JP6556186B2 - Attachment for threading dies - Google Patents
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Description
本発明は、ねじ切りダイス用アタッチメントに関する。 The present invention relates to an attachment for a threading die.
従来、マシニングセンタでおねじ加工を行う場合、主軸に取り付けられるツールホルダーに、ねじ切りダイスを取り付けたコレットダイスホルダーを装着して加工を行っていた(例えば特許文献1参照)。また、旋盤及びボール盤で用いるアタッチメントにねじ切りダイスを取り付け、アタッチメントをマシニングセンタ用のツールホルダーに取り付けておねじ加工を行っていた(例えば特許文献2参照)。 Conventionally, when male thread machining is performed at a machining center, a collet die holder with a threading die attached is attached to a tool holder attached to a spindle (for example, see Patent Document 1). In addition, a threading die is attached to an attachment used in a lathe and a drilling machine, and the attachment is attached to a tool holder for a machining center (for example, see Patent Document 2).
特許文献1及び2に記載の構成において、加工時の切りくずは、ねじ切りダイスの切りくず穴又はねじ切りダイスを保持するホルダー内に収納される。収納しきれない切りくずが、加工物とねじ切りダイスの刃先との間に突発的に入り込み、切りくずの噛み込みや切りくず詰まりが生じる結果、加工物の表面状態の悪化やおねじ精度の不具合を生じさせる場合がある。 In the configurations described in Patent Documents 1 and 2, chips at the time of processing are stored in a chip hole of a threading die or a holder that holds the threading die. Chips that cannot be stored suddenly enter between the workpiece and the cutting edge of the threading die, resulting in chip biting and chip clogging, resulting in deterioration of the surface condition of the workpiece and defective thread accuracy. May occur.
また、おねじを形成するダイス加工は内面切削であることから、切削油剤は外部から加工部に供給される。こうした外部給油では、切削油剤がねじ切りダイスの刃先に直接的に供給されない。そのため、刃先において発生する切削熱を冷却する効果が低く、刃先の熱的摩耗が進行しやすいという問題や、切削時の発熱に起因する構成刃先が生成されやすいという問題がある。 In addition, since the die machining for forming the external thread is internal cutting, the cutting fluid is supplied from the outside to the machining portion. In such external lubrication, the cutting fluid is not directly supplied to the cutting edge of the threading die. Therefore, there is a problem that the effect of cooling the cutting heat generated at the cutting edge is low, the thermal wear of the cutting edge is likely to proceed, and the constituent cutting edge due to heat generation during cutting is likely to be generated.
本発明は、マシニングセンタによるおねじ加工において、切りくずの噛み込みや切りくず詰まりを防止し、安定した加工を可能にするねじ切りダイス用アタッチメントを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an attachment for a thread cutting die that prevents chip biting and chip clogging and enables stable processing in male thread processing by a machining center.
本発明の一態様によれば、ねじ切りダイスを取り付け可能なホルダーを具備するねじ切りダイス用アタッチメントであって、当該ねじ切りダイス用アタッチメントには、中心軸線に沿って貫通する液路が形成されており、当該ねじ切りダイス用アタッチメントを、給油機能を備えたマシニングセンタに取り付けて使用することによって、前記液路を介して、当該ねじ切りダイス用アタッチメントの後端から前端まで切削油剤を通過させて先端から噴出させることができることを特徴とするねじ切りダイス用アタッチメントが提供される。 According to one aspect of the present invention, a threaded die attachment comprising a holder to which a threaded die can be attached, wherein the threaded die attachment is formed with a liquid passage penetrating along the central axis. By attaching and using the threading die attachment to a machining center having a lubrication function, the cutting fluid is passed from the rear end to the front end of the threading die attachment through the liquid passage and ejected from the front end. An attachment for a threading die is provided.
本発明の別態様によれば、前記ホルダーを収容するシャンク部をさらに具備し、前記ホルダーと前記シャンク部との間に弾性部材が配置され、該弾性部材が弾性変形することによって、前記ホルダーと前記シャンク部とが軸線方向又は径方向に相対的に移動可能である。 According to another aspect of the present invention, the apparatus further comprises a shank portion that accommodates the holder, and an elastic member is disposed between the holder and the shank portion, and the elastic member is elastically deformed, whereby the holder and The shank portion is relatively movable in the axial direction or the radial direction.
本発明の態様によれば、マシニングセンタによるおねじ加工において、切りくずの噛み込みや切りくず詰まりを防止し、安定した加工を可能にするねじ切りダイス用アタッチメントを提供するという共通の効果を奏する。 According to the aspect of the present invention, in male thread processing by a machining center, there is a common effect of providing a threading die attachment that prevents chip biting and chip clogging and enables stable processing.
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施形態によるねじ切りダイス用アタッチメント1の部分断面図である、図2は、図1のねじ切りダイス用アタッチメント1の正面図である。ねじ切りダイス用アタッチメント1は、ホルダー10と、シャンク部20と、固定ボルト30とを有している。
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a threading die attachment 1 according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a front view of the threading die attachment 1 of FIG. The threading die attachment 1 includes a
ホルダー10は、全体として円筒形状であり、両端が開口している。ホルダー10は、より大きい外径を有する大径部11と、より小さい外径を有する小径部12とを有している。大径部11側の開口部には、ねじ切りダイス40が取り付けられる。すなわち、大径部11側の開口部近傍には、中心軸線に対して対称位置に2つの止めねじ13が設けられ、それによってねじ切りダイス40が固定される。ねじ切りダイス用アタッチメント1の軸線方向において、ねじ切りダイス40が取り付けられている側を「前」側とし、その反対側を「後」側とする。
The
ホルダー10の小径部12の外周面には、軸線方向に延びる4つのスライド溝14が周方向に沿って等間隔に形成されている。4つのスライド溝14よりも後方の小径部12の外周面には、軸線方向に離間して2つの環状の溝が形成され、それぞれに弾性部材15が配置されている。弾性部材15は、例えばOリングである。
Four
シャンク部20は、ホルダー10の大径部11と略同一外径に形成された円筒形状であり、両端が開口している。シャンク部20の内部にはホルダー10が収容される。したがって、シャンク部20の内径は、ホルダー10の小径部12の外径よりも僅かばかり大きく設定される。また、シャンク部20は、ホルダー10の小径部12よりも軸線方向に長く形成されている。
The
シャンク部20の外周面には、4つの六角穴付きボルト21が螺合するねじ孔が、周方向に沿って等間隔に形成されている。六角穴付きボルト21は、剛球22がねじ孔及びホルダー10の各々のスライド溝14内に配置されるように剛球22を保持している。したがって、ねじ孔の直径は、剛球22の直径よりも僅かばかり大きく設定される。剛球22は、六角穴付きボルト21及びスライド溝14間において、ホルダー10の径方向に僅かばかり移動可能である。ホルダー10のスライド溝14は、ホルダー10の小径部12の外周面において、剛球22の周方向の移動を規制し、剛球22の軸線方向の所定距離の移動が可能となるように形成される。シャンク部20の環状の前端面及び後端面にはそれぞれ1つの環状の溝が形成され、それぞれに弾性部材23が配置されている。弾性部材23は、例えばOリングである。
On the outer peripheral surface of the
固定ボルト30は、ボルト本体31と、ボルト本体31の後部に設けられたフランジ部32とを有している。ボルト本体31の外周面にはおねじが形成されている。固定ボルト30は、シャンク部20をホルダー10との間に挟み込むようにして、ホルダー10の後端の開口部と螺合する。すなわち、シャンク部20の前端面は、弾性部材23を介してホルダー10の大径部11の後端面と当接し、シャンク部20の後端面は、弾性部材23を介して固定ボルト30のフランジ部32の前端面と当接する。
The
固定ボルト30は、中心軸線に沿って貫通孔が形成されている。したがって、ねじ切りダイス用アタッチメント1全体としては、図1において矢印で示されるような、中心軸線に沿って貫通する液路50が形成されている。
The
ねじ切りダイス用アタッチメント1は、シャンク部20の外周面がマシニングセンタのツールホルダー(図示せず)に嵌合することによって取り付けられる。したがって、ねじ切りダイス用アタッチメント1のホルダー10及びホルダー10に螺合する固定ボルト30は、マシニングセンタのツールホルダーとは係合していない。そのため、ホルダー10は、ねじ切りダイス用アタッチメント1がマシニングセンタのツールホルダーに取り付けられた状態で、シャンク部20、ひいてはマシニングセンタに対して相対的に移動可能である。
The threading die attachment 1 is attached by fitting the outer peripheral surface of the
すなわち、ホルダー10は、弾性部材15が弾性変形することができることから、径方向、すなわちシャンク部20の中心軸線から離間する方向に移動可能である。また、ホルダー10は、弾性部材23が弾性変形することができることから、軸線方向に移動可能である。なお、ホルダー10は、剛球22とスライド溝14との係合によって、中心軸線回りには回転することができない。
That is, since the
ホルダー10の相対的な移動によって、おねじ加工時の誤差を吸収することが可能となる。すなわち、ホルダー10の軸線方向の相対移動によって、切削されるおねじのねじリードと、マシニングセンタのN/C制御によるねじ切りダイス用アタッチメント1の移動量との間の誤差を吸収し、これらを一致させた状態でおねじ加工をすることができる。また、ホルダー10の径方向の相対移動によって、ねじ切りダイス40の中心軸線と、ねじ切りダイス用アタッチメント1の回転軸線との間の誤差を吸収し、これら軸線を一致させた状態でおねじ加工をすることができる。さらに、ホルダー10の径方向の相対移動によって、ねじ切りダイス40の中心軸線とマシニングセンタに取り付けられた加工物の中心軸線との間の誤差を吸収し、これら軸線を一致させた状態でおねじ加工をすることができる。
By the relative movement of the
上述したように、ねじ切りダイス用アタッチメント1は中心軸線に沿って貫通する液路50を有している。そのため、ねじ切りダイス用アタッチメント1を、給油機能を備えたマシニングセンタに取り付けて使用する場合には、液路50を介して、ねじ切りダイス用アタッチメント1の後端から前端まで切削油剤を通過させて先端から噴出させることができる。
As described above, the threading die attachment 1 has the
したがって、内面切削を行うおねじ加工中に液路50を通して切削油剤を供給することによって、ねじ切りダイス40の刃先に切削油剤を直接的に供給することができる。その結果、加工部に対して外部から給油していた従来に比べ、切削熱を冷却する効果が高く、刃先摩耗の進行を抑制することが可能となり、構成刃先の生成を防ぐことも可能となる。また、ねじ切りダイス用アタッチメント1の内部を通過した切削油剤を先端から噴出させることから、加工時の切りくずが、切りくず穴41又はホルダー10内に収納されることなく切削油剤と共に強制的に排出され、切りくずの噛み込みや切りくず詰まりを防ぐことが可能となる。その結果、安定した加工が可能となり、良好な表面状態で、高精度且つ高効率なおねじが加工を実現することができる。
Therefore, the cutting fluid can be directly supplied to the cutting edge of the
本発明は、給油機能を備えたマシニングセンタに取り付けて使用することによって、液路を介して、後端から前端まで切削油剤を通過させて先端から噴出させることが可能な限りにおいて、任意の構成のねじ切りダイス用アタッチメントに適用することができる。また、上述した実施形態では、2種類の弾性部材(弾性部材15及び弾性部材23)を有していたが、いずれか一方のみを有するようにしてもよい。
The present invention has an arbitrary configuration as long as the cutting fluid can be passed from the rear end to the front end and ejected from the front end through the liquid passage by being attached to a machining center having an oil supply function. It can be applied to an attachment for threading dies. Moreover, in embodiment mentioned above, although it had two types of elastic members (the
1 ねじ切りダイス用アタッチメント
10 ホルダー
11 大径部
12 小径部
13 止めねじ
14 スライド溝
15 弾性部材
20 シャンク部
21 六角穴付きボルト
22 剛球
23 弾性部材
30 固定ボルト
31 ボルト本体
32 フランジ部
40 ダイス
41 切りくず穴
50 液路
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Attachment for thread cutting dies 10
Claims (1)
前記ホルダーを収容するシャンク部をさらに具備し、前記ホルダーと前記シャンク部との間に弾性部材が配置され、該弾性部材が弾性変形することによって、前記ホルダーと前記シャンク部とが軸線方向又は径方向に相対的に移動可能であり、
前記弾性部材がOリングであり、
前記シャンク部の外周面がマシニングセンタのツールホルダーに嵌合することを特徴とするねじ切りダイス用アタッチメント。 A threading die attachment having a holder to which a threading die can be attached, wherein the threading die attachment has a fluid passage extending along a central axis, and the threading die attachment is provided with a lubrication function. By using it attached to a machining center equipped with, through the liquid path, the cutting fluid can be passed from the rear end to the front end of the threading die attachment and ejected from the front end.
The holder further includes a shank portion, and an elastic member is disposed between the holder and the shank portion, and the elastic member is elastically deformed, whereby the holder and the shank portion are axially or radially separated. Move relative to the direction,
The elastic member is Ri O-ring der,
Attachment for threading die outer peripheral surface of the shank portion and said Rukoto that match fitted to the tool holder of the machining center.
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