[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6594143B2 - ステータおよびステータの製造方法 - Google Patents

ステータおよびステータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6594143B2
JP6594143B2 JP2015190236A JP2015190236A JP6594143B2 JP 6594143 B2 JP6594143 B2 JP 6594143B2 JP 2015190236 A JP2015190236 A JP 2015190236A JP 2015190236 A JP2015190236 A JP 2015190236A JP 6594143 B2 JP6594143 B2 JP 6594143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral side
core
outer peripheral
side core
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015190236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017070016A (ja
Inventor
徹 畔柳
効 梶田
貴彦 保母
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD., Aisin AW Co Ltd filed Critical HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Priority to JP2015190236A priority Critical patent/JP6594143B2/ja
Publication of JP2017070016A publication Critical patent/JP2017070016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6594143B2 publication Critical patent/JP6594143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、ステータおよびステータの製造方法に関する。
従来、外周側コアと内周側コアとを備えるステータおよびステータの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載のステータでは、スロットに対して外周側に位置する複数のヨークコア部(外周側コア)と、スロットの周方向側に位置し、ヨークコア部同士を連結する複数のティースコア部(内周側コア)とを備えるステータが開示されている。このステータでは、複数のヨークコア部と複数のティースコア部とを周方向に隣接するように配置した状態で、円環状の嵌合リング部内に複数のヨークコア部と複数のティースコア部とを挿入(嵌合)することにより、複数のヨークコア部と複数のティースコア部とを固定するように構成されている。これにより、複数のヨークコア部と複数のティースコア部との周方向および半径方向への移動が嵌合リング部により規制されている。
特開2010−233387号公報
しかしながら、上記特許文献1のステータでは、複数のヨークコア部と複数のティースコア部との周方向および半径方向への移動が嵌合リング部により規制されている一方、ステータの振動や、ティースコア部がロータの永久磁石の磁力により吸引されてティースコア部の嵌合が緩むことに起因して、ティースコア部(内周側コア)がヨークコア部(外周側コア)に対して回転軸方向に相対的に移動する場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、内周側コアが外周側コアに対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することが可能なステータおよびステータの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるステータは、スロットの外周側に配置され、外周側コア嵌合部を有するとともにヨーク部を構成する外周側コアと、外周側コアの内周側において、外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有するとともにティース部を構成する内周側コアと、周側コアおよび外周側コアの回転軸方向の端部に配置される端面板とを備え、端面板は、外周側コア嵌合部に対応する形状を有する嵌合部対応部分を含み、嵌合部対応部分は、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように、外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態で配置されている
この発明の第1の局面によるステータでは、上記のように、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように、内周側コアおよび外周側コアの回転軸方向の端部に配置される端面板を備える。これにより、内周側コアの外周側コアに対する回転軸方向の相対的な移動が端面板により規制されるので、内周側コアが外周側コアに対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することができる。
この発明の第2の局面におけるステータの製造方法は、ティース部を構成する内周側コアを回転軸方向に挿入することによって、スロットの外周側に配置されヨーク部を構成する外周側コアの内周側において、外周側コアの外周側コア嵌合部に、内周側コアの内周側コア嵌合部を嵌合させる工程と、周側コアおよび外周側コアの回転軸方向の端部に端面板を配置する工程とを備え、端面板を配置する工程は、端面板の嵌合部対応部分が、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態で、端面板を、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように配置する工程を含む
この発明の第2の局面によるステータの製造方法では、上記のように、回転軸方向から見て、外周側コアの外周側コア嵌合部と内周側コアの内周側コア嵌合部とに跨るように、内周側コアおよび外周側コアの回転軸方向の端部に端面板を配置する工程を備える。これにより、内周側コアの外周側コアに対する回転軸方向の相対的な移動が端面板により規制されるので、内周側コアが外周側コアに対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することが可能なステータの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、内周側コアが外周側コアに対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することができる。
本発明の第1実施形態によるステータを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態によるステータの断面図である。 本発明の第1実施形態によるステータコアを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態による外周側コアを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態による内周側コアを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態によるコイルを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1(第3)実施形態による端面板を回転軸方向から見た図である。 図1の部分拡大図である。 外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨らないように配置された端面板を回転軸方向から見た図である。 図9の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態によるステータを回転軸方向から見た図である。 本発明の第2実施形態によるステータの断面図である。 本発明の第2(第3)実施形態による端面板を回転軸方向から見た図である。 図11の部分拡大図である。 本発明の第3実施形態によるステータの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ステータの構造)
図1〜図10を参照して、第1実施形態によるステータ100の構造について説明する。
図1および図2に示すように、ステータ100は、ステータコア10と、コイル40とを含む。図3に示すように、ステータコア10は、外周側コア20と、内周側コア30とを含む。
図4に示すように、外周側コア20は、略円環状の鋼板を回転軸方向(Z方向)に積層することにより形成されている。また、外周側コア20は、スロット11(図3参照)の外周側に配置される外周側コア嵌合部21を有する。外周側コア嵌合部21は、外周側コア20の内周側に設けられており、後述する内周側コア嵌合部31が周方向および半径方向に嵌合するように構成されている。また、外周側コア嵌合部21は、回転軸方向(Z方向)に延びる溝部21aにより構成されている。また、隣り合う溝部21a間には、歯部21bが設けられている。また、外周側コア嵌合部21(溝部21a)は、複数(第1実施形態では、48個)設けられている。また、外周側コア20は、ヨーク部22を構成する。
また、外周側コア20は、ボルトなどの固定具(図示せず)が挿入される締結孔23を有する。締結孔23は、複数(第1実施形態では、3個)設けられている。そして、締結孔23に固定具(図示せず)が挿入されて締結されることにより、ステータ100は、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。
図5に示すように、内周側コア30は、略円環状の鋼板を回転軸方向(Z方向)に積層することにより形成されている。また、内周側コア30は、外周側コア20の内周側において、外周側コア嵌合部21に周方向および半径方向に嵌合される内周側コア嵌合部31を有する。これにより、内周側コア嵌合部31は、外周側コア嵌合部21に対して、周方向および半径方向に移動するのが抑制されている。また、内周側コア嵌合部31は、内周側コア30の外周側に設けられている。また、内周側コア嵌合部31は、複数(第1実施形態では、48個)設けられている。また、内周側コア30は、コイル40が巻回されるティース部32を構成する。また、内周側コア嵌合部31は、ティース部32の半径方向外側端部に設けられている。
また、図6に示すように、コイル40は、1つの第1コイル部41、1つの第2コイル部42、および、複数(第1実施形態では、6個)の第3コイル部43を含む。第1コイル部41は、スロット11の外周側に配置されている単層重ね巻コイルからなる。第2コイル部42は、スロット11の内周側に配置されている単層重ね巻コイルからなる。第3コイル部43は、周方向の一方側の部分がスロット11の外周側に配置され、周方向の他方側の部分がスロット11の内周側に配置される2層重ね巻コイルからなる。
また、図2に示すように、ステータ100には、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の一方側(Z1方向側)と他方側(Z2方向側)との両方の端部において外周側コア20および内周側コア30を挟み込むように配置される端面板50(端面板50aおよび50b)が設けられている。なお、端面板50aおよび50bは、同一の形状を有する。また、端面板50は、ステータコア10を形成する鋼板と同一の材料により形成されている。
図7に示すように、端面板50は、外周側コア20および内周側コア30を構成する鋼板と同じ材質および厚みを有する鋼板により、略円環状に形成されている。ここで、第1実施形態では、端面板50は、外周側コア20の外周側コア嵌合部21の溝部21aおよび歯部21bにそれぞれ対応する形状を有する溝部52および歯部53を含んでいる。すなわち、端面板50の溝部52は、外周側コア20の溝部21aと略同一の溝幅と、溝深さと、半径方向位置とを有する。また、端面板50の歯部53は、外周側コア20の歯部21bと略同一の歯幅と、突出長さと、半径方向位置とを有する。また、溝部52および歯部53は、それぞれ、複数(第1実施形態では、48個)設けられている。また、溝部52は、端面板50の内周側に配置されており、後述するステータ100の製造時において内周側コア30を外周側コア20に嵌合する際に、内周側コア嵌合部31(ティース部32)が通過するように構成されている。また、歯部53は、隣り合う2つの溝部52の間に設けられている。すなわち、端面板50の内周側の形状と外周側コア嵌合部21の内周側の形状(図4参照)とは、回転軸方向から見て略一致する。なお、溝部52および歯部53は、特許請求の範囲の「嵌合部対応部分」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図8に示すように、回転軸方向から見て、端面板50は、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の端部に配置されている。具体的には、端面板50は、回転軸方向から見て、内周側コア30の外周側(つまり、ティース部32の外周側)において、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。詳細には、端面板50の歯部53は、外周側コア嵌合部21および内周側コア嵌合部31の回転軸方向の端面に直接接触するように配置されており、外周側コア嵌合部21および内周側コア嵌合部31に直接接触した状態で、外周側コア嵌合部21(歯部21b)と、ティース部32の半径方向外側に位置する内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。
また、図7に示すように、第1実施形態では、端面板50は、複数(第1実施形態では、3個)の端面板孔部51を有する。図8に示すように、端面板孔部51は、端面板50が外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置された状態で、固定具(図示せず)が挿入されるステータコア10の締結孔23に対応する位置に設けられている。すなわち、端面板孔部51の直径と、締結孔23の直径とが略同一であり、端面板50が外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置された状態で、回転軸方向から見て、端面板孔部51の中心C1と、締結孔23の中心C2とが略一致する。
そして、第1実施形態では、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置された状態で、歯部53(溝部52)は、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向にずれた状態になり、端面板50の歯部53が、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。具体的には、歯部53の周方向の一方側(R1方向側)の部分が、半径方向に沿って、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨った状態で延びるように配置されている。すなわち、外周側コア嵌合部21の締結孔23に対する位置(周方向の位置)と、溝部52の端面板孔部51に対する位置(周方向の位置)とが、所定の角度分、周方向にずれている。
また、図9および図10に示すように、端面板50は、回転軸方向から見て、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対して周方向(R2方向)にずれた状態では、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能なように、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨らないように構成されている。具体的には、図10に示すように、端面板50は、回転軸方向から見て、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対して周方向(R2方向)にずれた状態では、外周側コア嵌合部21の内周側の縁部21aと、溝部52の内周側の縁部52aとが略一致した状態となる。これにより、内周側コア30を外周側コア20に対して回転軸方向に移動させることにより、内周側コア30を、端面板50の溝部52を介して、外周側コア嵌合部21に嵌合(挿入)することが可能になる。
また、第1実施形態では、図8に示すように、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において外周側コア20および内周側コア30を挟み込むように配置されている端面板50(端面板50aおよび50b)のうちの、端面板50aは、回転軸方向の一方側(Z1方向側)の外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。また、端面板50bは、回転軸方向の他方側(Z2方向側)の外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。
また、端面板50の外周側(外側面54)の形状(図7参照)は、外周側コア20の外周側(外側面24)の形状(図4参照)に略等しい。すなわち、図4に示すように、外周側コア20の外側面24には、回転軸方向から見て、締結孔23に対応する部分に外周側に突出するように耳部25が設けられているとともに、耳部25以外の部分は、略円形状を有する。また、図7に示すように、端面板50の外側面54には、回転軸方向から見て、端面板孔部51に対応する部分に外周側に突出するように耳部55が設けられているとともに、耳部55以外の部分は、略円形状を有する。
(第1実施形態の構成の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の端部に配置される端面板50を備える。これにより、内周側コア30の外周側コア20に対する回転軸方向の相対的な移動が端面板50により規制されるので、内周側コア30が外周側コア20に対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、端面板50を、回転軸方向から見て、内周側コア30の外周側において、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置する。これにより、内周側コア30の内周側に配置されるコイル40に、内周側コア30の外周側に配置される端面板50が干渉するのを防止することができる。これにより、コイル40の損傷を防止しながら、内周側コア30が外周側コア20に対して回転軸方向に相対的に移動するのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、端面板50は、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において外周側コア20および内周側コア30を挟み込むように配置され、回転軸方向の一方側の外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されるとともに、回転軸方向の他方側の外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置されている。これにより、端面板50が、回転軸方向の一方側のみ、または、他方側のみに配置されている場合と異なり、内周側コア30の外周側コア20に対する回転軸方向の相対的な移動を確実に規制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、外周側コア20は、固定具(図示せず)が挿入される締結孔23を有する鋼板を積層することにより形成されており、端面板50を、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置された状態で、固定具(図示せず)が挿入される締結孔23に対応する位置に設けられる端面板孔部51を有するように構成する。これにより、端面板孔部51を介して固定具(図示せず)を締結孔23に挿入して締結することにより、端面板50を、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置した状態で、外周側コア20に固定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、端面板50は、外周側コア嵌合部21に対応する形状を有する溝部52および歯部53を有する。そして、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置された状態で、歯部53は、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向にずれた状態になり、端面板50が、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置される。これにより、端面板50を周方向に移動させて端面板50の溝部52と外周側コア嵌合部21とを連通させることにより、容易に、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能な状態にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、端面板50を、回転軸方向から見て、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対して周方向にずれた状態では、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能なように、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨らないように構成する。これにより、端面板50を外周側コア20に配置した状態でも、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合することができる。その結果、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合した後に、端面板50を回転軸方向に移動させて、内周側コア30が嵌合された外周側コア20に配置する場合と異なり、端面板50と内周側コア30に取り付けられたコイル40とが干渉するのを防止(コイル40の損傷を防止)することができる。また、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合した後に、端面板50を周方向に移動させるだけで、容易に、端面板50を、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、端面板50の外周側(外側面54)の形状を、外周側コア20の外周側(外側面24)の形状に略等しくする。これにより、回転軸方向から見て、端面板50の外周側と外周側コア20の外周側とを略一致させる(外側面54と外側面24とを略面一にする)ことにより、端面板50の外周側コア20に対する位置決めを容易に行うことができる。
(ステータの製造方法)
図8および図10を参照して、第1実施形態によるステータ100の製造方法について説明する。
まず、図10に示すように、内周側コア30を外周側コア20に嵌合する前に、回転軸方向から見て、端面板50の端面板孔部51が、外周側コア20を形成する鋼板の固定具(図示せず)が挿入される締結孔23に対して周方向(R2方向)にずれた状態で、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能なように、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨らないように端面板50を配置する。これにより、外周側コア嵌合部21の内周側の縁部21aと、溝部52の内周側の縁部52aとが略一致した状態となる。その結果、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能になる。
次に、ティース部32を構成する内周側コア30を回転軸方向に挿入することによって、スロット11の外周側に配置されヨーク部22を構成する外周側コア20の内周側において、外周側コア20の外周側コア嵌合部21に、内周側コア30の内周側コア嵌合部31を嵌合させる。なお、ティース部32には、コイル40が予め巻回されている。
次に、内周側コア30を回転軸方向に挿入することによって、内周側コア30を外周側コア20に嵌合した後、図8に示すように、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置されるように、端面板50を周方向(R1方向)に移動させる。具体的には、回転軸方向から見て、端面板孔部51の中心C1と、締結孔23の中心C2とが略一致するように、端面板50を周方向(R1方向)に移動させる。これにより、端面板50の歯部53が、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向(R1方向)にずれた状態で、端面板50が、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように、外周側コア20および内周側コア30の回転軸方向の端部に配置される。なお、端面板50(端面板50aおよび50b)の配置、および、移動は、回転軸方向の一方側と他方側との両方において行われる。
その後、端面板孔部51を介して、締結孔23に固定具(図示せず)を挿入して締結することにより、ステータ100は、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。これにより、端面板50も外周側コア20に固定される。
(第1実施形態の製造方法の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、内周側コア30を外周側コア20に嵌合する前に、回転軸方向から見て、端面板50の端面板孔部51が、外周側コア20を形成する鋼板の固定具(図示せず)が挿入される締結孔23に対して周方向にずれた状態で、外周側コア20に対して内周側コア30を回転軸方向に嵌合可能なように、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨らないように端面板50を配置する工程を設ける。これにより、端面板50を外周側コア20に配置した状態でも、内周側コア30の嵌合作業を行うことができる。
また、内周側コア30を回転軸方向に挿入することによって、内周側コア30を外周側コア20に嵌合した後に、端面板50の端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置されるように、端面板50を周方向に移動させることによって、端面板50の歯部53が、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向にずれた状態で、端面板50を、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置する工程を設ける。これにより、端面板50を周方向に移動させるだけで、端面板50を、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置することができる。その結果、外周側コア20に内周側コア30を嵌合した後に、コイル40との干渉を避けながら端面板50を外周側コア20に配置する場合と異なり、端面板50の配置作業を容易にすることができる。
[第2実施形態]
(ステータの構造)
図11〜図14を参照して、第2実施形態によるステータ200の構造について説明する。第2実施形態のステータ200は、端面板50に溝部52および歯部53が設けられていた上記第1実施形態と異なり、端面板60の内周側の縁部61は、略円形状に形成されている。
図11および図12に示すように、ステータ200では、回転軸方向の一方側と他方側との両方において外周側コア20および内周側コア30を挟み込むように配置される端面板60(端面板60aおよび60b)が設けられている。なお、端面板60aおよび60bは、同一の形状を有する。
ここで、第2実施形態では、図13および図14に示すように、回転軸方向から見て、端面板60は、周方向に沿って、複数の外周側コア嵌合部21と、複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように、端面板60の内周側の縁部61は、内周側コア嵌合部31の外周側の縁部31aよりも内周側に配置されるように構成されている。具体的には、端面板60の内周側の縁部61は、略円形状に形成されている。そして、略円形状の端面板60の内周側の縁部61が、内周側コア嵌合部31の外周側の縁部31aよりも内周側に配置されるように構成されている。また、端面板60の内周側の縁部61は、外周側コア20の内周側の縁部20aよりも外周側に配置されている。また、端面板60には、複数(第2実施形態では、3個)の端面板孔部62が設けられている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の構成の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、回転軸方向から見て、端面板60が、周方向に沿って、複数の外周側コア嵌合部21と、複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように、端面板60の内周側の縁部61を、内周側コア嵌合部31の外周側の縁部31aよりも内周側に配置する。これにより、外周側コア20に内周側コア30を嵌合させた状態で、端面板60を外周側コア20の回転軸方向に沿って配置するだけで、容易に、端面板60を、複数の外周側コア嵌合部21と複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように配置することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、端面板60の内周側の縁部61を、略円形状に形成する。これにより、端面板60の内周側の縁部61の形状が比較的単純な形状になるので、寸法の誤差等を防止しながら、端面板60を容易に形成することができる。
(ステータの製造方法)
図14を参照して、第2実施形態によるステータ200の製造方法について説明する。
まず、予めコイル40が配置されている内周側コア30を、回転軸方向に移動させることによって、外周側コア20の外周側コア嵌合部21に、内周側コア30の内周側コア嵌合部31を嵌合させる。
次に、回転軸方向から見て、外周側コア20の外周側コア嵌合部21と内周側コア30の内周側コア嵌合部31とに跨るように端面板60を配置する。その後、端面板孔部62を介して、締結孔23に固定具(図示せず)を挿入して締結することにより、ステータ200は、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。これにより、端面板60も外周側コア20に固定される。
[第3実施形態]
(ステータの構造)
図7、図8、図13〜図15を参照して、第3実施形態によるステータ300の構造について説明する。第3実施形態のステータ300は、回転軸方向の一方側と他方側とに設けられる端面板50(端面板60)の形状が同一であった上記第1(第2)実施形態と異なり、回転軸方向の一方側と他方側とに設けられる端面板70aおよび70bの形状が異なる。
図15に示すように、回転軸方向の一方側と他方側との両方において外周側コア20および内周側コア30を挟み込むように配置される端面板70aおよび70bが設けられている。なお、端面板70aは、コイル40の図示しないリード線が設けられる側(リード線側、Z1方向側)に配置される。また、端面板70bは、コイル40の図示しないリード線が設けられる側とは反対側(反リード線側、Z2方向側)に配置される。
ここで、第3実施形態では、図7に示すように、回転軸方向の一方側(リード線側、Z1方向側)に設けられる端面板70aは、上記第1実施形態の端面板50と同一の形状を有する。すなわち、端面板70aは、外周側コア嵌合部21に対応する形状を有する溝部52(歯部53)を含む。そして、図8に示すように、端面板70aの端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置された状態で、歯部53は、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向にずれた状態になり、端面板70aが、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置される。
図13に示すように、回転軸方向の他方側(反リード線側、Z2方向側)に設けられる端面板70bは、上記第2実施形態の端面板60と同一の形状を有する。すなわち、図14に示すように、端面板70bは、回転軸方向から見て、端面板70bが、周方向に沿って、複数の外周側コア嵌合部21と、複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように、端面板70bの内周側の縁部61は、内周側コア嵌合部31の外周側の縁部31aよりも内周側に配置されるように構成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第3実施形態の構成の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、回転軸方向の一方側に配置される端面板70aでは、端面板70aの端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置された状態で、歯部53を、回転軸方向から見て、外周側コア嵌合部21に対して周方向にずれた状態にして、端面板70aが、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置される。また、回転軸方向の他方側に配置される端面板70bでは、回転軸方向から見て、端面板70bが、周方向に沿って、複数の外周側コア嵌合部21と、複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように、端面板70bの内周側の縁部61を、内周側コア嵌合部31の外周側の縁部31aよりも内周側に配置する。これにより、端面板とリード線との干渉が比較的生じやすいリード線側では、端面板70a(歯部53)を周方向に移動させて、端面板70aを、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置することができる。その結果、コイル40と端面板70aとの干渉を防止(コイル40の損傷を防止)することができる。また、反リード線側に端面板70bを配置することにより、端面板70bを外周側コア20の回転軸方向に沿って配置するだけで、容易に、端面板70bを、複数の外周側コア嵌合部21と複数の内周側コア嵌合部31とに跨るように配置することができる。
(ステータの製造方法)
図8および図10を参照して、第3実施形態によるステータ300の製造方法について説明する。
まず、図10に示すように、回転軸方向から見て、端面板70aの端面板孔部51が、締結孔23に対して周方向にずれた状態で、外周側コア20に対して内周側コア30を軸方向に嵌合可能なように、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨らないように端面板70aを配置する。
次に、予めコイル40が配置されている内周側コア30を回転軸方向に挿入することによって、外周側コア20の外周側コア嵌合部21に、内周側コア30の内周側コア嵌合部31を嵌合させる。
次に、図8に示すように、端面板70aの端面板孔部51が締結孔23に対応する位置に配置されるように、端面板70aを周方向に移動させる。これにより、端面板70aが、外周側コア嵌合部21と内周側コア嵌合部31とに跨るように配置される。
次に、端面板70bを回転軸方向に移動させて、回転軸方向から見て、外周側コア20の外周側コア嵌合部21と内周側コア30の内周側コア嵌合部31とに跨るように端面板70bを配置する。その後、端面板孔部51(62)を介して、締結孔23に固定具(図示せず)を挿入して締結することにより、ステータ300は、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。これにより、端面板70aおよび70bも外周側コア20に固定される。なお、端面板70bを配置する工程は、外周側コア20の外周側コア嵌合部21に、内周側コア30の内周側コア嵌合部31を嵌合させる工程の前に行ってもよい。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、端面板が、回転軸方向から見て、内周側コアの外周側において、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、端面板を、回転軸方向から見て、内周側コアの内周側において、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように配置してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、端面板が、回転軸方向の一方側と他方側との両方に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、端面板を、回転軸方向の一方側のみ、または、他方側のみに配置してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、端面板を固定具により外周側コアに固定する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、端面板を溶接などにより外周側コアに固定してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、端面板を固定具により外周側コアに固定する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、端面板を接着剤などにより外周側コアに仮固定した後、端面板を固定具(溶接)により、外周側コアに固定してもよい。
また、上記第1実施形態では、端面板の内周側の形状(溝部、歯部)と外周側コア嵌合部の内周側の形状が回転軸方向から見て略一致する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、端面板が、端面板を周方向に移動させる前に外周側コアに対して内周側コアを回転軸方向に嵌合可能であり、端面板を周方向に移動させた後に、端面板が外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とに跨るように配置される形状を有していれば、端面板の内周側の形状(溝部、歯部)と外周側コア嵌合部の内周側の形状が回転軸方向から見て略一致していなくてもよい。
また、上記第2実施形態では、端面板の内周側の縁部が、略円形状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、端面板が、周方向に沿って、複数の外周側コア嵌合部と、複数の内周側コア嵌合部とに跨る形状を有していれば、端面板の内周側の縁部は、略円形状以外の形状でもよい。
11 スロット
20 外周側コア
21 外周側コア嵌合部
22 ヨーク部
23 締結孔
30 内周側コア
31 内周側コア嵌合部
31a (内周側コア嵌合部の外周側の)縁部
32 ティース部
50、50a、50b、60、60a、60b、70a、70b 端面板
51、62 端面板孔部
52 溝部(嵌合部対応部分)
53 歯部(嵌合部対応部分)
61 (端面板の内周側の)縁部
100、200、300 ステータ

Claims (11)

  1. スロットの外周側に配置され、外周側コア嵌合部を有するとともにヨーク部を構成する外周側コアと、
    前記外周側コアの内周側において、前記外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有するとともにティース部を構成する内周側コアと、
    記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の端部に配置される端面板とを備え
    前記端面板は、前記外周側コア嵌合部に対応する形状を有する嵌合部対応部分を含み、
    前記嵌合部対応部分は、回転軸方向から見て、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように、前記外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態で配置されている、ステータ。
  2. 前記端面板は、回転軸方向から見て、前記内周側コアの外周側において、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置されている、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記端面板は、前記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において前記内周側コアおよび前記外周側コアを挟み込むように配置され、回転軸方向の一方側の前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置されるとともに、回転軸方向の他方側の前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置されている、請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記外周側コアは、固定具が挿入される締結孔を有する鋼板を積層することにより形成されており、
    前記端面板は、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置された状態で、前記固定具が挿入される前記締結孔に対応する位置に設けられる端面板孔部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のステータ。
  5. 前記端面板は、前記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において前記内周側コアおよび前記外周側コアを挟み込むように配置され
    前記端面板の前記端面板孔部が前記締結孔に対応する位置に配置された状態で、前記嵌合部対応部分は、回転軸方向から見て、前記外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態になり、前記端面板が、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置される、請求項4に記載のステータ。
  6. 前記端面板は、回転軸方向から見て、前記端面板の前記端面板孔部が前記締結孔に対して周方向にずれた状態では、前記外周側コアに対して前記内周側コアを回転軸方向に嵌合可能なように、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨らないように構成されている、請求項5に記載のステータ。
  7. 前記外周側コア嵌合部は、複数設けられ、
    前記内周側コア嵌合部は、複数設けられ、
    前記端面板は、前記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において前記内周側コアおよび前記外周側コアを挟み込むように配置され、
    回転軸方向の一方側と他方側との両方に配置される前記端面板のうちの少なくとも一方は、回転軸方向から見て、前記端面板が、周方向に沿って、前記複数の外周側コア嵌合部と、前記複数の内周側コア嵌合部とに跨るように、前記端面板の内周側の縁部は、前記内周側コア嵌合部の外周側の縁部よりも内周側に配置されるように構成されている、請求項4〜6のいずれか1項に記載のステータ。
  8. 前記外周側コア嵌合部は、複数設けられ、
    前記内周側コア嵌合部は、複数設けられ、
    前記端面板は、前記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の一方側と他方側との両方の端部において前記内周側コアおよび前記外周側コアを挟み込むように配置され、
    回転軸方向の一方側に配置される前記端面板は、前記外周側コア嵌合部に対応する形状を有する前記嵌合部対応部分を含み、前記端面板の前記端面板孔部が前記締結孔に対応する位置に配置された状態で、前記嵌合部対応部分は、回転軸方向から見て、前記外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態になり、前記端面板が、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置され、
    回転軸方向の他方側に配置される前記端面板は、回転軸方向から見て、前記端面板が、周方向に沿って、前記複数の外周側コア嵌合部と、前記複数の内周側コア嵌合部とに跨るように、前記端面板の内周側の縁部は、前記内周側コア嵌合部の外周側の縁部よりも内周側に配置されるように構成されている、請求項4〜のいずれか1項に記載のステータ。
  9. 前記端面板の外周側の形状は、前記外周側コアの外周側の形状に略等しい、請求項1〜のいずれか1項に記載のステータ。
  10. ティース部を構成する内周側コアを回転軸方向に挿入することによって、スロットの外周側に配置されヨーク部を構成する外周側コアの内周側において、前記外周側コアの外周側コア嵌合部に、前記内周側コアの内周側コア嵌合部を嵌合させる工程と、
    記内周側コアおよび前記外周側コアの回転軸方向の端部に端面板を配置する工程とを備え
    前記端面板を配置する工程は、前記端面板の嵌合部対応部分が、回転軸方向から見て、前記外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態で、前記端面板を、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置する工程を含む、ステータの製造方法。
  11. 前記端面板を配置する工程は、
    前記内周側コアを前記外周側コアに嵌合する前に、回転軸方向から見て、前記端面板の端面板孔部が、前記外周側コアを形成する鋼板の固定具が挿入される締結孔に対して周方向にずれた状態で、前記外周側コアに対して前記内周側コアを回転軸方向に嵌合可能なように、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨らないように前記端面板を配置する工程と、
    前記内周側コアを回転軸方向に挿入することによって、前記内周側コアを前記外周側コアに嵌合した後に、前記端面板の前記端面板孔部が前記締結孔に対応する位置に配置されるように、前記端面板を周方向に移動させることによって、前記端面板の前記嵌合部対応部分が、回転軸方向から見て、前記外周側コア嵌合部に対して周方向にずれた状態で、前記端面板を、前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とに跨るように配置する工程とを含む、請求項10に記載のステータの製造方法。
JP2015190236A 2015-09-28 2015-09-28 ステータおよびステータの製造方法 Active JP6594143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190236A JP6594143B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ステータおよびステータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190236A JP6594143B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ステータおよびステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017070016A JP2017070016A (ja) 2017-04-06
JP6594143B2 true JP6594143B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=58495463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015190236A Active JP6594143B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ステータおよびステータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6594143B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023060063A1 (en) * 2021-10-08 2023-04-13 Crs Holdings, Llc Multi-material segmented stator

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025185A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Toshiba Corp モータ
JP5352979B2 (ja) * 2007-09-20 2013-11-27 株式会社デンソー 回転電機の固定子及びその製造方法
US8253298B2 (en) * 2008-07-28 2012-08-28 Direct Drive Systems, Inc. Slot configuration of an electric machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017070016A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5324673B2 (ja) 分割式コアを有する電動機の回転子及びその製造方法
JP6274475B2 (ja) 回転子、回転電機および回転子の製造方法
JP5971418B2 (ja) 回転電機用同期ロータと回転電機用同期ロータの製造方法
JP5363425B2 (ja) 電気機械のロータおよびその製造方法
JP5380241B2 (ja) 回転電機の積層固定鉄心
US9899885B2 (en) Rotor and rotating electric machine
JP2013169042A5 (ja)
JP2007228720A (ja) コア
JP2008104288A5 (ja)
JPWO2017038707A1 (ja) ステータの製造方法および回転電機の製造方法
JP4837334B2 (ja) 永久磁石式回転子
JP6594143B2 (ja) ステータおよびステータの製造方法
WO2017221496A1 (ja) 永久磁石式回転電機の回転子および永久磁石式回転電機
WO2015198382A1 (ja) 回転電機用同期ロータ
JP5237776B2 (ja) 回転電機
JP2012023805A (ja) 電動機の固定子とその製造方法
JP2008182786A (ja) ロータ及び回転電機
JP6694305B2 (ja) 固定子および電動機
JP2009106137A (ja) 回転電機の製造方法および回転電機
JP2005312153A (ja) 永久磁石式回転子とその製造方法
JP6484535B2 (ja) ステータおよびステータの製造方法
JP2018207648A (ja) モータ
JP5292134B2 (ja) ステータおよびモータ
JP5696642B2 (ja) ステータ固定構造
JP2017184400A (ja) 絶縁部材、固定子および電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6594143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150