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JP6525727B2 - 画像処理装置及び方法、及び撮像装置 - Google Patents

画像処理装置及び方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置及び方法、及び撮像装置に関し、更に詳しくは、画像信号のノイズ補正を行う画像処理装置及び方法、及び撮像装置に関する。
従来より、位相差方式の焦点検出では、撮像光学系の射出瞳の互いに異なる領域を通過した光束により形成される一対の視差を有する像から、その位相差を検出することで撮像光学系の焦点状態を検出する。また、近年では、記録画像の取得用の撮像素子の少なくとも一部の画素を、互いに異なる射出瞳領域を通過した光束をそれぞれ受光して、視差を有する複数の像を出力することが可能な画素により構成した撮像素子を有する撮像装置が提案されている。そして、このような撮像装置では、得られた複数の像の位相差に基づいて、合焦処理を施す(以下、「像面位相差AF」と呼ぶ。)ことが行われている。
像面位相差AFが可能な撮像装置として、特許文献1には、全面で視差像を取得可能な撮像素子を有する撮像装置が提案されている。また、特許文献2には、1つのマイクロレンズに対して2つの光電変換部を有する画素を全面に配置した撮像素子が提案されている。位相差を検出するには、複数の光電変換部を有する画素から、少なくとも視差を有する2つの信号を得られるように読み出し動作を行わなければならない。しかし、2つの信号を得るための読み出し動作は、複数の光電変換部の信号を画素毎に加算して読み出す加算読み出し動作の約2倍の時間を要するため、位相差検出に時間がかかってしまう。そこで、特許文献2では、所定周期で画素の2つの光電変換部それぞれから独立に信号を読み出す動作と、画素毎に加算して信号を読み出す動作とを、フレーム単位で切り替えて信号を読み出すことが開示されている。そして、独立に読み出された信号を用いて合焦処理を施すことで、像面位相差AFを行うことができる。これにより、像面位相差AFにおける信号読み出し時間の増加を抑圧しつつ、合焦処理が実現可能となっている。
一方、従来より、撮像素子から得られる撮影記録画像には光電変換で得られた情報以外の画質低下要因が重畳される。その中の一つに、画素から信号を読み出す際に垂直出力線にノイズが乗ることで起こる横方向の縞ノイズ(以下、横縞)の影響が知られている。この横縞ノイズを低減させるための補正処理としては、補正対象行の遮光部の代表値(平均値等)と、その直前の複数行の遮光部の代表値の平均値(V方向平均値)との乖離を検出し、検出した乖離分を補正値としてクランプ処理を施す方法がある。
特開2001−083407号公報 特開2013−068759号公報
しかしながら、特許文献2に記載された撮像素子を用いて、1フレーム分の信号を読み出す際に、独立読み出しと加算読み出しとを行単位で選択的に行った場合、横縞ノイズ補正が適切に行われないことがあった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、行単位で選択的に分割読み出し方法、または、加算読み出し方法により撮像素子を駆動して得られた1フレーム分の信号に対する補正処理における、読み出し方法に起因する影響を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、2次元に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を備え、行毎に、前記複数の光電変換部から信号を加算して読み出す第1の読み出し方法と、前記複数の光電変換部から位相差を有する一対の信号を取得するように読み出す第2の読み出し方法と、のいずれかにより選択的に読み出し可能な撮像素子から読み出した信号を処理する本発明の画像処理装置は、前記第1の読み出し方法により読み出した第1の行の信号を、当該第1の行より先に前記第1の読み出し方法により読み出した予め決められた数の複数行の信号を用いてオフセット補正を行う第1の処理手段と、前記第2の読み出し方法により読み出した第2の行の信号を、当該第2の行の信号と、予め決められた値とを用いてオフセット補正を行う第2の処理手段とを有する。
本発明によれば、行単位で選択的に分割読み出し方法、または、加算読み出し方法により撮像素子を駆動して得られた1フレーム分の信号に対する補正処理における、読み出し方法に起因する影響を低減することができる。
本発明の実施形態における撮像素子の概略構成を示す図。 実施形態における撮像素子の構成例を示す図。 実施形態における撮像素子の加算読み出し動作のタイミング図。 実施形態における撮像素子の分割読み出し動作のタイミング図。 実施形態における1フレーム読み出し時の選択的駆動制御の一例を示す図。 実施形態における画像処理装置の概略構成を示すブロック図。 実施形態におけるセンサ補正部の構成を示すブロック図。 実施形態における横縞補正部の構成を示すブロック図。 実施形態における選択的駆動制御を行って得られた信号の概念図。 選択的駆動制御を行った場合の課題を説明するための図。 クロック同期転送時のクロック(CLK)と転送データ有効ステータス信号(valid)と転送される画像データ(data)との関係を示すタイミングチャート。 実施形態における横縞補正処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
●撮像素子の構成
図1は、本実施形態における撮像素子100の概略構成を示す図である。図1に示すように、撮像素子100は、複数の画素が二次元に配列された画素部101と、垂直走査回路102と、読み出し回路103と、水平走査回路104と、出力回路105とを有する。画素部101は、入射した光を受光して光電変換を行う有効領域101aと、光学的に遮光された垂直オプティカルブラック(OB)領域101bと、光学的に遮光された水平オプティカルブラック(OB)領域101cとを含む(遮光領域)。
垂直走査回路102は、画素部101中の任意の画素行を選択して制御する。読み出し回路103は、垂直走査回路102により選択された行の画素から出力された信号を読み出し、読み出した信号を、水平走査回路104の制御に応じて出力回路105に転送し、出力回路105により撮像素子100の外部へと送出される。
図2(a)は、画素部101を構成する各画素120の平面図である。図2(a)に示すように、画素120は、1つのマイクロレンズ150と、例えば、フォトダイオード等により構成される2つの光電変換部(PD)121a、121bとを有する。なお、図2(a)では、2つの光変換部により構成される例を示しているが、これに限るものではなく、視差を有する信号を出力可能な複数の光電変換部で構成すれば良く、3つ以上の光電変換部であっても良い。
図2(b)は、画素部101を構成する2次元に配置された複数の画素のうち、2行(j行と(j+1)行)、2列(i列と(i+1)列)分の画素と、2列(i列と(i+1)列)分の読み出し回路103の構成を示す等価回路図である。画素120には、PD121a、121bと、転送スイッチ122a、122bと、フローティングディフュージョン(FD)領域123と、リセットスイッチ124と、ソースフォロアアンプ125と、行選択スイッチ126が設けられている。
j行目の画素120の転送スイッチ122aのゲートには制御信号ΦTXA(j)が入力し、転送スイッチ122bのゲートには、制御信号ΦTXB(j)が入力する。リセットスイッチ124は、リセット信号ΦR(j)により制御される。また、行選択スイッチ126のゲートには、行選択信号ΦS(j)が入力する。なお、制御信号ΦTXA(j)及びΦTXB(j)、リセット信号ΦR(j)、行選択信号ΦS(j)は、垂直走査回路102により制御される。同様に、(j+1)行目の画素120は、制御信号ΦTXA(j+1)及びΦTXB(j+1),リセット信号ΦR(j+1)、及び行選択信号ΦS(j+1)により制御される。
また、画素列毎に垂直信号線128を設けており、各垂直信号線128は、各列に設けられた読み出し回路103の電流源129及び転送スイッチ130a、130bに接続される。
転送スイッチ130aのゲートには制御信号ΦTNが入力し、転送スイッチ130bのゲートには制御信号ΦTSが入力する。また、転送スイッチ132a及び転送スイッチ132bのゲートには、水平走査回路104から出力される制御信号ΦPHが入力される。蓄積容量部131aは、転送スイッチ130aがオン状態で転送スイッチ132aがオフ状態にあるときに、垂直信号線128の出力を蓄積する。同様に、蓄積容量部131bは、転送スイッチ130bがオン状態で転送スイッチ132bがオフ状態にあるときに、垂直信号線128の出力を蓄積する。
水平走査回路104の列選択信号ΦPH(i)によりi列目の転送スイッチ132a及び転送スイッチ132bをオン状態にすることで、蓄積容量部131a及び蓄積容量部131bの出力がそれぞれ別の水平出力線を介して出力回路105に転送される。
●読み出し動作
上記構成を有する撮像素子100から信号を読み出す読み出し動作として、加算読み出し動作(第1の読み出し方法)と、分割読み出し動作(第2の読み出し方法)とを選択的に行うことが可能である。以下、図3及び図4を参照して、加算読み出し動作と分割読み出し動作について説明する。
<加算読み出し動作>(第1の読み出し方法)
図3は撮像素子100の加算読み出し動作のタイミング図である。なお、本実施形態では、各制御信号がH(high)の状態の時に各スイッチがオンし、L(low)の時にオフとなるものとして説明する。
図3は、加算読み出し動作により撮像素子100のj行目の画素から信号を読み出す動作のタイミングを示している。時刻T1において、リセット信号ΦR(j)がHになる。次に、時刻T2において、制御信号ΦTXA(j)とΦTXB(j)がHになると、j行目の画素120のPD121a、121bがリセットされる。
次に、時刻T3で制御信号ΦTXA(j)とΦTXB(j)がLになると、PD121a、121bは電荷蓄積を開始する。続いて、時刻T4で行選択信号ΦS(j)がHになると、行選択スイッチ126がオン状態となって垂直信号線128に接続され、ソースフォロアアンプ125が動作状態となる。
次に、時刻T5でリセット信号ΦR(j)がLにされた後、時刻T6で制御信号ΦTNがHになると、転送スイッチ130aがオン状態となり、垂直信号線128上のリセット解除後の信号(ノイズ信号)が蓄積容量部131aに転送される。
次に、時刻T7で制御信号ΦTNがLにされ、蓄積容量部131aにノイズ信号が保持された後、時刻T8で制御信号ΦTXA(j)とΦTXB(j)がHになると、PD121a、121bの電荷がFD領域123に転送される。このとき、2つのPD121a、121bの電荷が同じFD領域123に転送されるので、2つのPD121a、121bの電荷が加算された信号(1画素分の光信号+ノイズ信号)が垂直信号線128に出力される。
続いて時刻T9で制御信号ΦTXA(j)とΦTXB(j)がLにされた後、時刻T10で制御信号ΦTSがHになると、転送スイッチ130bがオン状態になり、垂直信号線128上の信号(1画素分の光信号+ノイズ信号)が蓄積容量部131bに転送される。
次に時刻T11で制御信号ΦTSがLにされ、蓄積容量部131bに1画素分の光信号+ノイズ信号が保持された後、時刻T12で行選択信号ΦS(j)がLにされる。
この後、水平走査回路104の列選択信号ΦPHによって、第1画素列から最終画素列まで転送スイッチ132a、132bが順にHにされる。これにより、蓄積容量部131a、131bのノイズ信号と、1画素分の光信号+ノイズ信号がそれぞれ異なる水平出力線を介して出力回路105に転送される。出力回路105では、この2つの水平出力線の差分(1画素分の光信号)を算出し、これに所定ゲインを乗じた信号を出力する。以下、上述した加算読み出しにより得られた信号を、「第1の加算信号」と呼ぶ。
<分割読み出し動作>(第2の読み出し方法)
次に、分割読み出し動作について図4を用いて説明する。図4は、分割読み出し動作により撮像素子100のj行目の画素から信号を読み出す動作のタイミングを示している。時刻T1においてリセット信号ΦR(j)がHにされる。続いて、時刻T2においてΦTXA(j)とΦTXB(j)がHになると、j行目の画素120のPD121a、121bがリセットされる。
次に、時刻T3で制御信号ΦTXA(j)とΦTXB(j)がLになると、PD121a、121bは電荷蓄積を開始する。続いて、時刻T4で行選択信号ΦS(j)がHとなると、行選択スイッチ126がオン状態となって垂直信号線128に接続され、ソースフォロアアンプ125が動作状態となる。
時刻T5でリセット信号ΦR(j)がLにされた後、時刻T6で制御信号ΦTNがHになると、転送スイッチ130aがオン状態となり、垂直信号線128上のリセット解除後の信号(ノイズ信号)が蓄積容量部131aに転送される。
次に、時刻T7で制御信号ΦTNがLにされ、蓄積容量部131aにノイズ信号が保持されたた後、時刻T8でΦTXA(j)がHになると、PD121aの電荷がFD領域123に転送される。このとき、2つのPD121a、121bのうち一方(ここではPD121a)の電荷をFD領域123に転送するので、PD121aの電荷に応じた信号だけが垂直信号線128に出力される。
次に、時刻T9で制御信号ΦTXA(j)がLにされた後、時刻T10で制御信号ΦTSがHになると、転送スイッチ130bがオン状態になり、垂直信号線128上の信号(1PD分の光信号+ノイズ信号)が蓄積容量部131bに転送される。次に時刻T11で制御信号ΦTSがLにされる。
この後、水平走査回路104の列選択信号ΦPHによって、第1画素列から最終画素列まで転送スイッチ132a、132bが順にHにされる。これにより、蓄積容量部131a、131bのノイズ信号と、1PD分の光信号+ノイズ信号がそれぞれ別の水平出力線で出力回路105に転送される。出力回路105では、この2つの水平出力線の差分(1PD分の光信号)を算出し、これに所定ゲインを乗じた信号を出力する。以下、上述した読み出しにより得られた信号を、「分割信号」と呼ぶ。
その後、時刻T12で制御信号ΦTXB(j)がHとなり、PD121aの電荷に加えて、更にPD121bの電荷がFD領域123に転送される。このとき、2つのPD121a、121bの電荷が同じFD領域123に転送されるので、2つのPD121a、121bの電荷が加算された信号(1画素分の光信号+ノイズ信号)が垂直信号線128に出力される。
続いて時刻T13で制御信号ΦTXB(j)がLにされた後、時刻T14で制御信号ΦTSがHになると、転送スイッチ130bがオン状態になり、垂直信号線128上の信号(1画素分の光信号+ノイズ信号)蓄積容量部131bに転送される。
次に時刻T15で制御信号ΦTSがLにされ、蓄積容量部131bに1画素分の光信号+ノイズ信号が保持された後、時刻T16で行選択信号ΦS(j)がLにされる。
この後、水平走査回路104の列選択信号ΦPHによって、第1画素列から最終画素列まで転送スイッチ132a、132bが順にHにされる。これにより、蓄積容量部131a、131bのノイズ信号と、1画素分の光信号+ノイズ信号がそれぞれ異なる水平出力線で出力回路105に転送される。出力回路105では、この2つの水平出力線の差分(1画素分の光信号)を算出し、これに所定ゲインを乗じた信号を出力する。以下、上記読み出しにより得られた信号を、第1の加算信号と区別するために、「第2の加算信号」と呼ぶ。
このようにして読み出した第2の加算信号から、分割信号を差し引くことで、PD121bの分割信号を得ることができる。このようにして得られた一対の分割信号を「焦点検出用信号」と呼ぶ。そして、得られた焦点検出用信号に対して公知の相関演算を行うことにより、信号間の位相差を算出することができる。
なお、選択された画素行のPD121aの信号を読み出した後、PD121bの信号を読み出すようにすることで、1回の電荷蓄積動作に対して2つのPD121a、121bの信号を独立に読み出すようにしてもよい。このようにして2回に分けて読み出したPD121a、121bの信号は、加算することで第2の加算信号を得ることができる。
<フレーム読み出し時の制御>
本実施形態では、撮像素子100から1フレーム分の信号を読み出す際の読み出し制御の1つとして、選択的駆動制御を行う。選択的駆動制御では、1フレームの読み出し時に、予め決められた行で分割読み出しを行って焦点検出用信号及び第2の加算信号を取得し、それ以外の行においては加算読み出しを行って第1の加算信号を取得する。図5はその概念を示す図であり、一例として、予め決められた行おきに分割読み出しを行う場合を示している。このように、フレーム内で、分割読み出しと加算読み出しとを行単位で選択的に行うことで、フレーム内の任意の位置において位相差方式による焦点検出を行うことが可能になる(選択的位相差AF)。また、全画面に亘って分割読み出しを行う場合に比べて、信号の読み出しにかかる時間を短縮することができると共に、電力消費を抑えることができる。更に、第1の加算信号及び第2の加算信号から、1フレーム分の画像を得ることができる。
●画像処理装置の構成
図6は、上記構成を有する撮像素子100から出力される信号を処理する、本実施形態における画像処理装置20の概略構成を示すブロック図である。
図6に示す構成おいて、レンズユニット10を介して入射した光束が撮像素子100の受光面上に結像し、形成された被写体像が撮像素子100の各画素120の2つのPD121a、121bにおいて入射光量に応じた電荷に光電変換され、蓄積される。PD121a、121bにおいてそれぞれ蓄積された電荷は、制御部207の指令に従ってタイミングジェネレータ209から与えられる駆動パルスに基づいて、電荷に応じた電圧信号として撮像素子100から順次読み出される。制御部207は、例えば、図5に示すように、行毎に、加算読み出しを行うか、分割読み出しを行うかをタイミングジェネレータ209に指示する。
撮像素子100から読み出された信号は、CDS/AGC回路202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC回路202は、制御部207の指令に従ってタイミングジェネレータ209から与えられる駆動パルスに基づいて、処理済みの第1及び第2の加算信号を信号処理部203に出力する。また、分割信号及び第2の加算信号をフォーカス信号処理部204に出力する。なお、CDS/AGC回路202内で、分割信号及び第2の加算信号から焦点検出用信号を算出し、算出した焦点検出用信号をフォーカス信号処理部204に出力するようにしてもよい。
信号処理部203は、CDS/AGC回路202から出力された第1及び第2の加算信号に対して、ホワイトバランス補正、色レベル調整、偽色の抑圧、高周波成分の処理、ガンマ補正、シェーディング補正等の各種の画像処理を施して、映像信号を生成する。また、信号処理部203は、センサ補正部213を有し、画像処理の1つとして撮像素子100の構成に関わる画質低下の影響を除去するための補正を実施する。補正の対象としては、例えば、PD121a、121bの感度不良(画素欠陥)や、PD121a、121bやFD領域123に乗るショットノイズや暗電流、読み出し回路103中の列アンプの特性バラつきがある。なお、センサ補正部213の構成及び処理については、詳細に後述する。
表示部205は、LCDや有機EL等の表示デバイスであり、信号処理部203から出力された映像信号に基づく画像を表示する。また、撮像信号の記録を行う記録モードの時には、信号処理部203から処理済みの映像信号が記録部206に送られ、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ等の記録媒体に記録される。
フォーカス信号処理部204は、CDS/AGC回路202から出力された一対の焦点検出用信号を用いて公知の相関演算を行い、デフォーカス量を算出し、算出したデフォーカス量を制御部207へ出力する。制御部207は、得られたデフォーカス量に基づいて、レンズユニット10に含まれるフォーカスレンズを合焦位置に駆動する合焦制御を行う。
制御部207は、上述したように、行毎に、加算読み出しを行うか、分割読み出しを行うかの制御を行うと共に、画像処理装置20内の各構成と情報をやり取りして、各構成の制御を行う。更に、ユーザにより操作された操作部208からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録、オートフォーカス(AF)/マニュアルフォーカス(MF)制御の切り替えを行う。また、記録画像の確認、焦点検出領域の選択等、ユーザ操作に応じた様々な機能を実行する。
●横縞補正
図7は、信号処理部203に含まれるセンサ補正部213の構成を示すブロック図である。デジタルクランプ部2131は、画素部101の一部に構成された垂直OB領域101bの画素120から得られる第1の加算信号の平均値を、有効領域101aの画素の第1及び第2の加算信号から得られる値から引くことで、クランプを実現する。
横縞補正部2132は、行単位で任意の位置に発生する横縞を補正する。この横縞の原因となる行単位で乗るノイズは、図6に示す垂直信号線128に信号を読み出し中に乗る電源ノイズ等の影響により、水平方向全体のオフセットレベルが変動することで発生するノイズを含む。横縞補正部2132は、後述するオフセット補正を行うことにより、横縞のノイズを抑圧する。
次に、本実施形態における横縞補正部2132で行われる横縞補正処理、及び、横縞補正部2132の詳細構成について、図8乃至図12を参照して説明する。まず、図9及び図10を参照して、本実施形態における横縞補正の概要について説明する。
図9は、撮像素子100から読み出された1フレーム分の信号を表す概念図であり、処理フレーム400は、検出領域401、補正領域402、分割読み出しライン403(第2の行)を含む。検出領域401は、図1に示す画素部101の水平OB領域101c内の画素120の領域であり、検出領域401の画素120から得られる信号を用いて、横縞補正の有無の判定、及び補正値の生成を行う。補正領域402は、オフセット補正を実施する領域であり、図1の有効領域101aの画素120から読み出された信号である。
分割読み出しライン403は、図5に示すような選択的駆動制御において、分割読み出しにより読み出されたラインである。なお、以下の説明において、分割読み出しライン403のうち、水平OB領域101c内の部分を、分割読み出しOBライン406と呼ぶ。分割読み出しライン403以外のラインでは、加算読み出しが実施される。
注目ライン404は、横縞補正部2132で現在の処理対象となっているラインを示し、補正領域402において、図9の上部から下部に向かって、行単位で順次移動する。従って、注目ライン404と分割読み出しライン403が一致する場合がある。なお、以下の説明において、注目ライン404のうち、水平OB領域101c内の部分を、注目OBライン407と呼ぶ。
平滑化領域405は、検出領域401における注目OBライン407の直前の複数行により構成される領域を示す。
分割読み出しを行ったラインが無い場合には、横縞補正部2132は次のようにして横縞補正を行うことができる。まず、撮像素子100から得られた第1の加算信号を処理して得た画像データにおける注目ライン404のオフセット性のノイズを、注目OBライン407の信号レベルと平滑化領域405の信号レベルとを比較することで検出する。そして、オフセット性のノイズが検出された場合に補正値を生成して、補正領域402の注目ライン404の信号に対して補正を実施する。
より詳細に説明すると、まず、注目OBライン407の信号レベルの積算値を正規化して、代表値(Have値)を得る。更に、平滑化領域405における他の各ラインについても同様にして代表値を求め、求めた代表値の平均値(Vave値)を求め、注目OBライン407の代表値(Have値)と、平滑化領域405の代表値の平均値(Vave値)を大小比較する。その結果、|Vave−Have|が予め設定されている閾値(REF_ER)よりも大きい場合に、注目ライン404にノイズが重畳していると判定して、補正領域402における注目ライン404の信号レベルから補正値を差し引く。補正値としては、例えば、Vave−Haveにより得られる差分値を用いることができる。なお、補正値はこれに限られるものではなく、過補正・誤補正を防ぐために入力値を鑑みてゲイン調整やオフセット調整をしても良い。
しかしながら、注目ライン404が分割読み出しライン403と一致していたり、平滑化領域405に分割読み出しOBライン406が含まれている場合、上述した横縞補正を行うことで、却って画質が劣化してしまう。この理由について、図10を参照して説明する。
図10は、ローリングシャッタ走査を行う場合の、分割読み出しを行う行におけるPD121a及び121bの電荷蓄積時間を示す概念図である。図10の上部に、撮像素子100を駆動するための垂直同期信号(VD)と水平同期信号(HD)を示し、下部に、リセット及び読み出しタイミングと、1行分の電荷蓄積時間を示している。なお、横軸は時間、下部に示す図の縦軸は行を表している。垂直同期信号(VD)のパルスによりフレームデータの読み出しを開始し、水平同期信号(HD)の各パルスで、各水平(ライン)データの読み出しを開始する(512)。また、513は、撮像素子100中の各画素の電荷のリセットタイミングを示している。
期間t500は、分割読み出しを行う行におけるPD121aの蓄積時間、期間t501はPD121bの蓄積時間を示す。期間t502はPD121aの読み出し時間と転送時間の総和を示し、期間t503はPD121bの読み出し時間と転送時間の総和を示す。
加算読み出しを行う行では、PD121a及び121bの電荷を同時にFD領域123に転送して読み出すため、電荷蓄積時間は一致する(t500またはt501)。一方、分割読み出しを行う行においては、PD121aの電荷蓄積時間はt500、PD121bの電荷蓄積時間は、PD121aの読み出しが終わるまでの時間t501となる。
即ち、PD121aから電荷をフロティングディフュージョン(FD)領域に転送してから、PD121bから電荷をFD領域に転送するまで、PD121aの電荷がFD領域123に留まっている時間t502の期間分長くなる。これにより、FDリークによる、オフセット系の変動要因を受けることになる。また、PD121bから電荷をFD領域123に転送する際には、リセットしてから読み出すまでの間隔が広がり、垂直出力線における定電流源のノイズのCDS効果も薄まる。そのため、オフセット性の悪影響が生じ、記録画像上に横縞が現れるといった画質低下の影響を受ける。
従って、本実施形態の横縞補正部2132は、平滑化領域405に分割読み出しOBライン406が含まれている場合には、分割読み出しOBライン406からの信号レベルを処理に用いないようにする。また、注目ライン404が分割読み出しライン403と一致する場合には、注目OBライン407(即ち、分割読み出しOBライン406)の代表値(Have値)を取得し、事前に設定した黒基準値(REF_BK)と比較する。代表値(Have値)と黒基準値(REF_BK)との差が閾値(REF_ER_BK)よりも大きい場合に差分値のオフセット補正を実施する措置を施す。
図8は、上記処理を実現するための本実施形態における横縞補正部2132の詳細構成を示すブロック図、図12は横縞補正処理のフローチャートである。
横縞補正部2132は、デジタルクランプ部2131によりクランプ処理された画像データ(data_in)と、転送データ有効ステータス信号(valid_in)とを受信する。そして、処理後、横縞補正を経た画像データ(data_out)と転送データ有効ステータス信号(valid_out)を送信する。転送データ有効ステータス信号(valid_out)は、クロック同期したデータ転送に対して画像データのバースト転送が保証されない場合でも、信号レベルを上げ下げすることで適宜有効データを選択することができるようにする役割を持つ。
ここで、図11を参照して、クロック同期転送時のクロック(CLK)と転送データ有効ステータス信号(valid)と転送される画像データ(data)との関係について説明する。ステータス信号(valid_in)と画像データ(data_in)との関係、およびステータス信号(valid_out)と画像データ(data_out)との関係は、CLK含め、図11中のステータス(valid)および画像データ(data)との関係と等価である。転送データ有効ステータス信号がHの時に転送される画像データ(data)を処理の対象とする。図11では、データ{ d0, d1, d2, d3, d4, d5 } それぞれの有効状態を示している。図7中の各処理回路は、クロック毎の転送データ有効ステータス信号のH状態を計数することで、フレーム処理中の座標位置を知ることができる。転送データ有効ステータス信号は、図6中のCDS/AGC回路202以降で各モジュール間のデータ転送のために付加される。
図8に戻り、レジスタ部300は、制御部207からフレーム処理前に設定されるパラメータを保持する。レジスタ部300は黒基準値(REF_BK)を記憶するレジスタ3001と、閾値(REF_ER)を記憶するレジスタ3002と、閾値(REF_ER_BK)を記憶するレジスタ3003とを具備する。また、レジスタ部300のレジスタ3004〜3007は、分割読み出しライン403を判定するためのデータを記憶するためのレジスタである。レジスタ3004は、図9に示す処理フレーム400における最初の分割読み出しライン403の位置(LINE_START)を記憶し、レジスタ3005は、分割読み出しライン403が連続するライン数(LINE_WIDTH)を記憶する。また、レジスタ3006は、分割読み出しライン403の間隔(LINE_PERIOD)を記憶し、レジスタ3007は、1フレーム内に設定された分割読み出しライン403の数(TOTAL_COUNT)を記憶する。
同期信号発生器301は、フレーム処理の処理位置を把握するためのカウンタ回路を具備し、データ有効ステータス信号(valid_in)を受信して、処理タイミング信号を生成する。また、処理フレーム400中のライン抽出と、処理フレーム400中の検出領域401、補正領域402の把握と、平滑化領域405の垂直方向移動の管理と、回路内部でのデータ遅延調整とを行う。なお、レジスタ部300は、同期信号発生器301のフレーム定義(水平サイズ、垂直サイズ、検出領域位置、補正領域位置、等)を設定するレジスタ3008を備える。
ライン特定部302は、分割読み出しライン403の垂直方向の位置を特定すると共に、同期信号発生器301から、領域フラグ(AREA_FLG)と、ライン切替タイミング(SW_TMG)とを受信する。そして、受信したライン切替タイミング(SW_TMG)を計数してレジスタ値それぞれと照合して、分割読み出しライン403の処理か、それ以外のライン、即ち、加算読み出しにより読み出した行(第1の行)の処理かを判断する。領域フラグ(AREA_FLG)を参照して検出領域と判断したならば、分割読出しとしての判断結果を示す切替ステータス信号(SW_STATUS)を生成する。そして、切替ステータス信号(SW_STATUS)をVave値更新部305に転送して、分割読み出しライン403の場合、後述する信号(CAP_TMG)によるVave値の更新をキャンセルすると共に、セレクタ314におけるオフセット補正値出力の切り替えに使用する。また、後述する当該ラインにおける検出終了タイミング(LINE_END)とのAND結果で、フリップフロップ回路により構成されたレジスタ316の補正値出力を更新する。
Hob部積分部303は、同期信号発生器301により指示されるタイミング(TMG1)で注目OBライン407の画像データを積算する。正規化部304は、同期信号発生器301により指示されるタイミング(TMG2)毎に、積算した画像データを積算回数で除する。除算器を用いない場合には、近傍の2のべき乗数で除するようにbit shift処理で実現する。また、乗算器とbit shift回路を併用して疑似除算器としても良い。このようにして得られた正規化部304の出力を代表値Have値として扱う(S11)。
Vave値更新部305は、垂直方向に複数ライン分のHave値の平均値(Vave値)を求める。入力する画像データが分割読み出しOBライン406のもので無い場合(S12でNO)、同期信号発生器301により指示されるタイミング(CAP_TMG)で正規化部304の値を取り込む。そして、それまでに記憶されている複数ライン分のHave値との加算平均値(Vave値)を取得する(S13)。なお、複数ライン分のHave値がライン処理毎に入れ替わるように、シフトレジスタ構成にしておくと良い。また、入力する画像データが分割読み出しOBライン406のものである場合(S12でYES)、ライン特定部302の指示(SW_STATUS)によって、正規化部304からHave値を取り込まれないようにする。なお、Vave値更新部305では、平滑化領域405に含まれる行数分のHave値を記憶して、Vave値を取得する。
セレクタ309は、比較器308から選択信号(SEL1)を受信し、選択信号(SEL1)が1の場合には加算器306の出力値をオフセット補正値として出力し、0の場合には固定値0をオフセット補正値として出力する。なお、オフセット補正値に対して、上述したようにゲイン調整やオフセット調整を行っても良い。また、黒レベルの補償値として、固定値0の代わりに、任意の固定値としても良い。
レジスタ317は、フリップフロップ回路により構成され、セレクタ309の出力を保持する。レジスタ317の値の更新は、同期信号発生器301から送信されるライン毎の検出領域終了タイミング(LINE_END)により行う。
一方、加算器310は、(REF_BK-Have)の演算を行い、絶対値取得部311は、加算器310出力の絶対値を出力する。比較器312は、絶対値とレジスタ3003に記憶された閾値(REF_ER_BK)とを比較する(S16)。比較器312は、注目OBライン407における黒基準値(REF_BK)とHave値との乖離が閾値(REF_ER_BK)より大きい場合に1を、閾値以下の場合には0を、選択信号(SEL2)として出力する。
セレクタ313は分割読み出しライン403のオフセット補正値を選択すると共に、比較器312から選択信号(SEL2)を受信する。そして、選択信号(SEL2)の状態が1値の場合には加算器310の出力値をオフセット補正として選択して出力し、0値の場合には固定値0をオフセット補正値として出力する。なお、オフセット補正値に対して、上述したように、ゲイン調整やオフセット調整を行っても良い。また、黒レベルの補償値として、固定値0の代わりに、任意の固定値としても良い。
レジスタ316は、フリップフロップ回路により構成され、セレクタ313の出力を保持する。レジスタ316の値の更新は、AND回路321による、ライン特定部302から送信される特定ライン(分割読み出しライン403)のステータス信号(SW_STATUS)と同期信号発生器301からのライン毎の検出領域終了タイミング(LINE_END)とのAND結果に基づいて行う。
セレクタ314は、分割読み出しライン403とそれ以外のラインとでオフセット補正値を切り替える。セレクタ314には、ライン特定部302から切替ステータス信号(SW_STATUS)が送信される。ライン特定部302は、分割読み出しライン403の場合、切替ステータス信号(SW_STATUS)として1を出力し、それ以外のラインの場合、0を出力する。セレクタ314は切替ステータス信号(SW_STATUS)が1の場合にはレジスタ316に保持しているオフセット補正値を、0の場合にはレジスタ317に保持しているオフセット補正値を、注目ライン404のオフセット補正値として出力する。セレクタ320は、同期信号発生器301からの補正領域ステータス信号(CORR_STATUS)を受けて、補正領域の入力データ(data_in)に対して補正値を送出するセレクタである。ステータス信号(CORR_STATUS)が1値のときにはセレクタ314出力値を、0値のときには補正値=0(Zero)を出力する。出力0では、入力データ(data_in)は、そのまま出力データ(data_out)となる。
加算器315は、入力データ(data_in)に対してオフセット補正を実施する(S15、S17)。オフセット値は正負の値を持ち、加算器315にて加減算のオフセット調整を行う。レジスタ318はフリップフロップにより構成され、図11に示すクロック同期による同相転送を実現する。レジスタ319は、転送データ有効ステータスに対する位相調整用に設けている。該レジスタ319も同様にフリップフロップにより構成され、データパスへのレジスタ318挿入に対応してvalid_out出力の位相を調整する(遅延量を合わせる)。レジスタ318、319は、クロック(不図示)毎に更新される。
上記の通り本実施形態によれば、選択的駆動制御により読み出しを行う場合に、分割読み出しにより得られた加算信号による横縞補正への影響を抑制することができると共に、分割読み出しにより得られた加算信号の信号レベル差を抑制することができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:撮像素子、101:画素部、102:垂直走査回路102、103:読み出し回路、104:水平走査回路、105:出力回路、101a:有効領域、101b:垂直オプティカルブラック(OB)領域、101c:水平オプティカルブラック(OB)領域、120:画素、121a,121b:光電変換部(PD)、150:マイクロレンズ、202:CDS/AGC回路、203:信号処理部、207:制御部、2132:横縞補正部、300:レジスタ部、301:同期信号発生器、302:ライン特定部、303:Hob部積分部、304:正規化部、305:Vave値更新部、306,310,315:加算器、307,311:絶対値取得部、308,312:比較器、309,313,314:セレクタ、316,317,318,319:レジスタ、400:処理フレーム、401:検出領域、402:補正領域、403:分割読み出しライン、405:平滑化領域、406:分割読み出しOBライン、407:注目OBライン

Claims (12)

  1. 2次元に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を備え、行毎に、前記複数の光電変換部から信号を加算して読み出す第1の読み出し方法と、前記複数の光電変換部から位相差を有する一対の信号を取得するように読み出す第2の読み出し方法と、のいずれかにより選択的に読み出し可能な撮像素子から読み出した信号を処理する画像処理装置であって、
    前記第1の読み出し方法により読み出した第1の行の信号を、当該第1の行より先に前記第1の読み出し方法により読み出した予め決められた数の複数行の信号を用いてオフセット補正を行う第1の処理手段と、
    前記第2の読み出し方法により読み出した第2の行の信号を、当該第2の行の信号と、予め決められた値とを用いてオフセット補正を行う第2の処理手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の処理手段は、前記第1の行の信号より先に読み出した行に前記第2の行が含まれている場合に、当該第2の行を含まない前記複数行の信号を用いて前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像素子から読み出された信号が、前記第1の読み出し方法により読み出された行の信号か、前記第2の読み出し方法により読み出された行の信号かを判断する判断手段を更に有し、
    前記第1の処理手段及び前記第2の処理手段は、前記判断手段の判断結果に基づいて処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像素子は、前記光電変換部が入射光を受光する領域と、前記入射光から遮光された遮光領域とを有し、
    前記第1の処理手段は、前記遮光領域の光電変換部から読み出された前記複数行及び前記第1の行の信号を用いて、前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の処理手段は、前記複数行及び前記第1の行における前記遮光領域の光電変換部から読み出された信号の代表値を行毎に取得し、取得した前記複数行の代表値の平均値と、前記第1の行の代表値との差が、予め決められた閾値よりも大きい場合に、前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の処理手段は、前記遮光領域の光電変換部から読み出された前記第2の行の信号を用いて、前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の処理手段は、前記第2の行における前記遮光領域の光電変換部から読み出された信号の代表値を取得し、該取得した代表値と、予め決められた基準値との差が、予め決められた閾値よりも大きい場合に、前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記撮像素子と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 2次元に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を備え、行毎に、前記複数の光電変換部から信号を加算して読み出す第1の読み出し方法と、前記複数の光電変換部から位相差を有する一対の信号を取得するように読み出す第2の読み出し方法と、のいずれかにより選択的に読み出し可能な撮像素子から読み出した信号を処理する画像処理方法であって、
    第1の処理手段が、前記第1の読み出し方法により読み出した第1の行の信号を、当該第1の行より先に前記第1の読み出し方法により読み出した予め決められた数の複数行の信号を用いてオフセット補正を行う第1の処理工程と、
    第2の処理手段が、前記第2の読み出し方法により読み出した第2の行の信号を、当該第2の行の信号と、予め決められた値とを用いてオフセット補正を行う第2の処理工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 判断手段が、前記撮像素子から読み出した信号が、前記第1の行の信号か、前記第2の行の信号か、を判断する判断工程を更に有し、
    前記第1の処理工程では、前記判断工程で前記第2の行の信号と判断された信号を用いずに、前記オフセット補正を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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