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JP6575017B2 - 操舵装置 - Google Patents

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JP6575017B2
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Description

本発明は、操舵装置に関する。
従来、車両の操舵角の変更操作を行うために操舵装置が使用されている。操舵装置としては、例えば特許文献1に開示されている操舵装置(ステアリング装置)がある。
特許文献1の操舵装置は、自動運転と手動運転とに切り替えが可能な車両に設けられている。手動運転時に操舵装置は、運転に適した位置(操舵角の変更操作に適した位置)に配置される。車両の運転状態が手動運転から自動運転に切り替わると、操舵装置は、運転に適した位置からリラックス姿勢となる位置へ移動する。
特開2016−168972号公報
しかしながら特許文献1の操舵装置は、自動運転時及び手動運転時の双方において運転者の前方に配置されている。このため、運転者は、自動運転時にシートにもたれかかってリラックスしている際に、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わると、起き上がってから操舵装置を把持しなければならない。したがって操舵装置を即座に把持することが難しく、手動運転に即座に対応することは難しい。そこで、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても手動運転に即座に対応することができ、かつ手動運転時の優れた操作性を有する操舵装置が検討されている。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても着座者に即座に対応させることができ、かつ手動運転時の優れた操作性を有する操舵装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の操舵装置(例えば、実施形態における操舵装置9)は、車両用のシート(例えば、実施形態におけるシート1)の左右両側に取り付けられ、前記シートの前後方向に移動可能に形成され、着座者の腕部を載置させる一対のアームレスト(例えば、実施形態におけるアームレスト20A,20B)と、前記一対のアームレストのそれぞれに設けられ、前記一対のアームレストに前記着座者の両腕が載置された状態で前記着座者が把持可能に形成され、前記前後方向に移動されることにより車両の操舵角を変更する一対の操舵手段(例えば、実施形態における操舵レバー40A,40B)と、を備え、前記アームレストは、前記操舵手段の前記前後方向の移動に伴って、前記前後方向に移動し、前記シートは、シートクッション(例えば、実施形態におけるシートクッション3)と、前記シートクッションの後端部に、前記シートクッションに対して傾動可能に連結されたシートバック(例えば、実施形態におけるシートバック5)と、を備え、前記アームレストを前記前後方向に移動可能に支持する一対のベース部材(例えば、実施形態におけるベース部材10A,10B)を更に備え、前記一対のベース部材は、それぞれ前記シートバックに支持される第2支持部(例えば、実施形態における第2支持部12)を備え、前記シートバックの傾動に伴って前記アームレストの上面(例えば、実施形態における天壁部21の上面21a)を平行移動させる、ことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の操舵装置では、前記一対のベース部材は、それぞれ前記シートクッションに支持される第1支持部(例えば、実施形態における第1支持部11)を備える、ことを特徴とする
本発明の請求項に記載の操舵装置では、前記操舵手段は、前記アームレストから突出し、前記一対の操舵手段の少なくとも一方の先端面には、前記操舵角の変更操作以外の操作を行う操作手段(例えば、実施形態における操作手段42)が設けられている、ことを特徴とする。
本発明の請求項に記載の操舵装置は、前記車両の自動運転時に前記一対のアームレストの前記前後方向の移動を規制する規制手段(例えば、実施形態における規制手段61)を備える、ことを特徴とする。
本発明の請求項に記載の操舵装置は、前記着座者の操作により前記一対の操舵手段のうち一方の前記操舵手段が前記前後方向に移動した場合に、前記一対の操舵手段のうち他方の前記操舵手段を連動させて前記前後方向における前記一方の操舵手段の移動方向とは反対方向に移動させる連動手段(例えば、実施形態における連動手段65)を備える、ことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の操舵装置では、一対のアームレストに着座者が把持可能に形成された一対の操舵手段を設けた。これにより、操舵装置は、車両の手動運転時及び自動運転時の双方において操舵角の変更操作に適した位置に配置される。このため着座者は、自動運転時にシートにもたれかかってリラックスしている際に、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても起き上がることなく操舵手段を即座に把持することが可能になる。よって、操舵装置は、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても、着座者に即座に対応させることができる。
さらに請求項1に記載の操舵装置では、アームレストが操舵手段の前後方向の移動に伴って前後方向に移動する構成とした。これにより、着座者は、両腕を一対のアームレストに載せた状態で操舵角の変更操作が可能になる。したがって、着座者は、両腕が安定した状態で操舵角の変更操作が可能になる。よって、手動運転時の優れた操舵操作性を有する操舵装置を提供できる。
本発明の請求項2に記載の操舵装置では、アームレストを前後方向に移動可能に支持する一対のベース部材を更に備え、一対のベース部材は、それぞれシートクッション及びシートバックに支持され、シートバックの傾動に伴ってアームレストの上面を平行移動させる構成とした。これによりシートバックの傾動に伴ってアームレストの上面の傾斜が変化することが抑制される。したがって、シートバックをリクライニング状態にしても一対のアームレストの上面を例えば水平状態に維持することができるので、着座者は、両腕を一対のアームレストに安定した状態で置くことが可能になる。よって、操舵装置は、シートバックの傾動角度に依らず、操舵手段の操作性の低下を防ぐことができる。
本発明の請求項に記載の操舵装置では、一対の操舵手段の少なくとも一方の先端面に、操舵角の変更操作以外の操作を行う操作手段を設けた。これにより運転者は、操舵手段を把持した状態で操舵角の変更操作以外の操作を行うことが可能になる。よって、操舵角の変更操作以外の操作の操作性を向上させることができる。
本発明の請求項に記載の操舵装置は、車両の自動運転時に一対のアームレストの前後方向の移動を規制する規制手段を備える。これにより自動運転時に一対の操舵手段は、一対のアームレストを介して規制手段により位置が固定される。このため、操舵装置は、自動運転時に着座者やその他の乗員が一対の操舵手段を誤って操作しようとした際に、一対の操舵手段により車両の操舵角の変更操作が行われることを防止できる。
本発明の請求項に記載の操舵装置は、着座者の操作により一対の操舵手段のうち一方の操舵手段が前後方向に移動した場合に、一対の操舵手段のうち他方の操舵手段を連動させて前後方向における一方の操舵手段の移動方向とは反対方向に移動させる連動手段を備える。これにより着座者は、一方の操舵レバーを操作するだけで操舵角の変更操作が可能になる。よって、操舵装置は、手動運転時の操作性をさらに向上させることができる。
実施形態の操舵装置を備えるシートの斜視図である。 実施形態の操舵装置の分解斜視図である。 左操舵レバーが初期位置に配置されている状態を示す図である。 左操舵レバーが初期位置から前方に移動した状態を示す図である。 左操舵レバーが初期位置から後方に移動した状態を示す図である。 実施形態のシートの左側面図である。 実施形態のシートの左側面図である。 実施形態の操舵装置の制御装置のブロック図である。 実施形態の初期位置に配置されている操舵レバーと車輪の関係を示す図である。 実施形態の右旋回時の操舵レバーと車輪との関係を示す図である。 実施形態の左旋回時の操舵レバーと車輪との関係を示す図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態の操舵装置9を備えるシート1の斜視図である。
図1に示すように、実施形態のシート1は、車両用のシートであって、例えば運転モードを自動運転モードと手動運転モードとに切り替えが可能な車両に搭載される。自動運転とは、車両が自車及び周辺の状況を判断して車両の運転を行うことである。手動運転とは、運転者A(図9参照)が車両の運転を行うことである。シート1は、運転者が着座するシートである。
シート1は、運転者Aの臀部を支持するシートクッション3と、シートクッション3の後端部に連結されて運転者Aの腰部及び背部を支持するシートバック5と、シートバック5の上部に連結されて運転者Aの首部及び頭部を支持するヘッドレスト7と、車両の操舵角の変更操作に使用される操舵装置9と、を備えている。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、シート1における前後上下左右の向きと同一とし、図中矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。左右方向は、シート1の幅方向と一致している。前後方向は、車両の前後方向と一致している。
シートクッション3は、骨格をなすフレームと、例えばウレタンフォーム等により形成され、フレームに装着されたパッドと、例えば合成繊維や皮革等により形成され、フレーム及びパッドを覆うカバーと、を備えている。シートクッション3の左右両端部には、一対のサイドサポート4が設けられている。一対のサイドサポート4は、シートクッション3の左右両端部から上方に向かって突出している。
シートバック5は、シートクッション3の後端部に前後方向に傾動可能に連結されている。シートバック5は、シートクッション3と同様に、フレーム、パッド及びカバーを備えている。例えば、ヘッドレスト7は、シートクッション3及びシートバック5と同様に、フレーム、パッド及びカバーを備えている。
図2は、操舵装置9の分解斜視図である。
図2に示すように、操舵装置9は、一対のベース部材10A,10Bと、一対のアームレスト20A,20Bと、一対の操舵レバー40A,40B(操舵手段)と、を備える。操舵装置9には、操舵レバー40A,40Bの操作量または操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、センサによる検出結果は、例えばステアリング装置に出力される。ステアリング装置は、例えば、ステアリングECUと、電動モータと、を備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて車両の前輪(転舵輪)の向きを変更する。ステアリングECUは、例えば操舵装置9から入力される情報に従って電動モータを駆動し、前輪の向きを変更させる。
一対のベース部材10A,10Bは、シート1の左右両側(シートクッション3及びシートバック5の左右両側)に設けられている(図1参照)。すなわち、一対のベース部材10A,10Bは、シート1の着座者を左右両側から挟むように設けられている。一対のベース部材10A,10Bは、シート1の右側に設けられている右ベース部材10Aと、シート1の左側に設けられている左ベース部材10Bと、である。一対のベース部材10A,10Bは、それぞれシートクッション3及びシートバック5に支持手段50(図6参照)を介して支持されている。支持手段50の構成については後述する。各ベース部材10A,10Bは、第1支持部11及び第2支持部12を備える。以下、いずれのベース部材10A,10Bであるかを区別しない場合は、単にベース部材10と表記する。
第1支持部11は、ベース部材10の前側部分を形成している。第1支持部11は、サイドサポート4に支持されている(図1参照)。第1支持部11の上面13には、溝14が設けられている。溝14は、前後方向に延びている。第2支持部12の前端は、第1支持部11の後端に結合されている。第2支持部12は、ベース部材10の後側部分を形成している。第2支持部12は、シートバック5の左右方向の側部に支持されている(図1参照)。第2支持部12の上面13は、第1支持部11の上面13と面一に形成されている。
一対のアームレスト20A,20Bは、運転者Aの両腕B(図9参照)を載置させる。一対のアームレスト20A,20Bは、シート1の右側に設けられている右アームレスト20Aと、シート1の左側に設けられている左アームレスト20Bと、である。右アームレスト20Aは、右ベース部材10Aに前後方向に移動可能に支持されている。左アームレスト20Bは、左ベース部材10Bに前後方向に移動可能に支持されている。これにより一対のアームレスト20A,20Bは、シート1の左右両側に、前後方向に移動可能に取り付けられている。以下、いずれのアームレスト20A,20Bであるかを区別しない場合は、単にアームレスト20と表記する。
アームレスト20は、天壁部21と、側壁部22と、を備えている。天壁部21及び側壁部22は、例えば一体的に形成されている。
天壁部21は、アームレスト20の上部に設けられている。天壁部21は、前後方向に延びている。天壁部21の上面21aには、運転者Aの前腕部が載置される。天壁部21は、ベース部材10の上面13に前後方向に移動可能(スライド可能)に支持されている。初期位置において、天壁部21の前端は、ベース部材10の前端と前後方向で同じ位置に配置されている。初期位置とは、操舵角の変更操作が行われていない状態(直進操舵状態)の位置である。
天壁部21の下面21bには、係止部23が下方に向けて突出している。係止部23は、天壁部21の下面21bがベース部材10の上面13に前後方向に移動可能に支持された状態で、ベース部材10の溝14内に配置されている。係止部23は、溝14内で前後方向に移動可能に形成されている。係止部23は、天壁部21が初期位置から前方に所定量移動したときに溝14内の前端に係止するように形成されている。係止部23は、天壁部21が後方に所定量移動したときに溝14内の後端に係止するように形成されている。これにより、係止部23は、前後方向におけるアームレスト20の移動範囲を規定している。
側壁部22は、天壁部21から下方に延びている。側壁部22は、天壁部21の前端部から中間部に亘る部分に接続している。側壁部22は、ベース部材10に対し、シート1の着座空間側に設けられている。これにより、側壁部22は、シート1の着座者とベース部材10との間に配置される。側壁部22には、シート1の着座空間に面して前後方向及び上下方向に沿う側面22aが形成されている。
アームレスト20の前部には、収納部24が設けられている。収納部24には、操舵レバー40A,40Bがスライド可能に収納される。収納部24は、側壁部22に溝状に形成されている。収納部24は、下方から上方に向かうに従い前方に向かうように、上下方向に対して傾斜して直線状に延びている。収納部24の上端部は、天壁部21の上面21aに開口している。収納部24の長さは、操舵レバー40A,40Bの長さと略一致している。
一対の操舵レバー40A,40Bは、アームレスト20に設けられている。一対の操舵レバー40A,40Bは、右アームレスト20Aに設けられている右操舵レバー40Aと、左アームレスト20Bに設けられている左操舵レバー40Bと、である。一対の操舵レバー40A,40Bは、運転者Aの操作(押し引き操作)により前後方向に移動される。一対の操舵レバー40A,40Bは、前後方向に移動されることにより車両の操舵角を変更する。以下、いずれの操舵レバー40A,40Bであるかを区別しない場合は、単に操舵レバー40と表記する。
操舵レバー40は、アームレスト20に運転者Aの前腕部が載置された状態で運転者Aの手Cで把持可能に設けられている(図9参照)。各操舵レバー40は、棒状に形成されている。各操舵レバー40は、アームレスト20の収納部24内に収納可能に取り付けられている。これにより、アームレスト20は、操舵レバー40の前後方向の移動に伴って、前後方向に移動する。各操舵レバー40の下側部分はアームレスト20の収納部24内に配置されており、各操舵レバー40の上側部分は収納部24の上方に配置されている。つまり、各操舵レバー40の下側部分はアームレスト20の前部内に配置されており、各操舵レバー40の上側部分はアームレスト20の前部から上方に突出している。これにより、各操舵レバー40は、アームレスト20の天壁部21の上面21aにおける前部以外の部分に運転者Aの前腕部が載置された状態で運転者Aの手Cで把持可能となっている。
各操舵レバー40の上端部41は、左右方向におけるシート1の外側に向かって屈曲している。各操舵レバー40の上端面40a(先端面)には、操作手段42が設けられている。操作手段42は、操舵角の変更操作以外の操作を行うものである。操舵角の変更操作以外の操作は、例えばナビゲーション装置やオーディオ装置等の操作である。操作手段42としては、例えばトラックパッドやスイッチ等が挙げられる。
次に、図3から図5を用いて、操舵レバー40の移動に伴うアームレスト20の移動について、左アームレスト20Bおよび左操舵レバー40Bの移動を例に挙げて説明する。
図3は、左操舵レバー40Bが初期位置に配置されている状態を示す図である。図4は、左操舵レバー40Bが初期位置から前方に移動した状態を示す図である。図5は、左操舵レバー40Bが初期位置から後方に移動した状態を示す図である。
図3に示すように操舵レバー40が初期位置に配置されている場合には、アームレスト20の前端は、ベース部材10の前端と前後方向で同じ位置に配置されている。上記で説明したようにアームレスト20は、ベース部材10の上面13(図2参照)に前後方向に移動可能に支持されている。アームレスト20には、操舵レバー40が取り付けられている。このことから、アームレスト20及び操舵レバー40は、一体となって可動する(前後方向に移動する)。したがって、図3及び図4に示すように、操舵レバー40が初期位置から前方に所定量移動すると、アームレスト20の天壁部21の上面21aは初期位置から前方に所定量移動する。図3及び図5に示すように、操舵レバー40が初期位置から後方に所定量移動すると、アームレスト20の天壁部21の上面21aは初期位置から後方に所定量移動する。
図6及び図7は、シート1の左側面図である。図7は、図6に示す状態に対して、シートバック5がリクライニングした状態を示している。
図6に示すように、操舵装置9は、支持手段50を備える。支持手段50は、シートクッション3及びシートバック5の左右両側にそれぞれ設けられている(図6及び図7では左側の支持手段50のみを図示)。支持手段50は、シートクッション3及びシートバック5に対して、操舵装置9のベース部材10を支持している。支持手段50は、シートクッション3に対して操舵装置9のベース部材10を平行移動させる平行リンク機構である。
支持手段50は、例えば、シートクッション3と、シートバック5と、操舵装置9のベース部材10と、リンク部材51と、により平行リンク機構を構成している。リンク部材51は、シートクッション3とベース部材10とを連結する部材である。リンク部材51は、連結点52において、シートクッション3のフレームに回動可能に連結されている。リンク部材51は、連結点53において、ベース部材10の第1支持部11に回動可能に連結されている。上述した連結点52,53、ベース部材10の第2支持部12とシートバック5との連結点54、及びシートクッション3とシートバック5との連結点55は、左右方向から見て平行四辺形の頂点に位置するように設けられる。これにより、図6及び図7に示すように、支持手段50は、ベース部材10及びアームレスト20をシートクッション3に対して平行移動させる平行リンク機構を構成している。
支持手段50は、シートバック5の後方への移動(傾動)に伴って操舵装置9のベース部材10を後方に平行移動させる。また、支持手段50は、シートバック5の前方への移動(傾動)に伴って操舵装置9のベース部材10を前方に平行移動させる。
図8は、操舵装置9の制御装置60のブロック図である。
図8に示すように、操舵装置9は、制御装置60を更に備える。制御装置60は、右アームレスト20A及び左アームレスト20Bを制御する。制御装置60は、規制手段61と、連動手段65と、を備える。
規制手段61は、車両の自動運転時に一対のアームレスト20A,20Bの位置を固定する。すなわち規制手段61は、車両の自動運転時に一対のアームレスト20A,20Bの前後方向の移動を規制する。規制手段61は、アームレスト固定制御部62と、右アームレスト固定部63Aと、左アームレスト固定部63Bと、を備える。
アームレスト固定制御部62の入力側には、自動運転制御部100の出力側が接続されている。アームレスト固定制御部62の出力側には、右アームレスト固定部63A及び左アームレスト固定部63Bの入力側が接続されている。
自動運転制御部100は、車両に設けられている。自動運転制御部100は、自動運転と手動運転との切り替えを行う。自動運転制御部100は、自動運転時には自動運転の制御を行う。自動運転制御部100は、車両の運転状態(運転モード)を運転モード信号として出力する。車両の運転状態とは、自動運転(自動運転モード)及び手動運転(手動運転モード)である。
アームレスト固定制御部62は、自動運転制御部100から出力された運転モード信号に基づいて車両の運転状態が自動運転であるか手動運転であるかを判断する。アームレスト固定制御部62は、車両の運転状態が自動運転であると判断した場合、つまり車両の運転状態が手動運転から自動運転に切り替わった場合に、右アームレスト固定部63Aに右アームレスト固定信号を出力し、左アームレスト固定部63Bに左アームレスト固定信号を出力する。右アームレスト固定信号は、右アームレスト20Aの位置を固定するための信号である。左アームレスト固定信号は、左アームレスト20Bの位置を固定するための信号である。
右アームレスト固定部63Aは、例えば右ベース部材10Aに設けられている。右アームレスト固定部63Aは、アームレスト固定制御部62から右アームレスト固定信号が出力された場合に駆動して、右アームレスト20Aの位置を固定する。左アームレスト固定部63Bは、例えば左ベース部材10Bに設けられている。左アームレスト固定部63Bは、アームレスト固定制御部62から左アームレスト固定信号が出力された場合に駆動して、左アームレスト20Bの位置を固定する。
規制手段61は、車両の手動運転時に一対のアームレスト20A,20Bの固定を解除する。すなわち規制手段61は、車両の手動運転時に一対のアームレスト20A,20Bの前後方向の移動規制を解除する。アームレスト固定制御部62は、自動運転制御部100から出力された運転モード信号に基づいて車両の運転状態が手動運転であると判断した場合、つまり車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わった場合に、右アームレスト固定部63Aに右アームレスト固定解除信号を出力し、左アームレスト固定部63Bに左アームレスト固定解除信号を出力する。右アームレスト固定解除信号は、右アームレスト20Aの固定を解除するための信号である。左アームレスト固定解除信号は、左アームレスト20Bの固定を解除するための信号である。
右アームレスト固定部63Aは、アームレスト固定制御部62から右アームレスト固定解除信号が出力された場合に駆動して、右アームレスト20Aの固定を解除する。左アームレスト固定部63Bは、アームレスト固定制御部62から左アームレスト固定解除信号が出力された場合に駆動して、左アームレスト20Bの固定を解除する。
連動手段65は、運転者Aの操作により一対の操舵レバー40A,40Bのうち一方の操舵レバー40が前後方向に移動した場合に、一対の操舵レバー40A,40Bのうち他方の操舵レバー40を連動させて前後方向における一方の操舵レバー40の移動方向とは反対方向に移動させる。具体的に連動手段65は、一対の操舵レバー40A,40Bのうち一方の操舵レバー40が前後方向の一方に移動した場合に、一対の操舵レバー40A,40Bのうち他方の操舵レバー40を前後方向の他方に、例えば一方の操舵レバー40と同一距離移動させる。さらに連動手段65は、運転者Aの操作による操舵レバー40A,40Bの移動が完了した場合に、一対の操舵レバー40A,40Bの双方を初期位置に戻すように移動させる。以下に、これらの内容について具体的に説明する。
連動手段65は、左アームレスト移動量検知部66Aと、右アームレスト移動量検知部66Bと、アームレスト駆動制御部67と、右アームレスト駆動部68Aと、左アームレスト駆動部68Bと、を備える。右アームレスト駆動部68A及び左アームレスト駆動部68Bは、例えばモータ等の動力源であって、例えばベース部材10の内部に配置されている。
左アームレスト移動量検知部66Aは、例えば左アームレスト20Bに設けられている。左アームレスト移動量検知部66Aは、左アームレスト20Bの移動量を検知する。すなわち左アームレスト移動量検知部66Aは、左操舵レバー40Bの移動量を検知する。左アームレスト20Bの移動量とは、左アームレスト20Bが初期位置(操舵角の変更操作が行われていない状態の位置)から前後方向に移動した移動量である。左アームレスト移動量検知部66Aは、検知した左アームレスト20Bの移動量を左アームレスト移動量検知信号として出力する。
右アームレスト移動量検知部66Bは、例えば右アームレスト20Aに設けられている。右アームレスト移動量検知部66Bは、右アームレスト20Aの移動量を検知する。すなわち右アームレスト移動量検知部66Bは、右操舵レバー40Aの移動量を検知する。右アームレスト20Aの移動量とは、右アームレスト20Aが初期位置から前後方向に移動した移動量である。右アームレスト移動量検知部66Bは、検知した右アームレスト20Aの移動量を右アームレスト移動量検知信号として出力する。
アームレスト駆動制御部67の入力側は、左アームレスト移動量検知部66Aの出力側、及び右アームレスト移動量検知部66Bの出力側に接続されている。アームレスト駆動制御部67の出力側は、右アームレスト駆動部68Aの入力側、及び左アームレスト駆動部68Bの入力側に接続されている。アームレスト駆動制御部67は、左アームレスト移動量検知部66Aから左アームレスト移動量検知信号が出力された場合に、左アームレスト移動量検知信号に基づいて左アームレスト20Bの移動量を取得する。アームレスト駆動制御部67は、取得した左アームレスト20Bの移動量に基づいて右アームレスト駆動信号を右アームレスト駆動部68Aに出力する。右アームレスト駆動信号は、右アームレスト20Aを初期位置から前後方向における左アームレスト20Bの移動方向とは反対方向に、左アームレスト20Bの移動量分だけ移動させるための信号である。
また、アームレスト駆動制御部67は、右アームレスト移動量検知部66Bから右アームレスト移動量検知信号が出力された場合に、右アームレスト移動量検知信号に基づいて右アームレスト20Aの移動量を取得する。アームレスト駆動制御部67は、取得した右アームレスト20Aの移動量に基づいて左アームレスト駆動信号を左アームレスト駆動部68Bに出力する。左アームレスト駆動信号は、左アームレスト20Bを初期位置から前後方向における右アームレスト20Aの移動方向とは反対方向に、右アームレスト20Aの移動量分だけ移動させるための信号である。
右アームレスト駆動部68Aの出力側には、右アームレスト20Aが接続されている。右アームレスト駆動部68Aは、アームレスト駆動制御部67から右アームレスト駆動信号が出力された場合に、右アームレスト20Aを初期位置から前後方向における左アームレスト20Bの移動方向とは反対方向に、左アームレスト20Bの移動量分だけ移動した位置に配置させる。これに伴い右操舵レバー40Aも、初期位置から前後方向における左操舵レバー40Bの移動方向とは反対方向に、左操舵レバー40Bの移動量分だけ移動した位置に配置される。
左アームレスト駆動部68Bの出力側には、左アームレスト20Bが接続されている。左アームレスト駆動部68Bは、アームレスト駆動制御部67から左アームレスト駆動信号が出力された場合に、左アームレスト20Bを初期位置から前後方向における右アームレスト20Aの移動方向とは反対方向に、右アームレスト20Aの移動量分だけ移動した位置に配置させる。これに伴い左操舵レバー40Bも、初期位置から前後方向における右操舵レバー40Aの移動方向とは反対方向に、右操舵レバー40Aの移動量分だけ移動した位置に配置される。
アームレスト駆動制御部67は、左アームレスト移動量検知信号及び右アームレスト移動量検知信号のうち少なくともいずれか一方に基づいて運転者Aによる一対のアームレスト20A,20Bの操舵操作が停止したと判定した場合に、右アームレスト駆動部68Aに右アームレスト復帰信号を出力し、左アームレスト駆動部68Bに左アームレスト復帰信号を出力する。右アームレスト復帰信号は、右アームレスト20Aを初期位置に戻すための信号である。左アームレスト復帰信号は、左アームレスト20Bを初期位置に戻すための信号である。右アームレスト駆動部68Aは、アームレスト駆動制御部67から右アームレスト復帰信号が出力されると、右アームレスト20Aを初期位置に戻すように駆動する。これに伴い右操舵レバー40Aも初期位置に戻る。左アームレスト駆動部68Bは、アームレスト駆動制御部67から左アームレスト復帰信号が出力されると、左アームレスト20Bを初期位置に戻すように駆動する。これに伴い左操舵レバー40Bも初期位置に戻る。これにより、ステアリングホイールを搭載した車両と同様に、セルフアライニングトルクに相当する操舵反力を再現できる。
一対のアームレスト20A,20Bを初期位置に戻す際、右アームレスト駆動部68A及び左アームレスト駆動部68Bの駆動力は、運転者Aにより右操舵レバー40A及び左操舵レバー40Bの前後方向の変位を規制可能な程度に設定される。なお、右アームレスト駆動部68A及び左アームレスト駆動部68Bの駆動力は、右操舵レバー40A及び左操舵レバー40Bの初期位置からの距離(すなわち舵角の大きさ)に応じて変化するように設定されていてもよい。
次に、連動手段65を利用した操舵レバー40の操舵角の操作について説明する。
図9は、初期位置Eに配置されている一対の操舵レバー40A,40Bと車輪Wとの関係を示す図である。
図9に示すように、一対の操舵レバー40A,40Bが初期位置Eに配置された状態では、操舵角の操作は行われていないため、前輪Wfは前方を向いている。
図10は、右旋回時の一対の操舵レバー40A,40Bと車輪Wとの関係を示す図である。
図10に示すように右旋回時には、右操舵レバー40Aを初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させ、左操舵レバー40Bを初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させる。右操舵レバー40A及び左操舵レバー40Bの移動方法として、二つの方法がある。一つは、右操舵レバー40Aの操作を利用した方法である。もう一つは、左操舵レバー40Bの操作を利用した方法である。以下に、二つの方法について具体的に説明する。
(1)右操舵レバー40Aの操作を利用した方法
図9及び図10に示すように、運転者Aが右操舵レバー40Aを手前に引っ張り、初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させると、連動手段65により左操舵レバー40Bが連動して初期位置Eから前方の所定位置Gに移動して前輪Wfが右方に向く。
図8を用いて、右操舵レバー40Aの操作による左操舵レバー40Bの連動について説明する。運転者Aが右操舵レバー40Aを初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させると、右アームレスト移動量検知部66Bが右アームレスト20Aの移動量Hを検知して右アームレスト移動量検知信号を出力する。アームレスト駆動制御部67は、右アームレスト移動量検知信号に基づいて左アームレスト駆動信号を出力する。左アームレスト駆動部68Bは、左アームレスト駆動信号に基づいて左アームレスト20Bを初期位置Eから前方に右アームレスト20Aの移動量Hの分だけ移動させて所定位置Gに配置させる。これに伴い左操舵レバー40Bも、初期位置Eから前方に右アームレスト20Aの移動量Hの分だけ移動して所定位置Gに配置される。
(2)左操舵レバー40Bの操作を利用した方法
図9及び図10に示すように、運転者Aが左操舵レバー40Bを押し、初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させると、連動手段65により右操舵レバー40Aが連動して初期位置Eから後方の所定位置Fに移動して前輪Wfが右方に向く。
図8を用いて、左操舵レバー40Bの操作による右操舵レバー40Aの連動について説明する。運転者Aが左操舵レバー40Bを初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させると、左アームレスト移動量検知部66Aが左アームレスト20Bの移動量Hを検知して左アームレスト移動量検知信号を出力する。アームレスト駆動制御部67は、左アームレスト移動量検知信号に基づいて右アームレスト駆動信号を出力する。右アームレスト駆動部68Aは、右アームレスト駆動信号に基づいて右アームレスト20Aを初期位置Eから後方に左アームレスト20Bの移動量Hの分だけ移動させて所定位置Fに配置させる。これに伴い右操舵レバー40Aも、初期位置Eから後方に左アームレスト20Bの移動量Hの分だけ移動して所定位置Fに配置される。
右旋回時において、右操舵レバー40Aの操作した場合、及び左操舵レバー40Bの操作した場合のいずれの場合も、一対の操舵レバー40A,40Bは、運転者Aによる操作が停止すると連動手段65により初期位置Eに戻される。具体的に、アームレスト駆動制御部67は、一対のアームレスト20A,20Bの移動が停止した場合に、右アームレスト復帰信号及び左アームレスト復帰信号を出力する。右アームレスト駆動部68Aは、右アームレスト復帰信号に基づいて右アームレスト20Aを所定位置Fから初期位置Eに戻すように駆動する。これに伴い右操舵レバー40Aも所定位置Fから初期位置Eに戻る。左アームレスト駆動部68Bは、左アームレスト復帰信号に基づいて左アームレスト20Bを所定位置Gから初期位置Eに戻すように駆動する。これに伴い左操舵レバー40Bも所定位置Gから初期位置Eに戻る。
図11は、左旋回時の一対の操舵レバー40A,40Bと車輪Wとの関係を示す図である。
図11に示すように左旋回時には、右操舵レバー40Aを初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させ、左操舵レバー40Bを初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させる。右操舵レバー40A及び左操舵レバー40Bの移動方法として、二つの方法がある。一つは、右操舵レバー40Aの操作を利用した方法である。もう一つは、左操舵レバー40Bの操作を利用した方法である。以下に、二つの方法について具体的に説明する。
(1)右操舵レバー40Aの操作を利用した方法
図9及び図11に示すように運転者Aが右操舵レバー40Aを押し、初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させると、連動手段65により左操舵レバー40Bが連動して初期位置Eから後方の所定位置Fに移動して前輪Wfが左方に向く。
図8を用いて、右操舵レバー40Aの操作による左操舵レバー40Bの連動について説明する。運転者Aが右操舵レバー40Aを初期位置Eから前方の所定位置Gに移動させると、右アームレスト移動量検知部66Bが右アームレスト20Aの移動量Hを検知して右アームレスト移動量検知信号を出力する。アームレスト駆動制御部67は、右アームレスト移動量検知信号に基づいて左アームレスト駆動信号を出力する。左アームレスト駆動部68Bは、左アームレスト駆動信号に基づいて左アームレスト20Bを初期位置Eから後方に右アームレスト20Aの移動量Hの分だけ移動させて所定位置Fに配置させる。これに伴い左操舵レバー40Bも、初期位置Eから後方に右アームレスト20Aの移動量Hの分だけ移動して所定位置Fに配置される。
(2)左操舵レバー40Bの操作を利用した方法
図9及び図11に示すように運転者Aが左操舵レバー40Bを引っ張り、初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させると、連動手段65により右操舵レバー40Aが連動して初期位置Eから前方の所定位置Gに移動して前輪Wfが左方に向く。
図8を用いて、左操舵レバー40Bの操作による右操舵レバー40Aの連動について説明する。運転者Aが左操舵レバー40Bを初期位置Eから後方の所定位置Fに移動させると、左アームレスト移動量検知部66Aが左アームレスト20Bの移動量Hを検知して左アームレスト移動量検知信号を出力する。アームレスト駆動制御部67は、左アームレスト移動量検知信号に基づいて右アームレスト駆動信号を出力する。右アームレスト駆動部68Aは、右アームレスト駆動信号に基づいて右アームレスト20Aを初期位置Eから前方に左アームレスト20Bの移動量Hの分だけ移動させて所定位置Gに配置させる。これに伴い右操舵レバー40Aも、初期位置Eから前方に左アームレスト20Bの移動量Hの分だけ移動して所定位置Gに配置される。
左旋回時において、右操舵レバー40Aの操作した場合、及び左操舵レバー40Bの操作した場合のいずれの場合も、一対の操舵レバー40A,40Bは、運転者Aによる操作が停止すると連動手段65により初期位置Eに戻される。具体的に、アームレスト駆動制御部67は、一対のアームレスト20A,20Bの移動が停止した場合に、右アームレスト復帰信号及び左アームレスト復帰信号を出力する。右アームレスト駆動部68Aは、右アームレスト復帰信号に基づいて右アームレスト20Aを所定位置Gから初期位置Eに戻すように駆動する。これに伴い右操舵レバー40Aも所定位置Gから初期位置Eに戻る。左アームレスト駆動部68Bは、左アームレスト復帰信号に基づいて左アームレスト20Bを所定位置Fから初期位置Eに戻すように駆動する。これに伴い左操舵レバー40Bも所定位置Fから初期位置Eに戻る。
次に、本実施形態の操舵装置9の作用効果を説明する。
(1)本実施形態の操舵装置9は、一対のアームレスト20A,20Bに運転者Aが把持可能に形成された一対の操舵レバー40A,40Bが設けられている。これにより、操舵装置9は、車両の手動運転時及び自動運転時の双方において操舵角の変更操作に適した位置に配置される。このため運転者Aは、自動運転時にシート1にもたれかかってリラックスしている際に、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても起き上がることなく操舵レバー40A,40Bを即座に把持することが可能になる。よって、本実施形態の操舵装置9は、車両の運転状態が自動運転から手動運転に切り替わっても、運転者Aに即座に対応させることができる。
さらに本実施形態の操舵装置9では、一対のアームレスト20A,20Bが一対の操舵レバー40A,40Bの前後方向の移動に伴って前後方向に移動する構成とした。これにより運転者Aは、両腕Bを一対のアームレスト20A,20Bに載せた状態で車両の操舵角の変更操作を行うことが可能になる。したがって運転者Aは、両腕Bが安定した状態で車両の操舵角の変更操作を行うことが可能になる。よって、手動運転時の優れた操舵操作性を有する操舵装置9を提供できる。さらに本実施形態の操舵装置9では、一対のアームレスト20A,20B自体が前後方向に移動することにより、運転者Aの体格差にも対応することができる。運転者Aの体格差とは、例えば運転者Aの身長差による腕の長さの違いである。
(2)本実施形態の操舵装置9では、一対の操舵レバー40A,40Bの双方の上面に、操舵角の変更操作以外の操作を行う操作手段42が設けられている。これにより運転者Aは、操舵レバー40A,40Bを把持した状態で操舵角の変更操作以外の操作を行うことが可能になる。よって、本実施形態の操舵装置9は、操舵角の変更操作以外の操作の操作性を向上させることができる。
(3)本実施形態の操舵装置9は、アームレスト20を前後方向に移動可能に支持する一対のベース部材10A,10Bを更に備え、一対のベース部材10A,10Bは、それぞれシートクッション3及びシートバック5に支持され、シートバック5の傾動に伴ってアームレスト20の天壁部21の上面21aを平行移動させる構成とした。これによりシートバック5の傾動に伴って一対のアームレスト20A,20Bの天壁部21の上面21aの傾斜が変化することが抑制される。したがって運転者Aは、シートバック5をリクライニング状態にしても一対のアームレスト20A,20Bの天壁部21の上面21aを水平状態に維持することができるので、運転者Aは両腕Bを一対のアームレスト20A,20Bに安定した状態で置くことが可能になる。よって、本実施形態の操舵装置9は、シートバック5の傾動角度に依らず操舵レバー40A,40Bの操作性の低下を防ぐことができる。
(4)本実施形態の操舵装置9は、車両の自動運転時に一対のアームレスト20A,20Bの前後方向の移動を規制する規制手段61を備える。これにより自動運転時に一対の操舵レバー40A,40Bは、一対のアームレスト20A,20Bを介して規制手段61により位置が固定される。このため、自動運転時に運転者やその他の乗員が一対の操舵レバー40A,40Bを誤って操作しようとした際に、一対の操舵レバー40A,40Bにより車両の操舵角の変更操作が行われることを防止できる。
(5)本実施形態の操舵装置9は、運転者Aの操作により一対の操舵レバー40A,40Bのうち一方の操舵レバー40が前後方向に移動した場合に、一対の操舵レバー40A,40Bのうち他方の操舵レバー40を連動させて前後方向における一方の操舵レバー40の移動方向とは反対方向に移動させる連動手段65を備える。これにより運転者Aは、一方の操舵レバー40A,40Bを操作するだけで操舵角の変更操作が可能になる。よって、本実施形態の操舵装置9は、手動運転時の操作性をさらに向上させることができる。
(6)本実施形態の操舵装置9では、一対の操舵レバー40A,40Bの移動が停止した場合に、連動手段65により一対の操舵レバー40A,40Bの双方を初期位置Eに戻すように駆動する。これにより運転者Aは、一対の操舵レバー40A,40Bを初期位置Eに戻す操作をしなくて良い。よって、本実施形態の操舵装置9は、手動運転時の操作性をさらに向上させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態の操舵装置9では、一対の操舵レバー40A,40Bの双方に操作手段42を設けたが、一対の操舵レバー40A,40Bの一方に操作手段42を設けても良い。
また、上記実施形態の操舵装置9では、左アームレスト移動量検知部66Aと右アームレスト移動量検知部66Bの双方を備えたが、双方を必ずしも備えなくて良い。例えば、左アームレスト移動量検知部66Aのみを備えても良いし、右アームレスト移動量検知部66Bのみを備えても良い。
また、上記実施形態では、操舵装置9が自動運転と手動運転とに切り替えが可能な車両に搭載される構成を例に挙げたが、自動運転機能を有さない車両に搭載されてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…シート 3…シートクッション 5…シートバック 9…操舵装置 10A…右ベース部材(ベース部材) 10B…左ベース部材(ベース部材) 11…第1支持部 12…第2支持部 20A…右アームレスト(アームレスト) 20B…左アームレスト(アームレスト) 24…収納部 40A…右操舵レバー(操舵手段) 40B…左操舵レバー(操舵手段) 42…操作手段 61…規制手段 65…連動手段

Claims (5)

  1. 車両用のシートの左右両側に取り付けられ、前記シートの前後方向に移動可能に形成され、着座者の腕部を載置させる一対のアームレストと、
    前記一対のアームレストのそれぞれに設けられ、前記一対のアームレストに前記着座者の両腕が載置された状態で前記着座者が把持可能に形成され、前記前後方向に移動されることにより車両の操舵角を変更する一対の操舵手段と、
    を備え、
    前記アームレストは、前記操舵手段の前記前後方向の移動に伴って、前記前後方向に移動し、
    前記シートは、
    シートクッションと、
    前記シートクッションの後端部に、前記シートクッションに対して傾動可能に連結されたシートバックと、
    を備え、
    前記アームレストを前記前後方向に移動可能に支持する一対のベース部材を更に備え、
    前記一対のベース部材は、それぞれ前記シートバックに支持される第2支持部を備え、前記シートバックの傾動に伴って前記アームレストの上面を平行移動させる、
    ことを特徴とする操舵装置。
  2. 前記一対のベース部材は、それぞれ前記シートクッションに支持される第1支持部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の操舵装置。
  3. 前記操舵手段は、前記アームレストから突出し、
    前記一対の操舵手段の少なくとも一方の先端面には、前記操舵角の変更操作以外の操作を行う操作手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操舵装置。
  4. 前記車両の自動運転時に前記一対のアームレストの前記前後方向の移動を規制する規制手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の操舵装置。
  5. 前記着座者の操作により前記一対の操舵手段のうち一方の前記操舵手段が前記前後方向に移動した場合に、前記一対の操舵手段のうち他方の前記操舵手段を連動させて前記前後方向における前記一方の操舵手段の移動方向とは反対方向に移動させる連動手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の操舵装置。
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