JP6560611B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、カートリッジの当接部の外周面に指を引っ掛けるための2個の把持部(操作用凸部)が設けられた構成が開示されている。
軸筒2は、先細状の筒状体であり、合成樹脂の成形体により得られる。軸筒2は、1部品で構成されるか、または、複数の部品の組合せにより構成される。軸筒2の前端には、前端孔21が前後方向に貫設される。前記前端孔21より筆記体9のペン先91が出没される。軸筒2の後端開口部22の側壁には、半円状の切欠き部23と、2つの係合孔(第1の係合孔24、第2の係合孔25)が形成される。尚、本発明で、ペン先91は軸筒2の前端孔21に固着されてもよい。
前記切欠き部23は、軸筒2の後端開口部22の側壁に径方向に貫設され且つ後方に開口される。前記切欠き部23は、1箇所に形成されているが、複数箇所(例えば2箇所)であってもよい。前記切欠き部23の形状は、半円状の他、例えば、半楕円状、三角形状、四角形状(長方形、正方形、台形等)、多角形状、V字形状、U字形状等が挙げられる。
前記第1の係合孔24は、切欠き部23の前方に形成され、第2の係合孔25は、軸線に対して第2の係合孔25と対称位置に形成される。前記第1の係合孔24、及び第2の係合孔25は、軸筒2の側壁に径方向に貫設される。
前記第1の係合孔24と前記第2の係合孔25との間の周方向内面から前方の軸筒2内面に、2つの内向突起(第1の内向突起26、第2の内向突起27)が形成される。
前記カートリッジ3は、前側筒部4と鍔部5と後側筒部6とを有する本体と、前記本体の後側筒部6に着脱自在のキャップ8と、を備える。前記カートリッジ3の本体は、前側筒部4と、前側筒部4の後端に一体に連設される鍔部5と、鍔部5より前方に一体に連設される後側筒部6とからなる。前記本体内には、インキが含浸されたインキ吸蔵体が収容され、前記後側筒部6に、前記インキ吸蔵体に接続された筆記先端部61が取り付けられる。前記本体及びキャップ8は、合成樹脂の成形体により得られる。
前側筒部4は、軸筒2の後端開口部22内に挿着される。
前側筒部4の外面には、係合壁部41が一体に形成される。前記係合壁部41が、前記切欠き部23の形状に沿って延び且つ径方向外方に突出する均一肉厚を有するリブにより形成される。カートリッジ3を軸筒2後端開口部22に挿着した状態において、係合壁部41の外面が切欠き部23に係合される。前記係合壁部41の両端は鍔部5の前面に連結される。
前記係合壁部41の前方の前側筒部4の外面には、第1の係合突起42が一体に形成される。前記第1の係合突起42と軸線に対して対称位置の前側筒部4の外面には、第2の係合突起43が一体に形成される。前記第1の係合突起42が前記第1の係合孔24に落ち込み係合され、前記第2の係合突起43が前記第2の係合孔25に落ち込み係合される。係合壁部41の頂部外面と第1の係合突起42との間の前側筒部4の外面には連結リブが一体に形成され、連結リブにより係合壁部41の頂部外面と第1の係合突起42との間が連結されている。それにより、第1の係合突起42の折れ曲がりに対する耐久性が向上する。
前記第1の係合突起42と第2の係合突起43との間の中間の周方向外面から前方の前側筒部4の外面には、第1の外向突起44及び第2の外向突起45が一体に形成される。前記第1の外向突起44が前記第1の内向突起26に乗り越え係合され、前記第2の外向突起45が前記第2の内向突起27に乗り越え係合される。
前記鍔部5の前面及び後面は、軸線に対して垂直な平面により形成される。前記鍔部5は、径方向外方に突出された環状突部により形成される。カートリッジ3を軸筒2後端開口部22に挿着した状態において、前記鍔部5の前面が軸筒2の後端に当接され、前記鍔部5の後面がキャップ8の開口端に当接される。また、この状態において、前記鍔部5の外周面は、軸筒2の後端開口部22の外周縁部と一致され 軸筒2外周面から径方向に突出していない。
前記鍔部5の前面と前記係合壁部41の両端は一体に連設される。前記鍔部5の前面と係合壁部41の内面とより半円状の凹部7が形成される。前記凹部7は、指先が挿入可能な程度の大きさを有する。前記凹部7は、深さ3mm〜5mm、前後方向の最大幅3mm〜5mm、周方向の最大幅8mm〜10mmに設定される。
カートリッジ3を軸筒2の後端開口部22に挿着した状態において、後側筒部6は、軸筒2の後端より後方に突出される。後側筒部6の後端からは筆記先端部61が突出される。
キャップ8は、有底の筒状体であり、合成樹脂の成形体により得られる。後側筒部6の外周面に、螺合または嵌合によりキャップ8が着脱自在に取り付けられる。キャップ8内周面は、後側筒部6の外周面と密接され、それにより、筆記先端部61が密封される。
カートリッジ3の凹部7に指先を挿入し、指先を鍔部5の前面に引っ掛け、軸筒2に対してカートリッジ3を後方に引っ張ると、カートリッジ3に後方に十分な力が加わり、カートリッジ3の外面と軸筒2の後端開口部22の内面との4箇所の係合を一度に解除し、カートリッジ3を容易に取り外すことができる。
カートリッジ3の前側筒部4を軸筒2の後端開口部22に仮挿入し、カートリッジ3の凹部7に指先を挿入し、指先を係合壁部41の内面に引っ掛け、カートリッジ3を前方に押圧すると、カートリッジ3に前方への十分な力が加わり、カートリッジ3の外面と軸筒2の後端開口部22の内面とを4箇所で一度に係合状態にでき、カートリッジ3を容易に挿着することができる。
2 軸筒
21 前端孔
22 後端開口部
23 切欠き部
24 第1の係合孔
25 第2の係合孔
26 第1の内向突起
27 第2の内向突起
3 カートリッジ
4 前側筒部
41 係合壁部
42 第1の係合突起
43 第2の係合突起
44 第1の外向突起
45 第2の外向突起
5 鍔部
6 後側筒部
61 筆記先端部
7 凹部
8 キャップ
9 筆記体
91 ペン先
Claims (2)
- 軸筒の前端にペン先が外部に突出する前端孔を備え、前記軸筒の後端開口部に着脱自在のカートリッジを備えた筆記具であって、
前記軸筒の後端開口部の側壁に切欠き部が形成され、
前記カートリッジが、前記軸筒の後端より後方に突出される後側筒部と、前記後側筒部の前方外面に周状に形成される鍔部と、前記鍔部の前方外面に形成される前側筒部と、前記前側筒部に外面に形成される係合壁部と、を備え、
前記前側筒部が前記軸筒の後端開口部に挿着された状態において、前記鍔部が前記軸筒の後端に当接され、前記係合壁部が前記切欠き部に係合されており、
前記係合壁部が、前記切欠き部の形状に沿って延び且つ径方向外方に突出するリブにより形成され、前記係合壁部と前記鍔部との間に指先が挿入可能な凹部が形成されてなることを特徴とする筆記具。 - 前記係合壁部が前記鍔部に一体に連設される請求項1記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015250745A JP6560611B2 (ja) | 2015-12-23 | 2015-12-23 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015250745A JP6560611B2 (ja) | 2015-12-23 | 2015-12-23 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017113953A JP2017113953A (ja) | 2017-06-29 |
JP6560611B2 true JP6560611B2 (ja) | 2019-08-14 |
Family
ID=59231254
Family Applications (1)
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JP2015250745A Active JP6560611B2 (ja) | 2015-12-23 | 2015-12-23 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6560611B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7171237B2 (ja) * | 2018-05-21 | 2022-11-15 | 三菱鉛筆株式会社 | 両頭式筆記具 |
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2015
- 2015-12-23 JP JP2015250745A patent/JP6560611B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017113953A (ja) | 2017-06-29 |
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