JP6424309B1 - 採寸値に基づく3次元モデルを生成するプログラム及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1体の次元数nの採寸値から、3次元モデルを生成する。装置は、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられた教師データ群を用いて、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と、統計学習エンジンを用いて、当該次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段とを有する。
【選択図】図1
Description
一方で、ユーザが日常的に洋服のサイズを選択する場合、自らの一部の採寸箇所の採寸値のみを基準にして選択している。即ち、その採寸箇所の採寸値は、ユーザの体型を表す基準となっている。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と、
統計学習エンジンを用いて、当該次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
教師データ群の3次元モデル自体から、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値を抽出するために、
統計学習エンジンを用いて、教師データ群の3次元モデルを入力することによって次元数mの成分変数を出力し、逆再生的に、出力された当該次元数mの成分変数を入力することによって逆生成3次元モデルを出力し、当該逆再生3次元モデル自体から、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値を抽出する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
エンコード手段は、
対象データとして1体の次元数nの採寸値について、k(<n)個の採寸値のみ決定され、その他のn−k個の採寸値が欠損していても、次元数mの成分変数を推定するために、
k個の採寸値を束縛条件として、最適化された他のn−k個の採寸値を含む次元数mの成分変数を算出する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
エンコード手段は、ラグランジュの未定乗数法(method of Lagrange multiplier)を用いる
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
エンコードされた次元数mの成分変数を記述したタグを作成するタグ作成手段と
して更にコンピュータを機能させることも好ましい。
異なるモデル種別の3次元モデルそれぞれに、教師データ群が用意され、
統計学習エンジン及び相関学習エンジンは、モデル種別毎に、異なる教師データ群によって複数個備えられ、
エンコード手段は、次元数nの採寸値に基づくモデル識別子に対応した相関学習エンジンを用いて、次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードし、
タグ作成手段は、モデル種別識別子と、当該モデル種別識別子に基づく次元数mの成分変数とを対応付けてタグに記述する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
統計学習エンジンを用いて、対象データとしての次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
デコード手段は、対象データとしての次元数mの成分変数から、相関学習エンジンを用いて、次元数nの採寸値を導出する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
次元数mの成分変数が記述されたタグから、次元数mの成分変数を読み取るタグ読取手段と
してコンピュータを機能させることも好ましい。
異なるモデル種別の3次元モデルそれぞれに、教師データ群が用意され、
統計学習エンジン及び相関学習エンジンは、モデル種別毎に、異なる教師データによって複数個備えられ、
タグ読取手段は、タグから、モデル種別識別子と、当該モデル種別識別子に基づく次元数mの成分変数とを読み取り、
デコード手段は、読み取られたモデル種別識別子に対応した相関学習エンジンを用いて、次元数mの成分変数から3次元モデルへデコードする
してコンピュータを機能させることも好ましい。
タグは、QR(Quick Response)(登録商標)コード又はRFID(Radio Frequency IDentifier)である
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
3次元モデルは、人体又は物体の形状データであって、同一対象体に対して同一頂点数で表現され、
教師データ群の複数体数は、3次元モデルの頂点数よりも少ないものである
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
統計学習エンジンは、主成分分析(Principal Component Analysis)に基づくものであり、
相関学習エンジンは、最小二乗法に基づくものである
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と、
統計学習エンジンを用いて、当該次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
を有することを特徴とする。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値を入力し、次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と
を有することを特徴とする。
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
対象データとしての次元数mの成分変数から、統計学習エンジンを用いて、3次元モデルにデコードするデコード手段と
を有することを特徴とする。
図1によれば、装置1は、統計学習エンジン101と、相関学習エンジン102と、エンコード部111と、デコード部122とを有する。これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現できる。
統計学習エンジン101は、教師データ群の複数体の3次元モデルを入力し、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する。
図2(a)によれば、3次元モデルは、1体毎に頂点数がN=15,000あり、各頂点は3次元(x,y,z)で表現される。即ち、1体の3次元モデルは、3N(=45,000)次元のベクトルで表される。
図2(b)によれば、3次元モデルの1体毎に、3N次元空間における1点で表される。
図4は、統計学習エンジンにおける主成分分析を表す簡易なコードである。
「主成分分析」によって、相関のある3N次元空間の1000点から、互いに無相関で全体のばらつきを最もよく表す少数(例えば30個)の主成分(成分変数)を導出する。第1主成分の分散を最大化し、続く主成分はそれまでに決定した主成分と無相関という拘束条件の下で、分散を最大化するようにして選択される。主成分の分散を最大化することによって、観測値の変化に対する説明能力を可能な限り主成分に持たせる。主成分を与える主軸は3N次空間の1000点の群の直交基底となっている。主軸の直交性は、主軸が共分散行列の固有ベクトルになっており、共分散行列が実対称行列であることから導かれる。
本発明によれば、3N(=45,000)次元空間における各3次元モデルを、例えば30次元(成分変数)空間に射影する。主成分を与える変換は、観測値の集合からなる行列の特異値分解で表され、3N次元空間の1000点の群からなる矩形行列Xの特異値分解は、以下の式で表される。
X=U*Σ*VT
X:3N次元空間の1000点からなる行列(1000行×3N列)
U:n(1000)×n(1000)の正方行列(n次元単位ベクトルの直交行列)
Σ:n(1000)×p(3N)の矩形対角行列(対角成分は、Xの特異値)
V:p(3N)×p(3N)の正方行列(p次元単位ベクトルの直交行列)
ここで、Vの最初の30列からなる行列をVと改める。そして、その行列Vによる線形変換はXの主成分を与える。
V:3N次元空間->統計形状(30次元)空間への変換を表す行列
V-1:統計形状(30次元)空間->3N次元空間への変換を表す行列
尚、行列の上付き添え字-1は逆行列を示す記号ではなく、行列が定めるベクトルの変換に対して、その逆変換を意味する抽象的な記号として用いている。ここでは、V-1は、Vの転置VTと等しい。
s=x*V
x=s*V-1
s:統計形状空間のベクトル
x:3N次元空間のベクトル
V:統計学習モデル
相関学習エンジン102は、教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する。
勿論、採寸箇所は、1カ所以上であればよい。身長だけでもよいし、身長+腹囲であってもよいし、身長+腹囲+胸囲であってもよい。
図7は、相関学習エンジンにおける統計形状空間と採寸値空間との間の線形変換を表す簡易なコードである。
「最小二乗法(least squares method)」とは、複数の多次元ベクトル(データの組)から線形モデルで近似する際に、残差の二乗和が最小となる最も確からしい線形モデルを決定することをいう。
s=d*A
d=s*A-1
A=(DT*D)-1*DT*S (||D*A−S||を最小化するAを導出する)
s:統計形状空間のベクトル
d:採寸値空間のベクトル
S:統計形状空間のベクトルの組
D:採寸値空間のベクトルの組
A:相関学習モデル
エンコード部111は、相関学習エンジン102を用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から、次元数mの成分変数へエンコードする。エンコードされた次元数mの成分変数は、採寸値を認識できない秘匿性を持つ。そのために、対象データの1体の次元数nの採寸値が守秘情報である場合に適する。
デコード部122は、、統計学習エンジン101を用いて、エンコードされた次元数mの成分変数から、3次元モデルにデコードする。
勿論、デコードされた3次元モデルから、次元数nの採寸値を直鉄的に抽出することもできる。
図8(b)は、対象データの3次元モデルA〜Dそれぞれについて、統計学習エンジン101によって成分変数にエンコードし、その成分変数から統計学習エンジン101によってデコードした3次元モデルを表す。図8(a)と図8(b)とを比較して、主成分分析によってエンコード及びデコードをしても、3次元モデルがほぼ同一形状に維持されていることが理解できる。
図8(c)は、対象データの3次元モデルA〜Dそれぞれについて、採寸値(10カ所)から相関学習エンジン102によって成分変数にエンコードし、その成分変数から統計学習エンジン101によってデコードした3次元モデルを表す。図8(a)と図8(c)とを比較して、採寸値によってエンコード及びデコードしても、3次元モデルがほぼ同一形状に維持されていることが理解できる。
図9(b)は、対象データの3次元モデルA〜Cそれぞれについて、採寸値として「身長のみ」から相関学習エンジン102によって成分変数にエンコードし、その成分変数から統計学習エンジン101によってデコードした3次元モデルを表す。図9(a)と図9(b)とを比較して、身長以外では、3次元モデルの形状に対する同一性を認識できない。
図9(c)は、対象データの3次元モデルA〜Cそれぞれについて、採寸値として「身長」「腹囲」から相関学習エンジン102によって成分変数にエンコードし、その成分変数から統計学習エンジン101によってデコードした3次元モデルを表す。図9(a)と図9(c)とを比較して、3次元モデルの形状に対して、図9(b)よりも同一性が認識できる。
図9(d)は、対象データの3次元モデルA〜Cそれぞれについて、採寸値として「身長」「腹囲」「胸囲」から相関学習エンジン102によって成分変数にエンコードし、その成分変数から統計学習エンジン101によってデコードした3次元モデルを表す。図9(a)と図9(d)とを比較して、3次元モデルの形状に対する同一性を認識できる。
即ち、「身長」「腹囲」「胸囲」の3次元の採寸値のみで、元の3次元モデルにほぼ近い形状にデコードすることができる。
[タグ作成部112]
タグ作成部112は、エンコード部111から出力された次元数mの成分変数を入力し、その成分変数を記述したタグを作成する。
[タグ読取部121]
タグ読取部121は、タグから、エンコードされた次元数mの成分変数を読み取る。読み取られた成分変数は、デコード部122へ出力される。
本発明によれば、3次元モデルを、成分変数(4バイト)で30次元とした場合、120バイトで表すことができる。120バイトをQRコードに記述するができれば、例えばユーザ自らの体型を表す3次元モデルを、QRコードで明示することが可能となる。
本発明によれば、例えば3次元モデルの成分変数を、RFタグに記述しておくだけで、リーダによって瞬時に読み取らせることができる。RFタグから成分変数を読み取ったリーダは、その成分変数に対応した3次元モデルを瞬時にディスプレイに表示することもきる。
そのために、統計学習エンジン101は、教師データの3次元モデルを入力し、次元数mの成分変数を出力する。ここで、逆再生的に、統計学習エンジン101は、出力した次元数mの成分変数を入力することによって逆再生3次元モデルを出力する。その逆再生3次元モデル自体から、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値を抽出する。
相関学習エンジン102は、統計学習エンジン101から出力された次元数mの成分変数と、逆再生3次元モデル自体から抽出された次元数nの採寸値とを対応付けて学習する。
医療用途の場合、MRI(核磁気共鳴画像法)やCT(コンピュータ断層撮影)によって撮影した医用画像のDICOMデータから、例えば臓器毎の3次元モデルを作成することできる。例えば臓器毎にモデル種別を付与することによって、モデル種別に応じて3次元モデルを切り替えることができる。
タグ作成部112は、モデルIDと、当該モデルIDに基づく次元数mの成分変数とを対応付けてタグに記述する。
デコード部122は、読み取られた次元数mの成分変数から、当該モデルIDに対応する相関学習エンジン102を用いて、3次元モデルへデコードする。
図13は、本発明における欠損値を推定する採寸値空間を表す説明図である。
図14は、本発明における欠損値推定を表す簡易なコードである。
ここで、本発明によれば、対象データとして1体の次元数nの採寸値について、k(<n)個の採寸値のみが決定され、その他のn−k個の採寸値が欠損していてもよい。即ち、本発明によれば、教師データ群によって例えば10次元の採寸値空間から相関学習モデルを構築したとしても、例えばk=3個の採寸箇所の採寸値のみを入力することによって、次元数mの成分変数を推定することができる。
超楕円体を表す二次形式(x:列ベクトル)
f(x)=xT*C-1*x
C-1:対称行列
※実際には分散共分散行列はC=DT*D/教師データ群数
※-1は、逆行列を示す
F(x1,・・・,xn,λ1,・・・,λk)
=f(x1,・・・,xn)+Σλjgj(x1,・・・,xn)
とすることによって、以下の式を満たす。
dF/dxi=0 (i=1,・・・,n)
dF/dλj=0 (j=1,・・・,k)
アフィン超平面を表す一次方程式
gj(x)=nj T*(x−pj)=0
n:超平面の法線ベクトル
p:超平面上の点
特に、それぞれの超平面は基底に直交する(nの方向が基底方向に一致する)ために、以下のようになる。
gj(x)=xi−yj=0
yj:j番目の採寸値
xi:対応するxの要素
制約条件の下で、関数f(x)の最小値を求めることは、与えられた採寸値の下で、平均に最も近い体型を求めることとなる。
x:10次元列ベクトル
y:k個の採寸値を含む10次元列ベクトル (k個以外の採寸値の値は任意)
λ:ラグランジュ乗数を要素とするk次元列ベクトル
O:k行10列の行列 各行は与えられた採寸値に応じたone-hot行ベクトル
C:分散共分散行列
f(x)=1/2*xT*C-1*x
g(x)=O*(y−x)
F(x)=f(x)+λT*g(x)
dF/dx=C-1*x−OT*λ=0 (1)
dF/dλ=O*(y−x)=0 (2)
(1)より、x=C*OT*λ (3)
(3)を(2)に代入
O*y−O*C*OT*λ=0
λ=(O*C*OT)-1*O*y
λを(3)に代入
x=C*OT*(O*C*OT)-1*O*y
このユーザインタフェースによれば、採寸値に対応する3次元モデルと、その3次元モデルの成分変数が記述されたQRコードとを、一見することができる。特に、QRコードを、カメラによって読み取らせるだけで、3次元モデルを共有することできる。
本発明によれば、例えば以下のような用途に適する。
(用途1)ユーザ所持のスマートフォンを用いて、自らの体型の採寸値を入力し、成分変数を含むQRコードを作成しておく。そのQRコードを、転送先の装置のカメラへかざすことによって、自らの体型を表す3次元モデルを瞬時に送信することができる。
(用途2)衣料品業界の用途として、洋服の採寸値を入力することによって、その洋服に適した3次元モデルを作成することができる。
(用途3)医療業界の用途として、ユーザのDICOMデータに基づく3次元モデルを成分変数にエンコードしておくことによって、そのユーザの様々な臓器等の医用3次元モデルをタグやRFIDに記憶させておき、瞬時に転送することができる。
(用途4)広告業界の用途として、ユーザから読み取った成分変数から3次元モデルを再生し、その3次元モデルをそのユーザのキャラクタとして、サイネージディスプレイに表示させることができる。
(用途5)エンコードされた成分変数は、第三者が容易に認識することができず、個人情報の守秘性を持つ。
101 統計学習エンジン
102 相関学習エンジン
111 エンコード部
112 タグ作成部
121 タグ読取部
122 デコード部
Claims (17)
- 対象データとしての1体の次元数nの採寸値から、複数の頂点からなる3次元モデルを生成する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と、
統計学習エンジンを用いて、当該次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 複数の頂点からなる3次元モデルをエンコードする装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 教師データ群の3次元モデル自体から、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値を抽出するために、
統計学習エンジンを用いて、教師データ群の3次元モデルを入力することによって次元数mの成分変数を出力し、逆再生的に、出力された当該次元数mの成分変数を入力することによって逆生成3次元モデルを出力し、当該逆再生3次元モデル自体から、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値を抽出する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。 - 前記エンコード手段は、
対象データとして1体の次元数nの採寸値について、k(<n)個の採寸値のみ決定され、その他のn−k個の採寸値が欠損していても、次元数mの成分変数を推定するために、
k個の採寸値を束縛条件として、最適化された他のn−k個の採寸値を含む次元数mの成分変数を算出する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。 - 前記エンコード手段は、ラグランジュの未定乗数法(method of Lagrange multiplier)を用いる
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。 - エンコードされた次元数mの成分変数を記述したタグを作成するタグ作成手段と
して更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のプログラム。 - 異なるモデル種別の3次元モデルそれぞれに、教師データ群が用意され、
統計学習エンジン及び相関学習エンジンは、モデル種別毎に、異なる教師データ群によって複数個備えられ、
前記エンコード手段は、次元数nの採寸値に基づくモデル識別子に対応した相関学習エンジンを用いて、次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードし、
前記タグ作成手段は、モデル種別識別子と、当該モデル種別識別子に基づく次元数mの成分変数とを対応付けてタグに記述する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。 - 複数の頂点からなる3次元モデルをデコードする装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
統計学習エンジンを用いて、対象データとしての次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記デコード手段は、対象データとしての次元数mの成分変数から、相関学習エンジンを用いて、次元数nの採寸値を導出する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - 次元数mの成分変数が記述されたタグから、次元数mの成分変数を読み取るタグ読取手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする請求項8又は9に記載のプログラム。 - 異なるモデル種別の3次元モデルそれぞれに、教師データ群が用意され、
統計学習エンジン及び相関学習エンジンは、モデル種別毎に、異なる教師データによって複数個備えられ、
前記タグ読取手段は、タグから、モデル種別識別子と、当該モデル種別識別子に基づく次元数mの成分変数とを読み取り、
前記デコード手段は、読み取られたモデル種別識別子に対応した相関学習エンジンを用いて、次元数mの成分変数から3次元モデルへデコードする
してコンピュータを機能させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 前記タグは、QR(Quick Response)コード又はRFID(Radio Frequency IDentifier)である
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項6、7、10又は11に記載のプログラム。 - 3次元モデルは、人体又は物体の形状データであって、同一対象体に対して同一頂点数で表現され、
教師データ群の複数体数は、3次元モデルの頂点数よりも少ないものである
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のプログラム。 - 統計学習エンジンは、主成分分析(Principal Component Analysis)に基づくものであり、
相関学習エンジンは、最小二乗法に基づくものである
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のプログラム。 - 対象データとしての1体の次元数nの採寸値から、複数の頂点からなる3次元モデルを生成する装置であって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値から次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と、
統計学習エンジンを用いて、当該次元数mの成分変数から3次元モデルにデコードするデコード手段と
を有することを特徴とする装置。 - 複数の頂点からなる3次元モデルをエンコードする装置であって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
相関学習エンジンを用いて、対象データとしての1体の次元数nの採寸値を入力し、次元数mの成分変数へエンコードするエンコード手段と
を有することを特徴とする装置。 - 複数の頂点からなる3次元モデルをデコードする装置であって、
教師データ群として、3次元モデル毎に、複数の採寸箇所に対応する次元数nの採寸値が対応付けられており、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元圧縮された次元数mの成分変数を出力すると共に、統計学習モデルを構築する統計学習エンジンと、
教師データ群の複数体の3次元モデルから、次元数nの採寸値と、次元数mの成分変数との相関学習モデルを構築する相関学習エンジンと、
対象データとしての次元数mの成分変数から、統計学習エンジンを用いて、3次元モデルにデコードするデコード手段と
を有することを特徴とする装置。
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