本開示の様々な態様は、ユーザ端末(UT)のためのアイドルモードのハンドオフに関する。いくつかのシナリオでは、アイドル状態のUTは、地上ネットワーク(GN)からアイドルモードハンドオフ情報を要求する。アイドルモードハンドオフ情報は、たとえば、衛星のセットに対する開始時間を含むことがあり、各々の特定の開始時間は、アイドル状態のUTが対応する衛星にいつハンドオフできるかを示す。いくつかの態様では、アイドル状態のUTは、アイドル状態のUTがアイドルモードハンドオフテーブルの中に残っている定められた数の有効なエントリ(たとえば、1つの期限切れではないエントリ)を有するとき、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。いくつかの態様では、アイドル状態のUTは、アイドルモードハンドオフテーブルの中の特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ)と関連付けられる時間に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。いくつかの態様では、アイドル状態のUTは、アイドルモードハンドオフテーブルの有効時間に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。いくつかの態様では、アイドル状態のUTは、アイドル状態のUTがGNとの無線接続を確立するとき、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。いくつかの態様では、GNは、アイドル状態のUTがGNとの無線接続を確立するとき、アイドルモードハンドオフ情報をアイドル状態のUTへ自律的に(たとえば、アイドル状態のUTからの要求なしで)送信し得る。
特定の実施例を対象とする以下の説明および関係する図面において、本開示の態様が説明される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の実施例が考案され得る。加えて、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細に説明されず、または省略される。
図1は、非静止軌道、たとえば地球低軌道(LEO)にある複数の衛星を含む(ただし例示をわかりやすくするために1つの衛星300のみが示されている)衛星通信システム100、衛星300と通信している(たとえば、衛星ゲートウェイまたは衛星ネットワークポータルに対応する)地上ネットワーク200、衛星300と通信している複数のUT400および401、ならびにUT400および401とそれぞれ通信している複数のユーザ機器(UE)500および501の例を示す。各UE500または501は、モバイルデバイス、電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、オーディオビジュアルデバイス、またはUTと通信する能力を含む任意のデバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。加えて、UE500および/またはUE501は、1つまたは複数のエンドユーザデバイスと通信するために使用されるデバイス(たとえば、アクセスポイント、スモールセルなど)であり得る。図1に示される例では、UT400およびUE500は、双方向アクセスリンク(順方向アクセスリンクおよびリターンアクセスリンクを有する)を介して互いに通信し、同様に、UT401およびUE501は、別の双方向アクセスリンクを介して互いに通信する。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)は、受信のみを行うように、したがって、順方向アクセスリンクのみを使用してUTと通信するように構成され得る。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)も、UT400またはUT401と通信し得る。代替的に、UTおよび対応するUEは、たとえば、衛星と直接通信するための内蔵衛星トランシーバおよびアンテナを有する携帯電話などの、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
GN200は、インターネット108への、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークへのアクセス権を有し得る。図1に示される例では、GN200はインフラストラクチャ106と通信しており、インフラストラクチャ106は、インターネット108、または1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークにアクセスすることが可能である。GN200はまた、たとえば、光ファイバー網または公衆交換電話網(PSTN)110などの固定回線網を含む、様々なタイプの通信バックホールに結合され得る。さらに、代替的な実装形態では、GN200は、インフラストラクチャ106を使用せずに、インターネット108、PSTN110、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークとインターフェースし得る。またさらに、GN200は、インフラストラクチャ106を通じてGN201などの他のGNと通信することがあり、または代替的に、インフラストラクチャ106を使用せずにGN201と通信するように構成されることがある。インフラストラクチャ106は、全体または一部が、ネットワーク制御センター(NCC)、衛星制御センター(SCC)、有線および/もしくはワイヤレスコアネットワーク、ならびに/または、衛星通信システム100の動作および/もしくは衛星通信システム100との通信を支援するために使用される任意の他の構成要素もしくはシステムを含み得る。
両方の方向への衛星300とGN200との間の通信はフィーダリンクと呼ばれ、両方の方向への衛星とUT400および401の各々との間の通信はサービスリンクと呼ばれる。衛星300から、GN200またはUT400および401の1つであり得る地上局への単一の経路は、一般的にダウンリンクと呼ばれ得る。地上局から衛星300への単一の経路は、一般的にアップリンクと呼ばれ得る。加えて、示されるように、信号は、順方向リンクおよびリターンリンク(または逆方向リンク)などの、全般的な方向性を有し得る。したがって、GN200から始まり衛星300を通ってUT400において終端する方向の通信リンクは順方向リンクと呼ばれ、UT400から始まり衛星300を通ってGN200において終端する方向の通信リンクはリターンまたは逆方向リンクと呼ばれる。したがって、図1では、GN200から衛星300への信号経路は「順方向フィーダリンク」112と名付けられ、一方で、衛星300からGN200への信号経路は「リターンフィーダリンク」114と名付けられる。同様にして、図1では、各UT400または401から衛星300への信号経路は「リターンサービスリンク」116と名付けられ、一方で、衛星300から各UT400または401への信号経路は「順方向サービスリンク」118と名付けられる。
UT401のハンドオフコントローラ122およびGN200のハンドオフコントローラ124は、ある衛星またはセルから別の衛星またはセルへのUT401のハンドオフを制御するように協働する。衛星通信システム100の他の構成要素は、対応するハンドオフコントローラも含み得る。たとえば、他のGN、衛星、およびUT(図示せず)は対応するコントローラを含み得る。しかしながら、図1の複雑さを減らすために、ハンドオフコントローラは、UT401およびGN200のみに対して図示されている。
UT401のハンドオフコントローラ122は、衛星300を介して(たとえば、シグナリング126を介して)、UT情報(たとえば、UT位置情報および/またはUT能力情報を含む)をGN200のハンドオフコントローラ124に送信する。加えて、ハンドオフコントローラ122は、ハンドオフ情報要求もGN200のハンドオフコントローラ124に(たとえば、シグナリング126を介して)送信するかどうかを決定する、ハンドオフ情報要求コントローラ136を含む。
ハンドオフコントローラ124は、UT401のハンドオフのタイミングを示すハンドオフ情報(たとえば、ハンドオフテーブル)を生成する、ハンドオフ情報生成器130を含む。いくつかの態様では、ハンドオフ情報生成器130は、UT情報、(エフェメリスデータから取得される)経時的な衛星の位置、衛星セルパターン、および衛星セルのオンとオフのスケジュールに少なくとも一部基づいて、ハンドオフ情報を生成し得る。ハンドオフコントローラ124はまた、現在の衛星300を介してハンドオフ情報134をハンドオフコントローラ122に送信するかどうかを決定する、ハンドオフ情報送信コントローラ132を含む。いくつかの態様では、ハンドオフ情報送信コントローラ132は、UT401からのハンドオフ情報要求に応答してハンドオフ情報134を送信し得る。
ハンドオフコントローラ122は、現在の衛星300を介してハンドオフ情報134を受信し、ハンドオフ情報(たとえば、ハンドオフテーブル)138のローカルコピーを保持する。ハンドオフコントローラ122は次いで、ハンドオフ情報138に基づいてUT401のハンドオフを制御することができる。
いくつかの実装形態では、衛星通信システム100はアイドルモードハンドオフ情報を管理する。たとえば、ハンドオフコントローラ124は、アイドルモードハンドオフ情報を決定し(たとえば、生成し)、アイドルモードハンドオフ情報をハンドオフコントローラ122に送信し得る。いくつかの態様では、ハンドオフコントローラ124は、UT401からUT情報(たとえば、UT位置情報)を受信することができ、UT情報に基づいてアイドルモードハンドオフ情報を管理する。いくつかの態様では、ハンドオフコントローラ122は、アイドルモードハンドオフ情報のローカルコピーを受信して管理し得る。
図2は、GN200の例示的なブロック図であり、これは図1のGN201にも当てはまり得る。GN200は、いくつかのアンテナ205、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース230、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース240、GNインターフェース245、およびGNコントローラ250を含むものとして示されている。RFサブシステム210は、アンテナ205およびデジタルサブシステム220に結合される。デジタルサブシステム220は、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびGNインターフェース245に結合される。GNコントローラ250は、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびGNインターフェース245に結合される。
いくつかのRFトランシーバ212と、RFコントローラ214と、アンテナコントローラ216とを含み得るRFサブシステム210は、順方向フィーダリンク301Fを介して衛星300に通信信号を送信することができ、リターンフィーダリンク301Rを介して衛星300から通信信号を受信することができる。簡潔にするために示されていないが、RFトランシーバ212の各々は、送信チェーンおよび受信チェーンを含み得る。各受信チェーンは、受信された通信信号をよく知られている方式でそれぞれ増幅およびダウンコンバートするための、低雑音増幅器(LNA)およびダウンコンバータ(たとえば、ミキサ)を含み得る。加えて、各受信チェーンは、(たとえば、デジタルサブシステム220による処理のために)受信された通信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するための、アナログデジタルコンバータ(ADC)を含み得る。各送信チェーンは、衛星300に送信されるべき通信信号をよく知られている方式でそれぞれアップコンバートおよび増幅するための、アップコンバータ(たとえば、ミキサ)および電力増幅器(PA)を含み得る。加えて、各送信チェーンは、デジタルサブシステム220から受信されたデジタル信号を、衛星300へ送信されるべきアナログ信号に変換するための、デジタルアナログコンバータ(DAC)を含み得る。
RFコントローラ214は、いくつかのRFトランシーバ212の様々な態様(たとえば、搬送波周波数の選択、周波数および位相の較正、利得の設定など)を制御するために使用され得る。アンテナコントローラ216は、アンテナ205の様々な態様(たとえば、ビームフォーミング、ビームステアリング、利得の設定、周波数の調整など)を制御し得る。
デジタルサブシステム220は、いくつかのデジタル受信機モジュール222、いくつかのデジタル送信機モジュール224、ベースバンド(BB)プロセッサ226、および制御(CTRL)プロセッサ228を含み得る。デジタルサブシステム220は、RFサブシステム210から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をPSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240に転送することができ、PSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をRFサブシステム210に転送することができる。
各デジタル受信機モジュール222は、GN200とUT400との間の通信を管理するために使用される、信号処理要素に相当し得る。RFトランシーバ212の受信チェーンの1つが、複数のデジタル受信機モジュール222に入力信号を提供することができる。いくつかのデジタル受信機モジュール222が、任意の所与の時間において扱われている衛星ビームおよびあり得るダイバーシティモード信号のすべてを受け入れるために使用され得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル受信機モジュール222は、1つまたは複数のデジタルデータ受信機、サーチャ受信機、ならびにダイバーシティ合成器およびデコーダ回路を含み得る。サーチャ受信機は、搬送波信号の適切なダイバーシティモードを探索するために使用されることがあり、パイロット信号(または他の比較的変化しないパターンの強い信号)を探索するために使用されることがある。
デジタル送信機モジュール224は、衛星300を介してUT400に送信されるべき信号を処理し得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル送信機モジュール224は、送信のためにデータを変調する送信変調器を含み得る。各送信変調器の送信電力は、(1)干渉の低減およびリソースの割振りの目的で最低レベルの電力を適用し、(2)送信経路の減衰および他の経路転送特性を補償するために必要とされるときに適切なレベルの電力を適用することができる、対応するデジタル送信電力コントローラ(簡潔にするために示されていない)によって制御され得る。
デジタル受信機モジュール222、デジタル送信機モジュール224、およびベースバンドプロセッサ226に結合される制御プロセッサ228は、限定はされないが、信号処理、タイミング信号生成、電力制御、ハンドオフ制御、ダイバーシティ合成、およびシステムとのインターフェースなどの機能をもたらすための、コマンドおよび制御信号を提供し得る。
制御プロセッサ228は、パイロットの生成および電力、同期、ならびにページングチャネル信号およびその送信電力コントローラへの結合(簡潔にするために図示されず)も制御し得る。パイロットチャネルは、データによって変調されない信号であり、反復的な変化しないパターンまたは変動しないフレーム構造タイプ(パターン)またはトーンタイプの入力を使用し得る。たとえば、パイロット信号のためのチャネルを形成するために使用される直交関数は一般に、すべて1もしくはすべて0などの定数値を、または、1と0が散在する構造化されたパターンなどのよく知られている反復的なパターンを有する。
ベースバンドプロセッサ226は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。たとえば、ベースバンドプロセッサ226は、(限定はされないが)コーダ、データモデム、ならびにデジタルデータの切替えおよび記憶の構成要素などの、様々な既知の要素を含み得る。
PSTNインターフェース230は、図1に示されているように、直接、または追加のインフラストラクチャ106を通じて、外部PSTNに通信信号を提供し、外部PSTNから通信信号を受信し得る。LANインターフェース230は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。他の実装形態では、PSTNインターフェース230は省略されることがあり、または、GN200を地上のネットワーク(たとえば、インターネット)に接続する任意の他の適切なインターフェースにより置き換えられることがある。
LANインターフェース240は、外部のLANに通信信号を提供し、外部のLANから通信信号を受信し得る。たとえば、LANインターフェース240は、図1に示されるように、直接、または追加のインフラストラクチャ106を通じてインターネット108に結合され得る。LANインターフェース240は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。
GNインターフェース245は、図1の衛星通信システム100と関連付けられる1つまたは複数の他のGNへ/から(かつ/または、簡潔にするために示されていない他の衛星通信システムと関連付けられるGNへ/から)通信信号を提供し、通信信号を受信し得る。いくつかの実装形態では、GNインターフェース245は、1つまたは複数の専用通信線またはチャネル(簡潔にするために示されていない)を介して他のGNと通信し得る。他の実装形態では、GNインターフェース245は、PSTN110および/またはインターネット108などの他のネットワーク(図1も参照)を使用して、他のGNと通信し得る。少なくとも1つの実装形態では、GNインターフェース245は、インフラストラクチャ106を介して他のGNと通信し得る。
全体的なGN制御は、GNコントローラ250によって提供され得る。GNコントローラ250は、GN200による衛星300のリソースの利用を計画して制御し得る。たとえば、GNコントローラ250は、傾向を分析し、トラフィック計画を生成し、衛星リソースを割振り、衛星の場所を監視(または追跡)し、GN200および/または衛星300の性能を監視し得る。GNコントローラ250はまた、衛星300の軌道を維持して監視し、衛星使用情報をGN200に中継し、衛星300の場所を追跡し、かつ/または衛星300の様々なチャネルの設定を調整する、地上の衛星コントローラ(簡潔にするために示されていない)に結合され得る。
図2に示される例示的な実装形態では、GNコントローラ250は、ローカルの時間、周波数、および場所の基準251を含み、これらは、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、ならびに/またはインターフェース230、240、および245に、ローカルの時間または周波数の情報を提供し得る。時間または周波数の情報は、GN200の様々な構成要素を互いに、かつ/または衛星300と同期するために使用され得る。ローカルの時間、周波数、および場所の基準251はまた、GN200の様々な構成要素に衛星300の場所情報(たとえば、エフェメリスデータ)を提供し得る。さらに、GNコントローラ250に含まれるものとして図2では図示されているが、他の実装形態では、ローカルの時間、周波数、および場所の基準251は、GNコントローラ250に(かつ/またはデジタルサブシステム220およびRFサブシステム210のうちの1つまたは複数に)結合される別個のサブシステムであり得る。
簡潔にするために図2には示されていないが、GNコントローラ250はまた、ネットワーク制御センター(NCC)および/または衛星制御センター(SCC)に結合され得る。たとえば、GNコントローラ250は、SCCが衛星300と直接通信すること、たとえば衛星300からエフェメリスデータを取り出すことを可能にし得る。GNコントローラ250はまた、GNコントローラ250が(たとえば、適切な衛星300の)アンテナ205を適切に狙うこと、ビーム送信をスケジューリングすること、ハンドオフを調整すること、および様々な他のよく知られている機能を実行することを可能にする、(たとえば、SCCおよび/またはNCCからの)処理された情報を受信し得る。
GNコントローラ250は、本明細書において教示されるようなGN200のためのハンドオフ情報関連動作を独立にまたは協調して実行する、処理回路232、メモリデバイス234、またはハンドオフコントローラ236のうちの1つまたは複数を含み得る。ある例示的な実装形態では、処理回路232は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。別の例示的な実装形態では、処理回路232(たとえば、プロセッサの形態の)は、メモリデバイス234に記憶されているコードを実行して、これらの動作の一部またはすべてを実行する。別の例示的な実装形態では、ハンドオフコントローラ236は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。GNコントローラ250に含まれるものとして図2では図示されているが、他の実装形態では、処理回路232、メモリデバイス234、またはハンドオフコントローラ236のうちの1つまたは複数は、GNコントローラ250に(かつ/またはデジタルサブシステム220およびRFサブシステム210のうちの1つまたは複数に)結合される別個のサブシステムであり得る。
図3は、説明のみを目的とした、衛星300の例示的なブロック図である。具体的な衛星の構成は、大きく変わり得ること、およびオンボード処理を含むことも含まないこともあることが、理解されるだろう。さらに、単一の衛星として示されているが、衛星間通信を使用する2つ以上の衛星が、GN200とUT400との間の機能的な接続を提供し得る。本開示はいかなる特定の衛星の構成にも限定されず、GN200とUT400との間の機能的な接続を提供できる任意の衛星または衛星の組合せが、本開示の範囲内にあると見なされ得ることが理解されるだろう。一例では、衛星300は、順方向トランスポンダ310、リターントランスポンダ320、発振器330、コントローラ340、順方向リンクアンテナ351および352(1)〜352(N)、ならびにリターンリンクアンテナ362および361(1)〜361(N)を含むものとして示されている。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得る順方向トランスポンダ310は、第1のバンドパスフィルタ311(1)〜311(N)のそれぞれ1つ、第1の低雑音増幅器(LNA)312(1)〜312(N)のそれぞれ1つ、周波数変換器313(1)〜313(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA314(1)〜314(N)のそれぞれ1つ、第2のバンドパスフィルタ315(1)〜315(N)のそれぞれ1つ、および電力増幅器(PA)316(1)〜316(N)のそれぞれ1つを含み得る。PA316(1)〜316(N)の各々は、図3に示されるように、アンテナ352(1)〜352(N)のそれぞれ1つに結合される。
それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ311は、それぞれの順方向経路FPのチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの順方向経路FPのチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、第1のバンドパスフィルタ311の通過帯域は、それぞれの順方向経路FPと関連付けられるチャネルの幅に対応する。第1のLNA312は、受信された通信信号を、周波数変換器313による処理に適切なレベルまで増幅する。周波数変換器313は、それぞれの順方向経路FPにおける通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からUT400への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA314は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ315は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。PA316は、それぞれのアンテナ352を介したUT400への送信に適した電力レベルへ、フィルタリングされた信号を増幅する。ある数(N)のリターン経路RP(1)〜RP(N)を含むリターントランスポンダ320は、アンテナ361(1)〜361(N)を介してリターンサービスリンク302Rに沿って通信信号をUT400から通信信号を受信し、アンテナ362のうちの1つまたは複数を介してリターンフィーダリンク301Rに沿って通信信号をGN200に送信する。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得るリターン経路RP(1)〜RP(N)の各々は、アンテナ361(1)〜361(N)のそれぞれ1つに結合されることがあり、第1のバンドパスフィルタ321(1)〜321(N)のそれぞれ1つ、第1のLNA322(1)〜322(N)のそれぞれ1つ、周波数変換器323(1)〜323(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA324(1)〜324(N)のそれぞれ1つ、および第2のバンドパスフィルタ325(1)〜325(N)のそれぞれ1つを含み得る。
それぞれのリターン経路RP(1)〜RP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ321は、それぞれの逆方向経路RPのチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの逆方向経路RPのチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、第1のバンドパスフィルタ321の通過帯域は、いくつかの実装形態では、それぞれのリターン経路RPと関連付けられるチャネルの幅に対応し得る。第1のLNA322は、すべての受信された通信信号を、周波数変換器323による処理に適切なレベルまで増幅する。周波数変換器323は、それぞれのリターン経路RPにおける通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からGN200への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA324は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ325は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。リターン経路RP(1)〜RP(N)からの信号は、合成されて、PA326を介して1つまたは複数のアンテナ362へ提供される。PA326は、GN200への送信のために、合成された信号を増幅する。
発振信号を生成する任意の適切な回路またはデバイスであり得る発振器330は、順方向トランスポンダ310の周波数変換器313(1)〜313(N)に順方向ローカル発振器信号LO(F)を提供し、リターントランスポンダ320の周波数変換器323(1)〜323(N)にリターンローカル発振器信号LO(R)を提供する。たとえば、LO(F)信号は、GN200から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からUT400への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数変換器313(1)〜313(N)によって使用され得る。LO(R)信号は、UT400から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からGN200への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数変換器323(1)〜323(N)によって使用され得る。
順方向トランスポンダ310、リターントランスポンダ320、および発振器330に結合されるコントローラ340は、(限定はされないが)チャネルの割振りを含む衛星300の様々な動作を制御し得る。一態様では、コントローラ340は、メモリ(たとえば、メモリデバイス366)に結合された処理回路364(たとえば、プロセッサ)を含み得る。メモリは、処理回路364によって実行されると、衛星300に、(限定はされないが)本明細書において説明される動作を含む動作を実行させる命令を記憶した、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの、1つまたは複数の非揮発性メモリ素子)を含み得る。
図4は、説明のみを目的とした、UT400またはUT401の例示的なブロック図である。具体的なUTの構成は大きく変わり得ることを理解されたい。したがって、本開示はいかなる特定のUTの構成にも限定されず、衛星300とUE500または501との間の機能的な接続を提供することができるあらゆるUTが、本開示の範囲内にあると見なされ得る。
UTは、様々な適用例において使用され得る。いくつかのシナリオでは、UTはセルラーバックホールを提供し得る。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、妨害から守るための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは企業の環境において展開され得る(たとえば、建物の屋根に置かれ得る)。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、比較的高いバックホール帯域幅を提供するための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは住宅の環境において展開され得る(たとえば、家の屋根に置かれ得る)。この場合、UTはより小さな(かつ比較的安価な)アンテナを有し、データサービスに対する固定アクセス(たとえば、インターネットアクセス)を提供し得る。いくつかのシナリオでは、UTは海の環境において展開され得る(たとえば、クルーズ船、貨物船などに置かれ得る)。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、妨害を防ぎ、比較的高帯域幅のデータサービス提供するための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは車両に展開され得る(たとえば、ファーストレスポンダ、緊急隊員などにより携帯され得る)。この場合、UTは、より小さなアンテナを有し、特定のエリア(たとえば、セルラーサービスが圏外である場所)に一時的なインターネットアクセスを提供するために使用され得る。他のシナリオが可能である。
特定のUTの構成は、UTが使用される用途に依存し得る。たとえば、アンテナのタイプ、アンテナの形状、アンテナの量、サポートされる帯域幅、サポートされる送信出力、受信機の感度などは、対応する用途に依存し得る。一例として、平面アンテナ(比較的目立たない)が航空機の用途において使用され得る。
図4の例では、UTはトランシーバを含むように示されており、少なくとも1つのアンテナ410が順方向リンク通信信号を(たとえば、衛星300から)受信するために設けられ、順方向リンク通信信号はアナログ受信機414へ転送され、そこでダウンコンバートされ、増幅され、デジタル化される。同じアンテナが送信機能と受信機能の両方を提供することを可能にするために、デュプレクサ要素412が使用されることが多い。代替的に、UTトランシーバは、異なる送信周波数および受信周波数における動作のために別々のアンテナを利用し得る。
アナログ受信機414によって出力されたデジタル通信信号は、少なくとも1つのデジタルデータ受信機416Aおよび少なくとも1つのサーチャ受信機418に転送される。関連技術の当業者には明らかなように、追加のデジタルデータ受信機(たとえば、デジタルデータ受信機416Nによって代表されるような)が、トランシーバの複雑さの許容可能なレベルに応じて、所望のレベルの信号ダイバーシティを得るために使用され得る。
少なくとも1つのユーザ端末制御プロセッサ420は、デジタルデータ受信機416A〜416Nおよびサーチャ受信機418に結合される。制御プロセッサ420は、機能の中でもとりわけ、基本的な信号処理、タイミング、電力およびハンドオフの制御または協調、ならびに信号搬送波のために使用される周波数の選択を提供する。制御プロセッサ420によって実行され得る別の基本的な制御機能は、様々な信号波形を処理するために使用されるべき機能の選択または操作である。制御プロセッサ420による信号処理は、相対的な信号強度の決定および様々な関連する信号パラメータの計算を含み得る。タイミングおよび周波数などの信号パラメータのそのような計算は、測定における効率もしくは速度の向上、または制御処理リソースの割振りの改善をもたらすための、追加のまたは別個の専用回路の使用を含み得る。
デジタルデータ受信機416A〜416Nの出力は、UT400内のデジタルベースバンド回路422に結合される。デジタルベースバンド回路422は、たとえば、図1に示されるような、UE500との間で情報を転送するために使用される処理および提示要素を含む。図4を参照すると、ダイバーシティ信号処理が利用される場合、デジタルベースバンド回路422は、ダイバーシティ合成器およびデコーダ(図示されず)を含み得る。これらの要素の一部は、制御プロセッサ420の制御下で、または制御プロセッサ420と通信して動作することもできる。
音声データまたは他のデータがUT400から始まる出力メッセージまたは通信信号として準備されるとき、デジタルベースバンド回路422は、送信のために所望のデータを受信し、記憶し、処理し、別様に準備するために使用される。デジタルベースバンド回路422は、制御プロセッサ420の制御下で動作する送信変調器426に、このデータを提供する。送信変調器426の出力は、アンテナ410から衛星(たとえば、衛星300)への出力信号の最終的な送信のために出力電力制御を送信電力増幅器430に提供する、電力コントローラ428に転送される。
図4において、UTトランシーバは、制御プロセッサ420と関連付けられるメモリ432も含む。メモリ432は、制御プロセッサ420による実行のための命令、ならびに制御プロセッサ420による処理のためのデータを含み得る。図4に示される例では、メモリ432は、衛星300へのリターンサービスリンクを介してUT400によって送信されるべきRF信号へ適用されるべき時間または周波数の調整を実行するための命令を含み得る。
図4に示される例では、UT400はまた、任意選択のローカルの時間、周波数、および/または場所の基準434(たとえば、GPS受信機)を含み、これは、ローカルの時間、周波数、および/または場所の情報を、たとえばUT400のための時間または周波数の同期を含む様々な用途のために、制御プロセッサ420へ提供することができる。
デジタルデータ受信機416A〜416Nおよびサーチャ受信機418は、特定の信号を復調し追跡するための信号相関要素を用いて構成される。サーチャ受信機418は、パイロット信号、または他の比較的変化しないパターンの強い信号を探索するために使用されるが、デジタルデータ受信機416A〜416Nは、検出されたパイロット信号と関連付けられる他の信号を復調するために使用される。しかしながら、デジタルデータ受信機416は、信号雑音に対する信号チップエネルギーの比率を適切に決定し、パイロット信号強度を策定するために、取得の後にパイロット信号を追跡することを担い得る。したがって、これらのユニットの出力は、パイロット信号または他の信号におけるエネルギー、またはそれらの周波数を決定するために監視され得る。これらの受信機はまた、復調されている信号のための制御プロセッサ420に現在の周波数およびタイミングの情報を提供するために監視され得る、周波数追跡要素を利用する。
制御プロセッサ420は、そのような情報を使用して、同じ周波数帯域にスケーリングされるときに、受信される信号が発振器の周波数からどの程度オフセットされるかを、適宜決定することができる。周波数誤差および周波数シフトに関するこの情報および他の情報が、希望されるように記憶素子またはメモリ素子(たとえば、メモリ432)に記憶され得る。
制御プロセッサ420はまた、UT400と1つまたは複数のUEとの間の通信を可能にするために、UEインターフェース回路450に結合され得る。UEインターフェース回路450は、様々なUE構成との通信のために希望されるように構成され得るので、サポートされる様々なUEと通信するために利用される様々な通信技法に応じて、様々なトランシーバおよび関連する構成要素を含み得る。たとえば、UEインターフェース回路450は、1つまたは複数のアンテナ、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース、および/または、UT400と通信している1つまたは複数のUEと通信するように構成される他の既知の通信技法を含み得る。
制御プロセッサ420は、本明細書において教示されるようなUT400のためのハンドオフ情報関連動作を独立にまたは協調して実行する、処理回路442、メモリデバイス444、またはハンドオフコントローラ446のうちの1つまたは複数を含み得る。ある例示的な実装形態では、処理回路442は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。別の例示的な実装形態では、処理回路442(たとえば、プロセッサの形態の)は、メモリデバイス444に記憶されているコードを実行して、これらの動作の一部またはすべてを実行する。別の例示的な実装形態では、ハンドオフコントローラ446は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。制御プロセッサ420に含まれるものとして図4では図示されているが、他の実装形態では、処理回路442、メモリデバイス444、またはハンドオフコントローラ446のうちの1つまたは複数は、制御プロセッサ420に結合される別個のサブシステムであり得る。
図5は、UE500の例を示すブロック図であり、これは図1のUE501にも当てはまり得る。図5に示されるようなUE500は、たとえば、モバイルデバイス、ハンドヘルドコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、または、ユーザと対話することが可能な任意のタイプのデバイスであり得る。加えて、UE500は、様々な最終的なエンドユーザデバイスおよび/または様々なパブリックネットワークもしくはプライベートネットワークへの接続を提供する、ネットワーク側デバイスであり得る。図5に示される例では、UE500は、LANインターフェース502、1つまたは複数のアンテナ504、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ506、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ508、および衛星測位システム(SPS)受信機510を含み得る。SPS受信機510は、全地球測位システム(GPS)、Global Navigation Satellite System(GLONASS)、および/または任意の他の地球規模のもしくは地域的な衛星ベースの測位システムに適合し得る。ある代替的な態様では、UE500は、たとえば、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わないWi-FiトランシーバなどのWLANトランシーバ508、WANトランシーバ506、および/またはSPS受信機510を含み得る。さらに、UE500は、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わない、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)および他の既知の技術などの追加のトランシーバ、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、および/またはSPS受信機510を含み得る。したがって、UE500について示される要素は、単に例示的な構成として与えられ、本明細書において開示される様々な態様によるUEの構成を限定することは意図されていない。
図5に示される例では、プロセッサ512は、LANインターフェース502、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、およびSPS受信機510に接続される。任意選択で、モーションセンサ514および他のセンサもプロセッサ512に結合され得る。
メモリ516はプロセッサ512に接続される。一態様では、メモリ516は、図1に示されるように、UT400へ送信され、かつ/またはUT400から受信され得るデータ518を含み得る。図5を参照すると、メモリ516はまた、たとえば、UT400と通信するための処理ステップを実行するようにプロセッサ512によって実行されることになる、記憶された命令520を含み得る。さらに、UE500はユーザインターフェース522も含むことがあり、ユーザインターフェース522は、プロセッサ512の入力または出力を、たとえば光の、音の、または触覚的な入力もしくは出力を通じてユーザに伝えるための、ハードウェアおよびソフトウェアを含み得る。図5に示される例では、UE500は、ユーザインターフェース522に接続されるマイクロフォン/スピーカ524、キーパッド526、およびディスプレイ528を含む。代替的に、ユーザの触覚的な入力または出力は、たとえば、タッチスクリーンディスプレイを使用することによって、ディスプレイ528と一体化され得る。やはり、図5に示される要素は本明細書において開示されるUEの構成を限定することは意図されず、UE500に含まれる要素は、デバイスの最終的な使用法およびシステムエンジニアの設計上の選択に基づいて変化することが理解されるだろう。
加えて、UE500は、たとえば、図1に示されるようなUT400と通信しているがそれとは別個の、モバイルデバイスまたは外部ネットワーク側デバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。代替的に、UE500およびUT400は、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
図1に示される例では、2つのUT400および401は、ビームカバレッジ内のリターンサービスリンクおよび順方向サービスリンクを介して、衛星300との双方向通信を行い得る。衛星は、ビームカバレッジ内の2つより多くのUTと通信し得る。したがって、UT400および401から衛星300へのリターンサービスリンクは、多数対1のチャネルであり得る。たとえば、UTの一部は移動式であり得るが、他のUTは固定式であり得る。図1に示される例などの衛星通信システムでは、ビームカバレッジ内の複数のUT400および401は、時分割多重化され(TDM'ed)、周波数分割多重化され(FDM'ed)、またはそれらの両方であることがある。
UTのハンドオフ
何らかの時点において、UTは別の衛星(図1には示されていない)にハンドオフされる必要があり得る。ハンドオフは、スケジューリングされたイベントまたはスケジューリングされていないイベントによって引き起こされ得る。
スケジューリングされたイベントが原因のハンドオフのいくつかの例が以下に続く。ビーム間および衛星間のハンドオフは、衛星の運動、UTの運動、または衛星ビームがオフされること(たとえば、静止衛星(GEO)の制約が原因で)により引き起こされ得る。ハンドオフはまた、衛星がまだUTの視線(line of sight)の中にある間に、衛星がGNの範囲外に移動することによるものであり得る。
スケジューリングされていないイベントが原因のハンドオフのいくつかの例が以下に続く。ハンドオフは、障害物(たとえば、木)により衛星が遮られることによりトリガされ得る。ハンドオフはまた、降雨減衰または他の大気条件が原因のチャネル品質(たとえば、信号品質)の低下が原因でトリガされ得る。
いくつかの実装形態では、ある特定の時点において、特定の衛星はGNの中の特定のエンティティ(たとえば、ネットワークアクセスコントローラ、NAC)によって制御され得る。したがって、GNはいくつかのNAC(たとえば、図2のGNコントローラ250によって実装される)を有することがあり、それらの各々がGNによって制御される衛星のうちの対応する1つを制御する。加えて、ある所与の衛星が複数のビームをサポートすることがある。したがって、時間とともに、異なるタイプのハンドオフが発生することがある。
ビーム間のハンドオフにおいて、UTは、衛星のあるビームから衛星の別のビームにハンドオフされる。たとえば、静止しているUTにサービスする特定のビームは、サービング衛星が移動するにつれて時間とともに変化し得る。
衛星間のハンドオフにおいて、UTは、現在のサービング衛星(ソース衛星と呼ばれる)から別の衛星(ターゲット衛星と呼ばれる)にハンドオフされる。たとえば、UTは、ソース衛星がUTから離れて移動するにつれて、およびターゲット衛星がUTに向かって移動するにつれて、ターゲット衛星にハンドオフされ得る。
アイドルモードのハンドオフ
衛星ネットワークにおいて、アイドルモードにあるUTは、アイドル状態のUTに対するページを受信するのに最良の衛星およびビームの方を向くべきである。同様に、GNは、同じ衛星ビームを使用してアイドル状態のUTにページングすべきである。実際には、正しい衛星およびビームの選択は困難である(たとえば、比較的複雑である)ことがあり、それは、衛星およびビームが、GNには知られているがアイドル状態のUTには知られていない様々な理由でオフにされることがあるからである。その結果、アイドル状態のUTが、GNがアイドル状態のUTにページングするのに使用するものとは異なる衛星の方を向き得る可能性がある。
この問題に対処するために、本開示は、いくつかの態様では、GNによって送信されるページングメッセージをアイドル状態のUTが確実に受信することを可能にする、ネットワークにより誘導されるアイドルモードハンドオフ手順に関する。ページを受信するために、アイドル状態のUTは、その時間にアイドル状態のUTのためのカバレッジを提供するであろう衛星を特定し、その衛星にアンテナを向ける。これにより、アイドル状態のUTが次いで、その中で衛星が送信するであろうビームに合わせ、対応するセルにキャンプオンし、アイドル状態のUTに対するページがあるかどうかを決定するために制御チャネルを監視することが可能になる。
いくつかの態様では、ネットワークにより誘導されるアイドルモードハンドオフアルゴリズムは、GNが繰り返し(たとえば、定期的にまたは非定期的に)または必要に応じて、UTがアイドルモードにあるときにUTがハンドオフ(再選択)を実行するために使用できる情報をアイドル状態のUTに提供することを伴う。この情報は、アイドルモード情報と呼ばれることがある。UTは、アイドルモードハンドオフテーブルにこの情報を保持し得る。
アイドルモード情報は様々な形態をとり得る。いくつかの場合、アイドルモード情報は、アイドル状態のUTをある時間の期間にわたってカバーする衛星の列を示すので、アイドル状態のUTはその後、正しい衛星に向き、(たとえば、指定された時間に)ページを受信することができる。いくつかの場合、アイドルモード情報は、衛星のセットに対する開始時間を含み、各々の特定の開始時間は、アイドル状態のUTが対応する衛星にいつハンドオフできるかを示す。したがって、いくつかの態様では、適用例はネットワークにより誘導されるアイドル再選択に関し、UTはアイドルモードの動作に対する衛星の適切なリストへネットワークにより向けられる。
いくつかのシナリオでは、アイドル状態のUTは、GNからアイドルモードハンドオフ情報を要求する。いくつかのシナリオでは、アイドル状態のUTは、アイドル状態のUTがアイドルモードハンドオフテーブルの中に残っている定められた数の有効なエントリを有するとき、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。たとえば、アイドル状態のUTは、テーブルの中に期限切れではないエントリが1つだけ残っているとき、要求を送信し得る。いくつかのシナリオでは、アイドル状態のUTは、アイドルモードハンドオフテーブルが期限切れになりそうな場合、または期限切れになった場合、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。いくつかのシナリオでは、アイドル状態のUTは、アイドルモードハンドオフテーブルの特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ)と関連付けられる時間に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。
要求は、たとえば、UTにおける現在のアイドルモードハンドオフテーブルの中の最後のエントリの開始時間およびUTの位置を含み得る。この情報は、GNが、アイドル状態のUTをカバーするであろう衛星の次のセットを決定し、衛星の次のセットの指示をUTにいつ送信するかを決定することを可能にする。
いくつかのシナリオでは、GNは無線接続動作の間にアイドルモード情報をUTに送信し得る。たとえば、アイドル状態のUTは、アイドル状態のUTがGNとの無線接続を確立するとき、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。別の例として、GNは、アイドル状態のUTがGNとの無線接続を確立するとき、アイドルモードハンドオフ情報をアイドル状態のUTへ自律的に(たとえば、アイドル状態のUTからの要求なしで)送信し得る。
例示的なハンドオフシグナリング
本開示は、いくつかの態様では、アイドルモードのハンドオフをサポートするためのシグナリングに関する。図6は、第1の装置602および第2の装置604を含む通信システム600を示す。第1の装置602は、アイドルモードハンドオフ情報(たとえば、テーブル)606を保持し(たとえば、生成し)、アイドルモードハンドオフ情報610を第2の装置604に送信できる送信機608を含む。第2の装置604は、ローカルのアイドルモードハンドオフ情報614を保持できるように、アイドルモードハンドオフ情報610を受信するための受信機612を含む。いくつかの態様では、第1の装置602は、図1のGN200またはGN201の例であり得る。加えて、第2の装置604は、図1のUT400またはUT401の例であり得る。
いくつかの実装形態では、通信システム600は衛星通信システムである。図7は、データ通信、音声通信、ビデオ通信、または他の通信のためのLEO衛星通信システムなどの、非静止衛星通信システム700の中の衛星706を介したGN704と通信しているUT702を示す。UT702、GN704、および衛星706は、それぞれ、たとえば図1のUT401、GN200、および衛星300に対応し得る。
GN704はネットワークアクセスコントローラ(NAC)712を含み、NAC712の各々が、UT702および他のUT(図示せず)と衛星706(または図示していない何らかの他の衛星)を介して通信するための、1つまたは複数の無線周波数(RF)サブシステム714とインターフェースする。GN704はまた、別のネットワーク720と通信するための、コアネットワーク制御プレーン(CNCP)716およびコアネットワークユーザプレーン(CNUP)718、または他の同様の機能を含む。ネットワーク720は、たとえば、コアネットワーク(たとえば、3G、4G、5Gなど)、イントラネット、またはインターネットのうちの1つまたは複数を表し得る。
様々な時点において、GN704はアイドルモードハンドオフ情報722を決定(たとえば、受信または生成)し得る。GNは次いで、衛星706によって中継されるメッセージ724および726を介して、アイドルモードハンドオフ情報722をUT702にブロードキャストまたはユニキャストし得る。UT702はこうして、固有のアイドルモードハンドオフ情報728を維持する。GN704は、UTからの要求に応答して、または自律的に(たとえば、要求に応答せずに)アイドルモードハンドオフ情報722をUTに送信し得る。
ある例示的な実装形態では、アイドルモードハンドオフテーブルに対する要求は、2つのフィールドを含み得る。第1のフィールドは、現在のテーブルの最後の行のエントリの開始時間(たとえば、絶対的なGPS時間)を含む。UTが現在のテーブルを有しない場合、開始時間は0に設定され得る。この第1のフィールドは32ビットまたは何らかの他のサイズであり得る。第2のフィールドは、最後の受信されたテーブルに対応するUTの位置を含む(たとえば、このフィールドは動いているUTだけのために使用され得る)。このフィールドは32ビットまたは何らかの他のサイズであり得る。いくつかの実装形態では、要求はまた、UTにおける現在のアイドルモードハンドオフテーブルの有効時間の指示(たとえば、テーブルがあとどれだけ長く有効であるかの指示)を(たとえば、別のフィールドに)含み得る。
本開示は、いくつかの態様では、アイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)のユニキャストシグナリングに基づく転送を使用することに関する。いくつかの態様では、ユニキャストシグナリングは、ブロードキャスト情報ブロックに基づくアイドルモードの更新よりも高い柔軟性を提供し得る(たとえば、ユニキャストシグナリングは今後の発展に対してより適応可能であり得る)。
図8は、ハンドオフ情報(たとえば、ハンドオフテーブル)をアイドル状態のUTに提供するためのシグナリング呼フロー800の例を示す。シグナリング呼フロー800は、たとえば、ネットワークにより誘導されるアイドルモードハンドオフアルゴリズムに基づき得る、無線メッセージの要求-応答のペアを含む。
いくつかの態様では、メッセージの要求-応答のペアは、UTが無線接続されるとき、およびセキュリティがアクティブであるとき(806)、UT802とGN804との間で交換され得る。すなわち、無線要求-応答メッセージは、無線接続されるUTにアイドルモードハンドオフテーブルを提供するために使用されることがあり、テーブルはセキュリティがアクティブ化された後で提供されることがある。
アイドルモードハンドオフテーブル要求メッセージ808は、UT位置情報が送信された後で送信され得る(またはそれと同時に送信され得る)。たとえば、要求メッセージ808は、無線UT位置報告メッセージ810と同時に提供され得る。
いくつかの態様では、GNは、UT位置情報を使用して、UTのためのアイドルモードハンドオフテーブルを準備し得る。たとえば、GNは、衛星エフェメリス情報およびUTの位置に基づいて、どの衛星が所与の期間にわたってUTにサービスすることが可能であり得るかを決定し得る。GNは次いで、この衛星情報を含むアイドルモードハンドオフテーブル応答メッセージ812をUTに送信し、UTはUTのテーブル814を更新する。
いくつかの実装形態では、GNは、UTにおける現在のアイドルモードハンドオフテーブルの有効時間に基づいて、アイドルモードハンドオフテーブルをUTに送信するかどうかを決定し得る。いくつかの場合、GNはUTからこの有効時間の指示を(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル要求メッセージにおいて)受信し得る。いくつかの場合、GNはこの有効時間を自身で(たとえば、GNがUTに送信した最後のテーブルについてGNが計算する有効時間に基づいて)追跡し得る。
いくつかの実装形態では、GNは、UTにおける現在のアイドルモードハンドオフテーブルのエントリ(たとえば、最後のエントリ)と関連付けられる時間(たとえば、開始時間)に基づいて、アイドルモードハンドオフテーブルをUTに送信するかどうかを決定し得る。いくつかの場合、GNはUTからこの時間の指示を(たとえば、ハンドオフテーブル要求メッセージにおいて)受信し得る。いくつかの場合、GNはこの時間を自身で(たとえば、GNがUTに送信した最後のテーブルを保存することによって)追跡し得る。
上記に鑑みて、本開示は、いくつかの態様では、UTのアイドルモード動作のための少なくとも1つの衛星の指示をUTに送信することに関する。ここで、少なくとも1つの衛星の指示は、衛星テーブル、衛星リストの形態、または何らかの他の形態をとり得る。(たとえば、衛星リストの中の)少なくとも1つの衛星の各衛星について、UTが衛星にハンドオフすべき時間を示す指示もUTに送信され得る。次の衛星セル(たとえば、UTにサービスするであろう次の衛星のセル)が送信に使うであろう少なくとも1つの搬送波周波数の指示も、UTに送信され得る。
いくつかの態様では、指示を送信するかどうかの判断は、1)UTの位置、2)現在のアイドルモードハンドオフテーブルの中のエントリ(たとえば、最後のエントリ)の開始時間、3)アイドルモードハンドオフテーブルの中の有効なエントリの数、または4)それらの組合せに基づき得る。いくつかの態様では、指示を送信するという判断は、GNがUTに提供した最後のアイドルモードハンドオフテーブルの有効時間に基づき得る。上の情報は、UTが現在の衛星情報を使い果たしそうかどうかをGNが決定することを可能にする。その結果、GNは、UTに送信された最後のテーブルが有効なエントリを使い果たしそうである場合、またはテーブルが期限切れになりそうである場合、新しいテーブルをUTに送信し得る。
例示的なハンドオフテーブル
GNは、アイドルモードハンドオフテーブルを介して、アイドルモードハンドオフ情報を(たとえば、自律的に、または要求に応答して)送信し得る。例示的なアイドルモードハンドオフテーブルがTable 1(表1)に示される。テーブルの基準時間(たとえば、秒単位の)は、たとえば絶対的なGPS時間(たとえば、32ビット)であり得る。このテーブルは時間とともに(たとえば、衛星が移動するにつれて、かつ/またはUTが移動するにつれて)更新される。異なるハンドオフテーブルが異なるタイプの情報および/または異なるエントリを含み得ることを理解されたい。
ある例示的な実装形態では、ハンドオフテーブルは、後に続く3つのフィールドを含み得る。第1のフィールドは、テーブルの基準時間(たとえば、秒単位の):絶対的なGPS時間(たとえば、32ビット)のためのものである。第2のフィールドは衛星ID(たとえば、16ビット)のためのものである。Table 1(表1)はこのフィールドの例を示す。示されるように、第2のフィールドは、衛星が(たとえば、EPFD軽減により)UTをカバーしていない供給停止期間も示し得る。第3のフィールドは開始時間:startTime1、...、startTimeNのためのものである(たとえば、各32ビット)。Table 1(表1)はこのフィールドの例も示す。これらの時間は、テーブルのエントリがその間有効である、基準時間に対して相対的に十分に長い期間をGNが指定できるように選ばれ得る。
UTに提供されるハンドオフテーブルのサイズは、UTが静止しているか移動しているかに依存し得る。一般に、より小さいハンドオフテーブルは移動しているUTのために使用されることがあり、それにより、そのようなハンドオフテーブルのサイズは、UTが移動している速さに依存することがある。
高速に移動しているUT(たとえば、航空機上のUT)については、テーブルがUTの移動によりすぐに無効になり得るので、より小さいテーブルが提供され得る。そのようなテーブルは、たとえば数分間有効であり得る。
低速に移動しているUT(たとえば、クルーズ船または貨物船上のUT)については、より大きいテーブルが提供され得る。そのようなテーブルは、たとえば1時間有効であり得る。
静止しているUTについては、新しい接続の確立(たとえば、以下でオプション1において論じられるような)による、またはシグナリングオーバーヘッド(たとえば、以下でオプション3において論じられるような)によるオーバーヘッドを減らすために、大きなテーブルが提供され得る。そのようなテーブルは、たとえば数時間(たとえば10時間)有効であり得る。
GNは、GNがUTから受信する位置報告に基づいて、UTの速さを推定することができる。この情報を、UTにおける現在のテーブルが有効である時間に関する要求メッセージにおいて受信された情報と組み合わせて、GNは、GNが移動しているUTに提供するテーブルのサイズを最適化することができる。このことは、テーブルを送信する際に生じるシグナリングオーバーヘッドと、移動しているUTに対して提供されたテーブルが有効なままであることができる期間との間の、良好なトレードオフを達成することを助け得る。
供給停止期間は、様々な状況のもとで様々な理由で存在し得る。たとえば、1つまたは複数の衛星が非アクティブになることがあり(たとえば、そうでなければUTがそれらの衛星のカバレッジ内にあるであろう期間の間に)、それによりサービスを提供することが不可能であることがある。別の例として、UTが特定の衛星からのサービスを受信できない(たとえば、サービスが常に、ある時間において、またはある位置において制約される)ことを、サービス制約(たとえば、規制上の制約または国による制約)が規定することがある。
いくつかの態様では、供給停止期間情報は、低電力(たとえば、スリープ)モードにとどまるか、または入るかを決定するために、UTによって使用され得る。たとえば、アイドルモードの、またはアイドルモードに入りつつあるUTは、Table 1(表1)に基づいて、startTime2からstartTime3の間スリープできると決定することができる。
アイドルモードハンドオフ情報を要求または送信するためのトリガ
様々なタイプのトリガは、アイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)をいつ要求または送信するかを決定するために使用され得る。UTがアイドルモードハンドオフ情報をいつ要求するかを決定するために使用し得る、またはGN(または何らかの他のタイプのデバイス)がアイドルモードハンドオフ情報をいつ送信するかを決定するために使用し得るトリガのいくつかの例が、後に続く。
第1の要求トリガは、UT(または何らかの他の適切なデバイス)によって保持されるアイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)のセットに残っている有効なエントリの数に基づく。たとえば、UTは、UTによって保持されるアイドルモードハンドオフテーブルに残っている有効なエントリの数(たとえば、1、2など)に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求を送信し得る。具体的な例として、UTは、アイドルモードハンドオフテーブルが1つの有効なエントリ(または2つの有効なエントリ、または3つの有効なエントリなど)だけを含む場合、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。このようにして、UTは、UTによって保持されるアイドルモードハンドオフテーブルから有効な(たとえば、最新の)エントリがなくなる前に、GNから新しいアイドルモードハンドオフテーブルを取得することができる。いくつかの態様では、テーブルの中のエントリは、エントリと関連付けられる時間(たとえば、開始時間、終了時間など)が経過すると、無効である(たとえば、最新ではない)と見なされることがある。
第2の要求トリガは、UT(または何らかの他の適切なデバイス)によって保持されるアイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)のセットのエントリのタイミングに基づく。たとえば、UTは、UTによって保持されるアイドルモードハンドオフテーブルの特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ、最後から2番目のエントリなど)と関連付けられるタイミング(たとえば、開始時間、終了時間など)に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求を送信し得る。特定の例では、UTは、現在の時間とアイドルモードハンドオフテールの特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ)に対する時間(たとえば、開始時間など)との差が、ある閾値の時間の長さ未満である場合、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。このようにして、UTは、UTによって保持されるアイドルモードハンドオフテーブルから最新のエントリがなくなる前に(たとえば、テーブルからエントリがなくなる前に、またはテーブルがもはや有効ではなくなる前に)、GNから新しいアイドルモードハンドオフテーブルを取得することができる。
第3の要求トリガは、第1の要求トリガおよび第2の要求トリガの組合せに基づく。たとえば、UTは、アイドルモードハンドオフテーブルが1つの有効なエントリしか含まない場合、または、現在の時間と最後のエントリの時間との差が閾値の時間の長さ未満である場合、アイドルモードハンドオフ情報に対する要求をGNに送信し得る。他のシナリオでは他の組合せが使用され得る。
いくつかのシナリオでは、GN(または何らかの他の適切なデバイス)は、アイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)をいつ送信するかを決定するために、UTのテーブル(または何らかの他のデバイスのテーブル)を追跡し得る。そのようなシナリオは、たとえば、UT(または何らかの他のデバイス)が新しいテーブルに対する要求を送信しない場合に起こり得る。
第1の送信トリガは、UT(または何らかの他の適切なデバイス)に送信されるアイドルモードハンドオフ情報(たとえば、アイドルモードハンドオフテーブル)がどれだけ有効なままであるかに基づく。たとえば、GN(または何らかの他の適切なデバイス)は、UTのアイドルモードハンドオフテーブルの残りの有効期間に基づいて、アイドルモードハンドオフ情報をUTに送信し得る。特定の例では、GNは、GNがUTに送信した最後のアイドルモードハンドオフテーブルの残りの有効期間が閾値の時間の長さ未満である場合、新しいアイドルモードハンドオフテーブルをUTに送信し得る。このようにして、GNは、保持されているUTのアイドルモードハンドオフテーブルが無効になる前に、新しいアイドルモードハンドオフテーブルをUTに提供し得る。
アイドルモードハンドオフ情報を送信するための他のトリガは、第1の要求トリガ、第2の要求トリガ、および第3の要求トリガと同様であり得る。たとえば、GNは、UTのアイドルモードハンドオフテーブルに残っている有効なエントリの数に基づいて、UTのアイドルモードハンドオフテーブルの中の特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ)に対する時間(たとえば、開始時間)に基づいて、またはこれらのトリガの組合せに基づいて、アイドルモードハンドオフ情報を送信し得る。
例示的なメッセージ
GN(または何らかの他の適切なデバイス)は、様々なタイプの情報をアイドル状態のUT(または何らかの他の適切なデバイス)に送信し得る。いくつかのシナリオでは、この情報は、ブロードキャスト情報ブロック(BIB)メッセージを介して送信され得る。ある例示的な実装形態では、この情報は、次のセルが送信するのに使うであろう少なくとも1つの搬送波周波数(たとえば、絶対的な無線周波数チャネル番号)を示す。この情報は、「nextCellTransmitFreq」と呼ばれる16ビット(または他のサイズ)のパラメータによって搬送され得る。一例として、nextCellTransmitFreqは、後に続き得る可能な周波数のリストを示し得る。別の例として、nextCellTransmitFreqは、特定の周波数を示し得る。nextCellTransmitFreqは他の形態もとり得ることを理解されたい。衛星は、所与の領域にわたって順方向サービスリンク(FSL)上の限られた数N(たとえば、8または何らかの他の適切な数)の搬送波周波数を使用して送信するであろうことが想定される。N個の搬送波周波数のセットは、領域ごとに変わり得る。
UTは、衛星のビームに合わせるために次の動作を実行し得る。UTがアイドルモードハンドオフテーブルに従ってある衛星から別の衛星に切り替えるとき、UTはN個の周波数にわたって探索を実行し、キャンプオンすべき1つの周波数を選択し得る。UTは、衛星のあるビームから衛星の別のビームに切り替えるとき、nextCellTransmitFreq情報を使用し得る。たとえば、UTが衛星によってカバーされているとき、UTは、nextCellTransmitFreq情報を使用して、UTが合わせるべき次のビームを決定し得る。
例示的なシグナリング
上記に基づいたシグナリングおよびUTの手順のいくつかの例が後に続く。これらの例は、オプション1、オプション2、オプション3、およびオプション4と呼ばれる。
オプション1において、アイドル状態のUTは、UTの現在のテーブルに1つのエントリしか残っていないとき、要求メッセージをGNに送信する。ここで、UTはGNへの無線接続を確立し、要求メッセージを送信する。UT無線層は、サービス要求手順を開始してGNへの無線接続を確立するように、制御層をトリガし得る。要求メッセージを受信すると、GNは新しいハンドオフテーブルを含む応答をUTに送信する。UTは、応答メッセージを受信すると、現在のテーブルを新しいテーブルで置き換える。
オプション2において、UTは要求メッセージを送信しない。代わりに、GNは、各UTに対して、GNがUTに提供した最後のテーブルの有効時間に関する情報を保持する。UTがネットワークへの無線接続を確立するときは常に、GNは、新しいテーブルをUTが提供される必要があるかどうかを確認し、必要であれば新しいテーブルを送信する。いくつかの場合、GNは、UTの位置を示す無線位置報告メッセージをGNがUTから受信した後で、新しいテーブルを送信し得る。
オプション3において、UTは、UTがGNへの無線接続を確立するたびに、要求メッセージをGNに送信する。要求メッセージにおいて提供される情報に基づいて、GNは、テーブルがUTに提供される必要があるかどうかを決定する。たとえば、静止しているUTは、UTが今後の十分な時間に対するエントリを有している場合、新しいテーブルを提供される必要はない。移動しているUTについて、GNは、要求メッセージにおいて提供される情報(たとえば、静止しているUTおよび移動しているUTのテーブルサイズに関して論じられたような)に基づいて、UTへ提供するテーブルのサイズを最適化することができる。UTがGNから応答メッセージを受信すると、UTは、重複するエントリを置き換え、新しいエントリを現在のテーブルに付加し得る。
オプション2は、UTが送信すべきアップリンク(UL)データを有するとき、またはUTがページに応答するとき、または定期的なタイマー(たとえば、54分の期間)が期限切れになるときなどの、様々な理由でUTによって確立される無線接続に手順が便乗することを可能にする。したがって、これらのシナリオでは、要求を送信するために、またはアイドルモードのハンドオフを受信するために、追加の接続をセットアップする必要はないことがある。いくつかの実装形態では、タイマーはページングエリア更新タイマーであり得る。他の実装形態では他のタイプのタイマーが使用され得る。
オプション4はオプション1とオプション3の組合せである。たとえば、UTは、UTが現在のテーブルの終わりに近づくときは常に、新しいテーブルを取得するために無線接続を確立し得る。加えて、UTは、無線接続が他の理由で確立されるときは常にテーブルを要求し得る。オプション4の例が後に続く。
アイドル状態のUTが、UTの現在のテーブルに1つのエントリしか残っていないことを発見するとき、UT無線は、サービス要求手順を開始してGNへの無線接続を確立するように制御層をトリガする。UTは次いで、接続を通じてハンドオフ要求を送信し、GNはそれに応答して新しいテーブルをUTに提供する。UTは次いで、現在のテーブルを新しいテーブルで置き換える。
上で論じられたように、静止しているUTおよび移動しているUTは異なる制約を有し得る。静止しているUTは、接続のオーバーヘッドを減らすために大きなテーブル(10時間以上)から利益を得ることがある。移動しているUTは、大きな動きがテーブルを無効にし得るので、より小さいテーブルを使用することがある。したがって、GNによって送信されるハンドオフ情報の量は、UTの動き(たとえば、速さ)に基づき得る。
上で論じられたように、UTは、UTがGNに接続される無線を得るときは常に、ハンドオフテーブル要求メッセージを送信し得る。このメッセージを受信すると、GNは、UTがテーブルを提供されるべきかどうかを決定する。静止しているUTは、UTの現在のテーブルが今後の十分な時間に対するエントリを有している場合、新しいテーブルを提供される必要はない。移動しているUTについて、GNはより小さいサイズのテーブルを提供することができる。UTは、応答メッセージを受信すると、ハンドオフテーブルに付加する(たとえば、重複するエントリを置き換える)ことができる。
例示的なタイムライン
図9は、アイドル状態のUTがハンドオフテーブルに従って第1の衛星(指定されたSAT1)から第2の衛星(指定されたSAT2)に切り替える際の、アイドル状態のUTにおける例示的なタイムライン900を示す。この例は、2つのパラボラアンテナを有するUTに対するものである。例示的な実装形態では、UTのアンテナ(たとえば、アンテナ2)が回転を完了してSAT2の方に向くのにかかる最悪の場合の時間902が示されている。例示的なシナリオでは、そのようなアンテナは、90度の仰角を回転するのに約5分かかることがある(たとえば、特定の方位角において最小の仰角掃引速度は18度/秒であることがある)。
時間904において、UTのアンテナ(アンテナ2)が、回転してSAT2の方を向き始める。時間906において、UTが現在のセルの中のBIBを読み取って、合わせるべき次のセルを発見する。ページング機会(PO)908において、UTが別のアンテナ(たとえば、アンテナ1)を使用してサブフレームの中の制御チャネルを監視し、UT910のためのページがあるかどうかを決定する。SAT2開始時間912において、UTのアンテナ2が第2の衛星SAT2の方を向く。時間914において、UTがキャンプオンすべき次のセルにおけるFSL周波数を測定する。たとえば、UTは、120ミリ秒の間、または何らかの他の期間測定し得る。時間916において、UTがBIB1を読み取り処理する。たとえば、UTは、85ミリ秒の間、または何らかの他の期間、これらの動作を実行し得る。UTはPO918の間ページに参加する。ある例示的な実装形態では、ページ周期920は1280ミリ秒である。
追加のハンドオフ動作
図10を参照すると、本開示の様々な態様は、衛星通信システム1000の中の衛星1006を介してGN1004と通信しているUT1002のハンドオフに関する。いくつかの実装形態では、システム1000は、データ通信、音声通信、ビデオ通信、または他の通信のための地球低軌道(LEO)衛星通信システムなどの、非静止衛星通信システムであり得る。UT1002は、図1のUT400またはUT401の例である。GN1004は、図1のGN200またはGN201の例である。衛星1006は、図1の衛星300の例である。
いくつかの態様では、GN1004およびUT1002は、衛星およびセル遷移情報1008を使用して、あるセルから別のセルへ、かつ/またはある衛星から別の衛星へUT1002をいつハンドオフするかを決定する。たとえば、UT1002は、第1のシグナリング1012を介してUT情報1010(たとえば、能力情報、位置情報、または他の情報)をGN1004に送信し得る。情報1010に基づいて、GN1004またはいくつかの他のエンティティは、衛星およびセル遷移情報1008を生成して、第2のシグナリング1014を介して情報1008をUT1002に送信する。代替的に、または追加で、GN1004またはいくつかの他のエンティティは、情報1010に基づいてUT1002のためのハンドオフ手順を選択する。いくつかの態様では、異なる衛星(新しいサービング衛星)へのUT1002のハンドオフは、UT1002が衛星信号測定を行うことと測定メッセージ1016をGN1004に送信することとを伴う。いくつかの態様では、GN1004は、測定メッセージ1016を受信した結果として、新しい衛星およびセル遷移情報を生成する(たとえば、衛星およびおセル遷移テーブルを修正する)。
UT1002は、本明細書の教示に従って、他のハンドオフ関連動作を実行し得る。いくつかの態様では、UT1002は、GN1004を介して衛星エフェメリス情報を受信し、衛星エフェメリス情報を使用して衛星(たとえば、衛星1006)に同期し得る。いくつかの態様では、UT1002は、UT1002が衛星および/またはセルへの接続を失う場合、無線リンク障害モードを呼び出す。
いくつかの態様では、ハンドオフ設計は、1つまたは複数の設計上の目的を満たすことを試み得る。そのような目的の例には、ハンドオフの間のシグナリングを最小限にすること、ハンドオフの間のデータの供給停止を最小限にすること、または、衛星エフェメリスデータについてのUTの知識に対する依存を減らす(たとえば、代わりに衛星位置およびUT位置についてのGNの知識に依存する)ことがある。
図10の例では、GN1004はネットワークアクセスコントローラ(NAC)1018を含み、NAC1018の各々が、UT1002および他のUT(図示されず)と衛星1006(または図示されていない何らかの他の衛星)を介して通信するための、1つまたは複数の高周波(RF)サブシステム1020とインターフェースする。GN1004はまた、ネットワーク1026と通信するための、コアネットワーク制御プレーン(CNCP)1022およびコアネットワークユーザプレーン(CNUP)1024、または他の同様の機能(たとえば、他のタイプのネットワークのための制御プレーンおよびユーザプレーン機能)を含む。ネットワーク1026は、たとえば、コアネットワーク(たとえば、3G、4G、5Gなど)、イントラネット、またはインターネットのうちの1つまたは複数を表し得る。
いくつかの実装形態では、GN1004は、衛星およびセル遷移情報1008を決定する(たとえば、受信する、または生成する)。たとえば、NAC1018は、ネットワーク1026を介して受信される情報(たとえば、エフェメリス情報)およびUTから受信される情報(たとえば、構成情報および測定メッセージ)に基づいて、NAC1018の制御下ですべてのUTのための衛星およびセル遷移情報を生成し得る。別の例として、NAC1018は、ネットワーク1026を介して(たとえば、ネットワークエンティティ1028から)NAC1018のUTのための衛星およびセル遷移情報を受信し得る。
システム中の他のエンティティも、衛星およびセル遷移情報1008を生成し得る。いくつかの実装形態では、ネットワークエンティティ1028のコントローラ1030は、衛星およびセル遷移情報1008を生成し、衛星およびセル遷移情報1008をシステム1000の制御構成要素に(たとえば、システムスタートアップの間に、および/または他の時間に)送信し得る。たとえば、ネットワークエンティティ1028は、ネットワーク1026(たとえば、コアネットワーク、イントラネット、またはインターネット)または何らかの他のデータ転送機構を介して、衛星およびセル遷移情報1008をGN1004に送信し得る。説明を目的に、ネットワークエンティティ1028は、ネットワーク1026の外側にあるものとして図示されている。しかしながら、ネットワークエンティティ1028はネットワーク1026の一部であり得る。
本明細書の教示に従ってUTのハンドオフと連携して使用され得る、UT、GN、または衛星のいくつかの例示的な態様が、ここで説明される。これらの態様は、これらの衛星システム構成要素の所与の1つに対して、構成要素によって使用されるパラメータもしくは他の情報、構成要素に割り当てられるパラメータ、構成要素の特性(たとえば、能力)、構成要素によって使用されるシグナリング、または構成要素によって実行される動作のうちの1つまたは複数を含み得る。
衛星ID
衛星識別子(ID)は、衛星システム内の特定の衛星の固有のIDである。衛星IDは、衛星が衛星システム内で(たとえば、UTによって)一意に識別されることを可能にする。大規模な衛星の展開を可能にするために、衛星IDは16ビット以上であり得る。いくつかの実装形態では、衛星IDは、オーバーヘッドチャネル上で送信され、UTによって直ちに読み取られることを必要としない。UTおよびGNは、所与の時間における衛星および地表への衛星のセルの投影を位置特定するために、衛星IDを使用してエフェメリス情報テーブルをインデクシングし得る。
セルまたはビームID
セルIDはセルの固有のIDである。同様に、ビームIDはビームの固有のIDである。便宜上、セル/ビームという用語が、セルおよび/またはビームを示すために本明細書において使用され得る。セル/ビームIDは、所与の衛星からのセル/ビームが(たとえば、UTによって)一意に特定されることを可能にする。いくつかの態様では、セル/ビームIDは、非常に短い期間、UTによって検出可能であり得る(たとえば、セル/ビームIDは、セル/ビームのパイロット上で使用される連続的なシグネチャであり得る)。したがって、UTは、セル/ビームIDを発見するためにオーバーヘッドメッセージを復号する必要はないことがある。1つの非限定的な例では、セル/ビームIDは、GN IDに対して2ビット(たとえば、UTが見ることができる固有のGNを有するには2ビットで十分であることがあり、GN IDに対する4つの値が地球全体で再使用され得る)、GNによって指揮されるセル/ビームに対して8ビット(たとえば、GNは約10個の衛星×16個のビーム/衛星=160個のビーム/GNを制御する→セル/ビームを一意に識別するためには8ビット)という、10ビットを含み得る。他の実装形態では、異なる数のビットが使用され得る。また、ビットの数を減らすために、衛星の空間ダイバーシティが考慮され得る。
UT能力
UTは、接続時間または何らかの他の時間において、UTの能力をGNと交換し得る。UT能力のいくつかの非限定的な例が後に続く。
UTは、二重のセル/ビームの感知が可能であり得る。したがって、1つのUT能力パラメータ(たとえば、YESまたはNOという値をとる)が、UTが2つ以上のセル/ビームを感知することが可能であるかどうかを示し得る。たとえば、この能力パラメータは、UTが特定の衛星のセル/ビームを使用してアクティブに通信している間に、UTが同じ衛星の別のセル/ビームのセル/ビームIDを感知して検出できるかどうかを示し得る。いくつかの実装形態では、この能力パラメータは、UTが同時に2つのセル/ビームをサポートできるかどうかを示すために使用され得る。他の実装形態では、異なる数のセル/ビーム(たとえば、3つ以上)がサポートされ得る。
UTは、二重の衛星の感知が可能であり得る。したがって、別のUT能力パラメータ(たとえば、YESまたはNOという値をとる)が、UTが2つ以上の衛星を感知することが可能であるかどうかを示し得る。たとえば、この能力パラメータは、UTが特定の衛星のセル/ビームを使用してアクティブに通信している間に、UTが別の衛星のセル/ビームIDを感知して検出できるかどうかを示し得る。いくつかの実装形態では、この能力パラメータは、UTが同時に2つの衛星をサポートできるかどうかを示すために使用され得る。他の実装形態では、異なる数の衛星(たとえば、3つ以上)がサポートされ得る。
以下でより詳細に論じられるように、GNは、UTの感知能力を使用して、UTに対してどのタイプのハンドオフを使用するかを決定し得る。たとえば、UTがある時間において単一のセル/ビームしかサポートできない場合、ハンドオフは単に、衛星およびセル遷移テーブルに基づき得る。逆に、UTがある時間において複数のセル/ビーム/衛星をサポートできる場合、GNは、ハンドオフの間にUTからの測定メッセージを監視することができ、これにより、UTがどのように(たとえば、いつ、および/またはどこで)ハンドオフされるかということに、測定メッセージが影響を与え得る。
別のUT能力パラメータは、UTのためのセル間同調時間および/またはビーム間同調時間(たとえば、マイクロ秒(μsec)単位)を示し得る。便宜上、セル/ビーム間同調時間という用語が、セル間同調時間および/またはビーム間同調時間を指すために使用され得る。このUT能力パラメータは、UTがセル/ビームを聴取するのを止めて同じ衛星の別のセル/ビームを聴取するのを開始するのにかかる、時間の長さを示し得る。したがって、いくつかの態様では、セル/ビーム間同調時間は、UTがあるセル/ビームから別のセル/ビームに同調するのにどれだけかかるかを示す。
別のUT能力パラメータは、UTのための衛星間同調時間(たとえば、マイクロ秒(μsec)単位)を示し得る。このUT能力パラメータは、UTが現在の衛星上でセル/ビームを聴取するのを止めて別の衛星のセル/ビームを聴取するのを開始するのにかかる、時間の長さを示し得る。したがって、いくつかの態様では、衛星間同調時間は、UTがある衛星から別の衛星に同調するのにどれだけかかるかを示す。
いくつかの実装形態では、同調時間には上限が設けられ得る。たとえば、同調時間は、UTがあるセル/ビームまたは衛星から別のものに同調するのにかかると予想される、最大の時間の量を示し得る。
いくつかの実装形態では、同調時間に式に従って表現され得る。そのような式の非限定的な例は、a+b*τであり、ここで、aは衛星間の同調のための最小の時間の長さを示す定数であり、τは現在の衛星とターゲット衛星との間の角度の差(度を単位とする)であり、bはミリ秒ごとの運動の角度を単位とするUTのアンテナの運動速度である。
離調の定義
UTが衛星間の感知およびセル/ビーム間の感知のために離調することを可能にするために、シグナリングが利用され得る。このシグナリングは、UTが同じ衛星または他の衛星の他のセル/ビームを感知するための離調期間を定義するために使用され得る。
UT位置
GNがUTの位置を(たとえば、継続的にまたは定期的に)知るように、ハンドオフ処理およびページングのためにUT位置報告機構が利用される。いくつかの実装形態では、UTは信頼できる全地球測位システム(GPS)測位を有する。
静止しているUTに対して、UT位置報告機構は、UTの位置(たとえば、GPS座標)を報告するシグナリングメッセージをUTがGNに送信することを伴い得る。
動いているUT(たとえば、船舶または航空機の中のUT)に対して、UT位置報告機構は、UTの速度および方向を報告するシグナリングメッセージをUTがGNに送信することを伴い得る。これは、GNがUTの位置を継続的に推定することを可能にする。動いているUTに対しても、方向および速度の情報は、UTが比較的大きな容器により運ばれている(たとえば、それに取り付けられている)場合には、比較的安定していることがある。
また、位置関連シグナリングを介して、UTは、新しい位置更新メッセージが必要になるまでに許容される位置のずれを知らされ得る。
いくつかの実装形態は、位置の許容誤差の閾値を利用し得る。いくつかの実装形態は、GEOフェンシングを利用し得る。たとえば、UTが衛星および/またはGNに対して設計された境界を越えている(たとえば、UTがある距離だけ離れている)場合、UTは位置更新をGNに送信するように構成され得る。
エフェメリス転送および更新シグナリング
エフェメリス転送および更新シグナリングメッセージが、衛星エフェメリスデータをUTに伝送するために使用され得る。いくつかの態様では、エフェメリスデータは、所与の衛星が所与の時点においてどこにあるかの、地理的な記述を含む。このデータは、次の衛星およびセル/ビームを探すときに(たとえば、UTが無線リンク障害を検出した後で)UTによって使用され得る。たとえば、いくつかの態様では、UTは、所与の衛星のエフェメリスデータを使用して、所与の時点においてUTのアンテナ(複数のアンテナ)をどこに向けるかを決定し得る。いくつかの態様では、GNは、衛星エフェメリスデータを含むシグナリングメッセージを、すべての接続されているUTに(たとえば、更新があるときはいつでも)送信し得る。いくつかの態様では、UTは、(たとえば、UTが接続を確立するとき)GNから衛星エフェメリスデータを要求し得る。
衛星およびセル遷移テーブル
各衛星ビームは、固有のデータおよび制御チャネル、ならびに信号を有する、別個のセルと見なされ得る。GNまたは何らかの他のエンティティが、UTが次にハンドオフすることを選び得る衛星のリストを提供する、衛星およびセル遷移テーブルを生成し得る。遷移テーブルはまた、次の衛星のあるセル(たとえば、あるビームおよび/またはRF帯域に対応する)から別のセルへUTがどのような時間に切り替えるかを、厳密に規定し得る。遷移テーブルは、いくつかの衛星に対して、各衛星のために使用されるべきセル(たとえば、ビームおよび/または帯域)を示し得る。遷移テーブルは、各セル(たとえば、ビーム)に対して、セルの周波数(たとえば、名目の無線周波数または周波数帯域)を示し得る。遷移テーブルはまた、各セルのセルID(または各ビームのビームID)を示し得る。
GNは、様々な情報に基づいて、衛星およびセル遷移テーブルを定義し得る。いくつかの態様では、GNは、UTの位置(および指定されていれば、速度および方向)を使用して、テーブルを定義し得る。いくつかの態様では、GNは、エフェメリスデータから計算された経時的な衛星の位置を使用して、テーブルを定義し得る。いくつかの態様では、GNは、いくらかのセル/ビームおよび/または衛星がいくらかの時間においてオフされるかどうかに関する情報に基づいて、テーブルを定義し得る。
Table 2(表2)は、衛星およびセル遷移テーブルの一例である。このテーブルのエントリは、衛星ID、ビームID、ビーム周波数(Freq)、開始時間、および終了時間を含む。このテーブルは、衛星およびビーム遷移テーブルとも呼ばれ得る。TAbeamは、同じ衛星のあるビームから別のビームへの離調時間を表す。この例では、UTは、時間a1から時間b1の間、衛星1、ビーム1(周波数F11上の)に同調することになる。UTは次いで、時間b1+TAbeamから時間c1の間、衛星1、ビーム2(周波数F21上の)に同調することになり、以下同様である。
いくつかの実装形態では、テーブルは、UTが次の衛星にハンドオフされる前の任意の時間において、GNがサービスしているUTへ、GNによるシグナリングメッセージの中で送信され得る。
一例では、(テーブルの中に記載される2つの衛星があると仮定して)衛星およびセル遷移テーブルメッセージのオーバーヘッドは次の通りである。衛星ID=16ビット、ビームID=10ビット、周波数=4ビット(衛星当たり16個のビーム周波数を仮定する)、ならびに開始時間および終了時間=15ビット。
開始時間および終了時間は、フレーム番号に関して指定され得る。物理層は、システムのために10ミリ秒(ms)の送信フレームを使用することを指定し得る。衛星ハンドオフが3分ごとに発生すると仮定すると、ハンドオフとハンドオフの間に送信され得るフレームの数は18,000である。フレーム番号は、それぞれのハンドオフの後に0から再初期化され得る。したがって、この例では、そうしてフレーム番号を指定するために必要なビットの数は15ビットである。
上の例では、メッセージの全体のオーバーヘッドは、1020ビット=128バイト(概略的)である。a1、b1、...、n1、TAbeamの値が指定される。
最大で1000人のアクティブユーザが1つのビームにより任意の時間にサービスされることが可能であり、ビームの全体のダウンリンク(DL)スループットが約300Mbpsである場合、オーバーヘッドは、オーバーヘッド=(128バイト×numUsersBeam)/(3分にわたりビームにより届けられる総バイト)=(128バイト×1000)/(300×106×3×60)=19×10-6(概略的)により与えられる。
Table 3(表3)は、衛星およびセル遷移テーブルの別の例である。衛星IDは、システムの中の衛星に割り当てられる固有のIDである。順方向リンク(FL)帯域は、FLの送信周波数帯域を特定する正の整数のインデックスである。リターンリンク(RL)帯域は、RLの送信周波数帯域を特定する正の整数のインデックスである。
ハンドオフアクティブ化時間は、UTが送信と受信を停止すべき時間を指定する。いくつかの実装形態では、この時間は、システムフレーム番号(SFN)の単位でソースセルにおいて指定される。SFNは、たとえば、10msの物理層送信無線フレームに割り当てられるシーケンス番号であり得る。UTは、SFNの最初に送信と受信を停止する。たとえば、ハンドオフアクティブ化時間がSFN 5にあると指定される場合、UTはSFN 5のサブフレーム0において送信または受信を停止する。
UTは、ハンドオフアクティブ化時間と離調時間を足した時間に、ターゲットセルにおける送信または受信を開始する。離調時間に関するUTパラメータの2つの例は、セル間離調時間および衛星間離調時間である。これらのパラメータは、UT能力情報に含まれ得る。
衛星間ハンドオフ
図11および図12は、衛星間ハンドオフの例を示す。これらの例では、GNは、第1の衛星を制御するソースNACと第2の衛星を制御するターゲットNACとを含む。各々の場合において、UTは最初に、ソース衛星(および、したがってソースNAC)に接続され、続いてターゲット衛星(および、したがってターゲットNAC)にハンドオフされる。他の実装形態では、異なる数のNACおよび衛星がサポートされ得る。また、いくつかの実装形態では、共通の(たとえば、同じ)エンティティが複数の衛星をサポートし得る。
図11は、UT1102が測定メッセージを送信しない例である。たとえば、UT1102は、複数のセル/ビームおよび/もしくは衛星の感知をサポートしないことがあり、または、UT1102は、測定メッセージがGN1104へ送信される必要がないと決定することがある。この場合、UT1102およびGN1104は、いつ次のセル/ビームおよび/または衛星に遷移するか、ならびにどこに(たとえば、どのセル/ビームに、どの周波数に、どの衛星に)遷移するかを決定するために、既存の衛星およびセル遷移テーブルに依存する。UT1102は、図1のUT400またはUT401の例である。GN1104は、図1のGN200またはGN201の例である。
ソースNAC1106は、制御シグナリング1108をUT1102に送信する。この制御シグナリング1108は、たとえば、測定情報および離調制御情報(たとえば、離調の定義)を含み得る。加えて、パケットデータ1110が、UT1102とソースNAC1106の間で交換される。ソースNAC1106は、図10のNAC1012の例である。
何らかの時点において、ハンドオフがトリガされる(1112)。たとえば、現在の時間は、ある衛星から、衛星およびセル遷移テーブルによって示される次の衛星への遷移のための、時間に相当し得る。
他のハンドオフのトリガも利用され得る。たとえば、GN1104(たとえば、ソースNAC1106)は、UT1102がハンドオフされる必要があると、自律的に判断し得る。そのようなトリガは、たとえば、現在のサービング衛星がUT1102の範囲外に移動していること、衛星がUT1102の範囲内にあり得るとしてもGN1104の範囲外に移動していること、または、UT1102にサービスしているセル/ビームがGEOの要件によりブラックアウトしていることによるものであり得る。
UT1102が第1の衛星に接続されている間に別のセル/ビームおよび/または衛星を感知することが可能である場合、UT1102は、ハンドオフのためのデフォルトの衛星およびセル/ビームの信号強度を探し得る。UT1102は、それを行うためにこの衛星の位置情報を持っていると仮定され得る。この位置情報は、UT1102が処理する衛星エフェメリスデータから取得され得る。信号強度が満足のいくものである場合、UT1102は、ソースNAC1106が衛星間ハンドオフプロセスを開始するのを待つだけである。
したがって、図11の例では、UT1102とソースNAC1106の両方が、テーブルに従い、新しいサービング衛星へのハンドオフを始める。この目的で、ソースNAC1106はハンドオフ処理1114を実行する。たとえば、ソースNAC1106は、ハンドオフを始めるためにターゲットNAC1116と通信し得る。いくつかの態様では、これは、NAC1106と1116との間でキュー(たとえば、パケットトラフィックキュー)を同期すること(1118)を伴い得る。また、ハンドオフの時間が早めであることが知られているので、ユーザキューは早めに転送され得る。ターゲットNAC1116は、図10のNAC1012の例である。
ソースNAC1106は次いで、ハンドオフシグナリング1120をUT1102に送信する。いくつかの態様では、このハンドオフシグナリング1120は、UT1102がターゲットNAC1116と通信することを可能にする情報を含み得る。いくつかの態様では、このハンドオフシグナリング1120は、(たとえば、ソースNAC1106がターゲットNAC1116から受信した)新しい衛星およびセル遷移テーブルを含み得る。
UT1102は次いで、第1の衛星から切断し(1122)、第2の衛星に同期する。この目的で、UT1102は、第2の衛星のための同期シグナリング1124をターゲットNAC1116に送信し得る。いくつかの態様では、これは、UT1102が第2の衛星においてランダムアクセス手順を実行することを伴い得る。
UT1102およびターゲットNAC1116は次いで、接続シグナリング1126および1128を交換し得る。いくつかの態様では、これは、ターゲットNAC1116がエフェメリス情報をUT1102に送信することと、UT1102からチャネル品質インジケータを要求することとを伴い得る。いくつかの態様では、UT1102は、エフェメリス情報を使用して第2の衛星と同期し得る。
また、様々なエンティティが、パケット転送が適切に行われあらゆる必要なクリーンアップ(たとえば、キャッシュクリーンアップ)が実行されることを確実にするために、様々なバックグラウンド動作を実行し得る。
図12は、UT1202が測定メッセージを送信する例である。たとえば、UT1202は、サービング衛星またはターゲット衛星からの測定されたチャネル条件(たとえば、信号強度)が受け入れ可能ではない(たとえば、信号強度が低すぎる)ので、測定メッセージがGN1204に送信される必要があると決定することがある。この場合、GN1204は、測定メッセージに基づいて、新しい衛星およびセル遷移テーブルを生成し得る。UT1202およびGN1204は次いで、いつ次のセル/ビームおよび/または衛星に遷移するか、ならびにどこに(たとえば、どのセル/ビームに、どの周波数に、どの衛星に)遷移するかを決定するために、新しい衛星およびセル遷移テーブルを使用する。UT1202は、図1のUT400またはUT401の例である。GN1204は、図1のGN200またはGN201の例である。
図11の場合のように、ソースNAC1206は、制御シグナリング1208をUT1202に送信する。この制御シグナリング1208は、たとえば、測定情報および離調制御情報(たとえば、離調の定義)を含み得る。加えて、パケットデータ1210が、UT1202とソースNAC1206の間で交換される。ソースNAC1206は、図10のNAC1012の例である。
何らかの時点において、ハンドオフがトリガされる(1212)。いくつかの場合、ある衛星から、衛星およびセル遷移テーブルによって示される次の衛星への遷移のための時間に相当する現在の時間が、ハンドオフのトリガとなる。いくつかの場合、近隣の衛星が現在のサービング衛星よりもかなり強い(たとえば、より強い受信信号強度と関連付けられる)ことを示す、UT1202により送信される測定メッセージが、ハンドオフのトリガとなり得る。
他のハンドオフのトリガも利用され得る。たとえば、GN1204(たとえば、ソースNAC1206)は、UT1202がハンドオフされる必要があると、自律的に判断し得る。そのようなトリガは、たとえば、現在のサービング衛星がUT1202の範囲外に移動していること、衛星がUT1202の範囲内にあり得るとしてもGN1204の範囲外に移動していること、または、UT1202にサービスしているセル/ビームがGEOの要件によりブラックアウトしていることによるものであり得る。
図12の例では、UT1202は、第1の衛星に接続されている間に別のセル/ビームおよび/または衛星を感知することが可能である。したがって、UT1202は、チャネル品質測定(たとえば、衛星信号強度測定)を実行し得る。たとえば、UT1202は、現在のサービング衛星(第1の衛星)およびターゲット衛星(第2の衛星)からの信号強度を測定し得る(1214)。
UT1202は次いで、たとえば、いずれかのチャネル品質が不適当である(たとえば、信号強度が低すぎる)かどうかを決定するために、測定処理を実行する(1216)。いずれかのチャネル品質が不適当である場合、UT1202は、測定メッセージ1218をソースNAC1206に送信することを選び得る。この測定メッセージ1218は、たとえば、測定の結果(たとえば、dB単位の信号強度)、(たとえば、ソース衛星からの信号が現在は弱すぎるので)ハンドオフ時間を早める必要があることの指示、(たとえば、ターゲット衛星からの信号が現在は弱すぎるので)ハンドオフ時間を遅らせる必要があることの指示、または何らかの他の指示を含み得る。
したがって、図11と同様に、UT1202は、ハンドオフのためのデフォルトの衛星およびセル/ビームの信号強度を探し得る。やはり、UT1202はそれを行うためにこの衛星の位置情報(たとえば、UT1202が処理する衛星エフェメリスデータから取得された)を持っていると仮定され得る。信号強度が満足のいくものではない場合、UT1202は、ハンドオフ処理を早くトリガするために、またはそれを遅らせるために、デフォルトの衛星とは異なる衛星を示す測定メッセージ1218をソースNAC1206に送信し得る。
こうして、ソースNAC1206は、衛星およびセル遷移テーブルと、ソースNAC1206がUT1202から受信する任意の測定メッセージ1218とに基づいて、UT1202をターゲット衛星およびターゲットNAC1220にハンドオフするという判断を行い得る。したがって、図12に示されるように、ソースNAC1206は、何らかのハンドオフ処理1222を実行する。たとえば、ソースNAC1206は、測定メッセージ1218に基づいて、ハンドオフ時間を早める必要がある(早期ハンドオフ)か遅らせる必要がある(遅延ハンドオフ)かを、または、何らかの他の衛星がターゲットとして選択されるべきであるかどうかを、判断し得る。加えて、ソースNAC1206は、ハンドオフを始めるためにターゲットNAC1220と通信し得る。いくつかの態様では、これは、NAC1206と1220との間でキュー1224(たとえば、パケットトラフィックキュー)を同期することを伴い得る。ターゲットNAC1220は、図10のNAC1012の例である。
ソースNAC1206は次いで、ハンドオフシグナリング1226をUT1202に送信する。いくつかの態様では、このハンドオフシグナリング1226は、UT1202がターゲットNAC1220と通信することを可能にする情報を含み得る。いくつかの態様では、このハンドオフシグナリング1226は、(たとえば、ソースNAC1206がターゲットNAC1220から受信した)新しい衛星およびセル遷移テーブルを含み得る。
UT1202は次いで、第1の衛星から切断し(1228)、第2の衛星に同期する。この目的で、UT1202は、第2の衛星のための同期シグナリング1230をターゲットNAC1220に送信し得る。
UT1202およびターゲットNAC1220は次いで、接続シグナリング1232および1234を交換し得る。いくつかの態様では、これは、ターゲットNAC1220がエフェメリス情報をUT1202に送信することと、UT1202からチャネル品質インジケータを要求することとを伴い得る。やはり、様々なエンティティが、パケット転送が適切に行われあらゆる必要なクリーンアップ(たとえば、キャッシュクリーンアップ)が実行されることを確実にするために、様々なバックグラウンド動作を実行し得る。
通常の衛星間ハンドオフを用いると、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスは終了され得る。しかしながら、ソースNACは、ハンドオフがいつ発生するかを厳密に知り得るので、ソースNACは、順方向リンクデータバッファが空になることを確実にすることができる。また、ハンドオフ時間が知られているので、データフローのギャップを最小限にすることができる。
ビーム間ハンドオフ
セル/ビーム間ハンドオフは、衛星およびセル遷移テーブルにおいて指定されるタイムラインに従って、GNおよびUTによって同期して実行される。離調期間または二重受信能力を使用して、UTは、衛星およびセル遷移テーブルにおいて指定される次のセル/ビームの存在を検出する。UTが次のセル/ビームの検出に成功する場合、通常のセル/ビーム間ハンドオフが、UTとGNとの間のシグナリングをまったく伴わずに実行される。
通常のセル/ビーム間のハンドオフを用いると、順方向リンクHARQプロセスが、あるセル/ビームから次のセル/ビームに持ち越され得る。加えて、UTがあるセル/ビームから次のセル/ビームにハンドオフすると、逆方向の割当てが取り消され得る。たとえば、UTは代わりに、逆方向リンクデータを送信するために新しい要求メッセージを送信し得る。
例外シナリオ
UTが衛星およびセル遷移テーブルにおける指定された時間の満了の前に現在のサービングセル/ビームを失う場合、UTは無線リンク障害(RLF)モードに入る。RLFモードでは、UTは、(たとえば、UTにおけるエフェメリス情報に基づいて)代替的なセル/ビームまたは衛星を見つけることを試み得る。たとえば、UTは、UTにサービスすべき次の衛星に接続することを試み得る。UTが別の接続の確立に成功する場合、UTは、RLFの前にUTがやめたところで、通信を続けるためのシグナリングメッセージをGNに送信することができる。
あるセル/ビームによってサービスされている間、UTは、衛星およびセル遷移テーブルにおいて指定される次のセル/ビームを検出しないことがあるが、別のセル/ビームを検出することがある。これは、たとえば、高速に移動しているUT(たとえば、航空機に取り付けられたUT)において起こり得る。この場合、UTは、別のハンドオフ手順を開始するために測定メッセージを送信し得る。加えて、UTはまた、場所の更新が送信された最後の時間からUTが移動した場合、場所の更新を送信し得る。それに応答して、GNは、更新された衛星およびセル遷移テーブルを送信し得る。この場合、UTは更新されたテーブルに従う。代替的に、GNは完全に新しいハンドオフプロセスを開始し得る。
例示的な接続モードハンドオフの詳細
ここで図13〜図23を参照すると、本明細書の教示による、無線接続モードハンドオフの様々な態様がより詳細に説明される。以下では、様々な接続モードハンドオフ動作の呼フローの例を説明する。加えて、以下の詳細は、ハンドオフ性能を改善するために使用され得るいくつかの手順を説明する。様々な態様において、これらの手順は、ハンドオフ測定を定義し、いつ測定をトリガするかを決定し、いつUTをハンドオフするかを決定し、または、ハンドオフの後にリターンリンクの同期を得るようにUTをトリガするかどうかを決定するために使用され得る。説明を目的に、これらの詳細は、衛星を制御するための、および/または衛星と通信するための、2つの構成要素であるBxPおよびAxPを備えるNACの文脈において論じられる。
図13は、衛星システムにおけるBxP構成要素とAxP構成要素の例示的な展開を示す。ある所与の時点において、UT1306は衛星1310とBxP1312のうちの1つとを介してAxP1308のうちの1つと通信し、ここで各BxP1312は、衛星RFサブシステム1314を含み、またはそれと関連付けられる。
BxPは、BCPとBTPの組合せを指す(したがって、BxPという頭字語である)。いくつかの態様では、BxPは、衛星を制御するための無線ネットワーク構成要素を含み得る。たとえば、BxPは、衛星の所与のセル/ビームに対して、そのセル/ビームにサービスするデジタル回路の対応するセットを含み得る。したがって、いくつかの態様では、BxPは特定のアンテナに対応する。また、いくつかの態様では、所与のBxPは、衛星の所与のセル/ビームのための特定の帯域と関連付けられ得る。
AxPは、ACPとATPの組合せを指す(したがって、AxPという頭字語である)。いくつかの態様では、AxPはアンカーポイントに対応する。いくつかの態様では、アンカーポイントは、特定の領域(たとえば、行政上の領域、国境など)と関連付けられ得る。所与のAxPは1つまたは複数の衛星にサービスし得る。また、所与の衛星は1つまたは複数のAxPにサービスし得る。
上の状況では、接続モードにあるUTは、BxPハンドオフまたはAxPハンドオフという2つのタイプのハンドオフを経験することがある。たとえば、衛星が非GSO衛星システムにおいて移動するにつれて、所与のUTにサービスするために使用されるセル/ビーム(および、したがって、それらのセル/ビームと関連付けられる回路およびアンテナ)は、時間とともに変化する。したがって、いくつかの態様では、BxPハンドオフは、異なるセル/ビーム(またはアンテナなど)へのハンドオフに対応し得る。別の例として、第1の帯域上で動作している特定のセル/ビームでの降雨減衰は、そのセル/ビームのための異なる帯域への切替えを余儀なくし得る。したがって、いくつかの態様では、BxPハンドオフは、所与のセル/ビームのための異なる帯域へのハンドオフに対応し得る。AxPハンドオフは、異なるアンカーポイントへのハンドオフに対応する。たとえば、UTは、異なる行政上の領域に移動することがあるので、サービングAxPの変更を余儀なくすることがある。BxPハンドオフは、AxPハンドオフと関連付けられることも関連付けられないこともある。
いくつかの態様では、以下の本開示は、衛星通信システムにおいて発生し得る衛星指示誤差に対処する。これらの誤差は、システム中の様々な原因から生じ得る。
図14のグラフ1400は、異なる衛星ビームである第1の予想ビームおよび第2の予想ビームからの、それぞれの予想利得等高線1402および1404を示す。いくつかの態様では、これらのビーム利得等高線は、あるビームから次のビームへUTをいつハンドオフするかを決定するために使用され得る。たとえば、UTは、UTに現在サービスしている第1の予想ビーム(ソースビーム)からのビーム利得が第2の予想ビーム(候補ターゲットビーム)のビーム利得を下回るとき、ハンドオーバーされ得る。
第1の予想ビームについて、図14は、衛星指示誤差が原因の、UTが見ることができる実際のビーム利得等高線1406を示す。図14に示されるように、衛星指示誤差が原因の利得等高線のシフト1408は、2つのビーム等高線の間の利得等高線の交点を、第1の交点1410から第2の交点1412に移す。したがって、予想される(理想的な)ハンドオフ時間1414において、第1のビームからの利得は、予想利得1416よりも(示される量だけ)低くなり、これによって、ハンドオフの性能に悪い影響を及ぼす。結果として、UTにおける信号品質は、ハンドオフの直前には、所望されるよりも低いことがある。この問題に対処するために、理想的なハンドオフ時間は、衛星指示誤差が原因のビーム等高線のシフト1408に基づいて、Δだけ(この例では時間的により早くなるように)シフトされ得る。したがって、ハンドオフは、新しいハンドオフ時間1418において発生する。図14に示されるように、新しいハンドオフ時間1418における利得1420は、予想される第1のビームと関連付けられる予想利得1416よりも、Δ利得1422だけ低くなり得る。
この目的で、UTは、衛星信号の測定(たとえば、衛星間および衛星内)を行い、この情報をGNに送信し得る。これらの信号に基づいて、GNは、UTのためのハンドオフ時間を修正し得る。したがって、GNは、衛星指示誤差を考慮するために、更新されたハンドオフ情報を(たとえば、衛星およびセル遷移テーブルまたは衛星およびセル遷移テーブルのサブセットを介して)UTに送信し得る。
いくつかの態様では、UTがハンドオフの間に衛星との同期をまだ達成していない状況において、ランダムアクセス手順が使用され得る。たとえば、衛星信号のUT測定に基づくランダムアクセス手順は、UTがリターンリンクの同期を達成することを可能にし得る。
BxPハンドオフ
論理BxPは、衛星アクセスネットワーク(SAN)、GNアンテナ、衛星ビーム、および順方向サービスリンク(FSL)周波数を含む4タプルによって一意に識別されることが可能であり、GNアンテナは図13のアンテナを指す。BxPハンドオフは、無線接続モードにあるUTの接続のBxP 4タプルが変化する場合、そのUTに対して発生する。
Table 4(表4)は、これらの4つのタイプのBxPハンドオフと、各タイプのBxPハンドオフのためのBxP 4タプルと関連付けられる変化(太字で強調されている)との例を列挙する。フィーダリンク切替えハンドオフでは、BxPのみが変化し、全体のSANが変化するのではない。
BxPハンドオフは、THO_a_prioriと表記される先験的情報に基づくハンドオフ時間と、THO_recalcと表記されるUT測定報告を使用して再計算される新しいハンドオフ時間とのいずれかにおいて発生し、(たとえば、図14のように)THO_recalc=THO_a_priori±Δである。
衛星アンテナ指示誤差が先験的によく知られている場合、BxPハンドオフは、UTの衛星ハンドオフテーブル(たとえば、衛星およびセル遷移テーブル)だけに基づいてUTによって開始されるものとする。それ以外の場合、BxPハンドオフは、ソースAxPがUTの衛星およびセル遷移テーブルを更新する際に基づくものとする、ターゲットセルのUT測定とソースAxPへのUTによる後続の測定報告とを必要とし得る。
BxPハンドオフ - フィーダリンク切替え
図13を再び参照すると、第1の構成1302および第2の構成1304は、フィーダリンク切替えBxPハンドオフを示す。各衛星は、2つのGNへの二重フィーダリンク接続を有するが、1つのフィーダリンク接続のみが任意のある時間においてアクティブである。二重フィーダリンク接続は、衛星におけるアクティブフィーダリンク接続の瞬時的な切替えを可能にする。フィーダリンク切替えは、UTが同じ衛星、同じセル、および同じ周波数にハンドオーバーする、冪等ハンドオフに見える。しかしながら、フィーダリンク切替えBxPハンドオフはまた、いくつかのUTに対するセルのハンドオフと同じ時間に発生するようになされることが可能であり、この場合、ターゲットセルはソースセルとは異なる。
フィーダリンク切替えBxPハンドオフの呼フローは、以下で論じられる図15および図17に示されるものと同じである。図15の呼フローは、フィーダリンク切替えが発生した後でRLの同期を達成するためにUTがランダムアクセス手順を実行する必要のない場合に適用可能である。図17の呼フローは、フィーダリンク切替えが発生した後でRLの同期を達成するためにUTがランダムアクセス手順を実行する必要がある場合に適用可能である。
BxPハンドオフ - 非ランダムアクセス
図15は、UT測定および測定報告を伴わない、非ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローを示す。典型的な使用事例は、衛星内のBxPハンドオフである。呼フローは、UT1502と、ソースBxP1504と、ターゲットBxP1506と、ソースAxP1508と、GN1510との間にある。
UT測定および測定報告を伴わない、非ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローにおけるステップの説明が、以下で与えられる。初期パケットデータフローは、線1512、1514、および1516によって表される。
点1518において、ソースAxP1508は、ハンドオフアクティブ化時間の前(たとえば、THO_a_prioriの前)(たとえば、1秒前)に、ターゲットBxP1506をハンドオフのために事前構成する。ステップ1Aにおいて、ソースAxP1508は、無線接続再構成メッセージをUT1502に送信する。ステップ1Bにおいて、UT1502がメッセージを受信するのに適当な時間を有するように、メッセージは、ハンドオフアクティブ化時間よりも十分に前にUT1502へ送信される。このメッセージは、(たとえば、ハンドオフアクティブ化時間を示す)遷移テーブルの行および他のパラメータなどの、衛星ハンドオフ情報を含み得る。UT1502はタイマーT-4を始動する。T-4が期限切れになる(たとえば、ハンドオフ失敗が発生する)場合、UT1502は無線接続再確立手順を実行する。
ステップ2Aおよび2Bにおいて、ステップ1における無線接続再構成メッセージに含まれる衛星およびセル遷移テーブルの単一の行に基づいて、UT1502とソースAxP1508の両方が同時に、ハンドオフアクティブ化時間において(たとえば、THO_a_prioriにおいて)BxPハンドオフを準備する。したがって、UT1502はソースBxP1504からターゲットBxP1506へハンドオフするのを準備し、ソースAxP1508はUT1502をソースBxP1504からターゲットBxP1506にハンドオフするのを準備する。
ステップ3において、UT1502は媒体アクセス制御(MAC)状態をリセットする。UT1502は次いで、新しいセル(たとえば、FL同期)を取得する。
ステップ4において、ハンドオフアクティブ化+セル間離調時間の後で、ターゲットBxP1506は、UT1502にRLグラント+チャネル品質インジケータ(CQI)要求を送信する。RLグラントは、無線接続再構成メッセージ(ステップ1参照)においてソースAxP1508がUT1502に割り当てたUT識別子(UT-ID)に宛てられる。
ステップ5において、ターゲットBxP1506からRLグラントを受信すると、UT1502は、タイマーT-4を止め(たとえば、ハンドオフが成功した)、ソースAxP1508への転送(ステップ5B)のために、CQI報告および無線接続再構成完了メッセージをターゲットBxP1506に送信する(ステップ5A)。無線接続再構成完了メッセージは、情報要素(IE)を含まず、古い鍵(たとえば、それぞれKintおよびKenc)を用いて完全性保護および暗号化が行われる。最終的なパケットデータフローは、線1520、1522、および1524によって表される。
図16は、UT測定および測定報告を伴う、非ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローを示す。典型的な使用事例は、衛星内のBxPハンドオフである。呼フローは、UT1602と、ソースBxP1604と、ターゲットBxP1606と、ソースAxP1608と、GN1610との間にある。
UT測定および測定報告を伴う、非ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローにおけるステップの説明が、以下に続く。初期パケットデータフローは、線1612、1614、および1616によって表される。
UT1602が所与のソースセルによってサービスされる間にUT1602に送信される無線接続再構成メッセージは、次のターゲットセルのための測定をいつ行うかをUT1602に指示し得る。したがって、点1617において、以前のセルの中にある間、ソースAxP1608は、測定時間に対応するメジャメントギャップ情報(たとえば、ギャップパターン)を用いてUT1602を構成し得る。ソースAxP1608はこの情報を送信することがあり、それは、衛星指示誤差が、理想的なハンドオフ時間±Δにおいて衛星ハンドオフが行われることを求め、それによって、UT1602による測定を余儀なくすることがあるからである。ステップ1Aおよび1Bにおいて、ソースAxP1608は、無線接続再構成メッセージをUT1602に送信する。このメッセージは、メジャメントギャップ構成情報および測定アクティブ化/非アクティブ化時間を(ハンドオフアクティブ化時間および本明細書で説明される他のIEに加えて)含む。ステップ3において、UT1602は、ソースAxP1608から受信したメジャメントギャップ構成情報に従って、ターゲットセルの信号強度を測定する。パケットデータフローは、線1618、1620、および1622によって表されるように続く。
ステップ4Aおよび4Bにおいて、UT1602は、信号強度のイベントベースの報告を使用して、ソースセルとターゲットセルの両方の信号強度(たとえば、RSRP)を示す測定報告を、ソースAxP1608に送信する。ソースAxP1608は、測定報告をトリガするための基準としてイベント1(ソースセルが閾値より良好になること)を使用するように、UT1602を構成する。ソースAxP1608は、ソースセルの信号強度が閾値より常に大きくなるように十分低く閾値を設定し、これによって、測定報告をソースAxP1608へ送信するようにUT1602をトリガする。同様に、ソースAxP1608は、測定報告をトリガするための基準としてイベント4(ターゲットセルが閾値より良好になること)を使用するように、UT1602を構成する。ソースAxP1608は、ターゲットセルの信号強度が閾値より常に大きくなるように十分低く閾値を設定し、これによって、測定報告をソースAxP1608へ送信するようにUT1602をトリガする。他の報告基準も使用され得る。
ステップ5において、UT測定報告に基づいて(ステップ4参照)、ソースAxP1608は、新しいハンドオフアクティブ化時間(たとえば、THO_recalc)を計算し、新しいハンドオフアクティブ化時間の前(たとえば、THO_recalcの前)に、ターゲットBxP1606をハンドオフのために事前構成する。たとえば、衛星エフェメリス情報、ビームパターン、およびUT測定報告に基づいて、ソースAxP1608は、理想的なハンドオフ時間±Δにおいて行われるようにBxPハンドオフを準備し得る。ステップ6Aおよび6Bにおいて、ソースAxP1608は、無線接続再構成メッセージをUT1602に送信する。新しいハンドオフアクティブ化時間を含む、メッセージの内容が本明細書において説明される。任意選択で、メッセージは、メジャメントギャップ構成情報および測定アクティブ化/非アクティブ化時間も含み得る。UT1602がメッセージを受信するのに適当な時間を有するように、メッセージは、新しいハンドオフアクティブ化時間よりも十分に前にUT1602へ送信される。UT1602はタイマーT-4を始動する。T-4が期限切れになる(たとえば、ハンドオフ失敗が発生する)場合、UT1602は無線接続再確立手順を実行する。また、ソースAxP1608がタイムリーにUT1602から測定報告を受信しない場合、ソースAxP1608は、ターゲットBxP1606とUT1602の両方をハンドオフのために構成するとき、古いハンドオフアクティブ化時間(たとえば、THO_a_priori)を使用する。
ステップ6における無線接続再構成メッセージに含まれる衛星およびセル遷移テーブルの単一の行に基づいて、UT1602とソースAxP1608の両方が同時に、新しいハンドオフアクティブ化時間において(たとえば、THO_recalcにおいて)BxPハンドオフを準備する。
ステップ7において、UT1602はMAC状態をリセットする。UT1602は、新しいセル(たとえば、FL同期)を取得する。
ステップ8Aにおいて、ハンドオフアクティブ化+セル間離調時間の後で、ターゲットBxP1606は、UT1602にRLグラント+CQI要求を送信する。RLグラントは、無線接続再構成メッセージ(ステップ3参照)においてソースAxP1608がUT1602に割り当てたUT-IDに宛てられる。
ターゲットBxP1606からRLグラントを受信すると、UT1602は、タイマーT-4を止め(たとえば、ハンドオフが成功した)、CQI報告(ステップ8A)および無線接続再構成完了メッセージをターゲットBxP1606/ソースAxP1608に送信する(ステップ9Aおよび9B)。無線接続再構成完了メッセージは、IEを含まず、古い鍵(たとえば、それぞれKintおよびKenc)を用いて完全性保護および暗号化が行われる。最終的なパケットデータフローは、線1624、1626、および1628によって表される。
BxPハンドオフ - ランダムアクセス
図17は、UT測定および測定報告を伴わない、ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローを示す。典型的な使用事例は、衛星間のBxPハンドオフである。呼フローは、UT1702と、ソースBxP1704と、ターゲットBxP1706と、ソースAxP1708と、GN1710との間にある。
UT測定および測定報告を伴わない、ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローにおけるステップの説明が、以下に続く。初期パケットデータフローは、線1712、1714、および1716によって表される。
ステップ1Aおよび1Bにおいて、ソースAxP1708は、ハンドオフアクティブ化時間の前(たとえば、THO_a_prioriの前)に、ハンドオフのためのターゲットBxP1706を事前構成する。ソースAxP1708は、無線接続再構成メッセージをUT1702に送信する。メッセージの内容は本明細書において説明される。UT1702がメッセージを受信するのに適当な時間を有するように、メッセージは、ハンドオフアクティブ化時間よりも十分に前にUT1702へ送信される。UT1702はタイマーT-4を始動する。T-4が期限切れになる(たとえば、ハンドオフ失敗が発生する)場合、UT1702は無線接続再確立手順を実行する。
ステップ2において、ステップ1における無線接続再構成メッセージに含まれる衛星およびセル遷移テーブルの単一の行に基づいて、UT1702とソースAxP1708の両方が同時に、ハンドオフアクティブ化時間において(たとえば、THO_a_prioriにおいて)BxPハンドオフを準備する。これらの動作は、図15に関連して上で論じられた対応する動作と同様であり得る。
ステップ3において、UT1702はMAC状態をリセットする。UT1702は、新しいセル(たとえば、FL同期)を取得する。括弧1718によって表されるように、ステップ1がRA手順の指令を含まない場合、ステップ4〜7は必要ではない。
ハンドオフアクティブ化+衛星間離調時間の後、ターゲットBxP1706は、非コンテンションベースのランダムアクセス手順を実行するようにUT1702をトリガするために、専用のプリアンブルシグネチャを含むFL制御チャネル(FLCC)指令をUT1702に送信する。これは、UT1702が後でRLの同期を達成することを可能にする。
ステップ4において、UT1702は、ランダムアクセス上で非コンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをターゲットBxP1706に送信する。非コンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをUT1702から受信すると、ターゲットBxP1706は、受信されたシグネチャシーケンスを検証する。
ステップ5において、ターゲットBxP1706は、UTの適切なグループ(たとえば、RA-RNTI)に宛てられるランダムアクセス応答をUT1702に送信する。ランダムアクセス応答は、ページングエリア(PA)、RLグラント(CQI要求を含む)、および一時UT-IDを含む。
専用のプリアンブルシグネチャが使用される場合、RLグラントはCQI要求を含み得る。この場合、プロセスは点1720からステップ8Bにスキップし得る。それ以外の場合、ステップ6および7を含むブロック1722の動作とステップ8Aの動作が実行され得る。
(たとえば、ステップ8Aにおいて)ターゲットBxP1706からRLグラント+CQI要求を受信すると、UT1702は、タイマーT-4を止め(たとえば、ハンドオフが成功した)、CQI報告(ステップ8B)をターゲットBxP1706に送信する。専用のプリアンブルシグネチャが使用される場合、UT1702はまた、ソースAxP1708への転送(ステップ9B)のために、無線接続再構成完了メッセージをターゲットBxP1706に送信する(ステップ9A)。無線接続再構成完了メッセージは、IEを含まず、古い鍵(たとえば、それぞれKintおよびKenc)を用いて完全性保護および暗号化が行われる。最終的なパケットデータフローは、線1724、1726、および1728によって表される。
図18および図19は、UT測定および測定報告を伴う、ランダムアクセスベースのBxPハンドオフの呼フローを示す。典型的な使用事例は、衛星間のBxPハンドオフである。呼フローは、UT1802と、ソースBxP1804と、ターゲットBxP1806と、ソースAxP1808と、GN1810との間にある。
UT測定および測定報告を伴う、ランダムアクセスベースのBxPハンドオフにおけるステップの説明が、以下に続く。初期パケットデータフローは、線1812、1814、および1816によって表される。
図18を最初に参照すると、以前のセルの中にある間、UT1802は、(ハンドオフアクティブ化時間および本明細書において説明される他のIEに加えて)メジャメントギャップ構成情報および測定アクティブ化/非アクティブ化時間を伴う無線接続再構成メッセージにおいて、ソースAxP1808によって構成された。ステップ1において、UT1802は、ソースAxP1808から受信したメジャメントギャップ構成情報に従って、ターゲットセルの信号強度を測定する。パケットデータフローは、線1818、1820、および1822によって表されるように続く。
ステップ2において、UT1802は、信号強度のイベントベースの報告を使用して、ソースセルとターゲットセルの両方の信号強度(たとえば、RSRP)を示す測定報告を、ソースAxP1808に送信する。ソースAxP1808は、測定報告をトリガするための基準としてイベント1(ソースセルが閾値より良好になること)を使用するように、UT1802を構成する。ソースAxP1808は、ソースセルの信号強度が閾値より常に大きくなるように十分低く閾値を設定し、これによって、測定報告をソースAxP1808へ送信するようにUT1802をトリガする。同様に、ソースAxP1808は、測定報告をトリガするための基準としてイベント4(ターゲットセルが閾値より良好になること)を使用するように、UT1802を構成する。ソースAxP1808は、ターゲットセルの信号強度が閾値より常に大きくなるように十分低く閾値を設定し、これによって、測定報告をソースAxP1808へ送信するようにUT1802をトリガする。他の報告基準も使用され得る。
UT測定報告に基づいて(ステップ2参照)、ソースAxP1808は、新しいハンドオフアクティブ化時間(たとえば、THO_recalc)を計算し、新しいハンドオフアクティブ化時間の前(たとえば、THO_recalcの前)に、ハンドオフのためのターゲットBxP1806を事前構成する。
ステップ3〜11の動作は、図17のステップ1〜9に対応する。したがって、これらの動作は簡単に論じられる。ステップ3において、ソースAxP1808は、無線接続再構成メッセージをUT1802に送信する。ハンドオフアクティブ化時間を含む、メッセージの内容が本明細書において説明される。任意選択で、メッセージは、メジャメントギャップ構成情報および測定アクティブ化/非アクティブ化時間も含み得る。UT1802がメッセージを受信するのに適当な時間を有するように、メッセージは、ハンドオフアクティブ化時間よりも十分に前にUT1802へ送信される。UT1802はタイマーT-4を始動する。T-4が期限切れになる(たとえば、ハンドオフ失敗が発生する)場合、UT1802は無線接続再確立手順を実行する。また、ソースAxP1808がタイムリーにUT1802から測定報告を受信しない場合、ソースAxP1808は、ターゲットBxP1806とUT1802の両方をハンドオフのために構成するとき、古いハンドオフアクティブ化時間(たとえば、THO_a_priori)を使用する。
ステップ4において、ステップ3における無線接続再構成メッセージに含まれる衛星およびセル遷移テーブルの単一の行に基づいて、UT1802とソースAxP1808の両方が同時に、新しいハンドオフアクティブ化時間において(たとえば、THO_recalcにおいて)BxPハンドオフを準備する。
ステップ5において、UT1802はMAC状態をリセットする。UT1802は、新しいセル(たとえば、FL同期)を取得する。
図19を参照すると、ハンドオフアクティブ化+セル間離調時間の後、ターゲットBxP1806は、非コンテンションベースのランダムアクセス手順を実行するようにUT1802をトリガするために、専用のプリアンブルシグネチャを含むFLCC命令をUT1802に送信する。これは、UT1802が後でRLの同期を達成することを可能にする。
ステップ6において、UT1802は、ランダムアクセス上で非コンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをターゲットBxP1806に送信する。非コンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをUT1802から受信すると、ターゲットBxP1806は、受信されたシグネチャシーケンスを検証する。
ステップ7において、ターゲットBxP1806は、適切なRA-RNTIに宛てられるランダムアクセス応答をUT1802に送信する。ランダムアクセス応答は、ページングエリア、RLグラント(CQI要求を含む)、および一時UT-IDを含む。
ターゲットBxP1806からRLグラント+CQI要求を受信すると(ステップ10A)、UT1802は、タイマーT-4を止め(たとえば、ハンドオフが成功した)、CQI報告をターゲットBxP1806に送信し(ステップ10B)、無線接続再構成完了メッセージをターゲットBxP1806/ソースAxP1808に送信する(ステップ11)。無線接続再構成完了メッセージは、IEを含まず、古い鍵(たとえば、それぞれKintおよびKenc)を用いて完全性保護および暗号化が行われる。最終的なパケットデータフローは、線1824、1826、および1828によって表される。
BxPハンドオフ - フェールオーバー
イントラGNのGNアンテナフェールオーバーでは、衛星にサービスするアンテナアセンブリが障害を起こす。この場合、2つのシナリオのうちの1つが可能である。第1のシナリオでは、UTは、通常の動作(たとえば、GNによるUTのためのFLリソースおよびRLリソースのスケジューリング、HARQ再送信およびARQ再送信)の一部としてGNによって管理される、接続およびデータサービスの短い中断を経験する。第2のシナリオでは、UTがFL同期の喪失を経験し、または、無線リンク障害(RLF)をもたらす接続およびデータサービスの重大な中断がある。
AxPハンドオフ
AxP間ハンドオフは、負荷平準化の目的で、または、行政上の領域の境界を超えることをもたらすUTの位置の変化によるAxP間ハンドオフを必要とする静止していないUTのために実行され得る。AxPハンドオフ手順は、AxPハンドオフ準備、AxPハンドオフ実行、およびAxPハンドオフ完了という3つの別個の段階を備える。
以下の手順は、AxPハンドオフ準備のために使用され得る。
無線制御(RC)肯定応答モバイル(AM:acknowledged mobile)データベアラでは、データの直接の転送が適用される場合、順方向リンクと逆方向リンクの両方のデータ転送のためにRL-AMデータベアラごとに(ソースAxPからターゲットAxPへの一方向に)確立され得る。逆に、データの間接的な転送が適用される場合、トンネルは、順方向リンクと逆方向リンクの両方のデータ転送のためにRL-AMデータベアラごとに(GNを介してソースAxPからターゲットAxPへの一方向に)確立され得る。
RC非肯定応答モバイル(UM:unacknowledged mobile)データベアラでは、データの直接の転送が適用される場合、トンネルは、順方向リンクのデータ転送だけのためにRL-UMデータベアラごとに(ソースAxPからターゲットAxPへの一方向に)確立され得る。逆方向リンクデータは、ソースAxPからターゲットAxPに転送されないが、代わりにソースAxPによってGNに送信される。逆に、データの間接的な転送が適用される場合、トンネルは、順方向リンクのデータ転送だけのためにRL-UMデータベアラごとに(ソースAxPからターゲットAxPへの一方向に)確立され得る。逆方向リンクデータは、ソースAxPからターゲットAxPに転送されないが、代わりにソースAxPによってGNに送信される。
以下の手順は、AxPハンドオフ実行のために使用され得る。
RL-AMデータベアラでは、逆方向リンクの転送されるデータは、シーケンス番号(SN)を含む。順方向リンクの転送されるデータは、SNを含むことがあり、または、順方向リンクデータがソースAxPによりまだSNを割り当てられることなくGNから受信される場合には、含まないことがある。ソースAxPは、順方向リンクSNと逆方向リンクSNの両方とフレーム番号(FN)情報とをターゲットAxPに送信する。MAC状態およびRL状態がリセットされる。
RL-UMデータベアラでは、順方向リンクの転送されるデータは、SNを含むことがあり、または、順方向リンクデータがソースAxPによりまだSNを割り当てられることなくGNから受信される場合には、含まないことがある。順方向リンクの転送されるデータがSNを含む場合、ターゲットAxPは、(SNとFNの両方をリセットした後で)最初にこのデータをUTに送信すべきである。状態がリセットされる(たとえば、順方向リンクと逆方向リンクのSNおよびFNがリセットされる)。MAC状態およびRL状態がリセットされる。
以下の手順は、ハンドオフ完了のために使用され得る。
RL-AMデータベアラでは、UTは、欠けている/受信された順方向リンクプロトコルデータユニット(PDU)のリストをターゲットAxPに送信することができ、ターゲットAxPは、欠けている/受信された逆方向リンクPDUのリストをUTに送信することができる。RL-AMデータベアラとRL-UMデータベアラの両方について、データベアラごとの順方向リンクトンネルがソースAxPからターゲットAxPに切り替えられ、UTリソースがソースAPにおいて解放される。
図20〜図22は、モビリティ管理(MM)の再配置を伴わず、GNの再配置を伴わない、AxPハンドオフの呼フローを示す。図20はハンドオフ準備を図示する。図21はハンドオフ実行を図示する。図22はハンドオフ完了を図示する。AxPハンドオフの呼フローにおけるステップの説明が以下に続く。
最初に図18を参照すると、呼フローは、UT2002と、ソースBxP2004と、ターゲットBxP2006と、ソースAxP2008と、ターゲットAxP2012と、モビリティ管理(MM)2014(たとえば、MM構成要素)と、GN2010との間にある。初期パケットデータフローは、線2016、2018、および2020によって表される。
ステップ1において、ソースAxP2008は、衛星エフェメリス情報およびビームパターンに基づいて、UT2002をターゲットセルおよびターゲットAxP2012にハンドオーバーするという判断を行う。
ステップ2において、ソースAxP2008は、ターゲットAxP2012におけるリソースの準備を要求するために、ハンドオフ必要メッセージをMM2014に送信する。このメッセージは、ターゲットAxP2012のページングエリア識別子(PAI)(MM2014がステップ3においてどのターゲットAxP2012にハンドオフ要求メッセージを送信すべきかを決定できるように)、直接データ転送経路が(たとえば、適切なインターフェースを介して)利用可能かどうか、および、ソースAxP2008におけるUTの無線リソース構成と、ソースAxP2008におけるUTのセキュリティ構成と、ターゲットセルID(たとえば、準備されるべきビームを示すターゲットBxP ID)と、無線ベアラ情報(ソースAxP2008が順方向リンクデータの転送を行うことを提案するかどうかを含む)とを備えるハンドオフ準備情報メッセージを搬送する、ソースツーターゲットトランスペアレントコンテナ(source-to-target transparent container)(MM2014を通じて透過的に渡される)を含む。
ステップ3において、MM2014は、ターゲットAxP2012におけるリソースの準備を要求するために、ハンドオフ要求メッセージをターゲットAxP2012に送信する。メッセージは、ハンドオフ要求メッセージにおいて搬送されるソースツーターゲットトランスペアレントコンテナ(ステップ2参照)、セットアップされるべきデータベアラのリスト(たとえば、サービス品質(QoS)情報、データベアラごとのGNトンネリングプロトコル(TP)アドレス指定情報)、およびセキュリティコンテキスト情報(たとえば、ユーザプレーントラフィックおよび無線シグナリングのための新しいセキュリティ鍵のターゲットAxPによる導出の間の1ホップセキュリティのための、NH、NCCの1つのペア)を含む。
ステップ4において、MM2014からハンドオフ要求メッセージを受信すると、ターゲットAxP2012は、UEコンテキストを確立できると判断する。
ステップ5において、ターゲットAxP2012は、ターゲットAxP2012において準備されたリソースについてMM2014に知らせるために、ハンドオフ要求肯定応答メッセージをMM2014に送信する。このメッセージは、無線接続再構成メッセージを構築するときにソースAxP2008によって使用されるべきハンドオフコマンドメッセージを搬送する、ターゲットツーソーストランスペアレントコンテナ(MM2014を通じて透過的に渡される)を含む(ステップ8参照)。ハンドオフ要求肯定応答メッセージはまた、(たとえば、ソースAxP2008を介してではなく、GN2010からターゲットAxP2012へ直接送信されるデータのための)データベアラごとの指定されたインターフェース上のターゲットAxPダウンリンクTPアドレス指定情報を含む、セットアップされるべきデータベアラのリストを含む。ハンドオフ要求メッセージは、(ソースAxP2008がデータベアラのための順方向リンクデータ転送を行うことを提案し、ターゲットAxP2012がその提案を受け入れる場合)データベアラごとの追加のターゲットAxP2012順方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがあり、(ターゲットAxP2012がRL-AMデータベアラのための逆方向リンクデータ転送を行うようにソースAxP2008に要求する場合)データベアラごとのターゲットAxP逆方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがある。
ステップ6において、(たとえば、指定されたインターフェースを介して)データの間接的な転送が適用される場合、MM2014は、間接データ転送トンネル作成要求メッセージをGN2010に送信する。このメッセージは、適宜、データベアラID、指定されたインターフェースでの順方向リンクデータの間接的な転送のためのターゲットAxPのトンネルIDおよびIPアドレス、ならびに、指定されたインターフェース上での逆方向リンクデータの間接的な転送のためのターゲットAxPのトンネルIDおよびIPアドレスという情報を、データベアラごとに含む、データベアラのリストを含む。続いて、GN2010が、間接データ転送トンネル応答作成メッセージをMM2014に送信する。このメッセージは、適宜、データベアラID、指定されたインターフェースでの順方向リンクデータの間接的な転送のためのGNのトンネルIDおよびIPアドレス、ならびに、指定されたインターフェース上での逆方向リンクデータの間接的な転送のためのGNのトンネルIDおよびIPアドレスという情報を、データベアラごとに含む。
ステップ7において、MM2014は、ハンドオフのためのリソースがターゲットAxP2012において受信されていることをソースAxP2008に知らせるために、ハンドオフ命令メッセージをソースAxP2008に送信する。このメッセージは、無線接続再構成メッセージを構築するとき(ステップ8参照)にソースAxP2008によって使用されるべきハンドオフ要求肯定応答メッセージにおいて搬送されるターゲットツーソーストランスペアレントコンテナ(ステップ5参照)を含む。ハンドオフ命令メッセージはまた、セットアップされるべきデータベアラのリストを含む。(たとえば、適切なインターフェースを介して)データの直接転送が適用される場合、メッセージは、(ソースAxP2008がデータベアラのための順方向リンクデータ転送を行うことを提案し、ターゲットAxP2012がその提案を受け入れる場合)データベアラごとのターゲットAxP順方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがあり、(ターゲットAxP2012がRL-AMデータベアラのための逆方向リンクデータ転送を行うようにソースAxP2008に要求する場合)データベアラごとのターゲットAxP逆方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがある。(たとえば、指定されたインターフェースを介して)データの間接転送が適用される場合、メッセージは、(ソースAxP2008がデータベアラのための順方向リンクデータ転送を行うことを提案し、ターゲットAxP2012がその提案を受け入れる場合)データベアラごとのGN順方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがあり、(ターゲットAxP2012がRL-AMデータベアラのための逆方向リンクデータ転送を行うようにソースAxP2008に要求する場合)データベアラごとのGN逆方向リンクTPアドレス指定情報を含むことがある。ステップ6を参照されたい。また、このメッセージは、新しい衛星およびセル遷移テーブルを含む。ハンドオフ命令メッセージを受信すると、ソースAxP2008は、UTのデータベアラのための送信機/受信機のステータスを凍結する。
ステップ8において、ソースAxP2008は、無線接続再構成メッセージをUT2002に送信する。このメッセージは、新しいUT-ID、ターゲットBxP2006のためのPCIおよび周波数、セキュリティ情報、必要に応じた無線リソース共通のおよび専用の構成情報(たとえば、ランダムアクセス情報、CQI報告情報)、ならびに、ターゲットデータベアラ構成情報(現在の構成からの変化がある場合)を含む。このメッセージはまた、ターゲットAxP2012を一意に識別する新しいページングエリア識別子を含む。ソースAxP2008から無線接続再構成メッセージを受信すると、UEはタイマーT-4を始動する。T-4が期限切れになる(たとえば、ハンドオフ失敗が発生する)場合、UT2002は無線接続再確立手順を実行する。
ステップ9において、UT2002は、ターゲットAxP2012へのハンドオフを実行するときに使用されるべき、新しいKAxP、KUPenc、Kint、およびKencを導出する。
図21を参照すると、RL-AMデータベアラに対して、UT2002はMAC状態およびRL状態をリセットする(ステップ10)。RL-UMデータベアラに対して、UT2002は、MAC、RL、および状態をリセットする。UT2002は続いて、新しいセル(たとえば、FL同期)を取得する。
ステップ11および12において、ソースAxP2008は、MM2014を介してUTステータス転送メッセージをターゲットAxP2012に送信する。ソースAxP2008は、少なくとも1つのデータベアラだけがRL-AM動作のために構成される場合にのみ、このメッセージをターゲットAxP2012に送信する。このメッセージは、逆方向リンクSNおよびFN受信機ステータス、順方向リンクSNおよびFN送信機ステータス、ならびに、(任意選択で)逆方向リンクサービスデータユニット(SDU)の受信ステータス(ターゲットAxP2012がRL-AMデータベアラのための逆方向リンクデータ転送を行うようにソースAxP2008に要求し、ソースAxP2008がその要求を受け入れた場合)という情報を、RL-AMデータベアラごとに含む。また、RL-AMデータベアラおよびRL-UMデータベアラに対して、ソースAxP2008は、(ソースAxP2008データベアラバッファに記憶されている)順方向リンクデータをターゲットAxP2012へ順番に転送することを開始する。RL-AMデータベアラに対して、これは、対応するPDUの配信の成功がUT2002によって(たとえば、RLステータスPDUを介して)確認されなかったSNを有するすべての順方向リンクSDUを含む。RL-AMデータベアラおよびRL-UMデータベアラに対して、これはまた、GN2010から指定されたインターフェース上で到達する新しい順方向リンクデータを含む。逆方向リンクデータ転送が適用されるRL-AMデータベアラに対して、ソースAxP2008は、順序が狂って受信されたSNを有する逆方向リンクSDUを、ターゲットAxP2012へ転送することを開始する。逆方向リンクデータ転送が適用されないRL-AMデータベアラに対して、ソースAxP2008は、順序が狂って受信された逆方向リンクSDUを廃棄する。RL-UMデータベアラに対して、ソースAxP2008は、順序が狂って受信された逆方向リンクSDUを、指定されたインターフェースを介してGN2010に送信する。データの直接転送が適用される場合、ソースAxP2008は適切なインターフェース上でデータをターゲットAxP2012に転送することに留意されたい。
データの間接転送が適用される場合、ソースAxP2008は、GN2010を介して指定されたインターフェース上でデータ2022をターゲットAxP2012に転送する。転送されたデータは、ターゲットAxPデータベアラバッファに記憶される(ステップ12)。
ステップ12において、UT2002は、ランダムアクセス上のコンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをターゲットBxP2006に送信する(ここでソースBxP2004およびターゲットBxP2006は同じエンティティであり得る)。ランダムアクセスプリアンブルをUT2002から受信すると、ターゲットBxP2006は、受信されたシグネチャシーケンスを検証する。専用のプリアンブルシグネチャがターゲットBxP2006において利用可能であり、ステップ8においてUT2002が専用のプリアンブルシグネチャを割り当てられる場合、UT2002は、ランダムアクセス上のコンテンションフリーのランダムアクセスプリアンブルをターゲットBxP2006に送信し、その結果、コリジョンの可能性はない。
ステップ14において、ターゲットBxP2006は、適切なRA-RNTIに宛てられるランダムアクセス応答をUT2002に送信する。ランダムアクセス応答は、ページングエリア、RLグラント、および一時UT-IDを含む。
ブロック2030の動作において、UT2002は、無線接続再構成完了メッセージをターゲットAxP2012に送信する(ステップ15)。このメッセージはIEを含まない。無線接続再構成完了メッセージは、それぞれ新しいKintおよびKencを用いて完全性保護および暗号化が行われ、UD-ID MAC制御要素(CE)、ならびに、PAI MAC制御要素および位置管理情報(LMI)MAC制御要素という2つの新しいMAC制御要素とともに送信される。UT-ID MAC制御要素は、無線接続再構成メッセージにおいてターゲットAxP2012によってUT2002に割り当てられるUT-IDを含む(ステップ8参照)。PAI MAC制御要素は、ステップ8においてターゲットAxP2012によってUT2002に割り当てられるPAIを含む。LMI MAC制御要素は、UTの最新の位置情報を含む。ターゲットBxP2006は、どのAxPに無線接続再構成完了メッセージを転送すべきかを決定するために、PAI MAC制御要素を構文解析する。ターゲットBxP2006は、(たとえば、ステップ19ではなく)このときにハンドオフ通知メッセージをMM2014に送信し得る。UT2002はコンテンション解決タイマーを始動する。
ステップ16において、ターゲットBxP2006は、新しい送信のためのRLグラントをUT2002に送信する。RLグラントは、無線接続再構成メッセージにおいてターゲットAxP2012がUT2002に割り当てたUT-IDに宛てられる(ステップ8参照)。ターゲットBxP2006からRLグラントを受信すると、UT2002はコンテンション解決タイマーおよびタイマーT-4を止める。UT2002は、シグナリング無線ベアラ(たとえば、SRB1およびSRB2)上で逆方向リンクシグナリングを、すべてのデータ無線ベアラ(DRB)上で逆方向リンクデータを送信することを開始し得る。UT2002はまた、SRB1およびSRB2上で順方向リンクシグナリングを、すべてのDRB上で順方向リンクの転送されるデータを受信することを開始し得る。
ここで図22を参照すると、逆方向リンクデータ転送が適用されるRL-AMデータベアラに対して、ターゲットAxP2012は、欠けている逆方向リンクPDUおよび受信された逆方向リンクPDUのリストを含むステータス報告メッセージをUT2002に送信する(ステップ17)。ターゲットAxP2012は、MM2014を介したソースAxP2008からのUTステータス転送メッセージ中の情報を使用して(ステップ11参照)ステータス報告を構築する。ターゲットAxP2012からステータス報告メッセージを受信すると、UT2002は、その配信の成功がステータス報告メッセージによって確認されているいずれのPDUの再送信も実行しない。逆方向リンクPDUの再送信が成功裏に完了した後で、UT2002は、新しいRL-AM逆方向リンクPDUをターゲットAxP2012に送信することを開始する。逆方向リンクSNがRL-AMデータベアラごとに維持されるので、ターゲットAxP2012は、シーケンス中の配信および重複の回避のために、ウィンドウベースの機構を使用する。RL-UMデータベアラのために、UT2002は、新しいRL-UM逆方向リンクPDUをターゲットAxP2012に送信することを開始する。上のパケットデータフローは、矢印2032、2034、および2036によって表される。
ソースAxP2008が再確立の間に逆方向リンク上でステータス報告を送信するようにUT2002を構成した、すべてのRL-AMデータベアラに対して、UT2002は、欠けている順方向リンクPDUおよび受信された順方向リンクPDUのリストを含むステータス報告メッセージをターゲットAxP2012に送信する(ステップ18)。このメッセージを受信すると、ターゲットAxP2012は、SNとともに、およびSNを伴わずにソースAxP2008によってターゲットAxP2012に転送された順方向リンクPDUを、UEに送信することを開始する。このパケットデータフローは、矢印2038および2040によって表される。ターゲットAxP2012は、そのRL-AMデータベアラのためにソースAxP2008から1つまたは複数のTP終了マーカーパケットを受信するまで、これを行い続ける。ターゲットAxP2012は、その配信の成功がUT2002からのステータス報告メッセージによって確認されているあらゆるPDUの再送信を実行しない。順方向リンクSNがRL-AMデータベアラごとに維持されるので、UT2002は、シーケンス中の配信および重複の回避のために、ウィンドウベースの機構を使用する。RL-UMデータベアラに対して、ターゲットAxP2012は、(SNがRL-UMデータベアラごとに維持されないので、元のSNを継続することなく)ソースAxP2008によってターゲットAxP2012に転送された順方向リンクPDUをUT2002に送信することを開始する。ターゲットAxP2012は、各RL-UMデータベアラのためにソースAxP2008から1つまたは複数のTP終了マーカーパケットを受信するまで、これを行い続ける。
ステップ19は、ステップ15の直後に行われ得る。ステップ19において、ターゲットAxP2012は、UT2002がターゲットセルにおいて識別されたこととハンドオフが完了したこととをMM2014に知らせるために、ハンドオフ通知メッセージをMM2014に送信する。このメッセージは、ターゲットAxP2012のPAIおよびターゲットセルID(たとえば、UT2002がその中で識別されたビームを示すターゲットBxP ID)を含む。
ステップ20において、MM2014は、ベアラ修正要求メッセージをGN2010に送信する。このメッセージは、データベアラID、ターゲットAxPのトンネルID、および順方向リンクユーザプレーンのIPアドレス(UTのデータベアラを一意に識別するための)という情報をデータベアラごとに含む、データベアラのリストを含む。
ステップ21において、GN2010は、順方向リンクデータパスをソースAxP2008からターゲットAxP2012に切り替え、データベアラごとの1つまたは複数のTP終了マーカーパケット2042をソースAxP2008に送信する。GN2010はまた、UT2002に宛てられる順方向リンクデータをターゲットAxP2012へ直接送信することを開始する(矢印2044および2046)。ソースAxP2008は、データベアラごとのTP終了マーカーパケットをターゲットAxP2012に転送する。ソースAxP2008からデータベアラごとのTP終了マーカーパケットを受信すると、ターゲットAxP2012は、GN2010からUT2002に直接、受信された順方向リンクデータを送信することを開始し得る。データの直接転送が適用される場合、ソースAxP2008は適切なインターフェース上でTP終了マーカーパケット2048をターゲットAxP2012に転送することに留意されたい。データの間接転送が適用される場合、ソースAxP2008は、GN2010を介してデータをターゲットAxP2012に転送する(矢印2050)。
ステップ22において、GN2010は、ベアラ修正応答メッセージをMM2014に送信する。このメッセージは、データベアラIDおよび原因(たとえば、要求が受け入れられたこと)という情報をデータベアラごとに含む、データベアラのリストを含む。
ステップ23Aにおいて、MM2014は、UEコンテキスト解放命令メッセージをソースAxP2008に送信して、S1インターフェース上でのUT関連のS1論理接続の解放を要求する。続いて、ステップ23Bにおいて、ソースAxP2008は、UEコンテキスト解放命令メッセージをMM2014に送信して、適切なインターフェース上でのUT関連の論理接続の解放を確認する。ステップ24において、ソースAxP2008は、UT無線のリソースおよびコンテキストを解放する。ステップ25において、間接データ転送トンネル要求(ステップ6からの)が削除される。最終的なパケットデータフローは、線2052、2054、および2056によって表される。
衛星およびセル遷移テーブルの使用
いくつかの実装形態では、AxPは、必要に応じて、UTの位置および/もしくは速度、衛星の位置、衛星ビーム/セルのパターン、衛星ビーム/セルのオン/オフスケジュール、または衛星指示誤差のうちの1つまたは複数を使用して、衛星およびセル遷移テーブルを生成および/または更新し得る。UTの位置および/または速度は、指定される場合、無線シグナリングメッセージを介してUTによって送信され得る。経時的な時間の位置が、エフェメリスデータから取得され得る。たとえば、複数のGNを含む所与の衛星アクセスネットワーク(SAN)において、SAN中のNOC/SOCは、SAN中のすべてのAxPに更新された衛星エフェメリス情報を提供し得る。
いくつかの実装形態では、システムは、接続モードハンドオフのために使用されるべき衛星およびセル遷移テーブルの単一の行(たとえば、上に記載されたTable 2(表2)の行)をUTに提供する。たとえば、ソースAxP/BxPは、UTがまだサービングセル上にある間にUTに送信される無線接続再構成メッセージの情報要素(IE)に、衛星およびセル遷移テーブルのその単一の行を含め得る。したがって、UTが1つのセル/ビームによってサービスされている間、UTは、UTが別のセル/ビームへの遷移に使用すべき衛星およびセル遷移情報を受信し得る。
BxPハンドオフにおける構成メッセージ
上で言及されたように、各衛星ビームは、固有のデータおよび制御チャネル、ならびに信号を有する、別個のセルと見なされ得る。UTがあるセルから別のセルにハンドオーバーしているとき、ソースセルに対して有効であった無線構成パラメータのうちのいくつかが、ターゲットセル上でのUTの動作のために変化することがあり、更新されなければならないことがある。
サービングセルのための無線パラメータの無線再構成のために使用される無線メッセージはまた、ターゲットセルのための更新された構成パラメータを配信するために使用される。
AxPは、ターゲットセルのための再構成パラメータをソースセルに通信する(図15のステップ1、また、図16、図17、および図18における無線接続再構成の配信にも適用可能である)。ターゲットセルのための再構成メッセージは、図15のステップ1において図示されるように、ハンドオフが発生する前にソースセルによってUTへ配信される。信頼性のある送信を可能にするようにタイムリーな方式でメッセージを受信するための時間をUTが有するように、メッセージの送信はハンドオフより十分前に行われる必要がある。ターゲットセルのための再構成メッセージを受信すると、UTはそれを記憶し、ターゲットセル上での通信を開始するとその再構成を適用する。
ハンドオフは、ハンドオフ遷移テーブル(Table 4(表4))に基づいて実行され、BxPハンドオフのために定義される手順の後に続く。データおよび制御の交換が開始する前にUTが新しいサービングセルに対して適切に構成されるように、新しい構成はハンドオフの時点で適用される。
ターゲットビームのための無線再構成メッセージは、UT固有(専用)である無線パラメータとセル固有(共通)である無線パラメータとを含み得る。それらは、専用(Dedicated)、MAC構成、非連続受信(DRX)に関するパラメータ、電力ヘッドルーム報告(PHR)、バッファステータス報告(BSR)スケジューリング要求(SR)、HARQ、SPS構成、半永続スケジューリングのためのパラメータ(周期、リソース)、PHY構成、データチャネルおよび制御チャネルの電力制御に関する専用PHYパラメータ、CQI報告、サウンディング参照信号(SRS)、SR、ランダムアクセス構成、UT-ID、PCI、共通無線リソース構成、ランダムアクセスのための共通パラメータ(プリアンブル情報、電力制御、管理情報など)、物理ランダムアクセス(ルートシーケンス情報および物理ランダムアクセス構成インデックスなど)、参照信号の電力および電力制御、RL参照信号、ACK/NACKおよびCQIマッピング、SRS(帯域幅およびサブフレーム構成など)、p-Max(セルにおけるUTのRL送信電力を制限するために使用される)であり得る。UT-IDは各サービングセルのためのUTに提供されるので、セルごとに約5000個のUTという規定された数に一意に対処するには、16ビットのUT-IDで十分であり得ることに留意されたい。
無線リンク障害
通常の動作の間、UTがある衛星またはセル/ビームから別の衛星またはセル/ビームにハンドオフされるとき、ハンドオフをサポートするGNエンティティとUTとの間で、ハンドオフのためのシグナリングが完了される。ハンドオフシグナリングが完了する前にUTがGNとの通信を失う場合、無線リンク障害(RLF)が(たとえば、UTにおいて)宣言され得る。RLFは、様々なあり得る理由で、たとえば、雨もしくは雪による減衰の影響で、または建物もしくは木による遮蔽により、セルへの接続をUTが失うことで、システムにおいて発生し得る。この場合、UTは、GNとの通信を再確立するために、RLF復元機構を利用し得る。RLF手順は、同じソースセルに、または異なる(たとえば、ターゲット)セルにUTを再接続することを試みる。
図23は、RLF手順のための呼フローの例を示す。この呼フローは、UT2302と、ソースBxPまたはターゲットBxP2304と、ソースAxPまたはターゲットAxP2306との間にある。呼フローのステップの説明が以下に続く。
ステップ1において、無線リンク検出手順は、RLF(たとえば、無線リンク接続についての問題)を検出するために使用される。これは、物理層において(例:SNRがある閾値より低い場合)、またはMAC層において(例:ある数のパケットが誤って復号される場合)、またはRL層において(例:メッセージに対して最大の数のRL再送信に達した場合)、行われ得る。UT2302は、ターゲット衛星およびセルの探索および選択手順を開始することによって、無線接続再確立手順を開始する。
UT2302が適切なターゲット衛星およびセルを取得した後で(ステップ2)、UT2302は、ランダムアクセス上のコンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルをターゲットBxP2304に送信する(ステップ3)。ランダムアクセスプリアンブルをUT2302から受信すると、ターゲットBxP2304は、受信されたシグネチャシーケンスを検証する。ターゲットBxP2304は、ソースBxPと同じであり得る(たとえば、UT2302は、RLFが発生する前にUT2302が接続されていたのと同じセルを選ぶ)。
ステップ4において、ターゲットBxP2304は、適切なUT-IDに宛てられるランダムアクセス応答をUT2302に送信する。ランダムアクセス応答は、ページングエリア、RLグラント、および一時UT-IDを含む。
ステップ5において、UT2302は、2つの新しいMAC制御要素(PAI MAC制御要素およびLMI MAC制御要素)とともに無線接続再確立要求メッセージを適切なターゲットAxP2306に送信する。無線接続再確立メッセージは、無線接続再確立手順の間の検証のために、UTの古いUT-ID、古いPCI、およびMAC-Iを含む。PAI MAC制御要素は、ソースAxPによってUT2302に割り当てられる最新のPAIを含む。PAIは、ハンドオフがRLFの前に進行中であった場合にはターゲットAxPに属し、それ以外の場合、PAIはソースAxPに属す。LMI MAC制御要素は、UTの最新の位置情報を含む。ターゲットBxP2304は、どのAxPに無線接続再確立要求メッセージを転送すべきかを決定するために、PAI MAC制御要素およびLMI MAC制御要素を構文解析する。PAI MAC制御要素にマッピングされたAxPによって扱われない行政上の領域をLMI MAC制御要素が示す場合、ターゲットBxP2304は、無線接続再確立要求メッセージを適切なターゲットAxPに転送する(これは、無線接続再確立手順の失敗をもたらし、UT2302にNAS復元手順(たとえば、サービス要求手順)を開始させる)。UT2302はタイマーT-3を始動する。T-3が期限切れになる(たとえば、無線接続再確立手順が失敗する)と、UT2302はNASサービス要求手順を実行する。
ステップ6において、ターゲットAxP2306は、(コンテンション解決をもたらすために)UEコンテンション解決識別情報MAC制御要素とともに無線接続再確立メッセージをUT2302に送信する。無線接続再確立メッセージは、新しい制御プレーンおよびユーザプレーンの鍵を導出するためにUT2302によって使用される、セキュリティ構成情報を含む(ステップ7参照)。このメッセージはSRB1構成情報も含み得る。
ステップ7において、UT2302は、再確立された無線接続とともに使用されるべき新しいKAxP、KUPenc、Kint、およびKencを導出する。
ステップ8において、UT2302は、無線接続再確立完了メッセージをターゲットAxP2306に送信する。このメッセージは、IEを含まず、それぞれ新しいKintおよびKencを用いて完全性保護および暗号化が行われる。
ステップ9において、ターゲットAxP2306は、無線接続再構成メッセージをUT2302に送信する。このメッセージはSRB2およびDRB構成情報を含む。
ステップ10において、UT2302は、無線接続再構成完了メッセージをターゲットAxP2306に送信する。このメッセージはIEを含まない。最終的なパケットデータフローは、線2312および2314によって表される。
例示的な動作
上のことに留意すると、UTのハンドオフを支援してUTおよび/またはGNによって実行され得る動作の追加の例が、ここで図24〜図38に関して説明される。
図24は、本開示のいくつかの態様による、衛星ハンドオフ情報を生成して使用するためのプロセス2400の例を示す図である。プロセス2400は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2400は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2400は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2400は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2402において、GN(または他の適切な装置)が任意選択で、ユーザ端末から情報を受信する。たとえば、GNは、ユーザ端末の能力および位置の情報を受信し得る。
ブロック2404において、衛星ハンドオフ情報の生成がGN(または他の適切な装置)においてトリガされる。この情報は、衛星およびビーム/セル遷移テーブルの一部またはすべてを備え得る。たとえば、テーブルの生成は、衛星へのユーザ端末のハンドオフに基づいて、または、ユーザ端末からの測定メッセージの受信に基づいてトリガされ得る。
ブロック2406において、GN(または他の適切な装置)は、特定の衛星の特定のビームのためのハンドオフ時間を指定する、衛星ハンドオフ情報を生成する。たとえば、この情報は、セル/ビームと衛星との間で遷移するためのタイミングを示すテーブルであり得る。いくつかの態様では、テーブルは任意選択で、ブロック2002においてユーザ端末から受信された情報に一部基づく。
ブロック2408において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末に衛星ハンドオフ情報を送信する。
ブロック2410において、GN(または他の適切な装置)は、衛星ハンドオフ情報に基づいて、異なるセル/ビームおよび少なくとも1つの衛星へのユーザ端末のためのハンドオフを実行する。
図25は、本開示のいくつかの態様による、衛星ハンドオフ情報を使用するためのプロセス2500の例を示す図である。プロセス2500は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2500は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2500は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2500は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2502において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が任意選択で、測定メッセージを送信する。
ブロック2504において、ユーザ端末(または他の適切な装置)は、特定の衛星の特定のビームのためのハンドオフ時間を指定する、衛星ハンドオフ情報を受信する。たとえば、この情報は、セル/ビームと衛星との間で遷移するためのタイミングを示すテーブルであり得る。
ブロック2506において、ユーザ端末(または他の適切な装置)は、衛星ハンドオフ情報に基づいて、特定の衛星の特定のビームへの(たとえば、異なるセル/ビームおよび少なくとも1つの衛星への)ハンドオフを実行する。
図26は、本開示のいくつかの態様による、ユーザ端末能力情報をシグナリングするためのプロセス2600の例を示す図である。プロセス2600は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2600は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2600は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2600は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2602において、ユーザ端末能力情報の送信がユーザ端末(または他の適切な装置)においてトリガされる。たとえば、この送信は、衛星への初期接続の結果としてトリガされ得る。
ブロック2604において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、能力メッセージを生成する。いくつかの態様では、このメッセージは、UTが複数のセル/ビームおよび/もしくは衛星を感知できるかどうかを示し、ならびに/または、このメッセージは、UTのセル/ビーム間同調時間および/もしくは衛星間同調時間を示す。
ブロック2606において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、能力メッセージをGNに送信する。
図27は、本開示のいくつかの態様による、ユーザ端末能力を使用するためのプロセス2700の例を示す図である。プロセス2700は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2700は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2700は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2700は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2702において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末から能力メッセージを受信する。この能力メッセージはユーザ端末能力情報を含む。
ブロック2704において、GN(または他の適切な装置)が、衛星ハンドオフ情報を生成する。たとえば、テーブルまたはテーブルの一部分が、ユーザ端末能力情報(たとえば、同調時間)、ユーザ端末位置情報、衛星の動き、エフェメリス情報、および稼働しているシステムが原因の制約に一部基づいて、生成され得る。
ブロック2706において、GN(または他の適切な装置)は、ユーザ端末能力情報に一部基づいて、ユーザ端末のためのハンドオフ手順を選択する。たとえば、ユーザ端末からの測定メッセージを監視することが、ユーザ端末が二重感知に対応するかどうかに基づいて、有効または無効にされ得る。したがって、装置は、ユーザ端末能力情報に基づいて、装置が測定メッセージを監視することを有効または無効にし得る。
図28は、本開示のいくつかの態様による、ユーザ端末位置情報をシグナリングするためのプロセス2800の例を示す図である。プロセス2800は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2800は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2800は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2800は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2802において、ユーザ端末位置情報の送信がユーザ端末(または他の適切な装置)においてトリガされる。これは、初期接続の結果であることがあり、または、UTが地理的な境界(ジオフェンシング)を超えるかどうかに基づくことがあり、または、誤差の限界を超えたかどうかに基づくことがある。
ブロック2804において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、位置メッセージを生成する。いくつかの態様では、このメッセージは、UTが静止している場合は現在の位置を示すことがあり、またはUTが移動している場合には運動ベクトルを示すことがある。
ブロック2806において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、位置メッセージをGNに送信する。
図29は、本開示のいくつかの態様による、ユーザ端末位置情報を使用するためのプロセス2900の例を示す図である。プロセス2900は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス2900は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス2900は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2900は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック2902において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末から位置メッセージを受信する。この位置メッセージはユーザ端末位置情報を含む。
ブロック2904において、GN(または他の適切な装置)は、ユーザ端末位置情報に一部基づいて、衛星ハンドオフ情報を生成する。たとえば、UTが静止している場合、GNは、現在のUT位置に基づいてテーブルまたはテーブルの一部分を生成し得る。別の例として、UTが移動している場合、GNは、UTの運動ベクトルに基づいてテーブル(または一部分)を生成し得る。
図30は、本開示のいくつかの態様による、ユーザ端末ハンドオフプロセス3000の例を示す図である。プロセス3000は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3000は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3000は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3000は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3002において、次回のユーザ端末のハンドオフがユーザ端末(または他の適切な装置)において示される。たとえば、ハンドオフは衛星ハンドオフ情報に基づいて示され得る。
ブロック3004において、ユーザ端末(または他の適切な装置)は、衛星信号(たとえば、衛星ハンドオフ情報において示される衛星からの信号)を測定する。
ブロック3006において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、測定メッセージを送信するかどうかを決定する。いくつかの態様では、この決定は、現在のセル/ビームおよび/もしくは衛星からの信号が不適当であるかどうか、または、ターゲットセル/ビームおよび/もしくは衛星からの信号が不適当であるかどうかを決定することを伴い得る。
ブロック3008において、妥当な場合、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、測定メッセージを送信し、新しい衛星ハンドオフ情報を受信する。いくつかの態様では、このメッセージは、ハンドオフのタイミングを早める/遅らせるための測定データおよび/または要求を含み得る。したがって、いくつかの態様では、ユーザ端末は、ブロック3004において測定された信号に基づいて測定メッセージを送信し、測定メッセージを送信した結果として衛星ハンドオフ情報を受信し得る。
ブロック3010において、ユーザ端末(または他の適切な装置)は、衛星ハンドオフ情報に従ってターゲットセル/ビームおよび/または衛星にハンドオフする。
図31は、本開示のいくつかの態様による、GNハンドオフプロセス3100の例を示す図である。プロセス3100は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3100は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3100は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3100は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3102において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末から測定メッセージを受信する。
ブロック3104において、GN(または他の適切な装置)が、測定メッセージに基づいて、衛星ハンドオフ情報を修正するかどうかを決定する。
ブロック3106において、妥当な場合、GN(または他の適切な装置)が、衛星ハンドオフ情報を修正し(たとえば、遷移のタイミングを早め、または遅らせ)、修正された衛星ハンドオフ情報をユーザ端末に送信する。
ブロック3108において、GN(または他の適切な装置)は、衛星ハンドオフ情報に従ってユーザ端末のハンドオフを行う。
図32は、本開示のいくつかの態様による、衛星間のハンドオフシグナリングプロセス3200の別の例を示す図である。プロセス3200は、GN、ユーザ端末、または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3200は、図2のGNコントローラ280によって実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3200は、図4の制御プロセッサ420によって実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3200は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3200は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される1つまたは複数の動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3200は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3202において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、GNにおける第1のNACによって制御される第1の衛星に接続する。
ブロック3204において、GNにおける第2のNACによって制御される第2の衛星へのユーザ端末(または他の適切な装置)のハンドオフが示される。
ブロック3206において、第2のNAC(または他の適切な装置)が、ユーザ端末のための衛星ハンドオフ情報を生成する。
ブロック3208において、第2のNAC(または他の適切な装置)が、第1のNACに衛星ハンドオフ情報を送信する。
ブロック3210において、第1のNAC(または他の適切な装置)が、ユーザ端末に衛星ハンドオフ情報を送信する。
ブロック3212において、ユーザ端末(または他の適切な装置)は、衛星ハンドオフ情報に従って第2の衛星にハンドオフされる。
図33は、本開示のいくつかの態様による、エフェメリス情報をシグナリングするためのプロセス3300の例を示す図である。プロセス3300は、GN、ユーザ端末、または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3300は、図2のGNコントローラ250によって実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3300は、図4の制御プロセッサ420によって実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3300は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される1つまたは複数の動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3300は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される1つまたは複数の動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3300は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3302において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末にエフェメリス情報を送信する。
ブロック3304において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、エフェメリス情報を受信する。
ブロック3306において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、衛星と同期するためにエフェメリス情報を使用する。
図34は、本開示のいくつかの態様による、無線リンク障害プロセス3400の例を示す図である。プロセス3400は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3400は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3400は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3400は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3402において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、セル/ビームまたは衛星への接続を失う。
ブロック3404において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、無線リンク障害モードに入る。
ブロック3406において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、(たとえば、ユーザ端末に記憶されているエフェメリス情報に基づいて)代替のセル/ビームおよび/または衛星を特定する。
ブロック3408において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、代替のセル/ビームおよび/または衛星を使用して接続を確立する。
ブロック3410において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、新しい接続を介してGNと通信する。
ブロック3412において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、無線リンク障害モードから出る。
図35は、本開示のいくつかの態様による、メジャメントギャップ関連プロセス3500の例を示す図である。プロセス3500は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3500は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3500は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3500は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3502において、GN(または他の適切な装置)が、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップが必要とされるかどうかを決定する。
ブロック3504において、メジャメントギャップが必要とされない場合、GN(または他の適切な装置)は、離調時間を衛星ハンドオフ情報に含めない。
ブロック3506において、メジャメントギャップが必要である場合、GN(または他の適切な装置)が、衛星信号を測定するために使用されるべきメジャメントギャップを決定する。
ブロック3508において、GN(または他の適切な装置)が、メジャメントギャップを示す情報をユーザ端末に送信する。
図36は、本開示のいくつかの態様による、メジャメントギャップ関連プロセス3600の例を示す図である。プロセス3600は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3600は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3600は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3600は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3602において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、(たとえば、GNからの)衛星信号を測定するためのメジャメントギャップを示す情報を受信する。
ブロック3604において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、(受信された情報によって示される)メジャメントギャップの間に、少なくとも1つの衛星からの信号を測定する。
図37は、本開示のいくつかの態様による、ユーザキュープロセス3700の例を示す図である。プロセス3700は、GNまたは何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3700は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3700は、図46の装置4600によって(たとえば、処理回路4610によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3700は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3702において、GN(または他の適切な装置)が、ユーザ端末のハンドオフの時間を決定する。
ブロック3704において、GN(または他の適切な装置)が、ハンドオフの前に少なくとも1つのユーザキューを転送する。
図38は、本開示のいくつかの態様による、ランダムアクセスプロセス3800の例を示す図である。プロセス3800は、ユーザ端末または何らかの他の好適な装置(デバイス)の中に配置され得る処理回路内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス3800は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。いくつかの実装形態では、プロセス3800は、図49の装置4900によって(たとえば、処理回路4910によって)実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス3800は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック3802において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、専用のプリアンブルシグネチャを受信する(たとえば、UTが制御チャネル命令においてGNから専用のプリアンブルシグネチャを受信する)。
ブロック3804において、ユーザ端末(または他の適切な装置)が、専用のプリアンブルシグネチャを使用して非コンテンションベースのランダムアクセス手順を実行する。
第1の例示的な装置
図39は、本開示の1つまたは複数の態様に従って通信するように構成された装置3900の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。たとえば、装置3900は、UTまたは衛星通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で、具現化し、または実装され得る。したがって、いくつかの態様では、装置3900は、図1のUT400またはUT401の例であり得る。様々な実装形態では、装置3900は、衛星システム構成要素、車両部品、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で、具現化するか、または実装され得る。
装置3900は、通信インターフェース3902(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)、記憶媒体3904、ユーザインターフェース3906、メモリデバイス(たとえば、メモリ回路)3908、および処理回路3910(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース3906は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。
これらの構成要素は、図39において接続線によって一般に表される、シグナリングバスまたは他の適切な構成要素を介して互いに結合され、かつ/または互いに電気通信するように配置され得る。シグナリングバスは、処理回路3910の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。シグナリングバスは、通信インターフェース3902、記憶媒体3904、ユーザインターフェース3906、およびメモリデバイス3908の各々が、処理回路3910に結合され、かつ/または処理回路3910と電気通信するように、様々な回路を一緒につなぐ。シグナリングバスはまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路(図示せず)をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。
通信インターフェース3902は、伝送媒体を通じて他の装置と通信するための手段を提供する。いくつかの実装形態では、通信インターフェース3902は、ネットワークの中の1つまたは複数の通信デバイスに対する双方向での情報の通信を円滑にするように適合された、回路および/またはプログラミングを含む。いくつかの実装形態では、通信インターフェース3902は、装置3900のワイヤレス通信を円滑にするように適合される。これらの実装形態では、通信インターフェース3902は、ワイヤレス通信システム内でのワイヤレス通信のために、図39に示されるような1つまたは複数のアンテナ3912に結合され得る。通信インターフェース3902は、1つまたは複数のスタンドアロンの受信機および/または送信機、ならびに1つまたは複数のトランシーバを用いて構成され得る。示される例では、通信インターフェース3902は送信機3914と受信機3916を含む。通信インターフェース3902は、受信するための手段および/または送信する手段の一例として機能する。
メモリデバイス3908は、1つまたは複数のメモリデバイスを表し得る。示されるように、メモリデバイス3908は、アイドルモードハンドオフ情報3918を、装置3900によって使用される他の情報とともに維持し得る。いくつかの実装形態では、メモリデバイス3908および記憶媒体3904は、共通のメモリ構成要素として実装される。メモリデバイス3908はまた、処理回路3910、または装置3900のいくつかの他の構成要素によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
記憶媒体3904は、プロセッサ実行可能コードもしくは命令(たとえば、ソフトウェア、ファームウェア)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報などのプログラミングを記憶するための、1つまたは複数のコンピュータ可読、機械可読、および/またはプロセッサ可読のデバイスを表し得る。記憶媒体3904はまた、プログラミングを実行するときに処理回路3910によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。記憶媒体3904は、ポータブル記憶デバイスまたは固定式記憶デバイス、光学記憶デバイス、およびプログラミングを記憶するかまたは収容するかまたは搬送することが可能な様々な他の媒体を含む、汎用または専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の利用可能な媒体であり得る。
限定ではなく例として、記憶媒体3904は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、およびコンピュータによってアクセスされ得るとともに読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含み得る。記憶媒体3904は、製造品(たとえば、コンピュータプログラム製品)の中で具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含み得る。上記のことに鑑みて、いくつかの実装形態では、記憶媒体3904は、非一時的(たとえば、有形の)記憶媒体であり得る。
記憶媒体3904は、処理回路3910が記憶媒体3904から情報を読み取り、かつ記憶媒体3904に情報を書き込むことができるように、処理回路3910に結合され得る。すなわち、記憶媒体3904は、少なくとも1つの記憶媒体が処理回路3910と一体である例および/または少なくとも1つの記憶媒体が処理回路3910から分離されている例(たとえば、装置3900の中に存在する例、装置3900の外部に存在する例、複数のエンティティにわたって分散される例など)を含めて、記憶媒体3904が少なくとも処理回路3910によってアクセス可能であるように処理回路3910に結合され得る。
記憶媒体3904によって記憶されているプログラミングは、処理回路3910によって実行されると、処理回路3910に、本明細書において説明される様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、記憶媒体3904は、処理回路3910の1つまたは複数のハードウェアブロックにおける動作を調整するように、ならびにそれらのそれぞれの通信プロトコルを利用するワイヤレス通信に通信インターフェース3902を利用するように構成された、動作を含み得る。
処理回路3910は一般に、記憶媒体3904に記憶されたそのようなプログラミングの実行を含む処理のために適合される。本明細書において使用される「コード」または「プログラミング」という用語は、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、またはそれ以外で呼ばれるかにかかわらず、限定はされないが、命令、命令セット、データ、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、プログラミング、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、手順、関数などを含むように広く解釈されなければならない。
処理回路3910は、データを取得し、処理し、および/または送信し、データのアクセスおよび記憶を制御し、命令を出し、所望の動作を制御するように構成される。処理回路3910は、少なくとも1つの例において適切な媒体によって与えられる所望のプログラミングを実装するように構成される回路を含み得る。たとえば、処理回路3910は、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、および/または実行可能なプログラミングを実行するように構成される他の構造として実装され得る。処理回路3910の例は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理構成要素、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを含み得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、ならびに任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンを含み得る。処理回路3910はまた、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、いくつかのマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、ASICおよびマイクロプロセッサ、または任意の他の数の様々な構成などのコンピューティング構成要素の組合せとして実装され得る。処理回路3910のこれらの例は例示のためのものであり、本開示の範囲内の他の適切な構成も企図される。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路3910は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路3910は、図1〜図9および図40〜図42に関して説明されたステップ、機能、および/または処理のうちのいずれかを実行するように構成され得る。本明細書では、処理回路3910に関する「適合される」という用語は、処理回路3910が、本明細書において説明される様々な特徴に従った特定のプロセス、機能、動作、および/またはルーチンを実行するように構成されること、そのように使用されること、そのように実装されること、および/またはそのようにプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路3910は、図1〜図9および図40〜図42に関して説明された動作のうちのいずれか1つを実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)などの、特別なプロセッサであり得る。処理回路3910は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。いくつかの実装形態では、処理回路3910は、図4の制御プロセッサ420の機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
装置3900の少なくとも1つの例によれば、処理回路3910は、特定するための回路/モジュール3920、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、送信するための回路/モジュール3924、受信するための回路/モジュール3926、ハンドオフするための回路/モジュール3928、または位置情報を決定するための回路/モジュール3930のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、特定するための回路/モジュール3920、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、送信するための回路/モジュール3924、受信するための回路/モジュール3926、ハンドオフするための回路/モジュール3928、または位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、図4の制御プロセッサ420の機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
上述のように、記憶媒体3904によって記憶されているプログラミングは、処理回路3910により実行されると、処理回路3910に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路3910に、様々な実装形態において、図1〜図9および図40〜図42に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/またはプロセスを実行させることができる。図39に示されるように、記憶媒体3904は、特定するためのコード3932、送信するかどうかを決定するためのコード3934、送信するためのコード3936、受信するためのコード3938、ハンドオフするためのコード3940、または位置情報を決定するためのコード3942のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態において、特定するためのコード3932、送信するかどうかを決定するためのコード3934、送信するためのコード3936、受信するためのコード3938、ハンドオフするためのコード3940、または位置情報を決定するためのコード3942は、特定するための回路/モジュール3920、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、送信するための回路/モジュール3924、受信するための回路/モジュール3926、ハンドオフするための回路/モジュール3928、もしくは位置情報を決定するための回路/モジュール3930について本明細書で説明された機能を提供するために実行され、または別様に使用され得る。
特定するための回路/モジュール3920は、たとえば、少なくとも1つのハンドオフエントリと関連付けられる情報を特定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている特定するためのコード3932)を含み得る。いくつかの態様では、特定するための回路/モジュール3920(たとえば、特定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、特定するための回路/モジュール3920は、ハンドオフエントリと関連付けられる時間を特定する。たとえば、特定するための回路/モジュール3920は、アイドルモードハンドオフテーブル(たとえば、Table 1(表1))に基づいて時間を特定し得る。ここで、アイドルモードハンドオフテーブルは、特定の衛星へのハンドオフの開始時間を示すエントリを含み得る。この目的で、特定するための回路/モジュール3920は、エントリ情報を(たとえば、メモリデバイス3908、受信するための回路/モジュール3926、または装置3900の何らかの他の構成要素から)取得する。特定するための回路/モジュール3920は次いで、この情報を処理して、エントリと関連付けられる時間(たとえば、フレーム番号)を決定し得る。特定するための回路/モジュール3920は次いで、この決定の指示(たとえば、時間を示す)を生成し、この指示を装置3900の構成要素(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、メモリデバイス3908、または何らかの他の構成要素)に送信する。
いくつかの実装形態では、特定するための回路/モジュール3920は、ハンドオフエントリのセットの中の有効なエントリの量を特定する。たとえば、特定するための回路/モジュール3920は、いくつの有効なエントリがアイドルモードハンドオフテーブル(たとえば、Table 1(表1))の中に残っているかを決定し得る。この目的で、特定するための回路/モジュール3920は、ハンドオフエントリ情報を(たとえば、メモリデバイス3908、受信するための回路/モジュール3926、または装置3900の何らかの他の構成要素から)取得する。いくつかのシナリオでは、特定するための回路/モジュール3920は、この情報を処理してテーブルの中に残っている有効なエントリの数を決定し得る(たとえば、期限切れになった後でエントリがテーブルの中に残っている場合)。たとえば、特定するための回路/モジュール3920は、各エントリに対する時間の値(たとえば、ハンドオフ時間)を現在の時間と比較し、それによって、どのエントリがまだ経過していない時間に相当するかを決定し得る。いくつかのシナリオでは、特定するための回路/モジュール3920は、この情報を処理して残っているエントリの総数を決定し得る(たとえば、期限切れになるとエントリがテーブルから除去される場合)。いずれの場合でも、特定するための回路/モジュール3920は、この決定の指示(たとえば、決定された量を示すカウント)を生成し、この指示を装置3900の構成要素(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、メモリデバイス3908、または何らかの他の構成要素)に送信する。
送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、たとえば、情報を送信するかどうかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体3904に記憶されている送信するかどうかを決定するためのコード3934)を含み得る。いくつかの態様では、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922(たとえば、送信するかどうかを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、送信されるべき情報は、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を含み得る。いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、(たとえば、特定するための回路/モジュール3920、メモリデバイス3908、または何らかの他の構成要素から)送信の判断を行うために使用される情報を取得する。
いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、ハンドオフエントリのセットの特定のエントリと関連付けられる時間の指示を取得し得る。この場合、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、(たとえば、テーブルの中の有効なエントリの数が少なくなっていることが原因で)ハンドオフエントリのセットが更新されるべきであることをその時間が示すかどうかに基づいて、要求を送信するかどうかを決定し得る。たとえば、要求の送信は、現在の時間と示された時間との差が閾値の期間未満である場合にトリガされ得る。
いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、ハンドオフエントリのセットの中の有効なエントリの量の指示を取得し得る。この場合、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、(たとえば、テーブルの中の有効なエントリの数が少なくなっていることが原因で)ハンドオフエントリのセットが更新されるべきであることをその量が示すかどうかに基づいて、要求を送信するかどうかを決定し得る。たとえば、要求の送信は、有効なエントリの数が閾値のカウント(たとえば、1または2または何らかの他の量)未満である場合にトリガされ得る。
いずれのシナリオでも、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922は、上の決定の指示を生成し、この指示を、送信するための回路/モジュール3924、メモリデバイス3908、または装置3900の何らかの他の構成要素に送信する。
送信するための回路/モジュール3924は、たとえば、情報を送る(たとえば、出力または送信する)ことに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体3904に記憶されている送信するためのコード3936)を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール3924は、(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール3922、メモリデバイス3908、または装置3900の何らかの他の構成要素から)送信をトリガする指示を取得し得る。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール3924は、特定するための回路/モジュール3920、位置情報を決定するための回路/モジュール3930、メモリデバイス3908、または装置3900の何らかの他の構成要素から、送信されるべき情報(たとえば、要求メッセージ、指示、位置情報など)を取得し、情報を処理する(たとえば、送信のために情報を符号化する)ことができる。いくつかのシナリオでは、送信するための回路/モジュール3924は、情報を別のデバイスに送信する別の構成要素(たとえば、送信機3914、通信インターフェース3902、または何らかの他の構成要素)に情報を提供する。いくつかのシナリオでは(たとえば、送信するための回路/モジュール3924が送信機を含む場合)、送信するための回路/モジュール3924は、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して、情報を直接別のデバイス(たとえば、最終的な宛先)に送信する。
送信するための回路/モジュール3924(たとえば、送信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、送信するための回路/モジュール3924は、たとえば、本明細書で論じられるような処理回路に相当し得る。いくつかの態様では、送信するための回路/モジュール3924は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、送信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース3902は、送信するための回路/モジュール3924および/または送信するためのコード3936を含む。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール3924および/または送信するためのコード3936は、情報を送信するように通信インターフェース3902(たとえば、トランシーバまたは送信機)を制御するように構成される。
受信するための回路/モジュール3926は、たとえば、情報を受信することに関するいくつかの機能を実行するように適合された回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体3904上に記憶された、受信するためのコード3938)を含み得る。この情報は、限定はされないが、指示、ハンドオフエントリのセット、ハンドオフテーブルなどを含み得る。いくつかのシナリオでは、受信するための回路/モジュール3926は、(たとえば、通信インターフェース3902、メモリデバイス、または装置3900の何らかの他の構成要素から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、復号)し得る。いくつかのシナリオでは(たとえば、受信するための回路/モジュール3926がRF受信機である場合、またはそれを含む場合)、受信するための回路/モジュール3926は、情報を送信したデバイスから直接情報を受信し得る。いずれの場合でも、受信するための回路/モジュール3926は、取得された情報を装置3900の別の構成要素(たとえば、ハンドオフするための回路/モジュール3928、メモリデバイス3908、または他の何らかの構成要素)に出力し得る。
受信するための回路/モジュール3926(たとえば、受信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、受信するための回路/モジュール3926は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信/受信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、受信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース3902は、受信するための回路/モジュール3926および/または受信するためのコード3938を含む。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール3926および/または受信するためのコード3938は、情報を受信するように通信インターフェース3902(たとえば、トランシーバまたは受信機)を制御するように構成される。
ハンドオフするための回路/モジュール3928は、たとえば、ターゲットセル、ビーム、または衛星へのユーザ端末のためのハンドオフを実行することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体3904に記憶されているハンドオフするためのコード3940)を含み得る。いくつかの態様では、ハンドオフするための回路/モジュール3928(たとえば、ハンドオフするための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、ハンドオフエントリのセットに基づいて(たとえば、Table 1(表1))、ハンドオフするための回路/モジュール3928は、ターゲット衛星、ターゲットセル、またはターゲットビームのうちの1つまたは複数を特定する。この目的で、ハンドオフするための回路/モジュール3928は、この情報を収集し、この情報を処理してターゲット(および任意選択でターゲットの少なくともの1つの搬送波周波数)を特定し、ユーザ端末にターゲットと通信させるように装置3900の通信パラメータを再構成することができる。たとえば、ハンドオフするための回路/モジュール3928は、ハンドオフエントリのセットの中のタイミング情報に基づいて、特定の時間において特定の衛星の特定のセルへハンドオフするかどうかを決定することができる。別の例として、ハンドオフするための回路/モジュール3928は、ハンドオフエントリのセットの中の周波数情報に基づいて、特定の搬送波周波数上で特定の衛星の特定のセルへハンドオフするかどうかを決定することができる。ハンドオフが示される場合、ハンドオフするための回路/モジュール3928は、それに従ってハンドオフシグナリングを開始することができる。
位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、たとえば、装置の位置情報を決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体3904に記憶されている位置情報を決定するためのコード3942)を含み得る。いくつかの態様では、位置情報を決定するための回路/モジュール3930(たとえば、位置情報を決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかのシナリオでは、位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、装置の少なくとも1つの位置に関する情報を取得する。たとえば、位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、装置の現在の位置を示す全地球測位システム(GPS)座標をGPS受信機から取得し得る。別の例として、位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、装置の動き(たとえば、装置が移動した経路)を示す全地球測位システム(GPS)座標のセットをGPS受信機から取得し得る。いくつかのシナリオでは、この取得された情報は位置情報を構成し得る。いくつかのシナリオでは、位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、この取得された情報を処理して(たとえば、速さの指示または動きを示すベクトルを生成することによって)位置情報を生成し得る。最後に、位置情報を決定するための回路/モジュール3930は、送信するための回路/モジュール3924、メモリデバイス3908、または装置3900の何らかの他の構成要素に位置情報を出力する。
第1の例示的なプロセス
図40は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4000を示す。プロセス4000は、UTまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図39の処理回路3910)内で行われ得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4000は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック4002において、装置(たとえば、UT)が、ハンドオフエントリのセットのうちの特定のエントリと関連付けられる時間を特定する。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、装置のハンドオフのための衛星のセットを特定し得る。いくつかの態様では、その時間は衛星のセットのうちの1つの衛星へのハンドオフの開始時間を含み得る。いくつかの態様では、その特定のエントリはハンドオフエントリのセットの最後のエントリを含み得る。
ハンドオフエントリのセットは、異なる実装形態において異なる形をとり得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、アイドルモードハンドオフテーブルを含み得る。いくつかの態様では、この時間は、装置がアイドルモードにある間に、装置が衛星のセットのうちの1つの衛星にいつハンドオフすべきかを示し得る。いくつかの態様では、アイドルモードハンドオフテーブルは、各衛星のための、アイドルモードにある装置が衛星へハンドオフすべき時間を含み得る。いくつかの態様では、衛星のそのセットは装置のアイドルモード動作のためのものであり得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、各衛星のための、アイドルモードにある装置が衛星へハンドオフすべき時間を含み得る。
ブロック4004において、装置は、ブロック4002の特定された時間に基づいて、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を送信するかどうかを決定する。
ブロック4006において、装置は、決定が要求を送信するというものである場合、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を送信する。いくつかの態様では、その要求は、装置が地上ネットワーク(GN)との無線接続を確立するときに通信され得る。
いくつかの態様では、装置は、図40について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第2の例示的なプロセス
図41は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4100を示す。プロセス4100は、UTまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図39の処理回路3910)内で行われ得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4100は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック4102において、装置(たとえば、UT)が、ハンドオフエントリのセットの中の有効なエントリの量を特定する。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、装置のハンドオフのための衛星のセットを特定し得る。
ハンドオフエントリのセットは、異なる実装形態において異なる形をとり得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、アイドルモードハンドオフテーブルを含み得る。いくつかの態様では、衛星のそのセットは装置のアイドルモード動作のためのものであり得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、アイドルモードにある装置が衛星のセットの各衛星にハンドオフすべき時間を特定し得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、各衛星のための、アイドルモードにある装置が衛星へハンドオフすべき時間を含み得る。
ブロック4104において、装置は、特定された量に基づいて、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を送信するかどうかを決定する。いくつかの態様では、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を送信するかどうかの決定は、ハンドオフエントリのセットが1つの有効なエントリしか含まないかどうかを決定するステップを含み得る。
ブロック4106において、装置は、決定が要求を送信するというものである場合、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を送信する。いくつかの態様では、その要求は、装置が地上ネットワーク(GN)との無線接続を確立するときに通信され得る。
いくつかの態様では、装置は、図41について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第3の例示的なプロセス
図42は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4200を示す。プロセス4200の1つまたは複数の態様は、図40のプロセス4000または図41のプロセス4100とともに(たとえば、それに加えて、またはその一部として)使用され得る。プロセス4200は、UTまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図39の処理回路3910)内で行われ得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4200は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
任意選択のブロック4202において、装置(たとえば、UT)は、装置の(たとえば、UTの)位置情報を決定し得る。
ブロック4204において、装置は、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を(たとえば、GNに)送信する。
任意選択のブロック4206において、装置は要求とともに情報を送信し得る。たとえば、装置は、装置の位置情報、ハンドオフエントリのセットのうちの特定のエントリと関連付けられる時間の指示、ハンドオフエントリのセットと関連付けられる有効時間の指示、またはこれらの任意の組合せを送信し得る。
ブロック4208において、装置はハンドオフエントリの更新されたセットを(たとえば、ブロック4202において要求を送信した後で)受信する。
任意選択のブロック4210において、装置は、装置のためのカバレッジを提供する次のセルが送信するのに使うであろう少なくとも1つの搬送波周波数の指示を受信し得る。たとえば、UTは、GNからnextCellTransmitFreqパラメータを(たとえば、BIBメッセージを介して)受信し得る。上で論じられたように、このパラメータは、可能性のある周波数、単一の周波数などのリストを含み得る。
ブロック4212において、装置は、ハンドオフエントリの更新されたセットによって示される時間において、ハンドオフエントリの更新されたセットによって特定される衛星にハンドオフする。ブロック4210を使用するシナリオでは、このハンドオフは、示された少なくとも1つの搬送波周波数で行われ得る。
いくつかの態様では、装置は、図42について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第2の例示的な装置
図43は、本開示の1つまたは複数の態様による、通信するように構成された別の装置4300の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。たとえば、装置4300は、GNまたはワイヤレス通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で、具現化し、または実装され得る。したがって、いくつかの態様では、装置4300は、図1のGN200またはGN201の例であり得る。様々な実装形態では、装置4300は、ゲートウェイ、地上局、車両部品、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で、具現化するか、または実装され得る。
装置4300は、通信インターフェース(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)4302、記憶媒体4304、ユーザインターフェース4306、(たとえば、アイドルモードハンドオフ情報4318を記憶する)メモリデバイス4308、および処理回路(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)4310を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース4306は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。通信インターフェース4302は、1つまたは複数のアンテナ4312に結合されることがあり、送信機4314および受信機4316を含むことがある。一般に、図43の構成要素は、図39の装置3900の対応する構成要素と同様であり得る。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路4310は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路4310は、図1〜図9、図44、および図45に関して説明されたステップ、機能、および/または処理の1つまたは複数を実行するように構成され得る。処理回路4310に関する「適合される」という用語は、処理回路4310が、本明細書で説明される様々な特徴に従って、特定のプロセス、機能、動作および/またはルーチンを実行するように構成されること、利用されること、実装されること、および/またはプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路4310は、図1〜図9、図44、および図45に関して説明された動作のうちの1つまたは複数を実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)のなどの、特別なプロセッサであり得る。処理回路4310は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。様々な実装形態では、処理回路4310は、図2のGNコントローラ250の機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
装置4300の少なくとも1つの例によれば、処理回路4310は、特定するための回路/モジュール4320、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322、送信するための回路/モジュール4324、送信するための回路/モジュール4326、生成するための回路/モジュール4328、動きを決定するための回路/モジュール4330、またはいくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、特定するための回路/モジュール4320、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322、送信するための回路/モジュール4324、受信するための回路/モジュール4326、生成するための回路/モジュール4328、動きを決定するための回路/モジュール4330、またはいくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は、図2のGNコントローラ250の機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
上述のように、記憶媒体4304によって記憶されているプログラミングは、処理回路4310により実行されると、処理回路4310に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路4310に、様々な実装形態において、図1〜図9、図44、および図45に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/またはプロセスのうちの1つまたは複数を実行させることができる。図43に示されるように、記憶媒体4304は、特定するためのコード4340、送信するかどうかを決定するためのコード4342、送信するためのコード4344、受信するためのコード4346、生成するためのコード4348、動きを決定するためのコード4350、またはいくつのエントリを送信するかを決定するためのコード4352のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態において、特定するためのコード4340、送信するかどうかを決定するためのコード4342、送信するためのコード4344、受信するためのコード4346、生成するためのコード4348、動きを決定するためのコード4350、またはいくつのエントリを送信するかを決定するためのコード4352は、特定するための回路/モジュール4320、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322、送信するための回路/モジュール4324、受信するための回路/モジュール4326、生成するための回路/モジュール4328、動きを決定するための回路/モジュール4330、またはいくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332について本明細書で説明された機能を提供するために実行され、または別様に使用され得る。
特定するための回路/モジュール4320は、たとえば、少なくとも1つのハンドオフエントリと関連付けられる情報を特定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている特定するためのコード4340)を含み得る。いくつかの態様では、特定するための回路/モジュール4320(たとえば、特定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、特定するための回路/モジュール4320は、ハンドオフエントリのセットと関連付けられる有効時間を特定する。たとえば、特定するための回路/モジュール4320は、アイドルモードハンドオフテーブル(たとえば、Table 1(表1))の有効時間を特定し得る。この目的で、特定するための回路/モジュール4320は、時間情報を、メモリデバイス4308、受信するための回路/モジュール4326、または装置4300の何らかの他の構成要素から取得し得る。いくつかのシナリオでは、有効時間の特定は、(たとえば、UTなどの別の装置から)有効時間の指示を受信することを含み得る。いくつかのシナリオでは、有効時間の特定は、ハンドオフエントリのセットのうちの特定のエントリ(たとえば、最後のエントリ)と関連付けられる時間の指示を受信することを含み得る。いくつかの場合、特定するための回路/モジュール4320は、取得された情報を処理して、ハンドオフエントリのセットと関連付けられる有効時間を決定する。たとえば、特定するための回路/モジュール4320は、アイドルモードハンドオフテーブルの中の最後のエントリと関連付けられるハンドオフ時間を特定し得る。これらのシナリオのいずれでも、特定するための回路/モジュール4320はそれによって、有効時間の指示を生成し、この指示を装置4300の構成要素(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322、メモリデバイス4308、または何らかの他の構成要素)に送信する。
送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、たとえば、情報を送信するかどうかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304に記憶されている送信するかどうかを決定するためのコード4342)を含み得る。いくつかの態様では、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322(たとえば、送信するかどうかを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、送信されるべき情報は、ハンドオフエントリの更新されたセットに対する要求を含み得る。いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、(たとえば、特定するための回路/モジュール4320、動きを決定するための回路/モジュール4330、メモリデバイス4308、または何らかの他の構成要素から)送信の判断を行うために使用される情報を取得する。いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、ハンドオフエントリのセットと関連付けられる有効時間の指示を取得し得る。この場合、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、ハンドオフエントリのセットが更新されるべきであることを有効時間が示すかどうかに基づいて、要求を送信するかどうかを決定し得る。たとえば、要求の送信は、ハンドオフエントリが期限切れになったこと、またはまもなく期限切れになることを有効時間が示す場合に、トリガされ得る。いくつかのシナリオでは、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、別の装置(たとえば、UT)の動きの指示を取得し得る。この場合、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、たとえば他の装置がどれだけ速く動いているかに基づいて、要求を送信するかどうかを決定し得る。いずれの場合でも、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322は、決定の指示を生成し、この指示を、(たとえば、送信するための回路/モジュール4324、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素に)出力する。
送信するための回路/モジュール4324は、たとえば、情報を送る(たとえば、出力または送信する)ことに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304に記憶されている送信するためのコード4344)を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール4324は、(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4322、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素から)送信をトリガする指示を取得し得る。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール4324は、特定するための回路/モジュール4320、動きを決定するための回路/モジュール4330、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素から、送信されるべき情報(たとえば、要求メッセージ、指示、位置情報など)を取得し、情報を処理する(たとえば、送信のために情報を符号化する)ことができる。いくつかのシナリオでは、送信するための回路/モジュール4324は、情報を別のデバイスに送信する別の構成要素(たとえば、送信機4314、通信インターフェース4302、または何らかの他の構成要素)に情報を提供する。いくつかのシナリオでは(たとえば、送信するための回路/モジュール4324が送信機を含む場合)、送信するための回路/モジュール4324は、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して、情報を直接別のデバイス(たとえば、最終的な宛先)に送信する。
送信するための回路/モジュール4324(たとえば、送信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、送信するための回路/モジュール4324は、たとえば、本明細書で論じられるような処理回路に相当し得る。いくつかの態様では、送信するための回路/モジュール4324は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、送信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4302は、送信するための回路/モジュール4324および/または送信するためのコード4344を含む。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール4324および/または送信するためのコード4344は、情報を送信するように通信インターフェース4302(たとえば、トランシーバまたは送信機)を制御するように構成される。
受信するための回路/モジュール4326は、たとえば、情報を受信することに関するいくつかの機能を実行するように適合された回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304上に記憶された、受信するためのコード4346)を含み得る。この情報は、限定はされないが、指示、位置情報などを含み得る。いくつかのシナリオでは、受信するための回路/モジュール4326は、(たとえば、通信インターフェース4302、メモリデバイス、または装置4300の何らかの他の構成要素から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、復号)し得る。いくつかのシナリオでは(たとえば、受信するための回路/モジュール4326がRF受信機である場合、またはそれを含む場合)、受信するための回路/モジュール4326は、情報を送信したデバイスから直接情報を受信し得る。いずれの場合でも、受信するための回路/モジュール4326は、取得された情報を装置4300の別の構成要素(たとえば、生成するための回路/モジュール4328、メモリデバイス4308、または他の何らかの構成要素)に出力し得る。
受信するための回路/モジュール4326(たとえば、受信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、受信するための回路/モジュール4326は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信/受信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、受信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4302は、受信するための回路/モジュール4326および/または受信するためのコード4338を含む。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール4326および/または受信するためのコード4338は、情報を受信するように通信インターフェース4302(たとえば、トランシーバまたは受信機)を制御するように構成される。
生成するための回路/モジュール4328は、たとえば、ハンドオフエントリのセットを生成することに関するいくつかの機能を実行するように適合された回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304上に記憶された、生成するためのコード4348)を含み得る。いくつかの態様では、生成するための回路/モジュール4328(たとえば、生成するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの実装形態では、生成するための回路/モジュール4328は、別の装置(たとえば、UT)の位置情報に基づいてハンドオフエントリのセットを生成する。この目的で、生成するための回路/モジュール4328は、受信するための回路/モジュール4326、通信インターフェース4302、メモリデバイス、または装置4300の何らかの他の構成要素からこの位置情報を取得し得る。これにより、生成するための回路/モジュール4328は、衛星エフェメリス情報および位置情報に基づいてハンドオフエントリの更新されたセット(たとえば、Table 1(表1))を作成することができる。いくつかのシナリオでは、生成するための回路/モジュール4328は、送信すべきハンドオフエントリの数の指示を(たとえば、いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332から)受信する。生成するための回路/モジュール4328は次いで、この情報を(たとえば、送信するための回路/モジュール4324、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素)に出力する。
動きを決定するための回路/モジュール4330は、たとえば、装置の動きを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304に記憶されている動きを決定するためのコード4350)を含み得る。いくつかの態様では、動きを決定するための回路/モジュール4330(たとえば、動きを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかのシナリオでは、動きを決定するための回路/モジュール4330は、他の装置の位置情報に基づいて別の装置(たとえば、UT)の動きの指示を生成する。この目的で、動きを決定するための回路/モジュール4330は、受信するための回路/モジュール4326、通信インターフェース4302、メモリデバイス、または装置4300の何らかの他の構成要素からこの位置情報を取得し得る。これにより、動きを決定するための回路/モジュール4330は、この取得された情報を処理して(たとえば、速さの指示または動きを示すベクトルを生成することによって)動きの指示を生成し得る。動きを決定するための回路/モジュール4330は次いで、指示を(たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4324、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素に)出力する。
いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は、たとえば、いくつの更新されたハンドオフエントリが別の装置に送信されるべきかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4304に記憶されているいくつのエントリを送信するかを決定するためのコード4352)を含み得る。いくつかの態様では、いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332(たとえば、いくつのエントリを送信するかを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかのシナリオでは、いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は、他の装置の動きに基づいてエントリの数を決定する。この目的で、いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は、動きを決定するための回路/モジュール4330、メモリデバイス、または装置4300の何らかの他の構成要素から動き情報を取得し得る。それによって、いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は、この取得された情報を処理して、いくつのエントリを送信するかを決定し得る。たとえば、本明細書で論じられるように、比較的低速に動いているUTまたは静止しているUTに送信されるUTよりも比較的高速に動いているUTには、より少数のエントリが送信され得る。したがって、いくつかの態様では、エントリの数の決定は、少なくとも1つの動きの閾値、エントリの数への動きの対応付け、または他の判断基準に基づき得る。いくつのエントリを送信するかを決定するための回路/モジュール4332は次いで、送信すべきエントリの数の指示を(たとえば、生成するための回路/モジュール4328、メモリデバイス4308、または装置4300の何らかの他の構成要素に)出力する。
第4の例示的なプロセス
図44は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4400を示す。プロセス4400は、GNまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図43の処理回路4310)内で行われ得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4400は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック4402において、装置(たとえば、GN)が、ハンドオフエントリのセットと関連付けられる有効時間を特定する。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、別の装置(たとえば、UT)のハンドオフのための衛星のセットを特定し得る。いくつかの態様では、有効時間は、ハンドオフのエントリのセットが有効である時間の長さを示し得る。
有効時間の特定は、異なる実装形態において異なる形をとり得る。いくつかの態様では、有効時間の特定は、有効時間の指示を受信することを含み得る。いくつかの態様では、有効時間の特定は、ハンドオフエントリのセットのうちの特定のエントリと関連付けられる時間の指示を受信するステップと、受信された指示に基づいて有効時間を決定するステップとを含み得る。いくつかの態様では、有効時間の特定は、ハンドオフエントリのセットの中の最後の有効なエントリと関連付けられる時間を決定することを含み得る。
ハンドオフエントリのセットは、異なる実装形態において異なる形をとり得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、アイドルモードハンドオフテーブルを含み得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、他の装置のアイドルモード動作のための少なくとも1つの衛星を特定し得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、アイドルモードにある装置が衛星のセットの各衛星にハンドオフすべき時間を特定し得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、各衛星のための、アイドルモードにある装置が衛星へハンドオフすべき時間を含み得る。いくつかの態様では、ハンドオフエントリのセットは、装置によって他の装置に送信されるハンドオフエントリの最後のセットを含み得る。
ブロック4404において、装置は、ブロック4402の特定された有効時間に基づいて、ハンドオフエントリの更新されたセットを送信するかを決定する。
ブロック4406において、装置は、決定がハンドオフエントリの更新されたセットを送信するというものである場合、ハンドオフエントリの更新されたセットを送信する。
いくつかの態様では、装置は、図44について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第5の例示的なプロセス
図45は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4500を示す。プロセス4500の1つまたは複数の態様は、図44のプロセス4400とともに(たとえば、それに加えて、またはその一部として)実行され得る。プロセス4500は、GNまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図43の処理回路4310)内で行われ得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4500は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
任意選択のブロック4502において、装置(たとえば、GN)が、ハンドオフエントリのセットのうちの特定のエントリと関連付けられる時間の指示を受信し得る。
任意選択のブロック4504において、装置は、装置(たとえば、UTなどの別の装置)の位置情報を受信し得る。
ブロック4506において、装置は、ハンドオフエントリの更新されたセットを(たとえば、位置情報および/または時間の指示に基づいて)生成する。
任意選択のブロック4508において、装置は、位置情報に基づいて装置(たとえば、UTなどの別の装置)の動きを決定し得る。
任意選択のブロック4510において、装置は、ハンドオフエントリの更新されたセットを(たとえば、位置情報および/または他の装置の動きに基づいて)送信するかどうかを決定し得る。いくつかの態様では、装置は、いくつの更新されたハンドオフエントリを送信するかを(たとえば、他の装置の動きに基づいて)決定し得る。
ブロック4512において、装置はハンドオフエントリの更新されたセットを送信する。
任意選択のブロック4514において、装置は、他の装置(たとえば、UT)のためのカバレッジを提供する次のセルが送信するのに使うであろう少なくとも1つの搬送波周波数の指示を送信し得る。
いくつかの態様では、装置は、図45について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第3の例示的な装置
図46は、本開示の1つまたは複数の態様に従って通信するように構成された装置4600の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。たとえば、装置4600は、UTまたは衛星通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で、具現化するか、または実装され得る。したがって、いくつかの態様では、装置4600は、図1のGN200またはGN201の例であり得る。様々な実装形態では、装置4600は、ゲートウェイ、地上局、車両部品、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で、具現化するか、または実装され得る。
装置4600は、通信インターフェース(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)4602、記憶媒体4604、ユーザインターフェース4606、メモリデバイス(たとえば、メモリ回路)4608、および処理回路(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)4610を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース4606は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。
これらの構成要素は、図46において接続線によって概略的に表されるシグナリングバスもしくは他の適切な構成要素を介して、互いに結合されてよく、かつ/または互いに電気通信するように配置されてよい。シグナリングバスは、処理回路4610の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。シグナリングバスは、通信インターフェース4602、記憶媒体4604、ユーザインターフェース4606、およびメモリデバイス4608の各々が、処理回路4610に結合され、かつ/または処理回路4610と電気通信するように、様々な回路を一緒につなぐ。シグナリングバスはまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路(図示せず)をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。
通信インターフェース4602は、伝送媒体を通じて他の装置と通信するための手段を提供する。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4602は、ネットワークの中の1つまたは複数の通信デバイスに対する双方向での情報の通信を円滑にするように適合された、回路および/またはプログラミングを含む。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4602は、装置4600のワイヤレス通信を円滑にするように適合される。これらの実装形態では、通信インターフェース4602は、ワイヤレス通信システム内でのワイヤレス通信のために、図46に示されるような1つまたは複数のアンテナ4612に結合され得る。通信インターフェース4602は、1つまたは複数のスタンドアロンの受信機および/または送信機、ならびに1つまたは複数のトランシーバを用いて構成され得る。示される例では、通信インターフェース4602は送信機4614と受信機4616を含む。通信インターフェース4602は、受信するための手段および/または送信する手段の一例として機能する。
メモリデバイス4608は、1つまたは複数のメモリデバイスを表し得る。示されるように、メモリデバイス4608は、衛星関連の情報4618を、装置4600によって使用される他の情報とともに維持し得る。いくつかの実装形態では、メモリデバイス4608および記憶媒体4604は、共通のメモリ構成要素として実装される。メモリデバイス4608はまた、処理回路4610、または装置4600のいくつかの他の構成要素によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
記憶媒体4604は、プロセッサ実行可能コードもしくは命令(たとえば、ソフトウェア、ファームウェア)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報などのプログラミングを記憶するための、1つまたは複数のコンピュータ可読、機械可読、および/またはプロセッサ可読のデバイスを表し得る。記憶媒体4604はまた、プログラミングを実行するときに処理回路4610によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。記憶媒体4604は、ポータブル記憶デバイスまたは固定式記憶デバイス、光学記憶デバイス、およびプログラミングを記憶するかまたは収容するかまたは搬送することが可能な様々な他の媒体を含む、汎用または専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の利用可能な媒体であり得る。
限定ではなく例として、記憶媒体4604は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、およびコンピュータによってアクセスされ得るとともに読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含み得る。記憶媒体4604は、製造品(たとえば、コンピュータプログラム製品)の中で具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含み得る。上記のことに鑑みて、いくつかの実装形態では、記憶媒体4604は、非一時的(たとえば、有形の)記憶媒体であり得る。
記憶媒体4604は、処理回路4610が記憶媒体4604から情報を読み取ることができ、かつ記憶媒体4604に情報を書き込むことができるように、処理回路4610に結合され得る。すなわち、記憶媒体4604は、少なくとも1つの記憶媒体が処理回路4610と一体である例および/または少なくとも1つの記憶媒体が処理回路4610から分離されている例(たとえば、装置4600の中に存在する例、装置4600の外部に存在する例、複数のエンティティにわたって分散される例など)を含めて、記憶媒体4604が少なくとも処理回路4610によってアクセス可能であるように処理回路4610に結合され得る。
記憶媒体4604によって記憶されているプログラミングは、処理回路4610によって実行されると、処理回路4610に、本明細書において説明される様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、記憶媒体4604は、処理回路4610の1つまたは複数のハードウェアブロックにおける動作を調整するように、ならびにそれらのそれぞれの通信プロトコルを利用するワイヤレス通信に通信インターフェース4602を利用するように構成された、動作を含み得る。
処理回路4610は一般に、記憶媒体4604に記憶されたそのようなプログラミングの実行を含む処理のために適合される。本明細書において使用される「コード」または「プログラミング」という用語は、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、またはそれ以外で呼ばれるかにかかわらず、限定はされないが、命令、命令セット、データ、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、プログラミング、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを含むように広く解釈されなければならない。
処理回路4610は、データを取得し、処理し、および/または送信し、データのアクセスおよび記憶を制御し、命令を出し、所望の動作を制御するように構成される。処理回路4610は、少なくとも1つの例において適切な媒体によって与えられる所望のプログラミングを実装するように構成される回路を含み得る。たとえば、処理回路4610は、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、および/または実行可能なプログラミングを実行するように構成される他の構造として実装され得る。処理回路4610の例は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理構成要素、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを含み得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、ならびに任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンを含み得る。処理回路4610はまた、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、いくつかのマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、ASICおよびマイクロプロセッサ、または任意の他の数の様々な構成などのコンピューティング構成要素の組合せとして実装され得る。処理回路4610のこれらの例は例示のためのものであり、本開示の範囲内の他の適切な構成も企図される。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路4610は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路4610は、図11、図12、図15〜図24、図27、図29、図31〜図33、図35、図37、図47、および図48に関して説明されたステップ、機能、および/または処理のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。本明細書では、処理回路4610に関する「適合される」という用語は、処理回路4610が、本明細書において説明される様々な特徴に従った特定のプロセス、機能、動作、および/またはルーチンを実行するように構成されること、そのように利用されること、そのように実装されること、および/またはそのようにプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路4610は、図11、図12、図15〜図24、図27、図29、図31〜図33、図35、図37、図47、および図48に関して説明された動作のうちの1つまたは複数を実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)などの、特別なプロセッサであり得る。処理回路4610は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。いくつかの実装形態では、処理回路4610は、図2のGNコントローラ250の機能を組み込む。
装置4600の少なくとも1つの例によれば、処理回路4610は、生成するための回路/モジュール4620、送信するための回路/モジュール4622、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624、受信するための回路/モジュール4626、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628、選択するための回路/モジュール4630、時間を決定するための回路/モジュール4632、転送するための回路/モジュール4634、メジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636、またはメジャメントギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、生成するための回路/モジュール4620、送信するための回路/モジュール4622、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624、受信するための回路/モジュール4626、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628、選択するための回路/モジュール4630、時間を決定するための回路/モジュール4632、転送するための回路/モジュール4634、メジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636、またはメジャメントギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638は、図2のGNコントローラ250に少なくとも一部対応し得る。
生成するための回路/モジュール4620は、たとえば、特定の衛星の特定のセルとの通信を開始する時間と終了する時間とを指定する衛星およびセル遷移情報を生成することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている生成するためのコード4640)を含み得る。いくつかの実装形態では、生成するための回路/モジュール4620は、衛星エフェメリスデータおよびユーザ端末位置データに基づいて情報(たとえば、Table 1(表1)のためのデータ)を計算する。この目的で、生成するための回路/モジュール4620は、このデータを収集し、データを処理してその情報を生成し、その情報を装置4600の構成要素(たとえば、メモリデバイス4608)に送信する。たとえば、ユーザ端末の所与の位置に対して、生成するための回路/モジュール4620は、衛星の位置ならびに経時的な衛星のセルの方向およびカバレッジに基づいて、特定の衛星の特定のセルがいつユーザ端末のためのカバレッジを提供するかを決定することができる。
送信するための回路/モジュール4622は、たとえば、情報(たとえば、データ)を別の装置に送信することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている送信するためのコード4642)を含み得る。最初に、送信するための回路/モジュール4622は、(たとえば、メモリデバイス4608、生成するための回路/モジュール4620、または何らかの他の構成要素から)送信されるべき情報を取得する。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、ユーザ端末に送信されるべき衛星およびセル遷移情報を含み得る。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、メジャメントギャップを示す情報を含み得る。次いで、送信するための回路/モジュール4622は、(たとえば、メッセージ中で、プロトコルに従って、など)送信するために情報をフォーマットし得る。次いで、送信するための回路/モジュール4622は、ワイヤレス通信媒体を介して(たとえば、衛星シグナリングを介して)情報を送信させる。この目的で、送るための回路/モジュール4622は、送信のために、データを通信インターフェース4602(たとえば、デジタルサブシステムまたはRFサブシステム)または何らかの他の構成要素に送信し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4602は、送信するための回路/モジュール4622および/または送信するためのコード4642を含む。
ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624は、たとえば、異なるセルおよび少なくとも1つの衛星へのユーザ端末のためのハンドオフを実行することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されているハンドオフを実行するためのコード4644)を含み得る。いくつかの実装形態では、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624は、衛星およびセル遷移情報(たとえば、Table 1(表1))に基づいてターゲット衛星および/またはターゲットセルを特定する。この目的で、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624は、この情報を収集し、この情報を処理してターゲットを特定し、ユーザ端末との通信をターゲットを介して行わせるように通信パラメータを再構成する。たとえば、ユーザ端末の所与の位置に対して、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624は、衛星の位置ならびに経時的な衛星のセルの方向およびカバレッジに基づいて、特定の衛星の特定のセルがユーザ端末のための十分なカバレッジを提供するかどうかを決定することができる。衛星/セルが十分なカバレッジを提供する場合、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624は、ハンドオフのターゲットとしてその衛星/セルを指定し、それに従って、ハンドオフシグナリングを始めることができる。
受信するための回路/モジュール4626は、たとえば、別の装置から情報(たとえば、データ)を受信することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている受信するためのコード4646)を含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、ユーザ端末からの測定メッセージを含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、ユーザ端末からの能力情報を含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、ユーザ端末からのメッセージを含み得る。最初に、受信するための回路/モジュール4626は、受信された情報を取得する。たとえば、受信するための回路/モジュール4626は、装置4600の構成要素(たとえば、通信インターフェース4602(たとえば、デジタルサブシステムまたはRFサブシステム)、メモリデバイス4608、または何らかの他の構成要素)から、またはユーザ端末からの情報を中継したデバイス(たとえば、衛星)から直接、この情報を取得し得る。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール4626は、メモリデバイス4608の中の値のメモリ位置を特定し、その位置の読取りを呼び出す。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール4626は、受信された情報を処理(たとえば、復号)する。受信するための回路/モジュール4626は、受信された情報を出力する(たとえば、受信された情報をメモリデバイス4608に記憶するか、または情報を装置4600の別の構成要素に送信する)。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4602は、受信するための回路/モジュール4626および/または受信するためのコード4642を含む。
修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は、たとえば、衛星およびセル遷移情報を修正するかどうかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている修正するかどうかを決定するためのコード4648)を含み得る。いくつかの実装形態では、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は、受信された測定メッセージに基づいてこの決定を行う。この目的で、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は、(たとえば、受信するための回路/モジュール4626、メモリデバイス4608、または装置4600の何らかの他の構成要素から)この測定メッセージ情報を収集する。修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は次いで、この情報を処理して、現在のタイミングパラメータが(たとえば、悪いRF条件またはRF条件の改善により)変更される必要があるかどうかを決定し得る。たとえば、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は、測定メッセージに含まれる信号品質情報を1つまたは複数の信号品質閾値と比較し得る。最後に、修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628は、この決定の指示(たとえば、ハンドオフを早めることまたはハンドオフを遅らせることを示す)を生成する。
選択するための回路/モジュール4630は、たとえば、ユーザ端末のためのハンドオフ手順を選択することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている選択するためのコード4650)を含み得る。いくつかの実装形態では、選択するための回路/モジュール4630は、ユーザ端末から受信された能力情報に基づいてこの決定を行う。この目的で、選択するための回路/モジュール4630は、この能力情報を収集し、この情報を処理してハンドオフ手順を特定し、この決定の指示を生成する。たとえば、ハンドオフ手順の選択は、ユーザ端末が二重感知可能であるかどうかを決定することと、ユーザ端末が二重感知可能であるかどうかに基づいてユーザ端末からの測定メッセージの監視を有効または無効にすることとを伴い得る。したがって、いくつかの実装形態では、選択するための回路/モジュール4630は、(たとえば、メモリデバイス4608から、受信機4616から、または何らかの他の構成要素から)ユーザ端末についての構成情報を取得し、サポートされるハンドオフ手順を選択するためのユーザ端末の能力を識別するためにこの情報を確認し、この決定の指示(たとえば、メモリデバイス4608、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4624、または何らかの他の構成要素に送信される)を生成する。
時間を決定するための回路/モジュール4632は、たとえば、ユーザ端末のハンドオフの時間を決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている時間を決定するためのコード4652)を含み得る。いくつかの実装形態では、時間を決定するための回路/モジュール4632は、衛星およびセル遷移情報(たとえば、Table 1(表1))に基づいてこの決定を行う。この目的で、時間を決定するための回路/モジュール4632は、(たとえば、受信するための回路/モジュール4626、メモリデバイス4608、または装置4600の何らかの他の構成要素から)この情報を取得する。時間を決定するための回路/モジュール4632は次いで、この情報を処理して、ユーザ端末の次のハンドオフの時間(たとえば、フレーム番号)を決定し得る。たとえば、時間を決定するための回路/モジュール4632は、現在の時間の指示(たとえば、フレーム番号)をTable 1(表1)のタイミングの指示と比較し得る。時間を決定するための回路/モジュール4632は、この決定の指示(たとえば、ハンドオフの時間を示す)を生成し、この指示を装置4600の構成要素(たとえば、転送するための回路/モジュール4634、メモリデバイス4608、または何らかの他の構成要素)に送信する。
転送するための回路/モジュール4634は、たとえば、ハンドオフの前にユーザキューを転送することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されている伝送するためのコード4654)を含み得る。最初に、転送するための回路/モジュール4634は、(たとえば、メモリデバイス4608、時間を決定するための回路/モジュール4632、または何らかの他の構成要素から)ハンドオフの時間の指示を受信する。次に、ハンドオフの時間の前に、転送するための回路/モジュール4634は、(たとえば、メモリデバイス4608、または何らかの他の構成要素から)送信されるべきキュー情報を取得する。様々な実装形態では、この情報は別のGNに送信され得る。次いで、転送するための回路/モジュール4634は、(たとえば、メッセージ中で、プロトコルに従って、など)送信するためにキュー情報をフォーマットし得る。次いで、転送するための回路/モジュール4634は、適切な通信媒体を介して(たとえば、図1のインフラストラクチャ106を介して)キュー情報を送信させる。この目的で、転送するための回路/モジュール4634は、送信のために、データを通信インターフェース4602または何らかの他の構成要素に送信し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4602は、転送するための回路/モジュール4634および/または転送するためのコード4654を含む。
測定ギャップを決定するための回路/モジュール4636は、たとえば、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されているメジャメントギャップを決定するためのコード4656)を含み得る。いくつかの実装形態では、メジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636は、ハンドオフ時間の変更を余儀なくする衛星指示誤差がある可能性があると決定する。この決定または何らかの他のトリガの結果として、メジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636は、UTにより使用されるべきメジャメントギャップ(たとえば、GNがUTに送信していない時間を示すメジャメントギャップパターン)の指示を生成する。メジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636は次いで、この指示を装置4600の構成要素(たとえば、送信するための回路/モジュール4622、メモリデバイス4608、または他の何らかの構成要素)に送信する。
測定ギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638は、たとえば、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップが必要ではないと決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4604に記憶されているメジャメントギャップが必要ではないと決定するためのコード4658)を含み得る。いくつかの実装形態では、測定ギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638は、1つまたは複数の衛星のステータスに関する情報を取得する。この情報に基づいて、メジャメントギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638は、ハンドオフ時間の変更を余儀なくする衛星指示誤差がないと決定する。この決定または何らかの他のトリガの結果として、メジャメントギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638は、この決定の指示を生成し、この指示を装置4600の構成要素(たとえば、生成するための回路/モジュール4620、メモリデバイス4608、または他の何らかの構成要素)に送信する。
上述のように、記憶媒体4604によって記憶されているプログラミングは、処理回路4610により実行されると、処理回路4610に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路4610によって実行されると、処理回路4610に、様々な実装形態において、図11、図12、図15〜図24、図27、図29、図31〜図33、図35、図37、図47、および図48に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/プロセスのうちの1つまたは複数を実行させることができる。図46に示されるように、記憶媒体4604は、生成するためのコード4640、送信するためのコード4642、ハンドオフを実行するためのコード4644、受信するためのコード4646、修正するかどうかを決定するためのコード4648、選択するためのコード4650、時間を決定するためのコード4652、転送するためのコード4654、メジャメントギャップを決定するためのコード4656、またはメジャメントギャップが必要ではないと決定するためのコード4658のうちの1つまたは複数を含み得る。
第6の例示的なプロセス
図47は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4700を示す。プロセス4700は、GNまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図46の処理回路4610)内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス4700は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス4700は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4700は、通信動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック4702において、装置(たとえば、GN)は、特定の衛星の特定のセルのためのハンドオフ時間を指定する、衛星ハンドオフ情報を生成する。いくつかの態様では、ブロック4702の動作は、図24のブロック2406の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報の生成は、ユーザ端末の能力情報またはユーザ端末の位置情報のうちの少なくとも1つに基づき得る。いくつかの態様では、能力情報は、ユーザ端末が複数のビームを感知できるかどうか、またはユーザ端末が複数の衛星を感知できるかどうかの、少なくとも1つを示し得る。いくつかの態様では、能力情報は、ユーザ端末のためのビーム間同調時間またはユーザ端末のための衛星間同調時間のうちの少なくとも1つを示し得る。いくつかの態様では、位置情報は、ユーザ端末の現在の位置またはユーザ端末の運動ベクトルのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報の生成は、エフェメリス情報、稼働しているシステムが原因の制約、または衛星指示誤差のうちの少なくとも1つに基づき得る。いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報の生成は、異なる衛星へのユーザ端末のハンドオフまたはユーザ端末からの測定メッセージの受信のうちの少なくとも1つに基づいてトリガされ得る。
いくつかの実装形態では、図46の生成するための回路/モジュール4620がブロック4702の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の生成するためのコード4640は、ブロック4702の動作を実行するために実行される。
ブロック4704において、装置が、ユーザ端末に衛星ハンドオフ情報を送信する。いくつかの態様では、この情報は衛星を介して送信される。いくつかの態様では、ブロック4704の動作は、図24のブロック2408の動作に対応し得る。
衛星ハンドオフ情報は、本明細書において教示されるような様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報は、ハンドオフアクティブ化時間を含むテーブルを含み得る。いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報は、少なくとも1つの離調時間を含み得る。いくつかの態様では、ハンドオフ情報は、少なくとも1つの今後のハンドオフ(たとえば、次のハンドオフ、後のハンドオフ、または今後発生する何らかの他のハンドオフ)のためのものであり得る。いくつかの態様では、ハンドオフ情報は、次のビームのハンドオフのためのものであることがあり、少なくとも1つの今後の衛星のハンドオフ(たとえば、次のハンドオフおよび何らかの他の後続のハンドオフなどの、発生するであろう次の2つのハンドオフ)のためのものであることがある。
いくつかの実装形態では、図46の送信するための回路/モジュール4622がブロック4704の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の送信するためのコード4642は、ブロック4704の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、衛星ハンドオフ情報に基づいて、異なるビームおよび少なくとも1つの衛星へのユーザ端末のためのハンドオフを実行するステップを含み得る。このハンドオフは、衛星アクセスネットワーク(SAN)またはGNアンテナのうちの少なくとも1つの変更を伴い得る。このハンドオフは、衛星ビームまたは順方向サービスリンク(FSL)周波数のうちの少なくとも1つの変更を伴い得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図24のブロック2410の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46のハンドオフを実行するための回路/モジュール4624がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46のハンドオフを実行するためのコード4644がこれらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、ユーザ端末から測定メッセージを受信するステップと、測定メッセージに基づいて衛星ハンドオフ情報を修正するかどうかを決定するステップとを含み得る。衛星ハンドオフ情報の修正は、ハンドオフのタイミングを早めることまたはハンドオフのタイミングを遅らせることを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図31のブロック3102およびブロック3104の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の受信するための回路/モジュール4626が受信動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の受信するためのコード4646は、受信動作を実行するために実行される。いくつかの実装形態では、図46の修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628が決定動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の修正するかどうかを決定するためのコード4648が決定動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップを決定するステップと、メジャメントギャップを示す情報をユーザ端末に送信するステップとを含むことがあり、測定メッセージは、メジャメントギャップの間に行われる少なくとも1つの衛星からの信号の測定の指示を含む。いくつかの態様では、これらの動作は、図35のブロック3506およびブロック3508の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46のメジャメントギャップを決定するための回路/モジュール4636が決定動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46のメジャメントギャップを決定するためのコード4656が決定動作を実行するために実行される。いくつかの実装形態では、図46の送信するための回路/モジュール4622が送信動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の送信するためのコード4642は、送信動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、ユーザ端末から能力情報を受信するステップと、受信された能力情報に基づいてユーザ端末のためのハンドオフ手順を選択するステップとを含み得る。能力情報は、ユーザ端末が二重感知可能かどうかを示し得る。ハンドオフ手順の選択は、ユーザ端末が二重感知可能であるかどうかに基づいてユーザ端末からの測定メッセージの監視を有効または無効にすることを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図27のブロック2702およびブロック2706の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の受信するための回路/モジュール4626が受信動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の受信するためのコード4646は、受信動作を実行するために実行される。いくつかの実装形態では、図46の選択するための回路/モジュール4630が選択動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の選択するためのコード4650は、選択動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、ユーザ端末のハンドオフの時間を決定するステップと、ハンドオフの前に少なくとも1つのユーザキューを転送するステップとを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図37のブロック3702およびブロック3704の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の時間を決定するための回路/モジュール4632が決定動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の時間を決定するためのコード4652が決定動作を実行するために実行される。いくつかの実装形態では、図46の転送するための回路/モジュール4634が伝送動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の転送するためのコード4654は、伝送動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、ユーザ端末から、ユーザ端末ページングエリア情報またはユーザ端末位置情報のうちの少なくとも1つを備えるメッセージを受信するステップを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図29のブロック2902の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の受信するための回路/モジュール4626がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の受信するためのコード4646は、これらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4700はさらに、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップが必要ではないと決定するステップを含むことがあり、この決定の結果として、衛星ハンドオフ情報の生成は、衛星ハンドオフ情報に離調時間を含めないことを伴う。いくつかの態様では、これらの動作は、図35のブロック3502およびブロック3504の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46のメジャメントギャップが必要ではないと決定するための回路/モジュール4638がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46のメジャメントギャップが必要ではないと決定するためのコード4658がこれらの動作を実行するために実行される。
第7の例示的なプロセス
図48は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス4800を示す。プロセス4800は、GNまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図46の処理回路4610)内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス4800は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス4800は、図2のGNコントローラ250によって実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス4800は、通信動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック4802において、装置(たとえば、GN)は、特定の衛星の特定のセルとの通信を開始する時間と終了する時間とを指定する、衛星およびセル遷移情報を生成する。いくつかの態様では、ブロック4802の動作は、図24のブロック2406の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、衛星およびセル遷移情報は、ユーザ端末の能力情報、ユーザ端末の位置情報、エフェメリス情報、または稼働しているシステムが原因の制約のうちの少なくとも1つに基づいて生成される。いくつかの態様では、能力情報は、ユーザ端末が複数のセルを感知できるかどうか、ユーザ端末が複数の衛星を感知できるかどうか、ユーザ端末のためのセル間同調時間、またはユーザ端末のための衛星間同調時間のうちの少なくとも1つを示す。いくつかの態様では、位置情報は、ユーザ端末の現在の位置またはユーザ端末の運動ベクトルを含む。
いくつかの態様では、衛星およびセル遷移情報の生成は、異なる衛星へのユーザ端末のハンドオフまたはユーザ端末からの測定メッセージの受信のうちの少なくとも1つに基づいてトリガされ得る。
いくつかの実装形態では、図46の生成するための回路/モジュール4620がブロック4802の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の生成するためのコード4640は、ブロック4802の動作を実行するために実行される。
ブロック4804において、装置が、ユーザ端末に衛星およびセル遷移情報を送信する。いくつかの態様では、この情報は衛星を介して送信される。いくつかの態様では、ブロック4804の動作は、図24のブロック2408の動作に対応し得る。
いくつかの実装形態では、図46の送信するための回路/モジュール4622がブロック4804の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の送信するためのコード4642は、ブロック4804の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4800はさらに、衛星およびセル遷移情報に基づいて、異なるセルおよび少なくとも1つの衛星へのユーザ端末のためのハンドオフを実行するステップを含む。いくつかの態様では、これらの動作は、図24のブロック2410の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46のハンドオフを実行するための回路/モジュール4624がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46のハンドオフを実行するためのコード4644がこれらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4800はさらに、ユーザ端末から測定メッセージを受信するステップと、測定メッセージに基づいて衛星およびセル遷移情報を修正するかどうかを決定するステップとを含み得る。いくつかの態様では、衛星およびセル遷移情報の修正は、ハンドオフを早めることまたはハンドオフを遅らせることを含む。いくつかの態様では、これらの動作は、図31のブロック3102およびブロック3104の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の受信するための回路/モジュール4626および/または修正するかどうかを決定するための回路/モジュール4628がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の受信するためのコード4646および/または修正するかどうかを決定するためのコード4648がこれらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4800はさらに、ユーザ端末から受信された能力情報に基づいて、ユーザ端末のためのハンドオフ手順を選択するステップを含む。いくつかの態様では、ハンドオフ手順の選択は、ユーザ端末が二重感知可能であるかどうかに基づいてユーザ端末からの測定メッセージの監視を有効または無効にすることを含む。いくつかの態様では、これらの動作は、図27のブロック2706の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図46の選択するための回路/モジュール4630がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の選択するためのコード4650は、これらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス4800はさらに、ユーザ端末のハンドオフの時間を決定するステップと、ハンドオフの前にユーザキューを転送するステップとを含む。いくつかの実装形態では、図46の時間を決定するための回路/モジュール4632および/または転送するための回路/モジュール4634がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図46の時間を決定するためのコード4652および/または転送するためのコード4654がこれらの動作を実行するために実行される。
第4の例示的な装置
図49は、本開示の1つまたは複数の態様による、通信するように構成された別の装置4900の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。たとえば、装置4900は、UTまたはワイヤレス通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で、具現化し、または実装され得る。したがって、いくつかの態様では、装置4900は、図1のUT400またはUT401の例であり得る。様々な実装形態において、装置4900は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ポータブルコンピュータ、サーバ、パーソナルコンピュータ、センサ、エンターテインメントデバイス、車両部品、医療デバイス、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で具現化し、または実装され得る。
装置4900は、通信インターフェース(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)4902、記憶媒体4904、ユーザインターフェース4906、(たとえば、衛星関連の情報4918を記憶する)メモリデバイス4908、および処理回路(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)4910を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース4906は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。通信インターフェース4902は、1つまたは複数のアンテナ4912に結合されることがあり、送信機4914および受信機4916を含むことがある。一般に、図49の構成要素は、図46の装置4600の対応する構成要素と同様であり得る。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路4910は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路4910は、図11、図12、図15〜図23、図25、図26、図28、図30、図32〜図34、図36、図38、図50、および図51に関して説明されたステップ、機能、および/または処理のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。本明細書では、処理回路4910に関する「適合される」という用語は、処理回路4910が、本明細書において説明される様々な特徴に従った特定のプロセス、機能、動作、および/またはルーチンを実行するように構成されること、そのように利用されること、そのように実装されること、および/またはそのようにプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路4910は、図11、図12、図15〜図23、図25、図26、図28、図30、図32〜図34、図36、図38、図50、および図51に関して説明された動作のうちの1つまたは複数を実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)などの、特別なプロセッサであり得る。処理回路4910は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。様々な実装形態では、処理回路4910は、図4の制御プロセッサ420の機能を組み込み得る。
装置4900の少なくとも1つの例によれば、処理回路4910は、受信するための回路/モジュール4920、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922、信号を測定するための回路/モジュール4924、送信するための回路/モジュール4926、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928、またはランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、受信するための回路/モジュール4920、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922、信号を測定するための回路/モジュール4924、送信するための回路/モジュール4926、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928、およびランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図4の制御プロセッサ420に少なくとも一部対応し得る。
受信するための回路/モジュール4920は、たとえば、別の装置から情報(たとえば、データ)を受信することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されている受信するためのコード4932)を含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、特定の衛星の特定のセルとの通信を開始する時間と終了する時間とを指定する、衛星およびセル遷移情報を含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、メジャメントギャップを示す情報を含み得る。様々な実装形態では、受信されるべき情報は、専用のプリアンブルシグネチャを含み得る。最初に、受信するための回路/モジュール4920は、受信された情報を取得する。たとえば、受信するための回路/モジュール4920は、装置4900の構成要素から、またはGNからの情報を中継したデバイス(たとえば、衛星)から直接、この情報を取得し得る。前者の場合、受信するための回路/モジュール4920は、通信インターフェース4902(たとえば、図4のUT400について上で説明されたようなUTトランシーバ)、メモリデバイス4908、または何らかの他の構成要素から、この情報を取得し得る。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール4920は、メモリデバイス4908の中の値のメモリ位置を特定し、その位置の読取りを呼び出す。いくつかの実装形態では、受信するための回路/モジュール4920は、受信された情報を処理(たとえば、復号)する。受信するための回路/モジュール4920は、受信された情報を出力する(たとえば、受信された情報を、メモリデバイス4908、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922、または装置4900の何らかの他の構成要素に送信する)。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4902は、受信するための回路/モジュール4920および/または受信するためのコード4932を含む。
ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922は、たとえば、特定の衛星の特定のセルへのハンドオフを実行することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されているハンドオフを実行するためのコード4934)を含み得る。いくつかの実装形態では、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922は、衛星およびセル遷移情報(たとえば、Table 1(表1))に基づいて特定の衛星の特定のセルを特定する。この目的で、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922は、この情報を収集し、この情報を処理して衛星およびセルを特定し、GNとの通信を特定された衛星およびセルを介して行わせるように通信パラメータを再構成する。たとえば、ある特定の時点において、ハンドオフを実行するための回路/モジュール4922は、Table 1(表1)の中の情報を使用して、ユーザ端末が異なる衛星セルに切り替えるべきかどうかを決定することができる。別の例として、Table 1(表1)において示されるセル/衛星の遷移時間(たとえば、フレーム番号)において、トリガが準備され得る。
信号を測定するための回路/モジュール4924は、たとえば、少なくとも1つの衛星から信号を受信して処理することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されている信号を測定するためのコード4936)を含み得る。最初に、信号を測定するための回路/モジュール4924が信号を受信する。たとえば、信号を測定するための回路/モジュール4924は、装置4900の構成要素から、または信号を送信した衛星から直接、信号情報を取得し得る。前者の場合の例として、信号を測定するための回路/モジュール4924は、通信インターフェース4902(たとえば、図4のUT400について上で説明されたようなUTトランシーバ)、メモリデバイス4908(たとえば、受信された信号がデジタル化されている場合)、または装置4900の何らかの他の構成要素から、信号情報を取得し得る。信号を測定するための回路/モジュール4924は次いで、(たとえば、信号の少なくとも1つの信号品質を決定するために)受信された信号を処理する。最後に、信号を測定するための回路/モジュール4924は、この測定の指示を生成し、この指示を、メモリデバイス4908、送信するための回路/モジュール4924、または装置4900の何らかの他の構成要素に送信する。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4902が、信号を測定するための回路/モジュール4924および/または信号を測定するためのコード4936を含む。
送信するための回路/モジュール4926は、たとえば、情報(たとえば、メッセージ)を別の装置に送信することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されている送信するためのコード4938)を含み得る。最初に、送信するための回路/モジュール4926は、(たとえば、メモリデバイス4908、信号を測定するための回路/モジュール4924、または何らかの他の構成要素から)送信されるべき情報を取得する。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、測定された信号、ユーザ端末能力情報を含むメッセージ、またはユーザ端末位置情報を含むメッセージに基づく、測定メッセージを含み得る。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、ユーザ端末能力情報を含むメッセージを含み得る。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、ユーザ端末位置情報を含むメッセージを含み得る。様々な実装形態では、送信されるべき情報は、ユーザ端末ページングエリア情報を含むメッセージを含み得る。送信するための回路/モジュール4926は、(たとえば、メッセージフォーマットに従って、プロトコルに従って、など)送信するために情報をフォーマットし得る。次いで、送信するための回路/モジュール4926は、ワイヤレス通信媒体を介して(たとえば、衛星シグナリングを介して)情報を送信させる。この目的で、送信するための回路/モジュール4926は、送信のために、データを通信インターフェース4902(たとえば、図4のUT400について上で説明されたようなUTトランシーバ)または何らかの他の構成要素に送信し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース4902は、送信するための回路/モジュール4926および/または送信するためのコード4938を含む。
送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928は、たとえば、メッセージを送信するかどうかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されている送信するかどうかを決定するためのコード4940)を含み得る。いくつかの実装形態では、送信されるべき情報は、測定される信号に基づく測定メッセージを含み得る。最初に、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928は、(たとえば、メモリデバイス4908、信号を測定するための回路/モジュール4924、または何らかの他の構成要素から)送信の判断を行うために使用される情報を取得する。たとえば、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928は、信号を測定するための回路/モジュール4924から信号品質情報を取得し得る。この場合、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928は、現在のサービング衛星からの信号および/またはターゲット衛星からの信号が不適当であるかどうかを(たとえば、信号品質情報を信号品質閾値と比較することによって)決定し得る。たとえば、測定メッセージの送信は、信号が不適当である場合にトリガされ得る。最後に、送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928は、この決定の指示を生成し、この指示を、メモリデバイス4908、送信するための回路/モジュール4926、または装置4900の何らかの他の構成要素に送信する。
ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、たとえば、専用のプリアンブルシグネチャを使用して非コンテンションベースのランダムアクセス手順を実行することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体4904に記憶されているランダムアクセス手順を実行するためのコード4942)を含み得る。いくつかの実装形態では、ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図17に関して上で説明されたランダムアクセス動作を実行する。いくつかの実装形態では、ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図19に関して上で説明されたランダムアクセス動作を実行する。いくつかの実装形態では、ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図21に関して上で説明されたランダムアクセス動作を実行する。いくつかの実装形態では、ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図23に関して上で説明されたランダムアクセス動作を実行する。いくつかの実装形態では、ランダムアクセス手順を実行するための回路/モジュール4930は、図38に関して上で説明された動作を実行する。
上述のように、記憶媒体4904によって記憶されているプログラミングは、処理回路4910により実行されると、処理回路4910に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路4910によって実行されると、処理回路4910に、様々な実装形態において、図11、図12、図15〜図23、図25、図26、図28、図30、図32〜図34、図36、図38、図50、および図51に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/プロセスのうちの1つまたは複数を実行させることができる。図49に示されるように、記憶媒体4904は、受信するためのコード4932、ハンドオフを実行するためのコード4934、信号を測定するためのコード4936、送信するためのコード4938、送信するかどうか決定するためのコード4940、またはランダムアクセス手順を実行するためのコード4942のうちの1つまたは複数を含み得る。
第8の例示的なプロセス
図50は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス5000を示す。プロセス5000は、UTまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図49の処理回路4910)内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス5000は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス5000は、通信動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック5002において、装置(たとえば、UT)は、特定の衛星の特定のセルのためのハンドオフ時間を指定する、衛星ハンドオフ情報を受信する。いくつかの態様では、ブロック5002の動作は、図25のブロック2504の動作に対応し得る。
衛星ハンドオフ情報は、本明細書において教示されるような様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報は、ハンドオフアクティブ化時間を含むテーブルを含み得る。いくつかの態様では、衛星ハンドオフ情報は、少なくとも1つの離調時間を含み得る。いくつかの態様では、ハンドオフ情報は、衛星指示誤差に一部基づいて定義され得る。いくつかの態様では、ハンドオフ情報は、少なくとも1つの今後のハンドオフ(たとえば、次のハンドオフ、後のハンドオフ、または今後発生する何らかの他のハンドオフ)のためのものであり得る。いくつかの態様では、ハンドオフ情報は、次のビームのハンドオフのためのものであることがあり、少なくとも1つの今後の衛星のハンドオフ(たとえば、次のハンドオフおよび何らかの他の後続のハンドオフなどの、発生するであろう次の2つのハンドオフ)のためのものであることがある。
いくつかの実装形態では、図49の受信するための回路/モジュール4920がブロック5002の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49の受信するためのコード4932は、ブロック5002の動作を実行するために実行される。
ブロック5004において、装置は、衛星ハンドオフ情報に基づいて、特定の衛星の特定のセルへのハンドオフを実行する。いくつかの態様では、ブロック5004の動作は、図25のブロック2506の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、このハンドオフは、衛星アクセスネットワーク(SAN)、GNアンテナ、衛星ビーム、または順方向サービスリンク(FSL)周波数のうちの少なくとも1つの変更を伴い得る。
いくつかの実装形態では、図49のハンドオフを実行するための回路/モジュール4922がブロック5004の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49のハンドオフを実行するためのコード4934は、ブロック5004の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、少なくとも1つの衛星からの信号を測定するステップと、測定された信号に基づいて測定メッセージを送信するステップとを含むことがあり、衛星ハンドオフ情報は、測定メッセージが送信された結果として受信される。測定メッセージは、測定された信号に基づく測定データ、ハンドオフのタイミングを早めるための要求、またはハンドオフのタイミングを遅らせるための要求のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図30のブロック3004およびブロック3008の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、衛星信号を測定するためのメジャメントギャップを示す情報を受信するステップを含むことがあり、少なくとも1つの衛星からの信号の測定がメジャメントギャップの間に行われる。いくつかの態様では、これらの動作は、図36のブロック3602およびブロック3604の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、現在のサービング衛星からの信号が不適当であるかどうか、またはターゲット衛星からの信号が不適当であるかどうかの少なくとも1つに基づいて、測定メッセージを送信するかどうかを決定するステップを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図30のブロック3006の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、ユーザ端末能力情報を含むメッセージを送信するステップを含むことがあり、受信される衛星ハンドオフ情報はユーザ端末能力情報に基づく。ユーザ端末能力情報は、ユーザ端末が複数のビームを感知できるかどうか、ユーザ端末が複数の衛星を感知できるかどうか、ユーザ端末のビーム間同調時間、またはユーザ端末の衛星間同調時間のうちの少なくとも1つを示し得る。ユーザ端末能力情報を含むメッセージの送信は、衛星への初期接続の結果としてトリガされ得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図26のブロック2606の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、ユーザ端末位置情報を含むメッセージを送信するステップを含むことがあり、受信される衛星ハンドオフ情報はユーザ端末位置情報に基づく。ユーザ端末位置情報は、現在のユーザ端末の位置またはユーザ端末の運動ベクトルのうちの少なくとも1つを含み得る。ユーザ端末位置情報を含むメッセージの送信は、衛星への初期接続、ユーザ端末が地理的な境界を超えるかどうか、または誤差の限界を超えたかどうかの、少なくとも1つの結果としてトリガされ得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図28のブロック2806の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、専用のプリアンブルシグネチャを受信するステップと、専用のプリアンブルシグネチャを使用して非コンテンションベースのランダムアクセス手順を実行するステップとを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図38のブロック3802およびブロック3804の動作に対応し得る。
いくつかの態様では、プロセス5000はさらに、現在のサービング衛星からの信号が不適当であるかどうか、またはターゲット衛星からの信号が不適当であるかどうかの少なくとも1つに基づいて、測定メッセージを送信するかどうかを決定するステップを含み得る。いくつかの態様では、これらの動作は、図28のブロック2806の動作に対応し得る。
第9の例示的なプロセス
図51は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス5100を示す。プロセス5100は、UTまたは何らかの他の適切な装置の中に配置され得る処理回路(たとえば、図49の処理回路4910)内で行われ得る。いくつかの実装形態では、プロセス5100は、図4の制御プロセッサ420によって実行される動作を表す。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス5100は、通信動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック5102において、装置(たとえば、UT)は、特定の衛星の特定のセルとの通信を開始する時間と終了する時間とを指定する、衛星およびセル遷移情報を受信する。いくつかの態様では、ブロック5102の動作は、図25のブロック2504の動作に対応し得る。
いくつかの実装形態では、図49の受信するための回路/モジュール4920がブロック5102の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49の受信するためのコード4932は、ブロック5102の動作を実行するために実行される。
ブロック5104において、装置は、衛星およびセル遷移情報に基づいて、特定の衛星の特定のセルへのハンドオフを実行する。いくつかの態様では、ブロック5104の動作は、図25のブロック2506の動作に対応し得る。
いくつかの実装形態では、図49のハンドオフを実行するための回路/モジュール4922がブロック5104の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49のハンドオフを実行するためのコード4934は、ブロック5104の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス5100はさらに、少なくとも1つの衛星からの信号を測定するステップと、測定された信号に基づいて測定メッセージを送信するステップとを含み、衛星およびセル遷移情報は、測定メッセージを送信した結果として受信される。いくつかの態様では、測定メッセージは、測定データ、ハンドオフのタイミングを早めるための要求、またはハンドオフのタイミングを遅らせるための要求のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの態様では、プロセス5100はさらに、現在のサービング衛星からの信号が不適当であるかどうか、またはターゲット衛星からの信号が不適当であるかどうかの少なくとも1つに基づいて、測定メッセージを送信するかどうかを決定するステップを含む。いくつかの態様では、これらの動作は、図30のブロック3004〜3008の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図49の信号を測定するための回路/モジュール4924および/または送信するかどうかを決定するための回路/モジュール4928がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49の信号を測定するためのコード4936および/または送信するかどうかを決定するためのコード4940がこれらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス5100はさらに、ユーザ端末能力情報を含むメッセージを送信するステップを含み、衛星およびセル遷移情報はユーザ端末能力情報に基づく。いくつかの態様では、ユーザ端末能力情報は、ユーザ端末が複数のセルを感知できるかどうか、ユーザ端末が複数の衛星を感知できるかどうか、ユーザ端末のセル間同調時間、またはユーザ端末の衛星間同調時間のうちの少なくとも1つを示す。いくつかの態様では、ユーザ端末能力情報を含むメッセージの送信は、衛星への初期接続の結果としてトリガされる。いくつかの態様では、これらの動作は、図26のブロック2602〜2606の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図49の送信するための回路/モジュール4926がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49の送信するためのコード4938は、これらの動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス5100はさらに、ユーザ端末位置情報を含むメッセージを送信するステップを含み、衛星およびセル遷移情報はユーザ端末位置情報に基づく。いくつかの態様では、ユーザ端末位置情報は、現在のユーザ端末の位置またはユーザ端末の運動ベクトルを含む。いくつかの態様では、ユーザ端末位置情報を含むメッセージの送信は、衛星への初期接続、ユーザ端末が地理的な境界を超えるかどうか、または誤差の限界を超えたかどうかの、少なくとも1つの結果としてトリガされる。いくつかの態様では、これらの動作は、図28のブロック2802〜2806の動作に対応し得る。いくつかの実装形態では、図49の送信するための回路/モジュール4926がこれらの動作を実行する。いくつかの実装形態では、図49の送信するためのコード4938は、これらの動作を実行するために実行される。
追加の態様
本明細書に記載された例は、本開示のいくつかの概念を例示するために提供される。これらは本質的に例示にすぎず、他の例が本開示および添付の請求項の範囲内に収まることがあることを当業者は理解するであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の任意の態様から独立して実装されることがあり、これらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で結合されることがあることを、当業者は理解されたい。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本明細書に記載される態様のうちの1つまたは複数に加えて、またはそれ以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてもよく、またはそのような方法が実践されてもよい。
当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって説明された様々な態様は、任意の適切な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、まだ定められていない規格により記述されるものを含めて、ワイドエリアネットワーク、ピアツーピアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、他の適切なシステム、またはこれらの任意の組合せに適用され得る。
多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されることになる一連の活動に関して説明される。本明細書において説明される様々な活動は、特定の回路、たとえば中央処理装置(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または様々な他のタイプの汎用もしくは専用のプロセッサもしくは回路によって実行されることがあり、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって実行されることがあり、あるいは両方の組合せによって実行されることがあることが認識されよう。加えて、本明細書において説明されるこれらの一連の活動は、実行されると、関連するプロセッサに本明細書において説明される機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内において完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、すべてが特許請求される主題の範囲内のものであると考えられるいくつかの異なる形態において具現化され得る。さらに、本明細書において説明される態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明される動作を実行する「ように構成された論理」として説明されることがある。
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表現され得ることを理解するであろう。たとえば、上の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
さらに、当業者は、本明細書において開示される態様に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明瞭に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上では全般的にその機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課される設計制約によって決まる。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実施することができるが、そのような実施の判断は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
上で示された構成要素、ステップ、特徴、および/もしくは機能のうちの1つまたは複数は、単一の構成要素、ステップ、特徴または機能として再構成され、ならびに/または結合されることがあり、あるいはいくつかの構成要素、ステップ、または機能において具現化されることがある。本明細書において開示された新規の特徴から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能が追加され得る。上で示された装置、デバイス、および/または構成要素は、本明細書において説明された方法、特徴、またはステップの1つまたは複数を実行するように構成され得る。また、本明細書において説明された新規のアルゴリズムは、ソフトウェアに効率的に実装されることがあり、および/またはハードウェアに組み込まれることがある。
開示された方法におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が再構成されてよいことが理解される。添付の方法の請求項は、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、請求項において特に記載されていない限り、提示された特定の順序または階層に限定されることを意図するものではない。
本明細書において開示される態様に関して説明される方法、シーケンスまたはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはそれら2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。記憶媒体の例は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。
「例示的な」という語は、本明細書では、「例、実例、または例証として機能する」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書において説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきでない。同様に、「態様」という用語は、すべての態様が論じられた特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
本明細書において使用される用語は、特定の態様のみを説明することを目的としており、態様を限定するものではない。本明細書では、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段明確に示さない限り、複数形も含むものとする。「備える(comprises、comprising)」、または「含む(includes、including)」という用語は、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を除外しないことがさらに理解されるだろう。さらに、「または」という用語は、ブール演算子「OR」と同じ意味を有し、すなわち、「いずれか」および「両方」の可能性を含み、別段に明記されていない限り、「排他的論理和」(「XOR」)に限定されないことを理解されたい。2つの隣接する語の間の記号「/」は、別段に明記されていない限り、「または」と同じ意味を有することも理解されたい。さらに、「〜に接続される」、「〜に結合される」、または「〜と通信している」などの句は、別段に明記されていない限り、直接の接続に限定されない。
本明細書において「第1の」、「第2の」などの呼称を使用する、要素へのいかなる言及も、一般に、それらの要素の数量または順序を限定しない。むしろ、これらの呼称は、本明細書では、2つ以上の要素または要素の例を区別する好都合な方法として使用され得る。したがって、第1の要素および第2の要素への言及は、そこで2つの要素だけが使用され得ること、または第1の要素が何らかの形で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。加えて、説明または請求項において使用される「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」または「a、b、c、またはこれらの任意の組合せ」という形態の用語は、「aまたはbまたはcまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、a、またはb、またはc、またはaおよびb、またはaおよびc、またはaおよびbおよびc、または2a、または2b、または2c、または2aおよびbなどを含み得る。
本明細書で使用される「決定すること」という用語は、幅広い様々な活動を包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリの中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
上記の開示は例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書において説明される態様による方法クレームの機能、ステップまたは活動は、別段に明記されていない限り、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、要素は、単数形で説明または請求される場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。