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JP6538918B2 - 画像出力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが情報処理装置を用いて画像出力の実行を指示する画像出力方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等の情報端末装置が急速に普及しており、情報端末装置内に保存されている写真又は文書等のデータの印刷処理の需要も急増している。情報端末装置はネットワークに接続するための通信機能を備えており、ネットワーク経由でデータを複合機に送信することにより、容易にデータ印刷を行なうことが可能である。
しかしながら、データを複合機に送信するためには、送信先の複合機を特定するための特定情報が必要となる。複合機を特定するための特定情報としては、例えば、複合機に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスを用いることができるが、このような情報を知ることは容易ではない。複合機に割り当てられたIPアドレスを複合機に掲示しておく方法もあるが、この方法ではセキュリティ上問題がある。
そこで、特許文献1では、各複合機の特定情報をコードパターンに変換して各複合機に表示させておき、ユーザがこのコードパターンを情報端末装置のカメラ機能で撮影して復号することにより、複合機の特定情報を取得できるシステムが提案されている。これにより、セキュリティを維持しつつ、ユーザが使用したい複合機の特定情報を取得することができる。
特開2004−274520号公報
ところで、オフィス等で使用される複合機については、複合機からの情報漏洩の防止、及び利用情報の監視等の目的のために、複合機を利用する際にユーザを認証する認証システムを導入することが一般的となっている。
特許文献1に開示されたシステムにおいても、通信先端末と通信元端末との間で共有されたPINコードに基づいて互いに認証を行なう構成が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示された構成は、データをセキュアに送受信するための仕組みであり、ユーザを認証するための仕組みではない。また、特許文献1に開示された構成では、PINコードを予め複合機に設定しておく必要があるので、複数台の複合機が設置されている場合には、個々の複合機に対してPINコードの登録及び変更を適宜行なう必要があり、このような作業に労力を要するという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ユーザが、画像出力装置の特定情報を予め知っておく必要がなく、所望の画像出力装置を容易に使用することが可能な画像出力方法を提供することにある。
本発明に係る画像出力方法は、画像出力装置が、前記画像出力装置を特定するための装置情報を情報処理装置が取得可能な画像としてコード化したコードパターンの画像を、ユーザから操作パネルを介して前記コードパターンの表示を指示された場合に表示し、前記情報処理装置が、前記コードパターンの画像を取得し、前記画像から取得した前記装置情報に基づいて前記画像出力装置を特定し、前記画像出力装置が、前記情報処理装置によって特定された場合に、前記情報処理装置から自装置に送信された画像データに基づく画像の出力が可能であり、前記画像出力装置が、前記情報処理装置から送信されたユーザを特定するためのユーザ情報に基づいて認証された前記ユーザが指示した画像出力を実行し、前記画像出力装置が、実行した画像出力の結果を、前記画像データを自装置に送信した前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
本発明に係る画像出力方法は、画像出力装置が、前記画像出力装置を特定するための装置情報を情報処理装置が取得可能な画像としてコード化したコードパターンの画像を、ユーザから操作パネルを介して前記コードパターンの表示を指示された場合に表示し、前記コードパターンの画像を取得した前記情報処理装置によって前記画像から取得された前記装置情報に基づき自装置が特定された場合に、前記情報処理装置から自装置に送信された画像データに基づく画像の出力が可能であり、前記情報処理装置から送信されたユーザを特定するためのユーザ情報に基づいて認証された前記ユーザが指示した画像出力を実行し、実行した画像出力の結果を、前記画像データを自装置に送信した前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
本発明に係る画像出力方法は、前記コードパターンはバーコードまたはQRコード(登録商標)である。
本発明に係る画像出力方法は、前記装置情報はIPアドレスである。
本発明では、ユーザが情報処理装置を用いて、画像出力装置による画像出力の実行を指示するシステムにおいて、ユーザは、画像出力装置を出力先として設定するための情報(IPアドレス等の宛先情報)を予め知っておく必要がない。
実施形態1に係る画像出力システムの構成を示す模式図である。 複合機、認証サーバ及び情報処理端末の構成を示すブロック図である。 認証サーバの機能構成を示すブロック図である。 複合機情報DB及びユーザ情報DBの構成を示す模式図である。 画像出力システムによる印刷処理の手順を示すフローチャートである。 画像出力システムによる印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷要求画面の構成例を示す模式図である。 複合機情報のコードパターンの例を示す模式図である。 実施形態2の画像出力システムによる印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷要求画面の変形例を示す模式図である。
以下に、本発明に係る画像出力システム及び情報処理装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る画像出力システムの構成を示す模式図、図2は複合機、認証サーバ及び情報処理端末の構成を示すブロック図である。本実施形態1の画像出力システムは、複合機(画像出力装置)1と、認証サーバ(認証装置)2と、情報処理端末(情報処理装置)3とを備え、それぞれはインターネット等のネットワークNに接続可能である。以下では、複合機1、認証サーバ2及び情報処理端末3をそれぞれ1つ備えたシステムを例に説明するが、複合機1、認証サーバ2及び情報処理端末3のいずれか又は全てをそれぞれ複数台備えてもよい。
複合機1は、デジタル複合機又はアナログ複合機であり、例えばコンビニエンスストアに設置されている。複合機1は、制御部10、操作パネル11、画像読取部12、画像形成部13及び通信部14等を備える。
操作パネル11は、入力部11a及び表示部11bが一体として構成されたタッチパネルである。入力部11aは、ユーザが複合機1を操作するために必要な各種の入力キーを備え、ユーザが操作した入力キーに基づく情報を受け付け、受け付けた情報を制御部10へ送出する。表示部11bは、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELパネル等であり、制御部10からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。なお、タッチパネルを用いず、入力部11aと表示部11bとを各別に設けてもよい。
画像読取部12は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)を備えたスキャナであり、原稿に印刷された文字や画像等を画像データとして読み取る。また、画像読取部12は、所定の原稿載置台に載置された複数枚の原稿を順次スキャナによる読取位置まで搬送する原稿搬送機能を備えていてもよい。
画像形成部13は、電子写真方式、インクジェット方式又は熱転写方式等の画像形成手段であり、画像読取部12が原稿から読み取った画像データ、又は通信部14がネットワークNを介して外部から受信した印刷用データに基づいて印刷処理(画像出力)を行なう。画像形成部13は、画像データ又は印刷用データに基づいて、記録紙等の記録シート上に画像(文字/写真/グラフィック)を形成する。
通信部14は、ネットワークカード又はモデム等を備えており、公衆回線網、LAN(Local Area Network)又はインターネット等の通信ネットワークNに接続可能であり、ネットワークNを介して認証サーバ2や情報処理端末3等の外部装置と通信を行なう。通信部14は、有線通信を行なうためのインタフェースであってもよく、無線通信を行なうためのインタフェースであってもよい。また、通信部14は、物理的なケーブルを介して直接的に認証サーバ2と接続されていてもよい。
また、通信部14は、電子メールの送受信機能を有しており、ネットワークNを介した電子メールの送受信も可能である。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等を含み、複合機1が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部10のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、複合機1を、本発明に係る画像出力システムの画像出力装置として動作させる。
また、複合機1は、HDD(Hard Disk Drive )等の記憶装置(図示せず)を備えており、外部装置から印刷処理対象として受信した各種データ(印刷用データ)を記憶する。
認証サーバ2は、サーバコンピュータであり、複合機1と連携して複合機1を使用するユーザの認証処理を行なう。認証サーバ2は、制御部20、記憶部21及び通信部22等を備える。
記憶部21は、HDD等の記憶装置であり、認証サーバ2が実行する処理に必要な種々の制御プログラム及び各種データ等を格納している。また記憶部21には、電子データデータベース(以下、電子データDBという)21a、複合機情報データベース(以下、複合機情報DBという)21b及びユーザ情報データベース(以下、ユーザ情報DBという)21c(図3参照)が格納されている。
通信部22は、複合機1の通信部14と同様の構成である。従って、通信部22は、ネットワークNを介して複合機1や情報処理端末3等の外部装置と通信を行なう。また、通信部22は、電子メールの送受信機能を有しており、ネットワークNを介した電子メールの送受信も可能である。
制御部20は、CPU又はMPU等を含み、認証サーバ2が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部20のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、認証サーバ2を、本発明に係る画像出力システムの認証装置として動作させる。
図3は認証サーバ2の機能構成を示すブロック図である。認証サーバ2の制御部20は、CPU又はMPUが、ROMに予め格納されている制御プログラムを実行することにより、機能制御部23、記憶処理部24、複合機管理部25及びユーザ認証部26の各機能を実現する。機能制御部23は、記憶処理部24、複合機管理部25及びユーザ認証部26の各動作を制御する。
記憶処理部24は、通信部22がネットワークNを介して外部から受信した印刷用データ(複合機1による印刷処理対象の電子ファイルデータ)を電子データDB21aに格納する。なお、通信部22は、情報処理端末3だけでなく、ネットワークNに接続可能なパーソナルコンピュータ(図示せず)等からも印刷用データを受信する。また印刷用データは、画像出力システムが提供するプリントサービスを利用して複合機1で印刷処理を行なうユーザのユーザ情報と共に送信されてくる。なお、画像出力システムが提供するプリントサービスを利用したいユーザは、予めユーザ登録を行なっておく必要があり、印刷用データと共に送信されるユーザ情報は、ユーザ登録の際の登録したユーザIDである。
従って、記憶処理部24は、外部から印刷用データを受信した場合、受信した印刷用データを、印刷用データと共に受信したユーザIDに対応付けて電子データDB21aに格納する。
図4は複合機情報DB21b及びユーザ情報DB21cの構成を示す模式図である。
複合機情報DB21bには、各複合機1を特定するための複合機ID、各複合機1に割り当てられたIPアドレス、各複合機1において使用可能な設定条件が互いに関連付けて登録されている。認証サーバ2において、通信部22がネットワークNを介して、又は操作部(図示せず)を介して、複合機情報DB21bの登録情報の変更又は追加を受け付けた場合、複合機管理部25は、複合機情報DB21bの登録情報を更新する。複合機管理部25は、複合機情報DB21bの登録情報に基づいて、自身の認証サーバ2が管理すべき複合機1の情報を管理している。なお、複合機情報DB21bに登録される情報は、複数の複合機1のそれぞれを識別できる情報であれば、上述した情報に限定されない。
ユーザ情報DB21cには、プリントサービスにユーザ登録したユーザのユーザID及びパスワードと、各ユーザが複合機1において使用可能な設定条件が互いに関連付けて登録されている。認証サーバ2において、通信部22がネットワークNを介してユーザ情報DB21cの登録情報の変更又は追加を受け付けた場合、制御部20が、ユーザ情報DB21cの登録情報を更新する。
ユーザ認証部(認証部)26は、通信部22がネットワークNを介してユーザID及びパスワードと共にユーザ認証要求を受信した場合、ユーザ情報DB21cの登録内容に基づいて認証処理を行なう。具体的には、ユーザ認証部26は、通信部22が受信したユーザID及びパスワードをユーザ情報DB21cの登録情報と比較照合し、ユーザ情報DB21cに登録されているか否かを判断する。
図2の説明に戻る。情報処理端末3は、例えば携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話又はPDAなどの携帯情報端末である。情報処理端末3は、制御部30、記憶部31、操作パネル32、撮像部33及び通信部34等を備える。
記憶部31は、HDD又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、情報処理端末3が実行する処理に必要な種々の制御プログラム、各種データ、撮像部33で撮像して得られた画像データ等を格納している。
操作パネル32は、複合機1の操作パネル11と同様の構成であり、入力部32a及び表示部32bを備える。入力部32aは、ユーザが操作した入力キーに基づく情報を受け付け、受け付けた情報を制御部30へ送出する。表示部32bは、制御部30からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。
撮像部33は、カメラであり、CCDを介して入力された光信号を光電変換することにより画像データを取得する。
通信部34は、複合機1の通信部14と同様の構成である。従って、通信部34は、ネットワークNを介して複合機1や認証サーバ2等の外部装置と通信を行なう。なお、情報処理端末3は携帯型の端末装置であるので、通信部34は、無線通信のみ可能に構成されていてもよい。
制御部30は、CPU又はMPU等を含み、情報処理端末3が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部30のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、情報処理端末3を、本発明に係る画像出力システムの情報処理装置として動作させる。
上述した構成の画像出力システムにおいては、例えば、予めユーザ登録しているユーザが自宅でパーソナルコンピュータを用いて文書等の印刷用データを作成する。そして、ユーザは、自宅のパーソナルコンピュータから、印刷用データを認証サーバ2へ送信し、認証サーバ2に登録しておく。またユーザは、実際に複合機1に印刷処理を実行させたい場合、情報処理端末3を用いて、複合機1を特定するための複合機情報(装置情報)を取得し、複合機情報及びユーザ情報を認証サーバ2へ送信し、認証サーバ2に対してユーザ認証及び印刷実行を要求する。認証サーバ2は、情報処理端末3から要求されたユーザ認証を行ない、ユーザを認証できた場合、このユーザに対応付けて保持している印刷用データを複合機1へ送信し、印刷処理の実行を指示する。なお、認証サーバ2に印刷用データを登録する処理、及び認証サーバ2にユーザ認証及び印刷実行を要求する処理は、例えば、画像出力システムによるプリントサービスが提供されるウェブページを介して行なわれる。
以下に、プリントサービスを利用するユーザ(指示者)が情報処理端末3を用いて複合機1による印刷処理の実行を指示する場合に各装置が行なう処理について説明する。図5及び図6は画像出力システムによる印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、印刷用データは認証サーバ2の電子データDB21aに既に登録されているものとする。また、図5及び図6においては、左側の処理は複合機1による処理を示し、中央の処理は認証サーバ2による処理を示し、右側の処理は情報処理端末3による処理を示す。
プリントサービスを利用するユーザは、情報処理端末3を用いて、プリントサービスを提供する認証サーバ2にアクセスする。なお、認証サーバ2はウェブサーバとしての機能も有する。情報処理端末3は、認証サーバ2から所定のウェブページを取得し、取得したウェブページに基づいて印刷要求画面を表示部32bに表示させる(S1)。
図7は印刷要求画面の構成例を示す模式図である。図7に示す印刷要求画面においては、プリントサービスを利用したいユーザのユーザID及びパスワードを入力するための入力欄と、撮影ボタンと、プリントボタンとが表示される。また、撮影ボタンの近傍には、本サービスにおいて情報処理端末3が複合機1の複合機情報を取得する方法として、複合機1に表示されたパターンを情報処理端末3の撮像部33で撮像する旨の説明が表示されている。
図8は複合機情報のコードパターンの例を示す模式図である。複合機情報のコードパターンは、複合機1を特定するために必要な複合機情報(装置情報)をコード化したものであり、バーコード、QRコード(登録商標)等である。なお、複合機情報は、複合機1に割り当てられたホスト名、IPアドレス、MACアドレス等のネットワーク識別情報、また、複合機ID(シリアル番号)、複合機1に付与された名称、複合機1の設置場所(コンビニエンスストア)に関する情報等、複合機1を特定できる情報であればどのような情報でもよく、これらの情報のいずれか又は複数を使用することができる。また、コードパターンは、複合機1の操作パネル11(表示部11b)に表示されてもよく、用紙等に印刷されて複合機1の適宜位置に貼付されてもよい。
ユーザは、情報処理端末3の操作パネル32を操作し、自身のユーザID及びパスワードを入力し、制御部(指示者情報取得部)30は、操作パネル32(入力部32a)を介して、ユーザID及びパスワード(指示者を特定するための指示者情報)を取得する。次にユーザは、撮影ボタンを操作し、制御部(装置情報取得部)30は、撮像部33による撮像モードに切り替え、図8に示すようなコードパターンを撮影し、コードパターンの情報(画像データ)を取得する。ユーザは、コードパターンを撮影した後、プリントボタンを操作し、所望の複合機1による印刷実行を認証サーバ2に要求する。情報処理端末3の制御部30は、取得したコードパターンの情報と、ユーザID及びパスワード(以下、合わせて認証情報という)とを通信部(送出部)34を介して認証サーバ2へ送信する(S2)。
認証サーバ2の制御部20は、通信部22を介してコードパターンの情報及び認証情報を取得し、取得した認証情報に基づいてユーザ認証部(認証部)26が認証処理を行なう(S3)。ユーザ認証部26は、取得した認証情報がユーザ情報DB21cに登録されているか否かに基づいて、既にユーザ登録されていた適切なユーザであるか否かを判断(認証)する(S4)。ユーザが認証されなかった場合(S4:NO)、即ち、適切なユーザでなかった場合、制御部20は、認証に失敗した旨を示す認証エラーを通信部22を介して情報処理端末3に通知する(S5)。この場合、認証サーバ2の制御部20は、情報処理端末3から取得したコードパターンの情報及び認証情報を破棄する。
認証エラーを通知された情報処理端末3では、制御部30が、例えば認証エラーを操作パネル32に表示し(S6)、処理を終了する。
ユーザが認証された場合(S4:YES)、即ち、適切なユーザであった場合、認証サーバ2の制御部20は、情報処理端末3から取得したコードパターンの情報を復号し(S7)、複合機情報を取得する。そして、復号して得られた複合機情報と、複合機情報DB21bの登録情報とに基づいて、複合機管理部(特定部)25が、複合機1を特定する(S8)。認証サーバ2の制御部20は、複合機管理部25によって複合機1を特定できたか否かを判断する(S9)。複合機1を特定できなかった場合(S9:NO)、即ち、取得した複合機情報が複合機情報DB21bに登録されていなかった場合、又は、コードパターンを復号できなかった場合、制御部20は、複合機1の特定に失敗した旨を示す特定エラーを通信部22を介して情報処理端末3に通知する(S10)。この場合、認証サーバ2の制御部20は、情報処理端末3から取得したコードパターンの情報及び認証情報を破棄する。
特定エラーを通知された情報処理端末3では、制御部30が、例えば特定エラーを操作パネル32に表示し(S11)、処理を終了する。
複合機1を特定できた場合(S9:YES)、認証サーバ2の制御部20は、ステップS3で認証できたユーザ(ユーザID)に対応付けて電子データDB21aに格納してある印刷用データを記憶処理部24によって読み出す。そして、制御部20は、ステップS8で特定した複合機1宛てに、電子データDB21aから読み出した印刷用データを送信し(S12)、複合機1に印刷処理の実行を指示する。これにより、ユーザが情報処理端末3を用いて実行指示した印刷処理の実行が可能となる。
なお、複合機1の宛先は、例えば、情報処理端末3が撮像部33によって撮影するコードパターン(複合機情報)に複合機1の宛先情報(IPアドレス)が含まれている場合、認証サーバ2は、コードパターンから取得することができる。また、コードパターンにIPアドレスが含まれていない場合、認証サーバ2は、コードパターンから得られた複合機情報(例えば複合機ID)に対応するIPアドレスを複合機情報DB21bから取得することによって複合機1の宛先を得ることができる。
複合機1の制御部10は、通信部14を介して印刷用データを取得し、取得した印刷用データに基づいて、画像形成部13が画像出力を行なう(S13)。これにより、認証されたユーザによる複合機1の使用が可能になり、認証されたユーザが複合機1に対して指示した印刷処理が実行される。
複合機1の制御部10は、画像出力の終了後、処理結果を通信部14から認証サーバ2に通知する(S14)。処理結果を通知された認証サーバ2の制御部20は、複合機1による処理結果を通信部22から情報処理端末3に通知する(S15)。情報処理端末3の制御部30は、通知された処理結果を、例えば操作パネル32に表示させ(S16)、情報処理端末3のユーザに通知する。これにより、情報処理端末3を用いて複合機1による印刷処理(画像出力)の実行を指示したユーザは、印刷処理が適切に終了したか否かを知ることができる。
上述したように、本実施形態1の画像出力システムでは、ユーザが、情報処理端末3を用いて認証サーバ2に対して複合機1の使用許可(ユーザ認証)を要求する際に、複合機1の宛先情報を予め知っておく必要がない。また、ユーザは、複合機1に表示(又は貼付)されているコードパターンを情報処理端末3の撮像部33によって撮影することによって複合機1の複合機情報を容易に取得できるので、手軽に複合機1を使用できる。また、複合機情報はコードパターンの形式で表示(又は貼付)されるので、例えば複合機1のIPアドレス等のネットワーク識別情報が不用意に漏洩することが抑制され、セキュリティを維持できる。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係る画像出力システムについて説明する。本実施形態2の画像出力システムは、上述した実施形態1の画像出力システムと同様の構成によって実現されるので、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は実施形態2の画像出力システムによる印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、図9においても、左側の処理は複合機1による処理を示し、中央の処理は認証サーバ2による処理を示し、右側の処理は情報処理端末3による処理を示す。
本実施形態2の画像出力システムにおいて、認証サーバ2及び情報処理端末3は、図5に示したフローチャートにおけるステップS1〜S11と同様の処理を行なう。そして、ステップS9で、認証サーバ2の複合機管理部25が複合機情報に基づいて複合機1を特定できた場合(S9:YES)、認証サーバ2の制御部20は、ステップS7で復号して得られた複合機情報に、暗号化情報が含まれているか否かを判断する(S21)。
暗号化情報は、複合機1で実行可能な復号処理に用いられる復号キーに対応する暗号化キーの情報であり、複合機情報に予め含まれている。例えば、画像出力システムにおいて、認証サーバ2と複合機1との間でデータが暗号化されずに伝送される場合、又は、認証サーバ2と複合機1との間の通信のセキュリティレベルが低い場合に、暗号化情報が複合機情報に含まれる。
認証サーバ2の制御部20は、暗号化情報が含まれていないと判断した場合(S21:NO)、図6に示したフローチャートにおけるステップS12と同様の処理を行なう。また、この後、複合機1、認証サーバ2及び情報処理端末3は、図6に示したフローチャートにおけるステップS13〜S16と同様の処理を行なう。
一方、暗号化情報が含まれると判断した場合(S21:YES)、認証サーバ2の制御部20は、ステップS3で認証できたユーザ(ユーザID)に対応付けて電子データDB21aに格納してある印刷用データを記憶処理部24によって読み出す。そして、制御部20は、複合機情報に含まれる暗号化情報を用いて、読み出した印刷用データを暗号化し(S22)、ステップS8で特定した複合機1宛てに、暗号化データを送信する(S23)。これにより、認証サーバ2から複合機1へセキュアに印刷用データが転送される。
複合機1の制御部10は、通信部14を介して暗号化データを取得し、取得した暗号化データを、自身が予め保持する復号情報(復号キー)を用いて復号し(S24)、得られた印刷用データに基づいて、画像形成部13が画像出力を行なう(S13)。なお、この後、複合機1、認証サーバ2及び情報処理端末3は、図6に示したフローチャートにおけるステップS14〜S16と同様の処理を行なう。
上述したように、本実施形態2の画像出力システムでは、認証サーバ2から複合機1に送信される印刷用データが暗号化されるので、伝送中のデータが漏洩した場合であっても、情報漏洩を防止することが可能となる。また、複合機1に対応する暗号化情報が予め複合機情報に含まれているので、ユーザは複合機情報のコードパターンを情報処理端末3の撮像部33で撮影することによって、暗号化情報を得ることができる。
実施形態1,2の画像出力システムでは、ユーザが、印刷用データを予め認証サーバ2に登録しておくので、実際に情報処理端末3を用いて認証サーバ2に認証要求(印刷指示)を行なう際には、複合機情報のコードパターンの情報及び認証情報のみを認証サーバ2へ送信すればよい構成であった。よって、実施形態1,2では、情報処理端末3に印刷用データを保存しておく必要がなく、また、情報処理端末3から認証サーバ2へ送信されるデータのデータ量を削減できる。
このような構成のほかに、ユーザが情報処理端末3を用いて認証サーバ2に認証要求(印刷指示)を行なう際に、コードパターンの情報及び認証情報と共に、印刷用データを認証サーバ2へ送信するようにしてもよい。この場合、認証サーバ2がユーザ毎に印刷用データを管理しておく必要がないので、認証サーバ2による処理負担を軽減できる。
また、ユーザが、複数の印刷用データを予め認証サーバ2に登録しているときに、情報処理端末3を用いて認証サーバ2に認証要求を行ない、認証された場合に、所望の印刷用データを選択するようにしてもよい。具体的には、プリントサービスを利用するユーザが、情報処理端末3を用いて認証サーバ2にアクセスして所定のウェブページを取得した場合に、図10の上側に示すような印刷要求画面が情報処理端末3の表示部32bに表示される。図10は印刷要求画面の変形例を示す模式図である。図10の上側に示す印刷要求画面には、図7に示した印刷要求画面と同様に、ユーザID及びパスワードを入力するための入力欄と、ログインボタンとが表示される。
ユーザは、情報処理端末3の操作パネル32を操作し、自身のユーザID及びパスワードを入力し、ログインボタンを操作する。情報処理端末3は、印刷要求画面を介して取得したユーザID及びパスワード(認証情報)を認証サーバ2へ送信し、認証サーバ2は、取得した認証情報をユーザ情報DB21cの登録内容に基づいて認証する。認証できた場合、認証サーバ2は、図10の下側に示す印刷要求画面を表示させるためのウェブページを情報処理端末3へ送信し、情報処理端末3は、取得したウェブページに基づいて、図10の下側に示すような印刷要求画面を表示部32bに表示させる。
図10の下側に示す印刷要求画面は、ログインしたユーザが予め認証サーバ2に登録しておいた複数の印刷用データのそれぞれについて、ファイル名及び登録日と、印刷対象に選択するためのチェックボックスとが対応付けて表示される。なお、チェックボックスは、複数の印刷用データの選択が可能に構成されてもよい。また、図10の下側に示す印刷要求画面は、複合機1に表示されたパターンを情報処理端末3の撮像部33で撮像する旨の説明と、撮影ボタンと、プリントボタンとが表示される。
ユーザは、情報処理端末3の操作パネル32を操作し、印刷すべき印刷用データのチェックボックスをチェックすると共に、撮影ボタンを操作して、複合機1が表示するコードパターンを撮影する。ユーザは、コードパターンを撮影した後、プリントボタンを操作し、所望の複合機1による印刷実行を認証サーバ2に要求する。これにより、ユーザは、コードパターンの情報と共に、印刷すべき印刷用データを示す情報を認証サーバ2に送信することができる。このように構成した場合、認証サーバ2に登録してある複数の印刷用データから、これから印刷すべきデータを情報処理端末3を用いて選択できるので操作性が向上する。
また実施形態1,2では、ユーザが情報処理端末3を用いて認証サーバ2に認証要求(印刷指示)を行なう際に、情報処理端末3から認証サーバ2へコードパターンの情報及び認証情報が同時に送信される構成であった。このような構成のほかに、例えば、情報処理端末3から認証サーバ2へまず認証情報のみが送信され、認証サーバ2による認証処理の結果、ユーザが認証できた場合に、情報処理端末3から認証サーバ2へコードパターンの情報が送信される構成でもよい。また、ユーザが認証要求を行なう際に、コードパターンの情報及び認証情報と共に、印刷用データが認証サーバ2へ送信される構成において、コードパターンの情報が先に認証サーバ2へ送信され、認証サーバ2によって複合機1が特定できた場合に、情報処理端末3から認証サーバ2へ印刷用データが送信される構成でもよい。
実施形態1,2の情報処理端末3は、撮像部33によってコードパターンを撮影することにより複合機情報を取得していたが、この構成に限定されない。例えば、複合機情報のコードパターンがバーコードである場合には、情報処理端末3は、撮像部33の代わりにバーコードリーダーのようなコード読取部を備え、コード読取部によって複合機情報を取得してもよい。また、情報処理端末3がICカードリーダーを備える場合には、複合機情報を記録したICカードを複合機1に添付しておき、情報処理端末3のICカードリーダーによってICカードから複合機情報を取得するようにしてもよい。更に、複合機1及び情報処理端末3が、赤外線を使用した赤外線通信が可能である場合には、情報処理端末3が、赤外線通信によって複合機情報を複合機1から取得するようにしてもよい。
実施形態1,2の画像出力システムでは、複合機1が、処理結果を認証サーバ2に通知するので、認証サーバ2は、複合機1による処理結果を把握できる。よって、認証サーバ2は、印刷処理の完了を通知された場合に、例えば、認証サーバ2で保持されている印刷用データの削除、各ユーザの複合機1の使用状況の把握等を行なえる。また、処理結果に、各ユーザの具体的な使用状況、例えば、出力用紙サイズ、出力用紙枚数、白黒印刷又はカラー印刷の実行等の印刷処理内容が含まれる場合には、このような情報に基づいて各ユーザに対する課金処理が可能となる。
実施形態1,2の情報処理端末3は、撮像部33によってコードパターンを撮影して得られた情報(画像データ)を認証サーバ2へ送信し、認証サーバ2がコードパターンを復号して複合機情報を取得する構成であった。このような構成のほかに、情報処理端末3が、復号機能を有し、コードパターンを撮影して得られた情報を復号して複合機情報を取得し、取得した複合機情報を認証サーバ2へ送信する構成でもよい。この場合、認証サーバ2による処理負担を軽減できる。
実施形態1,2の情報処理端末3では、ユーザは、印刷要求画面において操作パネル32を操作して認証情報(ユーザID及びパスワード)を入力する構成であった。このような構成のほかに、例えば、情報処理端末3がICカードリーダーを有する場合、ICカードに予めユーザID及びパスワードを記憶させておき、ICカードリーダーによってICカードから認証情報を読み取る構成としてもよい。
実施形態1,2の画像出力システムは、1つの認証サーバ2を備え、ユーザは、所定の認証サーバ2にアクセスして、プリントサービスを提供するウェブページを取得する構成であった。即ち、アクセス先の認証サーバ2は1つであった。このような構成のほかに、複合機1及び認証サーバ2をそれぞれ複数備え、それぞれの認証サーバ2が予め割り当てられた複数の複合機1をそれぞれ管理しており、ユーザは、使用したい複合機1を管理する認証サーバ2にアクセスし、この認証サーバ2からプリントサービスを提供するウェブページを取得する構成としてもよい。
この場合、例えば、複合機1の複合機情報が、この複合機1を管理する認証サーバ2を特定するためのサーバ情報(認証装置情報)を含み、情報処理端末3は、取得した複合機情報に基づいて、適切な認証サーバ2にアクセスする。具体的には、例えば、複合機1の複合機情報に、ユーザが使用したい複合機1を管理する認証サーバ2(ウェブページ)にアクセスするためのURLが含まれている。そして、複合機情報を取得した情報処理端末3は、複合機情報に含まれるURLにアクセスすることにより、適切な認証サーバ2にアクセスし、適切なウェブページ(印刷要求画面)を取得する。即ち、情報処理端末3の制御部(認証装置特定部)30は、複合機情報に含まれるURLに基づいて、アクセスすべき認証サーバ2を特定することができる。よって、複数の認証サーバ2によって認証処理の負荷が分散できると共に、各ユーザは、複合機情報のコードパターンを情報処理端末3の撮像部33で撮影するのみによって、適切な認証サーバ2の情報(宛先情報)を取得できる。
実施形態1,2の画像出力システムは、認証サーバ2がネットワークNを介して印刷用データを複合機1へ送信する構成である。更に、認証サーバ2が印刷用データを複合機1へ送信する方法として、FTP通信、HTTP通信、電子メール送信等の複数の通信方式のいずれかを適宜切り替えて利用できる構成としてもよい。具体的には、複合機1の複合機情報に、複合機1で使用可能な通信方式が含まれており、認証サーバ2は、情報処理端末3から取得した複合機情報に基づいて、複合機1が使用可能な通信方式を特定し、複合機1に印刷用データを送信する際に、特定した方式を用いる。例えば、FTP通信によって印刷用データを複合機1へ送信できない場合、認証サーバ2は、電子メールにて印刷用データを複合機1へ送信すればよい。なお、複合機1の電子メールアドレスは、複合機1の複合機情報に含めておいてもよく、認証サーバ2の複合機情報DB21bに予め登録しておいてもよい。これにより、認証サーバ2は最適な方法で印刷用データを複合機1へ確実に送信することができる。
上述した構成は、認証サーバ2がグローバルネットワークに接続されており、複合機1は企業内のネットワーク環境でプライベートアドレスのみが割り当てられている場合に特に有効である。即ち、このような状況では、認証サーバ2は複合機1に対して直接通信を行なうことができないが、複合機1の電子メールアドレスを取得できれば、電子メールアドレスを用いて複合機1へデータ送信できる。また、例えば、認証サーバ2が複合機1へ印刷用データを送信する際の通信方式が固定(例えばFTP通信のみ)であった場合、送信先の複合機1で、その方式が利用できなければ、認証サーバ2から複合機1にデータ送信できない。しかし、上述したように複数の通信方式のいずれかの利用が可能であれば、画像出力システムが構築された環境において最適な通信方式を利用してデータを送信することができる。
実施形態1,2の画像出力システムは、ユーザを認証し、複合機1を特定できた場合に、認証サーバ2が複合機1へ印刷用データを送信する構成である。このような構成のほかに、認証サーバ2は複合機1からの送信要求があった場合に、対応する印刷用データを複合機1へ送信するようにしてもよい。例えば、複合機1は、定期的に認証サーバ2に対して印刷要求の確認を行ない、認証サーバ2の制御部(要求受付部)20は、複合機1からの確認があった場合に、この複合機1に対する印刷要求があれば、対応する印刷用データを複合機1へ送信するようにしてもよい。この場合、認証サーバ2から複合機1へデータ送信できないような環境であっても、複合機1から認証サーバ2へのアクセスが可能であれば、認証サーバ2は、複合機1からの要求に応じて印刷用データの送信が可能となる。
また、認証サーバ2が、複合機1へ印刷用データの送信を失敗した場合であっても、複合機1からのアクセスに応じて印刷用データを再送できるので、印刷処理を中断させる必要がない。なお、実施形態1,2において、認証サーバ2が、複合機1へ印刷用データの送信を失敗した場合に、所定時間経過後に印刷用データの再送を行なうようにしてもよい。
更に、複合機1の複合機情報に、複合機1で実行可能な印刷機能又は通信機能等に関する設定情報を含めてもよい。これにより、ユーザは、複合機情報のコードパターンを情報処理端末3の撮像部33で撮影することのみによって、複合機1による印刷処理に関する設定を行なうことができる。
実施形態1,2の画像出力システムは、複合機情報のコードパターンが予め複合機1に表示又は貼付されている構成である。このような構成のほかに、認証サーバ2が、複合機情報DB21bの登録情報に基づいて複合機情報のコードパターンを生成する構成でもよい。具体的には、認証サーバ2は複合機情報DB21bを管理しているので、制御部20が、複合機情報DB21bの登録情報の一部を用いてコードパターンを生成する。複合機1の制御部10は、認証サーバ2で生成されたコードパターンを通信部14で取得し、取得したコードパターンを表示部11bに表示してユーザに通知(呈示)する。この場合、認証サーバ2が複合機1のIPアドレス等の情報を管理しているので、複合機情報にIPアドレス等のネットワーク識別情報を含める必要がない。よって、情報処理端末3から認証サーバ2へ送信されるコードパターンの情報が漏洩した場合であっても、ネットワーク識別情報等の機密情報の漏洩を防止できる。
また、認証サーバ2がコードパターンを生成する処理の実行を、複合機1の操作パネル11を介してユーザが指示するようにしてもよい。この場合、複合機1の制御部10は、ユーザからコードパターンの生成を指示される都度、認証サーバ2にコードパターンの生成を要求し、生成されたコードパターンを取得する。認証サーバ2がコードパターンを生成することによって、各複合機1のコードパターンを認証サーバ2で一括管理できると共に、複合機1にコードパターンの生成機能を備える必要がない。また、適宜変更される可能性のある情報(複合機情報)を用いてコードパターンが生成される場合、ユーザは、最新のコードパターンを用いて複合機1による印刷処理の実行をリクエストできる。
本発明の画像出力システムでは、複合機1のほかに、プリンタ機能のみを有するプリンタ、画像を表示させる表示装置等を利用できる。
以上、本発明の好適な実施形態について具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。
1 複合機(画像出力装置)
2 認証サーバ(認証装置)
3 情報処理端末(情報処理装置)
14 通信部
20 制御部(要求受付部)
21 記憶部
22 通信部
25 複合機管理部(特定部)
26 ユーザ認証部(認証部)
30 制御部(装置情報取得部、指示者情報取得部、認証装置特定部)
33 撮像部
34 通信部(送出部)
11b 表示部
21a 電子データDB

Claims (4)

  1. 画像出力装置が、前記画像出力装置を特定するための装置情報を情報処理装置が取得可能な画像としてコード化したコードパターンの画像を、ユーザから操作パネルを介して前記コードパターンの表示を指示された場合に表示し、
    前記情報処理装置が、前記コードパターンの画像を取得し、前記画像から取得した前記装置情報に基づいて前記画像出力装置を特定し、
    前記画像出力装置が、前記情報処理装置によって特定された場合に、前記情報処理装置から自装置に送信された画像データに基づく画像の出力が可能であり、
    前記画像出力装置が、前記情報処理装置から送信されたユーザを特定するためのユーザ情報に基づいて認証された前記ユーザが指示した画像出力を実行し、
    前記画像出力装置が、実行した画像出力の結果を、前記画像データを自装置に送信した前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする画像出力方法。
  2. 画像出力装置が、
    前記画像出力装置を特定するための装置情報を情報処理装置が取得可能な画像としてコード化したコードパターンの画像を、ユーザから操作パネルを介して前記コードパターンの表示を指示された場合に表示し、
    前記コードパターンの画像を取得した前記情報処理装置によって前記画像から取得された前記装置情報に基づき自装置が特定された場合に、前記情報処理装置から自装置に送信された画像データに基づく画像の出力が可能であり、
    前記情報処理装置から送信されたユーザを特定するためのユーザ情報に基づいて認証された前記ユーザが指示した画像出力を実行し、
    実行した画像出力の結果を、前記画像データを自装置に送信した前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする画像出力方法。
  3. 前記コードパターンはバーコードまたはQRコード(登録商標)である請求項1又は2に記載の画像出力方法。
  4. 前記装置情報はIPアドレスである請求項1から3までのいずれかひとつに記載の画像出力方法。
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