JP6424103B2 - 車両用引出装置 - Google Patents
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Description
請求項1の発明では、アシストばねが、円の一部を切り欠いた形状の開ループ部と、開ループ部の両端部から延設されて、一方が引出しに連結し、他方が引出収容部に連結する1対の連結アームと、で構成されている。即ち、本発明のアシストばねは、ねじりコイルばねのループ部分の巻き数が1周未満となった構造になっている。本発明によれば、ねじりコイルばねを用いた従来の車両用引出装置と比較して、アシストばねをループの軸方向に薄くすることが可能となる。また、コイル状の部分が無いため、アシストばねが弾性変形する際に、コイル状部分がコイル軸方向に揺動することも低減できる。そのため、引出しと引出収容部との間のクリアランスを小さくすることが可能となる。ここで、開ループ部は、ねじりコイルばねのループ部分よりも強度が低下するため、開ループ部に応力が集中したときのアシストばねの破損が問題となり得る。しかしながら、本発明では、開ループ部に形成されたループ突部によって、開ループ部にかかる応力を低減させることが可能となり、アシストばねの破損を抑制することが可能となる。
請求項2の発明によれば、開ループ部のうち応力が集中し易い中央部にループ突部が配置されているので、開ループ部にかかる応力を効率よく低減させることが可能となる。
請求項3の発明によれば、開ループ部にかかる応力を、周方向で均等に低減させることが可能となる。
請求項4の発明によれば、1対の対向当接部が直線状に構成されているので、1対の対向当接部が点状に構成されている場合と比較して、1対の対向当接部同士を当接させ易くすることが可能となる。
請求項5の発明によれば、1対の連結アームにおける引出しとの連結部位又は引出収容部との連結部位が、C字形状のスナップリングで構成されているので、引出し又は引出収容部とアシストばねとを容易に連結することが可能となる。しかも、スナップリングは、開ループ部の両端部の対向方向で外側に開口しているので、開ループ部が弾性変形したときに、連結アームが開ループ部から受ける力がスナップ部の開口側を向くようになり、開ループ部の弾性変形時にスナップリングを外れ難くすることが可能となる。
請求項6の発明では、アシストばねにおける引出し及び引出収容部の連結部位同士の間隔は、引出しとの連結部位が、その可動ストロークの中央位置より後側に位置するときに、最も短くなる。本発明によれば、引出しが引出収容部に収容された全閉位置に配置された状態でアシストばねが引出しを幅方向に付勢する力を大きくすることが可能となる。これにより、全閉位置に配置された引出しの幅方向のがたつきを抑制することが可能となる。
本発明に係るループ突部53の効果を、シミュレーションソフト(LSTC社製のLS−Dyna)を使用して確認した。具体的には、図10(A)に示すように、アシストばね50における一方の連結アーム55(図10(A)では、右側の連結アーム55)の先端部の位置を固定する。そして、同図の矢印で示すように、他方の連結アーム55の先端部を一方の連結アーム55の先端部へ向けてΔLだけ変位させた場合の、アシストばね50にかかる応力の最大値σ(以下、最大応力σという。)をシミュレーションした。なお、図10(A)及び図9(A)〜図9(C)に示すアシストばね50を、実験例1〜4とした。また、ループ突部53を有しないアシストばね150(図10(B)参照)を実験例5とした。なお、図10(A)及び図10(B)に示すように、実験例1〜5では、1対の連結アーム55,55は共に、図4(B)で示した第2連結アーム55B(連結孔59を備えた連結アーム55)と同じ構造になっている。
自然状態における実験例1〜5のアシストばね、即ち、アシストばね50,150の寸法は、以下のように設定した。即ち、アシストばね50,150の肉厚tを2[mm]、開ループ部51の中心軸方向の厚さを10[mm]とし、開ループ部51の半径rを17[mm]とした。また、連結アーム55,55の先端部同士の間隔Lを170[mm]、基端直線部56,56の延長線L1,L1同士のなす角αを55度、先端直線部57,57の延長線L2,L2同士のなす角βを160度とした。また、各アシストばね50,150はポリアセタール樹脂で構成されているとし、シミュレーションにあたって使用した物性値は、曲げ弾性率:2100MPa、引張り強さ:52MPaである。
図11に示すように、実験例1〜5では、何れも、最大応力σは、変位ΔLがゼロから大きくなるにつれて増加し、変位ΔLが50〜60mm付近を超えると一旦減少する。そして、変位ΔLが65〜80mm付近を超えると、再度、増加する。このように、実験例1〜5では、最大応力σは、変位ΔLが50〜70mmとなったときに極大となり、変位ΔLが65〜80mmとなったときに極小となる。ここで、実験例1〜4と実験例5を比較すると、変位ΔLが100mm以下の範囲では、実験例1〜4の方が実験例5よりも最大応力σが小さくなっている。このことから、ループ突部53を備えたアシストばね50では、ループ突部53を備えないアシストばね150よりも、最大応力σが低減されることが分かる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
[参考実施形態]
本発明の技術的範囲には属さないが、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能な参考実施形態として、以下の構成のものが挙げられる。
即ち、上記実施形態では、1対の連結アーム55,55は、切り欠き部52に対して開ループ部51の中心と反対側に配置されていたが、図15(A)に示すように、切り欠き部52に対して開ループ部51の中心と同じ側に配置されてもよい。同図の例では、1対の連結アーム55,55は、切り欠き部52側が狭まるハの字状に配置されている。本構成では、図15(A)から図15(B)への変化に示すように、1対の連結アーム55,55の引出し13とアウターケース11との連結部位同士(切り欠き部52から離れた端部同士)が互いに接近すると、開ループ部51がループ端部51T,51Tが離れるように変形する。
11 アウターケース(引出収容部)
13 引出し
50 アシストばね
51 開ループ部
52 切り欠き部
53 ループ突部
55A,55B 連結アーム
Claims (7)
- 車両内の引出収容部に対して出入する引出しと、
前記引出しと前記引出収容部との間に挟まれて、それら引出しと引出収容部とを前記引出しの出入方向と交差する方向に連結し、前記引出しの出入に際して、前記引出しとの連結部位が前記引出収容部との連結部位の側方を通過するときに、それら連結部位同士の間隔が短くなって弾性変形するアシストばねと、を有する車両用引出装置において、
前記アシストばねは、
円の一部を切り欠いた形状の開ループ部と、
前記開ループ部のうち切り欠き部を挟んで対向する両端部から対をなして延設され、一方が前記引出しに連結し、他方が前記引出収容部に連結する1対の連結アームと、で構成され、
前記開ループ部には、径方向の外側又は内側に突出するループ突部が形成され、
前記1対の連結アームは、前記切り欠き部に対して前記開ループ部の中心と反対側に位置して前記切り欠き部側が狭まるハの字状に配置され、前記開ループ部が前記切り欠き部を閉じるように弾性変形したときに互いに当接する1対の対向当接部を有している車両用引出装置。 - 前記ループ突部は、前記開ループ部の周方向における中央部に配置されている請求項1に記載の車両用引出装置。
- 前記ループ突部は、前記開ループ部を周方向に等分するように複数配置されている請求項1又は2に記載の車両用引出装置。
- 前記1対の連結アームは、前記開ループ部の両端部から直線状に延びた1対の基端直線部と、前記1対の基端直線部の前記開ループ部と反対側の端部から互いに離れるように直線状に延びた1対の先端直線部と、を備え、
前記1対の対向当接部は、前記1対の基端直線部によって構成された請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の車両用引出装置。 - 前記1対の連結アームは、前記切り欠き部側が狭まるハの字状に配置され、
前記1対の連結アームにおける前記引出しとの連結部位又は前記引出収容部との連結部位は、前記1対の連結アームの対向方向の外側に開口したC字形状のスナップリングで構成された請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の車両用引出装置。 - 前記アシストばねは、前記引出しの幅方向に対をなして配置され、
前記アシストばねの前記引出しとの連結部位は、その可動ストロークの中央位置より後側で、前記引出収容部との連結部位との間隔が最も短くなるように配置された請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の車両用引出装置。 - 前記アシストばねは、樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか1の請求項に記載の車両用引出装置。
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