JP6522312B2 - 回転電機並びにそれを用いる回転電機駆動システムおよび鉄道車両 - Google Patents
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Description
パーミアンス脈動周波数fPは、回転電機の構造(回転子スロット21の数)と、仕様(回転速度)等から算出される。ただし、インバータ等で駆動される可変速の回転電機は、様々な回転速度条件において使用されるので、式(1)の表皮深さdは、回転速度に応じて変化し、回転電機の最高回転速度において最小となる。すなわち、導体16が発生する損失は、回転電機の回転速度に応じて変化し、回転電機の最高回転速度において最大となる。そこで、パーミアンス脈動周波数による損失を低減し、全速度域での高効率化を実現するために、回転電機の仕様で定められた最高回転速度を基準として表皮深さdを算出することが好ましい。
fmax=nmax・P/(60・(1−s)) …(3)
また、回転子スロット21の数をN2とすると、交流電源の電気角1周期において、回転子20が回転した際に、固定子巻線13に対して回転子スロット21が相対的に通過する数はN2/Pとなるので、パーミアンス脈動周波数fP(Hz)は、式(4)で表わされる。
パーミアンス脈動周波数による表皮深さd(m)は、式(1)に式(4)を代入し、式(5)で表わされる。
即ち、図1に示したように、導体16の厚さh(m)を式(5)から算出される表皮深さdよりも小さくすることにより、パーミアンス脈動周波数によって発生する損失を低減できる。ただし、仕様に記載された最高回転速度nmax(min―1)にすべりsが含まれる場合においては、パーミアンス脈動周波数による表皮深さd(m)は式(6)で表わされる。
以下、本実施例について、鉄道車両用回転電機を対象にした導体16の厚さh(m)の計算例を示す。
h≦d=0.00121(m) …(8)
図3は、本実施例におけるパーミアンスの脈動周波数fPと導体16の厚さの関係を示す。図3において、横軸は回転子スロット21の数と回転電機の最高回転速度により設定されるパーミアンスの脈動周波数fP(Hz)を示し、縦軸は導体16の厚さの比率(p.u)を示す。図中、網掛けした範囲が、本実施例の領域である。ただし、縦軸が示す導体16の厚さの比率(p.u)は、従来の鉄道用回転電機の範囲内となるパーミアンス脈動周波数が2000(Hz)を基準(1.0)として示している。また、導体16の厚さは、式(1)を用いて算出しているが、導体16の電気抵抗率(Ω・m)と、導体16の透磁率(H/m)は、従来の鉄道用回転電機で使用される導体における値を用いている。
上述したように、本実施例8により、鉄道車両用特有の1パルス駆動時の時間高調波損失と、パーミアンス脈動周波数による空間高調波損失の両者を低減した、高効率な鉄道車両を提供できる。
10…固定子
11…固定子鉄心
12…固定子スロット
13…固定子巻線
14…主絶縁
15…絶縁被覆
16…導体
17…楔
18…絶縁シート
20…回転子
21…回転子スロット
22…回転子バー
23…エンドリング
24…回転子鉄心
25…シャフト
26…回転子鉄心抑え
30…絶縁被覆有の素線
31…絶縁被覆無の素線
40…電源
41…変換器
42…負荷
50…鉄道車両
51…増速ギア
52…車輪
53…台車
Claims (13)
- 複数の導体を含む固定子巻線を有する固定子と、
空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、
を備える回転電機において、
前記固定子は、前記固定子巻線が収納される固定子スロットを有する固定子鉄心を備え、
前記回転子は、前記回転子の外周側において前記固定子側に開口している複数の回転子スロットを有する回転子鉄心を備え、
前記複数の導体の各厚さが、前記回転子の最高回転速度および前記回転子スロットの数に基づいて決定される前記空隙における磁束の空間高調波に対する表皮深さ以下の値に設定されることを特徴とする回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機において、
前記導体の電気抵抗率をρ(Ω・m)とし、前記導体の透磁率をμ(H/m)とし、前記複数の回転子スロットの個数をN 2 とし、前記回転子の最高回転速度をn max (min −1 )とし、すべりをsとすると、前記複数の導体の各厚さh(m)は、次式を満足することを特徴とする回転電機。
h≦(ρ・60・(1−s)/(π・μ・n max ・N 2 )) 0.5 - 請求項1または2に記載の回転電機において、
前記複数の導体は、互いに絶縁される複数の素線からなることを特徴とする回転電機。 - 請求項3に記載の回転電機において、
前記複数の素線は、複数の裸線からなり、前記複数の素線と交互に配置される複数の絶縁部材によって互いに絶縁されることを特徴とする回転電機。 - 請求項3に記載の回転電機において、
前記複数の素線は、絶縁被覆を有する複数の第1の素線と、裸線からなる複数の第2の素線とを含み、前記複数の第1の素線と前記複数の第2の素線は交互に配置され、前記複数の素線は、前記第2の素線の絶縁被覆によって互いに絶縁されることを特徴とする回転電機。 - 請求項3に記載の回転電機において、
前記複数の素線は、一つのターンに属する、第1の絶縁被覆を有する複数の第1の素線および裸線からなる複数の第2の素線を含み、
前記複数の第1の素線と前記複数の第2の素線とは、前記第1の絶縁被覆によって互いに絶縁され、
前記一つのターンは、第2の絶縁被覆を有し、前記第2の絶縁被覆によって他のターンと絶縁されることを特徴とする回転電機。 - 請求項3に記載の回転電機において、
前記複数の素線は、一つのターンに属し、裸線からなる複数の第1の素線を含み、
前記複数の第1の素線は絶縁部材によって互いに絶縁され、
前記一つのターンは絶縁被覆を有し、前記絶縁被覆によって他のターンと絶縁されることを特徴とする回転電機。 - 請求項5に記載の回転電機において、
前記複数の第1の素線と前記複数の第2の素線は複数列に配列されることを特徴とする回転電機。 - 請求項8に記載の回転電機において、
前記複数列の内、隣り合う列間では、前記第1の素線どうしが隣接し、かつ前記第2の素線どうしが隣接することを特徴とする回転電機。 - 請求項8に記載の回転電機において、
前記複数列の内、隣り合う列間では、前記第1の素線と前記第2の素線が隣接することを特徴とする回転電機。 - 電源から入力する電力を三相交流電力に変換して出力する変換器と、前記変換器が出力する前記三相交流電力によって回転駆動される回転電機と、を備える回転電機駆動システムにおいて、
前記回転電機は、
複数の導体を含む固定子巻線を有する固定子と、
空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、
を備え、
前記固定子は、前記固定子巻線が収納される固定子スロットを有する固定子鉄心を備え、
前記回転子は、前記回転子の外周側において前記固定子側に開口している複数の回転子スロットを有する回転子鉄心を備え、
前記複数の導体の各厚さが、前記回転子の最高回転速度および前記回転子スロットの数に基づいて決定される前記空隙における磁束の空間高調波に対する表皮深さ以下の値に設定されることを特徴とする回転電機駆動システム。 - 請求項11に記載の回転電機駆動システムにおいて、
前記回転電機の最高回転速度(min −1 )における前記三相交流電力の周波数f max (Hz)に対して、前記複数の導体の各厚さh(m)は、次式を満足することを特徴とする回転電機。
h≦(ρ/(π・23・f max ・μ)) 0.5 - 台車と、
前記台車に回転可能に軸支される複数の車輪と、
前記複数の車輪を駆動する回転電機と、
を備える鉄道車両において、
前記回転電機は、
複数の導体を含む固定子巻線を有する固定子と、
空隙を介して前記固定子と対向する回転子と、
を備え、
前記固定子は、前記固定子巻線が収納される固定子スロットを有する固定子鉄心を備え、
前記回転子は、前記回転子の外周側において前記固定子側に開口している複数の回転子スロットを有する回転子鉄心を備え、
前記複数の導体の各厚さが、前記回転子の最高回転速度および前記回転子スロットの数に基づいて決定される前記空隙における磁束の空間高調波に対する表皮深さ以下の値に設定されることを特徴とする鉄道車両。
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