以下、この発明に関わるいくつかの実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態に用いられる睡眠状態表示装置は、ハードウェア構成、又はハードウェア資源とソフトウェアとの組合せ構成の何れでも実施可能となっている。組合せ構成のソフトウェアとしては、予めネットワーク又は記憶媒体から各コンピュータにインストールされ、睡眠状態表示装置の機能を当該各コンピュータに実現させるためのプログラムが用いられる。なお、各実施形態の睡眠状態表示装置は、スタンドアロンのユーザ端末として実施してもよく、クライアントサーバシステムにおけるサーバ装置として実施してもよい。また、各実施形態の睡眠状態表示装置は、プライベートクラウド又はパブリッククラウド等のクラウドコンピューティングシステムにおいて、低負荷時に選択される複数台の処理実行装置の各々として実施してもよい。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る睡眠状態表示装置の機能構成を示す模式図である。睡眠状態表示装置1は、記憶部10、睡眠情報入力部20、睡眠段階推定部30、睡眠変数算出部40、表示画像生成部50、及び睡眠状態表示部60を備えている。すなわち、睡眠状態表示装置1は、予めメモリに記憶された複数の要素画像を含む基準画像に基づいて睡眠状態を表示する機能を有する。
記憶部10は、各部から読取り/書込み可能なメモリであり、複数の要素画像を含む基準画像を予め記憶する。また、記憶部10は、睡眠情報入力部20に入力された睡眠情報、睡眠段階推定部30にて推定された睡眠段階の睡眠段階情報、睡眠変数算出部40にて算出された睡眠変数、表示画像生成部50にて生成された表示画像等を適宜記憶してもよい。なお、各部から出力される各情報については、後述する。また、本明細書中、「…画像」は「…画像データ」と読み替えてもよい。
要素画像は、睡眠状態を表示する際に用いられる基準画像を構成し、予め記憶部10に記憶される。基準画像としては、任意の形状を表す画像が適用可能であるが、ユーザが直感的に睡眠状態を把握し易い観点から、実世界上に存在する物体の画像を含むことが望ましい。
例えば、基準画像は、図2に示す如き、容器の各部(例、開口部、テーパ部、胴部、底部等)を表す複数の形状(例、側面形状又は断面形状)を連結してなる容器形状を含んでもよい。容器形状は、各睡眠段階にそれぞれ対応する、少なくとも高さ及び幅で定義される複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成されていてもよい。また、容器形状は、複数の形状を連結してなる形状であれば、例えば、ボトルやコップのような凹型の形状(例、断面形状)で表現されていてもよく、容器形状を3次元的に俯瞰した形状(例、外観形状)で表現されていてもよい。
図2に示す例では、睡眠段階は、中途覚醒(Wake)、レム睡眠(REM (Rapid Eye Movement) sleep)、浅い睡眠(Light sleep)、及び深い睡眠(Deep sleep)の4段階に分類されている。したがって、基準画像は、4個の第1要素画像から構成される。なお、各睡眠段階は、中途覚醒、レム睡眠、浅い睡眠、及び深い睡眠の順に睡眠が深くなっていることを示す。つまり、高さ方向について下側の第1要素画像ほど、睡眠が深い睡眠段階に対応している。
ここで、中途覚醒とは、覚醒に分類された睡眠段階のうち、就床してから睡眠状態に入るまでを除いた睡眠段階を示す。浅い睡眠とは、ノンレム睡眠のステージI〜IIに分類された睡眠状態を示す。深い睡眠とは、ノンレム睡眠のステージIII〜IVに分類された睡眠状態を示す。
また、図2における複数の第1要素画像は、少なくとも高さ及び幅で定義される形状を有し、高さ方向について上から順に、(高さ,幅)が、それぞれ(h1,w1)、(h2,w2)、(h3,w3)、(h4,w4)として定義されている。また、図2における基準画像は、各第1要素画像を高さ方向に連結して構成されており、基準画像の高さ(H)は、各第1要素画像の高さ(h1,h2,h3,h4)の和として定義されている。
なお、第1要素画像としては、矩形である必要はなく、任意の変数によって任意の形状を定義した画像が適宜、使用可能となっている。具体的には、第1要素画像は、図2における上から2番目の第1要素画像のように、台形形状であってもよい。また、第1要素画像は、曲線を含む形状であってもよい。また、各第1要素画像は、睡眠段階の違いが視認しやすいように、第1要素画像毎に色が異なっていてもよい。
睡眠情報入力部20は、睡眠中に取得される生体情報及び体動情報を含む睡眠情報の入力を受付け、入力を受付けた睡眠情報を睡眠段階推定部30に送信する。睡眠情報入力部20は、睡眠情報を記憶部10に格納してもよい。
ここで、生体情報は、被験者から取得される、就床から起床までの心拍、脳波、筋電、眼電、呼吸等を示す生体信号の時系列データである。体動情報は、被験者から取得される、就床から起床までの加速度等を示す体動信号の時系列データである。「被験者」は、「被検体」と呼んでもよい。
なお、睡眠情報入力部20は、時系列データとして編集された生体情報及び体動情報を受信してもよい。また、睡眠情報入力部20は、生体信号及び体動信号を計測するセンサの出力信号を直接受信し、時系列データとして生体情報及び体動情報に変換してもよい。
睡眠段階推定部30は、睡眠情報を睡眠情報入力部20から受信し、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する。睡眠段階推定部30は、推定された各睡眠段階の推移を時系列に対応付けた睡眠段階推定情報を生成し、当該睡眠段階推定情報を記憶部10に格納してもよい。睡眠段階推定部30は、生成した睡眠段階推定情報を睡眠変数算出部40に送信する。
なお、睡眠段階推定部30は、睡眠情報に基づき、予め定められた判定アルゴリズムにしたがって、睡眠時間における各睡眠段階を自動判定することで、各睡眠段階を推定してもよい。また、睡眠段階推定部30は、睡眠情報を図示しない画面に表示することで専門の技師による目視による判定を促し、睡眠段階判定入力結果を入力させることで各睡眠段階を推定してもよい。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を睡眠段階推定部30から受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)及び全体の睡眠時間の長さ(SPT)を含む複数の睡眠変数を算出する。睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。また、睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を記憶部10に格納してもよい。
ここで、T1は、中途覚醒時間の長さであり、T2は、レム睡眠時間の長さであり、T3は、浅い睡眠時間の長さであり、T4は、深い睡眠時間の長さである。SPTは、入眠から起床までの時間の長さである。時間の単位は、任意に選択可能であるが、例えば分単位等で算出されることが望ましい。
なお、睡眠変数算出部40は、各睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)及び全体の睡眠時間の長さ(SPT)に限らず、種々の変数を算出可能である。具体的には、睡眠変数算出部40は、各睡眠段階が全体に占める占有率(v1,v2,v3,v4)を算出してもよい。
ここで、v1,v2,v3,v4は、それぞれ中途覚醒時間(T1)、レム睡眠時間(T2)、浅い睡眠時間(T3)、深い睡眠時間(T4)が全体の睡眠時間の長さ(SPT)に占める占有率である。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信し、当該算出された各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、図3(A)に示す如き基準画像を記憶部10から読出す。表示画像生成部50は、当該基準画像内の各第1要素画像の高さ(h1,h2,h3,h4)を、全体の睡眠時間の長さ(SPT)及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値(SPTs)の比(α)に応じて変化させ、表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)を算出する。また、表示画像生成部50は、当該基準画像内の各第1要素画像の幅(w1,w2,w3,w4)を、各第1要素画像に対応する睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)及び当該睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値(T1s,T2s,T3s,T4s)の比(β)に応じて変化させ、表示画像内の各第1要素画像の幅(w1”,w2”,w3”,w4”)を算出する。
また、表示画像生成部50は、基準画像内の各第1要素画像の幅(w1,w2,w3,w4)を、全体の睡眠時間の長さ(SPT)及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値(SPTs)の比(α)に応じて変化させ、表示画像内の各第1要素画像の幅(w1’,w2’,w3’,w4’)を算出してもよい。
各基準値(SPTs,T1s,T2s,T3s,T4s)は、予め記憶部10に格納されていてもよい。また、各基準値(SPTs,T1s,T2s,T3s,T4s)は、ユーザの各睡眠変数の数日間の平均値や、各年代の平均値等から算出されてもよい。
なお、上記において算出された表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)、及び幅(w1’,w2’,w3’,w4’)、(w1”,w2”,w3”,w4”)は、以下の式で表される。
ここで、H’は、表示画像の高さであり、iは、1≦i≦4の整数である。visは、各睡眠段階の睡眠時間の長さが全体の睡眠時間の長さに対して占める占有率の基準値である。
なお、表示画像生成部50は、睡眠変数として、睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)に代えて、各睡眠段階が全体に占める占有率(v1,v2,v3,v4)を用いて表示画像を生成してもよい。この場合、表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)、及び幅(w1’,w2’,w3’,w4’)、(w1”,w2”,w3”,w4”)は、以下の式で表される。
いずれにしても、表示画像生成部50は、算出された表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)、及び幅(w1’,w2’,w3’,w4’)、(w1”,w2”,w3”,w4”)に基づき、最終的に図3(A)に示す如き基準画像から図3(B)に示す如き表示画像を生成する。
本実施形態において生成された表示画像によれば、基準画像からの高さの変化に注目することにより、全体の睡眠時間の長さの基準値に対する、睡眠情報に基づく全体の睡眠時間の長さをユーザが直感的に把握できる。また、生成された表示画像によれば、表示画像内の各第1要素画像の底部と中部の幅の変化に注目することにより、各睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値に対する、睡眠情報に基づく各睡眠段階の睡眠時間の長さをユーザが直感的に把握できる。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を表示画像生成部50から受信し、図示しない画面に当該表示画像を表示する。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10には図3(A)に示す基準画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図3(B)に示す表示画像を生成するものとする。
始めに、睡眠情報入力部20は、生体情報及び体動情報を含む睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報を睡眠段階推定部30に送信する。
睡眠段階推定部30は、入力された睡眠情報を受信し、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する(ST120)。睡眠段階推定部30は、推定した各睡眠段階に基づき、睡眠段階推定情報を生成し、睡眠変数算出部40に送信する。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ及び全体の睡眠時間の長さを含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。睡眠変数算出部40は、算出された各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を受信し、当該各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、推定された各睡眠段階にそれぞれ対応する、少なくとも高さ及び幅で定義される複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成された容器形状を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各第1要素画像の高さを、全体の睡眠時間の長さ、及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。また、表示画像生成部50は、各第1要素画像の幅を、各第1要素画像に対応する睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び当該睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。表示画像生成部50は、変化させた各第1要素画像の高さ及び幅に基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第1の実施形態では、睡眠状態表示装置1は、予め記憶部10に記憶された複数の要素画像を含む画像に基づき、睡眠状態を表示する。睡眠情報入力部20は、生体情報及び体動情報を含む睡眠情報を入力する。睡眠段階推定部30は、上記入力された睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する。睡眠変数算出部40は、上記推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ及び全体の睡眠時間の長さを含む複数の睡眠変数を算出する。表示画像生成部50は、上記算出された各睡眠変数に基づき、上記基準画像から表示画像を生成する。睡眠状態表示部60は、上記生成された表示画像を上記睡眠状態として表示するようにしている。このため、入力される複数の睡眠変数と、その入力値及び平均値等から算出される基準値との比率を、基準画像に反映させることにより、表示画像を生成することができる。したがって、生成された表示画像は、基準画像からの変化として複数の睡眠変数の基準値との相対的な差をユーザに表示することができるため、ユーザは睡眠状態を直感的に把握することができる。また、基準画像は、ユーザが容易に把握可能な日常に存在する物体を表すことができる。したがって、表示画像として表す物体を1つのアイコンに統合することにより、ユーザが睡眠状態を把握する際の負担を軽減することができる。
また、具体的には、上記基準画像は、上記各睡眠段階にそれぞれ対応する、少なくとも高さ及び幅で定義される複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成された容器形状を含む。上記表示画像生成部50は、上記各第1要素画像の高さを上記全体の睡眠時間の長さ及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させ、上記各第1要素画像の幅を各第1要素画像に対応する睡眠段階の睡眠時間の長さ及び当該睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させ、最終的に上記基準画像から上記表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザに表示画像として表示されるアイコンは、ボトルやコップのような容器形状として表すことができる。したがって、ユーザは、睡眠状態の変化をボトルやコップの形状の変化として直感的に把握することができる。
したがって、ユーザの負担を軽減しつつ、直感的に把握可能な睡眠状態を表示することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態における容器形状を表す物体に対して、棒状の物体を挿入するように構成される基準画像に基づいて表示画像を生成することで、更に睡眠状態を分かり易く表示し得る構成となっている。具体的には、この睡眠状態表示装置1の機能構成は、図1に示す機能構成と同様である。以下では、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
記憶部10は、複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成される容器形状の他に、少なくとも長さで定義される棒状の第2要素画像を含む基準画像を記憶する。
すなわち、基準画像は、図5(A)に示すように、容器形状部100aに加えて、少なくとも長さで定義される棒状部101aを表す第2要素画像を含む。第2要素画像として表される棒状部101aは、ストローや植物の茎のような形状で表現されていてもよい。これに伴い、容器形状部100aは、コップやグラスのような形状として表現されてもよく、花瓶や鉢のような形状として表現されてもよい。また、容器形状部100aは、容器形状部100aと棒状部101aとの関係性がユーザに把握しやすいように、その内部に挿入された棒状部101aが視認できる程度に、水等の液体で満たされているように表されていてもよい。
また、第2要素画像は、第2要素画像の一部が容器形状へ挿入されるように基準画像を構成してもよい。この場合、棒状部101aを表す第2要素画像において定義される長さは、棒状部101aのうち、容器形状部100aの内部に挿入された部分の長さ(sl)として定義されてもよい。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を睡眠段階推定部30から受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)及び全体の睡眠時間の長さ(SPT)に加えて、入眠潜時(SL:Sleep Latency)を更に含む複数の睡眠変数を算出する。なお、入眠潜時は、寝つきの良さを表す指標として任意の時間の長さとして定義可能であるが、一例として、就床から入眠までの覚醒時間の長さとして定義されてもよい。睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。また、睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を記憶部10に格納してもよい。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信し、当該算出された各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、図5(A)に示すような、容器形状部100aに一部が挿入された棒状部101aを表す基準画像を記憶部10から読出す。表示画像生成部50は、容器形状部100aを、図5(B)に示す如き容器形状部100bに変化させる。なお、容器形状部100aを容器形状部100bに変化させる機能については、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
表示画像生成部50は、棒状部101aを、図5(B)に示す如き棒状部101bに変化させる。具体的には、表示画像生成部50は、第2要素画像の長さ(sl)を入眠潜時(SL)及び入眠潜時の基準値(SLs)の比(γ)に応じて変化させ、表示画像内の第2要素画像の長さ(sl’)を算出する。
入眠潜時の基準値(SLs)は、予め算出され、記憶部10等に格納されていてもよい。また、入眠潜時の基準値(SLs)は、ユーザの各睡眠変数の数日間の平均値や、各年代の平均値等から算出されてもよい。
なお、上記において算出された表示画像内の第2要素画像の長さ(SL’)は、以下の式で表される。
表示画像生成部50は、算出された表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)、及び幅(w1’,w2’,w3’,w4’)、(w1”,w2”,w3”,w4”)と、第2要素画像の長さ(sl’)とに基づき、最終的に図5(A)に示す如き基準画像から図5(B)に示す如き表示画像を生成する。
本実施形態において生成された表示画像によれば、棒状部101bの長さの変化に注目することにより、入眠潜時の長さの基準値に対する、睡眠情報に基づく入眠潜時の長さをユーザが直感的に把握できる。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10には図5(A)に示す基準画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図5(B)に示す表示画像を生成するものとする。
睡眠状態表示装置1は、睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する(ST120)。なお、ステップST110−ST120の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ及び全体の睡眠時間の長さに加え、入眠潜時を更に含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。睡眠変数算出部40は、算出された各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を受信し、当該各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、推定された各睡眠段階にそれぞれ対応する、少なくとも高さ及び幅で定義される複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成された容器形状を含む。また、基準画像は、少なくとも長さで定義される棒状の第2要素画像を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各第1要素画像の高さを、全体の睡眠時間の長さ、及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。また、表示画像生成部50は、各第1要素画像の幅を、各第1要素画像に対応する睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び当該睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。
表示画像生成部50は、第2要素画像の長さを、入眠潜時と、当該入眠潜時の基準値おとの比に応じて変化させる。表示画像生成部50は、変化させた各第1要素画像の高さ及び幅と、第2要素画像の長さに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第2の実施形態では、記憶部10は、少なくとも長さで定義される棒状の第2要素画像を含む基準画像を記憶する。上記第2要素画像の一部は、上記容器形状へ挿入するように構成される。睡眠変数算出部40は、入眠潜時を更に含む上記睡眠変数を算出する。表示画像生成部50は、上記第2要素画像の長さを上記入眠潜時及び上記入眠潜時の基準値の比に応じて変化させ、最終的に上記基準画像から上記表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザが睡眠状態を把握する際の睡眠変数として、各睡眠段階の睡眠時間等に加えて、入眠潜時を更に用いることができる。また、ユーザに表示画像として表示されるアイコンは、ボトルやコップのような容器形状に挿されたストローや植物の茎といった棒状の物体として表すことができる。したがって、ユーザは、睡眠状態の変化を容器形状及び棒状物体の変化として直感的に把握することができる。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、更に多くの睡眠情報に基づく睡眠状態を、ユーザにかかる負担を増加させることなく表示することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、第2の実施形態における棒状の物体に対して、更に花状の物体を付加することにより、植物形状として構成される基準画像に基づいて表示画像を生成することで、更に睡眠状態を分かり易く表示し得る構成となっている。具体的には、この睡眠状態表示装置1の機能構成は、図1に示す機能構成と同様である。以下では、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
記憶部10は、複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成される容器形状、及び棒状の第2要素画像に睡眠の質の値にそれぞれ対応する複数の色及び/又は形状を選択可能な第3要素画像が付加されて構成された植物形状を含む基準画像を記憶する。
すなわち、第3要素画像は、図6(A)−(E)に示す如き、形状の異なるつぼみの状態や咲きかけの状態、又は満開の花等の任意の段階数の状態を表す植物形状を含む。第3要素画像は、形状に限らず、色若しくは色及び/又は形状の異なるつぼみや花等を表してもよい。例えば、図6(E)に示す花を表す第3要素画像は、暖色又は明色、及び寒色又は暗色といった色の異なる複数の種類が記憶部10に記憶されていてもよい。なお、第2要素画像は、花形状の第3要素画像に対応して、茎形状として表現されてもよい。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を睡眠段階推定部30から受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ(T1,T2,T3,T4)、全体の睡眠時間の長さ(SPT)、及び入眠潜時(SL)に加えて、睡眠の質の値を更に含む複数の睡眠変数を算出する。睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。また、睡眠変数算出部40は、算出した各睡眠変数を記憶部10に格納してもよい。
なお、睡眠の質は、睡眠状態の良否を客観的に把握するために用いられる指標であり、種々の指標を適用可能である。睡眠変数算出部40は、睡眠情報に基づき、リラックス度、深睡眠率、覚醒回数、及び睡眠効率の値のうちの少なくとも1つを更に算出し、当該算出された値のうちの少なくとも1つに基づき、睡眠の質の値を算出してもよい。
具体的には、睡眠変数算出部40は、リラックス度を算出し、当該算出されたリラックス度を睡眠の質の値としてもよい。リラックス度を算出する手法は、種々の手法が適用可能である。一例としては、リラックス度は、入眠前数分間の心拍データ等の睡眠情報から特徴量を算出し、当該算出された特徴量を、予め定められた閾値と比較することにより、当該閾値の範囲と対応するリラックス度を示す値と対応付けられてもよい。なお、睡眠情報から算出される特徴量は、例えば図7に示す如き、交感神経活動及び/又は副交感神経活動の活性化状態の程度を心拍データ等の生体情報から算出する指標等が適用可能である。一例として、pNN50(心電図データの隣接ピーク間隔の差が50msecを超えた比率)を特徴量とした場合、図8に示す如き、リラックス度と閾値で区切られるpNN50の値の範囲とが対応付けられた関係にしたがって、pNN50の値からリラックス度を算出する。
また、睡眠変数算出部40は、深睡眠率又は覚醒回数に基づき、睡眠状態を総合的に点数化した睡眠点数を算出し、当該算出された睡眠点数の範囲に応じて、睡眠の質の値を算出してもよい。なお、深睡眠率又は覚醒回数に基づく睡眠点数の算出については、以下の文献に詳しく記載されている。
吉井文均、山本学、伊賀富栄、清水美衣、小原さおり、佐々木敏昭、本田由佳、山谷千秋、“マット型睡眠計の開発と睡眠点数を用いた睡眠状態の評価”、睡眠医療Vol.6, No.2, pp.361-365 (2012)
また、睡眠変数算出部40は、睡眠効率を算出し、当該算出された睡眠効率の範囲に応じて、睡眠の質の値を算出してもよい。ここで、睡眠効率は、入眠潜時に対する全睡眠時間の割合により算出される値である。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信し、当該算出された各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、図9(A)に示すような、容器形状部200aに、花部202aが付加された茎部201aの一部が挿入された状態を表す基準画像を記憶部10から読出す。表示画像生成部50は、容器形状部200a及び茎部201aを、図9(B)に示す如き容器形状部200b及び茎部201bに変化させる。なお、容器形状部200a及び茎部201aを容器形状部200b及び茎部201bに変化させる機能については、第2の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
表示画像生成部50は、花部202aを、図9(B)に示す如き花部202bに変化させる。具体的には、表示画像生成部50は、記憶部10に格納された第3要素画像の中から、算出された睡眠の質の値に応じて第3要素画像の色及び/又は形状を選択する。表示画像生成部50は、第3要素画像の選択に際し、睡眠の質の値が高いほど、第3要素画像の形状について開花した状態の形状を選択するようにしてもよく、第3要素画像の色について明色又は暖色の色を選択するようにしてもよい。また、表示画像生成部50は、第3要素画像の選択に際し、睡眠の質の値が低いほど、第3要素画像の形状についてつぼみの状態に近い形状を選択するようにしてもよく、第3要素画像の色について暗色又は寒色の色を選択するようにしてもよい。
表示画像生成部50は、算出された表示画像内の各第1要素画像の高さ(h1’,h2’,h3’,h4’)、及び幅(w1’,w2’,w3’,w4’)、(w1”,w2”,w3”,w4”)と、第2要素画像の長さ(sl’)と、選択された第3要素画像とに基づき、最終的に図9(A)に示す如き基準画像から図9(B)に示す如き表示画像を生成する。
本実施形態において生成された表示画像によれば、選択された花部202bの色及び/又は形状の変化に注目することにより、睡眠の質をユーザが直感的に把握できる。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10には図9(A)に示す基準画像及びその他の複数の第3要素画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図9(B)に示す表示画像を生成するものとする。
睡眠状態表示装置1は、睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する(ST120)。なお、ステップST110−ST120の動作は、第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
睡眠変数算出部40は、睡眠段階推定情報を受信し、推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ、全体の睡眠時間、及び入眠潜時に加え、睡眠の質を更に含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。
なお、睡眠変数算出部40は、睡眠情報に基づき、リラックス度、深睡眠率、覚醒回数、及び睡眠効率の値のうちの少なくとも1つを更に算出し、当該算出された値のうちの少なくとも1つに基づき、睡眠の質の値を算出してもよい。
睡眠変数算出部40は、算出された各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を受信し、当該各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、推定された各睡眠段階にそれぞれ対応する、少なくとも高さ及び幅で定義される複数の第1要素画像を高さ方向に連結して構成された容器形状を含む。また、基準画像は、少なくとも長さで定義される棒状の第2要素画像を含む。また、第2要素画像は、複数の色及び/又は形状を選択可能な第3要素画像を付加されて構成された植物形状を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各第1要素画像の高さを、全体の睡眠時間の長さ、及び当該全体の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。また、表示画像生成部50は、各第1要素画像の幅を、各第1要素画像に対応する睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び当該睡眠段階の睡眠時間の長さの基準値の比に応じて変化させる。
表示画像生成部50は、第2要素画像の長さを、入眠潜時と、当該入眠潜時の基準値おとの比に応じて変化させる。
表示画像生成部50は、算出された睡眠の質の値に応じて第3要素画像の色及び/又は形状を選択する。表示画像生成部50は、変化させた各第1要素画像の高さ及び幅と、第2要素画像の長さと、選択した第3要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第3の実施形態では、記憶部10は、複数の色及び/又は形状を選択可能な第3要素画像を更に記憶する。基準画像は、上記第3要素画像が付加されて構成された植物形状を含む。睡眠変数算出部40は、睡眠の質の値を更に含む上記睡眠変数を算出する。表示画像生成部50は、上記算出された睡眠の質の値に応じて上記第3要素画像の色及び/又は形状を選択し、最終的に上記基準画像から上記表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザが睡眠状態を把握する際の睡眠変数として、各睡眠段階の睡眠時間、及び入眠潜時に加えて、睡眠の質の値を更に用いることができる。また、ユーザに表示画像として表示されるアイコンは、容器形状に挿された花を有する植物として表すことができる。したがって、ユーザは、睡眠状態の変化を容器形状及び植物形状の変化として、直感的に把握することができる。
また、睡眠変数算出部40は、上記睡眠情報に基づき、リラックス度、深睡眠率、覚醒回数、及び睡眠効率の値のうちの少なくとも1つを更に算出し、当該算出された値のうちの少なくとも1つに基づき、上記睡眠の質の値を算出するようにしている。このため、第3要素画像として選択される花の形状及び/又は色を、睡眠の質の値に応じて段階的に選択することができる。
したがって、第3の実施形態によれば、第2の実施形態の効果に加え、更に多くの睡眠情報に基づく睡眠状態を、ユーザにかかる負担を増加させることなく表示することができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、容器形状に代えて、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状、及び各睡眠段階の睡眠時間を表す基準画像に基づき、表示画像を生成し得る構成となっている。具体的には、この睡眠状態表示装置1の機能構成は、図1に示す機能構成と同様である。以下では、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
記憶部10は、図10(A)−(C)に示す如き、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状300aを表す複数の第4要素画像、及び各睡眠段階の睡眠時間情報300bを表す第5要素画像を含む基準画像を記憶する。
すなわち、図10(A)−(C)にそれぞれ例示される第4要素画像は、覚醒状態、レム睡眠、及びノンレム睡眠の睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状300aの画像である。また、図10(A)−(C)にそれぞれ示す第5要素画像は、覚醒状態、レム睡眠、及びノンレム睡眠の睡眠段階の睡眠時間情報300bを表す画像である。
なお、第4要素画像は、ユーザに対して各睡眠段階の意味を定性的に分かり易く伝えるためにキャラクタ形状の画像を用いるものとする。第4要素画像に用いられる各睡眠段階に対応付けられた各キャラクタ形状は、1つのキャラクタで統一されたものであってもよい。また、第4要素画像は、覚醒状態時は、当該キャラクタの目が覚めている状態で表現してもよく、レム睡眠時又は浅い睡眠時は、当該キャラクタが夢を見ている状態や、体が少し傾いている状態で表現してもよい。ノンレム睡眠時又は深い睡眠時は、当該キャラクタの体が完全に水平になっている状態や、“zzz”等の如き、よく寝ていることを表す記号などを付与して表現してもよい。
また、第5要素画像は、各第4要素画像にそれぞれ対応づけられた各睡眠段階における睡眠時間を定量的に表す画像を用いるものとする。なお、第5要素画像は、枠内に任意の睡眠時間を表示できるように構成されていてもよい。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信し、当該算出された各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、図10(A)−(C)に示すような、キャラクタ形状300a及び睡眠時間情報300bを表す基準画像を記憶部10から読出す。表示画像生成部50は、各睡眠段階に対応する第4要素画像を選択し、当該睡眠段階について算出された睡眠時間を表す第5要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第4要素画像及び生成された第5要素画像に基づき、最終的に基準画像から図10(A)−(C)に示す如き表示画像を生成する。
本実施形態において生成された表示画像によれば、キャラクタの状態によって当該キャラクタに対応付けられた各睡眠段階がユーザに定性的に認識されることにより、各睡眠段階に表示される睡眠時間による定量的な情報を含めて、睡眠状態をユーザが直感的に把握できる。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10にはキャラクタ形状300a及び睡眠時間情報300bの基準画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図10(A)−(C)に示す表示画像を生成するものとする。
睡眠状態表示装置1は、睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定し(ST120)推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び全体の睡眠時間を含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。なお、ステップST110−ST130の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を受信し、当該各睡眠変数に基づき、基準画像から表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状を表す複数の第4要素画像、及び各睡眠段階の睡眠時間を表す第5要素画像を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各睡眠段階に対応する第4要素画像を選択し、当該睡眠段階について算出された睡眠時間を表す第5要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第4要素画像と、生成された第5要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第4の実施形態では、記憶部10は、各睡眠段階にそれぞれ対応付けられたキャラクタ形状を表す複数の第4要素画像、及び各睡眠段階の睡眠時間を表す第5要素画像を含む。表示画像生成部50は、各睡眠段階に対応する第4要素画像を選択し、当該睡眠段階について算出された睡眠時間を表す第5要素画像を生成し、最終的に基準画像から表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザが睡眠状態を把握する際に、睡眠変数に代えて各睡眠段階を表すキャラクタ形状を用いることができる。また、キャラクタ形状と睡眠時間情報とを睡眠段階に関連付けて用いることにより、キャラクタ形状による定性的な睡眠段階と、各睡眠段階に関する定量的な情報とを合わせて、直感的に把握することができる。
したがって、第4の実施形態によれば、ユーザの負担を軽減しつつ、直感的に把握可能な睡眠状態を表示することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、容器形状に代えて、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状、表示画像が示す時刻情報、及び各睡眠段階の時系列グラフを表す基準画像に基づき、表示画像を生成し得る構成となっている。図11は、第5の実施形態に係る睡眠状態表示装置1の機能構成を示す模式図である。以下では、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
睡眠状態表示装置1は、図1に示した構成に対し、表示時刻情報選択部70を更に備える。
表示時刻情報選択部70は、表示画像生成部50が表示画像を生成するに際し、当該表示画像が示す時刻情報を選択する。表示時刻情報選択部70は、選択された時刻情報を表示画像生成部50に送信する。
表示時刻情報選択部70は、予め定められた時刻情報を選択してもよく、図示しない時刻情報入力部からユーザによって入力された時刻情報に基づき、時刻情報を選択してもよい。表示時刻情報選択部70は、選択された時刻情報を予め定められた順番で連続的に変化させてもよく、当該連続的に変化させた時刻情報を、連続的に表示画像生成部50に送信してもよい。
記憶部10は、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状を表す複数の第4要素画像、表示画像が示す時刻情報を表す第6要素画像、及び各睡眠段階の時系列グラフを表す第7要素画像を含む基準画像を記憶する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信し、選択された時刻情報を表示時刻情報選択部70から受信する。表示画像生成部50は、当該算出された各睡眠変数及び選択された時刻情報に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、第4要素画像、第6要素画像、及び第7要素画像を含む基準画像を記憶部10から読出し、図12に例示する表示画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する睡眠段階に応じたキャラクタ形状400aを表す第4要素画像を選択する。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する時刻情報400bを表す第6要素画像と、各睡眠段階の時系列グラフ400cを表す第7要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第4要素画像と、生成された第6要素画像及び第7要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
すなわち、図12に例示される第4要素画像は、ノンレム睡眠の睡眠段階に対応づけられたキャラクタ形状400aを表す画像である。また、図12に例示される第6要素画像は、時刻情報として“3:30”が選択された時刻情報400bを表す画像である。また、図12に例示される第7要素画像は、就床から起床までの睡眠段階の推移を表した時系列グラフ400cを表す画像である。
なお、第4要素画像は、第4の実施形態と同様、ユーザに対して各睡眠段階の意味を定性的に分かり易く伝えるためにキャラクタ形状の画像を用いるものとする。また、第6要素画像は、選択された時刻情報を定量的に表す画像を用いるものとする。なお、第6要素画像は、時刻を数値で表してもよく、選択された時刻を時計等の形態で表してもよく、第7要素画像における時間軸を指し示すことで選択された時刻を表すように構成されてもよい。また、第7要素画像は、線グラフに限らず、時系列に睡眠段階の推移を表示可能な任意の形式で構成されてもよい。
表示画像生成部50は、表示時刻情報選択部70から連続的に時刻情報を受信した場合、当該連続的に受信した時刻情報に応じて、連続的に第4要素画像を選択し、第6要素画像を生成してもよい。表示画像生成部50は、連続的に生成した表示画像を、連続的に睡眠状態表示部60に送信してもよい。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を表示画像生成部50から受信し、図示しない画面に当該表示画像を表示する。なお、睡眠状態表示部60は、表示画像を連続的に表示画像生成部50から受信した場合、当該受信した表示画像を連続的に表示してもよい。この場合、睡眠状態表示部60は、表示画像を連続的に変化させることで睡眠段階の時間変化を動画のように再生して、睡眠状態をユーザに表示してもよい。
本実施形態において生成された表示画像によれば、各睡眠段階に対応付けられたキャラクタの状態がユーザに定性的に認識されることにより、選択された時刻情報における睡眠状態をユーザが直感的に把握できる。また、表示画像を連続的に変化させることで、時刻情報及びキャラクタ形状を連動させて変化させることができる。これにより、睡眠段階の時間的な変化を直感的に把握できる。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図13に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10にはキャラクタ形状400a、時刻情報400b及び睡眠段階の時系列グラフ400cの基準画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図12に示す表示画像を生成するものとする。
睡眠状態表示装置1は、睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定し(ST120)推定された各睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び全体の睡眠時間を含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。なお、ステップST110−ST130の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
表示時刻情報選択部70は、表示画像が示す時刻情報を選択し(ST135)、当該選択した時刻情報を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数及び選択された時刻情報を受信し、当該各睡眠変数に基づき、基準画像から、選択された時刻情報における表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、各睡眠段階にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状を表す複数の第4要素画像、表示画像が示す時刻情報を表す第6要素画像、及び各睡眠段階の時系列グラフを表す第7要素画像を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各睡眠段階に対応する第4要素画像を選択し、選択された時刻情報に対応する時刻情報を表す第6要素画像を生成し、睡眠段階の時系列グラフを表す第7要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第4要素画像と、生成された第6要素画像及び第7要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第5の実施形態では、表示時刻情報選択部70は、表示画像が示す時刻情報を選択する。記憶部10は、各睡眠段階にそれぞれ対応付けられたキャラクタ形状を表す複数の第4要素画像、時刻情報を表す第6要素画像、及び各睡眠段階の時系列グラフを表す第7要素画像を含む。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する睡眠段階に応じて第4要素画像を選択し、選択された時刻情報に対応する第6要素画像を生成し、第7要素画像を生成し、最終的に基準画像から表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザが睡眠状態を把握する際に、睡眠変数に代えて各睡眠段階を表すキャラクタ形状を用いることができる。また、表示画像が表す時刻を選択し、当該選択された時刻情報と、当該時刻情報に対応するキャラクタ形状を表示することにより、睡眠状態を直感的に把握することができる。更に、睡眠段階の時系列グラフを更に同時に表示することにより、全体の睡眠時間における睡眠段階の推移を把握することができる。
したがって、第5の実施形態によれば、ユーザの負担を軽減しつつ、直感的に把握可能な睡眠状態を表示することができる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、容器形状に代えて、各体動状態にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状、表示画像が示す時刻情報、及び各体動状態の時系列グラフを表す基準画像に基づき、表示画像を生成し得る構成となっている。図14は、第6の実施形態に係る睡眠状態表示装置1の機能構成を示す模式図である。以下では、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
睡眠状態表示装置1は、図1に示した構成に対し、表示時刻情報選択部70と、体動状態推定部80とを更に備える。
記憶部10は、各体動状態にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状を表す複数の第8要素画像、表示画像が示す時刻情報を表す第6要素画像、及び各体動状態の時系列グラフを表す第9要素画像を含む基準画像を記憶する。
睡眠情報入力部20は、睡眠中に取得される生体情報及び体動情報を含む睡眠情報の入力を受付け、当該入力を受付けた睡眠情報を睡眠段階推定部30及び体動状態推定部80に送信する。睡眠情報入力部20は、睡眠情報を記憶部10に格納してもよい。
なお、体動状態は、仰向け(Face-up)、右向き(Right)、左向き(Left)、及びうつ伏せ(Face-down)の4段階に分類されている。したがって、第8要素画像は、少なくとも4種類の異なる体動状態を示すキャラクタ形状の画像を含む。
表示時刻情報選択部70は、第5の実施形態と同様、表示画像生成部50が表示画像を生成するに際し、当該表示画像が示す時刻情報を選択する。表示時刻情報選択部70は、選択された時刻情報を表示画像生成部50に送信する。
表示時刻情報選択部70は、予め定められた時刻情報を選択してもよく、図示しない時刻情報入力部からユーザによって入力された時刻情報に基づき、時刻情報を選択してもよい。表示時刻情報選択部70は、選択された時刻情報を予め定められた順番で連続的に変化させてもよく、当該連続的に変化させた時刻情報を、連続的に表示画像生成部50に送信してもよい。
体動状態推定部80は、睡眠情報を睡眠情報入力部20から受信し、当該睡眠情報に基づき、複数の体動状態を睡眠時間と関連付けて推定する。体動状態推定部80は、推定された各体動状態の推移を時系列に対応付けた体動状態推定情報を生成し、当該体動状態推定情報を記憶部10に格納してもよい。体動状態推定部80は、生成された体動状態推定情報を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された睡眠変数を睡眠変数算出部40から受信する。また、表示画像生成部50は、生成された体動状態推定情報を体動状態推定部80から受信し、選択された時刻情報を表示時刻情報選択部70から受信する。表示画像生成部50は、当該生成された体動状態推定情報及び選択された時刻情報に基づき、基準画像から表示画像を生成する。表示画像生成部50は、生成した表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
具体的には、表示画像生成部50は、第8要素画像、第6要素画像、及び第9要素画像を含む基準画像を記憶部10から読出し、図15に例示する表示画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する体動状態に応じたキャラクタ形状500aを表す第8要素画像を選択する。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する時刻情報500bを表す第6要素画像と、各体動状態の時系列グラフ500cを表す第9要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第8要素画像と、生成された第6要素画像及び第9要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
すなわち、図15に例示される第8要素画像は、左向きの体動状態に対応づけられたキャラクタ形状500aを表す画像である。また、図15に例示される第6要素画像は、時刻情報として“3:30”が選択された時刻情報500bを表す画像である。また、図15に例示される第9要素画像は、就床から起床までの体動状態の推移を表した時系列グラフ500cを表す画像である。
なお、第8要素画像は、第4の実施形態と同様、ユーザに対して各体動状態の意味を定性的に分かり易く伝えるためにキャラクタ形状を表す画像を用いるものとする。また、第6要素画像は、第5の実施形態と同様、選択された時刻情報を定量的に表す画像を用いるものとする。なお、第6要素画像は、時刻を数値で表してもよく、選択された時刻を時計等の形態で表してもよく、第9要素画像における時間軸を指し示すことで、選択された時刻を表すように構成されてもよい。また、第9要素画像は、線グラフに限らず、時系列に体動状態の推移を表示可能な任意の形式で構成されてもよい。
表示画像生成部50は、第5の実施形態と同様、表示時刻情報選択部70から連続的に時刻情報を受信した場合、当該連続的に受信した時刻情報に応じて、連続的に第8要素画像を選択し、第6要素画像を生成してもよい。表示画像生成部50は、連続的に生成した表示画像を、連続的に睡眠状態表示部60に送信してもよい。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を表示画像生成部50から受信し、図示しない画面に当該表示画像を表示する。なお、睡眠状態表示部60は、表示画像を連続的に表示画像生成部50から受信した場合、当該受信した表示画像を連続的に表示してもよい。この場合、睡眠状態表示部60は、表示画像を連続的に表示することで、体動状態の時間変化を動画のように再生して、体動状態をユーザに表示してもよい。
本実施形態において生成された表示画像によれば、各体動状態に対応付けられたキャラクタの状態がユーザに定性的に認識されることにより、選択された時刻情報における体動状態をユーザが直感的に把握できる。また、表示画像を連続的に変化させることで、時刻情報及びキャラクタ形状を連動させて変化させることができる。これにより、体動状態の時間的な変化を直感的に把握できる。
次に、以上のように構成された睡眠状態表示装置の動作について図16に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、睡眠状態表示装置1の記憶部10にはキャラクタ形状500a、時刻情報500b及び体動状態の時系列グラフ500cの基準画像が予め格納されているものとし、表示画像生成部50は、図15に示す表示画像を生成するものとする。
睡眠状態表示装置1は、睡眠情報を入力し(ST110)、当該睡眠情報に基づき、複数の睡眠段階を睡眠時間と関連付けて推定する(ST120)。なお、ステップST110−ST120の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
体動状態推定部80は、睡眠情報に基づき、複数の体動状態を睡眠時間と関連付けて推定し(ST125)、当該推定された体動情報に基づき、体動情報推定情報を生成する。体動状態推定部80は、生成した体動状態推定情報を表示画像生成部50に送信する。
睡眠変数算出部40は、生成された睡眠段階推定情報を受信し、各睡眠段階の睡眠時間の長さ、及び全体の睡眠時間を含む複数の睡眠変数を算出する(ST130)。睡眠変数算出部40は、算出された各睡眠変数を表示画像生成部50に送信する。
なお、ステップST120及びST130は、本実施形態では省略しても構わない。
表示時刻情報選択部70は、表示画像が示す時刻情報を選択し(ST135)、当該選択した時刻情報を表示画像生成部50に送信する。
表示画像生成部50は、算出された各睡眠変数、生成された体動状態推定情報及び選択された時刻情報を受信し、当該体動状態推定情報に基づき、基準画像から、選択された時刻情報における表示画像を生成する(ST140)。
ここで、基準画像は、各体動状態にそれぞれ対応づけられたキャラクタ形状を表す複数の第8要素画像、表示画像が示す時刻情報を表す第6要素画像、及び各体動状態の時系列グラフを表す第9要素画像を含む。
表示画像生成部50は、当該基準画像を記憶部10から読出し、当該基準画像から表示画像を生成する。具体的には、表示画像生成部50は、各体動状態に対応する第8要素画像を選択し、選択された時刻情報に対応する時刻情報を表す第6要素画像を生成し、体動状態の時系列グラフを表す第9要素画像を生成する。表示画像生成部50は、選択された第8要素画像と、生成された第6要素画像及び第9要素画像とに基づき、最終的に基準画像から表示画像を生成する。
表示画像生成部50は、生成された表示画像を睡眠状態表示部60に送信する。
睡眠状態表示部60は、生成された表示画像を受信し、当該表示画像を睡眠状態として表示する(ST150)。
以上詳述したように、第6の実施形態では、体動状態推定部80は、入力された睡眠情報に基づき、複数の体動状態を睡眠時間と関連付けて推定する。表示時刻情報選択部70は、表示画像が示す時刻情報を選択する。記憶部10は、各体動状態にそれぞれ対応付けられたキャラクタ形状を表す複数の第8要素画像、時刻情報を表す第6要素画像、及び各体動状態の時系列グラフを表す第9要素画像を含む。表示画像生成部50は、選択された時刻情報に対応する体動状態に応じて第8要素画像を選択し、選択された時刻情報に対応する第6要素画像を生成し、第9要素画像を生成し、最終的に基準画像から表示画像を生成するようにしている。このため、ユーザが体動状態を把握する際に、睡眠変数に代えて各体動状態を表すキャラクタ形状を用いることができる。また、表示画像が表す時刻を選択し、当該選択された時刻情報と、当該時刻情報に対応するキャラクタ形状を表示することにより、睡眠状態を直感的に把握することができる。更に、体動状態の時系列グラフを更に同時に表示することにより、全体の睡眠時間における体動状態の推移を把握することができる。
したがって、第6の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、睡眠時間における体動状態の変化についても、ユーザの負担を増加させることなく、直感的に把握させることができる。
なお、上記各実施形態は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上記各実施形態に係る表示画像は、1日分の睡眠情報を表示するものに限らず、過去の複数日分の睡眠情報を一覧形式で表示してもよい。具体的には、図17に示すように、第1の実施形態〜第3の実施形態に係る表示画像は、その日ごとの睡眠状態を示す表示画像を、一覧形式で表示してもよい。これにより、日々の睡眠状態を一目で比較することが可能となり、どの日の睡眠状態が良かったか、或いは悪かったか、をユーザが直感的に把握できる。
また、第6の実施形態及び第7の実施形態に係る表示画像は、同時に表示させてもよい。これにより、選択された時刻情報における睡眠段階及び体動状態を同時に把握できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。