JP6514976B2 - 自動製氷機の製氷室 - Google Patents
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Description
前記製氷外枠に収容された前記仕切枠により、該製氷外枠の内部に多数の製氷小室が区画されており、
前記横仕切板の短手方向端部および縦仕切板の短手方向端部が前記側板の内面に夫々当接していると共に、該横仕切板の長手方向端部および該縦仕切板の長手方向端部が前記天板の内面に夫々当接していることで、前記仕切枠が前記製氷外枠に取付けられている自動製氷機の製氷室において、
前記横仕切板および縦仕切板の本体部における短手方向の幅寸法は、該本体部の両側に位置する前記短手方向端部における短手方向の幅寸法よりも小さく設定されており、
前記横仕切板における各端部の開放端の面位置および前記縦仕切板における各端部の開放端の面位置は、前記製氷外枠の開放端の面位置と一致していることを要旨とする。
前記横仕切板の各短手方向端部には、前記側板の開放端に形成した側板スリットに対応的に嵌入する第2横スリットが形成されていると共に、前記縦仕切板の各端部には、前記側板の開放端に形成した側板スリットに対応的に嵌入する第2縦スリットが形成されていることを要旨とする。
請求項2に係るによれば、横仕切板および縦仕切板の各短手方向端部に形成された第2横スリットおよび第2縦スリットが、側板に形成された側板スリットに対応的に嵌入しているので、側板に荷重が掛かった際に該側板が変形することを抑制することができる。また、横仕切板および縦仕切板における本体部の短手方向の幅寸法が、各短手方向端部における短手方向の幅寸法より小さく設定されているので、隣接する製氷小室で生成された氷塊を、連なった状態で氷結させることもできる。
請求項3に係る発明によれば、本体部および短手方向端部の境界部において仕切板の板幅が急激に変化しないので、該仕切板に荷重が掛かった際に該本体部と短手方向端部との境界部に応力が集中し難く、仕切板が該境界部で変形したり破損することを防止し得る。
実施例の製氷室40は、図1〜図3に示すように、冷凍系に接続する蒸発管27が取付けられる矩形状の天板42および該天板42を四方から囲む側板43からなる製氷外枠41と、この製氷外枠41とは別体に形成されて、該製氷外枠41の内側に配設された仕切枠55とを備えている。仕切枠55は、長方形状の製氷室40における長手方向に延在する複数(実施例では2枚)の横仕切板44と、該長手方向と直交する短手方向に延在する複数(実施例では5枚)の縦仕切板45とからなる。これにより、実施例の製氷室40は、多数(実施例では、左右方向に6列、前後方向に3列、合計18個)の製氷小室46が画成されている。このような製氷室40は、図9に示すように、自動製氷機10の左右方向が長手方向となる向きで、筐体11の上部に対して天板42がスペーサ15,15を介して固定され、該筐体11の内部上側に画成した機構配設部12に水平に配置される。なお、製氷外枠41を構成する天板42、側板43、横仕切板44および縦仕切板45は、例えば銅や耐熱銅等から形成されて、熱伝導性および耐熱性が優れている。
前記製氷外枠41は、天板42および側板43が一体に形成されたプレートを折曲成形することで、図1〜図3に示すように、左右方向が長手となる矩形板状の天板42の周囲に、側板43を構成する左側板47、右側板48、前側板49および後側板50が枠状に形成されて、下方に開口した矩形箱状に構成されている。そして、左側板47の前端と前側板49の左端とがろう付け接合され、左側板47の後端と後側板50の左端とがろう付け接合され、右側板48の前端と前側板49の右端がろう付け接合されると共に、右側板48の後端と後側板50の右端がろう付け接合されている。
前記仕切枠55を構成する横仕切板44は、図2および図3に示すように、左右方向において対向する左側板47の内面47aおよび右側板48の内面48aに接合可能な長さに形成されている。すなわち、横仕切板44は、左右方向における左側板47の内面47aおよび右側板48の内面48aの間隔と同じ長さに形成されている。横仕切板44は、左右方向へ延在する本体部60の左側に、左側板47の内面47aに接合される接合端63が形成された左端部(短手方向端部)61を有すると共に、該本体部60の右側に、右側板48の内面48aに接合される接合端64が形成された右端部(短手方向端部)62を有している。
前記仕切枠55を構成する縦仕切板45は、図2および図3に示すように、前後方向において対向する前側板49の内面49aおよび後側板50の内面50aに接合可能な長さに形成されている。すなわち、縦仕切板45は、前後方向における前側板49の内面49aおよび後側板50の内面50aの間隔と同じ長さに形成されている。縦仕切板45は、前後方向へ延在する本体部70の前側に、前側板49の内面49aに接合される接合端73が形成された前端部(短手方向端部)71を有すると共に、該本体部70の後側に、後側板50の内面50aに接合される接合端74が形成された後端部(短手方向端部)72を有している。
前記製氷外枠41および仕切枠55から構成された製氷室40は、図3に示すように、先ず、仕切枠55における2枚の横仕切板44を製氷室40にセットする(図3では、1枚の横仕切板44のみ表示してある)。ここで、横仕切板44に形成された前記各第1係止凸部65,65を、側板43の左側板47および右側板48に形成した前記各第1短スリット53,53に嵌合させることで、該横仕切板44の第1短スリット67が該第1短スリット53に嵌入して、製氷外枠41に対する横仕切板44の位置決めが図られる。そして、製氷室40に対する横仕切板44,44のセットが完了した後に、5枚の縦仕切板45を該製氷室40にセットする(図3では、1枚の縦仕切板45のみ表示してある)。ここで、縦仕切板45に形成された前記各第2係止凸部75,75を、側板43の前側板49および後側板50に形成した前記各第2短スリット54,54に嵌合させることで、該縦仕切板45の第2短スリット77が該第2短スリット54に嵌入すると共に、第2長スリット76が第1長スリット66に対応的に嵌入することで、製氷外枠41に対する各縦仕切板45の位置決めが図られる。
本願発明者は、実施例の製氷室40を備えた自動製氷機10において、該製氷室40および水皿22による氷塊の噛み込みの発生を想定した解析試験を実施した。この解析試験は、製氷室40および水皿22による氷塊の噛み込みが発生して側板43に荷重が掛かった際に、該側板43に発生する応力の分布状態を確認する試験である。
図5〜図8は、解析試験の結果を示している。先ず、実施例の製氷室40では、図5および図6に示すように、側板43に発生した最大の応力は約50MPaであった。そして、側板43と仕切板44,45との連設部分においては、短スリット53,54による段差が形成されていないため、該側板43と仕切板44,45との連設部分以外の部分とほぼ同じ応力が発生するようになり、当該連設部分に応力が集中しないことも確認された。従って、実施例の製氷室40においては、短スリット53,54が係止凸部65,75により開口しないと共に、該短スリット53,54の全面が該係止凸部65,75にろう付け接合されていることで、側板43おける該短スリット53,54の形成部位に応力が集中せず、よって該短スリット53,54の形成部位において側板43の変形が発生し難いと判定される。
本発明に係る自動製氷機の製氷室としては、実施例の構成に限定されず、以下の如き変更が可能である。
(1)製氷室は、実施例に例示した18個の製氷小室を備えたものに限るものではなく、製氷外枠のサイズや、仕切枠における横仕切板および縦仕切枠の枚数により、18個より少ない製氷小室を備えたものや、18個より多い製氷小室の備えたものであってもよい。
(2)製氷室の製氷外枠は、天板と側板とを別体に形成して、該側板を天板に接合固定するように構成したものであってもよい。この場合は、(a)側板における左側板および右側板を天板と一体に形成すると共に、前側板および後側板を該天板と別体に形成した構成、(b)側板における左側板および右側板を天板と別体に形成すると共に、前側板および後側板を該天板と一体に形成した構成、(c)側板における左側板、右側板、前側板および後側板の全てを天板と別体に形成した構成、が採用可能である。
(3)実施例では、製氷室が水平状態で設置された自動製氷機を例示したが、該製氷室は、適宜角度で傾斜した姿勢に配置されていてもよい。
(4)横仕切板に形成される長スリットを、該横仕切板における他方の長手端面(本体上端)に開口するように形成すると共に、縦仕切板に形成されるスリットを、該縦仕切板における一方の長手端面(本体下端)に開口するように形成してもよい。この場合には、先ず縦仕切板を製氷室にセットし、次いで該縦仕切板を配設した該製氷室に横仕切板をセットするようになる。
(5)横仕切板および縦仕切板における本体部の開放端(端部下端)と端部の開放端(端部下端)との境界部は、実施例で例示したような本体下端から端部下端に向けて直線状に傾斜した形状に限らず、凸曲線状に湾曲した形状や、凹曲線状に湾曲した形状や、S字曲線状に湾曲した形状等としてもよい。
(6)実施例では、クローズドセルタイプの噴射式製氷機に実施される製氷室を例示するが、本発明の製氷室は、オープンセルタイプの噴射式製氷機に採用することも可能である。
45 縦仕切板,46 製氷小室,53 第1短スリット(側板スリット)
54 第2短スリット(側板スリット),55 仕切枠,60 本体部
60a 本体上端(他方の長手方向端部),60b 本体下端(一方の長手方向端部、開放端)
61 左端部(短手方向端部),61a 端部上端(他方の長手方向端部)
61b 端部下端(一方の長手方向端部、開放端),62 右端部(短手方向端部)
62a 端部上端(他方の長手方向端部),62b 端部下端(一方の長手方向端部、開放端)
66 第1長スリット(第1横スリット),67 第1短スリット(第2横スリット)
70 本体部,70a 本体上端(他方の長手方向端部)
70b 本体下端(一方の長手方向端部、開放端),71 前端部(短手方向端部)
71a 端部上端(他方の長手方向端部),71b 端部下端(一方の長手方向端部、開放端)
72 後端部(短手方向端部),72a 端部上端(他方の長手方向端部)
72b 端部下端(一方の長手方向端部、開放端),76 第2長スリット(第1縦スリット)
77 第2短スリット(第2縦スリット),H1a 幅寸法,H1b 幅寸法,H2 幅寸法
Claims (3)
- 冷凍系に接続する蒸発管(27)が配設される矩形状の天板(42)および該天板(42)を囲む側板(43)からなる製氷外枠(41)と、横仕切板(44)および縦仕切板(45)を交差させて連結した仕切枠(55)とを備え、
前記製氷外枠(41)に収容された前記仕切枠(55)により、該製氷外枠(41)の内部に多数の製氷小室(46)が区画されており、
前記横仕切板(44)の短手方向端部(61,62)および縦仕切板(45)の短手方向端部(71,72)が前記側板(43)の内面に夫々当接していると共に、該横仕切板(44)の長手方向端部(60a,61a,62a)および該縦仕切板(45)の長手方向端部(70a,71a,72a)が前記天板(42)の内面に夫々当接していることで、前記仕切枠(55)が前記製氷外枠(41)に取付けられている自動製氷機の製氷室において、
前記横仕切板(44)および縦仕切板(45)の本体部(60,70)における短手方向の幅寸法(H1a)は、該本体部(60,70)の両側に位置する前記短手方向端部(61,62,71,72)における短手方向の幅寸法(H1b)よりも小さく設定されており、
前記横仕切板(44)における各端部の開放端(61b,62b)の面位置および前記縦仕切板(45)における各端部の開放端(71b,72b)の面位置は、前記製氷外枠(41)の開放端(43a)の面位置と一致している
ことを特徴とする自動製氷機の製氷室。 - 前記横仕切板(44)は、一方の長手方向端部(60b,61b,62b)に所定間隔で第1横スリット(66)が形成されており、前記縦仕切板(45)は、他方の長手方向端部(70a,71a,72a)に所定間隔で第1縦スリット(76)が形成されており、前記横仕切板(44)の第1横スリット(66)を前記縦仕切板(45)の第1縦スリット(76)に対応的に嵌入した状態で、該横仕切板(44)と縦仕切板(45)とは交差して連結されており、
前記横仕切板(44)の各短手方向端部(61,62)には、前記側板(43)の開放端(43a)に形成した側板スリット(53)に対応的に嵌入する第2横スリット(67)が形成されていると共に、前記縦仕切板(45)の各端部(71,72)には、前記側板(43)の開放端(43a)に形成した側板スリット(54)に対応的に嵌入する第2縦スリット(77)が形成されている請求項1記載の自動製氷機の製氷室。 - 前記本体部(60,70)の開放端(60b,70b)が前記短手方向端部(61,62,71,72)に隣接する部分は、該短手方向端部(61,62,71,72)の開放端(61b,62b,71b,72b)に向けて傾斜している請求項1または2記載の自動製氷機の製氷室。
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