[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6491252B2 - フライパン - Google Patents

フライパン Download PDF

Info

Publication number
JP6491252B2
JP6491252B2 JP2017042870A JP2017042870A JP6491252B2 JP 6491252 B2 JP6491252 B2 JP 6491252B2 JP 2017042870 A JP2017042870 A JP 2017042870A JP 2017042870 A JP2017042870 A JP 2017042870A JP 6491252 B2 JP6491252 B2 JP 6491252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frying pan
curvature
main body
center
inner bottom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017042870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018143576A (ja
Inventor
将也 廣田
将也 廣田
Original Assignee
廣田株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 廣田株式会社 filed Critical 廣田株式会社
Priority to JP2017042870A priority Critical patent/JP6491252B2/ja
Publication of JP2018143576A publication Critical patent/JP2018143576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6491252B2 publication Critical patent/JP6491252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Frying-Pans Or Fryers (AREA)

Description

本技術は、フライパンに関する。
中華鍋は、炒め、焼き、煮、揚げ、蒸し等の様々な調理法に対応可能な万能型の鍋であり、中華料理等の料理人のみならず、一般の家庭でも好まれて使用されている。従来の中華鍋は、例えば、特許文献1に見ることができるように、底面が丸い。言い換えれば底面が曲率を持った曲面である。従来の中華鍋を加熱する場合、家庭で一般に使用されているコンロ上に置くと安定しないため、1点に強火力を集中させる専用のコンロが使われることが多い。
他方でコンロ型の調理器具として、近年では、特許文献2に言及されるような、誘導加熱による電磁調理器(以下、「IHクッキングヒーター」と呼ぶ)の普及が見られるようになった。
特開2009−240739号公報 特開2014−086323号公報
しかしながら、上述のような中華鍋をIHクッキングヒーターで使おうとした場合、従来の中華鍋の形状では、鍋の底でIHクッキングヒーターに接する部分が1点ないしきわめて狭い領域に限られるため、加熱が容易ではない。充分な加熱が得られず調理に使えないという問題点があった。
これらの事情に鑑み、本発明は、中華鍋と同じような使用感を有しながら、一般的な家庭用コンロ(五徳)及びIHクッキングヒーターでも調理可能なフライパンを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様に係るフライパンは、内面及び外面を有する本体部を具備する。
上記内面は、曲面のみで構成される。
上記外面は、平面状の底面を有する。
上述のように上記フライパンは、内面が中華鍋と同じく曲面のみで構成される。その一方で、外面が平面状の底面を有する。これにより、中華鍋の利点をそのまま有する上に、家庭用のコンロやIHクッキングヒーターでの調理目的の使用を可能にすることができる。すなわち、上記目的が達成される。
上記フライパンにおいて、上記外面は、上記底面を囲う側面を有してもよく、この場合、上記内面の曲率は、上記側面に対向する内側面において、当該内面の中心へ向かうに従って大きくなり、上記底面に対向する内底面において、上記中心へ向かうに従って小さくなるように構成されてもよい。
この構成の場合、本体部の内面において、縁部から内底面、内底面の中心へと行くに連れて、曲率が小さいものから、大きいものへ、また再び小さいものへと変化する。内底面とは、平面状の底面の裏側に相当する内面の一部である。この構成によれば、加熱される部分に相当する内底面が緩やかな曲面で構成され、その外側の部分にあたる側部が高く立ち上がるようなフライパンが得られる。
上記フライパンにおいて、上記外面は、上記側面と上記底面との境界において、上記内面との間に最大距離を有するように構成されてもよい。
この構成の場合、側面の曲率が、その裏側(内側)である内面の曲率以下になる。そのため、側面が内面よりもなだらかなカーブを描き底面(外底面)に達し、ある程度のフライパンの厚みが生じる。上述の内底面は外へと膨らむ曲面であるが、この構成により生じた厚みにより、その膨らみを吸収することができる。
本発明によれば、中華鍋と同じような使用感を有しながら、一般的な家庭用コンロ(五徳)及びIHクッキングヒーターでも調理可能なフライパンを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフライパン全体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフライパンの本体部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフライパンの本体部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフライパンの本体部を示す底面図である。 本発明の一実施形態に係るフライパンの本体部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るフライパンの本体部の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1を参照すると、本実施形態に係るフライパン1全体の構成が示されている。同図に示すように、フライパン1は本体部10とハンドル部15を有する構成である。以下、ハンドル部15の図示を省略した図面を示す。
図2、図3、図4を参照すると、本体部10の詳細な構成が示されている。図2は本体部10を斜め上方から見た斜視図、図3は本体部10を斜め下方から見た斜視図、図4は本体部10の底面図である。
図1、図2、図3に示すように、フライパン1の本体部10は、概略、上端が開口したボウル状ないし鍋状の容器である。
本体部10の材質はアルミ合金であるが、これに限定されるものではない。本体部10の材質としては、ほかに例えば、鉄、ステンレス鋼などが採用できる。アルミ合金の場合、熱伝導がよいというメリットがある。
本体部10の製法はダイキャストであるが、これも限定するものではない。ただし、後述するように本実施形態の本体部10が部分によって厚みが違うため、ダイキャスト加工を採用する場合、プレス加工の場合に比べ、精度のよいものが製作されるというメリットがある。
上述のように本体部10は上端が開口した容器形状であり、これにより本体部10の内面11と外面12が規定される。
また本体部10は、上記内面11の開口端と外面12の上端とを繋ぐ縁部13を有する。当該縁部13には突出部14が設けられている。突出部14は必須の構成ではないが、これがあることで、調理者は、ハンドル部15でフライパン1を把持しながら、突出部14に手をかけることによって、両手でフライパン1を持つことができる。
本体部10の表面のうち、外面12は、外部のコンロの火などにより加熱される側であり、内面11は、加熱対象の食材などが入れられる側である。図1と図2に示すように、内面11は曲面のみで構成されている。換言すれば、内面11は平たい部分を持たない。その一方で、図3と図4に示すように、外面12は平面状の底平面122を有する。
上記内面11は、フッ素樹脂でコーティングされており、食材がこびりつきにくく構成されている。上記外面12もフッ素樹脂でコーティングされている。そのため、煮こぼれなどの汚れがつきにくい。上記底平面122は、図3や図4に示すように、波状の起伏が設けられている。この波状の起伏は、本体部10の中心から同心円状に広がるように設けられており、滑り止めとして機能する。
本体部10は、外部のコンロの火などにより加熱される底部17と、当該底部17を冠状に囲い、z軸上方向に立ち上がる側部16を有する。
側部16は、外面12側に側面121を有し、内面11側に、側面121と対向する内側面111を有する。また底部17は、上記底平面122に対向する内面11側内底面112を有する。
図5と図6に本体部10の断面図を示し、より詳細な構成について以下に述べる。図5は、図2や図4中に示した直線ABを通り、xy平面と直交する平面(内底面112の中心を通るzx平面)で本体部10を切断したときの切断断面である。図6は、図4中に示した直線CDを通り、xy平面と直交する平面(内底面112の中心を通るyz平面)で本体部10を切断したときの切断断面である。
図5と図6に示すように、内側面111は、縁部13から内底面112へ行くに従って曲率半径Rが250から50へと変化し(Rの単位はmm)、曲率が大きくなるよう構成されている。また、内底面112は、内底面112の縁から内底面112の中心へ行くに従って曲率半径50から601.5へと変化し、曲率が小さくなるように構成されている。内底面112の中心は、図中、一転鎖線で示している本体部10の中心である。
このように本実施形態では、本体部10の内面11において、縁部13から内底面112、内底面112の中心へと行くに連れて、曲率が小さいものから、大きいものへ、また再び小さいものへと変化する。この構成によれば、加熱される底部17に対応する内底面112が緩やかな曲面で構成される一方で、側部16が高く立ち上がるようなフライパン1が得られる。
また、図5と図6に示すように、外面12のうち、側面121は、任意の点における曲率が、その点に対応する内面11上の点における曲率と同じかそれ以下であるように構成されている。例えば、内側面111の曲率がR250のとき、その裏側の側面121の曲率はR250で構成されている。内側面111のうち底部17に近い部分では、その曲率はR50となるが、その部分の裏側における側面121の曲率はR73.48で構成されている。
このように本実施形態では、側面121の曲率が、その裏側(内側)である内側面111の曲率以下になるよう構成される。そのため、側面121が内側面111よりもなだらかなカーブを描き底部17に達することにより、ある程度の厚みを底部17に生じさせることができる。
底平面122は、曲率を持たない平らな平面である。ところが、図中、曲率半径R=601.5を有する曲面として示されているように、内底面122は外へと膨らむ曲面である。本体部10が強度を保つためには、本体部10の中心部付近で充分な厚みが必要となるところ、上述のように、本実施形態は底部17の縁あたりに肉厚部が生じる。そのため、本体部10が強度を保つために必要なだけの中心部の厚みが確保できる。
なお、内底面112の曲率半径は、R=601.5以下であることが好ましく、曲率半径がこれより大きい(曲率が小さい)と、加熱中の食材が中央に集まりやすいなどといった中華鍋の利点が充分に得られない。液状ないしゲル状の加熱対象の食材は、鍋の底部に傾斜があれば、z軸方向下向きに作用する重力により傾斜の下方に向かって自然に移動する。そこで本実施形態は、Rを601.5とすることで、加熱対象が中央に集まり、分散しないようにする。
他方で、内側面111の曲率半径はR=50以上であることが好ましく、曲率半径がこれより小さい(曲率が大きい)と、食材に熱を伝導させることのできる内面11の表面積が狭くなり、これも中華鍋の利点が充分に得られない。本実施形態は、Rを50とすることでなだらかなカーブを実現することにより、同じ量の食材に接する内面11の面積を増加させ、効率的な加熱を可能にする。
上述のように、本実施形態に係るフライパン1は、ハンドル部15などを除いた本体部10が、曲面のみで構成される内面11を有すると共に、平面状の底平面122を有する。これにより、中華鍋の利点をそのまま有する上に、IHクッキングヒーターでの使用を可能にすることができる。すなわち、汎用性の高い調理器具を提供することができる。
内面11の曲面は、加熱中の食材を中央に集めるという効果をもたらす。特に食材が液状ないしゲル状であれば、その効果は顕著である。これは、z軸方向下向きに作用する重力により、食材が内底面112中央に設けられた最底部に向かって移動するためである。したがって、目玉焼きやホットケーキ、親子丼、かに玉など、丸く作りたい料理が簡単に調理可能になる。上述の本実施形態とは異なり、例えば、内底面112が平面であると、これらの料理の食材が端まで広がってしまい、きれいに作れない可能性がある。
内面11の曲面と底平面122によりもたらされる構造は、底部17の肉厚が中央に行くほど小さくなるように作用し、これにより、加熱効率の向上が効果としてもたらされる。したがって、本実施形態によれば、油や調味料を少なく調理することができる。
そのほかに、本実施形態によれば、炒める、煮る、揚げる、焼く、茹でる、(蒸し器を使った場合)蒸すという、少なくとも6種類の調理法を提供することができる。
上述の実施形態は種々の変形が可能である。
11…内面
111…内側面
112…内底面
12…外面
121…(外)側面
122…底平面
13…縁部
14…突出部
15…ハンドル部
16…側部
17…底部

Claims (3)

  1. 内面及び外面を有する本体部を具備し、
    前記外面は、平面状の底面と前記底面を囲う側面とを有し、
    前記内面は、曲面のみで構成され、前記側面の裏面にあたる内側面と、前記底面の裏面にあたる内底面とを有し、
    前記内面の曲率半径は、前記内側面において、前記本体部の縁部から前記内側面と前記内底面との境界へ近づくに従って小さくなり、前記内底面において、前記境界から前記内底面の中心へ近づくに従って大きくなる
    フライパン。
  2. 請求項1に記載のフライパンであって、
    前記内面の曲率半径は、
    前記内底面において、R=601.5mm以下であり、
    前記内側面において、R=50mm以上である
    フライパン。
  3. 請求項2に記載のフライパンであって、
    前記内面の曲率半径は、前記境界において、R=50mmである
    フライパン。
JP2017042870A 2017-03-07 2017-03-07 フライパン Active JP6491252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042870A JP6491252B2 (ja) 2017-03-07 2017-03-07 フライパン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042870A JP6491252B2 (ja) 2017-03-07 2017-03-07 フライパン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018143576A JP2018143576A (ja) 2018-09-20
JP6491252B2 true JP6491252B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=63588980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017042870A Active JP6491252B2 (ja) 2017-03-07 2017-03-07 フライパン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6491252B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH055019U (ja) * 1991-02-14 1993-01-26 広島アルミニウム工業株式会社
JPH04108044U (ja) * 1991-02-22 1992-09-18 広島アルミニウム工業株式会社 加熱調理用鍋
JPH04121845U (ja) * 1991-04-15 1992-10-30 九州電力株式会社 電気調理器用中華鍋
JP3010510U (ja) * 1994-10-22 1995-05-02 昭三 室伏 フライパン
JPH10146282A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Fujimaru Kogyo Kk フライパン
JP2005177012A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Kansai Electric Power Co Inc:The 炒め鍋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018143576A (ja) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2706815C1 (ru) Изделие с усиленной антипригарной рабочей поверхностью для приготовления пищи
CN210433346U (zh) 一种双重加热的食物加工机
JP6491252B2 (ja) フライパン
US20100051626A1 (en) Cooking device and method with improved temperature control
KR20130104154A (ko) 조리용기
US10441106B2 (en) Cooking system and method of use
CN210520827U (zh) 一种具有辅助加热的食物加工机
CN111657752B (zh) 烤肉炉及其烤盘
CN201303832Y (zh) 一种多功能锅
KR102485949B1 (ko) 다용도 조리용기
CN201888718U (zh) 一种电饼铛
KR200305101Y1 (ko) 양면 요리판
CN207734040U (zh) 盖以及包含所述盖的烹饪器具
CN218922288U (zh) 一种通过锅盖控制l底锅具平衡的可翘动的锅具
JPH0556965B2 (ja)
JP6748752B1 (ja) 輻射鍋
KR200455898Y1 (ko) 조리기구의 바닥면 구조
CN209499463U (zh) 一种多用途锅
KR200429806Y1 (ko) 구이 및 전골 요리 겸용 조리용 철판
KR20190001848U (ko) 인덕션렌지용 다용도 구이판 세트
JP3162378U (ja) 蒸し野菜料理併用の焼肉用鍋
CN209172056U (zh) 烤盘组件和烹饪装置
CN209863286U (zh) 一种多功能锅具结构
JP3203119U (ja) 蒸しプレート及び蒸しプレートを有する多機能調理器具
JP2009000184A (ja) 蒸し野菜料理併用の焼肉用鍋

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6491252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250