる油回転真空ポンプ40とを備えている。
図1及び図2に示したように、ケーシング11は底壁を構成するベース体12と、前側、後側及び左右両側壁を構成してこれらが筒形に一体的となった周壁13とを備えている。ケーシング11の下部はベース体12の上側を油回転真空ポンプ40等を配設した機械室とし、ケーシング11はベース体12の上側がチャンバ20によって塞がれている。周壁13は前部が上側に移動可能となるように後端部がベース体12に水平軸線回りに回動可能に支持されており、周壁13の前部をチャンバ20とともに上側に移動させることでベース体12の上側の機械室内の各種部品をメンテナンス可能としている。ベース体12の前部には複数の吸気口(図示省略)が設けられている。また、前壁14を除いた他の周壁(左右及び後側の各壁15〜17)には排気口13aが形成されている。図3に示したように、ケーシング11の機械室にはベース体12に設置した油回転真空ポンプ40等の部品とチャンバ20との間に通風路が形成されており、ベース体12の吸気口から導入された空気は通風路を通って左右及び後側の各壁15〜17の排気口13aから排出される。
図1、図3及び図4に示したように、チャンバ20は上面が開口した浅い皿形をしたチャンバベース21と、チャンバベース21の上面開口を開閉自在に塞ぐ耐圧性のアクリル板よりなるチャンバカバー22とから構成される耐圧容器である。チャンバカバー22は、前端側が上下に移動可能となるように、後端部がケーシング11の後端部に水平軸線回りに回動可能に支持されている。チャンバカバー22の下面の周部にはシール部材としてゴム製のパッキン23が設けられており、パッキン23はチャンバカバー22をチャンバベース21に対して気密にシールしている。
図1及び図4に示したように、チャンバ20の前部には加熱封止装置30が設けられている。加熱封止装置30はチャンバ20内に収容した熱溶着可能な包装袋の先端開口周縁部を密封するものである。なお、包装袋は内側に融点の低い材質を採用した二層構造の熱可塑性樹脂製フィルムを用いたものである。加熱封止装置30は包装袋の先端開口部周縁を狭圧して保持する下側及び上側狭圧ブロック31,32とを備えている。下側狭圧ブロック31はアルミニウム製の角パイプ部材よりなり、チャンバベース21の前部に着脱可能かつ上下に移動可能に設けられている。下側狭圧ブロック31の上面にはニクロム素材よりなる帯板状のヒータ33が設けられている。上側狭圧ブロック32は弾性変形可能なシリコン製のブロック体よりなり、下側狭圧ブロック31の上側に対向する位置にて、チャンバカバー22の下面前部に設けられている。
図2(a)及び図4に示したように、チャンバベース21の前部には下側狭圧ブロック31を上下に昇降させる左右一対の昇降機構34(図4では右側のみを示す)が設けられている。昇降機構34はチャンバベース21の前部の底壁を貫通する左右一対の支持軸35を備えている。これら支持軸35はチャンバベース21の前部にて下側狭圧ブロック31を上下動可能に支持するものである。これら支持軸35は先端部が下側狭圧ブロック31の下部に挿入されており、支持軸35は上下方向の中間部がチャンバベース21の下面前部に設けた左右一対の昇降シリンダ36により上下に移動可能に支持されている。支持軸35の中間部には昇降シリンダ36内にて鍔部36aが設けられており、鍔部36aは昇降シリンダ36内を上部空間36bと下部空間36cとに気密に区画している。昇降シリンダ36の上部空間36bには支持軸35の外周にばね(付勢手段)36dが介装されており、ばね36dは鍔部36aを介して支持軸35を下方に付勢している。
図2、図3及び図4に示したように、ケーシング11内の下部には油循環式の油回転真空ポンプ40が設けられており、油回転真空ポンプ40は油によりロータ、ステータ、翼板等の部品の間の気密及び無効空間の減少を図っている容積位相式真空ポンプである。具体的には、油を満たした円筒形のステータ中に電動モータにより回転するロータと、該ロータに放射状に設けられた各ロータ溝内でラジアル方向へ移動可能に組み込まれてステータの内周面に接する複数の翼板とを有し、円筒形のステータ内とロータと翼板とにより形成される各空間が油により気密にされた状態で、ロータの回転によってその容積を変化させ、空気を吸込口から吸入して吐出口から排出するものである。
図2及び図3に示したように、油回転真空ポンプ40は油を補給する給油管41と、油を排出する排油管43とを備えている。図5に示したように、油回転真空ポンプ40から導出した給油管41の先端部の給油口41aはケーシング11の周壁13を構成する右側壁15の給油用開口部15aが形成された位置に配設されている。図1に示したように、右側壁15には給油用開口部15aを開閉自在に塞ぐ給油用開口部カバー18が着脱可能に設けられている。図5に示したように、、ケーシング11の右側壁15の外周部には給油用開口部15aから内側に凹む凹部15bが形成されており、凹部15bには貫通孔15cが形成されている。給油管41の先端部の給油口41aは凹部15bの貫通孔15cと対向する位置に配設されており、給油管41の先端には凹部15b内にて貫通孔15cから給油口41aを開閉自在に塞ぐ蓋体42が着脱可能に設けられている。
油回転真空ポンプ40に油を補給するときには、図5に示したように、右側壁15から給油用開口部カバー18を取り外して給油用開口部15aを開放し、手指を給油用開口部15aから凹部15b内に入れて、図5(c)、(d)に示したように、給油管41の先端部の給油口41aから蓋体42を取り外す。新たな油を先端部の給油口41aから給油管41を通して油回転真空ポンプ40に注入した後で、図5(a)、(b)に示したように、給油管41の先端に蓋体42を再び取り付け、右側壁15に給油用開口部カバー18を取り付けて給油用開口部15aを再び塞ぐ。
図6に示したように、油回転真空ポンプ40から導出した排油管43の先端部の排油口43aはケーシング11の周壁13を構成する前壁14の下部の排油用開口部14aが形成された位置に配設されている。排油口43aには排油口43aを塞ぐ蓋体44が設けられており、蓋体44は排油用開口部14aから入れた手指によって排油口43aから着脱操作可能となっている。また、ケーシング11の前壁14には排油用開口部14aを開閉自在に塞ぐ排油用開口部カバー19が着脱可能に設けられている。排油用開口部カバー19を取り外すことで排油用開口部14aを開放すると、蓋体44を排油口43aから着脱可能とするとともに、排油口43aから排油管43を通して油回転真空ポンプ40の排油を可能としている。
図2及び図3に示したように、排油管43には排油弁45が介装されており、排油管43には排油弁45を開閉操作する排油弁レバー46が設けられている。図1及び図5(a)、(c)に示したように、排油弁レバー46はケーシング11の右側壁15の下部のレバー用開口部15dが形成された位置に配設されており、排油弁レバー46はレバー用開口部15dから入れた手指によって開閉操作可能となっている。なお、レバー用開口部15dは油回転真空ポンプ40の油の状態を視認するためのサイトグラス40aと対向する位置に形成されており、レバー用開口部15dからサイトグラス40aを通して油回転真空ポンプ40の油の状態を視認できるようになっている。
図4に示したように、ケーシング11内には油回転真空ポンプ40とチャンバ20とを接続する吸引管(吸引経路)50が設けられている。吸引管50には真空弁51が設けられており、真空弁51を開放することによってチャンバ20内の気体が油回転真空ポンプ40に通過可能となっている。吸引管50にはチャンバ20と真空弁51との間に外気を導入する外気導入管52が接続されている。外気導入管52は第1管部52aと、第1管部52aから分岐した第2管部52bとからなり、第1及び第2管部52a,52bにはこれらを開閉する第1及び第2外気導入弁53,54が設けられている。第1外気導入弁53は第2外気導入弁54より弁口径が大きく形成されており、第1外気導入弁53を開放したときにはチャンバ20内に速く外気が導入され、第2外気導入弁54を開放したときには、チャンバ20内にゆっくりと外気が導入される。
吸引管50には外気導入管52の第1管部52aを介して圧力検出管55が接続されており、圧力検出管55にはチャンバ20の圧力を検出する真空計56が設けられている。チャンバ20内を油回転真空ポンプ40により脱気していないときには、真空計56により検出されるチャンバ20内の圧力は大気圧と同じ101kPa(abs)であり、このときの真空度は0%である。チャンバ20内を油回転真空ポンプ40により脱気して負圧化させ、真空計56により検出されるチャンバ内の圧力が0kPa(abs)であるときには、真空度は100%である。
吸引管50には油回転真空ポンプ40と真空弁51との間から分岐したシリンダ管57が昇降シリンダ36の上部空間36bに接続されており、シリンダ管57には三方弁58が設けられている。三方弁58の2つのポートはシリンダ管57の油回転真空ポンプ40側と昇降シリンダ36側に接続され、三方弁58の残る1つのポートは外気側に開放されている。
図3に示したように、真空包装機10は前壁14の後面にコントロールボックス60を備えており、コントロールボックス60内には制御装置61が設けられている。図4に示したように、この制御装置61はヒータ33と、油回転真空ポンプ40と、真空弁51と、第1及び第2外気導入弁53,54と、真空計56と、三方弁58と、前壁14に設けた操作パネル62とに接続されている。制御装置61はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置61は、ROMにチャンバ20内の被包装物を真空包装するための各種包装プログラムを備えており、ケーシング11の前壁14の前面に設けた操作パネル62を操作して各種包装プログラムを実行させたときには、真空計56の検出に基づいてヒータ33と、油回転真空ポンプ40と、真空弁51と、第1及び第2外気導入弁53,54と、三方弁58との作動を制御し、チャンバ20内の被包装物を真空包装する。
また、制御装置61は油回転真空ポンプ40等の電気機器に応じた電圧に変換するスイッチング電源63を備えている。コントロールボックス60にはスイッチング電源63から発する熱を放熱するために放熱用のメッシュが取り付けられている。上述したベース体12の吸気口から流入した外気はスイッチング電源63等によって発熱したコントロールボックス60を冷却し、機械室上部にて油回転真空ポンプ40とチャンバ20との間の通風路を通り、左右及び後側の各壁15〜17の排気口13aから排出される。このように、スイッチング電源63等によって発熱したコントロールボックス60の熱がケーシング11内に滞留せずに左右及び後側の各壁15〜17の排気口13aから空気とともに放出されるので、チャンバ20がコントロールボックス60から発する熱の影響を受けにくくすることができた。また、油回転真空ポンプ40の作動によって発生する熱も通風路を通って左右及び後側の各壁15〜17の排気口13aから排出されるため、チャンバ20が油回転真空ポンプ40から発する熱の影響を受けにくくすることができた。
次に、この真空包装機10を用いた包装プログラムの一例について説明する。包装プログラムを実行する前は、真空弁51、第2外気導入弁54が閉止状態となっており、三方弁58は昇降シリンダ36側と外気側を連通状態(油回転真空ポンプ40側を閉止状態)となっている。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に収納し、包装袋の開口部周縁が下側の狭圧ブロック31の上側に載るように包装袋をチャンバ20内に収容する。チャンバカバー22を閉じると、制御装置61は、油回転真空ポンプ40を作動させ、真空弁51を開放させるとともに第1外気導入弁53を閉止させると、チャンバ20内は油回転真空ポンプ40によって脱気されて負圧化する。
チャンバ20内の圧力が徐々に低下し、真空計56によって検出されるチャンバ20内の真空度が包装プログラムによって規定した所定の真空度以上となると、制御装置61は、真空弁51を閉止させてチャンバ20内の脱気を停止する。制御装置61は、三方弁58を昇降シリンダ36側と油回転真空ポンプ40側とを連通状態(外気側を閉止状態)として、昇降シリンダ36の上部空間36bを負圧化して支持軸35を上昇させ、下側の狭圧ブロック31を上昇させて上側の狭圧ブロック32に押しつけて、包装袋の開口部周縁を下側の狭圧ブロック31と上側の狭圧ブロック32とにより狭持させる。制御装置61は、ヒータ33に通電させて発熱させると、包装袋の開口部周縁が熱溶着によって閉じられて、包装袋が真空状態にて密封される。
制御装置61は、油回転真空ポンプ40の作動を停止させるとともに、第1外気導入弁53を開放し、三方弁58を昇降シリンダ36側と外気側を連通状態(油回転真空ポンプ40側を閉止状態)とする。チャンバ20内は油回転真空ポンプ40により脱気されずに第1外気導入弁53から導入される外気によって大気圧に戻され、チャンバカバー22は負圧吸引されずにばね部材の付勢力によって開放される。また、三方弁58を昇降シリンダ36側と外気側を連通状態としたことで、昇降シリンダ36の上部空間36bに外気が導入されて負圧状態が解除され、支持軸35はばね36dの付勢力によって下降し、下側の狭圧ブロック31は上側の狭圧ブロック32から離間し、包装袋の(閉じられた)開口部周縁は上下の狭圧ブロック31,32から狭持された状態が解除される。
上記のように真空包装機10で包装プログラムを実行したときには、包装袋内の被包装物に含まれる水分はチャンバ20内の負圧化にともなって気化してチャンバ20内に放出され、チャンバ20内に気化した状態で放出された水分は油回転真空ポンプ40に吸い込まれ、油回転真空ポンプ40の油には水分が徐々に含まれるようになる。油回転真空ポンプ40の油に水分が多く含まれるようになると、油回転真空ポンプ40による吸引力が弱くなり、油回転真空ポンプ40によってチャンバ20内を所定の真空度となるように負圧化できなくなるおそれがある。
このため、真空包装機10では、包装プログラムの実行回数、または、油回転真空ポンプ40のサイトグラス40aから視認される油の状態等に応じて、油回転真空ポンプ40の油を交換するようにしている。油回転真空ポンプ40から油を排出するときには、図6(b)に示したように、前壁14の下部から排油用開口部カバー19を取り外して排油用開口部14aを開放し、排油用開口部14aから手指を入れて排油管43の排油口43aから蓋体44を取り外す。排油口43aに対向する位置に油を受ける容器を置き、右側壁15の下部のレバー用開口部15dから排油弁レバー46を回動させて排油弁45を開放すると、油回転真空ポンプ40内の油が排油管43を通って先端部の排油口43aから排出される。油回転真空ポンプ40内の油を排出し終えたら、排油弁レバー46を回動させて排油弁45を閉止し、排油管43の排油口43aに蓋体44を取り付け、前壁14の下部に排油用開口部カバー19を取り付けて排油用開口部14aを覆う。
油回転真空ポンプ40に油を補給するときには、図5に示したように、右側壁15から給油用開口部カバー18を取り外して給油用開口部15aを開放し、図5(c)、(d)に示したように、給油用開口部15aから凹部15b内に手指を入れて給油管41の給油口41aから蓋体42を取り外す。給油口41aから給油管41を通して油回転真空ポンプ40に油を注入し終えたら、図5(a)、(b)に示したように、給油用開口部15aから凹部15b内に手指を入れて給油管41の給油口41aに蓋体42を再び取り付け、図1に示したように、右側壁15に給油用開口部カバー18を取り付けて給油用開口部15aを再び覆う。
このように、ケーシング11の外周部には油回転真空ポンプ40から油を排出する排油管43の先端部の排油口43aと、排油管43を開閉する排油弁45を開閉操作する排油弁レバー46を配設した。具体的には、ケーシング11の前壁14の下部に排油用開口部14aを形成し、排油管43の先端部の排油口43aを前壁14の排油用開口部14aが形成された位置に配設し、排油管43を開閉する排油弁45を開閉操作する排油弁レバー46を右側壁15のレバー用開口部15dが形成された位置に配設した。ケーシング11の外側から排油弁レバー46を操作して排油弁45を開放することにより、油回転真空ポンプ40内の油を排油管43の先端部の排油口43aからケーシング11の外側に排出することができるようになった。これによって、油回転真空ポンプ40の油の交換時に、周壁13の前部を持ち上げてケーシング11の内部の機械室を開放することがなく、油回転真空ポンプ40や制御装置61等の電気機器に触れるおそれもなくなった。
また、ケーシング11の前壁14の下部には排油用開口部カバー19が設けられ、排油用開口部カバー19によって前壁14の排油用開口部14aを開閉可能に覆うようにした。これにより、真空包装機10の見栄えを良くすることができるとともに、ケーシング11内に異物が混入するのを防ぐことができた。
また、油回転真空ポンプ40は油を補給する給油管41を備え、給油管41の先端部の給油口41aをケーシング11の外周部に配設した。具体的には、ケーシング11の右側壁15の上下の中間部には給油用開口部15aを形成し、給油管41の先端部の給油口41aを右側壁15の給油用開口部15aが形成された位置に配設した。ケーシング11の外側から給油口41aに油を注入し、注入した油を給油管41を通して油回転真空ポンプ40に補給できるので、油回転真空ポンプ40の油の交換時に、周壁13の前部を持ち上げてケーシング11の内部の機械室を開放することがなく、油回転真空ポンプ40や制御装置61等の電気機器に触れるおそれもなくなった。
また、ケーシング11の右側壁15には給油用開口部カバー18が設けられ、給油用開口部カバー18によって右側壁15の給油用開口部15aを開閉可能に覆うようにした。これにより、真空包装機10の見栄えを良くすることができるとともに、ケーシング11内に異物が混入するのを防ぐことができた。
さらに、右側壁15には給油用開口部15aから内側に凹む凹部15bが設けられ、凹部15bには給油管41の先端部の給油口41aと対向する位置に貫通孔15cが形成され、給油管41の先端には凹部15b内にて貫通孔15cから給油口41aを開閉自在に塞ぐ蓋体42を着脱可能に設けた。給油管41の先端部の給油口41aを塞ぐ蓋体42を凹部15b内に収容して、蓋体42がケーシング11から出張らないようにすることができた。また、蓋体42を給油用開口部カバー18によって隠すことができるので、この場合でも見栄えを良好とすることができた。また、給油管41の先端の給油口41aは凹部15bの貫通孔15cを挿通されずに、ケーシング11の内側の機械室内に配置され、蓋体42はケーシング11の右側壁15の凹部15b内に配置された。機械室内の各種部品をメンテナンスするときには、給油管41の先端の給油口41aから蓋体42を取り外せば、給油管41の先端部の給油口41aが凹部15bに引っ掛からず、周壁13の前部を上側に回動させることができる。このように、給油管41の先端部の給油口41aに蓋体42を設けても、機械室内をメンテナンスするために周壁13の前部を回動させるのに支障が生じないようにすることができた。
上記の実施形態では、排油管43の排油口43aをケーシング11の外周部として、ケーシング11を構成する前壁14の排油用開口部14aが形成された位置に配設したが、これに限られるものでなく、他の壁15〜17の1つに排油用開口部を形成し、他の壁の排油用開口部を形成した位置に配設したものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。また、給油管41の給油口41aをケーシング11の外周部として、ケーシング11を構成する右側壁15の給油用開口部15aが形成された位置に配設したが、これに限られるものでなく、他の壁14,16または17に給油用開口部を形成し、他の壁の給油用開口部を形成した位置に配設したものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
10…真空包装機、11…ケーシング、14a…排油用開口部、15a…給油用開口部、15b…凹部、15c…貫通孔、18…給油用開口部カバー、19…排油用開口部カバー、20…チャンバ、30…封止装置(加熱封止装置)、40…油回転真空ポンプ、41…給油管、41a…給油口、43…排油管、43a…排油口、45…排油弁、46…排油弁レバー。

Claims (5)

  1. ケーシングの上部に設けられ、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記包装袋の開口部周縁を封止して前記包装袋を密封する封止装置と、
    前記ケーシングの下部に設けられ、前記チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプと備え、
    前記チャンバ内を前記油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、前記チャンバ内に収容した前記包装袋の開口部周縁を前記封止装置によって封止することにより、前記包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、
    前記ケーシングの前面周部には前記油回転真空ポンプから油を排出する排油管の先端部の排油口と、前記ケーシングの側面周部には前記排油管を開閉する排油弁を開閉操作する排油弁レバーとを配設し、
    前記ケーシングの前面には前記排油管の先端部の排油口から外側に排油可能とする排油用開口部を設け、前記ケーシングの側面には前記排油弁レバーを配設した位置にレバー用開口部を形成したことを特徴とする真空包装機。
  2. 請求項1に記載の真空包装機において、
    記排油用開口部を排油用開口部カバーによって開閉可能に覆うようにしたことを特徴とする真空包装機。
  3. 請求項1または2に記載の真空包装機において、
    前記油回転真空ポンプは油を補給する給油管を備え、前記給油管の先端部の給油口を前記ケーシングの側面周部に配設したことを特徴とする真空包装機。
  4. 請求項3に記載の真空包装機において、
    前記ケーシングの側面には前記給油管の給油口に外側から給油可能とする給油用開口部を設け、前記給油用開口部を前記給油用開口部カバーにより開閉可能に覆うようにしたことを特徴とする真空包装機。
  5. 請求項4に記載の真空包装機において、
    前記ケーシングの側面には前記給油用開口部から内側に凹む凹部が設けられ、
    前記凹部には前記給油管の先端部の給油口と対向する位置に貫通孔が形成され、
    前記給油管の先端には前記凹部内にて前記貫通孔から前記給油口を開閉自在に塞ぐ蓋体を着脱可能に設けたことを特徴とする真空包装機。
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