JP6569515B2 - 斜板式ピストンポンプ - Google Patents
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Description
圧力室が摺接部よりも外周側に配置されている場合、摺接部は第1摺接部として機能し、圧力室が摺接部よりも内周側に配置されている場合、摺接部は第2摺接部として機能する。そして、例えば、圧力室が摺動部よりも内周側に配置されている場合の、シリンダブロックと第1摺接部とが摺動する領域は、圧力室が摺接部よりも外周側に配置されている場合の、シリンダブロックと第2摺接部とが摺動する領域よりも小さい。よって、圧力室が、摺接部よりも内周側に配置されていることにより、シリンダブロックとポート形成体との摺動抵抗を低減することができる。
以下、斜板式ピストンポンプを具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態の斜板式ピストンポンプは、作動油(作動流体)の吐出容量を可変とする可変容量型であり、エンジン式のフォークリフトに搭載される油圧ポンプとして使用される。
上記構成の斜板式ピストンポンプ10においては、回転軸12の外周面とシリンダブロック17の内周面とが凹凸嵌合されているため、回転軸12の外周面とシリンダブロック17の内周面との間にはクリアランスが生じている。よって、回転軸12の回転に伴ってシリンダブロック17が回転すると、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転しようとして、図3において二点鎖線で示すように、第1周面41bの一部分が第2周面42bの一部分に近づこうとする。このとき、回転軸12の径方向において、第2周面42bの一部分に近づこうとする第1周面41bの一部分と第2周面42bの一部分との間の圧力室43の容積が小さくなることにより高圧となって、圧力室43の圧力によるシリンダブロック17を押し返す力(図3において矢印Y1で示す)が作用し、シリンダブロック17が押し返される。これにより、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに近づき、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転してしまうことが抑制される。
(1)シリンダブロック17は、第1端面41a及び第1周面41bを有する。ポート形成体28は、第2端面42a及び第2周面42bを有する。そして、第1端面41a、第1周面41b、第2端面42a及び第2周面42bによって、回転軸12の周囲全周に亘って延びる圧力室43が区画されている。さらに、ポート形成体28は、第1摺接部として機能する摺接部44と、第2摺接部45とを有する。これによれば、回転軸12の回転に伴ってシリンダブロック17が回転して、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転しようとすると、第1周面41bの一部分が第2周面42bの一部分に近づこうとする。このとき、回転軸12の径方向において、第2周面42bの一部分に近づこうとする第1周面41bの一部分と第2周面42bの一部分との間の圧力室43の容積が小さくなることにより高圧となって、圧力室43の圧力によってシリンダブロック17が押し返される。これにより、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに近づき、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転してしまうことを抑制することができる。その結果、シリンダブロック17の振れ回りを抑制することができる。
以下、斜板式ピストンポンプを具体化した第2の実施形態を図4にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
回転軸12の回転に伴ってシリンダブロック17が回転すると、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転しようとして、第1周面51bの一部分が第2周面52bの一部分に近づこうとする。このとき、回転軸12の径方向において、第2周面52bの一部分に近づこうとする第1周面51bの一部分と第2周面52bの一部分との間の圧力室53の容積が小さくなることにより高圧となって、圧力室53の圧力によってシリンダブロック17が押し返される。これにより、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに近づき、シリンダブロック17の中心軸線が、回転軸12の回転軸線Lに対して回転軸12の径方向にずれた状態でシリンダブロック17が回転してしまうことが抑制される。
(3)例えば、圧力室53が摺接部44よりも内周側に配置されている場合の、シリンダブロック17と第1摺接部55とが摺動する領域は、第1の実施形態で説明した圧力室43が摺接部44よりも外周側に配置されている場合の、シリンダブロック17と第2摺接部45とが摺動する領域よりも小さい。よって、圧力室53が、摺接部44よりも内周側に配置されていることにより、シリンダブロック17とポート形成体28との摺動抵抗を低減することができる。
○ 図5に示すように、摺接部44よりも外周側及び内周側の両方に圧力室43,53を設けてもよい。この場合、摺接部44は、圧力室43に連続し、且つ圧力室43よりも内周側で回転軸12の軸方向においてシリンダブロック17と摺接するとともに回転軸12の周囲全周に亘って延びる第1摺接部として機能している。また、摺接部44は、圧力室53に連続し、且つ圧力室53よりも外周側で回転軸12の軸方向においてシリンダブロック17と摺接するとともに回転軸12の周囲全周に亘って延びる第2摺接部としても機能している。よって、摺接部44は、第1摺接部及び前記第2摺接部の少なくとも一方として機能する。
○ 上記各実施形態において、作動流体は、作動油以外の流体であってもよく、斜板式ピストンポンプ10を、油圧ポンプ以外のポンプとして用いてもよい。
Claims (3)
- ハウジングと、
前記ハウジングに回転可能に支持される回転軸と、
前記回転軸が挿入される筒状のシリンダブロックと、
前記シリンダブロックに形成される複数のシリンダボアと、
各シリンダボア内に収納されるピストンと、
前記ハウジング内に収容されるとともに前記回転軸の回転軸線に直交する方向に対して傾斜する斜板と、を備え、
前記回転軸の外周面と前記シリンダブロックの内周面とが凹凸嵌合されることにより、前記回転軸と前記シリンダブロックとが一体的に回転可能になっている斜板式ピストンポンプであって、
前記シリンダブロックに対して前記回転軸の軸方向に並んで配置される圧力室区画体を備え、
前記シリンダブロックは、前記回転軸の軸方向で前記圧力室区画体と対向するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第1端面と、前記第1端面に連続し、且つ前記回転軸の径方向で前記圧力室区画体と対向するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第1周面と、を有し、
前記圧力室区画体は、前記回転軸の軸方向で前記第1端面と対向するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第2端面と、前記第2端面に連続し、且つ前記回転軸の径方向で重なる位置において前記第1周面と対向するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第2周面と、を有し、
前記第1端面、前記第1周面、前記第2端面及び前記第2周面によって、前記回転軸の周囲全周に亘って延びる圧力室が区画されており、
前記圧力室区画体は、前記圧力室に連続し、且つ前記圧力室よりも内周側で前記回転軸の軸方向において前記シリンダブロックと摺接するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第1摺接部と、前記圧力室に連続し、且つ前記圧力室よりも外周側で前記回転軸の軸方向において前記第1摺接部に並んだ位置で前記シリンダブロックと摺接するとともに前記回転軸の周囲全周に亘って延びる第2摺接部とを有することを特徴とする斜板式ピストンポンプ。
- 前記圧力室区画体は、各シリンダボアに連通可能な吐出ポートを形成するポート形成体であり、
前記ポート形成体は、前記吐出ポートを囲いつつ、前記第1摺接部及び前記第2摺接部の少なくとも一方として機能する摺接部を有することを特徴とする請求項1に記載の斜板式ピストンポンプ。 - 前記圧力室は、前記摺接部よりも内周側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の斜板式ピストンポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2015251455A JP6569515B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 斜板式ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015251455A JP6569515B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 斜板式ピストンポンプ |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP2015251455A Active JP6569515B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 斜板式ピストンポンプ |
Country Status (1)
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Cited By (1)
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KR20230103017A (ko) * | 2021-12-30 | 2023-07-07 | 성보 피앤티 주식회사 | 서지 압력의 완화 기능이 우수한 사판식 유압펌프 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US1817063A (en) * | 1928-11-03 | 1931-08-04 | Carrie James | Transmission mechanism |
GB1589601A (en) * | 1977-01-27 | 1981-05-13 | Lucas Industries Ltd | Rotary hydraulic machines |
DE102013203787A1 (de) * | 2013-03-06 | 2014-09-11 | Robert Bosch Gmbh | Schrägscheibenmaschine |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015251455A patent/JP6569515B2/ja active Active
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KR102595854B1 (ko) | 2021-12-30 | 2023-11-09 | 성보 피앤티 주식회사 | 서지 압력의 완화 기능이 우수한 사판식 유압펌프 |
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JP2017115676A (ja) | 2017-06-29 |
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