JP6508130B2 - カーシェアリングシステム - Google Patents
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Description
本発明は、複数のユーザが車両を共同で利用するカーシェアリングシステムに関する。
車両を貸し出すサービスとして、レンタカーサービスが普及している。特許文献1は、貸し渡した営業店とは異なる営業店にレンタカーを返却された後、貸し渡した営業店へ回送することに代えて利用者に貸し渡すことにより、レンタカーの稼働率向上を図る回送レンタカー運用方法を開示する。
カーシェアリングは、短時間且つ短距離の車両利用を希望するユーザをメインターゲットとし、車両を自己所有する場合と比較して車両の利用費用が安く済むサービスとして知られている。通常、カーシェアリングサービスでは、タクシー利用と比較して安価となるように利用料金が設定されている。
カーシェアリングの対象となる車両は、専用のカーステーションに置かれており、サービス会員であるユーザは、パソコンやモバイル端末から車両を予約して、予約時刻までにカーステーションに出向く。ユーザは利用者認証を行うことで車両を利用できるようになり、利用後は元のカーステーションに車両を返却する。
カーシェアリングは主に都市部での普及が見込まれるが、都市部にはカーステーションの維持コストが高いという問題がある。そのためカーステーションを大規模化することは難しく、1つのカーステーションに置ける車両台数が限定されることで、ユーザが希望する時間帯に車両予約できないことが生じうる。またユーザは車両の利用後、元のカーステーションに返却しなければならないため、車両の利用用途が制限されるという問題もある。
このような事情から、本発明者は、カーシェアリングサービスの利便性を高めるために、サービスの運用にスタッフを参加させることを想到するに至った。スタッフを参加させる場合、サービスを効率的に運用するためには、スタッフがどのような状態にあるかを適切に管理する必要が生じる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、カーシェアリングサービスに参加するスタッフの状態を適切に管理する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のカーシェアリングシステムは、ユーザにより保持されるユーザ端末と、スタッフにより保持されるスタッフ端末と、車両に搭載される車両端末と、ユーザ端末、スタッフ端末および車両端末と通信可能な管理サーバとを備える。管理サーバは、ユーザ端末から、ユーザにより選択された車両を識別する情報を含む選択リクエストを取得するリクエスト取得部と、リクエスト取得部が取得した選択リクエストに基づいて、ユーザに車両を割り当てる割当処理部と、ユーザにより選択された車両の車両端末、または当該車両をユーザに届けるスタッフのスタッフ端末に、配車リクエストを提供する提供部と、ユーザ端末、スタッフ端末または車両端末から、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗するか否かを示す同乗選択情報を取得するステータス情報取得部と、ステータス情報取得部が取得した同乗選択情報に基づいて、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗しているか否かを示すステータス情報を記録する管理部と、を備える。
この態様によると、同乗選択情報に基づいて、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗しているか否かを示すステータス情報が管理部にて記録されるため、スタッフのステータス情報を正確に管理でき、カーシェアリングサービスを効率的に運用することが可能となる。
本発明によれば、カーシェアリングサービスに参加するスタッフのステータス情報を適切に管理する技術を提供する。
図1は、実施例におけるカーシェアリングシステム1の構成を示す。カーシェアリングシステム1は、ユーザ10により保持されるユーザ端末12と、スタッフ30により保持されるスタッフ端末32と、車両50に搭載される車両端末52と、カーシェアリングサービスを管理する管理サーバ100とを備えた情報処理システムである。ユーザ端末12、スタッフ端末32および車両端末52は、無線通信機能を有し、無線基地局や無線アクセスポイントを介してネットワーク2に接続する。ネットワーク2には管理サーバ100が接続されており、管理サーバ100は、ユーザ端末12、スタッフ端末32および車両端末52とネットワーク2経由で通信可能である。
図1には、1人のユーザ10、1人のスタッフ30および1台の車両50のみが示されているが、実施例のカーシェアリングサービスは、複数のユーザ10、複数のスタッフ30および複数の車両50によって運用される。したがって管理サーバ100は、複数のユーザ端末12、複数のスタッフ端末32および複数の車両端末52と通信可能に接続する。
ユーザ10は、車両を利用するためにカーシェアリングサービスに加入している会員である。ユーザ10の車両利用時間は管理サーバ100によって管理され、ユーザ10は、たとえば利用時間に応じた料金を月ごとに支払う。ユーザ端末12は、当該サービスのユーザ用アプリケーション(以下「ユーザアプリ」と呼ぶ)をインストールしたスマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末である。
カーシェアリングシステム1では、スタッフ30が車両50に乗車して、管理サーバ100からの配車リクエストを待機する。ユーザ端末12は、ユーザ10が利用可能な車両の車種に関する情報をディスプレイに表示し、ユーザ10が利用したい車両50を選択すると、ユーザ端末12は、管理サーバ100に選択リクエストを送信する。管理サーバ100は、選択リクエストを受信すると、選択された車両50をユーザ10に割り当てて、当該車両50の車両端末52に配車リクエストを送信する。車両50に乗車しているスタッフ30は、配車リクエストを確認すると、ユーザ10がいる場所まで運転して車両50をユーザ10に貸し渡し、ユーザ10は、車両50を目的地まで自分で運転する。ユーザ10が自分で運転する点で、カーシェアリングサービスは、タクシーサービスと異なる。
なおユーザ10は、駐車場(以下「ステーション」と呼ぶ)に駐車されている車両50を選択してもよい。ユーザ端末12は、スタッフ30により配車可能な車両と、ステーションから乗車可能な車両とを区別してディスプレイにリスト表示する。ユーザ10は、ステーションから乗車可能な車両50を選択すると、ステーションまで出向き、ステーションから車両50を運転する。
スタッフ30は、カーシェアリングサービスの運営主体に所属するサービス担当者である。スタッフ30は、ユーザ10に車両50を届けたり、返却される車両50をユーザ10から受け取る役割をもつ。スタッフ端末32は、当該サービスのスタッフ用アプリケーション(以下「スタッフアプリ」と呼ぶ)をインストールしたスマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末である。
車両50は、カーシェアリングの対象となる車両である。カーシェアリングシステム1では、様々な車種の車両が用意されて、ユーザ10が、好きな車種の車両を自由に選択できることが好ましい。一般に車種とは、自動車を用途や型や年式などで分けた自動車の種類を示すが、実施例で車種は、さらに別の基準で分けた自動車の種類を含んでよい。たとえば車両は、車名によって区別されてよく、またボディーカラー、乗車定員、ボディーサイズなどにより区別されてもよい。ユーザ端末12のディスプレイに車両の車種に関する情報が表示されることで、ユーザ10は、車種に基づいて、利用する車両50を選択する。そのため車両を区別する車種は、ユーザが好きな車両を簡単に選択できるように、ユーザニーズに応じて適宜設定されることが好ましい。
従来型のカーシェアリングサービスでは、ユーザが、車両が駐車されているステーションに出向き、また車両利用後に同じステーションに返却する必要があった。実施例のカーシェアリングサービスは、従来型の利用態様に加えて、利便性を高めた様々な利用態様をユーザ10に提供する。
図2は、カーシェアリングサービスの利用態様の例を説明するための図である。以下、サービスの利用態様を、3つのフェーズに分けて説明する。
(フェーズ1:ユーザが運転するまでの段階)
スタッフ30aは車両50に乗車して、配車リクエストを待機している(ST1)。スタッフ30aは、管理サーバ100から担当エリアを指定され、担当エリア内で車両50を運転しながら、配車リクエストを待機する。スタッフ30aは、指定された巡回ルートにしたがって車両50を運転してもよい。担当エリア内に停車可能な場所があれば、スタッフ30aは、その場所に車両50を停車して、配車リクエストを待機してもよい。
(フェーズ1:ユーザが運転するまでの段階)
スタッフ30aは車両50に乗車して、配車リクエストを待機している(ST1)。スタッフ30aは、管理サーバ100から担当エリアを指定され、担当エリア内で車両50を運転しながら、配車リクエストを待機する。スタッフ30aは、指定された巡回ルートにしたがって車両50を運転してもよい。担当エリア内に停車可能な場所があれば、スタッフ30aは、その場所に車両50を停車して、配車リクエストを待機してもよい。
ユーザ10がユーザ端末12を操作して、利用可能な車両の車種に関する情報をディスプレイに表示させ、運転したい車両50を選択する(ST2)。ユーザ端末12は、選択された車両を識別する情報(車両ID)、ユーザ10を識別する情報(ユーザID)およびユーザ端末12の位置情報を含む車両選択リクエストを、管理サーバ100に送信する。管理サーバ100は車両の選択リクエストを取得すると、選択された車両50をユーザ10に割り当てて、当該車両50の車両端末52に配車リクエストを送信する。配車リクエストは、少なくともユーザ氏名およびユーザ位置情報を含んで構成される。車両端末52は、配車リクエストを受信すると、ディスプレイに配車リクエストがあったことを示すメッセージを表示する。なお車両端末52は、ユーザ位置情報をナビゲーションシステムの目的地として自動設定し、スタッフ30aに対して経路案内を実施してもよい。
車両端末52が配車リクエストを受信すると、スタッフ30aは、ユーザ10が待っている位置まで車両50を運転する(ST3)。スタッフ30aがユーザ10に車両50を届けるため、ユーザ10は、車両選択リクエストを送信した場所で、車両50の到着を待っていればよく、わざわざステーションに車両50を取りに行かなくてよい。
なおカーシェアリングシステム1は、ステーションまで車両50を取りに行く従来型の利用態様もユーザに提供しており、ユーザが希望すれば、ステーションに駐車されている車両を利用できる。実施例のカーシェアリングサービスでは、ユーザが車種に基づいて車両を選択できるため、好きな車種の車両がステーションに駐車されていれば、ユーザが、駐車車両を選択することもある。
(フェーズ2:ユーザが運転する段階)
スタッフ30aは、ユーザ10に車両50を届けると運転席から降り、代わりにユーザ10が運転席に乗り込む。ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望すれば、スタッフ30aは車両50の後部座席または助手席に座り、ユーザ10は車両50を目的地まで運転する(ST4)。一方、ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望しなければ、スタッフ30aは車両50に乗り込まず、ユーザ10は車両50を目的地まで運転する(ST5)。降車したスタッフ30aは、たとえば近くのステーションまで歩き、駐車している車両に乗車して、配車リクエストを待機してもよく、また別のユーザから返却される車両を受け取ってもよい。
スタッフ30aは、ユーザ10に車両50を届けると運転席から降り、代わりにユーザ10が運転席に乗り込む。ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望すれば、スタッフ30aは車両50の後部座席または助手席に座り、ユーザ10は車両50を目的地まで運転する(ST4)。一方、ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望しなければ、スタッフ30aは車両50に乗り込まず、ユーザ10は車両50を目的地まで運転する(ST5)。降車したスタッフ30aは、たとえば近くのステーションまで歩き、駐車している車両に乗車して、配車リクエストを待機してもよく、また別のユーザから返却される車両を受け取ってもよい。
(フェーズ3:ユーザの運転が終了した段階)
スタッフ30aが同乗する場合(ST4)、ユーザ10は目的地まで運転して運転席から降りると、その場でスタッフ30aが運転席に乗り込み、車両50を移動させる(ST6)。スタッフ30aが運転する車両50は、配車リクエストを待機する待機車両となる。このようにスタッフ30aが同乗していれば、ユーザ10が目的地まで運転した後、スタッフ30aがすぐに運転を交代できるため、ユーザ10は車両50をステーションに駐車する必要がない。そのためユーザ10は、行きたい場所まで運転でき、非常に利便性の高いサービスが実現される。
スタッフ30aが同乗する場合(ST4)、ユーザ10は目的地まで運転して運転席から降りると、その場でスタッフ30aが運転席に乗り込み、車両50を移動させる(ST6)。スタッフ30aが運転する車両50は、配車リクエストを待機する待機車両となる。このようにスタッフ30aが同乗していれば、ユーザ10が目的地まで運転した後、スタッフ30aがすぐに運転を交代できるため、ユーザ10は車両50をステーションに駐車する必要がない。そのためユーザ10は、行きたい場所まで運転でき、非常に利便性の高いサービスが実現される。
スタッフ30aが同乗しない場合(ST5)、ユーザ10は目的地まで運転すると、目的地にいる別のスタッフ30bに車両50を返却し(ST7)、スタッフ30bが車両50を移動させる(ST8)。スタッフ30bが運転する車両50は、配車リクエストを待機する待機車両となる。たとえばユーザ10は、車両端末52のディスプレイに表示される地図画面から、待機中のスタッフ30bを探し出し、スタッフ30bに目的地を連絡することで、スタッフ30bに目的地まで来てもらってもよい。なおユーザ10は、スタッフ30bの場所まで車両50を運転してもよい。
またスタッフ30aが同乗しない場合(ST5)、ユーザ10は目的地近くのステーションまで運転して、車両50を駐車する(ST9)。このとき車両端末52のディスプレイには、駐車可能なステーションの位置を示す地図画面が表示され、ユーザ10は、地図画面から駐車可能なステーションの場所を確認できる。この利用態様では、ユーザ10はステーションまで運転する必要があるが、空いているステーションを自由に選択できるため、車両50を目的地近くのステーションに返却できる。
なお図2には示していないが、フェーズ1において、ユーザ10はステーションまで歩いて、駐車している車両50を利用することも可能である。この場合、車両50にスタッフ30が同乗することはないが、ユーザ10は、車両50を目的地近くのステーションに返却したり(ST9)、目的地にいるスタッフ30bに車両50を引き渡すことができる(ST7)。
図3は、管理サーバ100の機能ブロックを示す。管理サーバ100は、ユーザ10、スタッフ30、車両50およびステーションのステータス情報を管理して、カーシェアリングサービスを実現する。
管理サーバ100は、通信装置101、ステータス情報取得部104、ステータス更新部105、管理部106、リクエスト取得部111、情報抽出部112、割当処理部113、提供部114、地図アプリケーション115、画面生成部116および出力装置117を備える。管理部106は、車両管理部107、スタッフ管理部108、ステーション管理部109およびユーザ管理部110を有する。
管理サーバ100はコンピュータを含み、管理サーバ100の各種機能は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、管理サーバ100の各種機能はハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
通信装置101は、ネットワーク2に接続して、ユーザ端末12の通信装置、スタッフ端末32の通信装置、車両端末52の通信装置との間で、サービスに必要な情報を送信または受信する。カーシェアリングサービスにおいて、通信装置101は、ユーザ端末12、スタッフ端末32および車両端末52から送信される位置情報を受信する。ユーザ端末12、スタッフ端末32および車両端末52は、それぞれ自端末の位置情報を測定し、管理サーバ100に周期的に位置情報を送信する。ステータス情報取得部104は、通信装置101で受信したユーザ端末12、スタッフ端末32および車両端末52の位置情報を取得して、ステータス更新部105に供給する。
また通信装置101は、スタッフ端末32および車両端末52から送信される状態情報を受信する。スタッフ端末32は、スタッフ30により状態情報を入力されて、管理サーバ100に送信する。また車両端末52は、ユーザ10またはスタッフ30により状態情報を入力されて、管理サーバ100に送信する。ステータス情報取得部104は、スタッフ端末32および車両端末52から送信された状態情報を取得して、ステータス更新部105に供給する。
また通信装置101は、ユーザのユーザ端末12、または当該ユーザに車両を届けたスタッフのスタッフ端末32から、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗するか否かを示す同乗選択情報を受信する。なお通信装置101は、同乗選択情報を車両の車両端末52から受信してもよい。図2のフェーズ2に示したように、スタッフ30aはユーザ10に車両50を届けた後、ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望すると、ユーザ10が運転する車両50に同乗し(ST4)、ユーザ10がスタッフ30aの同乗を希望しなければ、ユーザ10が運転する車両50に同乗しない(ST5)。このとき、ユーザ10がユーザ端末12から同乗選択情報を管理サーバ100に送信し、またはスタッフ30aがスタッフ端末32から同乗選択情報を管理サーバ100に送信する。ユーザ10は、車両端末52から同乗選択情報を管理サーバ100に送信してもよい。ステータス情報取得部104は、通信装置101で受信した同乗選択情報を取得して、ステータス更新部105に供給する。
ステータス更新部105は、ステータス情報取得部104が取得した位置情報、状態情報および同乗選択情報などに基づいて、管理部106で管理しているステータス情報を更新する。ステータス更新部105は、ステータス情報をリアルタイム更新し、管理部106が、最新のステータス情報を記録することが好ましい。以下、図4〜図7を参照して、管理部106に管理されるステータス情報について説明する。なお図4〜図7は、テーブル形式でステータス情報が記録されている様子を示すが、別の形式でステータス情報が記録されてもよい。
図4は、車両管理部107が管理する車両ステータステーブルを示す。車両ステータステーブルでは、緯度および経度を含む位置情報と、車両の利用可否を示す利用可否情報と、車両の走行状態を示す走行状態情報とが、ステータス情報として、車両を識別する車両IDに関連づけて記録される。図4に示す車両ステータステーブルには、車両IDに関連づけて、車種に関する情報(以下「車種情報」と呼ぶ)およびオプション情報が車両情報として記録されているが、車両情報は、車両ステータステーブルではなく、車両の型や仕様などを登録する車両マスタテーブルに記録されて、車両管理部107により管理されてもよい。
ステータス更新部105は、車両端末52から周期的に送信される位置情報に基づいて、車両ステータステーブルにおける緯度および経度を逐次更新する。これにより車両管理部107は、車両50の最新の位置情報を管理する。
利用可否情報は、車両が利用可能であるか、利用不能であるかを示す情報であり、「可」は利用可能であること、「不可」は利用不能であることを示す。利用可能であることは、車両が待機状態にあって、ユーザ10がユーザ端末12から当該車両を選択できることを意味し、利用不能であることは、車両が既に他のユーザに割り当てられた状態にあり、ユーザ10がユーザ端末12から当該車両を選択できないことを意味する。そのため、あるユーザが車両を選択した場合には、ステータス更新部105は、当該車両の利用可否情報を「不可」に更新する。図4に示す利用可否情報によると、ユーザ10は、車両IDがA、B、Cである車両を選択可能であり、車両IDがD、Eである車両を選択できない。
走行状態情報は、車両が走行中であるか、駐車中であるかを示す情報であり、「走行中」はイグニッションスイッチがオンになっていること、「駐車中」はステーションに駐車されていることを示す。なお「走行中」はエンジンなどの動力源が起動して、走行可能な状態にあることを示してもよい。車両が走行中の状態にある場合、当該車両は、ユーザ10またはスタッフ30のいずれかにより運転されている。
利用可否情報が「可」に設定され、走行状態情報が「走行中」に設定されている車両は、スタッフ30aが車両50を運転して、配車リクエストを待機している状態(図2のST1)にある。また利用可否情報が「不可」に設定され、走行状態情報が「走行中」に設定されている車両は、ユーザ10が車両50を運転している状態(図2のST4、ST5)、またはユーザ10に車両50が割り当てられて、スタッフ30aがユーザ10の場所まで車両50を運転している状態(図2のST3)にある。
利用可否情報が「可」に設定され、走行状態情報が「駐車中」に設定されている車両は、ステーションに駐車されていて、まだ誰にも割り当てられていない状態(図2のST9)にある。また利用可否情報が「不可」に設定され、走行状態情報が「駐車中」に設定されている車両は、ステーションに駐車されていて、既に誰かに割り当てられた状態にある。
図4に示す車種情報は、車名、ボディカラー、乗車定員、運転方式(オートマチックトランスミッション又はマニュアルトランスミッションの別)を含んでいるが、それ以外にも排気量、駆動方式、外観寸法、写真画像などの情報を含んでよい。またオプション情報は、チャイルドシートの有無を含んでいるが、安全装備の有無や、開閉式のルーフの有無などを含んでよい。なお上記したように、車種情報およびオプション情報を含む車両情報は、車両ステータステーブルではなく、車両マスタテーブルに記録されてよい。ユーザ10は、ユーザ端末12に表示される車種情報および/またはオプション情報を参考に、運転したい車両を選択する。
図5は、スタッフ管理部108が管理するスタッフステータステーブルを示す。スタッフステータステーブルでは、緯度および経度を含む位置情報と、スタッフの稼働状態を示す稼働状態情報と、スタッフが乗車している乗車車両情報と、ユーザが運転する車両に同乗中であるか否かを示す同乗有無情報とが、ステータス情報として、スタッフを識別するスタッフIDに関連づけて記録される。図5に示すスタッフステータステーブルには、スタッフIDに関連づけて、スタッフの属性情報である性別および年齢が記録されているが、属性情報は、スタッフステータステーブルではなく、スタッフマスタテーブルに記録されて、スタッフ管理部108により管理されてもよい。
ステータス更新部105は、スタッフ端末32から周期的に送信される位置情報に基づいて、スタッフステータステーブルにおける緯度および経度を逐次更新する。これによりスタッフ管理部108は、スタッフ30の最新の位置情報を管理する。
稼働状態情報は、スタッフ30の稼働状態を示す情報であり、「稼働中」はスタッフ30が稼働していること、「待機中」はスタッフ30が待機していることを示す。なお稼働状態情報として、スタッフ30が休憩していることを示す「休憩中」が設定可能とされてもよい。稼働中であることは、スタッフ30が管理サーバ100やユーザ10からの指示やリクエストにしたがって行動していることを意味し、待機中であることは、スタッフ30が管理サーバ100からの指示やリクエストを待機していることを意味する。つまり「稼働中」および「待機中」は、いずれも業務時間内にあるスタッフ30に対して設定されるが、「待機中」を設定されているスタッフ30が指示やリクエストを受け取ると、稼働状態情報が「稼働中」に更新され、当該スタッフ30は、指示やリクエストにしたがって行動する。また当該スタッフ30が、指示やリクエストにしたがった行動を終了すると、稼働状態情報が「待機中」に更新され、当該スタッフ30は、再び指示やリクエストを待機する。図2において、スタッフ30aは、ST1、ST5、ST6の状態では「待機中」の稼働状態情報が設定され、ST3、ST4の状態では「稼働中」の稼働状態情報が設定されている。
乗車車両情報は、スタッフ30が乗車している車両IDを示す。たとえばスタッフ30は、車両50に乗車する際に、自身のスタッフIDを車両端末52に入力して、車両端末52が、入力されたスタッフIDを車両IDとともに管理サーバ100に送信する。なおスタッフ30は車両50に乗車した際に、自身のスタッフ端末32に車両IDを入力して、スタッフ端末32が、入力された車両IDをスタッフIDとともに管理サーバ100に送信してもよい。ステータス情報取得部104が、送信されたスタッフIDと車両IDの組み合わせを取得すると、ステータス更新部105が、スタッフ管理部108における乗車車両情報を更新する。なおステータス更新部105は、ステータス情報取得部104で取得されるスタッフ30の位置情報と車両50の位置情報が一致する場合に、スタッフ30が当該車両50に乗車したことを判断して、スタッフ管理部108における乗車車両情報を更新してもよい。なおスタッフIDがIであるスタッフには、乗車車両情報が設定されていないが、これは、このスタッフが車両50を降車したST5の状態にあることを示す。
同乗有無情報は、ユーザが運転する車両にスタッフ30が同乗しているか否かを示す情報であり、「同乗中」はスタッフ30が車両に同乗していること、「なし」はスタッフ30が同乗してないことを示す。図2に示すフェーズ2において、ステータス情報取得部104が、ユーザ10が運転する車両にスタッフ30aが同乗するか否かを示す同乗選択情報を取得すると、ステータス更新部105は、当該スタッフ30aの同乗有無情報を更新する。したがって図2のST4のケースで、同乗有無情報は「同乗中」に設定され、それ以外のケースで、同乗有無情報は「なし」に設定されることになる。なおユーザ10が目的地に到着して降車すると(ST6)、同乗有無情報は「なし」に更新される。
実施例においてユーザ10は、車種から車両を選択できるが、スタッフ30から車両を選択することも可能である。たとえばユーザ10が女性であって、スタッフ30の同乗を希望する場合には、スタッフ30も女性である方が安心感がある。そこでユーザ10が車両を選択する際に、車両を届けるスタッフの属性情報を参照できることが好ましく、管理サーバ100は、ユーザの車両選択時に、車両情報だけでなく、スタッフの属性情報もユーザ端末12に送信する。なお性別および年齢は属性情報の一例であり、属性情報は、スタッフの氏名、顔の撮影画像や、簡単なプロフィール情報を含んでもよい。なお上記したように、属性情報は、スタッフステータステーブルではなく、スタッフマスタテーブルに記録されてよい。
図6は、ステーション管理部109が管理するステーションステータステーブルを示す。ステーションステータステーブルでは、緯度および経度を含む位置情報と、ステーションの使用状態を示す使用状態情報とが、ステータス情報として、ステーションを識別するステーションIDに関連づけて記録される。なおステーションは移動しないため、位置情報は固定値となる。
使用状態情報は、ステーションの使用状態を示す情報であり、「使用中」はステーションに車両が駐車されていること、「空き」はステーションに車両が駐車されていないことを示す。ユーザ10は、車両50をステーションに駐車すると、駐車したステーションのステーションIDを車両端末52に入力し、車両端末52が、入力されたステーションIDを車両IDとともに管理サーバ100に送信する。ステータス情報取得部104が、送信されたステーションIDと車両IDの組み合わせを取得すると、ステータス更新部105が、車両管理部107における走行状態情報を「駐車中」に更新し、ステーション管理部109における使用状態情報を「使用中」に更新する。なおステータス更新部105は、ステータス情報取得部104で取得される車両50の位置情報とステーションの位置情報が一致する場合に、車両50がステーションに駐車されたことを判断して、車両管理部107における走行状態情報と、ステーション管理部109における使用状態情報とを更新してもよい。ステータス更新部105は、車両管理部107における走行状態情報を「駐車中」に更新する際、あわせて利用可否情報を「可」に更新する。
図7は、ユーザ管理部110が管理するユーザステータステーブルを示す。ユーザステータステーブルでは、緯度および経度を含む位置情報と、車両の割当状態を示す割当情報と、ユーザに割り当てられた車両を示す割当車両情報とが、ステータス情報として、ユーザを識別するユーザIDに関連づけて記録される。
ステータス更新部105は、ユーザ端末12から周期的に送信される位置情報に基づいて、ユーザステータステーブルにおける緯度および経度を逐次更新する。これによりユーザ管理部110は、ユーザ10の最新の位置情報を管理する。
割当情報は、車両の割当状態を示し、「割当前」はユーザ10に車両が割り当てられてないこと、「割当済」はユーザ10に車両が割り当てられたが、まだ運転を開始していないこと、「運転中」はユーザ10が車両を運転中であることを示す。ユーザ10がユーザ端末12でユーザアプリを起動して、ステータス情報取得部104がユーザ10の位置情報を取得すると、ステータス更新部105が、割当情報を「割当前」に設定する。
割当車両情報は、ユーザ10に割り当てられた車両IDを示す。ユーザ10がユーザ端末12を操作して車両を選択し、ユーザ端末12が車両の選択リクエストを管理サーバ100に送信する。選択リクエストには、少なくともユーザID、車両IDおよびユーザ位置情報が含まれる。管理サーバ100において、リクエスト取得部111が選択リクエストを取得すると、割当処理部113が、選択リクエストに基づいて、選択リクエストを送信したユーザ10に車両を割り当てる。このとき割当処理部113は、ユーザステータステーブルの割当情報および割当車両情報を更新する。具体的に割当処理部113は、選択リクエストに含まれるユーザIDおよび車両IDから、対応するユーザIDの割当情報を「割当済」に更新し、また割当車両情報に車両IDを書き込む。なお割当処理部113は、ユーザ位置情報にしたがって、緯度および経度も更新する。
割当処理部113がユーザに車両を割り当てると、提供部114が、車両割当が完了したことを示す情報をユーザ端末12に提供し、また配車リクエストを車両端末52に提供する。これによりユーザ10は、車両を選択できたことを認識し、また車両50に乗車しているスタッフ30は、配車リクエストがあったことを認識する。
その後、ユーザ10が、割り当てられた車両に乗車すると、ステータス更新部105が、割当情報を「運転中」に更新する。ユーザ10が車両に乗車したことは、ユーザ端末12、スタッフ端末32、車両端末52のいずれかに入力されて、管理サーバ100に通知されてよい。なおユーザ10が降車したことは、ユーザ端末12または車両端末52のいずれかに入力されて、管理サーバ100に通知される。ステータス情報取得部104が降車通知を受けると、ステータス更新部105が、少なくとも車両管理部107における利用可否情報を「可」に、ユーザ管理部110における割当情報を「割当前」に、割当車両情報を「−」(ブランク)に更新する。
管理サーバ100において、リクエスト取得部111は、ユーザ端末12から、車両の選択リクエスト以外に、ユーザが車両を選択するための情報配信を要求する配信リクエストを取得する。なおリクエスト取得部111は、スタッフ端末32から、サービス状況を確認するための情報配信を要求する配信リクエストも取得する。
リクエスト取得部111がユーザ端末12から配信リクエストを取得すると、情報抽出部112が、管理部106から、カーシェアリングの対象となる車両のステータス情報と、スタッフのステータス情報を抽出し、提供部114が、ステータス情報を、それぞれのID情報とともに通信装置101からユーザ端末12に送信させる。なおリクエスト取得部111がスタッフ端末32から配信リクエストを取得すると、情報抽出部112が、管理部106から全てのステータス情報を抽出し、提供部114が、ステータス情報を、それぞれのID情報とともに通信装置101からスタッフ端末32に送信させる。配信リクエストの取扱いについては、後述する。
地図アプリケーション115は、管理部106で管理されているステータス情報を提供されて、車両、スタッフ、ステーション、ユーザの地図データ上の位置を特定する。画面生成部116は、特定された位置に、車両、スタッフ、ステーション、ユーザのそれぞれの画像を配置した画面データを生成し、出力装置117に供給する。なお車両にユーザおよび/またはスタッフが乗車している場合には、車両と乗員とを組み合わせた画像を地図データ上に配置することが好ましい。出力装置117は、ディスプレイを備え、画面データに基づいて地図画面をディスプレイに表示する。
図8は、出力装置117に表示される地図画面の一例を示す。ステータス更新部105はリアルタイムでステータス情報を更新し、したがって地図画面上で、走行中の車両の画像が移動するように表示される。管理サーバ100のオペレータは、出力装置117に表示される地図画面をみて、車両割当前のユーザの位置や、待機中のスタッフの位置などを確認する。
図9は、スタッフ端末32の機能ブロックを示す。スタッフ端末32は、スタッフ30により保持されて、スタッフ30からの操作入力を受け付ける。スタッフ端末32は、GPS(Global Positioning System, 全地球測位システム)受信機33、位置測定部34、地図アプリケーション35、ステータス情報取得部36、画面生成部37、操作受付部38、リクエスト生成部39、状態設定部40、同乗選択情報生成部41、通信装置42および出力装置43を備える。出力装置43は、ディスプレイを備える。
スタッフ端末32はコンピュータを含み、スタッフ端末32の各種機能は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、スタッフ端末32の各種機能はハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。地図アプリケーション35、ステータス情報取得部36、画面生成部37、リクエスト生成部39、状態設定部40および同乗選択情報生成部41の各機能は、スタッフ端末32においてスタッフアプリが起動されることにより実現されてよい。
スマートフォンであるスタッフ端末32において、出力装置43のメニュー画面に、スタッフアプリのアイコンが表示される。スタッフ30がスタッフアプリのアイコンを選択操作すると、操作受付部38が選択操作を受け付け、スタッフアプリが起動される。スタッフアプリが起動されると、リクエスト生成部39は、サービス状況を示す情報の配信リクエストを自動生成し、通信装置42に供給する。
GPS受信機33はGPSアンテナを介して、複数のGPS衛星が送信するGPS信号を受信する。位置測定部34は、受信したGPS信号にもとづいてスタッフ端末32の現在位置を測定する。具体的に位置測定部34は、スタッフ端末32の緯度および経度を算出して求め、緯度および経度は、自端末の位置情報を構成する。位置測定部34は、周期的に位置情報を求めて通信装置42に供給する。また位置測定部34は、求めた位置情報を地図アプリケーション35にも供給する。
通信装置42は、無線基地局や無線アクセスポイントを介して無線通信によりネットワーク2に接続し、管理サーバ100の通信装置101との間で、サービスに必要な情報を送信または受信する。スタッフアプリが起動されると、通信装置42は、位置測定部34で求められた位置情報を管理サーバ100に送信する。位置測定部34は周期的に位置情報を測定し、通信装置42は、測定された位置情報を即時に管理サーバ100に送信する。これにより管理サーバ100のスタッフ管理部108において、スタッフの最新の位置情報が管理される。
また通信装置42は、リクエスト生成部39で生成された配信リクエストを管理サーバ100に送信する。管理サーバ100は、配信リクエストを受信すると、スタッフ端末32に対して、サービス状況を示す情報を配信する。管理サーバ100において、リクエスト取得部111が配信リクエストを取得する度に、情報抽出部112がステータス情報を抽出するように構成されている場合、リクエスト生成部39は、周期的に配信リクエストを生成するように動作する。これによりスタッフ端末32は、周期的にサービス状況を示す情報を取得できるようになる。なおリクエスト取得部111が配信リクエストを一度取得すると、情報抽出部112がステータス情報を周期的に抽出するように構成されている場合、リクエスト生成部39は、スタッフアプリの起動時に、一度だけ配信リクエストを生成すればよい。
図3に戻り、管理サーバ100において、情報抽出部112は、管理部106で管理されているステータス情報を、それぞれのID情報とともに抽出する。情報抽出部112は、車両管理部107から車両のステータス情報を、スタッフ管理部108からスタッフのステータス情報を、ステーション管理部109からステーションのステータス情報を、ユーザ管理部110からユーザのステータス情報を、それぞれのID情報とともに抽出する。このように情報抽出部112は、管理部106で管理されている全てのステータス情報を抽出する。提供部114は、抽出された車両、スタッフ、ステーションおよびユーザのステータス情報を、それぞれのID情報とともに、通信装置101からスタッフ端末32に送信させる。
図9に戻り、スタッフ端末32において、ステータス情報取得部36が、通信装置42が受信したステータス情報を取得する。ステータス情報取得部36は、取得したステータス情報を地図アプリケーション35に供給する。地図アプリケーション35は、ステータス情報から、車両、スタッフ、ステーション、ユーザの地図データ上の位置を特定する。画面生成部37は、特定された位置に、車両、スタッフ、ステーション、ユーザのそれぞれの画像を配置した画面データを生成し、出力装置43に供給する。出力装置43は、画面データに基づいて、車両、スタッフ、ステーション、ユーザを配置した地図画面をディスプレイに表示する。なお地図アプリケーション35は、位置測定部34から供給される位置情報にもとづいて、地図データ上の自端末の位置を特定してもよい。ディスプレイに表示される地図画面は、図8に示した地図画面と同様のものであってよい。
状態設定部40は、操作受付部38が受け付けた操作入力に応じて、スタッフ30の状態を設定し、通信装置42から管理サーバ100に送信させる。たとえばスタッフ30が車両50に乗車する際、スタッフ30はスタッフ端末32に車両50の車両IDを入力すると、状態設定部40が、スタッフIDおよび車両IDを運転開始情報として、通信装置42から管理サーバ100に送信させる。また同乗選択情報生成部41は、操作受付部38が受け付けた操作入力に応じて、ユーザが運転する車両にスタッフ30が同乗するか否かを示す同乗選択情報を生成し、同乗選択情報を通信装置42から管理サーバ100に送信させる。
図10は、車両端末52の機能ブロックを示す。車両端末52は、車両50に搭載される。車両端末52は、GPS受信機53、位置測定部54、カーナビゲーションシステム55、操作受付部56、状態設定部57、配車リクエスト取得部58、画面生成部59、位置情報取得部60、車載通信装置61および出力装置62を備える。出力装置62は、ディスプレイを備える。
車両端末52はコンピュータを含み、車両端末52の各種機能は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、車両端末52の各種機能はハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
車載通信装置61は、無線基地局や無線アクセスポイントを介して無線通信によりネットワーク2に接続し、管理サーバ100の通信装置101との間で、サービスに必要な情報を送信または受信する。GPS受信機53はGPSアンテナを介して、複数のGPS衛星が送信するGPS信号を受信する。位置測定部54は、受信したGPS信号にもとづいて車両端末52の現在位置を測定する。具体的に位置測定部54は、車両端末52の緯度および経度を算出して求め、緯度および経度は、自端末の位置情報を構成する。位置測定部54は、周期的に位置情報を求めて車載通信装置61に供給し、車載通信装置61は、管理サーバ100に位置情報を周期的に送信する。また位置測定部54は、求めた位置情報をカーナビゲーションシステム55にも供給する。
車両50のイグニッションスイッチがオフされている場合であっても、GPS受信機53、位置測定部54および車載通信装置61の機能はアクティブ状態を維持して、車載通信装置61が、周期的に位置情報を管理サーバ100に送信することが好ましい。
カーナビゲーションシステム55は、地図データを有して、目的地への経路案内を実施する。配車リクエスト取得部58は、管理サーバ100から配車リクエストを取得すると、カーナビゲーションシステム55および画面生成部59に、配車リクエストを供給する。配車リクエストには、少なくともユーザ氏名およびユーザ位置情報が含まれる。
ここで画面生成部59は、配車リクエストがあったことを示すメッセージ画面を生成して、出力装置62のディスプレイに表示させる。メッセージ画面には、ユーザ氏名およびユーザの位置情報が含まれる。車両50を運転しているスタッフ30は、メッセージ画面を見ることで、配車リクエストがあったことを認識する。なお出力装置62は音声出力機能を有し、配車リクエストがあったことを音声でスタッフ30に通知してもよい。またカーナビゲーションシステム55は、配車リクエストに含まれるユーザの位置情報を、目的地として入力し、画面生成部59は、目的地までの経路案内画面を出力装置62に表示させる。これにより車両50を運転しているスタッフ30は、ユーザの場所までの経路を案内される。
なお操作受付部56は、スタッフ30またはユーザ10からの操作入力を受け付ける。スタッフ30が運転を開始する際、操作受付部56は、スタッフIDを受け付けて、状態設定部57が、スタッフIDおよび車両IDを運転開始情報として、車載通信装置61から管理サーバ100に送信させる。またユーザ10が運転を開始する際、操作受付部56はユーザIDを受け付けて、状態設定部57が、ユーザIDおよび車両IDを運転開始情報として、車載通信装置61から管理サーバ100に送信させる。なおユーザ10またはスタッフ30が運転を終了する際には、操作受付部56がユーザIDまたはスタッフIDを受け付けて、状態設定部57が、受け付けたIDと車両IDを運転終了情報として、車載通信装置61から管理サーバ100に送信させてもよい。管理サーバ100において、ステータス情報取得部104が、これらのID情報を取得することで、ステータス更新部105が、管理部106のステータス情報を更新する。
図11は、ユーザ端末12の機能ブロックを示す。ユーザ端末12は、ユーザ10により保持されて、ユーザ10からの操作入力を受け付ける。ユーザ端末12は、GPS受信機13、位置測定部14、地図アプリケーション15、ステータス情報取得部16、車両情報取得部17、属性情報取得部18、選択部19、画面生成部22、操作受付部23、リクエスト生成部24、同乗選択情報生成部25、通信装置26および出力装置27を備える。出力装置27は、ディスプレイを備える。
ユーザ端末12はコンピュータを含み、ユーザ端末12の各種機能は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、ユーザ端末12の各種機能はハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。地図アプリケーション15、ステータス情報取得部16、車両情報取得部17、属性情報取得部18、選択部19、画面生成部22、リクエスト生成部24、同乗選択情報生成部25の各機能は、ユーザ端末12においてユーザアプリが起動されることにより実現されてよい。
スマートフォンであるユーザ端末12において、出力装置27のメニュー画面に、ユーザアプリのアイコンが表示される。ユーザ10がユーザアプリのアイコンを選択操作すると、操作受付部23が選択操作を受け付け、ユーザアプリが起動される。ユーザアプリが起動されると、リクエスト生成部24は、カーシェアリングの対象となる車両のステータス情報、スタッフのステータス情報、車両情報および属性情報の配信を要求する配信リクエストを自動生成し、通信装置26に供給する。
GPS受信機13はGPSアンテナを介して、複数のGPS衛星が送信するGPS信号を受信する。位置測定部14は、受信したGPS信号にもとづいてユーザ端末12の現在位置を測定する。具体的に位置測定部14は、ユーザ端末12の緯度および経度を算出して求め、緯度および経度は、自端末の位置情報を構成する。位置測定部14は、周期的に位置情報を求めて通信装置26に供給する。また位置測定部14は、求めた位置情報を地図アプリケーション15およびリクエスト生成部24にも供給する。
通信装置26は、無線基地局や無線アクセスポイントを介して無線通信によりネットワーク2に接続し、管理サーバ100の通信装置101との間で、サービスに必要な情報を送信または受信する。ユーザアプリが起動されると、通信装置26は、位置測定部14で求められた位置情報を管理サーバ100に送信する。位置測定部14は周期的に位置情報を測定し、通信装置26は、測定された位置情報を即時に管理サーバ100に送信する。これにより管理サーバ100のユーザ管理部110において、ユーザの最新の位置情報が管理される。
また通信装置26は、リクエスト生成部24で生成された配信リクエストを管理サーバ100に送信する。管理サーバ100は、ユーザ端末12から配信リクエストを受信すると、車両のステータス情報、スタッフのステータス情報、車種情報およびオプション情報を含む車両情報、スタッフの属性情報をユーザ端末12に配信する。なお管理サーバ100は、車両情報および属性情報については、ユーザ端末12に一度だけ配信すればよい。
管理サーバ100において、リクエスト取得部111が配信リクエストを取得する度に、情報抽出部112がステータス情報を抽出するように構成されている場合、リクエスト生成部24は、周期的に配信リクエストを生成するように動作する。これによりユーザ端末12は、周期的に最新のステータス情報を取得できるようになる。なおリクエスト取得部111が配信リクエストを一度取得すると、情報抽出部112がステータス情報を周期的に抽出するように構成されている場合、リクエスト生成部24は、ユーザアプリの起動時に、一度だけ配信リクエストを生成すればよい。
図3に戻り、情報抽出部112は、管理部106で管理されているステータス情報を、ID情報とともに抽出する。情報抽出部112は、車両管理部107から全ての車両のステータス情報を車両ID情報とともに抽出し、スタッフ管理部108から全てのスタッフのステータス情報をスタッフID情報とともに抽出する。提供部114は、抽出された車両およびスタッフのステータス情報をID情報とともに、通信装置101からユーザ端末12に送信させる。
また情報抽出部112は、車両管理部107から、車種情報およびオプション情報を含む車両情報を、車両ID情報とともに抽出する。また情報抽出部112は、スタッフ管理部108から、性別情報および年齢情報を含むスタッフの属性情報を、スタッフID情報とともに抽出する。提供部114は、抽出された車両情報およびスタッフ属性情報を、それぞれのID情報とともに、通信装置101からユーザ端末12に送信させる。
図11に戻り、ユーザ端末12において、車両情報取得部17は、通信装置26が受信した車両情報を取得し、画面生成部22に供給する。また属性情報取得部18は、通信装置26が受信したスタッフ属性情報を取得し、画面生成部22に供給する。
ステータス情報取得部16は、通信装置26が受信した車両のステータス情報およびスタッフのステータス情報を取得する。ステータス情報取得部16は、取得したステータス情報を選択部19に供給する。選択部19は、車両ステータス情報における利用可否情報が「可」となっている車両を選択し、かかる車両IDに設定されている位置情報を、地図アプリケーション15に供給する。たとえば図4に示す車両IDがA〜Eである車両について見れば、選択部19は、車両IDがA、B、Cである車両を選択し、車両IDがD、Eである車両は選択しない。
つまり選択部19は、全車両から、ユーザが利用可能な車両を選択する処理を実施する。選択部19は、ユーザが利用可能な車両の車両IDを特定すると、特定した車両IDに関連づけられた位置情報を地図アプリケーション15に供給する。地図アプリケーション15は、供給された位置情報から、利用可能な車両の地図データ上の位置を特定する。画面生成部22は、特定された位置に、車両の画像を配置した画面データを生成する。
また選択部19は、スタッフステータス情報における稼働状態情報が「待機中」となっているスタッフを選択し、選択したスタッフの乗車車両情報をスタッフIDとともに画面生成部22に供給する。
実施例の地図アプリケーション15は、交通情報取得部20および時間導出部21を有する。交通情報取得部20は、サービスエリア内の渋滞情報や規制情報などを取得する。時間導出部21は、位置測定部14が測定するユーザ端末12の現在位置(X,Y)と、ステータス情報取得部16が取得した車両の位置情報とに基づいて、ユーザ10が車両に乗車可能となるまでの時間を導出する。
図4に示す車両のステータス情報で説明すると、選択部19は、ユーザ10が利用可能な車両として、車両IDがA、B、Cである車両を選択している。このうち車両IDがA、Cは、走行状態情報が「走行中」と設定されており、このことはスタッフ30が車両を運転していることを意味する。一方、車両IDがBである車両は、走行状態情報が「駐車中」と設定されており、このことは車両がステーションに駐車されていることを意味する。
時間導出部21は、「走行中」を設定された車両にユーザ10が乗車可能となるまでの時間と、「駐車中」を設定された車両にユーザ10が乗車可能となるまでの時間とを、区別して算出する。「走行中」を設定された車両は、スタッフ30により運転されてユーザ10に届けられるため、時間導出部21は、車両に乗車可能となるまでの時間を、車両がユーザの位置に到達する到達時間として算出する。時間導出部21は、ユーザ端末12の現在位置(X,Y)と「走行中」車両の位置情報とに基づいて経路距離を導出し、車両の到達時間を算出するが、その際、交通情報取得部20が取得した交通情報を加味して、車両の到達時間を算出することが好ましい。交通情報を加味することで、より正確な到達時間を算出できるようになる。時間導出部21は、全ての「走行中」車両の到達時間を算出する。
一方、「駐車中」を設定された車両は、ユーザ10がステーションまで歩くことで乗車可能となるため、時間導出部21は、車両に乗車可能となるまでの時間を、ステーションまでの歩行時間として算出する。そのため時間導出部21は、ユーザ端末12の現在位置(X,Y)と、「駐車中」車両の位置情報とに基づいて、ステーションまでの歩行距離から、ユーザの歩行時間を算出する。
なお、地図データを利用した2点間の車両移動時間および歩行時間の推定用のAPIは、既に様々なものが実用化されており、時間導出部21は、既存の推定用APIを利用して、車両到達時間、ユーザ歩行時間を算出してよい。時間導出部21は、利用可能な全車両についての車両到達時間またはユーザ歩行時間を算出し、車両ID情報とともに、画面生成部22に供給する。
画面生成部22は、車両到達時間が最も短い車両に関する情報を含む初期画面データを生成し、出力装置27に表示させる。
図12は、出力装置27に表示される初期画面の例を示す。画面生成部22は、ディスプレイに、地図アプリケーション15で生成された地図画面200を表示させる。地図画面200には、利用可能な車両が表示され、走行中の車両は、時間の経過とともに地図画面中を移動する。初期画面では、ユーザ位置が地図画面の中央に設定される。なお実施例のディスプレイはタッチスクリーンで構成されており、ユーザ10は、地図画面上でピンチアウト操作、ピンチイン操作することで、地図画面を拡大、縮小でき、またスライド操作することで地図画面をスクロールできる。操作受付部23は、ユーザ10の指操作を受け付けて、画面生成部22に、地図画面の変更指示を供給する。地図画面200において、Pのマークが付加されている車両は、ステーションに駐車中であることを示す。ユーザ10は地図画面を見ることで、自身の周囲の空車状況を確認できる。
図12は、出力装置27に表示される初期画面の例を示す。画面生成部22は、ディスプレイに、地図アプリケーション15で生成された地図画面200を表示させる。地図画面200には、利用可能な車両が表示され、走行中の車両は、時間の経過とともに地図画面中を移動する。初期画面では、ユーザ位置が地図画面の中央に設定される。なお実施例のディスプレイはタッチスクリーンで構成されており、ユーザ10は、地図画面上でピンチアウト操作、ピンチイン操作することで、地図画面を拡大、縮小でき、またスライド操作することで地図画面をスクロールできる。操作受付部23は、ユーザ10の指操作を受け付けて、画面生成部22に、地図画面の変更指示を供給する。地図画面200において、Pのマークが付加されている車両は、ステーションに駐車中であることを示す。ユーザ10は地図画面を見ることで、自身の周囲の空車状況を確認できる。
画面生成部22は、地図画面200の下方に、車両到達時間が最も短い車両の車種に関する情報を含む車両情報提示画面202を設定する。画面生成部22は、時間導出部21から、ユーザ10が利用可能な全車両についての車両到達時間またはユーザ歩行時間を取得する。画面生成部22は、車両到達時間を算出された複数の車両のうち、車両到達時間が最も短い車両を抽出し、当該車両の車両IDで特定される車両情報を、車両情報提示画面202に表示させる。図12に示す例では、車両情報として、車名および乗車定員が表示されており、また車名XXXの写真画像も表示されている。なお写真画像は、車両IDに関連づけられているボディカラーをもつ車両の画像であることが好ましい。これによりユーザ10は、最短時間で到着する車両の車種情報を確認できる。
実施例のカーシェアリングシステム1では、ユーザ10が自分で運転するため、車両のボディカラーは、ユーザ10が車両を選択する際の一つの判断要素となる。たとえば赤い車両を運転したい気分であれば、ユーザ10は、選択する車両のカラーを確認したい。そこで写真画像は、同じボディカラーをもった車両の画像であることが好ましい。
ユーザ10が選択ボタン204を操作すると、操作受付部23が、選択ボタン204の操作を受け付ける。操作受付部23が選択ボタン204の操作を受け付けると、リクエスト生成部24が、当該車両、つまり3分で到着する車名XXXの車両の車両IDと、ユーザIDおよびユーザ位置情報を含む選択リクエストを生成する。生成された選択リクエストは、通信装置26から管理サーバ100に送信される。
なおユーザインタフェースの仕様として、操作受付部23が選択ボタン204の操作を受け付けた後、ユーザ10に確認画面を提示するようにしてもよい。この場合、操作受付部23が選択ボタン204の操作を受け付けると、画面生成部22に対して、選択された車両についての確認画面の生成を指示する。
図13は、出力装置27に表示される車両確認画面の例を示す。画面生成部22は、ディスプレイに車両情報およびスタッフ情報を表示させる。上記したように画面生成部22は、選択部19から「待機中」スタッフの乗車車両情報を取得し、属性情報取得部18から、スタッフの属性情報を取得している。画面生成部22は、ユーザ10により選択された車両の車両IDを乗車車両情報としてもつスタッフIDを特定し、特定したスタッフIDの属性情報を車両確認画面に表示させる。図13に示す例では、スタッフの属性情報として、氏名および性別と、写真画像が表示されている。なお年齢情報や、プロフィール情報などがさらに表示されてもよい。
実施例のカーシェアリングシステム1では、ユーザ10が運転する車両にスタッフ30が同乗する利用態様が提供される。たとえばユーザ10が女性である場合、ユーザ10は、女性のスタッフ30の同乗を希望することも想定される。そこで車両確認画面には、スタッフ30の性別を表示することで、ユーザ10は、選択した車両を呼んでよいか、最終確認できる。ユーザ10が決定ボタン208を操作すると、操作受付部23が決定ボタン208の操作を受け付け、リクエスト生成部24が、当該車両の車両IDと、ユーザIDおよびユーザ位置情報を含む選択リクエストを生成する。生成された選択リクエストは、通信装置26から管理サーバ100に送信される。ユーザ10が戻るボタン210を操作すると、操作受付部23が戻るボタン210の操作を受け付け、一つ前の表示画面、つまり図12に示す画面に戻すように画面生成部22に指示する。
図12に示す地図画面中央のユーザ位置には、リスト表示ボタン206が設定される。リスト表示ボタン206は、利用可能な車両をリスト表示させるためのボタンである。ユーザ10がリスト表示ボタン206を操作すると、操作受付部23がリスト表示ボタン206の操作を受け付け、車両リスト画面の生成を画面生成部22に指示する。
図14は、出力装置27に表示される車両リスト画面の例を示す。画面生成部22は、ディスプレイに、利用可能な車両をリスト表示させる。このとき画面生成部22は、配車可能な車両と、駐車場(ステーション)から乗車可能な車両とを区別して、ディスプレイにリスト表示させる。画面生成部22は、車両リスト画面を、配車リスト画面212と駐車リスト画面214に2分割する。このように画面を分割することで、ユーザ10は、呼出可能な車両と、自身がステーションまで歩いて利用できるようになる車両とを、容易に判別できるようになる。なお画面の左側には、車両の写真画像213が表示される。
配車リスト画面212は、配車可能な車両、すなわちユーザ10が呼出可能な車両をリスト表示するための画面である。画面生成部22は、時間導出部21から、利用可能な全車両についての車両到達時間またはユーザ歩行時間を取得する。画面生成部22は、車両到達時間を算出された複数の車両の車種に関する情報を、車両到達時間が短い順に配車リスト画面212の上から下に並べて表示させる。図14に示す車両リスト画面で、車種に関する情報は、車名である。画面生成部22は、車種に関する情報と、ユーザの位置に車両が到達する到達時間とを関連付けて表示させ、この例では車種に関する情報と到達時間とを横に並べて表示させている。
配車リスト画面212では、車種情報と車両到達時間の表示領域が、車両ごとに仕切られている。複数の車種情報と車両到達時間とが、車両到達時間の短い順に上から並べて表示されるため、ユーザ10は各車両の到達時間を容易に確認できるようになる。複数の車種情報と車両到達時間とをリスト表示することで、ユーザ10は、到達時間を考慮しつつ、好みの車種の車両を選択することが可能となる。ユーザ10が、運転したい車両の表示領域を選択すると、操作受付部23が、車両の選択操作を受け付け、リクエスト生成部24が、選択された車両の車両IDと、ユーザIDおよびユーザ位置情報を含む選択リクエストを生成する。生成された選択リクエストは、通信装置26から管理サーバ100に送信される。
なお画面生成部22は、車種ごとの最短到達時間をディスプレイにリスト表示させてもよい。図14に示す例では、配車リスト画面212に、車名XXXの2台の車両の車種情報が表示されているが、3分で到着する車名XXXの車両の情報のみを表示し、15分で到着する車両XXXの車両の情報を非表示としてもよい。ユーザ10が車名から車両を選択する場合、より早く到着する車両の情報を知りたいことが多いと考えられるため、画面生成部22は、遅く到着する同一車種の車両の情報はリストに含めないようにしてもよい。
駐車リスト画面214は、ステーションから乗車可能な車両をリスト表示するための画面である。画面生成部22は、ユーザ歩行時間を算出された複数の車両の車種に関する情報を、ユーザ歩行時間が短い順に駐車リスト画面214の上から下に並べて表示させる。画面生成部22は、車種に関する情報と、ユーザがステーションまで歩く時間とを関連付けて表示させる。
駐車リスト画面214においても、車種情報とユーザ歩行時間の表示領域が、車両ごとに仕切られている。複数の車種情報と歩行時間とが、歩行時間の短い順に上から並べて表示されるため、ユーザ10は各車両までの歩行時間を容易に確認できるようになる。複数の車種情報と歩行時間とをリスト表示することで、ユーザ10は、歩行時間を考慮しつつ、好みの車種の車両を選択することが可能となる。ユーザ10が、運転したい車両の表示領域を選択すると、操作受付部23が、車両の選択操作を受け付け、リクエスト生成部24が、選択された車両の車両IDと、ユーザIDおよびユーザ位置情報を含む選択リクエストを生成する。生成された選択リクエストは、通信装置26から管理サーバ100に送信される。
なお操作受付部23が、車両リスト画面において車両の選択操作を受け付けた際、画面生成部22に対して、選択された車両についての確認画面の生成を指示してもよい。このとき図13に示すような車両確認画面がディスプレイに表示されることになる。
車両リスト画面において、ユーザ10が閉じるボタン216を操作すると、操作受付部23が閉じるボタン216の操作を受け付け、初期画面、つまり図12に示す画面に戻すように画面生成部22に指示する。
最下段に表示される遷移ボタン218は、配車可能なスタッフをリスト表示させるためのボタンである。ユーザ10が遷移ボタン218を操作すると、操作受付部23が遷移ボタン218の操作を受け付け、スタッフリスト画面の生成を画面生成部22に指示する。
図15は、出力装置27に表示されるスタッフリスト画面の例を示す。画面生成部22は、ディスプレイに、車両をユーザに届けるスタッフの属性情報と、ユーザの位置に車両が到達する到達時間とをリスト表示させる。画面生成部22は、選択部19から、「待機中」スタッフの乗車車両情報を取得している。そこで画面生成部22は、図14に示した配車リスト画面212と同じ車両の並び順で、車種情報を表示していた場所にスタッフ属性情報を表示させる。これにより画面生成部22は、スタッフの属性情報と、ユーザの位置に車両が到達する到達時間とを関連付けて表示させるとともに、スタッフ情報と車両到達時間とを、車両到達時間の短い順に画面の上から下に並べて表示させる。スタッフ情報と車両到達時間とをリスト表示することで、ユーザ10は、到達時間を考慮しつつ、スタッフを選択することが可能となる。画面の左側には、スタッフの写真画像219が表示される。なお図15に示す例では、車名もあわせて表示されているが、車名は非表示とされてよい。
ユーザ10が、呼び出したいスタッフの表示領域を選択すると、操作受付部23が、呼出可能なスタッフが運転している車両の選択操作を受け付け、リクエスト生成部24が、選択された車両の車両IDと、ユーザIDおよびユーザ位置情報を含む選択リクエストを生成する。生成された選択リクエストは、通信装置26から管理サーバ100に送信される。なお操作受付部23が、スタッフリスト画面において車両の選択操作を受け付けた際、画面生成部22に対して、選択された車両についての確認画面の生成を指示してもよい。このとき図13に示すような車両確認画面がディスプレイに表示されることになる。
スタッフリスト画面において、ユーザ10が閉じるボタン220を操作すると、操作受付部23が閉じるボタン220の操作を受け付け、初期画面、つまり図12に示す画面に戻すように画面生成部22に指示する。
最下段に表示される遷移ボタン222は、配車可能な車両をリスト表示させるためのボタンである。ユーザ10が遷移ボタン222を操作すると、操作受付部23が遷移ボタン222の操作を受け付け、図14に示す車両リスト画面の生成を画面生成部22に指示する。
カーシェアリングシステム1において車両50やユーザ10は移動するため、車両到達時間およびユーザ歩行時間は刻々と変化する。そのため時間導出部21は、所定の周期で、乗車可能となるまでの時間を導出し、画面生成部22が、導出した時間を画面中にリアルタイムで反映することが好ましい。これによりユーザ10は、正確な車両到達時間および歩行時間を確認できるようになる。なお管理サーバ100側で時間を導出する場合と比べると、ユーザ端末12側で時間を導出することで、管理サーバ100の負荷を低減できる。
なお図14に示す車両リスト画面には、ユーザが利用可能な状態にある全車両の車種情報が、車両到達時間またはユーザ歩行時間とともに表示されてよいが、ユーザ10が車両を選択し、管理サーバ100がユーザ10に車両を割り当てると、当該車両は、ユーザ10の利用が終了するまで、他のユーザに割り当てられなくなる。たとえばユーザ10に届けられるまでに2時間かかる車両が選択されると、少なくとも2時間は他のユーザに割り当てられず、サービスの稼働率が下がる。
そこで画面生成部22は、ユーザ10の位置から所定時間内で乗車可能となる車両に限って、車種に関する情報を表示させるようにしてもよい。具体的に画面生成部22は、車両到達時間が第1の所定時間を超える車両、およびユーザ歩行時間が第2の所定時間を超える車両の車種に関する情報を、車両リスト画面に含めないようにする。このようにすることで、ユーザ10は、乗車可能となるまでに長時間を要する車両を選択できなくなるため、サービスの稼働率を向上できる。なお第1の所定時間は、第2の所定時間以下であることが好ましい。
また画面生成部22は、時間ではなく、ユーザとの間の距離で、車種情報の表示可否を決定してもよい。つまり画面生成部22は、ユーザ10の位置から所定距離内に位置する車両に限って、車種に関する情報を表示させるようにしてもよい。具体的に画面生成部22は、「走行中」車両とユーザとの経路距離が第1の所定距離を超える車両、および「駐車中」車両とユーザとの経路距離が第2の所定距離を超える車両の車種に関する情報を、車両リスト画面に含めないようにする。このようにすることで、ユーザ10は、乗車可能となるまでに長時間を要する車両を選択できなくなるため、サービスの稼働率を向上できる。
なお、以上の処理は、管理サーバ100側で実施されてもよい。つまり管理サーバ100において、ユーザ端末12からの配信リクエストに応じて、情報抽出部112が、全ての車両のステータス情報を抽出するのではなく、ユーザ10が所定時間内で乗車可能となる車両のステータス情報、またはユーザ10の位置から所定距離内に位置する利用可能な車両のステータス情報を抽出する。これによりユーザ端末12では、画面生成部22が、車両に乗車可能となるまでの時間や、ユーザ10との距離について判断することなく、車両リスト画面を生成できるようになる。
なお画面生成部22の画面生成処理は、管理サーバ100側で実施されてもよい。つまり図12〜図15に示す画面データは、管理サーバ100側で生成されてユーザ端末12に送信され、ユーザ端末12が、画面データを出力装置27で再生するようにしてもよい。
以上のようにして、ユーザ10は、ユーザ端末12から、車両の選択リクエストを管理サーバ100に送信する。管理サーバ100において、リクエスト取得部111が選択リクエストを取得すると、割当処理部113が、選択リクエストに基づいて、選択リクエストを送信したユーザ10に車両を割り当てる。割当処理部113がユーザに車両を割り当てると、提供部114が、車両割当が完了したことを示す情報をユーザ端末12に提供する。これによりユーザ10は、車両を選択できたことを認識する。ユーザ10が、駐車車両を選択した場合、ユーザ10は、当該車両のステーションまで歩き、当該車両を利用する。以下では、ユーザ10が、配車される車両を選択した利用態様における各端末の動作を説明する。
提供部114は、配車リクエストを車両端末52に提供する。車両端末52において、配車リクエスト取得部58が配車リクエストを取得すると、画面生成部59が、配車リクエストがあったことを示すメッセージ画面を生成して、出力装置62のディスプレイに表示させる。メッセージ画面には、ユーザ氏名およびユーザの位置情報が含まれる。車両50を運転しているスタッフ30は、メッセージ画面を見ることで、配車リクエストがあったことを認識する。なお提供部114は、配車リクエストを、車両50をユーザ10に届けるスタッフ30のスタッフ端末32に提供してもよい。この場合、スタッフ端末32において、画面生成部37が、配車リクエストがあったことを示すメッセージ画面を生成して、出力装置43のディスプレイに表示させる。
スタッフ30は、ユーザ10が待っている位置まで車両50を運転する。スタッフ30は、ユーザ10に車両50を届けると運転席から降り、代わりにユーザ10が運転席に乗り込む。このときユーザ10は、スタッフ30に同乗してもらうか否かをスタッフ30に伝える。ユーザ10がスタッフ30の同乗を希望すると、スタッフ30は車両50の後部座席または助手席に乗り込む。このときユーザ10は、ユーザ端末12を操作して、スタッフ30が同乗するか否かを、ユーザ端末12に入力する。操作受付部23が操作入力を受け付けると、同乗選択情報生成部25が、スタッフ30が同乗するか否かを示す同乗選択情報を生成し、通信装置26が、同乗選択情報を管理サーバ100に送信する。なお同乗選択情報には、スタッフ30のスタッフIDが含まれる。
なお、同乗選択情報は、スタッフ端末32から管理サーバ100に送信されてもよい。スタッフ30は、ユーザ10から同乗の有無を伝えられると、スタッフ端末32を操作して、同乗するか否かをスタッフ端末32に入力する。操作受付部38が操作入力を受け付けると、同乗選択情報生成部41が、スタッフ30が同乗するか否かを示す同乗選択情報を生成し、通信装置42が、同乗選択情報を管理サーバ100に送信する。
なおユーザ10は、利用可能な車両を選択する際に、あわせてスタッフ30の同乗の有無をユーザ端末12に入力してもよい。この場合、同乗選択情報は、車両の選択リクエストとともに、管理サーバ100に送信される。
管理サーバ100において、ステータス情報取得部104が、ユーザ端末12またはスタッフ端末32から、同乗選択情報を取得する。ステータス更新部105は、同乗選択情報に含まれるスタッフIDで特定されるスタッフ30のステータス情報を更新する。
スタッフ管理部108は、ステータス情報取得部104が取得した同乗選択情報に基づいて、ユーザ10が運転する車両50にスタッフ30が同乗しているか否かを示すステータス情報を記録する。図5に示すスタッフステータステーブルにおいて、このステータス情報は同乗有無情報に対応する。ステータス情報取得部104が、スタッフ30が同乗することを示す同乗選択情報を取得した場合に、スタッフ管理部108は、当該スタッフ30が同乗していることを示す同乗有無情報を記録する。一方で、ステータス情報取得部104が、スタッフ30が同乗しないことを示す同乗選択情報を取得した場合に、スタッフ管理部108は、当該スタッフ30が同乗していないことを示す同乗有無情報を記録する。この記録処理は、ステータス更新部105により実施される。スタッフ管理部108が、同乗選択情報に応じた同乗有無情報を記録することで、管理サーバ100は、スタッフ30の状態を適切に管理できるようになる。
またスタッフ管理部108は、同乗選択情報に基づいて、ユーザ10に車両50を届けた後のスタッフ30が稼働中であるか否かを示すステータス情報を記録する。図5に示すスタッフステータステーブルにおいて、このステータス情報は、稼働状態情報に対応する。ステータス情報取得部104が、スタッフ30が同乗することを示す同乗選択情報を取得した場合に、スタッフ管理部108は、当該スタッフ30が稼働中であることを示す稼働状態情報を記録する。一方で、ステータス情報取得部104が、スタッフ30が同乗しないことを示す同乗選択情報を取得した場合に、スタッフ管理部108は、当該スタッフ30が稼働中でないことを示す稼働状態情報、実施例では待機中であることを示す稼働状態情報を記録する。この記録処理は、ステータス更新部105により実施される。
スタッフ管理部108が、同乗選択情報に応じた稼働状態情報を記録することで、管理サーバ100は、カーシェアリングサービスを適切に管理できるようになる。実施例において、同乗しないスタッフ30は、その時点で、別のユーザが運転する車両の返却先の候補となる。そのためスタッフ30が同乗しない場合には、そのスタッフ30が、返却先としてユーザから指定可能となるように、稼働状態情報が、すみやかに「待機中」に設定されることが好ましい。一方で、同乗したスタッフ30は、ユーザから指定可能な状態にあってはならず、そのため稼働状態情報が「稼働中」を維持される必要がある。実施例によれば、ステータス更新部105が、同乗選択情報に応じて稼働状態情報を設定することで、カーシェアリングサービスを効率的に運用できる。
ユーザ10が運転する車両50にスタッフ30が同乗しない場合に、提供部114は、ユーザ10が運転している車両50の車両端末52に、駐車可能な場所の位置情報を提供する。情報抽出部112は、ステーション管理部109で使用状態情報が「空き」に設定されているステーションの位置情報を抽出し、提供部114が、通信装置101から車両端末52に送信させる。車両端末52において、位置情報取得部60が、「空き」ステーションの位置情報を取得し、カーナビゲーションシステム55に供給する。カーナビゲーションシステム55は、「空き」ステーションの位置情報を、地図データ上に設定し、画面生成部59が、当該位置に空きステーションのマークを配置する。これにより出力装置62に表示される地図画面には、空きステーションのマークが表示されるようになる。
スタッフ30が同乗していない場合、ユーザ10は車両50を、どこかの空きステーションに駐車する必要がある(図2のST9)。車両端末52の出力装置62に表示される地図画面に、空きステーションの位置を示すマークが表示されることで、ユーザ10は、目的地周辺のステーションを簡単に探せるようになる。
なおスタッフ30が同乗している場合、ユーザ10は車両50をステーションに返却する必要がないため、管理サーバ100は、車両端末52に、「空き」ステーションの位置情報を提供しなくてよい。
またユーザ10が運転する車両50にスタッフ30が同乗しない場合に、提供部114は、ユーザ10が運転している車両50の車両端末52に、車両に乗車しておらず且つ稼働中でないことを示すステータス情報が設定されたスタッフの位置情報を提供する。情報抽出部112は、スタッフ管理部108で稼働状態情報が「待機中」に設定されており且つ乗車車両情報がブランクに設定されているスタッフの位置情報を抽出し、提供部114が、通信装置101から車両端末52に送信させる。車両端末52において、位置情報取得部60が、スタッフの位置情報を取得し、カーナビゲーションシステム55に供給する。カーナビゲーションシステム55は、スタッフの位置情報を、地図データ上に設定し、画面生成部59が、当該位置にスタッフのマークを配置する。これにより出力装置62に表示される地図画面には、空いているスタッフのマークが表示されるようになる。
スタッフ30が同乗していない場合、ユーザ10は車両50を、車両に乗車していない待機中のスタッフに返却する必要がある(図2のST7)。車両端末52の出力装置62に表示される地図画面に、スタッフの位置を示すマークが表示されることで、ユーザ10は、目的地周辺の待機中スタッフを簡単に探せるようになる。
なおスタッフ30が同乗している場合、ユーザ10は車両50をスタッフに返却する必要がないため、管理サーバ100は、車両端末52に、スタッフの位置情報を提供しない。
以上、実施例をもとに本発明を説明した。実施例はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せが可能なこと、またそうした組合せも本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。実施例では、ユーザ端末12またはスタッフ端末32から同乗選択情報が送信されることを説明したが、車両端末52が同乗選択情報生成部を有して、車両端末52が同乗選択情報を送信してもよい。
実施例では、ユーザが車両を選択する際の画面インタフェースとして、ユーザ端末12の画面生成部22が、図12〜図15に示す画面を出力装置27に表示させることを説明した。これらの画面インタフェースは、カーシェアリングシステム1のみならず、タクシーを手配するシステムなどの配車システムでも好適に利用できる。なおタクシーの配車システムで利用する場合、ユーザ10が駐車場からタクシーを乗ることはないため、図14の駐車リスト画面214は利用されない。
1・・・カーシェアリングシステム、10・・・ユーザ、12・・・ユーザ端末、13・・・GPS受信機、14・・・位置測定部、15・・・地図アプリケーション、16・・・ステータス情報取得部、17・・・車両情報取得部、18・・・属性情報取得部、19・・・選択部、20・・・交通情報取得部、21・・・時間導出部、22・・・画面生成部、23・・・操作受付部、24・・・リクエスト生成部、25・・・同乗選択情報生成部、26・・・通信装置、27・・・出力装置、30・・・スタッフ、32・・・スタッフ端末、33・・・GPS受信機、34・・・位置測定部、35・・・地図アプリケーション、36・・・ステータス情報取得部、37・・・画面生成部、38・・・操作受付部、39・・・リクエスト生成部、40・・・状態設定部、41・・・同乗選択情報生成部、42・・・通信装置、43・・・出力装置、50・・・車両、52・・・車両端末、53・・・GPS受信機、54・・・位置測定部、55・・・カーナビゲーションシステム、56・・・操作受付部、57・・・状態設定部、58・・・配車リクエスト取得部、59・・・画面生成部、60・・・位置情報取得部、61・・・車載通信装置、62・・・出力装置、100・・・管理サーバ、101・・・通信装置、104・・・ステータス情報取得部、105・・・ステータス更新部、106・・・管理部、107・・・車両管理部、108・・・スタッフ管理部、109・・・ステーション管理部、110・・・ユーザ管理部、111・・・リクエスト取得部、112・・・情報抽出部、113・・・割当処理部、114・・・提供部、115・・・地図アプリケーション、116・・・画面生成部、117・・・出力装置。
Claims (4)
- ユーザにより保持されるユーザ端末と、
スタッフにより保持されるスタッフ端末と、
車両に搭載される車両端末と、
前記ユーザ端末、前記スタッフ端末および前記車両端末と、通信可能な管理サーバと、を備えたカーシェアリングシステムであって、
前記管理サーバは、
前記ユーザ端末から、ユーザにより選択された車両を識別する情報を含む選択リクエストを取得するリクエスト取得部と、
前記リクエスト取得部が取得した選択リクエストに基づいて、ユーザに車両を割り当てる割当処理部と、
ユーザにより選択された車両の前記車両端末、または当該車両をユーザに届けるスタッフの前記スタッフ端末に、配車リクエストを提供する提供部と、
前記ユーザ端末、前記スタッフ端末または前記車両端末から、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗するか否かを示す同乗選択情報を取得するステータス情報取得部と、
前記ステータス情報取得部が取得した同乗選択情報に基づいて、ユーザが運転する車両にスタッフが同乗しているか否かを示すステータス情報を記録する管理部と、
を備えることを特徴とするカーシェアリングシステム。 - 前記ステータス情報取得部が、スタッフが同乗することを示す同乗選択情報を取得した場合に、前記管理部は、当該スタッフが稼働中であることを示すステータス情報を記録し、
前記ステータス情報取得部が、スタッフが同乗しないことを示す同乗選択情報を取得した場合に、前記管理部は、当該スタッフが稼働中でないことを示すステータス情報を記録する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカーシェアリングシステム。 - ユーザが運転する車両にスタッフが同乗しない場合に、前記提供部は、前記車両端末に、駐車可能な場所の位置情報を提供する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカーシェアリングシステム。 - ユーザが運転する車両にスタッフが同乗しない場合に、前記提供部は、前記車両端末に、車両に乗車しておらず且つ稼働中でないことを示すステータス情報が設定されたスタッフの位置情報を提供する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカーシェアリングシステム。
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