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JP6593027B2 - 複合容器 - Google Patents

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JP6593027B2 JP2015164386A JP2015164386A JP6593027B2 JP 6593027 B2 JP6593027 B2 JP 6593027B2 JP 2015164386 A JP2015164386 A JP 2015164386A JP 2015164386 A JP2015164386 A JP 2015164386A JP 6593027 B2 JP6593027 B2 JP 6593027B2
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Description

本発明は、内容物を収納する包装袋を筒状の外装体により覆う複合容器に関する。
食品等の粉体や粒体の内容物を収納する複合容器は特許文献1に開示される。複合容器は内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成される外装体とを備え、外装体に挿通された包装袋の外面と外装体の内面とを接着している。包装袋は積層フィルムに設けられるシール層同士を熱溶着により固着して密封される。包装袋の上部の左右の一端には切り裂き用のノッチが設けられる。外装体は左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される。また、外装体の左右端には一対の押込部が設けられる。押込部は折曲部を対称軸として前面側及び背面側に設けた曲線の折り線を有している。
上記構成の複合容器において、ユーザは喫食時にノッチから包装袋を開封する。次に、押込部を内方向に押し込むことにより、外装体の前面及び背面が湾曲して外装体を自立可能な状態に変形させる。この状態を保持して複合容器を電子レンジ内に自立させて加熱する。そして、複合容器が自立した状態で内容物が喫食される。
特開2011−173640号公報
しかしながら、上記従来の複合容器によると、自立させて電子レンジ内に収納して加熱するため、電子レンジの高さ制限により加熱できない場合がある。従って、複合容器の利便性が悪い問題があった。
本発明は、利便性を向上できる複合容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、積層フィルムに設けられるシール層同士を固着して密封されるとともに内部に形成される収納空間に内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成されるとともに左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される外装体とを備え、前記外装体に挿通された前記包装袋の外面と前記外装体の内面とを接着部により接着した複合容器において、前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記外装体が板紙の周方向の両端を重ねて接着される合着部を有し、前記包装袋の前記ウィング部を設けた面の反対面に面して前記合着部を配したことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の底部の左右端に下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記接着部の下端が前記傾斜部の上端よりも上方に配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の前面及び背面で前記接着部の下端の高さが異なることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記外装体の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋が左右の端部に切り裂き用のノッチを有し、前記ノッチが前記ウィング部と前記外装体との間に配されることを特徴とする。
本発明によると、ウィング部が収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、押込部を内方向に押し込むことにより外装体の前面及び背面が湾曲して外装体が自立可能な状態に変形する。これにより、電子レンジにより複合容器1を加熱すると蒸通孔から蒸気が流出するため、複合容器を寝かせて加熱することができる。また、外装体の変形により複合容器を自立させて内容物を喫食することができる。従って、電子レンジの高さ制限を受けずに複合容器を加熱して喫食することができ、複合容器の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の複合容器を示す正面図 図1のA−A断面図 本発明の第1実施形態の包装袋を示す分解斜視図 本発明の第1実施形態の積層フィルムを示す側面断面図 本発明の第1実施形態の外装体を示す展開図 本発明の第1実施形態の複合容器の喫食状態を示す斜視図 本発明の第2実施形態の包装袋を示す正面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の複合容器1の正面図を示しており、図2はA−A断面図を示している。複合容器1は包装袋2及び外装体20を備えている。包装袋2は筒状の外装体20に挿通され、接着部40により外装体20に接着されている。
図3は包装袋2の分解斜視図を示している。包装袋2は四方シールの平パウチから成り、軟質樹脂フィルムの積層フィルム3、4、5により形成されている。包装袋2の背面には積層フィルム5が配され、前面には積層フィルム3、4が配される。尚、複合容器1の前後方向の一面を前面と称して他面を背面と称するが、前面と背面とを入れ替えても同じである。
積層フィルム3の上端部及び積層フィルム4の下端部はそれぞれ前方に折曲して互いに熱溶着部2cにより固着され、ウィング部11を形成する。積層フィルム3の下端部及び両側端部は熱接着部2aによって積層フィルム5の周部に直接固着される。積層フィルム4の上端部及び両側端部は熱接着部2bによって積層フィルム5の周部に直接固着される。
これにより、包装袋2は内部に内容物Nを収納する収納空間8(図2参照)を形成して密封され、包装袋2の前面にはウィング部11が突設される。尚、包装袋2の製造時には一辺を開放して周部を熱接着部2a、2bにより固着し、内容物Nを投入した後に開放状態の一辺が固着される。
図4は積層フィルム3の側面断面図を示している。積層フィルム4、5も積層フィルム3と同様に形成される。積層フィルム3はシール層3b及び基材層3cを積層して形成される。
シール層3bは一般に電子レンジで加熱又は加熱調理される食品包材として使用されているものを使用することができる。具体的には、低密度ポリエチレンフィルム、超低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレンーアクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメタクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーエチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーメチルメタクリレート共重合体フィルムまたはアイオノマーフィルム等を使用できる。
基材層3cはシール層3bよりも外側に設けられ、電子レンジで加熱又は加熱調理される食品用包材として使用されているものを使用することができる。例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、シリカ蒸着延伸ナイロンフィルム、アルミナ蒸着延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールコート延伸ポリプロピレンフィルム、ナイロン6/メタキシレンジアミンナイロン6共押共延伸フィルムまたはポリプロピレン/エチレンービニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム等を使用できる。
図1、図2において、包装袋2には前面に突設されるウィング部11と外装体20との間の両端部に包装袋2を切り裂くための切欠きから成るノッチ10が設けられている。ウィング部11には熱接着部2cによって収納空間8と隔離される隔離部6a、6bが形成される。
隔離部6aは左右方向の中央部に設けられ、積層フィルム3、4を貫通するC字状の切り込みから成る蒸通孔7aが形成される。隔離部6bは隔離部6aの左右に連通部11aを介してそれぞれ設けられ、積層フィルム3、4を貫通するI字状の切り込みから成る蒸通孔7bが形成される。連通部11aは収納空間8と連通して形成される。
複合容器1を電子レンジにより加熱した際に包装袋2の膨張によって隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cが剥がれ、蒸通孔7a、7bを介して蒸通する。蒸通孔7a、7bを貫通穴により形成してもよい。
図5は外装体20の展開図を示している。板紙から成る外装体20の外面上には印刷により商品名や内容物等を示す文字や絵柄の印刷層(不図示)が形成される。外装体20は前面を形成する前面部20aの両側方に背面を形成する背面部20b、20cが折り線から成る折曲部21を介して隣接する。一方の背面部20cの側端には糊代29(図中、クロスハッチングで示す)が設けられる。外装体20の周方向の両端を糊代29で接着することにより、背面部20b、20cが重ね合わされた合着部27を形成して外装体20が筒状に形成される。
前面部20aの上端は左右方向の両端に対して中央部を下方に配した曲線状に形成される。背面部20b、20cの上端も同様に、筒状に形成した状態で外装体20の背面上で左右方向の両端に対して中央部を下方に配した曲線状に形成される。また、前面部20aの底部の左右端には下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部9が設けられている。背面部20bの底部の右端及び背面部20cの底面の左端にも同様の傾斜部9が設けられている。
一対の折曲部21上にはそれぞれ押込部24が設けられる。押込部24は折り線22、折り線23、スリット28a、スリット28bにより形成される。折り線22(第1折り線)と折り線23(第2折り線)とは折曲部21を挟み、上下方向に延びて形成される。また、折り線22及び折り線23は上下方向の中央部に対して上方及び下方が左右方向の外側(折曲部21の方向)に向かって傾斜した曲線状に形成される。本実施形態では折り線22と折り線23とが折曲部21を対称線として形成されるが、折曲部21を挟んで設けられていれば非対称でもよい。
折り線22の上端と折り線23の上端とはスリット28aにより連結され、折り線22の下端と折り線23の下端とはスリット28bにより連結される。スリット28a及びスリット28bは下に凸の曲線状に形成される。
下方のスリット28bの両端には外装体20の下端まで傾斜して延びる折り線25及び折り線26が設けられる。折り線25及び折り線26の下端は傾斜部9の下端に連結される。
尚、スリット28aを省き、折り線22の上端と折り線23の上端とを外装体20の上端により連結してもよい。また、スリット28b、折り線25及び折り線26を省き、折り線22の下端と折り線23の下端とを外装体20の下端により連結してもよい。
また、前面部20a及び背面部20b、20cには接着剤の塗布により包装袋2(図2参照)に固着される接着部40が形成される。接着部40は接着剤を線状に塗布した複数の塗布部40a、40b、40cから成っている。塗布部40a、40bは上下に延びて形成され、塗布部40cは左右方向に延びて形成される。塗布部40aは筒状の外装体20の前面側及び背面側の中央部の内面に配される。塗布部40bは塗布部40aの両側方にそれぞれ配される。包装袋2の前面部20a及び背面20b、20cで接着部40a、40bの下端の高さがそれぞれ異なっている。即ち、前面部20aの接着部40a、40bの下端の高さは背面部20bの接着部40a、40bの下端の高さよりも高く形成されている。これにより、包装袋2の底部の内容物Nをより容易に取り出すことができる。なお、前面部20a及び背面20b、20cで接着部40a、40bの下端の高さを同じにしてもよい。
複合容器1の形成時には、内容物Nを収納した包装袋2の前面(ウィング部11の形成面)が外装体20の前面部20aの内面上に設置され、接着部40により接着される。次に外装体20を折曲部21で折曲して合着部27で接着するとともに、包装袋2の背面が接着部40により背面部20b、20cに接着される。
外装体20には美観低下を回避するために、合着部27が形成されない前面部20aに商品名等が印刷される。このため、ユーザが前面部20aを商品の前面側と認識し、前面側にウィング部11が配置される。尚、外装体20にはウィング部11を上面に配してレンジ加熱する指示が印刷されている。
上記構成の複合容器1において、内容物Nを喫食するために複合容器1はウィング部11を上方に向けて寝かせた状態で電子レンジ内に設置され、電子レンジにより加熱される。この時、ユーザは前面側と認識した面を通常上面に配置するため、ウィング部11を下方に向けた誤配置を防止することができる。
電子レンジにより複合容器1が加熱されると包装袋2が膨張する。この時、外装体20の前面及び背面は膨張する包装袋2に沿って外側に向けて湾曲する。包装袋2の膨張によって隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cは剥離後退する。熱接着部2cの剥離によって隔離部6aまたは隔離部6bと収納空間8とが連通すると、包装袋2内の蒸気が蒸通孔7aまたは蒸通孔7bを介して流出する。これにより、包装袋2の破裂を防止して内容物Nを加熱することができる。
通常は、包装袋2の中央部に近い隔離部6aが隔離部6bよりも早く収納空間8と連通するため、蒸気の流出によって隔離部6bと収納空間8とは連通しない。しかし、隔離部6aの周囲の熱接着部2cの剥離が進行しない場合に、隔離部6bと収納空間8とが連通して蒸気が流出する。これにより、包装袋2の破裂を確実に防止することができる。
また、外装体20の合着部27を配した背面は前面よりも強度が高くなるため、外装体20の前面が背面よりも湾曲し易くなる。このため、包装袋2の前面が外装体20によって妨げられずに容易に膨張し、ウィング部11に設けた隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cを確実に剥離させることができる。加えて、外装体20の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配されているため、包装袋2を外装体20に妨げられずに更に容易に膨張させることができる。
複合容器1の加熱が終了すると、図6に示すように、包装袋2のノッチ10を切り裂いて包装袋2を開封する。そして、押込部24を手指で内方向に押圧すると、外装体20の前面及び背面が湾曲して外装体20が自立可能な状態に変形する。これにより、複合容器1を自立させた状態で内容物Nを取り出して喫食することができる。
この時、外装体20の上端が左右方向の中央部に対して両端を上方に配されているため、喫食時に複合容器1を安定して立設することができる。また、外装体20の底部の両側部が折り線25、26によって前後に広げられる。これにより、複合容器1をより安定して立設することができる。
また、ノッチ10がウィング部11と外装体20の上端との間に配されるため、ノッチ10で切り裂いた開口面2dと包装袋2の底面との距離が短くなる。これにより、内容物Nを容易に取り出すことができる。
本実施形態によると、ウィング部11が収納空間8と隔離される隔離部6a、6b内に蒸通孔7a、7bを開口し、押込部24を内方向に押し込むことにより外装体20の前面及び背面が湾曲して外装体20が自立可能な状態に変形する。これにより、電子レンジにより複合容器1を加熱すると蒸通孔7a、7bから蒸気が流出するため、複合容器1を寝かせて加熱することができる。また、外装体20の変形により複合容器1を自立させて内容物Nを喫食することができる。従って、電子レンジの高さ制限を受けずに複合容器1を加熱して喫食することができ、複合容器1の利便性を向上することができる。
また、外装体20が板紙の周方向の両端を重ねて接着される合着部27を有し、包装袋2のウィング部11を設けた面(前面)の反対面(背面)に面して合着部27を配した。これにより、包装袋2のウィング部11を配した前面が加熱により容易に膨張し、ウィング部11に設けた隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cを確実に剥離させることができる。
また、外装体20の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配される。これにより、複合容器1の加熱時に包装袋2を容易に膨張させることができるとともに喫食事に安定して立設できる。
また、包装袋2の左右の端部に設けた切り裂き用のノッチ10がウィング部11と外装体20との間に配される。これにより、ノッチ10で切り裂いた開口面2dと底面との距離を短くでき、内容物Nを容易に取り出すことができる。
また、押込部24の折曲部21を挟む折り線22及び折り線23が上下方向の中央部に対して上方及び下方が左右方向の外側に向かって傾斜する。また、折り線22の上端と折り線23の上端とがスリット28aにより連結され、折り線22の下端と折り線の下端とがスリット28bにより連結される。これにより、折曲部21を押圧した際に押し込まれた状態を保持できる押込部24を容易に実現できる。
尚、本実施形態において、複合容器1の自立時に平パウチから成る包装袋2は左右方向の中央部で底部を持ち上げられるため、底部の左右端の内容物Nを取り出しにくい場合がある。このため、包装袋2の前面側及び背面側の接着部40の下端を異なる高さに形成してもよい。これにより、複合容器1を自立させた際に、包装袋2の底部が前後方向に傾斜する。この時、包装袋2の底部の左右端が引っ張られて持ち上げられ、底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。
また、本実施形態において、積層フィルム4の底部と積層フィルム5の底部との間に底面を形成する積層フィルムを熱溶着した底ガゼット型袋により包装袋2を形成してもよい。
<第2実施形態>
次に、図7は第2実施形態の複合容器1の包装袋2の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して包装袋2の下部の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
平パウチから成る包装袋2の底部の左右端には傾斜部30が設けられている。傾斜部30は下方が包装袋2の左右方向の中央に向かって傾斜している。このため、包装袋2は略台形状に形成されている。また、接着部40の下端が傾斜部30の上端(図中B線)よりも上方に配されている。
押込部24の押し込みにより複合容器1を自立させると、包装袋2は左右方向の中央部で底部を持ち上げられる。この時、傾斜部30によって包装袋2の底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。また、傾斜部30よりも上方に接着部40が配されるため、傾斜部30よりも下方が前後方向に広げられる。これにより、包装袋2の底部の左右端の内容物Nをより容易に取り出すことができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、包装袋2が傾斜部30を有しているので、押込部24の押し込みにより包装袋2の底面の中央部が上昇しても、底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。
また、接着部40の下端が傾斜部30の上端(図中B線)よりも上方に配されている。これにより、喫食時に包装袋2の底部を前後方向に容易に広げることができる。
本発明によると、食品等の内容物を収納する包装袋を筒状の外装体により覆う複合容器に利用することができる。
1 複合容器
2 包装袋
2a、2b、2c 熱接着部
3、4、5 積層フィルム
3b シール層
3c 基材層
6a、6b 隔離部
7a、7b 蒸通孔
8 収納空間
9 傾斜部
10 ノッチ
11 ウィング部
11a 連通部
20 外装体
20a 前面部
20b、20c 背面部
21 折曲部
22、23、25、26 折り線
24 押込部
27 合着部
28a、28b スリット
29 糊代
30 傾斜部
40 接着部
40a、40b、40c 塗布部
N 内容物

Claims (5)

  1. 積層フィルムに設けられるシール層同士を固着して密封されるとともに内部に形成される収納空間に内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成されるとともに左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される外装体とを備え、前記外装体に挿通された前記包装袋の外面と前記外装体の内面とを接着部により接着した複合容器において、
    前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形し、
    前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の底部の左右端に下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部を設け、前記接着部の下端が前記傾斜部の上端よりも上方に配されることを特徴とする複合容器。
  2. 積層フィルムに設けられるシール層同士を固着して密封されるとともに内部に形成される収納空間に内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成されるとともに左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される外装体とを備え、前記外装体に挿通された前記包装袋の外面と前記外装体の内面とを接着部により接着した複合容器において、
    前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形し、
    前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の前面及び背面で前記接着部の下端の高さが異なることを特徴とする複合容器。
  3. 前記外装体が板紙の周方向の両端を重ねて接着される合着部を有し、前記包装袋の前記ウィング部を設けた面の反対面に面して前記合着部を配したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合容器。
  4. 前記外装体の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配されることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の複合容器。
  5. 前記包装袋が左右の端部に切り裂き用のノッチを有し、前記ノッチが前記ウィング部と前記外装体との間に配されることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の複合容器。
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