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JP6527934B1 - 順番管理システム、順番管理装置、およびプログラム - Google Patents

順番管理システム、順番管理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ある施設に順番待ちをしていながら、メールマガジンの受信許諾が得られていない利用者に対し、後から問い合わせを行う。【解決手段】順番管理システム1000は、各施設における順番待ちの登録に基づいて、施設毎の順番待ち組の情報を管理する順番管理サーバ100と、順番待ちを登録した利用者が所持するユーザ端末300とを備える。順番管理サーバは、順番待ちリストを記憶する順番待ちリスト記憶部と、順番待ちを登録した利用者が、各施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を記憶する受信許諾情報記憶部と、ユーザ端末から、順番待ち状況の問い合わせを受け付けた場合に、ユーザ端末に当該順番待ち組の順番待ち状況の情報を提供する順番待ち情報提供部とを備える。順番待ち情報提供部は、利用者がメール受信を許諾していない施設が存在する場合には、ユーザ端末に、それらの施設についてのメール受信の許諾の問い合わせを通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、順番管理システム、順番管理装置、およびプログラムに関する。
従来、レストランや店舗、病院、銀行、役所等においては、そのサービスを待つ顧客の順番待ちを管理するために、種々の順番管理システムが採用されている。
例えば、特許文献1には、順番待ちのできる複数の施設に対して同時に予約管理サービスを提供する予約管理システムが記載されており、ユーザは、Webや、電話や、店頭端末から順番待ち予約の申し込みをできることが記載されている。また、順番が近づいてきた予約客に対して、予約時に登録したメールアドレス宛に呼出メールを通知することが記載されている。また、予約時に会員登録させることで、ダイレクトメールやプッシュ型広告配信を行うことが記載されている。
特開2005−50002号公報
施設側にとって、順番待ちをしている利用者へ呼出メールを送る際に、併せて同施設のメールマガジンの受信許諾の問い合わせを行うのは効果的な方法である。しかし、待ち時間が短く呼出メールを送る機会が無い場合や、呼出メールを送っても、利用者がその時点ではメールマガジンの受信許諾を行わないこともあった。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、ある施設に順番待ちをしていながら、メールマガジンの受信許諾が得られていない利用者に対し、後から問い合わせを行えるようにすることを目的の一つとする。
本発明の一実施形態に係る順番管理システムは、複数の施設における順番待ち組の順番待ちを管理する順番管理システムであって、
各施設における順番待ちの登録に基づいて、施設毎の順番待ち組の情報を管理する順番管理サーバと、
順番待ちを登録した利用者が所持するユーザ端末と、を備え、
前記順番管理サーバは、
各施設において順番待ちを登録した順番待ち組の、施設毎の順番待ち状況の情報を保持する順番待ちリストを記憶する順番待ちリスト記憶部と、
順番待ちを登録した利用者が、各施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を記憶する受信許諾情報記憶部と、
前記ユーザ端末から、順番待ち状況の問い合わせを受け付けた場合に、前記ユーザ端末に当該順番待ち組の順番待ち状況の情報を提供する順番待ち情報提供部と、を備え、
前記順番待ち情報提供部は、
前記利用者がメール受信を許諾していない施設が存在する場合には、前記ユーザ端末に、それらの施設についての前記メール受信の許諾の問い合わせを通知するものである。
また、前記順番待ち情報提供部は、前記ユーザ端末に前記順番待ち状況の情報を提供した際に前記ユーザ端末に保存されるクッキー値を取得し、前記受信許諾情報記憶部は、前記クッキー値に紐づけて、各施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を記憶するようにしてもよい。
また、前記順番待ち情報提供部は、当該順番待ち組の予想待ち時間が一定時間以上の場合にのみ、前記メール受信の許諾の問い合わせを通知するようにしてもよい。
本発明によれば、ある施設に順番待ちをしていながら、メールマガジンの受信許諾が得られていない利用者に対し、後から問い合わせを行えるようにすることができる。
本発明の実施形態に係る順番管理システム1000の概略構成を示す図。 本発明の実施形態に係る順番管理端末200の主要構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る順番管理システム1000における順番待ちの受付登録処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る順番管理システム1000における順番待ち状況の問い合わせを受けた時の処理のシーケンス図。 本発明の実施形態に係るユーザ端末300に表示される順番待ち状況の表示画面を例示する図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、レストランAにおける順番待ち管理の例について説明するが、その他、アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート、銀行、病院、役所、修理専門店、旅行代理店、中古品買取店など、施設利用者の順番待ちの管理を行うあらゆる施設に適用できる。
図1は、本実施形態に係る順番管理システム1000の概略構成を示す図である。図1に示すように、順番管理システム1000は、管理センター等に設置された順番管理サーバ(順番管理装置)100と、施設の入口付近などに設置された順番管理端末200と、ユーザ端末300を含んでいる。順番管理サーバ100は、順番管理端末200およびユーザ端末300と通信ネットワークNを介して接続されている。
施設(ここではレストランA)の利用者は、順番管理端末200またはユーザ端末300を操作して、施設への順番待ちを登録したり、待ち時間を確認したり、順番が来た際に呼出を受けたりすることができる。また、施設の従業者等は、順番管理端末200を操作して、利用者に代わって順番待ちを登録したり、順番待ちリストに登録されている順番待ち組のステータスを更新したりする。
順番管理サーバ100は、順番管理端末200またはユーザ端末300を介して登録される順番待ちを施設毎に管理する。図1の例では、1つの施設の順番管理端末200のみが図示されているが、順番管理サーバ100は、実際には複数の施設に設置されている順番管理端末200と通信ネットワークNで接続され、各施設の順番待ちを管理している。順番管理サーバ100は、汎用的なコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現する。順番管理サーバ100を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
順番管理サーバ100は、施設ごとに順番管理端末200を管理するための管理データベース(順番待ちリスト記憶部、受信許諾情報記憶部、順番待ち情報提供部)110と、プロセッサ120と、を備えている。管理データベース110は、クライアント管理テーブルTA1と、ステータス管理テーブルTA2と、メールパーミッション管理テーブルTA3を備えている。
クライアント管理テーブルTA1には、施設毎に、順番管理端末200に対して付与されている固有のIDとパスコード(アカウント)が登録されている。クライアント管理テーブルTA1の1レコードには、例えば「レストランA」のレコードとして、「ID:A1・・・」、「パスコード:AA2・・・等が設定されている。これらの情報は、例えば、システム導入の際に各施設で順番待ちの管理を行う管理者(例えば、施設のオーナーなど)によって設定される。なお、1施設で複数の順番管理端末200を利用する場合には、同一のIDとパスコードを利用してもよいが、例えば所定の条件に従い、複数のIDとパスワードを使い分けるようにしてもよい。
ステータス管理テーブルTA2には、各施設での順番待ちリストが登録されている。この順番待ちリストは、順番待ちをしている者(順番待ち組)の一覧と、各々の順番待ち組の待ち状況をあらわす情報(ステータス情報)が含まれる。順番待ちリストの1レコードには、受付番号「1」、受付時刻「13:03」、ステータス「呼出中」等の情報が含まれている。その他、待ち項目(希望する席の種類)、利用人数、氏名、連絡先のメールアドレス、電話番号などの情報も含むことができる。
ステータスには、順番到来前の状態である「待ち中」、順番が来たことを知らせた状態である「呼出中」、順番が来た者を実際に席に案内した状態である「案内済」、さらに順番待ちをキャンセルした状態である「取消済」等が含まれる。ステータスとしてどのような項目を設定するかは各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。
なお、順番待ちリストに含める情報は、各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。順番待ちリストの内容は、順番管理端末200から送信される順番待ちリストへの新規登録情報、またはステータスの更新情報(詳細は後述)に基づいて更新される。
メールパーミッション管理テーブルTA3には、順番待ちをしている利用者が、順番券(後述)に印刷された二次元コードをユーザ端末300で読み込んで順番待ち状況を表示した際に、ユーザ端末300に保存されるクッキー値が登録されている。さらに、クッキー値に紐づけて、今までに順番待ち状況を確認した施設と、その施設に対する「メールマガジンの受信許諾(メールパーミッション)の情報が登録されている。すなわち、同じユーザ端末300で複数の施設の順番待ち状況を確認している場合には、それぞれの施設についての情報が登録される。具体的には、1レコードに、クッキー値「123」、[施設「レストランA」、メールパーミッション「有」]、[施設「レストランB」、メールパーミッション「未」]、[施設「レストランC」、メールパーミッション「無」]等の情報が含まれている。
メールパーミッション管理テーブルTA3のレコードは、ユーザ端末300で最初に順番待ち状況を確認した時に作成される。各施設についてのメールパーミッションの情報は、当該施設の順番待ち状況を最初に確認した際に登録される。したがって、一度でも順番待ちを登録し、且つ順番券の二次元コードを読み込んで順番待ち状況を確認した施設については、メールパーミッションの情報が登録される。
メールマガジンの受信許諾の問い合わせは、例えば、順番待ちをしている利用者に呼出メールを送る際などに併せて送信する。ある施設に最初に順番待ちを登録した際に、呼出メールを送信する機会がなく、受信許諾の問い合わせを未だ行っていない場合には、メールパーミッション管理テーブルTA3のメールパーミッションの情報は「未」と記録される。また、受信許諾の問い合わせを行ったものの許諾が得られなかった場合には、メールパーミッションの情報は「無」と記録される。受信許諾が得られている場合にはメールパーミッションの情報は「有」と記録される。そして、次回同じ利用者がどこかの施設で順番待ちを登録し、ユーザ端末300で最初に順番待ち状況を確認した際に、メールパーミッションを得られていない施設(メールパーミッションの情報が「未」または「無」の施設)についても受信許諾の問い合わせを行う。また、この時受信許諾の問い合わせを行うのは、メールパーミッションの情報が「未」の施設のみとし、メールパーミッションの情報が「無」の施設については、一定期間経過後(例えば1か月後)に再度問い合わせを行うようにしてもよい。
プロセッサ120は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、ROM等の記憶手段に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理サーバ100の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ120は、順番管理端末200と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(順番管理アプリケーション)も実行する。
通信ネットワークNは、順番管理サーバ100と順番管理端末200との間などで、相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
順番管理端末200は、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ100とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。なお、順番管理端末200は、1施設で複数台利用することもできる。
図2は、順番管理端末200の主要構成を示すブロック図である。順番管理端末200は、プロセッサ210と、入力装置215と、表示装置216と、通信インタフェース220と、記憶資源230を備える。順番管理端末200は、施設に来た利用者や、施設の従業者がタッチパネルなどの入力装置215を操作することで、順番待ちリストへの登録や更新等の入力を受け付ける。
プロセッサ210は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶資源230に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理端末200の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。
入力装置215は、順番待ちリストへの受付や順番待ちリストからの消込み等の入力を受け付けるための各種操作ボタンやタッチパネル215aを備えている。
表示装置216は、順番待ちリストや、受付画面やステータス管理画面を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイにより構成される。
通信インタフェース220は、通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークNを介して他の装置と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース220は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶資源230は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶資源230は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
記憶資源230には、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等が格納される。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース220を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶資源230には、これら各種プログラムや各種データのほか、プロセッサ210が実行することにより、順番管理サーバ100と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(順番管理アプリケーション)AP1が記憶されている。
ユーザ端末300は、施設の利用者が所有する、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、ウェアラブルデバイスなどの端末である。ユーザ端末300は、プロセッサ310、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置320、液晶ディスプレイなどの表示装置330、通信ネットワークNに接続するための通信インタフェース340、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)などの記憶資源350を備えている。記憶資源350には、これら各種プログラムや各種データのほか、順番管理サーバ100と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(専用アプリ)等が記憶されている。利用者は、ユーザ端末300にインストールされている専用アプリやウェブブラウザを介して、各施設への順番待ちを登録したり、順番待ち状況を確認したりすることができる。
(順番待ちの受付登録)
まず、順番管理サーバ100による順番待ちの受付登録処理について図3のフローチャートを用いて説明する。施設(ここでは、レストランA)に来訪した利用者が、施設に設置された順番管理端末200を操作して受付登録を行う場合を例に説明する。
まず、順番管理端末200は通信インタフェース220を介して、順番管理サーバ100からステータス管理テーブルTA2に登録されている順番待ちリストに含まれる情報を受信する(ステップS31)。
次に、順番管理端末200は、順番待ちの受付をするための受付画面を表示装置216に表示させる(ステップS32)。受付画面には、例えば、順番待ちリストの情報(順番待ちをしている者の受付番号と現在のステータス情報)が、受付をした順番に時系列に並べられた一覧が表示される。さらに、現在順番待ちをしている待ち組数なども表示される。
表示された受付画面に対して利用者が所定の操作入力を行い、順番待ちの受付に必要な情報(待ち項目、利用人数、呼出(電話又はメール)の希望の有無、呼出時の連絡先の電話番号またはメールアドレス等)の入力が完了すると(ステップS33:YES)、順番管理端末200は受付完了画面を表示する(ステップS34)。受付完了画面には、受付番号(待ち番号)や、現時点での予想待ち時間等が表示される。また、順番券を受け取るよう促すメッセージが表示され、利用者は、順番管理端末200に接続されたプリンタから印刷される順番券を受け取ることができる。
順番券には、受付番号と対応付けられた二次元コードが印刷されている。利用者が自身のユーザ端末300を利用して順番券に印刷された二次元コードを読み取ることで、ユーザ端末300の表示装置に、利用者の現在の順番待ち状況(現状の待ち組数や予想待ち時間など)が表示される。また、利用者が、二次元コードを読み込むことによって表示される案内にしたがって電話番号やメールアドレスを入力することにより、順番が到来した際に電話またはメールによるメッセージを受信したり、順番が近づいたときにリマインドメッセージを受信したりすることができる。
確定した新規登録情報は、順番管理端末200から通信ネットワークNを介して順番管理サーバ100に送信される(ステップS35)。順番管理サーバ100は、ある施設から新規登録情報を受信すると、受信した新規登録情報に基づいて、その施設の順番待ちリストに順番待ちを1組新たに追加する処理を行い、ステータス管理テーブルTA2を更新する(ステップS36)。
なお、利用者が自身のユーザ端末300から受付登録を行うこともできる。この場合、ユーザ端末300で専用アプリやウェブサイトを介して利用したい施設(レストランA)を選択し、当該施設用の受付画面を表示させる。その後は、順番管理端末200を用いて登録する場合と同様の手順で行うことができる。ユーザ端末300を利用すれば、施設へ実際に行く前に自宅や外出先などから遠隔で受付登録を行うことができる。
(順番待ちリストの更新)
各施設の順番待ちリストの各レコードの内容は、施設の従業者等が順番管理端末200を用いて「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」等の操作を行った際に更新される。「取消」は、順番待ちをキャンセルすることを意味し、「変更」は、いったん入力された順番待ちの内容を変更することを意味する。また、「呼出」は、順番が来た組を口頭で呼出したり、電話や呼出メールなどで知らせた状態であることを意味し、「案内」は、順番が来た組に対して実際に対応を開始した状態であることを意味する。
従業者は、例えば、順番管理端末200に表示された順番待ちリストの中から、更新対象の順番待ち組を選択し、選択した順番待ち組に対していずれかの更新操作を行う。更新対象の順番待ち組を特定する情報(例えば受付番号「1」)と更新操作の情報(例えば「呼出」)は、順番管理端末200から通信ネットワークNを介して順番管理サーバ100にアップロードされる。順番管理サーバ100は、受信した情報に基づき、当該施設の順番待ちリストを更新する。例えば、受付番号「1」に対して「呼出」操作を行った場合には、受付番号「1」の順番待ち組のステータスが「呼出中」に更新される。
(順番待ち状況の提示とメーリングリストの受信許諾の問い合わせ)
次に、順番待ちをしている利用者のユーザ端末300から、順番待ち状況の問い合わせを受けた時の処理について、図4のシーケンス図を用いて説明する。
上述のように、順番管理端末200で受付登録を行うと、受付番号と対応付けられた二次元コードが印刷された順番券が発券される。順番待ちを登録した利用者が、順番券の二次元コードをユーザ端末300で読み取ると、利用者の受付番号の情報が順番管理サーバ100に送信される(ステップS101)。
順番管理サーバ100は、受信した受付番号に対応する順番待ちリストのレコードを参照し、当該順番待ち組の現在の順番待ち状況(現状の待ち組数や予想待ち時間など)をユーザ端末300に送信する(ステップS102)。
ユーザ端末300は、表示装置330に、受信した順番待ち状況を表示する(ステップS103)。さらに、ユーザ端末300は、順番待ち状況を表示した際に保存したクッキー値を、順番管理サーバ100に送信する(ステップS104)。
順番管理サーバ100は、メールパーミッション管理テーブルTA3を参照し、受信したクッキー値が登録されているか否かを判定する(ステップS105)。登録されている場合には(YES)、当該クッキー値に紐づけて登録されている各施設のメールパーミッションの情報を参照する(ステップS106)。順番管理サーバ100は、メールパーミッションが「未」または「無」の施設についてのメールマガジン受信許諾の問い合わせ情報をユーザ端末300に送信する(ステップS107)。
受信許諾の問い合わせ情報は、現在の予想待ち時間が所定時間以上(例えば、15分以上)の場合にのみ送信するようにしてもよい。また、メールパーミッションが「未」または「無」の施設のうち、一部の施設についての受信許諾のみを問い合わせるようにしてもよい。例えば、順番待ちをしている施設と同じ業態(ここでは、レストラン)の施設についてのみ問い合わせるようにしてもよいし、グループ企業や系列店等、関連のある施設についてのみ問い合わせを行うようにしてもよい。また、メールパーミッションが「未」の施設についてのみ問い合わせを行うようにしてもよい。
ユーザ端末300は、受信したメールマガジン受信許諾の問い合わせ情報を表示装置330に表示する(ステップS108)。図5は、表示装置330に表示される順番待ち状況の表示画面を例示する図である。図5の例では、現在の予想待ち時間や待ち組数の情報と共に、メールパーミッションが「未」の施設(ここでは、レストランB)についてのメールマガジン受信許諾の問い合わせが表示される。
利用者が「購読する」ボタンをタップすると、順番管理サーバ100にメールパーミッション受付情報が送信され(ステップS109)、メールパーミッション管理テーブルTA3のレストランBのメールパーミッション情報が「有」に更新される(ステップS110)。これにより、以降、登録されているメールアドレスにレストランBのメールマガジンが配信される。
また、ステップS105で、クッキー値が登録されていない場合には(NO)、メールパーミッション管理テーブルTA3に当該クッキー値のレコードを作成し、当該施設(ここではレストランA)のメールパーミッション「未」を登録する(ステップS111)。また、クッキー値が登録されている場合であっても、当該施設のメールパーミッションの問い合わせを行っていない場合には、メールパーミッション「未」を登録する。
利用者が、呼出メールの受信を希望する場合には、呼出メールの送信の際にメールパーミッション管理テーブルTA3を参照し、メールパーミッションが「未」または「無」の施設についてのメールマガジン受信許諾の問い合わせ情報を呼出メッセージと共にユーザ端末300に送信するようにしてもよい。
また、ステップS103において順番待ち状況を表示した際、ユーザ端末300からクッキー値を取得する代わりに、プッシュ通知許諾の問い合わせを行い、許諾が得られた場合には、後からプッシュ通知を利用してメールマガジン受信許諾の問い合わせを行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、利用者がユーザ端末300で順番券の二次元コードを読み込んで順番待ち状況を表示した際に、ユーザ端末300からクッキー値を取得し、クッキー値に紐づけて、順番待ちをした施設とメールパーミッションの情報を管理するようにした。この情報に基づいて、メールパーミッションが得られていない施設については、次回以降どこかの施設の順番待ち状況の問い合わせを受けた際に、受信許諾の問い合わせを行うようにした。これにより、ある施設に順番待ちをしたことがありながら、メールパーミッションが得られていない利用者に対し、後から問い合わせを行えるようにすることができる。
また、受信許諾の問い合わせは、現在の予想待ち時間が所定時間以上の場合にのみ送信するようにしてもよい。このように、利用者が、許諾手続きの操作を実施するのに十分な時間がある場合に問い合わせを行うことで、メールパーミッションを取得する確率を高くすることができる。
また、メールパーミッションが「未」または「無」の施設のうち、グループ企業や系列店など、一部の施設についての受信許諾のみを問い合わせるようにしてもよい。これにより、グループ内での、顧客のメールパーミッション取得率を向上させることができる。また、メールパーミッションが「未」の施設についての受信許諾の問い合わせを優先して行い、メールパーミッションが「無」の施設については、一定期間経過後(例えば1か月後)に再度問い合わせを行うようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
1000…順番管理システム
100…順番管理サーバ
110…管理データベース
120…プロセッサ
200…順番管理端末
210…プロセッサ
215…入力装置
215a…タッチパネル
216…表示装置
220…通信インタフェース
230…記憶資源
300…ユーザ端末
310…プロセッサ
320…入力装置
330…表示装置
340…通信インタフェース
350…記憶資源
TA1…クライアント管理テーブル
TA2…ステータス管理テーブル
TA3…メールパーミッション管理テーブル
N…通信ネットワーク
AP1…順番管理アプリケーション

Claims (5)

  1. 複数の施設における順番待ち組の順番待ちを管理する順番管理システムであって、
    各施設における順番待ちの登録に基づいて、施設毎の順番待ち組の情報を管理する順番管理サーバと、
    順番待ちを登録した利用者が所持するユーザ端末と、を備え、
    前記順番管理サーバは、
    各施設において順番待ちを登録した順番待ち組の、施設毎の順番待ち状況の情報を保持する順番待ちリストを記憶する順番待ちリスト記憶部と、
    前記ユーザ端末から、ある施設の順番待ち状況の問い合わせを受け付けた場合に、前記ユーザ端末に当該順番待ち組の順番待ち状況の情報を提供する順番待ち情報提供部と、
    前記ユーザ端末を特定する情報と、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の情報と、前記ユーザ端末がその施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を関連付けて記憶する受信許諾情報記憶部と、を備え、
    前記順番待ち情報提供部は、
    前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受け付けた際、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の中に、前記ユーザ端末がメール受信を許諾していない施設が存在する場合には、前記ユーザ端末に、それらの施設についての前記メール受信の許諾の問い合わせを通知する、順番管理システム。
  2. 前記順番待ち情報提供部は、
    前記ユーザ端末に前記順番待ち状況の情報を提供した際に前記ユーザ端末に保存されるクッキー値を取得し、
    前記受信許諾情報記憶部は、
    前記クッキー値に紐づけて、各施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を記憶する、請求項1に記載の順番管理システム。
  3. 前記順番待ち情報提供部は、
    当該順番待ち組の予想待ち時間が一定時間以上の場合にのみ、前記メール受信の許諾の問い合わせを通知する、請求項1または2に記載の順番管理システム。
  4. 複数の施設における順番待ち組の順番待ちを管理する順番管理装置であって、
    各施設において順番待ちを登録した順番待ち組の、施設毎の順番待ち状況の情報を保持する順番待ちリストを記憶する順番待ちリスト記憶部と、
    順番待ちを登録した利用者が所持するユーザ端末から、ある施設の順番待ち状況の問い合わせを受け付けた場合に、前記ユーザ端末に当該順番待ち組の順番待ち状況の情報を提供する順番待ち情報提供部と、
    前記ユーザ端末を特定する情報と、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の情報と、前記ユーザ端末がその施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を関連付けて記憶する受信許諾情報記憶部と、を備え、
    前記順番待ち情報提供部は、
    前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受け付けた際、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の中に、前記ユーザ端末がメール受信を許諾していない施設が存在する場合には、前記ユーザ端末に、それらの施設についての前記メール受信の許諾の問い合わせを通知する、順番管理装置。
  5. 複数の施設における順番待ちを管理するコンピュータを、
    各施設において順番待ちを登録した順番待ち組の、施設毎の順番待ち状況の情報を保持する順番待ちリストを記憶する順番待ちリスト記憶部と、
    順番待ちを登録した利用者が所持するユーザ端末から、ある施設の順番待ち状況の問い合わせを受け付けた場合に、前記ユーザ端末に当該順番待ち組の順番待ち状況の情報を提供する順番待ち情報提供部と、
    前記ユーザ端末を特定する情報と、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の情報と、前記ユーザ端末がその施設からのメール受信を許諾しているか否かの情報を関連付けて記憶する受信許諾情報記憶部と、して機能させ、
    前記順番待ち情報提供部は、
    前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受け付けた際、前記ユーザ端末から順番待ち状況の問い合わせを受けたことがある施設の中に、前記ユーザ端末がメール受信を許諾していない施設が存在する場合には、前記ユーザ端末に、それらの施設についての前記メール受信の許諾の問い合わせを通知する、プログラム。

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